JPH09163590A - 保護機能付スイッチ回路 - Google Patents

保護機能付スイッチ回路

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JPH09163590A
JPH09163590A JP7312571A JP31257195A JPH09163590A JP H09163590 A JPH09163590 A JP H09163590A JP 7312571 A JP7312571 A JP 7312571A JP 31257195 A JP31257195 A JP 31257195A JP H09163590 A JPH09163590 A JP H09163590A
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JP
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circuit
switch circuit
load
switching unit
protection function
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JP7312571A
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English (en)
Inventor
Fumiaki Mizuno
史章 水野
Takashi Hoshino
孝志 星野
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の負荷とその電源との接続制御並びに回
路保護を行うスイッチ回路において、回路全体の小型化
や低廉化、配線の簡素化を図る。 【解決手段】 負荷261,…に対応して設けられるス
イッチング部であるFET161,…と、論理回路24
等の制御部と、過電圧検出回路18をはじめとする回路
異常検出部とを一体化し、上記論理回路24等によっ
て、回路保護を考慮した各FET161,…のオンオフ
制御を統括して行うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の負荷とその
電源との間に設けられ、両者間の接続を制御するととも
に、各負荷を過電流や過電圧、周囲雰囲気の過昇温から
保護する保護機能を備えたスイッチ回路に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、負荷とその電源とを接続する回路
を過電流等から保護する手段として、一般にヒューズや
リレーが用いられてきたが、ヒューズは一旦切れるとそ
の交換を行わない限り接続を再開できない不便があり、
またリレーはオンオフの切換が機械的接点によるものな
ので長期信頼性に劣る欠点がある。
【0003】そこで近年は、上記ヒューズやリレーに代
わる手段として、FET(Field Effect Transistor)
やIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)と
いった半導体素子からなるスイッチング部と、上記過電
流や過昇温等の回路異常の有無を検出する検出部と、外
部から入力される指令信号と上記検出部の検出結果とに
基づいて上記スイッチング部のオンオフを制御する制御
部とを一体化したIPS(Intelligent Power Switch)
等の保護機能付スイッチ回路の開発が進められている
(例えば特開平6−289087号公報参照)。
【0004】図3にその一例を示す。図示の保護機能付
スイッチ回路(以下、単にスイッチ回路と称する)10
は、内部電源12と、チャージポンプ14と、FET1
6と、過電圧検出回路18と、電流検出回路20と、感
温素子22と、論理回路24とを備え、これらが共通の
基板(例えばプリント回路基板や半導体基板)に実装さ
れている。
【0005】内部電源12は、図略のバッテリー電源に
接続されており、負荷26に加え、スイッチ回路10内
の他の回路にも適切な電源供給を行う。チャージポンプ
14は、論理回路24から出力される信号を昇圧し、F
ET16にゲート信号として入力する。このFET16
には、図例ではエンハンスメント型nチャンネルFET
が用いられ、そのドレインに上記内部電源12が接続さ
れ、ソースに負荷26が接続されている。従って、チャ
ージポンプ14からゲートに入力される信号がL(ロ
ー)の場合には負荷26は通電されず、上記信号がH
(ハイ)の場合にのみ負荷26の通電が行われる。
【0006】過電圧検出回路18は、内部電源12とF
ET16との間での過電圧の発生の有無を検出する。電
流検出回路20は、FET16のソースから負荷26に
流れる電流値を検出することにより、過電流検出手段
と、負荷短絡検出手段と、負荷オープン検出手段として
の役割を兼ねる。感温素子22は、回路雰囲気温度を電
気信号に変換し、これを出力する。
【0007】これら過電圧検出回路18、電流検出回路
20、及び感温素子22の出力信号は、論理回路24に
入力される。この論理回路24は、回路異常が検出され
ない通常時では、外部から入力される駆動指令信号に基
づいてFET16のオンオフ制御を行うのに対し、回路
異常が発生した非常時には回路保護用の特別制御を行
う。
【0008】上記制御動作の一例を図4のタイムチャー
トに示す。原則的には、同図最上段に示す駆動指令信号
がLからHに切換えられると、これに対応して、論理回
路24からチャージポンプ14を介してFET16に入
力されるゲート信号もLからHに切換えられ、これによ
り内部電源12と負荷26とが接続される。しかし、過
電圧、過電流、負荷短絡、負荷オープン、過昇温といっ
た回路異常が検出された場合には、回路保護を図るべ
く、駆動指令信号がHであるにもかかわらずゲート信号
はLに切換えられ、回路異常が解消されるまで内部電源
12と負荷26との接続が中断されるとともに、異常を
外部回路に伝達するためのステータス信号が出力され
る。
【0009】なお、負荷オープンの発生は、駆動指令信
号がHであってゲート信号をHとしたにもかかわらず負
荷26が通電されないことにより、確認が可能である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来、複数の負荷26
と電源との間の接続を制御する場合には、前記図3に示
したスイッチ回路10を各負荷26ごとに配し、各スイ
ッチ回路10によって各負荷26の通電を個別に制御す
るといったことが行われている。従って、この従来シス
テムでは次のような不都合がある。
【0011】 負荷26の数と同じ個数だけ、上記各
構成要素を全て具備したスイッチ回路10を用意しなけ
ればならないので、特に負荷26の個数が多い場合、コ
ストは著しく高くなる。また、これら多数のスイッチ回
路10を収納するのに、多大なスペースが必要になる。
【0012】 各スイッチ回路10に組み込まれたF
ET16同士を連携したい場合には、これらFET16
とともに共通のスイッチ回路10に組み込まれた論理回
路24同士の間で複雑な交信を行わなければならず、そ
のための配線も複雑となる。また、各論理回路24から
外部回路へステータス信号を送るための電線も各スイッ
チ回路10から個別に引き出さなければならず、配線の
簡素化は非常に難しい。
【0013】本発明は、上記のような不都合を解消でき
る保護機能付スイッチ回路を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、複数の負荷とその電源との間
の接続を制御する保護機能付スイッチ回路であって、各
負荷と電源との間に設けられ、入力される制御信号に応
じて上記負荷と電源との接続をオンオフする複数のスイ
ッチング部と、各スイッチング部についての回路異常の
有無を検出する検出部と、外部から入力される指令信号
と上記検出部により検出される回路異常の有無とに基づ
いて各スイッチング部のオンオフを統括して制御する単
一の制御部とを一体化したものである。なお、ここで
「一体化する」とは、例えば全構成要素を共通の基板
(例えばプリント回路基板や半導体基板)に実装して単
一のユニットとして構成することを意味し、より好まし
くは、それを樹脂で覆って単一モジュール化するのがよ
い。
【0015】上記構成によれば、全体が一体化された単
一のスイッチ回路によって、複数の負荷とその電源との
接続を同時に制御できる。従って、スイッチ回路を収納
するためのスペースは少なくてすみ、配線も簡素化され
る。また、各スイッチング部のオンオフを共通の制御部
で制御するので、負荷が多数存在しても単一の制御部を
設けるだけで済み、スイッチング部同士の連携も上記単
一の制御部での内部処理によって容易に行うことができ
る。
【0016】例えば、少なくとも1つのスイッチング部
と直列に予備スイッチング部を配するとともに、通常時
には上記予備スイッチング部をオン状態に維持し、上記
スイッチング部の短絡故障が検出された非常時には上記
予備スイッチング部のオンオフによって負荷の通電制御
を行うように上記制御部を構成すれば、上記スイッチン
グ部が短絡故障してこのスイッチング部による電源と負
荷との接続切換が不能になっても、これに連携して予備
スイッチング部のオンオフを制御することによって、上
記接続切換を不都合なく続行できる。
【0017】上記負荷の電源として回路内に内部電源を
設ける場合、この内部電源をスイッチ回路に一体に組み
込み、かつ各負荷に各スイッチング部を介して共通接続
することにより、内部電源の個数も減らすことが可能に
なる。
【0018】また、回路異常を検出するための検出部と
して、各負荷とこれらの負荷に接続される共通電源との
間での過電圧発生の有無を検出する過電圧検出手段や、
回路雰囲気の過昇温の有無を検出する過昇温検出手段を
備える場合、これらの検出手段も各スイッチング部につ
いて共通して使用することにより、必要な回路要素の数
をさらに減らすことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態の一
例を図1及び図2に基づいて説明する。なお、本発明の
実施形態は同図に示されるものに束縛されない。
【0020】ここに示す保護機能付スイッチ回路(以
下、単にスイッチ回路と称する。)10は、N個の負荷
261,262,…,26Nと電源との接続を制御する
ためのものであり、単一の内部電源12と、N個のチャ
ージポンプ141,142,…,14Nと、N個のFE
T(図例ではnチャンネルFET)161,162,
…,16Nと、単一の過電圧検出回路18と、N個の電
流検出回路201,202,…,20Nと、単一の感温
素子22と、単一の論理回路24とを備え、これらが共
通の基板(プリント回路基板や半導体基板)に実装され
ている。
【0021】なお、FET161,162,…,16N
にpチャンネルFETを用いれば、チャージポンプ14
1,142,…,14Nは不要になる。この場合、各F
ETのゲート電圧は内部電源の電位を基準として制御す
ればよい。
【0022】内部電源12は、図略のバッテリー電源に
接続されており、各負荷261,262,…26Nと、
スイッチ回路10内の他の回路とに適切な電源供給を行
う。各チャージポンプ141,142,…,14Nは、
論理回路24から出力される信号を昇圧し、それぞれF
ET161,162,…16Nにゲート信号として入力
する。各FET161,162,…16Nには、前述の
図3に示したものと同様、エンハンスメント型nチャン
ネルFETが用いられ、各ドレインに共通の上記内部電
源12が接続され、各ソースにそれぞれ負荷261,2
62,…26Nが接続されている。従って、チャージポ
ンプ141,142,…,14Nからゲートに入力され
る信号がL(ロー)の場合には負荷261,262,…
26Nは通電されず、上記信号がH(ハイ)の場合にの
み負荷261,262,…26Nの通電が行われる。
【0023】さらに、このスイッチ回路10では、重要
度の高い負荷としてN番目の負荷26Nが選定され、こ
の負荷26Nに対応するFET16Nのドレインと上記
内部電源12との間に、上記FET16Nと直列に予備
FET16nが配されている。詳しくは、予備FET1
6nのドレインが上記内部電源12に接続され、ソース
が上記FET16Nのドレインに接続されており、予備
FET16nのゲートは前記チャージポンプ141,1
42,…,14Nと同様のチャージポンプ14nを介し
て共通の論理回路24に接続されている。
【0024】なお、本発明におけるスイッチング部は上
記FETに限らず、その他の半導体素子、例えばIGB
Tを用いることも可能である。
【0025】過電圧検出回路18は、内部電源12と各
FET161,162,…16Nとを結ぶ回路において
その分岐点よりも前の位置に接続され、この位置での過
電圧の発生の有無を検出する。電流検出回路201,2
02,…,20Nは、各FET161,162,…16
Nのソースから各負荷261,262,…26Nに流れ
る電流値を検出することにより、過電流検出手段と負荷
短絡検出手段と負荷オープン検出手段としての役割を兼
ねる。感温素子22は、回路全体の雰囲気温度を電気信
号に変換し、これを出力する。
【0026】論理回路24は、各チャージポンプ14
1,142,…,14n,14Nを通じて、各FET1
61,162,…16n,16Nのオンオフ制御を統括
して行うものである。具体的には、上記過電圧検出回路
18、電流検出回路201,202,…,20N、及び
感温素子22の出力信号に基づいて回路異常発生の有無
を判断し、回路異常のない通常時では、外部から入力さ
れる各FETについての駆動指令信号に即してFET1
61,162,…16Nのオンオフ制御を行うのに対
し、回路異常が発生したと認められる非常時には回路保
護用の特別制御を行うように構成されている。
【0027】この制御動作の一例を図2のタイムチャー
トを参照しながら説明する。なお、以下の説明ではN番
目のFET16Nに焦点を当てているが、他のFETに
ついても同様である。
【0028】原則的に、同図最上段に示す負荷26Nに
ついての駆動指令信号がLからHに切換えられると、こ
れに対応して、論理回路24からチャージポンプ14N
を介してFET16Nに入力されるゲート信号がLから
Hに切換えられる一方、チャージポンプ14nから予備
FET16nに入力されるゲート信号は常にHに保たれ
る。従って、上記FET16Nへのゲート信号がHに切
換えられた時点で内部電源12と負荷26Nとが接続さ
れる。
【0029】これに対し、過電圧、過電流、負荷短絡、
負荷オープン、過昇温といった回路異常が検出された場
合には、その回路異常の内容に応じて、回路保護を図る
ための次のような特別制御が行われる。
【0030】A)負荷26Nにのみ関連する回路異常
(すなわち、負荷26Nへの過電流、負荷26Nの短絡
やオープン)が発生した場合(ただし、FET16Nの
短絡故障を除く。):FET16Nに対するゲート信号
のみが強制的にLに切換えられ、回路異常が解消される
まで内部電源12と負荷26Nとの接続が中断されると
ともに、負荷26Nについての異常を外部回路に伝達す
るためのステータス信号が出力される。他のFET26
1,262,…については、通常のオンオフ制御が続行
される。
【0031】なお、負荷オープンの発生は、駆動指令信
号がHであってゲート信号をHとしたにもかかわらず負
荷26Nが通電されないことにより把握可能であり、通
電の有無は、例えばシャント抵抗による電圧降下をモニ
タリングすることにより検知できる。
【0032】B)全ての負荷261,262,…,26
Nに共通して関連する回路異常(すなわち過電圧や過昇
温)が発生した場合:全てのFET161,162,
…,16Nに対するゲート信号が一括してLに切換えら
れ、回路異常が解消されるまで内部電源12と全ての負
荷261,262,…26Nとの接続が中断されるとと
もに、全ての負荷261,262,…26Nについての
異常を外部回路に伝達するためのステータス信号が出力
される。
【0033】なお、上記スイッチ回路10において各負
荷に過電圧がかかるのは、図略のバッテリー電源から回
路内の内部電源12に規格の範囲を超える電圧が加えら
れる場合のみであり、具体的には、バッテリー抜き差し
時等に発生するリップル成分(急峻な電圧パルス)が発
生した場合や、バッテリーのプラス端子とマイナス端子
とを逆に接続した場合、エンストが起こった場合に何ら
かの電源装置を用いてエンジンを起動させようとした場
合等が挙げられる。
【0034】C)FET16Nに短絡故障が発生した場
合:この場合、FET16Nを用いたオンオフ制御は不
可能であるので、このFET16Nに対するゲート信号
はHに維持する一方、負荷26Nについての駆動指令信
号に応じて予備FET16nに対するゲート信号をLと
のHとの間で切換える。すなわち、FET16Nのオン
オフ制御に代えて予備FET16nのオンオフ制御を実
行する。これにより、負荷26Nの通電制御を不都合な
く続行することができる。
【0035】この実施形態によれば、全体が一体化され
た単一のスイッチ回路10を用いるだけで、複数の負荷
とその電源との接続を同時に制御できる。従って、負荷
の数と同数のスイッチ回路を用いる従来技術に比べ、ス
イッチ回路全体を収納するためのスペースは少なくてす
み、配線も簡素化できる。例えば、各負荷回路の異常時
にステータス信号を伝送するための電線は全て単一のス
イッチ回路10から引き出されることになり、これらの
電線をテープ等で束ねることにより、配線構造はきわめ
て簡素化される。
【0036】また、各FET161,162,…,16
Nのオンオフを共通の論理回路24で制御するようにし
ているので、従来のように負荷と同数の制御部を用いる
場合に比べ、コストを大幅に削減できる。さらに、FE
T同士の連携(例えばFET16Nの短絡故障時に予備
FET16nを作動させるといった連携)をする場合に
も、従来のように制御部同士の間で交信させる必要がな
く、単一の制御部である論理回路24での内部処理によ
って上記連携を簡単に行うことができる。
【0037】さらに、このスイッチ回路10では、過電
圧検出回路18や感温素子22も各負荷について共通化
しているので、これらを各負荷ごとに設ける場合に比
べ、スイッチ回路10全体の小型化及び低廉化をさらに
進めることができる。
【0038】なお、本発明は、上記の他、例として次の
ような形態をとることも可能である。
【0039】(1) 本発明では具体的な負荷の数を問わ
ず、少なくとも2個の負荷と電源との接続制御を行う場
合に広く適用できる。また、予備スイッチング部を用い
る場合、この予備スイッチング部の個数も特に問わず、
全てのスイッチング部について予備スイッチング部を付
加するようにしてもよいし、上記のように重要度の高い
負荷に接続されたスイッチング部(図1ではFET16
N)にのみ予備スイッチング部を付加してもよい。
【0040】(2) 本発明では、図1に示した検出部(す
なわち過電圧検出回路18、電流検出回路201,…、
及び感温素子22)を全て具備しなくてもよく、目的に
応じて一部の回路を省略したり、逆に別の検出部を加え
たりするようにしてもよい。
【0041】(3) 上記実施形態では、スイッチ回路10
内に内部電源12を組込み、この内部電源12から各負
荷261,262,…26N等に電源供給を行うように
しているが、この内部電源12を省略し、外部電源を図
1に示した回路中の適所(例えば同図点A)に接続する
ようにしても、電源供給が可能である。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明は、複数の負荷にそ
れぞれ対応して設けられるスイッチング部と、各スイッ
チング部についての回路異常の有無を検出する検出部
と、外部から入力される指令信号と上記検出部により検
出される回路異常の有無とに基づいて各スイッチング部
のオンオフを統括して制御する単一の制御部とを一体化
したものであるので、このように全体が一体化された単
一のスイッチ回路によって、複数の負荷とその電源との
接続を同時に制御でき、これにより、スイッチ回路全体
を収納するためのスペースを削減し、配線も簡素化でき
る効果が得られる。また、各スイッチング部のオンオフ
を共通の制御部で制御するので、負荷が多数存在しても
単一の制御部を設けるだけで済み、負荷と同数の制御部
を用いる従来構造に比べて、コストを大幅に削減できる
とともに、スイッチング部同士の連携も、上記単一の制
御部での内部処理によって配線なしに容易に行うことが
できる。
【0043】具体的には、少なくとも1つのスイッチン
グ部と直列に予備スイッチング部を配するとともに、通
常時には上記予備スイッチング部をオン状態に維持し、
上記スイッチング部の短絡故障が検出された非常時には
上記予備スイッチング部のオンオフによって負荷の通電
制御を行うように上記制御部を構成するといったことが
可能であり、この構成によれば、上記スイッチング部が
短絡故障してこのスイッチング部による電源と負荷との
接続切換が不能になっても、これに連携して予備スイッ
チング部のオンオフを制御することによって、上記接続
切換を不都合なく続行できる効果が得られる。
【0044】また、上記負荷の電源として回路内に内部
電源を設ける場合、この内部電源をスイッチ回路に一体
に組み込み、かつ各負荷に各スイッチング部を介して共
通接続することにより、従来のように各スイッチ回路に
内部電源を設ける場合に比べ、内部電源の総数も減らす
ことができ、コストをさらに削減できる。
【0045】さらに、回路異常を検出するための検出部
として、各負荷とこれらの負荷に接続される共通電源と
の間での過電圧発生の有無を検出する過電圧検出手段
や、回路雰囲気の過昇温の有無を検出する過昇温検出手
段を備える場合、これらの検出手段も各スイッチング部
について共通化することにより、必要な回路要素の数を
さらに減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる保護機能付スイッチ回路の構成
図である。
【図2】上記スイッチ回路において行われる制御動作を
示すタイムチャートである。
【図3】従来のスイッチ回路の一例を示す構成図であ
る。
【図4】上記スイッチ回路において行われる制御動作を
示すタイムチャートである。
【符号の説明】
10 保護機能付スイッチ回路 12 内部電源 161,162,…,16N FET(スイッチング
部) 16n 予備FET(予備スイッチング部) 18 過電圧検出回路(過電圧検出手段) 201,202,…20N 電流検出回路(検出部) 22 感温素子(過昇温検出手段) 24 論理回路(制御部) 261,262,…,26N 負荷
フロントページの続き (72)発明者 星野 孝志 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の負荷とその電源との間の接続を制
    御する保護機能付スイッチ回路であって、各負荷と電源
    との間に設けられ、入力される制御信号に応じて上記負
    荷と電源との接続をオンオフする複数のスイッチング部
    と、各スイッチング部についての回路異常の有無を検出
    する検出部と、外部から入力される指令信号と上記検出
    部により検出される回路異常の有無とに基づいて各スイ
    ッチング部のオンオフを統括して制御する単一の制御部
    とを一体化したことを特徴とする保護機能付スイッチ回
    路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の保護機能付スイッチ回路
    において、上記負荷の電源として、各負荷に各スイッチ
    ング部を介して共通接続される単一の内部電源を一体に
    組み込んだことを特徴とする保護機能付スイッチ回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の保護機能付スイ
    ッチ回路において、上記検出部として、各負荷とこれら
    の負荷に接続される共通電源との間での過電圧発生の有
    無を検出する単一の過電圧検出手段を備えたことを特徴
    とする保護機能付スイッチ回路。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の保護機
    能付スイッチ回路において、上記検出部として、回路雰
    囲気の過昇温の有無を検出する単一の過昇温検出手段を
    備えたことを特徴とする保護機能付スイッチ回路。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の保護機
    能付スイッチ回路において、少なくとも1つのスイッチ
    ング部と直列に予備スイッチング部を配するとともに、
    通常時には上記予備スイッチング部をオン状態に維持
    し、上記スイッチング部の短絡故障が検出された非常時
    には上記予備スイッチング部のオンオフによって負荷の
    通電制御を行うように上記制御部を構成したことを特徴
    とする保護機能付スイッチ回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012127686A1 (ja) * 2011-03-24 2012-09-27 東芝三菱電機産業システム株式会社 地絡検出回路
US10001936B2 (en) 2016-08-09 2018-06-19 Toshiba Memory Corporation Semiconductor device and method of controlling semiconductor device

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