JPH09163387A - ガンマ補正回路 - Google Patents

ガンマ補正回路

Info

Publication number
JPH09163387A
JPH09163387A JP7316899A JP31689995A JPH09163387A JP H09163387 A JPH09163387 A JP H09163387A JP 7316899 A JP7316899 A JP 7316899A JP 31689995 A JP31689995 A JP 31689995A JP H09163387 A JPH09163387 A JP H09163387A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
transistor
video signal
gamma correction
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7316899A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Sakurai
哲夫 桜井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7316899A priority Critical patent/JPH09163387A/ja
Publication of JPH09163387A publication Critical patent/JPH09163387A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 黒部のゲインがアンプのダイナミックレンジ
に影響されることなく決定可能で、所望のガンマ補正カ
ーブを得ることができ、且つ高帯域特性に優れたガンマ
補正回路を提供すること。 【解決手段】 入力端子12より入力された映像信号V
iは、クリップ電圧をVC1に設定されたクリップ回路
1とVC2に設定されたクリップ回路2とVC3に設定
されたクリップ回路3とにそれぞれ供給される。そし
て、クリップ回路1,2,3の各出力はOPアンプ4に
供給され、所定のゲインで増幅される。一方、クリップ
回路を介さずにOPアンプ4に供給され、所定のゲイン
で増幅された出力信号は、OPアンプ4により所定のゲ
インで増幅された、前記クリップ回路1,2,3の各出
力信号と加算され、反転回路5により反転されて出力端
子13にガンマ補正出力信号Voとして出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガンマ補正回路に係
り、特に周波数特性に優れなお且つ安定した折線近似の
ガンマ補正特性を得ることにより、ガンマ補正後のビデ
オカメラ(映像信号)の解像度劣化を防止することが可
能なガンマ補正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】受像管(CRT又は陰極線管ともいう)
のR・G・Bの3色蛍光体は、入力した映像信号の電圧
に比例して発光しない。そのため、送信側(放送局等)
で、このR・G・B信号の特性を補正(ガンマ補正)し
て送信している。これに伴い、受像機側で高彩度画像
(色の濃い画像)を受像する際に、解像度が低下してし
まうという現象が発生している。これは、撮像管の出力
は被写体の明暗に対して比例しているが、前記ガンマ補
正という非直線回路を通った後、マトリックス回路等に
より輝度信号及び色信号に変換するため、色信号によっ
ても被写体の輝度情報が伝送されている。この色信号に
対して帯域制限がなされるために輝度のディテールの伝
送が低下してしまうということに起因する。
【0003】図4は3原色画像のディテールの再現特性
を示すグラフである。
【0004】前述の通り、現行テレビジョン放送ではブ
ラウン管の有するガンマ特性の補正は送信側(放送局
等)で行われている。送信側がガンマ補正を行ったR・
G・B信号を輝度信号と色信号とに変換して伝送した場
合、定輝度原理(明るさを表す情報は、輝度信号のチャ
ネルだけで伝送され、色信号のチャネルでは伝送されな
い)が成立しなくなる。
【0005】一方、前述の通り、現行テレビジョン放送
では送信側でガンマ補正を行われている。そして、周知
の通りテレビジョン信号は色信号の帯域を輝度信号の帯
域に比べ1/3〜1/4以下に狭くして伝送(送信)が行われ
ている。そのため、彩度が高くなるに従い、図4に示す
如くに色信号の伝送帯域以上の周波数帯域の輝度信号の
伝送特性が劣化することになる。
【0006】図5はγ<1,γ>1,γ=1の場合にけ
る特性を示すグラフである。γとは一般的に入出力の直
線性の関係を表している。テレビジョンにおいては画面
(映像)の明るさが引き延ばされるか、または圧縮され
るかの程度を示すのに使用される数値である。例えば、
図5(a)はγ<1の場合の特性を示す目の視覚のレス
ポンスを示したグラフであり、図5(b)はγ>1の場
合の特性を示すCRTのカソード電圧に対するカソード
電流の特性を示したグラフであり、図5(c)はγ=1
の場合の特性を示す増幅器の特性を示したグラフであ
る。
【0007】同図は、それぞれ直線尺度上の特性である
が、縦・横の両座標軸共に対数目盛で表せば、特性はお
よそ直線で近似され、その傾斜値がガンマ(γ)とな
る。カラーテレビジョンで忠実な色を再現するために
は、送像,受像を含めた総合のガンマを1にする必要が
ある。
【0008】ところで、図5(b)は前述の通り、CR
Tのカソード電圧Vkに対するCRTのカソード電流I
kの特性を示したグラフであり、その特性は、以下の式
により表される。即ち、 Ik = g・(Vk)^γ ……… 式1 rk = Vk/(γ・Ik) ……… 式2 尚、式中の各記号は次の通りである。また、“(Vk)
^γ”はVkのγ乗べきを表す。
【0009】 Vk:CRTのカソード電圧(カットオフ電圧を基準) Ik:CRTのカソード電流 rk:CRTのカソードの持つ等価抵抗 γ :ガンマ定数(2<γ<3) g :CRTの光電変換特性の感度に関係する定数 図6は送受系のガンマを示す図である。
【0010】図6において、まず、増幅器32及び34
のガンマ値、即ちγ2,γ4は一般に直線領域で動作させ
れば1である。そして、撮像管のガンマ値、即ちγ1
光電変換特性の傾斜値であり、プランビコン(撮像管)
31では γ1≒1である。また、受像管35のガンマ値
は電光変換特性の傾斜値であって、これをγ5 とする
と、各色(3原色)共γ5≒2.2である。これは、発光出
力が信号電圧に正比例しないことを意味していて、何ら
かの形で補正しないと、ガンマ値が、受像管(CRT)
35の入力端まで1であったとしても、映像信号の輝度
変化(特に輝度の増加)によって色相と飽和度が変化
(図4参照)してしまう。即ち、受像管の有するガンマ
特性によって、R・G・Bの3原色の混合比に変化が生
じることになり、忠実な色の再現ができなくなることに
なる。
【0011】そこで、現行テレビジョンシステムでは、
送像側にガンマ補正回路33を設けて送受系の総合のガ
ンマ値が1となるように設定を行うと共に、画面が明る
くなりすぎる(画面輝度の過度の上昇)のを抑圧する処
理を行っている。例えば、撮像管31に、前記プランビ
コンを用いた場合におけるガンマ補正回路33のガンマ
値γ3 は、 γ = γ1・γ2・γ3・γ4・γ5 = 1 であることから、 γ3 = 1 /(γ1・γ2・γ4・γ5) により求めることができる。ここで、 γ1 = γ2 γ4 = 1 また、 γ5 = 2.2 であるから、 γ3 = 1 /(γ1・γ2・γ4・γ5)= 1/2.2 = 0.45 と求めることができる。
【0012】ここで、図7はガンマ補正回路33の特性
を示したグラフであり、図8は受像管(CRT)35の
電光変換特性を示したグラフである。
【0013】図7(b)は、前記プランビコン(撮像
管)31から入力された映像信号を、前記ガンマ補正回
路33により、ガンマ値0.45で補正された前記映像信号
のE0-Ei 特性を直線尺度で表したグラフであり、図7
(a)は、図7(b)のグラフの縦・横両座標軸を共に
対数目盛(対数尺度)で表したグラフである。このよう
に、グラフの縦・横両座標軸を共に対数目盛で表すこと
により、ガンマ補正回路33の特性は直線で表され、そ
の直線の傾きtanθ1 がガンマ補正回路33のガンマ
値(γ3=0.45)を表している。
【0014】また、図8(b)は、前記受像管(CR
T)35に入力された映像信号のE−L特性を直線尺度
で表したグラフであり、図8(a)は、図8(b)のグ
ラフの縦・横両座標軸を共に対数目盛(対数尺度)で表
したグラフである。このようにグラフの縦・横両座標軸
を共に対数目盛で表すことにより、受像管(CRT)3
5の電光変換特性は直線で表され、その直線の傾きta
nθ2 が受像管35のガンマ値(γ5=2.2)を表してい
る。
【0015】理想的には、上述のように送像側のガンマ
補正回路33のガンマ定数γ3 を設定することにより、
送受系の総合のガンマ値を1(γ3×γ5≒1)とするこ
とができ、受像管35に入力される映像信号の輝度変化
(特に輝度の増加)によって色相と飽和度が変化(図4
参照)してしまうことを防止することができる。
【0016】このように、送像側撮像管(ビデオカメ
ラ)におけるガンマ補正値を設定するガンマ補正回路の
特性、即ち補正カーブや黒部の安定度等が画質に与える
影響が大きく、ガンマ補正回路の有する特性によって、
そのビデオカメラの画作りが決まるといっても過言では
ない。
【0017】次に、従来のガンマ補正回路について説明
を行う。図9は、従来のビデオカメラにおけるガンマ補
正回路を示したブロック図である。
【0018】図9に示したガンマ補正回路は、ダイオー
ドによるクランプ作用を利用した折線近似のガンマ補正
回路であって、入力端子7から入力された映像信号を増
幅するアンプ6と、一方をアンプ6の出力側と他方を抵
抗R1,R2,R3の一端並びに出力端子8と接続され
た抵抗R4と、アノードを前記抵抗R1の他端と接続さ
れカソードをクランプ電圧源V1と接続されたダイオー
ドD1と、アノードを前記抵抗R2の他端と接続されカ
ソードをクランプ電圧源V2と接続されたダイオードD
2と、アノードを前記抵抗R3の他端と接続されカソー
ドをクランプ電圧源V3と接続されたダイオードD3と
により構成される。
【0019】次に動作について説明を行う。図示しない
ビデオカメラから入力端子7に入力された映像信号Vi
は、アンプ6にてゲインをG倍に増幅されてVaとして
出力される。そして、ダイオードD1,D2,D3のカ
ソードにはそれぞれクランプ電圧V1,V2,V3が印
可されていて、前記アンプ6の出力電圧Vaが、前記ダ
イオードD1の順方向電圧Vf1,ダイオードD2の順
方向電圧Vf2またはダイオードD3の順方向電圧Vf
3の電位より高くなるにしたがって、各ダイオードが順
々にオンし、前記抵抗R4とオンしたダイオードのアノ
ードに接続されている抵抗とにより前記出力電圧Vaが
分圧されて出力端子8に前記出力電圧Vaの分圧された
電圧Voが出力される。なお、通常はVf1=Vf2=
Vf3であるので、以降、Vf1,Vf2,並びにVf
3を単にVfと記す場合がある。
【0020】次に、このような上記ガンマ補正回路の入
出力特性について説明を行う。図10は従来のガンマ補
正回路における、具体的な入出力特性を示したグラフで
ある。
【0021】図10において、前記ダイオードD1,D
2,並びにD3のカソードに印可される電圧が、V1<
V2<V3に設定されているとすると、出力電圧Vo
は、a点,b点,並びにc点において、グラフ上の傾き
(ゲイン)を変えて、折線近似のガンマ補正カーブが実
現される。
【0022】また、同図において、V1’,V2’,並
びにV3’は、 V1’=V1+Vf V2’=V2+Vf * 但し、Vfはダイオードの順方向 V3’=V3+Vf 電圧である であり、a点までのゲイン(傾き)をα1、a点からb
点までのゲインをα2、b点からc点までのゲインをα
3、c点からのゲインをα4とすると、 α1=G α2=G×[R1/(R4+R1)] α3=G×[(R1//R2)/(R4+R1//R2)] α4=G×[(R1//R2//R3)/(R4+R1//R2//
R3)] 但し、R1//R2は抵抗R1と抵抗R2の並列連結時に
おける合成抵抗値を、R1//R2//R3は抵抗R1と抵
抗R2抵抗R3の並列連結時における合成抵抗値を表し
ていて、以下の式により求まり、 R1//R2 = (R1×R2)/(R1+R2) R1//R2//R3 = (R1×R2×R3)/(R1+
R2+R3) と表される。そして、上記式における、抵抗R1,R
2,R3,並びにR4、またはクランプ電圧V1,V2
並びにV3の値を変えることにより、所望の折線近似の
ガンマ補正カーブを得ることができる。ところで、上記
式によると黒部のゲインα1は、アンプ6の利得Gのみ
により決定されることになる。そのため、その上限値
は、アンプ6のダイナミックレンジ(最大出力電圧範
囲)に制限されてしまうことになる。
【0023】例えばOPアンプ6として、最近の主流で
ある±5Vの電源によるOPアンプを用いた場合であっ
て、Viを映像100%で 0.7V (基準電位点GNDを
基準)とすると、ニー回路通過後、最大150%で 1.0
5Vとなる。また、OPアンプの最大出力範囲は最近主流
の高帯域電流帰還タイプ(ハイビジョン信号帯域に十分
対応するタイプ)のもので、ダイナミックレンジ(負荷
による)は±3V程度である。これにより、OPアンプ
でVaが飽和しないためには、最大ゲインを、以下の式
に示すように3倍までしかとれない。 3 / 1.05 ≒ 3(倍) 一方、OPアンプのダイナミックレンジを広げる等の目
的で、Viを映像100%で 0.7V 未満の設定とする
と、ダイオードのオン直前の非線形領域における影響が
大きくなるため、0.7V 以上の設定にする必要がある。
【0024】以上のことから、黒部のゲインを3倍以上
(放送用で4から5程度必要)望む場合には、OPアン
プの電源電圧を高くする必要が生じ、そのため、最近主
流の±5VのOPアンプ(大量生産による廉価製品)以
外のものを使用する必要が生じ、OPアンプのコストア
ップが発生すると共に、消費電力の増加をも発生させる
という問題が生じる。
【0025】さて、図11はダイオードの一般的等価回
路を示した回路図である。図11において、Rdはダイ
オードの有する等価抵抗であり、一般に以下の式で表す
ことができる。即ち、 Rd ≒ 26[mV] / If[mA] のように等価抵抗を表すことができる。一方、式中のI
fはダイオードの順方向電流を、Cjはダイオードの等
価容量である接合容量をそれぞれ表している。なお、ダ
イオードの等価容量としては、前記接合容量の他に拡散
容量が有るが、逆バイアス時には0であるため省略す
る。
【0026】次に、以上のようなダイオードの等価抵抗
等を考慮したガンマ補正回路について説明を行う。図1
2はダイオードの等価抵抗等を考慮したガンマ補正回路
のダイオードクランプ部10を等価的に示した回路図で
ある。
【0027】図12におけるガンマ補正回路のダイオー
ドクランプ部10は、前記図9におけるダイオードクラ
ンプ部9を構成するダイオードの等価抵抗を考慮した回
路図であって、同図に示すように、抵抗R1,R2,並
びにR3それぞれに対して、直列にダイオードの等価抵
抗RD1,RD2,並びにRD3が挿入された如くの構
成となり、抵抗R1,R2,並びにR3をそれぞれ、 R1 → R1 + RD1 R2 → R2 + RD2 R3 → R3 + RD3 と考える必要がある。
【0028】また、前述の通りダイオードの等価抵抗
は、一般に以下の式で表すことができる。即ち、 Rd ≒ 26[mV] / If[mA] のように表されるので、前記ダイオードの等価抵抗RD
1,RD2,並びにRD3は、順方向電流Ifにより変
化してしまい(不確定要素を有する)、実際のガンマ補
正カーブは、前記図10のようにはならなず、実際には
カット&トライで各素子(R1,R2,R3,R4)の
定数を決める必要がある。特に、映像信号Vaが高周波
成分を多く含む場合など、ダイオードクランプ部10に
高帯域特性が要求されるような場合などには、前記抵抗
R1,R2,R3,並びにR4を全体的に小さな値に設
定する必要が生じ(後述)、このため、前述の順方向電
流Ifによる前記ダイオードの等価抵抗RD1,RD
2,並びにRD3の値の変化(ばらつき)がガンマ補正
回路に与える影響が大きくなり、それに伴って所望のガ
ンマ補正カーブを得ることがさらに困難になるという問
題が発生する。
【0029】一方、図13はダイオードの接合容量を考
慮したガンマ補正回路のダイオードクランプ部11を等
価的に示した回路図である。
【0030】図13において、CJ1,CJ2,並びに
CJ3は、前記図9におけるダイオードD1,D2,並
びにD3の接合容量である。一方、図13におけるV
1,V2,並びにV3は、定電圧源である。これによ
り、前記アンプ6の出力電圧Vaは、R4と、CJ1,
CJ2,並びにCJ3とにより、ローパスフィルタを構
成し、高域部分で周波数特性が劣化するという問題が発
生する。特に、高解像度カメラ(HDカメラ)等から出
力される映像信号における20MHz以上の信号に対し
て問題となる。
【0031】一方、高帯域特性を確保するために、前記
抵抗R1,R2,R3,並びにR4を全体的に小さな値
に設定するか、前記ダイオードD1,D2,並びにD3
として、接合容量の小さいものを使用する等の方法が考
えられる。しかしながら、このような方法、即ち、前者
の方法によると、消費電力の増加を招くと共に前記図1
2における、順方向電流Ifの変化による前記ダイオー
ドの等価抵抗RD1,RD2,並びにRD3の値が変化
(ばらつき)し、それに伴って所望のガンマ補正カーブ
を得ることが困難になるといった問題が発生し、後者の
方法(接合容量の小さいダイオードを使用する)による
と、素子のコストアップを招くという問題があった。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来のガ
ンマ補正回路によると、ガンマ補正後の黒部のゲインを
大きくとるために、ダイオードクランプ回路直前のアン
プのダイナミックレンジを大きくする必要があり、この
ため、アンプの電源電圧の上昇やそれに伴う消費電力の
上昇が発生するという問題があった。また、前記ダイオ
ードクランプ回路を構成するダイオードの持つ等価抵抗
RD1,RD2,並びにRD3の値が、前記順方向電流
Ifの変化に伴ってばらつくことにより、所望のガンマ
補正カーブを得ることが困難になるという問題があっ
た。さらに、前記ダイオードの持つ接合容量により、高
帯域特性を得にくいという問題があった。
【0033】そこで、本発明はこのような問題に鑑み、
黒部のゲインがアンプのダイナミックレンジに影響され
ることなく決定可能で、所望のガンマ補正カーブを得る
ことができ、且つ高帯域特性に優れたガンマ補正回路を
提供することを目的とするものである。
【0034】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よるガンマ補正回路は、映像信号が同時に入力される、
異なるクリップ電圧に設定された複数のクリップ回路
と、前記複数のクリップ回路の出力信号と前記映像信号
が入力される増幅加算回路とを具備したことを特徴とす
る。
【0035】請求項2に記載の発明によるガンマ補正回
路は、請求項1に記載のガンマ補正回路において、前記
クリップ回路は2つのトランジスタを用いた差動回路で
構成され、一方のトランジスタのベースに供給される映
像信号電圧が他方のトランジスタのベースに供給される
バイアス電圧より小さい場合には、前記ベースに映像信
号電圧が供給される側のトランジスタは能動状態で、他
方のトランジスタは遮断状態となるように動作し、前記
映像信号電圧がバイアス電圧より大きい場合には、ベー
スに映像信号電圧が供給される側のトランジスタは遮断
状態で、他方のトランジスタは能動状態となるように動
作することによって、前記2つのトランジスタの共通エ
ミッタまたは共通コレクタと直列に接続された抵抗の両
端に発生する電圧が前記バイアス電圧に依存する電圧値
にクリップされ、出力信号として取り出されることを特
徴とする。
【0036】請求項3に記載の発明によるガンマ補正回
路は、請求項1に記載のガンマ補正回路において、前記
クリップ回路は、正の極性を有する前記映像信号と、前
記映像信号電圧がベースに入力される第1のpnp形ト
ランジスタと、前記クリップ電圧を設定するための所定
のバイアス電圧がベースに入力され、エミッタが前記第
1のトランジスタのエミッタに共通に接続すると共に、
抵抗を介して直流電源供給ラインに接続し、コレクタが
前記第1のトランジスタのコレクタに共通に接続すると
共に、基準電位点に接続された第2のpnp形トランジ
スタとを具備し、前記映像信号電圧が前記バイアス電圧
より小さい場合には前記第1のトランジスタはエミッタ
フォロワ動作を行い前記第2のトランジスタはオフする
ことにより、前記映像信号電圧が前記抵抗の両端に発生
し、前記映像信号電圧が前記バイアス電圧より大きい場
合には前記第1のトランジスタがオフし前記第2のトラ
ンジスタがオンすることにより、前記抵抗の両端に発生
する電圧が所定の電圧値にクリップされて、出力信号と
して取り出されることを特徴とする。
【0037】請求項4に記載の発明によるガンマ補正回
路は、請求項1に記載のガンマ補正回路において、前記
クリップ回路は、負の極性を有する前記映像信号と、前
記映像信号電圧がベースに入力される第1のnpn形ト
ランジスタと、前記クリップ電圧を設定するための所定
のバイアス電圧がベースに入力され、コレクタが前記第
1のトランジスタのコレクタに共通に接続すると共に、
抵抗を介して直流電源供給ラインに接続し、エミッタが
前記第1のトランジスタのエミッタに共通に接続すると
共に、基準電位点に接続された第2のnpn形トランジ
スタとを具備し、前記映像信号電圧が前記バイアス電圧
より大きい場合には前記第1のトランジスタはエミッタ
フォロワ動作を行い前記第2のトランジスタはオフする
ことにより、前記映像信号電圧が前記抵抗の両端に発生
し、前記映像信号電圧が前記バイアス電圧より小さい場
合には前記第1のトランジスタがオフし前記第2のトラ
ンジスタがオンすることにより、前記抵抗の両端に発生
する電圧が所定の電圧値にクリップされて、出力信号と
して取り出されることを特徴とする。
【0038】請求項5に記載の発明によるガンマ補正回
路は、請求項1,2,3または4に記載のガンマ補正回
路において、少なくとも前記複数のクリップ回路の個数
に1を足した数の直線で構成される折線によって折線近
似のガンマ補正特性が得られることを特徴とする。
【0039】ここで、上記請求項1から5に記載の発明
によれば、映像信号を複数の異なるクリップ電圧に設定
したクリップ回路に同時に入力し、その複数のクリップ
回路の出力と映像信号を、それぞれ所定の利得で増幅し
て加算することにより、折線近似のガンマ補正特性を得
るようにしたので、入力信号を黒部のゲインでそのまま
増幅する従来方式とは異なり、増幅器(アンプ)の出力
そのものがガンマ補正後の信号となり、黒部のゲインは
アンプのダイナミックレンジに影響されることなく決定
することができる。また、周波数劣化の少ないクリップ
回路を用いるため、周波数劣化の少ないガンマ補正回路
を実現することが可能である。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は本発明であるガン
マ補正回路の実施の一形態を示すブロック図である。図
1におけるガンマ補正回路は、図示しないビデオカメラ
(撮像管)等からの映像信号を入力する入力端子12
と、クリップ電圧をVC1に設定されたクリップ回路1
と、クリップ電圧をVC2に設定されたクリップ回路2
と、クリップ電圧をVC3に設定されたクリップ回路3
と、抵抗R1,R2,R3,R4,R5と、最近主流の
±5Vの(大量生産による廉価製品である)OPアンプ
4と、反転回路5と、ガンマ補正後の映像信号を出力す
る出力端子13とにより構成される。
【0041】次に、以上のような構成における、ガンマ
補正回路の動作について、説明を行う。入力端子12よ
り入力された映像信号Viは、クリップ電圧をVC1に
設定されたクリップ回路1と、クリップ電圧をVC2に
設定されたクリップ回路2と、クリップ電圧をVC3に
設定されたクリップ回路3とにそれぞれ同時に供給され
る。
【0042】そして、クリップ回路1の出力信号は抵抗
R1を介してOPアンプ4のマイナス側入力端子に供給
されると共に、抵抗R1及び抵抗R5からなる直列回路
を介してOPアンプ4の出力端子に供給されて、OPア
ンプ4により−(R5/R1)のゲインで増幅される。
また、クリップ回路2の出力信号は抵抗R2を介してO
Pアンプ4のマイナス側入力端子に供給されると共に、
抵抗R2及び抵抗R5からなる直列回路を介してOPア
ンプ4の出力端子に供給されて、OPアンプ4により−
(R5/R2)のゲインで増幅される。さらに、クリッ
プ回路3の出力信号は、抵抗R3を介してOPアンプ4
のマイナス側入力端子に供給されると共に、抵抗R3及
び抵抗R5からなる直列回路を介してOPアンプ4の出
力端子に供給されて、OPアンプ4により−(R5/R
3)のゲインで増幅される。
【0043】そして、前記OPアンプ4により、それぞ
れのゲインで増幅された、クリップ回路1及びクリップ
回路2及びクリップ回路3の出力信号は、クリップ回路
を介さずに抵抗R4を介してOPアンプ4のマイナス側
入力端子に供給されると共に抵抗R4及び抵抗R5から
なる直列回路を介してOPアンプ4の出力端子に供給さ
れ、OPアンプ4により−(R5/R4)のゲインで増
幅され出力信号(映像信号)と加算され、反転回路5に
より反転されて出力端子13にガンマ補正出力信号Vo
として出力される。
【0044】次に、入力映像信号Viと、本発明である
ガンマ補正回路によって以上のように処理されたガンマ
補正出力電圧(信号)Voとの関係について説明を行
う。図2は本発明であるガンマ補正回路の具体的な入出
力特性を示したグラフである。
【0045】図2において、ガンマ補正出力電圧(信
号)Voは、a点,b点,並びにc点において、グラフ
上の傾き(ゲイン)をα1,α2,α3,α4と変える
ことによって、折線近似のガンマ補正カーブ(特性)が
得られる。以下に、入力映像信号Viに対する所望のガ
ンマ補正出力電圧(信号)Voを得るための方法、即
ち、図2に示すグラフにおいて、折線近似による所望の
ガンマ補正カーブ(特性)を得るための手順の一例を示
す。
【0046】先ず、図2に示すような、入力映像信号V
iに対する所望のガンマ補正出力電圧(信号)Voを決
定する。そして、図1のOPアンプ6の反転入力のゲイ
ンをそれぞれ、 R5/R1=G1,R5/R2=G2,R5/R3=G3,R5/R4=G4 ………………………… (1) とおくと(反転回路5で符号が反転するため、正極性で
説明を行う)、グラフの傾き(ゲイン)α1,α2,α
3,並びにα4は上記(1)式より、 α1 = G1+G2+G3+G4 ……… (2) ← 黒部のゲイン α2 = G2+G3+G4 ……… (3) α3 = G3+G4 ……… (4) α4 = G4 ……… (5) となり、(1)〜(5)式より、R1,R2,R3,R
4,並びにR5の値が決定される。
【0047】次に、ガンマ補正出力電圧(信号)Voの
a,b,並びにc点における電圧、Vo1,Vo2,並びに
Vo3は、 Vo1 = Vc1・G1+Vi1・(G2+G3+G4) ……(6) Vo2 = Vc1・G1+Vc2・G2+Vi2・(G3+G4) ……(7) Vo3 = Vc1・G1+Vc2・G2+Vc3・G3+Vi3・G4 ……(8) で表される。尚、上式にて、Vi1,Vi2,Vi3 は a,
b,並びにc点における入力信号Viの電圧を示してい
て、Vc1,Vc2,並びに Vc3 は各クリップ回路のクリ
ップ電圧を示している。また、各クリップ電圧は Vc1
<Vc2<Vc3 なる関係にあるものとする。
【0048】一方、(6),(7),(8) 式より、Vc1,Vc
2,並びにVc3 が求まる。即ち、(3)並びに(6)式
によって、 Vc1 = [Vo1−Vi1・(G2+G3+G4)] / G1 = (Vo1−Vi1・α2) / G1 …………(9) のようにVc1 が求まり、(4)並びに(7)式よって、 Vc2 = (Vo2−Vi2・α3−Vc1・G1) / G1 ………(10) となり、これに(9)式を代入して、 Vc2 = (Vo2−Vo1−Vi2・α3+Vi1・α2) / G1 ……(11) のようにVc2 が求まり、(5)並びに(8)式により、 Vc3 = (Vo3−Vi3・α4−Vc1・G1−Vc2・G2)/G1…(12) となり、これに(9),(11)式を代入して、 Vc3 = (Vo3−Vo2−Vi3・α4+Vi2・α3) / G1 ……(13) のようにVc3 が求まる。
【0049】以上により、Vc1 は (9)式により、Vc2
は(11)式により、Vc3 は(13)式により、それ
ぞれ求めることができる。
【0050】また、図1におけるOPアンプ4の出力で
あるところの、図2に示すガンマ補正後の出力信号(電
圧)Vo(実際は負極性)は、入力映像信号(電圧)V
iが大きいほど圧縮(ゲイン小)される。そのため、1
00%入力以上では、出力のほうが小さくなってOPア
ンプ4の入力の定格までの映像信号(電圧)を入力で
き、したがって、OPアンプ4のダイナミックレンジに
影響されることなく黒部のゲインを決定することができ
る。
【0051】これにより、例えば、Viを映像100%
で 0.7V (基準電位点GNDを基準)と設定し、最大1
50%で 1.05Vを入力した場合、ガンマ係数 0.45 のと
きの出力は、黒部のゲインが(2)式のα1から単独に
決定されることから、 0.7 ×(1.5)0.45 = 0.84(V) にしかならないことになる。
【0052】次に、図1の本発明であるガンマ補正回路
におけるクリップ回路の一構成例について説明を行う。
図3は、簡単なクリップ回路の構成例、並びにその入出
力特性を示した図である。
【0053】図3(a)におけるクリップ回路は、映像
信号(電圧)を入力する入力端子21と、ベースが入力
端子21と接続されコレクタが基準電位点VEEと接続さ
れ、エミッタが抵抗RL を介して直流電源供給ラインV
ccに接続されると共に信号(電圧)出力端子22と接
続されたpnp形トランジスタQ1と、ベースにクリッ
プ電圧を設定するためのバイアス電圧Vcが印加され、
コレクタが基準電位点VEEと接続され、エミッタが前記
トランジスタQ1のエミッタと接続されると共に信号
(電圧)出力端子22と接続されたpnp形トランジス
タQ2とから構成される。尚、図3(b)は、トランジ
スタQ1及びQ2のエミッタ・コレクタ間のストレー容
量Csを示した等価回路である。
【0054】次に、以上のように構成された本発明であ
るガンマ補正回路の一部構成要素であるクリップ回路例
における動作について説明を行う。
【0055】図3(a)に示すクリップ回路のトランジ
スタQ1は、その負荷抵抗 RLとエミッタフォロワを構
成し、入力信号(電圧)V1がVcより大きくなると、
トランジスタQ2がオン(電圧増幅率1のエミッタフォ
ロワ動作)し、トランジスタQ1がオフするように動作
する。これにより、出力信号(電圧)V2は、Vc+V
BE2 以上になることはなく、図3(c)のグラフに示し
たような特性となる。よって、この回路におけるクリッ
ク電圧Vc’は Vc’= Vc + VBE2 となる。
【0056】また、トランジスタQ2のコレクタ・エミ
ッタ間のストレー容量Csは、低インピーダンスのエミ
ッタフォロワに接続されるため、出力V2に影響をあた
えることはない。そのため、一般にクリップ回路は周波
数特性がよく、前記図1の本発明であるガンマ補正回路
における周波数特性は、使用されるOPアンプ4の性能
でほぼ決まってしまうことになる。一般にOPアンプ
は、映像信号帯域としては十分広帯域なものが多数市販
されているため、高性能・広帯域(且つ廉価)なOPア
ンプを簡単に入手することが可能である。これにより、
高性能・広帯域なガンマ補正回路を容易に実現すること
ができる。
【0057】尚、前記クリップ回路を構成するトランジ
スタとして、pnp形トランジスタを例にとり説明した
が、映像信号の極性を負極性とすることにより、npn
形トランジスタを用いて前記クリップ回路を構成するこ
とも可能である。
【0058】また、上記本発明の実施の形態では、ビデ
オカメラで使用されるガンマ補正回路について説明した
が、本発明はこれに限定されず、映像関連の種々の装置
における色信号や輝度信号等の各種信号の補正等や、信
号処理関連の種々の装置に応用することが可能である。
【0059】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、消費
電力を大きくせずに、汎用の広帯域OPアンプを用い、
比較的大きなダイナミックレンジを有する入力信号に対
しても飽和することのない、即ち、汎用広帯域OPアン
プのダイナミックレンジに影響されることなく黒部のゲ
インを大きく設定することが可能で、且つ周波数特性に
優れていて周波数劣化が少ないことから、ガンマ補正後
のビデオカメラとしての解像度劣化を防止することが可
能なガンマ補正回路を容易に実現・提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明であるガンマ補正回路の実施の一形態を
示すブロック図である。
【図2】本発明であるガンマ補正回路の具体的な入出力
特性を示したグラフである。
【図3】簡単なクリップ回路の構成例、並びにその入出
力特性を示した図である。
【図4】3原色画像のディテールの再現特性を示すグラ
フである。
【図5】γ<1,γ>1,γ=1の場合にける特性を示
すグラフである。
【図6】送受系のガンマを示す図である。
【図7】ガンマ補正回路の特性を示したグラフである。
【図8】受像管(CRT)の電光変換特性を示したグラ
フである。
【図9】従来のビデオカメラにおけるガンマ補正回路を
示したブロック図である。
【図10】従来のガンマ補正回路の、具体的な入出力特
性を示したグラフである。
【図11】ダイオードの一般的等価回路を示した回路図
である。
【図12】ダイオードの等価抵抗等を考慮したガンマ補
正回路のダイオードクランプ部を等価的に示した回路図
である。
【図13】ダイオードの接合容量を考慮したガンマ補正
回路のダイオードクランプ部を等価的に示した回路図で
ある。
【符号の説明】
1,2,3 …クリップ回路 4 …OPアンプ 5 …反転回路 12 …入力端子 13 …出力端子 R1,R2,R3,R4,R5…抵抗 Vi …入力信号(映像信号) Vo …ガンマ補正出力信号 Vc1,Vc2,Vc3 …各クリップ電圧

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像信号が同時に入力される、異なるクリ
    ップ電圧に設定された複数のクリップ回路と、 前記複数のクリップ回路の出力信号と前記映像信号が入
    力される増幅加算回路とを具備したことを特徴とするガ
    ンマ補正回路。
  2. 【請求項2】前記クリップ回路は2つのトランジスタを
    用いた差動回路で構成され、一方のトランジスタのベー
    スに供給される映像信号電圧が他方のトランジスタのベ
    ースに供給されるバイアス電圧より小さい場合には、前
    記ベースに映像信号電圧が供給される側のトランジスタ
    は能動状態で他方のトランジスタは遮断状態となるよう
    に動作し、前記映像信号電圧がバイアス電圧より大きい
    場合には、ベースに映像信号電圧が供給される側のトラ
    ンジスタは遮断状態で、他方のトランジスタは能動状態
    となるように動作することによって、前記2つのトラン
    ジスタの共通エミッタまたは共通コレクタと直列に接続
    された抵抗の両端に発生する電圧が前記バイアス電圧に
    依存する電圧値にクリップされ、出力信号として取り出
    されることを特徴とする請求項1に記載のガンマ補正回
    路。
  3. 【請求項3】前記クリップ回路は、 正の極性を有する前記映像信号と、 前記映像信号電圧がベースに入力される第1のpnp形
    トランジスタと、 前記クリップ電圧を設定するための所定のバイアス電圧
    がベースに入力され、エミッタが前記第1のトランジス
    タのエミッタに共通に接続すると共に、抵抗を介して直
    流電源供給ラインに接続し、コレクタが前記第1のトラ
    ンジスタのコレクタに共通に接続すると共に、基準電位
    点に接続された第2のpnp形トランジスタとを具備
    し、 前記映像信号電圧が前記バイアス電圧より小さい場合に
    は前記第1のトランジスタはエミッタフォロワ動作を行
    い前記第2のトランジスタはオフすることにより、前記
    映像信号電圧が前記抵抗の両端に発生し、前記映像信号
    電圧が前記バイアス電圧より大きい場合には前記第1の
    トランジスタがオフし前記第2のトランジスタがオンす
    ることにより、前記抵抗の両端に発生する電圧が所定の
    電圧値にクリップされて、出力信号として取り出される
    ことを特徴とする請求項1に記載のガンマ補正回路。
  4. 【請求項4】前記クリップ回路は、 負の極性を有する前記映像信号と、 前記映像信号電圧がベースに入力される第1のnpn形
    トランジスタと、 前記クリップ電圧を設定するための所定のバイアス電圧
    がベースに入力され、コレクタが前記第1のトランジス
    タのコレクタに共通に接続すると共に、抵抗を介して直
    流電源供給ラインに接続し、エミッタが前記第1のトラ
    ンジスタのエミッタに共通に接続すると共に、基準電位
    点に接続された第2のnpn形トランジスタとを具備
    し、 前記映像信号電圧が前記バイアス電圧より大きい場合に
    は前記第1のトランジスタはエミッタフォロワ動作を行
    い前記第2のトランジスタはオフすることにより、前記
    映像信号電圧が前記抵抗の両端に発生し、前記映像信号
    電圧が前記バイアス電圧より小さい場合には前記第1の
    トランジスタがオフし前記第2のトランジスタがオンす
    ることにより、前記抵抗の両端に発生する電圧が所定の
    電圧値にクリップされて、出力信号として取り出される
    ことを特徴とする請求項1に記載のガンマ補正回路。
  5. 【請求項5】少なくとも前記複数のクリップ回路の個数
    に1を足した数の直線で構成される折線によって折線近
    似のガンマ補正特性の得られることを特徴とする請求項
    1,2,3または4に記載のガンマ補正回路。
JP7316899A 1995-12-05 1995-12-05 ガンマ補正回路 Pending JPH09163387A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7316899A JPH09163387A (ja) 1995-12-05 1995-12-05 ガンマ補正回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7316899A JPH09163387A (ja) 1995-12-05 1995-12-05 ガンマ補正回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09163387A true JPH09163387A (ja) 1997-06-20

Family

ID=18082158

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7316899A Pending JPH09163387A (ja) 1995-12-05 1995-12-05 ガンマ補正回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09163387A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4340904A (en) Automatic gray scale tracking system for cathode ray display devices
JPH06339148A (ja) 色補正器、それを用いた画像表示装置、及び該画像表示装置から成る白バランス調整システム、並びに、白バランス調整方法、及び色調整方法
KR920010503B1 (ko) 비데오 신호 dc회복 회로
EP0481424A2 (en) Display apparatus
KR100339061B1 (ko) 감마보정기능을갖는키네스코프구동장치
US4489344A (en) Signal processing unit
CN1043108C (zh) 视频显示系统的黑电平补偿电路
US4227216A (en) Gamma correction circuit for television
JPS5945775A (ja) ガンマ補正回路
JPS60257674A (ja) 広帯域ガンマ補正回路
JPH09163387A (ja) ガンマ補正回路
JPS6353753B2 (ja)
JP3026222B2 (ja) 非線形増幅器
US4308555A (en) Television picture display device
US4675726A (en) Drive adjustment control for video output stage
US5926058A (en) Aperture compensation circuit and RGB monitor
US5448188A (en) Signal processing device for providing a signal corresponding to an input signal and for providing a signal which does not correspond to the input signal
JP2000069326A (ja) Akbインタフェ―ス回路
JPH06261228A (ja) ガンマ補正回路
JPH05259748A (ja) ビデオ出力回路
JPH0419750B2 (ja)
JPH03291571A (ja) 最大値出力回路及び最小値出力回路
KR900003545Y1 (ko) 자동 휘도 제어회로
JPH04110920A (ja) 階調補正回路
JPS6238389Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20051228

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100113

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100113

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110113

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110113

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120113

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees