JPH09162950A - プロトコルエラー判定方法及びプロトコル記録装置 - Google Patents

プロトコルエラー判定方法及びプロトコル記録装置

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JPH09162950A
JPH09162950A JP7314072A JP31407295A JPH09162950A JP H09162950 A JPH09162950 A JP H09162950A JP 7314072 A JP7314072 A JP 7314072A JP 31407295 A JP31407295 A JP 31407295A JP H09162950 A JPH09162950 A JP H09162950A
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data
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memory
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JP7314072A
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Toyohiko Mukoyama
豊彦 向山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要なデータのみを記憶して残すことがで
き、解析を容易にする。 【解決手段】 ネットワークにて採用されているプロト
コルにより規定される規則情報が記憶されたプロトコル
規則記憶手段3を有し、ネットワークにて採用されてい
るプロトコルにより規定される規則情報の規則に反した
プロトコルに対応する部分のデータをプロトコルエラー
判別手段4により判定し、判定結果に基づき転送手段6
によりデータ記憶手段5へ転送するようにして、必要な
データのみを残すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ネットワークに
接続されたコンピュータ等の端末装置がネットワークと
の間でデータ(パケット等)を送受する場合に、送受さ
れたデータ(パケット等)の内容(つまり、プロトコ
ル)を記憶するプロトコル記憶装置及びその記憶の際に
用いるプロトコルエラー判定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ネットワークを介してコンピュー
タ等の間でデータ通信を行うシステムが構築されるに至
っている。このようなシステムにおいては、ネットワー
ク上の通信トラブルが発生した場合を考慮して、プロト
コルアナライザと呼ばれる機器が設けられ、ネットワー
クを流れるデータを記憶し、解析するように構成されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】データの記憶は磁気デ
ィスクに対して行われるが、通信されるデータ量は膨大
であり、大型の磁気ディスクが必要である。また、磁気
ディスクに対しては、通信されるデータを全て記憶して
おくので、記憶容量が大きくなるばかりでなく、トラブ
ルとは無関係な部分のデータが記憶され、解析時にトラ
ブル部分の検索が煩わしいという問題がある。更に、記
憶されるデータは流れの方向や、データ種別、チャネル
等の必要部分とされているものの、膨大であり、解析に
長時間を要し、また、磁気ディスクが有限な容量であり
サイクリックに記憶を行うため、トラブル発生に気が付
いたときには、必要なデータが既に失われていることが
多いという問題点もあった。
【0004】本発明は上記のような従来のプロトコル記
憶装置の問題点を解決せんとしてなされたもので、その
目的は、必要なデータのみを記憶して残すことができ、
解析を容易にすることのできるプロトコル記憶装置を提
供することである。また、解析に必要なデータを抽出す
るためのプロトコルエラー判定方法を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のプロト
コルエラー判定方法は、ネットワークと端末との間で送
受されるデータを取り込み複数保持し、前記ネットワー
クにて採用されているプロトコルにより規定される一対
となるべきデータの情報に基づき、前記で保持した複数
のデータについて、一対のデータが存在するか否かを検
出し、対のデータが存在しないデータについては、この
データにおいてプロトコルエラーが生じたと判定するこ
とを特徴とする。これによって、対のデータが送受され
ているか否かを検出するだけで、プロトコルエラーの発
生を検出可能となる。
【0006】請求項2に記載のプロトコルエラー判定方
法は、ネットワークと端末との間で送受されるデータを
取り込み複数保持し、前記ネットワークにて採用されて
いるプロトコルにより規定される呼接続用のデータから
呼切断用のデータまでに存在する当該呼に関係するデー
タ数を検出し、この検出結果が所定値に満たないときに
は、プロトコルエラーが生じたと判定することを特徴と
する。これによって、呼接続から呼切断までが短く、直
ぐに呼切断となるようなプロトコルエラーを適切に検出
することができる。
【0007】請求項3に記載のプロトコル記憶装置は、
データを保持するためのメモリと、ネットワークと端末
との間で送受されるデータを取り込み、前記メモリへ格
納する取込格納手段と、前記ネットワークにて採用され
ているプロトコルにより規定される規則情報が記憶され
たプロトコル規則記憶手段と、前記メモリに保持されて
いるデータについて前記プロトコル規則記憶手段に記憶
されている規則情報に基づきプロトコルエラーが生じた
否かを判別するプロトコルエラー判別手段と、前記メモ
リに保持されたデータ内の必要なデータを記憶するため
のデータ記憶手段と、このプロトコルエラー判別手段に
よる判別結果を受けて、前記メモリに記憶されているデ
ータを前記データ記憶手段へ転送する転送手段とを具備
することを特徴とする。これによって、ネットワークに
て採用されているプロトコルにより規定される規則情報
の規則に反したプロトコルに対応する部分のデータがデ
ータ記憶手段へ転送され、必要なデータのみを残すこと
ができる。
【0008】請求項4に記載のプロトコル記憶装置で
は、プロトコルエラー判別手段が、プロトコルエラーと
判別したデータに付随させてエラーの旨の情報をメモリ
内に書き込むことを特徴とする。このエラーの旨の情報
も含めてデータ記憶手段へ転送され、どのデータがエラ
ーかを明確にして記憶保持することができる。
【0009】請求項5に記載のプロトコル記憶装置は、
メモリ内に所定数のデータが格納されたときに、判別の
開始をプロトコルエラー判別手段へ指示する判別開始指
示手段を備えることを特徴とする。これによって、メモ
リからデータがオーバーフローする前に判別を開始し
て、データ記憶手段へ転送することが可能である。
【0010】請求項6に記載のプロトコル記憶装置で
は、取込格納手段が、データを取り込むと、その種別、
送受方向、送受端末の識別情報を抽出し、抽出した情報
をメモリに格納することを特徴とする。これにより、プ
ロトコルエラー検出及び解析のために必要な部分のデー
タのみを残すことができる。
【0011】請求項7に記載のプロトコル記憶装置で
は、転送手段が、メモリ内に記憶されたデータについて
生じたエラーの回数が所定の場合に、データ記憶手段へ
の転送を行うことを特徴とする。これによって、エラー
の回数を適宜に設定して、ネットワークがトラブルと思
われるときのデータを記憶可能である。
【0012】請求項8に記載のプロトコル記憶装置で
は、プロトコル規則記憶手段に記憶されている規則情報
が、ネットワークにて採用されているプロトコルにより
規定される一対となるべきデータの情報であることを特
徴とする。これによって、一対となるべきデータの検出
という比較的簡単な処理により、プロトコルエラーが発
生したデータを検出でき、該部分のデータを記憶して残
すことが可能となる。
【0013】請求項9に記載のプロトコル記憶装置で
は、プロトコルエラー判別手段が、メモリに格納されて
いる複数のデータについて、一対のデータが存在するか
否かを検出し、対のデータが存在しないデータについて
は、このデータにおいてプロトコルエラーが生じたと判
定することを特徴とする。これによって、対のデータが
送受されているか否かを単純に検出するだけで、プロト
コルエラーが発生したデータを検出でき、この部分のデ
ータを記憶して残すことを可能とする。
【0014】請求項10に記載のプロトコル記憶装置で
は、プロトコルエラー判別手段は、ネットワークにて採
用されているプロトコルにより規定される呼接続用のデ
ータから呼切断用のデータまでに存在する当該呼に関係
するデータ数を検出し、この検出結果に係るデータ数が
所定値に満たないときには、プロトコルエラーが生じた
と判定することを特徴とする。これによって、呼接続か
ら呼切断までが短く、直ぐに呼切断となるようなトラブ
ルの発生したデータを検出でき、この部分のデータを記
憶して残すことを可能とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明の
実施の形態に係るプロトコル記憶装置及びこれが採用し
ているプロトコルエラー判定方法を説明する。各図にお
いて、同一の構成要素には同一の符号を付し重複する説
明を省略する。図1には、本発明の実施の形態に係るプ
ロトコル記憶装置10の機能ブロック図が示されてい
る。同図に示されるように、プロトコル記憶装置10に
は、データを保持するためのメモリ1と、ネットワーク
と端末との間で送受されるデータを取り込み、メモリ1
へ格納する取込格納手段2と、ネットワークにて採用さ
れているプロトコルにより規定される規則情報(プロト
コル知識)が記憶されたプロトコル規則記憶手段3と、
メモリ1に保持されているデータについてプロトコル規
則記憶手段3に記憶されている規則情報に基づきプロト
コルエラーが生じた否かを判別するプロトコルエラー判
別手段4と、メモリ1に保持されたデータ内の必要なデ
ータを記憶するためのデータ記憶手段5と、プロトコル
エラー判別手段4による判別結果を受けて、メモリ1に
記憶されているデータをデータ記憶手段5へ転送する転
送手段6とが具備されている。更に、プロトコル記憶装
置10には、メモリ1内に所定数のデータが格納された
ときに、判別の開始をプロトコルエラー判別手段4へ指
示する判別開始指示手段7が備えられている。取込格納
手段2がメモリ1にデータを格納するときには、アドレ
ス保持部8の最古アドレスと最新アドレスとが参照され
る。つまり、最古アドレスは書き込まれたデータの内の
最古のデータの格納アドレスであり、最新アドレスは書
き込まれたデータの内の最新のデータの格納アドレスで
ある。取込格納手段2は、データを取り込むと最新アド
レスの次のアドレスへ格納し、アドレス保持部8の最新
アドレスを「1」インクリメントする。最古アドレス
は、メモリ1がサイクリックに用いられるため、1周す
るまではメモリ1の先頭アドレスであり、1周した後に
は最新アドレスの次のアドレスとなる。取込格納手段2
は、この最古アドレスの管理も行う。判別開始指示手段
7は、アドレス保持部8の最新アドレスと最古アドレス
に基づき、メモリ1に記憶されたデータ量を検出し、そ
のデータ量が所定となるとプロトコルエラー判別手段4
に対し判別の開始を指示する。
【0016】図2に、プロトコル記憶装置10が設置さ
れた通信システムを示す。この通信システムは、ネット
ワーク11に対して、コンピュータ等の端末12−1〜
12−5、13−1〜13−nが接続され、これらの端
末間においてデータ通信が行われる。プロトコル記憶装
置10は、端末13−1〜13−nとネットワーク11
との間のデータの送受、つまり、プロトコルを記憶する
ためのものであり、インタフェース14を介して、端末
13−1〜13−nからネットワーク11へ送出される
データ及びネットワーク11から端末13−1〜13−
nへ送出されるデータをインタフェース14を介して取
り込むように構成されている。
【0017】次に、プロトコル記憶装置11の動作を説
明する。以下の説明においては、ネットワーク11がI
SDN網であり、図3には、取込格納手段2により取り
込まれるパケット(データ)列の例が示されている。こ
のパケットは、実際にはビット列により構成され、使用
されるチャネル等によって異なるのであるが、例えば、
Dチャネルにおいて呼制御のときには、図4に示される
ように、パケット内の所定位置にメッセージ種別、TE
I値等がセットされて送受される。取込格納手段2は、
このパケット内からメッセージ種別、TEI値等の必要
な部分を抽出して、パケット毎に番号を付加してメモリ
1内に格納する。
【0018】プロトコル規則記憶手段3に記憶されるプ
ロトコル規則は、プロトコル知識と呼ぶべき情報であ
り、パケットの送受の正しい順序(プロトコル)であ
る。本実施の形態では図5乃至図7に示されるように、
送受されるべき1対のパケットを単位として構成したこ
とを特徴としている。このプロトコル知識を、例えば、
図5におけるプロトコル知識(1.1.1)のDチャネ
ル発呼手順を例にとり説明する。最初の「D」はDチャ
ネルにより通信されるパケットであることを示し、Bチ
ャネルにより通信される場合には「B」となる。次の
「>」は伝送の向きが端末からネットワーク側であるこ
とを示し、逆にネットワークから端末側へ送られる場合
には、「<」となる。次の文字列「呼設定」はメッセー
ジ種別であり、当該パケットの種別を示している。メッ
セージ種別は「呼設定」以外に、図5乃至図7に示され
ているようなものがある。Dチャネルの知識に現れる
「TE=<n>」は、TEI値(端末ID)が「n」で
あり、同一のTEI値のパケットが対になることを示し
ている。また、Bチャネルの知識に現れる「LCN=<
n>」は論理チャネル番号が「n」であり、同一のLC
Nのパケットが対になることを示している。更に、図7
のID関連のプロトコル知識(3.1.2)のID割当
における「Ri=<n>」は要求参照番号(端末が他の
端末からの要求と区別するために生成した乱数)が
「n」であり、同一のRiのパケットが対になることを
示している。また、「Ai=<t>」は、動作表示であ
り、割り当てを行ったTEI値が<t>であることを示
している。
【0019】以上のように構成されたプロトコル記憶装
置は、例えば、図8に示されるようなコンピュータによ
り構成される。このコンピュータは、CPU20が、バ
ス21を介して接続されている主メモリ22のプログラ
ム及びデータを用いて各部を制御するように構成されて
いる。バス21には入力ポート23が設けられ、CPU
20は入力ポート23からインタフェース14を介して
ネットワークからまたは端末から到来するパケットを取
り込む。更に、バス21には、磁気ディスク制御部2
5、プリンタ制御部26、表示制御部28が接続されて
おり、磁気ディスク制御部25には磁気ディスク装置2
4が接続されており、プリンタ制御部26にはプリンタ
が接続されており、表示制御部28にはLCDやCRT
等の表示器29が接続されている。入力ポート23から
取り込み主メモリ22に記憶されたパケット列、また
は、磁気ディスク装置24に記憶されたパケット列は、
表示器29に表示させることができ、また、プリンタ2
7から出力することも可能である。主メモリ22には、
図1のメモリ1が含まれ、データ記憶装置5は磁気ディ
スク装置24に相当している。
【0020】メモリ1は所定サイズであり、サイクリッ
クにパケットの記憶がなされる。主メモリ22は、図9
に示されるように、RAM22−1とROM22−2と
から構成されており、RAM22−1には、図1のアド
レス保持部8に相当するレジスタ31が設けられてお
り、最も先に記憶したパケットが記憶されているアドレ
スである最古アドレス、最も新しく記憶したパケットが
記憶されているアドレスである最新アドレスが記憶され
ている。また、ROM22−2には、プロトコル規則記
憶手段3が記憶しているプロトコル規則が記憶されてい
る。
【0021】次に、取込格納手段2によるメモリ1への
パケット格納動作を説明する。図10に示すように、初
期状態においては、メモリ1にパケットが記憶されてい
ないので、アドレス保持部8の最古アドレス及び最新ア
ドレスは共に「0」となっている。メモリ1は20個の
パケットを記憶できる容量を有する。取込格納手段2
は、パケットを取り込み、これに番号を付し、パケット
内から必要な情報を取り出し、使用チャネルやパケット
の伝送の向き等を情報化してメモリ1に記憶し、最新ア
ドレスを「1」ずつ更新する。また、最古アドレスにつ
いては、最初にパケットをメモリ1の第1アドレスに記
憶するため、その内容を「1」としておく。この様にし
て20個のパケットが格納されたメモリ1の内容を図1
1に示す。また、上記のように、メモリ1にパケットが
20個記憶されたときアドレス保持部8の内容は図12
に示ようになる。図12から明らかなように、最古アド
レスは「1」であり、最新アドレスは「20」となる。
【0022】次に、第21番目のパケットが到来する
と、最新アドレスが「20」であり、メモリ1の容量が
「20」であるために、図13に示されるように先頭ア
ドレス「1」に第21番目のパケットを記憶し、図14
に示されるように最新アドレスを「1」とし、最古アド
レスを「2」に変更する。
【0023】判別開始指示手段7は、最新アドレスと最
古アドレスとの差に基づき、メモリ1に記憶されたパケ
ット数が「10」以上となると、プロトコルエラー判別
手段4に判別開始の指示を行う。これにより、プロトコ
ルエラー判別手段4、転送手段6が動作を開始する。こ
のプロトコルエラー判別及び転送動作は、図8に示した
CPU20が主メモリ22の図15のフローチャートに
対応するプログラムに基づき行う動作である。図9に示
すように、主メモリ22のRAM22−1には、この動
作を行うために、読込アドレスをセットするためのレジ
スタ32、検索アドレスをセットするためのレジスタ3
3、対応なしパケット数をセットするためのレジスタ3
4、検索回数をセットするためのレジスタ35が設けら
れている。また、主メモリ22のROM22−2には、
対応なしパケット数閾値(ここでは、3)が記憶された
領域36が設けられている。
【0024】パケット数が「10」となったときには、
メモリ1には図16に示されるように番号「10」まで
のパケットが記憶されており、アドレス保持部8(レジ
スタ31)の最古アドレスと最新アドレスの内容は、図
17に示す通り、最古アドレスが「1」であり、最新ア
ドレスが「10」である。このとき、CPU20はプロ
トコルエラー判別手段4として判別開始指示手段7から
の指示を受け、図15のフローチャートの動作を行う。
つまり、スタートとなると、RAM22−1のレジスタ
34の対応なしパケット数の初期化を行い、レジスタ3
4の内容は「0」となる(700)。次に、CPU20
は、レジスタ32に対しレジスタ31の最新アドレス1
0をセットし(701)、これから最古アドレスに向か
って判別を行う準備を整える。次に、読込アドレスチェ
ック(702)においてレジスタ31の最古アドレスと
レジスタ32の読込アドレスとを比較し、一致しなけれ
ばOKへ分岐し、一致しているときには、ENDへ分岐
する。
【0025】上記図17の例では、読込アドレスが「1
0」であり、最古アドレスが「1」であるからOKへ分
岐し、レジスタ35の検索個数をリセットして、「0」
とし、読込アドレス「10」のパケットをメモリ1から
読み込み(703)、当該パケットの記憶領域の付加情
報のエリアに処理済マーク「#」がセットされているか
否かにより処理済み判定を行う(704)。上記読込ア
ドレス「10」のパケットには、処理済マーク「#」が
セットされていないので、プロトコル規則記憶手段3を
備える主メモリ22のプロトコル知識(規則)を参照し
て対応する知識があるか否か検出する(706、706
A)。つまり、1単位のプロトコル知識は1対のパケッ
トにより構成されているので、プロトコル知識における
1対のパケットの内の第2番目のパケットが、読込アド
レス10の内容である「D<ID割当 Ri=6720
Ai=66」と一致するタイプのパケットを持つプロ
トコル知識を検索する。この結果、図7に示すプロトコ
ル知識(3.1.2)が該当することを検出でき、上記
ステップ706AにてYesへ分岐する。
【0026】そこで、プロトコル知識(3.1.2)の
第1番目のパケットと、上記で読み込んであるパケット
「D<ID割当 Ri=6720 Ai=66」を参照
して、読込アドレス10と対になる予測パケットを作成
する(707)。つまり、プロトコル知識(3.1.
2)の第1番目のパケットのRiの<n>に6720を
セットして、図18に示す予測パケットを作成する。次
に、CPU20は、レジスタ33に検索アドレスとして
レジスタ32の読込アドレス「10」から「1」を引い
た「9」をセットし(708)、アドレス9からアドレ
ス1方向へ遡って予測パケットを検索する(709)。
上記で、読込アドレスが「1」であるときには、検索ア
ドレスは「20」とされる。
【0027】予測パケットの有無を検出するが(709
A)、この例では、アドレス8に該当するパケットが記
憶されているため、ステップ709AにおいてYesへ
分岐し、アドレス10のパケットに対応していることを
示す「(10)」を、アドレス8のパケットに付加記載
し(710)、処理済マーク「#」を付加記載する(7
12)。この結果、メモリ1の内容は図19に示される
ように変更される。また、ステップ712においては、
読込アドレス「10」のパケットに対しても処理済マー
ク「#」を付加記載する(712)。この結果、メモリ
1の内容は図20に示されるように変更される。なお、
この例では、予測パケットに対応するパケットが記憶さ
れていたため、対応記録を行ったが、予測パケットが見
付からないときにはステップ709AにおいてNoへ分
岐し、レジスタ35の検索個数を「1」インクリメント
する(709B)。そして、ステップ706へ戻り、ア
ドレス10のパケットについて他に該当するプロトコル
知識があるかを検出し(706A)、該当があるときに
は、ステップ707からステップ709Aまでの動作を
繰り返す。このようにしても、予測パケットが見付から
ず、ステップ706AでNoへ分岐すると、レジスタ3
5の検索個数が参照され(706B)、1以上であるた
めステップ711へ進み、当該予測パケットの元のパケ
ット(上記ではアドレス10のパケット)に「対応な
し」の付加情報が記録される(711)。つまり、ステ
ップ706Bからステップ711へ進むルーチンは、プ
ロトコル知識の1対のパケットの内の第2番目のパケッ
トのみが送られた場合のプロトコルエラーに対応するも
のである。
【0028】本例では、図16に示すようにアドレス8
に予測パケットが見付かり、「(10)」の対応記録が
アドレス8のパケットに付加され、更に処理済マーク
「#」の記録がなされ(710)、レジスタ32の読込
アドレスの更新がなされる(705)。ここでは、読込
アドレスは「9」とされる。次に、ステップ702にお
いて読込アドレスが「9」であり、最古アドレスが
「1」であるからOKへ分岐し、レジスタ35の検索個
数をリセットして「0」とし、読込アドレス「9」のパ
ケットをメモリ1から読み込み(703)、当該パケッ
トの記憶領域の付加情報のエリアに処理済マーク「#」
がセットされているか否かにより処理済み判定を行う
(704)。上記読込アドレス「9」のパケットには、
処理済マーク「#」がセットされていないので、プロト
コル規則記憶手段3を備える主メモリ22のプロトコル
知識(規則)を参照して対応する知識があるか否か検出
する(706、706A)。つまり、1単位のプロトコ
ル知識における1対のパケットの内の第2番目のパケッ
トが「D<ID割当 Ri=22411 Ai=65」
と一致するタイプのパケットを持つプロトコル知識を検
索する。この結果、図7に示すプロトコル知識(3.
1.2)が該当することが検出され、上記ステップ70
6AにてYesは分岐する。
【0029】そこで、プロトコル知識(3.1.2)の
第1番目のパケットと、上記で読み込んであるパケット
「D<ID割当 Ri=22411 Ai=65」を参
照して、読込アドレス9のパケットと対になる予測パケ
ットを作成する(707)。つまり、プロトコル知識
(3.1.2)の第1番目のパケットのRiの<n>に
22411をセットして、図21に示す予測パケットを
作成する。次に、CPU20は、レジスタ33に検索ア
ドレスとしてレジスタ32の読込アドレス「9」から
「1」を引いた「8」をセットし(708)、メモリ1
のアドレス8からアドレス1方向へ遡って予測パケット
を検索する(709)。
【0030】予測パケットの有無を検出するが(709
A)、この例では、アドレス8に処理済マーク「#」が
付記されているため、これを飛ばし、該当するパケット
の検索を行うと、アドレス7に予測パケットと一致する
パケットが記憶されているため、ステップ709Aにお
いてYesへ分岐し、アドレス9のパケットに対応して
いることを示す「(9)」を、アドレス7のパケットに
付加記載し(710)、処理済マーク「#」を付加記載
する(712)。また、ステップ712においては、読
込アドレス「9」のパケットに対しても処理済マーク
「#」を付加記載する(712)。この結果、メモリ1
の内容は図22に示されるように変更される。そして、
レジスタ32の読込アドレスの更新がなされる(70
5)。ここでは、読込アドレスは「8」とされる。次
に、ステップ702において読込アドレスが「8」であ
り、最古アドレスが「1」であるからOKへ分岐し、レ
ジスタ35の検索個数をリセットして「0」とし、読込
アドレス「8」のパケットをメモリ1から読み込み(7
03)、当該パケットの記憶領域の付加情報のエリアに
処理済マーク「#」がセットされているか否かにより処
理済み判定を行う(704)。上記読込アドレス「8」
のパケットには、処理済マーク「#」がセットされいる
ので、ステップ705へ進み、レジスタ32の読込アド
レスの更新がなされる。ここでは、読込アドレスは
「7」とされる。次に、ステップ702において読込ア
ドレスが「7」であり、最古アドレスが「1」であるか
らOKへ分岐し、レジスタ35の検索個数をリセットし
て「0」とし、読込アドレス「7」のパケットをメモリ
1から読み込み(703)、当該パケットの記憶領域の
付加情報のエリアに処理済マーク「#」がセットされて
いるか否かにより処理済み判定を行う(704)。上記
読込アドレス「7」のパケットには、処理済マーク
「#」がセットされいるので、ステップ705へ進み、
レジスタ32の読込アドレスの更新がなされる。ここで
は、読込アドレスは「6」とされる。次に、ステップ7
02において読込アドレスが「6」であり、最古アドレ
スが「1」であるからOKへ分岐し、レジスタ35の検
索個数をリセットして「0」とし、読込アドレス「6」
のパケットをメモリ1から読み込み(703)、当該パ
ケットの記憶領域の付加情報のエリアに処理済マーク
「#」がセットされているか否かにより処理済み判定を
行う(704)。
【0031】上記読込アドレス「6」のパケットには、
処理済マーク「#」がセットされていないので、プロト
コル規則記憶手段3を備える主メモリ22のプロトコル
知識(規則)を参照して対応するプロトコル知識がある
か否か検出する(706、706A)。つまり、プロト
コル知識における1対のパケットの内の第2番目のパケ
ットの内容が「D<ID解除 Ai=65」と一致する
タイプのパケットを持つプロトコル知識を検索する。し
かしながら、この様なタイプのパケットは、図5、図
6、図7のプロトコル知識のいずれにもなく、ステップ
706AにてNoへ分岐しステップ706Bへ進む。
【0032】ステップ706Bにおいては、レジスタ3
5の検索個数が「0」か「1以上」であるかを検出す
る。このとき、レジスタ35の検索個数は「0」である
からステップ713へ進み、プロトコル知識における1
対のパケットの内の第1番目のパケットの内容が「D<
ID解除 Ai=65」と一致するタイプのパケットを
持つプロトコル知識を検索する。つまり、プロトコル知
識における1対のパケットの内の第2番目のパケットが
アドレス6のパケットに該当するプロトコル知識が存在
しないために、プロトコル知識における1対のパケット
の内の第1番目のパケットがアドレス6のパケットに該
当するプロトコル知識があるかを検出することにより、
1対のパケットの内の第2番目のパケットが送られて来
ない場合(逆に言えば、1対のパケットの内の第1番目
のパケットのみが送られて来ている場合)を検出するも
のである。しかしながら、プロトコル知識における1対
のパケットの内の第1番目のパケットの内容が「D<I
D解除 Ai=65」と一致するタイプのパケットを持
つプロトコル知識は図5乃至図7には検出できず、ステ
ップ713AにおいてNoへ分岐し、読込アドレス
「6」のパケットに対しても処理済マーク「#」を付加
記載する(712)。この結果、メモリ1の内容は図2
3に示されるように変更される。この読込アドレス
「6」のパケットは、プロトコル知識にないものであっ
たことが判る。
【0033】さらに、ステップ705へ進み、レジスタ
32の読込アドレスの更新がなされる。ここでは、読込
アドレスは「5」とされる。次に、ステップ702にお
いて読込アドレスが「5」であり、最古アドレスが
「1」であるからOKへ分岐し、レジスタ35の検索個
数をリセットして「0」とし、読込アドレス「5」のパ
ケットをメモリ1から読み込み(703)、当該パケッ
トの記憶領域の付加情報のエリアに処理済マーク「#」
がセットされているか否かにより処理済み判定を行う
(704)。上記読込アドレス「5」のパケットには、
処理済マーク「#」がセットされていないので、プロト
コル規則記憶手段3を備える主メモリ22のプロトコル
知識(規則)を参照して対応する知識があるか否か検出
する(706、706A)。つまり、プロトコル知識に
おける1対のパケットの内の第2番目のパケットの内容
が「D<ID解除 Ai=65」と一致するタイプのパ
ケットを持つプロトコル知識を検索する。このアドレス
5のパケットはアドレス6のパケットと同様にプロトコ
ル知識には存在しないパケットであるため、アドレス6
のパケットに対する場合と同様に処理が進み、読込アド
レス「5」のパケットに対しても処理済マーク「#」を
付加記載する(712)。
【0034】さらに、ステップ705へ進み、レジスタ
32の読込アドレスの更新がなされる。ここでは、読込
アドレスは「4」とされる。次に、ステップ702にお
いて読込アドレスが「4」であり、最古アドレスが
「1」であるからOKへ分岐し、レジスタ35の検索個
数をリセットして「0」とし、読込アドレス「4」のパ
ケットをメモリ1から読み込み(703)、当該パケッ
トの記憶領域の付加情報のエリアに処理済マーク「#」
がセットされているか否かにより処理済み判定を行う
(704)。上記読込アドレス「4」のパケットには、
処理済マーク「#」がセットされていないので、プロト
コル規則記憶手段3を備える主メモリ22のプロトコル
知識(規則)を参照して対応する知識があるか否か検出
する(706、706A)。つまり、プロトコル知識に
おける1対のパケットの内の第2番目のパケットの内容
が「D>切断 TE=65」と一致するタイプのパケッ
トを持つプロトコル知識を検索する。しかしながら、図
5乃至図7のプロトコル知識には、該当する知識がなく
ステップ706Aからステップ706Bへ進み、ここで
レジスタ35の検索個数が「0」であるか「1以上」で
あるかを検出する。このとき、検索個数は「0」となっ
ているので、ステップ713へ進み、プロトコル知識に
おける1対のパケットの内の第1番目のパケットの内容
が「D>切断 TE=65」と一致するタイプのパケッ
トを持つプロトコル知識を検索する。この結果、図6に
示すプロトコル知識(2.1.1)が該当することを検
出でき、上記ステップ713AにてYesは分岐してス
テップ711へ進み、この読込アドレス4のパケットに
「対応なし」の付加情報を記録すると共に、レジスタ3
4の対応なしパケット数に「1」を加える(711)。
つまり、アドレス4のパケットはプロトコル知識におけ
る1対のパケットの内の第1番目のパケットのみが送ら
れて来ており、対のパケット(1対のパケットの内の第
2番目のパケット)が存在しないのであるから、これを
示すため「対応なし」の付加情報を記録し、レジスタ3
4の値を更新するのである。斯して、メモリ1の内容は
図24に示すように内容が変更される。
【0035】さらに、ステップ705へ進み、レジスタ
32の読込アドレスの更新がなされる。ここでは、読込
アドレスは「3」とされる。次に、ステップ702にお
いて読込アドレスが「3」であり、最古アドレスが
「1」であるからOKへ分岐し、レジスタ35の検索個
数をリセットして「0」とし、読込アドレス「3」のパ
ケットをメモリ1から読み込み(703)、当該パケッ
トの記憶領域の付加情報のエリアに処理済マーク「#」
がセットされているか否かにより処理済み判定を行う
(704)。上記読込アドレス「3」のパケットには、
処理済マーク「#」がセットされていないので、プロト
コル規則記憶手段3を備える主メモリ22のプロトコル
知識(規則)を参照して対応する知識があるか否か検出
する(706、706A)。つまり、プロトコル知識に
おける1対のパケットの内の第2番目のパケットの内容
が「D>呼設定 TE=65」と一致するタイプのパケ
ットを持つプロトコル知識を検索する。しかしながら、
図5乃至図7のプロトコル知識には、該当する知識がな
くステップ706Aからステップ706Bへ進み、ここ
でレジスタ35の検索個数が「0」であるか「1以上」
であるかを検出する。このとき、検索個数は「0」とな
っているので、ステップ713へ進み、プロトコル知識
における1対のパケットの内の第1番目のパケットの内
容が「D>呼設定TE=65」と一致するタイプのパケ
ットを持つプロトコル知識を検索する。この結果、図5
に示すプロトコル知識(1.1.1)が該当することを
検出でき、上記ステップ713AにてYesは分岐して
ステップ711へ進み、この読込アドレス3のパケット
に「対応なし」の付加情報を記録すると共に、レジスタ
34の対応なしパケット数に「1」を加える(71
1)。つまり、アドレス3のパケットには対のパケット
が存在しないのであるから、これを示すため「対応な
し」の付加情報を記録し、レジスタ34の値を更新する
のである。
【0036】さらに、ステップ705へ進み、レジスタ
32の読込アドレスの更新がなされる。ここでは、読込
アドレスは「2」とされる。次に、ステップ702にお
いて読込アドレスが「2」であり、最古アドレスが
「1」であるからOKへ分岐し、レジスタ35の検索個
数をリセットして「0」とし、読込アドレス「2」のパ
ケットをメモリ1から読み込み(703)、当該パケッ
トの記憶領域の付加情報のエリアに処理済マーク「#」
がセットされているか否かにより処理済み判定を行う
(704)。上記読込アドレス「2」のパケットには、
処理済マーク「#」がセットされていないので、プロト
コル規則記憶手段3を備える主メモリ22のプロトコル
知識(規則)を参照して対応する知識があるか否か検出
する(706、706A)。つまり、プロトコル知識に
おける1対のパケットの内の第2番目のパケットの内容
が「D<IDチェック要求」と一致するタイプのパケッ
トを持つプロトコル知識を検索する。しかしながら、図
5乃至図7のプロトコル知識には、該当する知識がなく
ステップ706Aからステップ706Bへ進み、ここで
レジスタ35の検索個数が「0」であるか「1以上」で
あるかを検出する。このとき、検索個数は「0」となっ
ているので、ステップ713へ進み、プロトコル知識に
おける1対のパケットの内の第1番目のパケットの内容
が「D<IDチェック要求」と一致するタイプのパケッ
トを持つプロトコル知識を検索する。この結果、図7に
示すプロトコル知識(3.1.1)が該当することを検
出でき、上記ステップ713AにてYesは分岐してス
テップ711へ進み、この読込アドレス3のパケットに
「対応なし」の付加情報を記録すると共に、レジスタ3
4の対応なしパケット数に「1」を加える(711)。
斯して、レジスタ34には対応なしパケット数が「3」
として記憶され、メモリ1の内容は図25に示すように
内容が変更される。
【0037】さらに、ステップ705へ進み、レジスタ
32の読込アドレスの更新がなされる。ここでは、読込
アドレスは「1」とされる。次に、ステップ702にお
いて読込アドレスが「1」であり、最古アドレスが
「1」であるからENDへ分岐する。そして、レジスタ
34の対応なしパケット数「3」とROM22−2の領
域36の「対応なしパケット数閾値(3)」とを比較し
て閾値(3)以上であるから、転送手段6に磁気ディス
ク装置24への記録を通知する(715)。これによっ
て、CPU20は転送手段6として、主メモリ22に記
憶されているレジスタ31の最古アドレスから最新アド
レスにより示される範囲のパケットを磁気ディスク制御
部25を介して磁気ディスク装置24へ記憶する。ま
た、レジスタ31(アドレス保持部8)の最古アドレ
ス、最新アドレスは、最新アドレスの次のアドレス(最
新アドレスが「20」であるときには「1」)がセット
される。
【0038】以上のように第1の実施の形態によれば、
対応なしパケットが所定数以上発生した時点でメモリ1
に記憶されているパケットが的確に磁気ディスク装置2
4へ転送されて保存されるので、正常時のパケットによ
り磁気ディスク装置24の記憶領域が圧迫されることが
なく、また、障害発生の原因を解析するために役立つパ
ケットを確保することができる。また、付加情報を付記
するので、解析時に処理を容易にする。また、プロトコ
ル知識が1対のパケットを単位として構成されているた
め、プロトコルエラーの検出が容易で、高速処理できこ
とから、メモリ1におけるパケットの上書きが生じる前
に磁気ディスク装置24への転送を容易とする。つま
り、メモリ1における上書きにより、磁気ディスク装置
24へ転送すべきであったパケットが失われる確率を低
く抑えることができる。
【0039】次に第2の実施の形態に係るプロトコル記
憶装置を説明する。この第2のプロトコル記憶装置は、
プロトコル規則には反していないが、呼接続と呼切断と
が短い周期で繰り返される障害に対処するものである。
例えば、通信トレースによりメモリ1に記憶された結果
が図2のようであるとき、プロトコル上は何等の問題は
ない。具体的には、第1の実施の形態に係るプロトコル
記憶装置を用いてプロトコルエラーを検出すると、図2
7に示されるようになる。つまり、「対応なし」が付加
記載されたパケットはないことが判る。しかしながら、
この通信トレースによれば、呼設定は失敗し続けてお
り、接続できない状況が繰り返されている。この第2の
プロトコル記憶装置は、このような障害に対処するもの
である。
【0040】この第2の実施の形態では、主メモリ22
は、図28に示されるように、RAM22−1とROM
22−2とから構成されており、RAM22−1には、
図1のアドレス保持部8に相当するレジスタ31が設け
られており、最も先に記憶したパケットが記憶されてい
るアドレスである最古アドレス、最も新しく記憶したパ
ケットが記憶されているアドレスである最新アドレスが
記憶されている。また、ROM22−2には、プロトコ
ル規則記憶手段3が記憶しているプロトコル規則が記憶
されている。更に、主メモリ22のRAM22−1に
は、この動作を行うために、読込アドレスをセットする
ためのレジスタ41、切断に係るパケットのアドレス
(切断アドレス)が記憶されるレジスタ42、接続に係
るパケットのアドレス(接続アドレス)が記憶されるレ
ジスタ43、切断に係るパケットから接続に係るパケッ
トまでに存在するパケットの数を記憶するためのレジス
タ44、エラー状態数を記憶するためのレジスタ45が
設けられている。また、主メモリ22のROM22−2
には、切断に係るパケットから接続に係るパケットまで
に存在するパケット数の閾値が記憶された領域46、エ
ラー状態数の閾値(ここでは2)が記憶された領域47
が設けられている。
【0041】第2の実施の形態においても、判別開始指
示手段7は、最新アドレスと最古アドレスとの差に基づ
き、メモリ1に記憶されたパケット数が「10」以上と
なると、プロトコルエラー判別手段4に判別開始の指示
が行われる。これにより、プロトコルエラー判別手段
4、転送手段6が動作する。この動作は、図8に示した
CPU20が主メモリ22の図29のフローチャートに
対応するプログラムに基づき行う動作である。以下、こ
の動作を説明する。
【0042】スタートとなると、CPU20はRAM2
2−1のレジスタ45のエラー状態数の初期化を行い、
レジスタ45の内容を「0」とする(2700)。次
に、CPU20は、レジスタ41に対しレジスタ31の
最新アドレス10をセットし(2701)、これから最
古アドレスに向かって判別を行う準備を整える。次に、
切断検索(2702)において主メモリ22のプロトコ
ル知識(規則)を参照して切断に関するプロトコル知識
を取り出し、このプロトコル知識の第2番目のパケット
と一致するパケットがメモリ1に記憶されているか否か
を検出する。このとき取り出される切断に関するプロト
コル知識は、図6のプロトコル知識(2.1.1)、
(2.1.2)、(2.1.3)、(2.2.1)、
(2.2.2)である。
【0043】上記切断検索(2702)の詳細アルゴリ
ズムは、図30に示される通りであるのでこれを説明す
る。読込アドレスチェック(2702−1)においてレ
ジスタ31の最古アドレスとレジスタ41の読込アドレ
スとを比較し、一致しなければOKへ分岐し、一致して
いるときには、ENDへ分岐する(2702−2)。上
記の例では、読込アドレスが「10」であり、最古アド
レスが「1」であるからOKへ分岐し、読込アドレス
「10」のパケットをメモリ1から読み込み(2702
−3)、当該パケットの記憶領域の付加情報のエリアに
処理済マーク「#」がセットされているか否かにより処
理済み判定を行う(2702−4)。上記読込アドレス
「10」のパケットには、処理済マーク「#」がセット
されていないので、プロトコル規則記憶手段3を備える
主メモリ22のプロトコル知識(規則)を検索して対応
するプロトコル知識があるか否か検出する(2702−
5、2702−6)。つまり、プロトコル知識における
1対のパケットの内の第2番目のパケットの内容が「D
>呼設定受付 TE=65」と一致するタイプのパケッ
トを持つプロトコル知識を図6のプロトコル知識(2.
1.1)、(2.1.2)、(2.1.3)、(2.
2.1)、(2.2.2)から検索して(2702−
5)、一致するものがあるか否か検出する(2702−
6)。
【0044】しかし、ここでは一致するプロトコル知識
がないため、読込アドレスの更新を行い、レジスタ41
の読込アドレスを「9」とする(2702−7)。そし
て、読込アドレスチェック(2702−1)においてレ
ジスタ31の最古アドレス1とレジスタ41の読込アド
レス9とを比較し、一致しないのでステップ2702−
2においてOKへ分岐し、読込アドレス「9」のパケッ
トをメモリ1から読み込み(2702−3)、当該パケ
ットの記憶領域の付加情報のエリアに処理済マーク
「#」がセットされているか否かにより処理済み判定を
行う(2702−4)。ここでは、読込アドレス「9」
のパケットには、処理済マーク「#」がセットされてい
ないので、プロトコル規則記憶手段3を備える主メモリ
22のプロトコル知識(規則)を参照して対応する知識
があるか否か検出する(2702−5、2702−
6)。つまり、プロトコル知識における1対のパケット
の内の第2番目のパケットの内容が「D>呼設定 TE
=65」と一致するタイプのパケットを持つプロトコル
知識を図6のプロトコル知識(2.1.1)、(2.
1.2)、(2.1.3)、(2.2.1)、(2.
2.2)から検索して(2702−5)、一致するもの
があるか否か検出する(2702−6)。
【0045】しかし、ここでも一致するプロトコル知識
がないため、読込アドレスの更新を行い、レジスタ41
の読込アドレスを「8」とする(2702−7)。そし
て、読込アドレスチェック(2702−1)においてレ
ジスタ31の最古アドレス1とレジスタ41の読込アド
レス8とを比較し、一致しないのでステップ2702−
2においてOKへ分岐し、読込アドレス「8」のパケッ
トをメモリ1から読み込み(702−3)、当該パケッ
トの記憶領域の付加情報のエリアに処理済マーク「#」
がセットされているか否かにより処理済み判定を行う
(2702−4)。ここで、読込アドレス「8」のパケ
ットには、処理済マーク「#」がセットされていないの
で、プロトコル規則記憶手段3を備える主メモリ22の
プロトコル知識(規則)を参照して対応する知識がある
か否か検出する(2702−5、2702−6)。つま
り、プロトコル知識における1対のパケットの内の第2
番目のパケットの内容が「D<解放完了 TE=65」
と一致するタイプのパケットを持つプロトコル知識を図
6のプロトコル知識(2.1.1)、(2.1.2)、
(2.1.3)、(2.2.1)、(2.2.2)から
検索して(2702−5)、一致するものがあるか否か
検出する(2702−6)。この結果、プロトコル知識
(2.1.3)が検出され、切断検索(2702)が終
了する。
【0046】次に、CPUは、切断に係るパケットを検
出したことにより図29におけるステップ2703にお
いてYesへ分岐し、切断レジスタ42に対し上記読込
アドレス41の内容である「8」を記録する(270
4)。更に、レジスタ41の読込アドレスを更新して
「7」とし(2075)、次に、接続検索(2706)
において主メモリ22のプロトコル知識(規則)を参照
して接続に関するプロトコル知識を取り出し、このプロ
トコル知識の第1番目のパケットと一致するパケットが
メモリ1に記憶されているか否かを検出する。このとき
取り出される接続に関するプロトコル知識は、図5のプ
ロトコル知識(1.1.1)、(1.1.2)、(1.
2.1)、(1.2.2)、(1.1.3)、(1.
1.4)、(1.2.3)、(1.2.4)である。
【0047】上記接続検索(2706)の詳細アルゴリ
ズムは、図31に示される通りであるのでこれを説明す
る。読込アドレスチェック(2706−1)においてレ
ジスタ31の最古アドレスとレジスタ41の読込アドレ
スとを比較し、一致しなければOKへ分岐し、一致して
いるときには、ENDへ分岐する(2706−2)。上
記の例では、読込アドレスが「7」であり、最古アドレ
スが「1」であるからOKへ分岐し、読込アドレス
「7」のパケットをメモリ1から読み込み(2706−
3)、当該パケットの記憶領域の付加情報のエリアに処
理済マーク「#」がセットされているか否かにより処理
済み判定を行う(2706−4)。上記読込アドレス
「7」のパケットには、処理済マーク「#」がセットさ
れていないので、プロトコル規則記憶手段3を備える主
メモリ22のプロトコル知識(規則)を参照して対応す
るプロトコル知識があるか否か検出する(2706−
5、2706−6)。つまり、プロトコル知識における
1対のパケットの内の第1番目のパケットの内容が「D
<解放 TE=65」と一致するタイプのパケットを持
つプロトコル知識を図5のプロトコル知識(1.1.
1)、(1.1.2)、(1.2.1)、(1.2.
2)、(1.1.3)、(1.1.4)、(1.2.
3)、(1.2.4)から検索して(2706−5)、
一致するものがあるか否か検出する(2706−6)。
【0048】しかし、ここでは一致するプロトコル知識
がないため、読込アドレスの更新を行い、レジスタ41
の読込アドレスを「6」とする(2706−7)。そし
て、読込アドレスチェック(2706−1)においてレ
ジスタ31の最古アドレス1とレジスタ41の読込アド
レス6とを比較し、一致しないのでOKへ分岐し、読込
アドレス「6」のパケットをメモリ1から読み込み(2
706−3)、当該パケットの記憶領域の付加情報のエ
リアに処理済マーク「#」がセットされているか否かに
より処理済み判定を行う(2706−4)。ここでは、
読込アドレス「6」のパケットには、処理済マーク
「#」がセットされていないので、プロトコル規則記憶
手段3を備える主メモリ22のプロトコル知識(規則)
を参照して対応する知識があるか否か検出する(270
6−5、2706−6)。つまり、プロトコル知識にお
ける1対のパケットの内の第1番目のパケットの内容が
「D<呼設定受付 TE=65」と一致するタイプのパ
ケットを持つプロトコル知識を図5のプロトコル知識
(1.1.1)、(1.1.2)、(1.2.1)、
(1.2.2)、(1.1.3)、(1.1.4)、
(1.2.3)、(1.2.4)から検索して(270
6−5)、一致するものがあるか否か検出する(270
6−6)。
【0049】しかし、ここでは一致するプロトコル知識
がないため、読込アドレスの更新を行い、レジスタ41
の読込アドレスを「5」とする(2706−7)。そし
て、読込アドレスチェック(2706−1)においてレ
ジスタ31の最古アドレス1とレジスタ41の読込アド
レス6とを比較し、一致しないのでOKへ分岐し、読込
アドレス「6」のパケットをメモリ1から読み込み(2
706−3)、当該パケットの記憶領域の付加情報のエ
リアに処理済マーク「#」がセットされているか否かに
より処理済み判定を行う(2706−4)。ここでは、
読込アドレス「5」のパケットには、処理済マーク
「#」がセットされていないので、プロトコル規則記憶
手段3を備える主メモリ22のプロトコル知識(規則)
を参照して対応するプロトコル知識があるか否か検出す
る(2706−5、2706−6)。つまり、プロトコ
ル知識における1対のパケットの内の第1番目のパケッ
ト内容が「D<呼設定 TE=65」と一致するタイプ
のパケットを持つプロトコル知識を図5のプロトコル知
識(1.1.1)、(1.1.2)、(1.2.1)、
(1.2.2)、(1.1.3)、(1.1.4)、
(1.2.3)、(1.2.4)から検索して(270
6−5)、一致するものがあるか否か検出する(270
6−6)。この結果、プロトコル知識(1.1.1)が
検出され、接続検索(2702)が終了する。
【0050】次に、CPUは、接続に係るパケットを検
出したことによりステップ図29の2707においてY
esへ分岐し、接続レジスタ43に対し上記読込アドレ
ス41の内容である「5」を記録する(2708)。次
に、CPUは接続間隔計算(2709)において、接続
から切断までに存在するパケット数を計算する。ここで
はレジスタ42の内容である「8」から、レジスタ43
の内容である「5」を引き、「3」が求められる。そし
て、CPU20は、求めた接続間隔「3」を接続間隔記
録(2710)においてレジスタ44に記録すると共
に、メモリ1の読込アドレス「5」のパケットに付加し
て、接続間隔が「3」であったことを示すため、「CO
N3」と記録する。このような処理によって変更された
メモリ1の内容を図32に示す。
【0051】次に、CPU20は、ROM22−2の領
域46に記憶されている存在パケット(接続間隔)数閾
値(10以下)とレジスタ44に記憶されている存在パ
ケット(接続間隔)数(3)とを比較し(2711)、
10以下のパケットが存在するだけであるので、エラー
と判定し、レジスタ45のエラー状態数を「1」カウン
トアップして「1」とし(2712)、処理済み記録
(2713)において接続パケットから切断パケットの
間のパケットに処理済マーク「#」を記録する。但し、
既に処理済マーク「#」が記録されている場合には、記
録を省略する。
【0052】以下、レジスタ41の読込アドレスとレジ
スタ31の最古アドレスとが一致するまで同様な処理を
継続する。この場合のメモリ1の内容を図33に示す。
レジスタ41の読込アドレスとレジスタ31の最古アド
レスとが一致した場合には、ステップ2703からステ
ップ2714へ進む。そして、ステップ2714におい
て、レジスタ45のエラー状態数がROM22−2の領
域47に記憶されているエラー状態数閾値(2)以上で
あるかを検出する。メモリ1が図33の状態であるとき
には、レジスタ45のエラー状態数が「2」である(図
33には「CON3」が2個記録されている。)から、
転送手段6に磁気ディスク装置24への記録を通知する
(2715)。これによって、CPU20は転送手段6
として、主メモリ22に記憶されているレジスタ31の
最古アドレスから最新アドレスにより示される範囲のパ
ケットを磁気ディスク制御部25を介して磁気ディスク
装置24へ記憶する。また、レジスタ31(アドレス保
持部8)の最古アドレス、最新アドレスは、最新アドレ
スの次のアドレス(最新アドレスが「20」であるとき
には「1」)がセットされる。
【0053】以上のように第2の実施の形態によれば、
プロトコル上は問題がないが接続パケットと切断パケッ
トとの間隔が極端に短いエラー状態が継続される障害が
発生した場合に、その時点のパケットが的確に磁気ディ
スク装置24へ転送されて保存される。なお、上記にお
いて、接続パケットと切断パケットとの間隔は、TEI
値が同一であるパケットのみをカウントするものであ
り、TEI値が異なるパケットが多数存在しても、これ
らは接続パケットと切断パケットとの間隔にはカウント
されることはない。
【0054】なお、上記第1、第2の実施の形態におい
ては、主メモリ22のプロトコル知識(規則)をISD
Nのプロトコルに関するものとしたが、プロトコル知識
(規則)としては、当該プロトコル記憶装置が設置され
るネットワークが採用するものを記憶しておくものであ
る。また、上記第1、第2の実施の形態の処理を合わせ
て行うプロトコル記憶装置が構成できる。このように構
成すると、第1の実施の形態を補完して、プロトコル上
は問題がないが接続パケットと切断パケットとの間隔が
極端に短いエラー状態に係るプロトコルのパケットをも
磁気ディスク装置に対比して保存することができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載のプ
ロトコルエラー判定方法によれば、対のデータが送受さ
れているか否かを単純に検出するだけで、プロトコルエ
ラーの発生を検出できるので、簡単に高速にプロトコル
エラー判定を行うことができるという効果がある。
【0056】以上説明したように請求項2に記載のプロ
トコルエラー判定方法によれば、呼接続から呼切断まで
が短く、直ぐに呼切断となるような障害を適切に検出す
ることができ、プロトコル自体が正常である場合にも適
切なエラー判定を行うことができるという効果がある。
【0057】以上説明したように請求項3に記載のプロ
トコル記憶装置によれば、ネットワークにて採用されて
いるプロトコルにより規定される規則情報の規則に反し
たプロトコルに対応する部分のデータがデータ記憶手段
へ転送され、必要なデータのみを残すことができ、記憶
に無駄がなくなる。
【0058】以上説明したように請求項4に記載のプロ
トコル記憶装置によれば、エラーの旨の情報も含めてデ
ータがデータ記憶手段へ転送され、どのデータがエラー
かを明確にすることができ、後の解析の場合に便利とな
る。
【0059】以上説明したように請求項5に記載のプロ
トコル記憶装置によれば、判別の開始をプロトコルエラ
ー判別手段へ指示する手段を備えるので、メモリからデ
ータがオーバーフローする前に判別を開始して、データ
記憶手段へ転送することが可能である。
【0060】以上説明したように請求項6に記載のプロ
トコル記憶装置によれば、データを取り込むと、その種
別、送受方向、送受端末の識別情報を抽出し、抽出した
情報をメモリに格納するので、プロトコルエラー検出及
び解析のために必要な部分のみを残すことができる。
【0061】以上説明したように請求項7に記載のプロ
トコル記憶装置によれば、エラーの回数を適宜に設定し
て、ネットワークがトラブルと思われるときのデータを
記憶可能となる。
【0062】以上説明したように請求項8に記載のプロ
トコル記憶装置によれば、一対となるべきデータの検出
という比較的簡単な処理により、プロトコルエラーの発
生したデータを検出でき、この部分のデータを記憶して
残すことが可能となる。
【0063】以上説明したように請求項9に記載のプロ
トコル記憶装置によれば、対のデータが送受されている
か否かを単純に検出するだけで、プロトコルエラーの発
生したデータを検出でき、この部分のデータを記憶して
残すことが可能となる。
【0064】以上説明したように請求項10に記載のプ
ロトコル記憶装置によれば、呼接続から呼切断までが短
く、直ぐに呼切断となるような障害の発生したデータを
検出でき、この部分のデータを記憶して残すことが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプロトコル記憶装置の機能ブロッ
ク図。
【図2】本発明に係るプロトコル記憶装置が採用される
ネットワークシステムの概要を示す図。
【図3】ISDNネットワークシステムにより送受され
たパケットの通信トレース結果を示す図。
【図4】ISDNネットワークシステムにより送受され
るパケットの概要を示す図。
【図5】本発明に係るプロトコル記憶装置が保有するプ
ロトコル規則(知識)の例を示す図。
【図6】本発明に係るプロトコル記憶装置が保有するプ
ロトコル規則(知識)の例を示す図。
【図7】本発明に係るプロトコル記憶装置が保有するプ
ロトコル規則(知識)の例を示す図。
【図8】本発明に係るプロトコル記憶装置をコンピュー
タにより構成した場合のブロック図。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係るプロトコル記
憶装置の主メモリの内容の要部を示す図。
【図10】本発明に係るプロトコル記憶装置において、
メモリにパケットが書き込まれる前のアドレス保持部の
状態を示す図。
【図11】本発明に係るプロトコル記憶装置において、
アドレス20までパケットが書き込まれた状態のメモリ
内容を示す図。
【図12】本発明に係るプロトコル記憶装置において、
メモリにアドレス20までパケットが書き込まれたとき
のアドレス保持部の状態を示す図。
【図13】本発明に係るプロトコル記憶装置において、
アドレス21までパケットが書き込まれた状態のメモリ
内容を示す図。
【図14】本発明に係るプロトコル記憶装置において、
メモリにアドレス21までパケットが書き込まれたとき
のアドレス保持部の状態を示す図。
【図15】本発明の第1の実施の形態に係るプロトコル
記憶装置の動作を示すフローチャート。
【図16】本発明に係るプロトコル記憶装置において、
アドレス10までパケットが書き込まれた状態のメモリ
内容を示す図。
【図17】本発明に係るプロトコル記憶装置において、
メモリにアドレス10までパケットが書き込まれたとき
のアドレス保持部の状態を示す図。
【図18】本発明の第1の実施の形態に係るプロトコル
記憶装置の検索パケット作成において作成されたパケッ
トを示す図。
【図19】本発明の第1の実施の形態に係るプロトコル
記憶装置の動作により変更されたメモリ内容を示す図。
【図20】本発明の第1の実施の形態に係るプロトコル
記憶装置の動作により変更されたメモリ内容を示す図。
【図21】本発明の第1の実施の形態に係るプロトコル
記憶装置の検索パケット作成において作成されたパケッ
トを示す図。
【図22】本発明の第1の実施の形態に係るプロトコル
記憶装置の動作により変更されたメモリ内容を示す図。
【図23】本発明の第1の実施の形態に係るプロトコル
記憶装置の動作により変更されたメモリ内容を示す図。
【図24】本発明の第1の実施の形態に係るプロトコル
記憶装置の動作により変更されたメモリ内容を示す図。
【図25】本発明の第1の実施の形態に係るプロトコル
記憶装置の動作により変更されたメモリ内容を示す図。
【図26】本発明に係るプロトコル記憶装置において、
メモリにアドレス10までパケットが書き込まれたとき
のアドレス保持部の状態を示す図。
【図27】図26のメモリ内容が、本発明の第1の実施
の形態に係るプロトコル記憶装置の動作により変更され
た場合のメモリ内容を示す図。
【図28】本発明の第2の実施の形態に係るプロトコル
記憶装置の主メモリの内容の要部を示す図。
【図29】本発明の第2の実施の形態に係るプロトコル
記憶装置の動作を示すフローチャート。
【図30】本発明の第2の実施の形態に係るプロトコル
記憶装置の動作を示すフローチャート。
【図31】本発明の第2の実施の形態に係るプロトコル
記憶装置の動作を示すフローチャート。
【図32】本発明の第2の実施の形態に係るプロトコル
記憶装置の動作により変更されたメモリ内容を示す図。
【図33】本発明の第2の実施の形態に係るプロトコル
記憶装置の動作により変更されたメモリ内容を示す図。
【符号の説明】
1 メモリ 2 取込格
納手段 3 プロトコル規則記憶手段 4 プロト
コルエラー判別手段 5 データ記憶手段 6 転送手
段 7 判別開始指示手段 8 アドレ
ス保持部 10 プロトコル記憶装置 11 ネッ
トワーク 12−1〜12−5 端末 13−1〜
13−n 端末 14 インタフェース 20 CP
U 21 バス 22 主メ
モリ 23 入力ポート 24 磁気
ディスク装置 25 磁気ディスク制御部 26 プリ
ンタ制御部 27 プリンタ 28 表示
制御部 29 表示器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークと端末との間で送受される
    データを取り込み複数保持し、 前記ネットワークにて採用されているプロトコルにより
    規定される一対となるべきデータの情報に基づき、前記
    で保持した複数のデータについて、一対のデータが存在
    するか否かを検出し、 対のデータが存在しないデータについては、このデータ
    においてプロトコルエラーが生じたと判定することを特
    徴とするプロトコルエラー判定方法。
  2. 【請求項2】 ネットワークと端末との間で送受される
    データを取り込み複数保持し、 前記ネットワークにて採用されているプロトコルにより
    規定される呼接続用のデータから呼切断用のデータまで
    に存在する当該呼に関係するデータ数を検出し、 この検出結果が所定値に満たないときには、プロトコル
    エラーが生じたと判定することを特徴とするプロトコル
    エラー判定方法。
  3. 【請求項3】 データを保持するためのメモリと、 ネットワークと端末との間で送受されるデータを取り込
    み、前記メモリへ格納する取込格納手段と、 前記ネットワークにて採用されているプロトコルにより
    規定される規則情報が記憶されたプロトコル規則記憶手
    段と、 前記メモリに保持されているデータについて前記プロト
    コル規則記憶手段に記憶されている規則情報に基づきプ
    ロトコルエラーが生じた否かを判別するプロトコルエラ
    ー判別手段と、 前記メモリに保持されたデータ内の必要なデータを記憶
    するためのデータ記憶手段と、 このプロトコルエラー判別手段による判別結果を受け
    て、前記メモリに記憶されているデータを前記データ記
    憶手段へ転送する転送手段とを具備することを特徴とす
    るプロトコル記憶装置。
  4. 【請求項4】 プロトコルエラー判別手段は、 プロトコルエラーと判別したデータに付随させてエラー
    の旨の情報をメモリ内に書き込むことを特徴とする請求
    項3に記載のプロトコル記憶装置。
  5. 【請求項5】 メモリ内に所定数のデータが格納された
    ときに、判別の開始をプロトコルエラー判別手段へ指示
    する判別開始指示手段を備えることを特徴とする請求項
    3または4に記載のプロトコル記憶装置。
  6. 【請求項6】 取込格納手段は、 データを取り込むと、その種別、送受方向、送受端末の
    識別情報を抽出し、抽出した情報をメモリに格納するこ
    とを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の
    プロトコル記憶装置。
  7. 【請求項7】 転送手段は、 メモリ内に記憶されたデータについて生じたエラーの回
    数が所定の場合に、データ記憶手段への転送を行うこと
    を特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載のプ
    ロトコル記憶装置。
  8. 【請求項8】 プロトコル規則記憶手段に記憶されてい
    る規則情報は、 ネットワークにて採用されているプロトコルにより規定
    される一対となるべきデータの情報であることを特徴と
    する請求項3乃至7のいずれか1項に記載のプロトコル
    記憶装置。
  9. 【請求項9】 プロトコルエラー判別手段は、 メモリに格納されている複数のデータについて、一対の
    データが存在するか否かを検出し、対のデータが存在し
    ないデータについては、このデータにおいてプロトコル
    エラーが生じたと判定することを特徴とする請求項3乃
    至8のいずれか1項に記載のプロトコル記憶装置。
  10. 【請求項10】 プロトコルエラー判別手段は、 ネットワークにて採用されているプロトコルにより規定
    される呼接続用のデータから呼切断用のデータまでに存
    在する当該呼に関係するデータ数を検出し、この検出結
    果に係るデータ数が所定値に満たないときには、プロト
    コルエラーが生じたと判定することを特徴とする請求項
    3乃至8のいずれか1項に記載のプロトコル記憶装置。
JP7314072A 1995-12-01 1995-12-01 プロトコルエラー判定方法及びプロトコル記録装置 Withdrawn JPH09162950A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005318006A (ja) * 2004-04-26 2005-11-10 Ntt Communications Kk 信号解析装置及び信号解析のためのプログラム並びに信号解析処理方法

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JP4489489B2 (ja) * 2004-04-26 2010-06-23 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 信号解析装置及び信号解析のためのプログラム並びに信号解析処理方法

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