JPH09162676A - 弾性表面波装置 - Google Patents
弾性表面波装置Info
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- JPH09162676A JPH09162676A JP31773295A JP31773295A JPH09162676A JP H09162676 A JPH09162676 A JP H09162676A JP 31773295 A JP31773295 A JP 31773295A JP 31773295 A JP31773295 A JP 31773295A JP H09162676 A JPH09162676 A JP H09162676A
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
- H03H9/46—Filters
- H03H9/64—Filters using surface acoustic waves
- H03H9/6489—Compensation of undesirable effects
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 寄生容量等による通過持性の劣化を防止する
ことができる弾性表面波装置を提供する。 【解決手段】 圧電基板10の周縁に、入力IDT1
2、出力IDT14、反射器16、18を取り囲むよう
に共通接続パッド19が設けられている。共通接続パッ
ド19は入力IDT12の接地端12bと出力IDT1
4の接地端14aに連続している。パッケージ20の入
力端子22はワイヤ32により入力IDT12の入力信
号端12aに、出力端子26はワイヤ36により出力I
DT14の出力信号端14bに、接地端子24はワイヤ
34により共通接続パッド19に、接地端子28はワイ
ヤ38により共通接続パッド19に接続されている。ワ
イヤ34、38のインダクタンス値を調整し、トラップ
の位置を変化して通過帯域近傍の帯域外減衰量を大きく
する。
ことができる弾性表面波装置を提供する。 【解決手段】 圧電基板10の周縁に、入力IDT1
2、出力IDT14、反射器16、18を取り囲むよう
に共通接続パッド19が設けられている。共通接続パッ
ド19は入力IDT12の接地端12bと出力IDT1
4の接地端14aに連続している。パッケージ20の入
力端子22はワイヤ32により入力IDT12の入力信
号端12aに、出力端子26はワイヤ36により出力I
DT14の出力信号端14bに、接地端子24はワイヤ
34により共通接続パッド19に、接地端子28はワイ
ヤ38により共通接続パッド19に接続されている。ワ
イヤ34、38のインダクタンス値を調整し、トラップ
の位置を変化して通過帯域近傍の帯域外減衰量を大きく
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電基板の表面に
入力IDTと出力IDTとが形成された弾性表面波装
置、特に、VHF帯からUHF帯の周波数にかけて用い
られる弾性表面波フィルタに関する。
入力IDTと出力IDTとが形成された弾性表面波装
置、特に、VHF帯からUHF帯の周波数にかけて用い
られる弾性表面波フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、特に通信機などのIFフィルタで
は、通過帯域外で高い減衰特性を示す弾性表面波フィル
タが強く望まれるようになっている。従来の弾性表面波
フィルタを図14に、その等価回路を図15に示す。水
晶等の圧電基板110上に入力IDT112と出力ID
T114が形成され、入力IDT112と出力IDT1
14の両外側に反射器116、118が形成されてい
る。この圧電基板110はパッケージ120内に収納さ
れている。
は、通過帯域外で高い減衰特性を示す弾性表面波フィル
タが強く望まれるようになっている。従来の弾性表面波
フィルタを図14に、その等価回路を図15に示す。水
晶等の圧電基板110上に入力IDT112と出力ID
T114が形成され、入力IDT112と出力IDT1
14の両外側に反射器116、118が形成されてい
る。この圧電基板110はパッケージ120内に収納さ
れている。
【0003】入力IDT112の入力信号端112aは
ワイヤ132によリパッケージ120の入力端子122
に接続され、入力IDT112の接地端112bはワイ
ヤ138によりバッケージ120の接地端子128に接
続されている。出力IDT114の出力信号端114b
はワイヤ136によりパッケージ120の出力端子12
6に接続され、出力IDT114の接地端114aはワ
イヤ134によりバッケージ130の接地端子124に
接続されている。
ワイヤ132によリパッケージ120の入力端子122
に接続され、入力IDT112の接地端112bはワイ
ヤ138によりバッケージ120の接地端子128に接
続されている。出力IDT114の出力信号端114b
はワイヤ136によりパッケージ120の出力端子12
6に接続され、出力IDT114の接地端114aはワ
イヤ134によりバッケージ130の接地端子124に
接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の弾性表面波フィルタでは、パッケージ120の
入出力端子間や入力IDT112、出力IDT114の
端子間等に発生する寄生容量等の影響により、通過帯域
外の減衰特性が劣化して十分な帯域外減衰量が得られな
いという問題があった。
た従来の弾性表面波フィルタでは、パッケージ120の
入出力端子間や入力IDT112、出力IDT114の
端子間等に発生する寄生容量等の影響により、通過帯域
外の減衰特性が劣化して十分な帯域外減衰量が得られな
いという問題があった。
【0005】本発明の目的は、寄生容量等による通過持
性の劣化を防止することができる弾性表面波装置を提供
することにある。
性の劣化を防止することができる弾性表面波装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、圧電基板の
表面に入力IDTと出力IDTとが形成された弾性表面
波装置において、前記入力IDTの接地端と前記出力I
DTの接地端とが共通接続部に接続され、前記共通接続
部がインダクタンス素子を介して接地され、前記インダ
クタンス素子によるトラップが通過特性の所定領域内に
位置するように前記インダクタンス素子のインダクタン
ス値が調整されていることを特徴とする弾性表面波装置
によって達成される。
表面に入力IDTと出力IDTとが形成された弾性表面
波装置において、前記入力IDTの接地端と前記出力I
DTの接地端とが共通接続部に接続され、前記共通接続
部がインダクタンス素子を介して接地され、前記インダ
クタンス素子によるトラップが通過特性の所定領域内に
位置するように前記インダクタンス素子のインダクタン
ス値が調整されていることを特徴とする弾性表面波装置
によって達成される。
【0007】上述した弾性表面波装置において、前記イ
ンダクタンス素子は、前記共通接続部と接地端子とを接
続する接続線であり、前記接続線の本数及び/又は断面
積により、前記インダクタンス素子のインダクタンス値
を調整することが望ましい。
ンダクタンス素子は、前記共通接続部と接地端子とを接
続する接続線であり、前記接続線の本数及び/又は断面
積により、前記インダクタンス素子のインダクタンス値
を調整することが望ましい。
【0008】
[第1実施形態]本発明の第1実施形態による弾性表面
波フィルタを図1乃至図3を用いて説明する。図1は本
実施形態による弾性表面波フィルタの平面図であり、図
2はその等価回路であり、図3はその通過特性である。
波フィルタを図1乃至図3を用いて説明する。図1は本
実施形態による弾性表面波フィルタの平面図であり、図
2はその等価回路であり、図3はその通過特性である。
【0009】水晶等の圧電基板10上に入力IDT12
と出力IDT14が形成され、入力IDT12と出力I
DT14の両外側に反射器16、18が形成されてい
る。入力IDT12には入力信号端12aと接地端12
bが設けられ、出力IDT14には接地端14aと出力
信号端14bが設けられている。また、圧電基板10の
周縁には、入力IDT12、出力IDT14、反射器1
6、18を取り囲むように共通接続パッド19が設けら
れている。この共通接続パッド19は入力IDT12の
接地端12bと出力IDT14の接地端14aに連続し
ている。
と出力IDT14が形成され、入力IDT12と出力I
DT14の両外側に反射器16、18が形成されてい
る。入力IDT12には入力信号端12aと接地端12
bが設けられ、出力IDT14には接地端14aと出力
信号端14bが設けられている。また、圧電基板10の
周縁には、入力IDT12、出力IDT14、反射器1
6、18を取り囲むように共通接続パッド19が設けら
れている。この共通接続パッド19は入力IDT12の
接地端12bと出力IDT14の接地端14aに連続し
ている。
【0010】この圧電基板10はパッケージ20内に収
納されている。このパッケージ20には、入力端子2
2、接地端子24、出力端子26、接地端子28が設け
られている。パッケージ20の入力端子22はアルミニ
ウムのワイヤ32により入力IDT12の入力信号端1
2aに接続され、パッケージ20の出力端子26はワイ
ヤ36により出力IDT14の出力信号端14bに接続
されている。パッケージ20の接地端子24は2本のワ
イヤ34により共通接続パッド19に接続され、パッケ
ージ20の接地端子28も2本のワイヤ38により共通
接続パッド19に接続されている。
納されている。このパッケージ20には、入力端子2
2、接地端子24、出力端子26、接地端子28が設け
られている。パッケージ20の入力端子22はアルミニ
ウムのワイヤ32により入力IDT12の入力信号端1
2aに接続され、パッケージ20の出力端子26はワイ
ヤ36により出力IDT14の出力信号端14bに接続
されている。パッケージ20の接地端子24は2本のワ
イヤ34により共通接続パッド19に接続され、パッケ
ージ20の接地端子28も2本のワイヤ38により共通
接続パッド19に接続されている。
【0011】したがって、本実施形態による弾性表面波
フィルタは、図2に示すように、接地端12bと接地端
14bが共通接続され、その共通接続パッド19とパッ
ケージ20の接地端子24、28との間に、ワイヤ3
4、38によるインダクタンス素子40が挿入された回
路構成となる。インダクタンス素子40のインダクタン
ス値は、ワイヤ34、38の本数、太さ等により自在に
変更することができる。
フィルタは、図2に示すように、接地端12bと接地端
14bが共通接続され、その共通接続パッド19とパッ
ケージ20の接地端子24、28との間に、ワイヤ3
4、38によるインダクタンス素子40が挿入された回
路構成となる。インダクタンス素子40のインダクタン
ス値は、ワイヤ34、38の本数、太さ等により自在に
変更することができる。
【0012】このようなインダクタンス素子を設ける
と、図3に示すように、弾性表面波フィルタの通過特性
にインダクタンス素子40によるトラップが発生する。
このトラップの大きさや位置は、インダクタンス素子4
0のインダクタンス値に応じて変化する。そこで、本実
施形態によれば、図3に示すように、通過帯域近傍の帯
域外領域にトラップが位置するようにインダクタンス素
子40のインダクタンス値を調整して、帯域外減衰量を
大きくすることができる。 [第2実施形態]本発明の第2実施形態による弾性表面
波フィルタを図4及び図5を用いて説明する。図4は本
実施形態による弾性表面波フィルタの平面図であり、図
5はその通過特性である。図5(a)は広帯域通過特性
を示し、図5(b)は通過帯域近傍の通過特性を示す。
図1に示す弾性表面波フィルタと同一又は同種の構成要
素には同一の符号を付して説明を省略又は簡略にする。
と、図3に示すように、弾性表面波フィルタの通過特性
にインダクタンス素子40によるトラップが発生する。
このトラップの大きさや位置は、インダクタンス素子4
0のインダクタンス値に応じて変化する。そこで、本実
施形態によれば、図3に示すように、通過帯域近傍の帯
域外領域にトラップが位置するようにインダクタンス素
子40のインダクタンス値を調整して、帯域外減衰量を
大きくすることができる。 [第2実施形態]本発明の第2実施形態による弾性表面
波フィルタを図4及び図5を用いて説明する。図4は本
実施形態による弾性表面波フィルタの平面図であり、図
5はその通過特性である。図5(a)は広帯域通過特性
を示し、図5(b)は通過帯域近傍の通過特性を示す。
図1に示す弾性表面波フィルタと同一又は同種の構成要
素には同一の符号を付して説明を省略又は簡略にする。
【0013】本実施形態は、十分な帯域外減衰量を確保
するために、図1に示す第1実施形態の弾性表面波フィ
ルタの電極構造列を2段縦続接続したものである。水晶
等の圧電基板10上に、第1の電極構造列50として、
入力IDT52、接続IDT54が形成され、入力ID
T52と接続IDT54の両外側に反射器56、58が
形成されている。入力IDT52には入力信号端52a
と接地端52bが設けられ、接続IDT54には接地端
54aと接続端54bが設けられている。
するために、図1に示す第1実施形態の弾性表面波フィ
ルタの電極構造列を2段縦続接続したものである。水晶
等の圧電基板10上に、第1の電極構造列50として、
入力IDT52、接続IDT54が形成され、入力ID
T52と接続IDT54の両外側に反射器56、58が
形成されている。入力IDT52には入力信号端52a
と接地端52bが設けられ、接続IDT54には接地端
54aと接続端54bが設けられている。
【0014】また、圧電基板10上には、第2の電極構
造列60として、出力IDT62、接続IDT64が形
成され、出力IDT62と接続IDT64の両外側に反
射器66、68が形成されている。出力IDT62には
出力信号端62aと接地端62bが設けられ、接続ID
T64には接続端64aと接地端64bが設けられてい
る。
造列60として、出力IDT62、接続IDT64が形
成され、出力IDT62と接続IDT64の両外側に反
射器66、68が形成されている。出力IDT62には
出力信号端62aと接地端62bが設けられ、接続ID
T64には接続端64aと接地端64bが設けられてい
る。
【0015】第1の電極構造列50の入力IDT52に
接地端52b、接続IDT54の接続端54bは、それ
ぞれ、第2の電極構造列60の出力IDT62の接地端
62a、接続IDT64の接続端64aに接続されてお
り、これにより、第1の電極構造列50と第2の電極構
造列60とが縦続接続されている。更に、圧電基板10
の周縁には、第1の電極構造列50及び第2の電極構造
列60を取り囲むように共通接続パッド70が設けられ
ている。この共通接続パッド70は入力IDT52の接
地端52bと接続IDT54の接地端54aと出力ID
T62の接地端62aと接続IDT64の接地端14b
に連続している。
接地端52b、接続IDT54の接続端54bは、それ
ぞれ、第2の電極構造列60の出力IDT62の接地端
62a、接続IDT64の接続端64aに接続されてお
り、これにより、第1の電極構造列50と第2の電極構
造列60とが縦続接続されている。更に、圧電基板10
の周縁には、第1の電極構造列50及び第2の電極構造
列60を取り囲むように共通接続パッド70が設けられ
ている。この共通接続パッド70は入力IDT52の接
地端52bと接続IDT54の接地端54aと出力ID
T62の接地端62aと接続IDT64の接地端14b
に連続している。
【0016】この圧電基板10はパッケージ20内に収
納されている。このパッケージ20には、入力端子2
2、接地端子24、出力端子26、接地端子28が設け
られている。パッケージ20の入力端子22はアルミニ
ウムのワイヤ32により入力IDT52の入力信号端5
2aに接続され、パッケージ20の出力端子26はワイ
ヤ36により出力IDT62の出力信号端62bに接続
されている。パッケージ20の接地端子24は2本のワ
イヤ34により共通接続パッド70に接続され、パッケ
ージ20の接地端子28も2本のワイヤ38により共通
接続パッド70に接続されている。
納されている。このパッケージ20には、入力端子2
2、接地端子24、出力端子26、接地端子28が設け
られている。パッケージ20の入力端子22はアルミニ
ウムのワイヤ32により入力IDT52の入力信号端5
2aに接続され、パッケージ20の出力端子26はワイ
ヤ36により出力IDT62の出力信号端62bに接続
されている。パッケージ20の接地端子24は2本のワ
イヤ34により共通接続パッド70に接続され、パッケ
ージ20の接地端子28も2本のワイヤ38により共通
接続パッド70に接続されている。
【0017】本実施形態による弾性表面波フィルタの等
価回路は、図2に示す第1実施形態の等価回路と同じで
ある。すなわち、接地端52b、接地端54a、接地端
62a、接地端64bが全て共通接続され、その共通接
続パッド70とパッケージの20の接地端子24、28
との間に、ワイヤ34、38によるインダクタンス素子
40が挿入された回路構成となる。インダクタンス素子
40のインダクタンス値は、ワイヤ34、38の本数、
太さ等により自在に変更することができる。
価回路は、図2に示す第1実施形態の等価回路と同じで
ある。すなわち、接地端52b、接地端54a、接地端
62a、接地端64bが全て共通接続され、その共通接
続パッド70とパッケージの20の接地端子24、28
との間に、ワイヤ34、38によるインダクタンス素子
40が挿入された回路構成となる。インダクタンス素子
40のインダクタンス値は、ワイヤ34、38の本数、
太さ等により自在に変更することができる。
【0018】このようなインダクタンス素子を設ける
と、図5に示すように、弾性表面波フィルタの通過特性
にインダクタンス素子40によるトラップが発生する。
このトラップの大きさや位置は、インダクタンス素子4
0のインダクタンス値に応じて変化する。そこで、本実
施形態によれば、図5に示すように、通過帯域近傍の帯
域外領域にトラップが位置するようにインダクタンス素
子40のインダクタンス値を調整して、帯域外減衰量を
大きくすることができる。 [第3実施形態]本発明の第3実施形態による弾性表面
波フィルタを図6を用いて説明する。
と、図5に示すように、弾性表面波フィルタの通過特性
にインダクタンス素子40によるトラップが発生する。
このトラップの大きさや位置は、インダクタンス素子4
0のインダクタンス値に応じて変化する。そこで、本実
施形態によれば、図5に示すように、通過帯域近傍の帯
域外領域にトラップが位置するようにインダクタンス素
子40のインダクタンス値を調整して、帯域外減衰量を
大きくすることができる。 [第3実施形態]本発明の第3実施形態による弾性表面
波フィルタを図6を用いて説明する。
【0019】上述した第1実施形態及び第2実施形態で
は、パッケージ内の圧電基板の周縁に共通接続パッドを
設けたが、本実施形態は、弾性表面波フィルタが搭載さ
れる回路基板に共通接続パッドを設けたことに特徴があ
る。このようにすることにより、入力IDTと出力ID
T間の電気信号の直達分による帯域外特性の劣化を抑制
することができる。
は、パッケージ内の圧電基板の周縁に共通接続パッドを
設けたが、本実施形態は、弾性表面波フィルタが搭載さ
れる回路基板に共通接続パッドを設けたことに特徴があ
る。このようにすることにより、入力IDTと出力ID
T間の電気信号の直達分による帯域外特性の劣化を抑制
することができる。
【0020】図6は、弾性表面波フィルタが搭載される
回路基板の非搭載面のパターンである。弾性表面波フィ
ルタが搭載される中央の搭載領域の周囲を取り囲むよう
に、共通接続パターン80、81が設けられている。図
6では、共通接続パターン80、81は入力信号パター
ン82、出力信号パターン84により途切れて図示され
ているが、この途切れた部分はパッケージ内部に形成さ
れた接続パターン(図示せず)により電気的に接続され
ている。共通接続パターン80、81の周囲には接地パ
ターン86、88が形成されている。
回路基板の非搭載面のパターンである。弾性表面波フィ
ルタが搭載される中央の搭載領域の周囲を取り囲むよう
に、共通接続パターン80、81が設けられている。図
6では、共通接続パターン80、81は入力信号パター
ン82、出力信号パターン84により途切れて図示され
ているが、この途切れた部分はパッケージ内部に形成さ
れた接続パターン(図示せず)により電気的に接続され
ている。共通接続パターン80、81の周囲には接地パ
ターン86、88が形成されている。
【0021】図6に示すパターンの搭載領域には、例え
ば、図14に示す弾性表面波フィルタが搭載される。弾
性表面波フィルタのパッケージ120の入力端子122
は入力信号パターン82に接続され、接地端子124は
共通接続パターン80に接続され、出力端子124は出
力信号パターン84に接続され、接地端子128は共通
接続パターン80に接続されている。
ば、図14に示す弾性表面波フィルタが搭載される。弾
性表面波フィルタのパッケージ120の入力端子122
は入力信号パターン82に接続され、接地端子124は
共通接続パターン80に接続され、出力端子124は出
力信号パターン84に接続され、接地端子128は共通
接続パターン80に接続されている。
【0022】共通接続パターン80は2本のアルミニウ
ムのワイヤ90により接地パターン86に接続され、共
通接続パターン81も2本のアルミニウムのワイヤ92
により接地パターン88に接続されている。したがっ
て、本実施形態による弾性表面波フィルタも、接地端子
124、128が共通接続され、その共通接続パターン
80、81と接地パターン86、88との間に、ワイヤ
90、92によるインダクタンス素子が挿入された、図
2と同様の回路構成となる。
ムのワイヤ90により接地パターン86に接続され、共
通接続パターン81も2本のアルミニウムのワイヤ92
により接地パターン88に接続されている。したがっ
て、本実施形態による弾性表面波フィルタも、接地端子
124、128が共通接続され、その共通接続パターン
80、81と接地パターン86、88との間に、ワイヤ
90、92によるインダクタンス素子が挿入された、図
2と同様の回路構成となる。
【0023】このように本実施形態によれば、パッケー
ジ内に共通接続パッドを設ける必要がないので、入力I
DTと出力IDT間の電気信号の直達分による帯域外特
性の劣化を抑制することができる。 [変形実施形態]本発明は上記実施形態に限らず種々の
変形が可能である。
ジ内に共通接続パッドを設ける必要がないので、入力I
DTと出力IDT間の電気信号の直達分による帯域外特
性の劣化を抑制することができる。 [変形実施形態]本発明は上記実施形態に限らず種々の
変形が可能である。
【0024】例えば、上記実施形態では、圧電基板とし
て水晶基板を用いたが、LaTaO 3、LiNbO3、L
iB4O7等の他の圧電基板を用いてもよい。また、上記
実施形態では、インダクタンス素子としてアルミニウム
のワイヤを用いたが、金、銅等の他の導電材料のワイヤ
でもよい。また、ワイヤの形態に限らず、線路、コイル
等の他の形態でもよい。
て水晶基板を用いたが、LaTaO 3、LiNbO3、L
iB4O7等の他の圧電基板を用いてもよい。また、上記
実施形態では、インダクタンス素子としてアルミニウム
のワイヤを用いたが、金、銅等の他の導電材料のワイヤ
でもよい。また、ワイヤの形態に限らず、線路、コイル
等の他の形態でもよい。
【0025】また、上記実施形態では、インダクタンス
素子のインダクタンス値を調整するのに、ワイヤの本数
や太さ(断面積)を変化したが、他の要素、長さや形状
等のパラメータを変化してインダクタンス値を調整して
もよい。また、上記第3実施形態では、弾性表面波フィ
ルタが搭載される回路基板上に共通接続パターンを形成
したが、パッケージ上に共通接続パターンを形成しても
よい。
素子のインダクタンス値を調整するのに、ワイヤの本数
や太さ(断面積)を変化したが、他の要素、長さや形状
等のパラメータを変化してインダクタンス値を調整して
もよい。また、上記第3実施形態では、弾性表面波フィ
ルタが搭載される回路基板上に共通接続パターンを形成
したが、パッケージ上に共通接続パターンを形成しても
よい。
【0026】
[実施例1]図1に示す構成の弾性表面波フィルタであ
る。入力IDT12の対数は90.5対、出力IDT1
4の対数は70.5対、反射器16、18の電極数は8
0本である。入力IDT12、出力IDT14の開口長
は10λ、電極周期は23.3967μmである。反射
器16、18の電極周期は23.8476μmである。
左側の反射器16と入力IDT12の電極間距離は0.
62110λであり、入力IDT12と出力IDT14
の電極間距離は0.51621λであり、出力IDT1
4と右側の反射器18の電極間距離は0.91544λ
である。
る。入力IDT12の対数は90.5対、出力IDT1
4の対数は70.5対、反射器16、18の電極数は8
0本である。入力IDT12、出力IDT14の開口長
は10λ、電極周期は23.3967μmである。反射
器16、18の電極周期は23.8476μmである。
左側の反射器16と入力IDT12の電極間距離は0.
62110λであり、入力IDT12と出力IDT14
の電極間距離は0.51621λであり、出力IDT1
4と右側の反射器18の電極間距離は0.91544λ
である。
【0027】入力IDT12、出力IDT14、反射器
16、18のメタライズレシオは0.7である。入力I
DT12、出力IDT14、反射器16、18、共通接
続パッド19の膜厚は12000nmである。ワイヤ3
4、38によるインダクタンス素子40のインダクタン
ス値を0.2nHから0.8nHまで変化させて、図7
に示す測定回路を用いて通過特性を測定した。終端イン
ピーダンスは50Ωである。
16、18のメタライズレシオは0.7である。入力I
DT12、出力IDT14、反射器16、18、共通接
続パッド19の膜厚は12000nmである。ワイヤ3
4、38によるインダクタンス素子40のインダクタン
ス値を0.2nHから0.8nHまで変化させて、図7
に示す測定回路を用いて通過特性を測定した。終端イン
ピーダンスは50Ωである。
【0028】測定結果を図8に示す。中心周波数は約1
30MHzであった。図8(a)は、ワイヤ34、38
の本数が12本、太さが25μmφ、長さが約2.5m
mで、インダクタンス素子40が0.2nHのときの通
過特性である。図8(b)は、ワイヤ34、38の本数
が6本、太さが25μmφ、長さが約2.5mmで、イ
ンダクタンス素子40が0.4nHのときの通過特性で
ある。図8(c)は、ワイヤ34、38の本数が4本、
太さが25μmφ、長さが約2.5mmで、インダクタ
ンス素子40が0.6nHのときの通過特性である。図
8(d)は、ワイヤ34、38の本数が3本、太さが2
5μmφ、長さが約2.5mmで、インダクタンス素子
40が0.8nHのときの通過特性である。
30MHzであった。図8(a)は、ワイヤ34、38
の本数が12本、太さが25μmφ、長さが約2.5m
mで、インダクタンス素子40が0.2nHのときの通
過特性である。図8(b)は、ワイヤ34、38の本数
が6本、太さが25μmφ、長さが約2.5mmで、イ
ンダクタンス素子40が0.4nHのときの通過特性で
ある。図8(c)は、ワイヤ34、38の本数が4本、
太さが25μmφ、長さが約2.5mmで、インダクタ
ンス素子40が0.6nHのときの通過特性である。図
8(d)は、ワイヤ34、38の本数が3本、太さが2
5μmφ、長さが約2.5mmで、インダクタンス素子
40が0.8nHのときの通過特性である。
【0029】インダクタンス素子40のインダクタンス
値が増加するにつれて、通過帯域のトラップの位置が高
周波数側から低周波数側に変化した。すなわち、インダ
クタンス素子40が0.2nHでは通過帯域のトラップ
が210MHz近傍にあり、インダクタンス素子40が
0.4nHでは通過帯域のトラップが150MHz近傍
にあり、インダクタンス素子40が0.6nHでは通過
帯域のトラップが115MHz近傍にあり、インダクタ
ンス素子40が0.8nHでは通過帯域のトラップが1
05MHz近傍にあった。
値が増加するにつれて、通過帯域のトラップの位置が高
周波数側から低周波数側に変化した。すなわち、インダ
クタンス素子40が0.2nHでは通過帯域のトラップ
が210MHz近傍にあり、インダクタンス素子40が
0.4nHでは通過帯域のトラップが150MHz近傍
にあり、インダクタンス素子40が0.6nHでは通過
帯域のトラップが115MHz近傍にあり、インダクタ
ンス素子40が0.8nHでは通過帯域のトラップが1
05MHz近傍にあった。
【0030】中心周波数は約130MHzであるので、
インダクタンス素子40が0.4nHでは通過帯域のト
ラップが150MHz近傍にある場合に最も帯域外特性
を改善できることがわかった。インダクタンス素子40
が0.4nHの場合、中心周波数130MHz±1MH
zの帯域において、後述する比較例1よりも約15dB
も帯域外特性が改善された。 [比較例1]図14に示す構成の弾性表面波フィルタで
ある。共通接続パッド19が形成されている点と、ワイ
ヤ34、38を用いて共通接続パッド19と接地端子2
4、28を接続している点以外は、実施例1と全く同じ
電極構造とした。図7に示す測定回路を用いて通過特性
を測定した。終端インピーダンスは50Ωである。
インダクタンス素子40が0.4nHでは通過帯域のト
ラップが150MHz近傍にある場合に最も帯域外特性
を改善できることがわかった。インダクタンス素子40
が0.4nHの場合、中心周波数130MHz±1MH
zの帯域において、後述する比較例1よりも約15dB
も帯域外特性が改善された。 [比較例1]図14に示す構成の弾性表面波フィルタで
ある。共通接続パッド19が形成されている点と、ワイ
ヤ34、38を用いて共通接続パッド19と接地端子2
4、28を接続している点以外は、実施例1と全く同じ
電極構造とした。図7に示す測定回路を用いて通過特性
を測定した。終端インピーダンスは50Ωである。
【0031】測定結果を図9に示す。トラップが存在せ
ず、実施例1に比べて帯域外減衰特性がよくなかった。 [実施例2]図4に示す構成の弾性表面波フィルタであ
る。第1の電極構造列50、第2の電極構造列60の電
極構造は、実施例1と全く同じである。
ず、実施例1に比べて帯域外減衰特性がよくなかった。 [実施例2]図4に示す構成の弾性表面波フィルタであ
る。第1の電極構造列50、第2の電極構造列60の電
極構造は、実施例1と全く同じである。
【0032】入力IDT52、出力IDT62の対数は
90.5対、接続IDT54、接続IDT64の対数は
70.5対、反射器56、58、66、68の電極数は
80本である。入力IDT52、接続IDT54、出力
IDT62、接続IDT64の開口長は10λ、電極周
期は23.3967μmである。反射器56、58、6
6、68の電極周期は23.8476μmである。左側
の反射器56、66と入力IDT52、出力IDT62
の電極間距離は0.62110λであり、入力IDT5
2、出力IDT62と接続IDT54、接続IDT64
の電極間距離はそれぞれ0.51621λであり、接続
IDT54、接続IDT64と右側の反射器58、68
の電極間距離はそれぞれ0.91544λである。
90.5対、接続IDT54、接続IDT64の対数は
70.5対、反射器56、58、66、68の電極数は
80本である。入力IDT52、接続IDT54、出力
IDT62、接続IDT64の開口長は10λ、電極周
期は23.3967μmである。反射器56、58、6
6、68の電極周期は23.8476μmである。左側
の反射器56、66と入力IDT52、出力IDT62
の電極間距離は0.62110λであり、入力IDT5
2、出力IDT62と接続IDT54、接続IDT64
の電極間距離はそれぞれ0.51621λであり、接続
IDT54、接続IDT64と右側の反射器58、68
の電極間距離はそれぞれ0.91544λである。
【0033】入力IDT52、出力IDT62、接続I
DT54、64、反射器56、58、66、68のメタ
ライズレシオは0.7である。入力IDT52、出力I
DT62、接続IDT54、64、反射器56、58、
66、68、共通接続パッド70の膜厚は12000n
mである。ワイヤ34、38によるインダクタンス素子
40のインダクタンス値を0.2nHから0.6nHま
で変化させて、図10に示す測定回路を用いて通過特性
を測定した。測定回路中のインダクタンスLは145.
0nHであり、キャパシタンスCは7.4pFである。
終端インピーダンスは50Ωである。
DT54、64、反射器56、58、66、68のメタ
ライズレシオは0.7である。入力IDT52、出力I
DT62、接続IDT54、64、反射器56、58、
66、68、共通接続パッド70の膜厚は12000n
mである。ワイヤ34、38によるインダクタンス素子
40のインダクタンス値を0.2nHから0.6nHま
で変化させて、図10に示す測定回路を用いて通過特性
を測定した。測定回路中のインダクタンスLは145.
0nHであり、キャパシタンスCは7.4pFである。
終端インピーダンスは50Ωである。
【0034】測定結果を図11、12に示す。中心周波
数は約130MHzであった。図11(a1)、(a
2)は、ワイヤ34、38の本数が12本、太さが25
μmφ、長さが約2.5mmで、インダクタンス素子4
0が0.2nHのときの通過特性である。図11(b
1)、(b2)は、ワイヤ34、38の本数が6本、太
さが25μmφ、長さが約2.5mmで、インダクタン
ス素子40が0.4nHのときの通過特性である。図1
2(c1)、(c2)は、ワイヤ34、38の本数が4
本、太さが25μmφ、長さが約2.5mmで、インダ
クタンス素子40が0.6nHのときの通過特性であ
る。
数は約130MHzであった。図11(a1)、(a
2)は、ワイヤ34、38の本数が12本、太さが25
μmφ、長さが約2.5mmで、インダクタンス素子4
0が0.2nHのときの通過特性である。図11(b
1)、(b2)は、ワイヤ34、38の本数が6本、太
さが25μmφ、長さが約2.5mmで、インダクタン
ス素子40が0.4nHのときの通過特性である。図1
2(c1)、(c2)は、ワイヤ34、38の本数が4
本、太さが25μmφ、長さが約2.5mmで、インダ
クタンス素子40が0.6nHのときの通過特性であ
る。
【0035】インダクタンス素子40のインダクタンス
値が増加するにつれて、通過帯域のトラップの位置が高
周波数側から低周波数側に変化した。すなわち、インダ
クタンス素子40が0.2nHでは通過帯域のトラップ
が約180MHz近傍にあり、インダクタンス素子40
が0.4nHでは通過帯域のトラップが約135MHz
近傍にあり、インダクタンス素子40が0.6nHでは
通過帯域のトラップが約105MHz近傍にあった。
値が増加するにつれて、通過帯域のトラップの位置が高
周波数側から低周波数側に変化した。すなわち、インダ
クタンス素子40が0.2nHでは通過帯域のトラップ
が約180MHz近傍にあり、インダクタンス素子40
が0.4nHでは通過帯域のトラップが約135MHz
近傍にあり、インダクタンス素子40が0.6nHでは
通過帯域のトラップが約105MHz近傍にあった。
【0036】中心周波数は約130MHzであるので、
インダクタンス素子40が0.4nHでは通過帯域のト
ラップが約135MHz近傍にある場合に最も帯域外特
性を改善できることがわかった。インダクタンス素子4
0が0.4nHの場合、中心周波数130MHz±1M
Hzの帯域において、後述する比較例2よりも約15〜
20dBも帯域外特性が改善された。 [比較例2]図4に示す構成の弾性表面波フィルタであ
って、共通接続パッド70が形成されている点と、ワイ
ヤ34、38を用いて共通接続パッド70と接地端子2
4、28を接続している点以外は、実施例2と全く同じ
電極構造とした。図11に示す測定回路を用いて通過特
性を測定した。終端インピーダンスは50Ωである。
インダクタンス素子40が0.4nHでは通過帯域のト
ラップが約135MHz近傍にある場合に最も帯域外特
性を改善できることがわかった。インダクタンス素子4
0が0.4nHの場合、中心周波数130MHz±1M
Hzの帯域において、後述する比較例2よりも約15〜
20dBも帯域外特性が改善された。 [比較例2]図4に示す構成の弾性表面波フィルタであ
って、共通接続パッド70が形成されている点と、ワイ
ヤ34、38を用いて共通接続パッド70と接地端子2
4、28を接続している点以外は、実施例2と全く同じ
電極構造とした。図11に示す測定回路を用いて通過特
性を測定した。終端インピーダンスは50Ωである。
【0037】測定結果を図13に示す。トラップが存在
せず、実施例2に比べて帯域外減衰特性がよくなかっ
た。
せず、実施例2に比べて帯域外減衰特性がよくなかっ
た。
【0038】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、入力ID
Tの接地端と出力IDTの接地端とが共通接続部に接続
され、共通接続部がインダクタンス素子を介して接地さ
れているので、インダクタンス素子のインダクタンス値
を調整することにより、インダクタンス素子によるトラ
ップを通過特性の所定領域内に位置するようにして、寄
生容量等による通過特性の劣化を防止することができ
る。
Tの接地端と出力IDTの接地端とが共通接続部に接続
され、共通接続部がインダクタンス素子を介して接地さ
れているので、インダクタンス素子のインダクタンス値
を調整することにより、インダクタンス素子によるトラ
ップを通過特性の所定領域内に位置するようにして、寄
生容量等による通過特性の劣化を防止することができ
る。
【図1】本発明の第1実施形態による弾性表面波フィル
タの平面図である。
タの平面図である。
【図2】本発明の第1実施形態による弾性表面波フィル
タの等価回路図である。
タの等価回路図である。
【図3】本発明の第1実施形態による弾性表面波フィル
タの通過特性を示すグラフである。
タの通過特性を示すグラフである。
【図4】本発明の第2実施形態による弾性表面波フィル
タの平面図である。
タの平面図である。
【図5】本発明の第2実施形態による弾性表面波フィル
タの通過特性を示すグラフである。
タの通過特性を示すグラフである。
【図6】本発明の第3実施形態による弾性表面波フィル
タの平面図である。
タの平面図である。
【図7】実施例1の測定回路を示す回路図である。
【図8】実施例1の測定結果を示すグラフである。
【図9】比較例1の測定結果を示すグラフである。
【図10】実施例2の測定回路を示す回路図である。
【図11】実施例2の測定結果を示すグラフである。
【図12】実施例2の測定結果を示すグラフである。
【図13】比較例2の測定結果を示すグラフである。
【図14】従来の弾性表面波フィルタの平面図である。
【図15】従来の弾性表面波フィルタの等価回路図であ
る。
る。
10…圧電基板 12…入力IDT 12a…入力信号端 12b…接地端 14…出力IDT 14a…接地端 14b…出力信号端 16、18…反射器 19…共通接続パッド 20…パッケージ 22…入力端子 24…接地端子 26…出力端子 28…接地端子 32、34、36、38…ワイヤ 40…インダクタンス素子 50…第1の電極構造列 52…入力IDT 52a…入力信号端 52b…接地端 54…接続IDT 54a…接地端 54b…接続端 56、58…反射器 60…第1の電極構造列 62…出力IDT 62a…接地端 62b…出力信号端 64…接続IDT 64a…接続端 64b…接地端 66、68…反射器 70…共通接続パッド 80、81…共通接続パターン 82…入力信号パターン 84…出力信号パターン 86、88…接地パターン 90、92…ワイヤ 110…圧電基板 112…入力IDT 112a…入力信号端 112b…接地端 114…出力IDT 114a…接地端 114b…出力信号端 116、118…反射器 120…パッケージ 122…入力端子 124、128…接地端子 126…出力端子 132、134、136、138…ワイヤ
Claims (2)
- 【請求項1】 圧電基板の表面に入力IDTと出力ID
Tとが形成された弾性表面波装置において、 前記入力IDTの接地端と前記出力IDTの接地端とが
共通接続部に接続され、 前記共通接続部がインダクタンス素子を介して接地さ
れ、 前記インダクタンス素子によるトラップが通過特性の所
定領域内に位置するように前記インダクタンス素子のイ
ンダクタンス値が調整されていることを特徴とする弾性
表面波装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の弾性表面波装置におい
て、 前記インダクタンス素子は、前記共通接続部と接地端子
とを接続する接続線であり、 前記接続線の本数及び/又は断面積により、前記インダ
クタンス素子のインダクタンス値を調整することを特徴
とする弾性表面波装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31773295A JPH09162676A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | 弾性表面波装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31773295A JPH09162676A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | 弾性表面波装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09162676A true JPH09162676A (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=18091429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31773295A Pending JPH09162676A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | 弾性表面波装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09162676A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6404303B1 (en) * | 1999-01-12 | 2002-06-11 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Surface acoustic wave element with an input/output ground pattern forming capacitance with both the input and output signal patterns |
EP1394856A2 (en) * | 2002-08-29 | 2004-03-03 | Fujitsu Media Devices Limited | Surface-mounted electronic component module and method for manufacturing the same |
US7078989B2 (en) | 2002-10-18 | 2006-07-18 | Fujitsu Media Devices Limited | Multi-mode surface acoustic wave filter device and duplexer |
US7154359B2 (en) | 2003-05-20 | 2006-12-26 | Fujitsu Media Devices Limited | Surface acoustic wave filter and duplexer including the same |
JP5100890B2 (ja) * | 2009-06-26 | 2012-12-19 | 京セラ株式会社 | 弾性表面波フィルタおよびそれを用いた分波器 |
US8416038B2 (en) * | 2003-04-16 | 2013-04-09 | Intellectual Ventures Fund 77 Llc | Surface acoustic wave device and method of adjusting LC component of surface acoustic wave device |
US8896397B2 (en) | 2003-04-16 | 2014-11-25 | Intellectual Ventures Fund 77 Llc | Surface acoustic wave device and method of adjusting LC component of surface acoustic wave device |
-
1995
- 1995-12-06 JP JP31773295A patent/JPH09162676A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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USRE47410E1 (en) | 2003-04-16 | 2019-05-28 | Intellectual Ventures Holding 81 Llc | Surface acoustic wave device and method of adjusting LC component of surface acoustic wave device |
US7154359B2 (en) | 2003-05-20 | 2006-12-26 | Fujitsu Media Devices Limited | Surface acoustic wave filter and duplexer including the same |
JP5100890B2 (ja) * | 2009-06-26 | 2012-12-19 | 京セラ株式会社 | 弾性表面波フィルタおよびそれを用いた分波器 |
US9041487B2 (en) | 2009-06-26 | 2015-05-26 | Kyocera Corporation | Surface acoustic wave filter and duplexer using same |
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