JPH09162885A - 無瞬断切り替えのための同期装置 - Google Patents

無瞬断切り替えのための同期装置

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JPH09162885A
JPH09162885A JP31938595A JP31938595A JPH09162885A JP H09162885 A JPH09162885 A JP H09162885A JP 31938595 A JP31938595 A JP 31938595A JP 31938595 A JP31938595 A JP 31938595A JP H09162885 A JPH09162885 A JP H09162885A
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cell frame
data
frame
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JP31938595A
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Inventor
Shiro Uryu
士郎 瓜生
Kenichi Okabe
健一 岡部
Masanobu Furukoshi
正信 古越
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交換システム内におけるATM セル等の系間同
期技術、及び交換システム内にスケジューラ等が装備さ
れている場合におけるスケジューリングの系間同期技術
を確立することにある。 【解決手段】 SRM 101の出力ハイウエイには、それ
自身が生成したセルフレームとマルチセルフレームが出
力される。端末装置共通部103は、これらに同期し
て、上り方向のセルフレームとマルチセルフレームを生
成する。そして、SRM 101内に、系の切り替え時に、
セルフレームに基づいてセルを構成するオクテットタイ
ミングを完全に同期させる機能と、マルチセルフレーム
に基づいて同一のセルデータが同時刻に処理されること
を保証する機能が構成される。また、各系内のスケジュ
ーラカウンタを、スケジューリング処理用のバッファ内
のセル量が同一に(空に)なったときに同時にリセット
する機能と、スケジューリング処理のための帯域データ
を各系間で同時に設定する機能が実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM 交換システム
等のセル交換方式における系の無瞬断切り替えのための
同期技術に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ATM 交
換システムにおいては、ATM セルにユーザデータがマッ
ピングされて、そのATM セルがシステム内部を転送され
る。この場合に、システムが、その信頼性を高めるため
に、複数の系からなる冗長構成を有している場合には、
系の切り替えが発生する。
【0003】系の切り替えの要因としては、システムの
予防保全のための定期的な切り替えや、実際に障害が発
生した場合における切り替等が考えられる。ATM 交換に
おけるサービスにおいてはサービス品質が規定されてお
り、これはCLR (セル廃棄レート)として規定される。
そして、このCLR は、系の切り替え等によるものも含
む。
【0004】障害の発生に基づく系の切り替え時には、
ハードウエアの動作は保証されないため、セルの廃棄が
発生し得る。この場合には、システムの故障率が所定の
レート以下になるように設計されれば、セル廃棄レート
も所定のレート以下に抑えることができる。
【0005】一方、系の定期的な切り替え時において
は、セル廃棄はあってはならないものである。ATM 交換
システムはその技術の特性から非同期的な要素を多く含
むため、システム内におけるセルの系間同期を考慮しな
いと、切り替え時にセル廃棄が発生してしまう。
【0006】しかし、従来は、系の定期的な切り替え時
における系間同期を考慮した無瞬断切り替え技術は、確
立されていなかった。本発明の課題は、システム内にお
けるセルの系間同期技術、及びシステム内にスケジュー
ラ等が装備されている場合におけるスケジューリングの
系間同期技術を確立することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様につ
いて説明する。本発明の第1の態様は、複数の系を装備
し固定長のセルデータを交換するATM 交換システム等に
おける各系の無瞬断切り替えのための同期装置を前提と
する。
【0008】そして、まず、交換システム内を、セルデ
ータと共にそのセルデータを処理するタイミングを制御
するためのセルフレームが転送される。次に、参照セル
フレームを生成する参照セルフレーム生成手段を有す
る。
【0009】次に、交換システム内を転送される各セル
フレームを、参照セルフレームに同期させるセルフレー
ム同期手段を有する。上述の本発明の第1の態様は、次
のように構成されてもよい。
【0010】即ち、複数の系のそれぞれに対応して設け
られ、複数の系のうちの1つの系におけるスイッチ部が
出力しそのスイッチ部がその出力ハイウエイへセルデー
タを出力するタイミングを制御するための出力セルフレ
ームに同期して、複数の系のそれぞれにおけるスイッチ
部がその入力ハイウエイからセルデータを受信するタイ
ミングを制御するための入力セルフレームを生成する入
力セルフレーム生成手段を有する。
【0011】以上の本発明の第1の態様の構成により、
系の切り替え時に、セルを構成するオクテットタイミン
グを完全に同期させることが可能となる。次に、本発明
の第2の態様について説明する。本発明の第2の態様
は、本発明の第1の態様と同様の前提を有する。
【0012】そして、まず、交換システム内を、セルデ
ータ及びセルフレームと共に、セルフレームの複数周期
を1周期とするマルチセルフレームが転送される。次
に、参照マルチセルフレームを生成する参照マルチセル
フレーム生成手段を有する。
【0013】次に、交換システム内を転送される各マル
チセルフレームを、参照マルチセルフレームに同期させ
るマルチセルフレーム同期手段を有する。そして、各系
内の所定の装置に対応して設けられ、その各系内の所定
の装置に入力されるセルフレーム及びマルチセルフレー
ムに基づいて、各系内の所定の装置において同一のセル
データが同時刻に処理されるように、各系内の所定の装
置に入力されるセルデータの処理タイミングを制御する
セル処理同期手段を有する。この手段は、例えば、バッ
ファ回路を含み、自身が含まれる所定の装置に入力され
るセルフレーム及びマルチセルフレームに基づいて、上
記所定の装置に入力されるセルデータをバッファ回路へ
書き込み、参照マルチセルフレームに対して所定の位相
差を有する読み出しマルチセルフレームを生成し、その
読み出しマルチセルフレームに基づきバッファ回路内の
セルデータを読み出し、その読み出されたセルデータを
上記所定の装置に処理させる。この場合に、読み出しマ
ルチセルフレームが参照マルチセルフレームに対して有
する位相差は、例えば、セルデータを転送するための交
換システム内のケーブルの伝搬遅延に基づいて算出され
る。
【0014】以上の本発明の第2の態様の構成により、
各系内の所定の装置において同一のセルデータが同時刻
に処理されることが保証され、系の切り替え時にセル廃
棄の発生を防止することができる。
【0015】続いて、本発明の第3の態様について説明
する。本発明の第3の態様は、複数の系を装備し固定長
のセルデータを交換する交換システムであって、カウン
タを用いて所定バッファ回路内のセルデータを設定され
た帯域データに対応するセル間隔で読み出すことにより
セルデータに対するスケジューリング処理を実行する機
能を有する交換システムにおける、系の無瞬断切り替え
のための同期装置を前提とする。
【0016】そして、複数の系内の所定バッファ回路が
記憶するセル量が同じ量になった時点で、カウンタをリ
セットするカウンタ同期手段を含む。この手段は、例え
ば、今までスタンバイ状態であった系であるスタンバイ
系内の所定バッファ回路の記憶内容をリセットし、その
後、今までアクティブ状態であった系であるアクティブ
系内のバッファ回路の記憶内容が空になるのを待ってか
ら、そのアクティブ系内のカウンタをリセットし、その
リセットと共に、スタンバイ系内のカウンタをリセット
する。
【0017】以上の本発明の第3の態様の構成により、
各系内の所定バッファ回路において各タイミング毎に同
一のセルデータが読み出されることが保証され、系の切
り替え時にセル廃棄の発生を防止することができる。
【0018】最後に、本発明の第4の態様について説明
する。本発明の第3の態様は、本発明の第3の態様と同
様の前提を有する。そして、まず、各系内の各スケジュ
ーリング処理を実行する機能に対応して設けられ、各系
内の制御装置から設定される帯域データを保持する第1
のレジスタ手段を有する。
【0019】次に、各系内の各スケジューリング処理を
実行する機能に対応して設けられ、所定バッファ回路内
のセルデータの読み出しを行うための帯域データを保持
する第2のレジスタ手段を有する。
【0020】そして、各系内の第1のレジスタ手段に帯
域データが設定された後、アクティブ状態である系であ
るアクティブ系内の制御装置から設定される帯域変更指
示に基づいて、各系内の第1のレジスタ手段内の帯域デ
ータをそれぞれ各系内の第2のレジスタ手段に設定する
帯域データ設定制御手段を有する。
【0021】以上の本発明の第4の態様の構成により、
上記所定バッファ回路内のセルデータの読み出しタイミ
ングを制御するための帯域データが、各系間で同時に設
定されることが保証され、各系間で読み出しタイミング
のずれが発生することを防止することができる。
【0022】
【実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の実
施の形態の構成図である。
【0023】本実施の形態では、まず、交換動作を実行
するスイッチ部として、N本の入力とN本の出力の間で
セル交換を実行するN×NのSRM (Self Routing Modul
e )101が設けられている。SRM 101は、制御部イ
ンタフェース102によって制御される。そして、冗長
構成として、SRM 101及び制御部インタフェース10
2と、回線個別部105を収容する端末装置共通部10
3及びそれを制御する制御部インタフェース104が、
それぞれ#0系と#1系とからなる2重化された構成を有す
る。回線個別部105は、回線106を終端する部分で
あり、その構成は1重である。2重化された各部分にお
いて、#0系又は#1系の何れか一方が現在の運用系(以
後、アクティブ系という)とされ、他方が予備系(以
後、スタンバイ系という)とされる。この場合に、回線
106から入力され1重の構成を有する回線個別部10
5によりシステム内部に取り込まれたセルは、アクティ
ブ系内の装置及びスタンバイ系内の装置の両方に転送さ
れ、各系内の装置は転送されたセルに対してそれぞれ交
換動作を実行する。そして、アクティブ系内の装置から
出力されるセルのみが回線個別部105に転送され回線
106に出力される。
【0024】ここで、アクティブ系とスタンバイ系が上
記#0系と#1系の間で切り替えられる場合に、セル廃棄が
発生する可能性がある部分は、1重の構成を有する回線
個別部105内の選択回路109である。選択回路10
9は、2重化された端末装置共通部103のうちアクテ
ィブ系内の装置からのセルを選択する部分である。系の
切り替えが行われても上記選択回路109においてセル
廃棄が発生しないための条件は、下記の2つである。 1.両方の系内装置から転送されてくるセルのフレーム
が同期していること 2.同時刻に同じ内容のデータを有するセルが到着する
こと 条件1.を満足させるためには、#0系と#1系とで、それ
ぞれの系内装置を流れるセルフレームを同期させれば良
い。セルフレームは、セルの先頭を識別するためのタイ
ミングパルスである。
【0025】一方、条件2.を満足させるためには、SR
M 101の入力部において、同時刻に同じタイミングの
セルが処理される必要がある。この同一セルに対する同
時刻処理は、SRM 101が、特に共通バッファ方式によ
ってスイッチングを実行する構成を有する場合に必須と
なる。共通バッファ方式とは、複数本の入力ハイウエイ
から入力するセルが共通バッファに溜め込まれ、その溜
め込まれた各セルがそれに付加されているタグと呼ばれ
るセル転送情報の内容に対応する出力ハイウエイに出力
される方式である。各入力ハイウエイからは、セルデー
タと共に、その先頭タイミングを識別するためのパルス
データであるセルフレームが入力する。そして、複数の
入力ハイウエイ間では、セルフレームが非同期に到着す
る可能性がある。そして、共通バッファへのセルの書き
込みにおいては、複数の入力ハイウエイからのセルが特
定の時刻に取り込まれ、その時刻にセルのタグが解析さ
れる。従って、この解析時刻と到着セルフレームの位相
との関係によっては、系間において処理されるセルデー
タが異なり上記解析結果が異なる可能性がある。
【0026】以上の事実を考慮すると、前述した2つの
条件は、下記のように書き直すことができる。 1.両方の系内装置から転送されてくるセルフレームが
同期していること 2.SRM 101で同一セルデータが同時刻に処理される
こと 加えて、SRM 101の内部又は端末装置共通部103内
の下り(Downward)側のセル分離部(DMX 部)108に
は、帯域制御のためのシェーパ機能の一部として、スケ
ジューリング処理が行われる場合がある。この場合に
は、両方の系におけるスケジューリング処理の結果も同
じである必要がある。具体的には、上述のスケジューリ
ング処理においては、SRM 101の内部又はDMX 部10
8内のバッファにおいて、設定された帯域に対応するセ
ル間隔で読み出しが行われるが、そのセル間隔をカウン
トするカウンタのカウントタイミングが#0系のカウンタ
と#1系のカウンタとで異なると、ある時刻に読み出され
るセルが系間で異なってしまう可能性がある。従って、
系の切り替えが行われても回線個別部105内の選択回
路109においてセル廃棄が発生しないための3つ目の
条件として、下記の条件が必要である。 3.両方の系でのスケジューリング処理の結果が同じで
あること 以上の条件を実現するために、本実施の形態において採
用される方式について以下に説明する。1.システム内部のセルフレーム同期構成 まず、システム内でセルフレームを同期させるために、
基準となるセルフレームが生成される。これは、SRM 1
01内の共通バッファに対する読み出しセルフレームと
される。#0系又は#1系のうちの一方の系(以後、この系
をマスタ系という)内のSRM 101は、自律的にこのセ
ルフレームを生成し、他方の系(以後、この系をスレー
ブ系という)内の他の装置又は各装置のは、このセルフ
レームに同期して動作するものとする。
【0027】上述の機能を実現するために、図1の端末
装置共通部103には、図2に示されるように、MUX 部
107及びDMX 部108の他に、タイミングジェネレー
タ部(TG)201が設けられる。このタイミングジェ
ネレータ部201は、SRM 101からDMX 部108に入
力されるセルフレームに同期して、上り(Upward)方向
のセルフレームであるMUX 部107内のバッファに対す
る読み出しセルフレームを生成する。このような構成に
より、SRM 101は、端末装置共通部103から到着す
るセルフレームの位相を認識することができる。
【0028】また、マスタ系内のSRM 101は、自身が
生成した読み出しセルフレームに対してセルフレーム用
低速同期信号を生成し、これをスレーブ系内のSRM 10
1に送信する。スレーブ系内のSRM 101は、マスタ系
内のSRM 101から受信するセルフレーム用低速同期信
号に同期して、スレーブ系内の共通バッファに対する読
み出しセルフレームを生成する。
【0029】スレーブ系内のセルフレーム同期は、マス
タ系の場合と同様に、SRM 101のスレーブ系の読み出
しセルフレームに同期することとする。具体的には、端
末装置共通部103のスレーブ系内のタイミングジェネ
レータ部201は、SRM 101のスレーブ系からDMX 部
108のスレーブ系に入力されるセルフレームに同期し
て、MUX 部107のスレーブ系内のバッファに対する読
み出しセルフレームを生成する。2.SRM 101における同一セルデータに対する同時刻
処理構成 SRM 101での同一セルデータに対する同時刻処理を実
現するために、SRM 101の入力部に特には図示しない
マルチセルバッファが配置されると共に、端末装置共通
部103からSRM 101に、セルフレームと並列して、
そのセルフレームの所定複数周期を1周期とするマルチ
セルフレームが転送され、このマルチセルフレームに同
期して上記マルチセルバッファに対するライト処理及び
リード処理が実行される。マルチセルバッファは、前述
した共通バッファではなく、その前段に配置される同期
用バッファである。
【0030】なお、#0系と#1系の各端末装置共通部10
3は、前述したようにしてセルフレームを互いに同期さ
せることにより、回線個別部105から同時刻に同一の
セルデータを受信し、それぞれ#0系と#1系の各SRM 10
1に同時刻に同一のセルデータを送信することが保証さ
れる。
【0031】システム内で上記マルチセルフレームを同
期させるための技術としては、前述した、システム内で
セルフレームを同期させる技術と同様の技術が採用され
る。即ち、まず、基準のマルチセルフレームとして、SR
M 101は、前述した共通バッファに対する読み出しセ
ルフレームに完全に同期した出力マルチセルフレームを
自律的に生成する。そして、システム内の他の装置又は
スレーブ系内の各装置は、この出力マルチセルフレーム
に同期して動作するものとする。
【0032】具体的には、図2に示されるマスタ系内の
タイミングジェネレータ部201は、マスタ系内のSRM
101からマスタ系内のDMX 部108に入力される出力
マルチセルフレームに同期して、上り方向のマルチセル
フレームを生成する。このような構成により、SRM 10
1は、端末装置共通部103から到着する受信マルチセ
ルフレームの位相を認識することができる。
【0033】また、マスタ系内のSRM 101は、自身が
生成した出力マルチセルフレームに対してマルチセルフ
レーム用同期信号を生成し、これをスレーブ系内のSRM
101に送信する。スレーブ系内のSRM 101は、マス
タ系内のSRM 101から受信するマルチセルフレーム用
同期信号に同期して、出力マルチセルフレームを生成す
る。
【0034】スレーブ系内のマルチセルフレーム同期
は、マスタ系の場合と同様に、スレーブ系内のSRM 10
1の出力マルチセルフレームに同期することとする。即
ち、端末装置共通部103のスレーブ系内のタイミング
ジェネレータ部201は、スレーブ系内のSRM 101か
らスレーブ系内のDMX 部108に入力される出力マルチ
セルフレームに同期して、上り方向のマルチセルフレー
ムを生成する。
【0035】次に、マルチセルフレームのタイミング
は、下記のようにして決定される。前述したように、各
装置の入力部においては、セルデータとセルフレームと
マルチセルフレームとが、互いに同期して受信される。
【0036】入力部には、マルチセルフレームのセル周
期に対応した数のセルを記憶できるマルチセルバッファ
が設けられ、これに対するライト処理及びリード処理
が、受信マルチセルフレームを基本として行われる。例
として、以下の条件のもとで、動作原理を説明する。 マルチフレームのセル周期:16セルフレーム 入力部マルチセルバッファ:16セルを記憶するバッフ
ァ 入力ケーブルの長さ: 1〜50メートル 入力ケーブルの伝搬遅延: 5ナノ秒/メートル 入力部のマルチセルバッファに対するセルデータの書き
込みは、受信セルフレーム及び受信マルチセルフレーム
に同期して実行される。マルチセルフレームのパルスが
位置するセルフレームにおけるセルデータは、必ずマル
チセルバッファのセルアドレス0に書き込まれ、以後、
セルフレーム毎に書き込みセルアドレスがインクリメン
トされる。一方、入力部のマルチセルバッファに対する
セルデータの読み出しは、それ自身が受信セルフレーム
及び受信マルチセルフレームに同期して生成する読み出
しセルフレームと読み出しマルチセルフレームを基準に
実行される。読み出しマルチセルフレームのパルスが位
置するセルフレームで、必ずマルチセルバッファのセル
アドレス0のセルデータが読み出され、以後、セルフレ
ーム毎に読み出しセルアドレスがインクリメントされ
る。
【0037】今、装置間接続が例えば端末装置共通部1
03からSRM 101へ向かう接続であるとした場合、ケ
ーブル長の違いによって、SRM 101側で受信されるマ
ルチセルフレームが、入力ハイウエイ及び系に応じてず
れることになる。このずれに対応する最大位相差は、以
下のようになる。
【0038】まず、SRM 101における入力ハイウエイ
上でのセルデータのデータ長を例えば64オクテットと
し、そのセルデータが入力ハイウエイ上を16ビットパ
ラレル(2オクテットパラレル)で転送されるとすれ
ば、入力ハイウエイ上での1セルデータの転送クロック
長は32クロックとなる。一方、入力ハイウエイの転送
クロックの周波数を例えば184.32メガヘルツとす
れば、このクロックの周期は5.43ナノ秒となる。従
って、入力ハイウエイ上での1セルデータの転送時間
は、(5.43ナノ秒×32クロック)となる。更に、
前述したように、端末装置共通部103からSRM 101
までの入力ハイウエイのケーブルについて、その長さを
最大50メートル、伝搬遅延を 5ナノ秒/メートルとすれ
ば、この伝搬遅延をセル数に換算した値は、下記のよう
に計算される。 伝搬遅延(5nsec/m×50m)÷5.43nsec÷32クロック= 1.4
セル よって、1つのSRM 101に接続される複数の端末装置
共通部103がたとえ同時刻にマルチセルフレームを送
信したとしても、それぞれの系内のSRM 101における
各入力ハイウエイ上のマルチセルフレームは、任意の入
力ハイウエイ上のマルチセルフレームに対して、最大で
1.4セル時間遅延する可能性がある。
【0039】更に、前述したように、端末装置共通部1
03は、SRM 101からの下り方向のマルチセルフレー
ムに同期してSRM 101へ向かう上り方向のマルチセル
フレームを生成する。従って、図3(a) 及び(b) に示さ
れるように、SRM 101が出力する前述したマルチセル
フレームを基準とすると、このマルチセルフレームを上
記SRM 101に接続される複数の端末装置共通部103
が受信するタイミングは、図3(c) に示されるように、
上記マルチセルフレームに対して、最大で 1.4セル時間
遅延する可能性がある。そして、各端末装置共通部10
3は上記遅延を含む受信マルチセルフレームに同期して
上り方向のマルチセルフレームを出力するため、それぞ
れの系内のSRM 101における各入力ハイウエイから受
信されるマルチセルフレームは、図3(d) に示されるよ
うに、マスタ系内のSRM 101が出力した下り方向のマ
ルチセルフレームに対して、最大で 2.8セル時間遅延す
る可能性がある。
【0040】それぞれの系内のSRM 101における各入
力ハイウエイの入力部は、上述のように遅延する可能性
のある各受信マルチセルフレームに基づき、前述したよ
うにそのパルスが位置するセルフレームのセルデータが
必ずセルアドレス0に書き込まれるように制御しなが
ら、マルチセルバッファに対して受信セルデータを書き
込む。従って、上述の考察より、それぞれの系内のSRM
101における各入力ハイウエイの入力部が同じセル時
間に同じセルデータを上記マルチセルバッファから読み
出すためには、上記各入力部は、各系内の各入力ハイウ
エイから受信されたマルチセルフレームの全てが同じマ
ルチセルフレーム期間を示す安定期間にパルスが位置す
るような、マルチセルバッファに対する読み出しマルチ
セルフレームを生成すればよい。例えば、図3(e) に示
されるように、各SRM 101は、マスタ系内のSRM 10
1が出力した下り方向のマルチセルフレームに対して、
8セルフレーム時間程度遅延した位置にパルスが位置す
るような、マルチセルバッファに対する読み出しマルチ
セルフレームを生成すればよい。
【0041】以上のようにして、SRM 101での同一セ
ルデータに対する同時刻処理を実現することができる。
前述したように、SRM 101から各端末装置共通部10
3に向かう各出力ハイウエイにおいても伝搬遅延のばら
つきが存在するため、上述の同一セルデータに対する同
時刻処理を実現する構成は、端末装置共通部103内
の、SRM 101からの下り方向セルデータを受信する入
力部にも設けられる。これにより、同時刻に#0系と#1系
の各端末装置共通部103がそれぞれ回線個別部105
内の選択回路109に出力するセルデータを、同一のも
のとすることができる。
【0042】次に、図4は、図1に示されるSRM 101
が、複数のSRM が3段n行のマトリクス状に接続された
構成を有するMSSR(Multi Stage Self Routing module
)に置き換えられた場合における、セルフレーム及び
マルチセルフレームの同期化方式を示す図である。この
場合のMSSRも、2重化された構成を有する。また、第1
段目のSRM と第2段目のSRM とを接続するハイウエイ、
及び第2段目のSRM と第3段目のSRM とを接続するハイ
ウエイは、各系間で交絡を有する。
【0043】この構成において、図4の●印で代表され
る、それぞれの系内のMSSRを構成する各SRM の各入力ハ
イウエイの入力部と、それぞれの系内の端末装置共通部
103におけるMSSRからの出力ハイウエイの入力部に、
前述したマルチセルバッファによる同一セルデータに対
する同時刻処理を実現する構成が設けられる。
【0044】このシステム構成において、システム内の
同期の基本となるのは第3段目第1列目のSRM における
共通バッファに対する読み出しセルフレームである。こ
のセルフレームに同期したマルチセルフレームをもと
に、端末装置共通部103が送出する上り方向マルチセ
ルフレーム、及び各SRM における読み出しマルチセルフ
レームが生成される。MSSR内の交絡部は、番号が最も若
い入力ハイウエイ(第1列目のSRM から入力ハイウエ
イ)のマスタ系側からの入力に同期して動作する。そし
て、第2段目の全てのSRM と第3段目第2列目以降のSR
M は、系間同期によって同期網が構成される。
【0045】図5は、#0系と#1系における第3段目第1
列目の各SRM 内の同期回路の構成図である。図5におい
て、マスタ系(#0系又は#1系の何れか一方)におけるSR
M 内のタイミングジェネレータ部(TG)502は、マ
スタ系におけるSRM 内の特には図示しない共通バッファ
に対する読み出しセルフレームとそのセルフレームに同
期した出力マルチセルフレームの組Bを生成する。ま
た、このマスタ系におけるSRM 内のタイミングジェネレ
ータ部502は、そのSRM の入力部に設けられる同期用
バッファに対して、前述した読み出しセルフレームと読
み出しマルチセルフレームの組Aを供給する。一方、ス
レーブ系におけるSRM (#1系又は#0系の何れか一方)内
のタイミングジェネレータ部502は、マスタ系におけ
るSRM 内のタイミングジェネレータ部502から出力さ
れる共通バッファに対する読み出しセルフレームとその
セルフレームに同期した出力マルチセルフレームの組B
に対応する同期信号に同期して、スレーブ系におけるSR
M 内の特には図示しない共通バッファに対する読み出し
セルフレームとそのセルフレームに同期した出力マルチ
セルフレームの組Bを生成する。また、このスレーブ系
におけるSRM 内のタイミングジェネレータ部502は、
そのSRM の入力部に設けられる同期用バッファに対し
て、前述した読み出しセルフレームと読み出しマルチセ
ルフレームの組Aを供給する。なお、#0系と#1系は、ど
ちらもマスタ系及びスレーブ系になることができるた
め、#0系と#1系における各SRM 101の構成は、図3に
示されるように対称となる。3.スケジューリング同期 図6は、図1に示されるシステム内におけるシェーパ
(スケジューラ)の収容位置を示す図である。
【0046】SRM 101内では、1つの共通バッファに
対し、出力ハイウエイ単位に、スケジューリング処理を
実行するスケジューラが設けられている。端末装置共通
部103内のDMX 部108では、1つのDMX 用バッファ
に対し、出力回線単位に、スケジューリング処理を実行
するスケジューラが設けられている。
【0047】これらのスケジューラは、SRM 101内の
共通バッファ又はDMX 部108内のDMX 用バッファに対
して、設定された帯域に対応するセル間隔で読み出しを
実行する。この場合、読み出しのセル間隔をカウントす
るカウンタのカウントタイミングが#0系と#1系とで異な
ると、ある時刻に読み出されるセルが系間で異なってし
まう可能性がある。このため、本実施の形態では、以下
の2種類の処理が実行される。 (a) インサービス時における、両系スケジューラカウン
タの同時リセット (b) スケジューラの読み出し帯域の同時設定。 以下に、これら2種類の処理について、順次説明する。(a) インサービス時における、両系スケジューラカウン
タの同時リセット スケジューラカウンタのリセットは、両方の系の処理対
象のバッファ(SRM 101内の共通バッファ又はDMX 部
108内のDMX 用バッファ)が記憶するセル量が同じ量
になった場合に行うべきである。これを実現するために
は、両方の系のバッファが空になる状態を検出するのが
最も簡単である。
【0048】このため、まず、インサービスされる系
(今までスタンバイ状態であった系)のバッファに対し
てのみ、バッファリセットが実行される。これによっ
て、インサービスされる系のバッファ内のセル量は、今
までサービスを行っていた系(アクティブ系)のバッフ
ァ内のセル量より必ず少なくなる。インサービスされる
系は、今までスタンバイ状態であったため、バッファ内
容がリセットされても問題はない。この状態で、アクテ
ィブ系のスケジューラに対して、スケジューラカウンタ
のリセットが指示される。アクティブ系のスケジューラ
では、処理対象のバッファが空になるのを待ち、空にな
った時点でスケジューラカウンタをリセットし、同時
に、インサービスされる系に対してスケジューラカウン
タのリセットが指示される。インサービスされる系のス
ケジューラは、アクティブ系からのリセット指示によ
り、スケジューラカウンタをリセットする。この処理
は、前述したSRM 101における同一セルデータに対す
る同時刻処理構成が実現されていることが前提である。
【0049】図7は、上記機能を実現する構成例を示す
図、図8はそのタイミングチャートである。これらの図
は、各セルのタグ領域に設定されたクラス情報であるQC
P に基づいて各セルの読み出し帯域を制御する機能を実
現する構成におけるものである。
【0050】図7において、#0系及び#1系の各制御部イ
ンタフェース701は、自系の各上位インタフェース7
02からのリセット指示と相手系(メイト系)からのリ
セット信号とをOR演算して得られる結果に基づき、配下
のスケジューラ703(SCH0〜SCH3)に対してカウンタ
リセットをかける。なお、制御部インタフェース701
は、図1の制御部インタフェース102又は104に対
応する。
【0051】但し、カウンタリセットの条件として、各
系の処理対象のバッファが空であること(使用中のアド
レスがないこと)が必要である。このため、上位インタ
フェース702からリセット指示を受けた制御部インタ
フェース701は、その指示によって直ちにリセットを
行うのではなく、処理対象のバッファが空になったとき
に初めてカウンタのリセットを行い、同時にメイト系へ
カウンタのリセット信号を出力する。このリセット信号
は、1セル時間幅のハイレベルパルスであり、受信側で
はこれの立ち上がり検出によりスケジューラカウンタの
リセット処理を行う。
【0052】具体的なシーケンスは、図8に示される。
図8において、まず、特には図示しない上位装置は、ス
タンバイ系の上位インタフェース702との間で一連の
リセット手順を実行する(S1)。
【0053】次に、上位装置からスタンバイ系の上位イ
ンタフェース702に対して、バッファリセットが指示
され、これによってスタンバイ系の上位インタフェース
702からスタンバイ系の制御部インタフェース701
に対してバッファリセットが指示される(S2)。この
指示は、個別SD信号と呼ばれる制御信号を用いて行われ
る。この結果、スタンバイ系の処理対象のバッファの記
憶内容がリセットされる。
【0054】続いて、上位装置からアクティブ系の上位
インタフェース702に対し、スケジューラ703に対
するカウンタリセット指示であるQCP リセットが指示さ
れ、これによってアクティブ系の上位インタフェース7
02からアクティブ系の制御部インタフェース701に
対してQCP リセットが指示される(S3)。この指示
も、個別SD信号を用いて行われる。
【0055】アクティブ系の制御部インタフェース70
1は、QCP リセットを指示された後に、アクティブ系の
処理対象のバッファが空になるのを待ってから、アクテ
ィブ系のスケジューラ703に対してカウンタリセット
であるQCP リセットをかけ、同時にスタンバイ系の制御
部インタフェース701に対してQCP リセットをかける
(S4)。これを受けて、スタンバイ系の制御部インタ
フェース701は、スタンバイ系のスケジューラ703
に対してQCP リセットをかける。(b) スケジューラの読み出し帯域の同時設定。
【0056】図9は、スケジューラの読み出し帯域の同
時設定を実現する構成例を示す図であり、図面中の番号
は図7で付与されている番号に対応する。スケジューラ
703に対する読み出し帯域は、システムが収容する呼
の量に従って変化するものである。
【0057】このため、システム稼働中に変更が行われ
るが、制御信号の伝達系統は2重化されている装置では
別であり、ソフトウエアが同時に変更を行ったとして
も、その変更が実際のハードウエアに同時に設定される
保証は無い。このため、本実施の形態では、図9に示さ
れるように、スケジューラ703の内部に、帯域を保持
するレジスタをA及びBの2段有する構成とする。第1
のレジスタAは、上位インタフェース702から制御部
インタフェース701を介して設定される帯域を保持す
るものであり、本体内の第2のレジスタBは実際のスケ
ジューリング処理に使用されているレジスタである。
【0058】これらとは別に、帯域の設定変更指示を保
持する第3のレジスタCが装備される。上位インタフェ
ース702から指示に基づいて、制御部インタフェース
701内のスケジューラ制御インタフェース(SRCNT イ
ンタフェース)901は、変更後の帯域データを、その
配下のスケジューラ703内の第1のレジスタAに設定
する。この設定は、両方の系において非同期に実行され
る。
【0059】次に、アクティブ系の上位インタフェース
702からアクティブ系の制御部インタフェース701
内の第3のレジスタCに対し、帯域変更指示が設定され
る。更に、アクティブ系の制御部インタフェース701
内の第3のレジスタCの出力により、スタンバイ系の制
御部インタフェース701内の第3のレジスタCも即座
にセットされる。この結果、マスタ系及びスタンバイ系
の両方で、それぞれの第3のレジスタCからそれぞれの
スケジューラ703内の第2のレジスタBに対して帯域
変更指示がほぼ同時に(無視できる位相差内で)出さ
れ、それぞれのスケジューラ703内の第1のレジスタ
Aに設定されている新たな帯域データがほぼ同時にそれ
ぞれのスケジューラ703内の第2のレジスタBに設定
される。
【0060】
【実施例】図10は、本発明の実施例であるATM 交換機
システムの全体構成図であって、ATM ホスト交換機の構
成を示す図である。
【0061】図10の構成は、大きく分けて、回線とス
イッチ部とのインタフェースを実現するCDMIFSH 100
1と、スイッチ部であって2重化されたCRSWSH1005
と、多重部であって2重化されたCCRSH 1004とから
構成される。CCRSH 1004は、必須の構成ではなく、
CDMIFSH 1001とCRSWSH1005とが直接接続される
構成であってもよい。
【0062】CDMIFSH 1001は、本発明に特に関連す
る部分で、加入者回線又は中継回線を終端する1重構成
を有する回線個別部1002と2重化された共通部10
03とから構成される。
【0063】図10のCRSWSH1005は図1のSRM 10
1又は図4の構成に対応し、図10のCDMIFSH 1001
内の共通部1003及び回線個別部1002はそれぞれ
図1の端末装置共通部103及び回線個別部105に対
応する。
【0064】
【発明の効果】本発明の第1の態様によれば、系の切り
替え時に、セルを構成するオクテットタイミングを完全
に同期させることが可能となる。
【0065】本発明の第2の態様によれば、各系内の所
定の装置において同一のセルデータが同時刻に処理され
ることが保証され、系の切り替え時にセル廃棄の発生を
防止することが可能となる。
【0066】本発明の第3の態様によれば、各系内の所
定バッファ回路において各タイミング毎に同一のセルデ
ータが読み出されることが保証され、系の切り替え時に
セル廃棄の発生を防止することが可能となる。
【0067】本発明の第4の態様によれば、上記所定バ
ッファ回路内のセルデータの読み出しタイミングを制御
するための帯域データが、各系間で同時に設定されるこ
とが保証され、各系間で読み出しタイミングのずれが発
生することを防止することが可能となる。
【0068】以上のように、本発明によれば、非同期転
送を行うATM 交換システム等において、各箇所に小規模
のハードウエアを装備することにより定常状態での切り
替えにおけるセル廃棄を回避することが可能となる。
【0069】また、システム予防保全のための処理にお
いても、サービス品質を維持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成図である。
【図2】共通部の内部構成図である。
【図3】複数ハイウエイ間におけるセルフレーム及びマ
ルチセルフレームの関係を示す図である。
【図4】3段n行MSSRにおけるセルフレーム及びマルチ
セルフレームの同期化方式を示す図である。
【図5】SRM における同期回路の構成図である。
【図6】シェーパの収容位置を示す図である。
【図7】両系スケジューラカウンタでの同時リセットを
実現する構成例を示す図である。
【図8】図7の構成のタイミングチャートである。
【図9】スケジューラの読み出し帯域の同時設定を実現
する構成例を示す図である。
【図10】本発明の実施例であるATM 交換機システムの
全体構成図である。
【符号の説明】
101 SRM 102 制御部インタフェース 103、104 端末装置共通部 105 回線個別部 106 回線 107 MUX 部 108 DMX 部 109 選択回路 201、502 タイミングジェネレータ部(T
G) 501 同期用バッファ 701 制御部インタフェース 702 上位インタフェース 703 スケジューラ 901 SRCNT インタフェース

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の系を装備し固定長のセルデータを
    交換する交換システムにおける前記系の無瞬断切り替え
    のための同期装置であって、 前記交換システム内を、前記セルデータと共に該セルデ
    ータを処理するタイミングを制御するためのセルフレー
    ムが転送され、 参照セルフレームを生成する参照セルフレーム生成手段
    と、 前記交換システム内を転送される各セルフレームを、前
    記参照セルフレームに同期させるセルフレーム同期手段
    と、 を含むことを特徴とする同期装置。
  2. 【請求項2】 複数の系を装備し固定長のセルデータを
    交換する交換システムにおける前記系の無瞬断切り替え
    のための同期装置であって、 前記交換システム内を、前記セルデータと共に該セルデ
    ータを処理するタイミングを制御するためのセルフレー
    ムが転送され、 前記複数の系のそれぞれに対応して設けられ、前記複数
    の系のうちの1つの系におけるスイッチ部が出力し該ス
    イッチ部がその出力ハイウエイへ前記セルデータを出力
    するタイミングを制御するための出力セルフレームに同
    期して、前記複数の系のそれぞれにおけるスイッチ部が
    その入力ハイウエイから前記セルデータを受信するタイ
    ミングを制御するための入力セルフレームを生成する入
    力セルフレーム生成手段を含む、 ことを特徴とする同期装置。
  3. 【請求項3】 前記交換システム内を、前記セルデータ
    及び前記セルフレームと共に、前記セルフレームの複数
    周期を1周期とするマルチセルフレームが転送され、 参照マルチセルフレームを生成する参照マルチセルフレ
    ーム生成手段と、 前記交換システム内を転送される各マルチセルフレーム
    を、前記参照マルチセルフレームに同期させるマルチセ
    ルフレーム同期手段と、 前記各系内の所定の装置に対応して設けられ、該各系内
    の所定の装置に入力されるセルフレーム及びマルチセル
    フレームに基づいて、前記各系内の所定の装置において
    同一のセルデータが同時刻に処理されるように、前記各
    系内の所定の装置に入力されるセルデータの処理タイミ
    ングを制御するセル処理同期手段と、 を含むことを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に
    記載の同期装置。
  4. 【請求項4】 前記セル処理同期手段は、バッファ回路
    を含み、 該セル処理同期手段は、それが含まれる前記所定の装置
    に入力されるセルフレーム及びマルチセルフレームに基
    づいて、該所定の装置に入力されるセルデータを前記バ
    ッファ回路へ書き込み、 該セル処理同期手段は、前記参照マルチセルフレームに
    対して所定の位相差を有する読み出しマルチセルフレー
    ムを生成し、該読み出しマルチセルフレームに基づき前
    記バッファ回路内のセルデータを読み出し、該読み出さ
    れたセルデータを該セル処理同期手段が含まれる前記所
    定の装置に処理させる、 ことを特徴とする請求項3に記載の同期装置。
  5. 【請求項5】 前記読み出しマルチセルフレームが前記
    参照マルチセルフレームに対して有する位相差は、前記
    セルデータを転送するための前記交換システム内のケー
    ブルの伝搬遅延に基づいて算出される、 ことを特徴とする請求項4に記載の同期装置。
  6. 【請求項6】 複数の系を装備し固定長のセルデータを
    交換する交換システムであって、カウンタを用いて所定
    バッファ回路内のセルデータを設定された帯域データに
    対応するセル間隔で読み出すことにより前記セルデータ
    に対するスケジューリング処理を実行する機能を有する
    交換システムにおける、前記系の無瞬断切り替えのため
    の同期装置であって、 前記複数の系内の前記所定バッファ回路が記憶するセル
    量が同じ量になった時点で、前記カウンタをリセットす
    るカウンタ同期手段を含む、 ことを特徴とする同期装置。
  7. 【請求項7】 前記カウンタ同期手段は、 今までスタンバイ状態であった系であるスタンバイ系内
    の前記所定バッファ回路の記憶内容をリセットし、 その後、今までアクティブ状態であった系であるアクテ
    ィブ系内のバッファ回路の記憶内容が空になるのを待っ
    てから、該アクティブ系内の前記カウンタをリセット
    し、 該リセットと共に、前記スタンバイ系内の前記カウンタ
    をリセットする、 ことを特徴とする請求項6に記載の同期装置。
  8. 【請求項8】 複数の系を装備し固定長のセルデータを
    交換する交換システムであって、カウンタを用いて所定
    バッファ回路内のセルデータを設定された帯域データに
    対応するセル間隔で読み出すことにより前記セルデータ
    に対するスケジューリング処理を実行する機能を有する
    交換システムにおける、前記系の無瞬断切り替えのため
    の同期装置であって、 前記各系内の各スケジューリング処理を実行する機能に
    対応して設けられ、前記各系内の制御装置から設定され
    る前記帯域データを保持する第1のレジスタ手段と、 前記各系内の各スケジューリング処理を実行する機能に
    対応して設けられ、前記所定バッファ回路内のセルデー
    タの読み出しを行うための帯域データを保持する第2の
    レジスタ手段と、 前記各系内の第1のレジスタ手段に前記帯域データが設
    定された後、アクティブ状態である系であるアクティブ
    系内の前記制御装置から設定される帯域変更指示に基づ
    いて、前記各系内の第1のレジスタ手段内の帯域データ
    をそれぞれ前記各系内の第2のレジスタ手段に設定する
    帯域データ設定制御手段と、 を含むことを特徴とする同期装置。
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