JPH09162601A - 高周波スイッチ - Google Patents
高周波スイッチInfo
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- JPH09162601A JPH09162601A JP7316725A JP31672595A JPH09162601A JP H09162601 A JPH09162601 A JP H09162601A JP 7316725 A JP7316725 A JP 7316725A JP 31672595 A JP31672595 A JP 31672595A JP H09162601 A JPH09162601 A JP H09162601A
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- distributed constant
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 挿入損失が小さく、構成部品点数を低減で
き、かつ制御電圧供給用の配線パターンの簡略化を図り
得る高周波スイッチを提供する。 【解決手段】 高周波スイッチ1は、第1〜第4のポー
トP1〜P4と、各ポート間に接続された分布定数線路
2a〜2dと、各ポートと分布定数線路2a〜2dの各
接続点A、C、E、Gとの間にそれぞれ接続されたコン
デンサ3a、3c、3e、3gと、各接続点A、C、
E、Gと基準電位との間にそれぞれ接続されたダイオー
ド4a〜4dと、ダイオード4a〜4dと基準電位との
間にそれぞれ接続されたコンデンサ3b、3d、3f、
3hと、ダイオード4bと並列に接続された分布定数線
路6と、分布定数線路6と基準電位との間にそれぞれ接
続されたコンデンサ3iとを有し、ダイオード4a〜4
dとコンデンサ3b、3d、3f、3hとの間に、それ
ぞれ第1〜第4の制御電圧端子Vc1〜Vc4が接続さ
れ、分布定数線路6とコンデンサ3iとの間に固定電圧
端子Vfixが接続されている。
き、かつ制御電圧供給用の配線パターンの簡略化を図り
得る高周波スイッチを提供する。 【解決手段】 高周波スイッチ1は、第1〜第4のポー
トP1〜P4と、各ポート間に接続された分布定数線路
2a〜2dと、各ポートと分布定数線路2a〜2dの各
接続点A、C、E、Gとの間にそれぞれ接続されたコン
デンサ3a、3c、3e、3gと、各接続点A、C、
E、Gと基準電位との間にそれぞれ接続されたダイオー
ド4a〜4dと、ダイオード4a〜4dと基準電位との
間にそれぞれ接続されたコンデンサ3b、3d、3f、
3hと、ダイオード4bと並列に接続された分布定数線
路6と、分布定数線路6と基準電位との間にそれぞれ接
続されたコンデンサ3iとを有し、ダイオード4a〜4
dとコンデンサ3b、3d、3f、3hとの間に、それ
ぞれ第1〜第4の制御電圧端子Vc1〜Vc4が接続さ
れ、分布定数線路6とコンデンサ3iとの間に固定電圧
端子Vfixが接続されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば携帯電話機
などの高周波回路において信号経路を切り換えるための
高周波スイッチに関し、特に、4つのポートを有し、か
つ分布定数線路を利用した高周波スイッチに関する。
などの高周波回路において信号経路を切り換えるための
高周波スイッチに関し、特に、4つのポートを有し、か
つ分布定数線路を利用した高周波スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、携帯電話においては、2本のア
ンテナ、あるいは、1本のアンテナ及び1つの外部接続
端子を、送信部及び受信部で共用することがある。この
ような構成では、例えば、図6に示すスイッチ回路が従
来より用いられている。
ンテナ、あるいは、1本のアンテナ及び1つの外部接続
端子を、送信部及び受信部で共用することがある。この
ような構成では、例えば、図6に示すスイッチ回路が従
来より用いられている。
【0003】スイッチ回路51は、3ポートのスイッチ
52、53を接続した構成を有する。スイッチ52は、
第1のポートP21、第2のポートP22及び第3のポ
ートP23を有する。同様に、スイッチ53は、第1〜
第3のポートP31、P32及びP33を有する。スイ
ッチ52の第1のポートP21には、アンテナANTが
接続され、第3のポートP23は、外部接続端子EXT
とされている。なお、外部接続端子として使用する例と
しては、スイッチ回路51が内蔵された携帯電話機の受
信部の電気的特性を測定する際に、外部接続端子から所
定の信号を入力する場合などが挙げられる。また、第3
のポートP23には、第2のアンテナが接続されること
もある。すなわち、車載用携帯電話などにおいては、第
2のアンテナとして車両に装備されたアンテナを接続し
て使用することも可能である。
52、53を接続した構成を有する。スイッチ52は、
第1のポートP21、第2のポートP22及び第3のポ
ートP23を有する。同様に、スイッチ53は、第1〜
第3のポートP31、P32及びP33を有する。スイ
ッチ52の第1のポートP21には、アンテナANTが
接続され、第3のポートP23は、外部接続端子EXT
とされている。なお、外部接続端子として使用する例と
しては、スイッチ回路51が内蔵された携帯電話機の受
信部の電気的特性を測定する際に、外部接続端子から所
定の信号を入力する場合などが挙げられる。また、第3
のポートP23には、第2のアンテナが接続されること
もある。すなわち、車載用携帯電話などにおいては、第
2のアンテナとして車両に装備されたアンテナを接続し
て使用することも可能である。
【0004】スイッチ52においては、第2のポートP
22が、第1のポートP21または第3のポートP23
に対して切り換えられるように構成されている。第2の
ポートP22は、スイッチ53の第2のポートP32に
接続されている。
22が、第1のポートP21または第3のポートP23
に対して切り換えられるように構成されている。第2の
ポートP22は、スイッチ53の第2のポートP32に
接続されている。
【0005】スイッチ53の第2のポートP32は、第
1のポートP31と、第3のポートP33との間で接続
が切り換えられるように構成されている。第1のポート
P31は、送信部Txに接続され、第3のポートP33
は、受信部Rxに接続される。
1のポートP31と、第3のポートP33との間で接続
が切り換えられるように構成されている。第1のポート
P31は、送信部Txに接続され、第3のポートP33
は、受信部Rxに接続される。
【0006】上記スイッチ回路51を用いることによ
り、アンテナANT及び外部接続端子EXTのいずれか
を、送信部Txまたは受信部Rxに接続した状態を実現
することができる。
り、アンテナANT及び外部接続端子EXTのいずれか
を、送信部Txまたは受信部Rxに接続した状態を実現
することができる。
【0007】ところで、上記3ポート型スイッチ52、
53を構成するための部品としては、図7に示すダイオ
ードを用いた高周波スイッチが知られている。高周波ス
イッチ60は、上記第1〜第3のポートP21〜P2
3、P31〜P33に相当する第1〜第3のポートP6
1〜P63を有する。第1のポートP61は、コンデン
サ61aを介してダイオード62aのアノードに接続さ
れる。ダイオード62aのアノードは、チョークコイル
として働く分布定数線路63a及びコンデンサ61bを
介して接地電位に接続され、分布定数線路63aとコン
デンサ61bの接続点は、抵抗64aを介して制御電圧
端子65aに接続される。制御電圧端子65aには高周
波スイッチ60の切り換えを行うための制御回路(図示
せず)が接続される。ダイオード62aのカソードは、
コンデンサ61cを介して第2のポートP62に接続さ
れる。
53を構成するための部品としては、図7に示すダイオ
ードを用いた高周波スイッチが知られている。高周波ス
イッチ60は、上記第1〜第3のポートP21〜P2
3、P31〜P33に相当する第1〜第3のポートP6
1〜P63を有する。第1のポートP61は、コンデン
サ61aを介してダイオード62aのアノードに接続さ
れる。ダイオード62aのアノードは、チョークコイル
として働く分布定数線路63a及びコンデンサ61bを
介して接地電位に接続され、分布定数線路63aとコン
デンサ61bの接続点は、抵抗64aを介して制御電圧
端子65aに接続される。制御電圧端子65aには高周
波スイッチ60の切り換えを行うための制御回路(図示
せず)が接続される。ダイオード62aのカソードは、
コンデンサ61cを介して第2のポートP62に接続さ
れる。
【0008】また、第2のポートP62には、コンデン
サ61cを介して分布定数線路63bが接続される。分
布定数線路63bは、コンデンサ61dを介して第3の
ポートP63に接続され、分布定数線路63bとコンデ
ンサ61dの接続点には、ダイオード62bのアノード
が接続される。ダイオード62bのカソードは、コンデ
ンサ61eを介して接地電位に接続されとともに、抵抗
64bを介して制御電圧端子65bに接続される。制御
電圧端子65bには高周波スイッチ60の切り換えを行
うための制御回路(図示せず)が接続される。なお、分
布定数線路63a、63bは、このスイッチ61に流れ
る高周波信号の波長をλとしたときに、λ/4以下の長
さを有するストリップライン、マイクロストリップライ
ン、コプレーナガイドラインで構成されている。また、
分布定数線路63aは、ハイインピーダンス伝送線路で
構成されていてもよい。
サ61cを介して分布定数線路63bが接続される。分
布定数線路63bは、コンデンサ61dを介して第3の
ポートP63に接続され、分布定数線路63bとコンデ
ンサ61dの接続点には、ダイオード62bのアノード
が接続される。ダイオード62bのカソードは、コンデ
ンサ61eを介して接地電位に接続されとともに、抵抗
64bを介して制御電圧端子65bに接続される。制御
電圧端子65bには高周波スイッチ60の切り換えを行
うための制御回路(図示せず)が接続される。なお、分
布定数線路63a、63bは、このスイッチ61に流れ
る高周波信号の波長をλとしたときに、λ/4以下の長
さを有するストリップライン、マイクロストリップライ
ン、コプレーナガイドラインで構成されている。また、
分布定数線路63aは、ハイインピーダンス伝送線路で
構成されていてもよい。
【0009】高周波スイッチ60では、制御電圧端子6
5aと、制御電圧端子65bとに、異なる制御電圧を印
加することにより、第2のポートP62を、第1のポー
トP61に接続した状態、あるいは第3のポートP63
に接続した状態を実現することができる。例えば、制御
電圧端子65aに正の制御電圧を印加し、制御電圧端子
65bに負の制御電圧を印加すると、これらの電圧は、
ダイオード62a、62bに対して順方向のバイアス電
圧として働くため、ダイオード62a、62bをオンに
する。この際、コンデンサ61a、61b、61c、6
1d、61eによって直流分がカットされ、ダイオード
62a、62bを含む回路にのみ制御電流が印加される
ようにしている。従って、分布定数線路63bがダイオ
ード62bにより接地されて、使用する高周波信号の周
波数で共振し、インピーダンスがほぼ無限大となるた
め、第1のポートP61からの高周波信号は、第3のポ
ートP63側にはとんど伝送されることなく、コンデン
サ61a、ダイオード62a、コンデンサ61cを経て
第2のポートP62に伝送される。なお、分布定数線路
63aは、コンデンサ61bにより接地されているた
め、高周波信号の周波数で共振し、インピーダンスがほ
ぼ無限大となり、高周波信号が、接地電位側へ漏れるこ
とを防止している。
5aと、制御電圧端子65bとに、異なる制御電圧を印
加することにより、第2のポートP62を、第1のポー
トP61に接続した状態、あるいは第3のポートP63
に接続した状態を実現することができる。例えば、制御
電圧端子65aに正の制御電圧を印加し、制御電圧端子
65bに負の制御電圧を印加すると、これらの電圧は、
ダイオード62a、62bに対して順方向のバイアス電
圧として働くため、ダイオード62a、62bをオンに
する。この際、コンデンサ61a、61b、61c、6
1d、61eによって直流分がカットされ、ダイオード
62a、62bを含む回路にのみ制御電流が印加される
ようにしている。従って、分布定数線路63bがダイオ
ード62bにより接地されて、使用する高周波信号の周
波数で共振し、インピーダンスがほぼ無限大となるた
め、第1のポートP61からの高周波信号は、第3のポ
ートP63側にはとんど伝送されることなく、コンデン
サ61a、ダイオード62a、コンデンサ61cを経て
第2のポートP62に伝送される。なお、分布定数線路
63aは、コンデンサ61bにより接地されているた
め、高周波信号の周波数で共振し、インピーダンスがほ
ぼ無限大となり、高周波信号が、接地電位側へ漏れるこ
とを防止している。
【0010】一方、制御電圧端子65aに負の制御電圧
を印加し、制御電圧端子65bに正の制御電圧を印加す
ると、上記の場合とは逆に、これらの電圧は、ダイオー
ド62a、62bに対して逆方向のバイアス電圧として
働くため、ダイオード62a、62bはオフ状態にな
り、第3のポートP63からの高周波信号はコンデンサ
61d、分布定数線路63b、コンデンサ61cを経て
第2のポートP62に伝送され、第1のポートP61側
にはほとんど伝送されない。
を印加し、制御電圧端子65bに正の制御電圧を印加す
ると、上記の場合とは逆に、これらの電圧は、ダイオー
ド62a、62bに対して逆方向のバイアス電圧として
働くため、ダイオード62a、62bはオフ状態にな
り、第3のポートP63からの高周波信号はコンデンサ
61d、分布定数線路63b、コンデンサ61cを経て
第2のポートP62に伝送され、第1のポートP61側
にはほとんど伝送されない。
【0011】このように、高周波スイッチ60では、制
御電圧端子65a、65bに、正及び負の制御電圧を印
加することにより、第2のポートP62を、第1のポー
トP61または第3のポートP63に切り換えた状態を
実現することができる。
御電圧端子65a、65bに、正及び負の制御電圧を印
加することにより、第2のポートP62を、第1のポー
トP61または第3のポートP63に切り換えた状態を
実現することができる。
【0012】また、図6に示したスイッチ回路51は、
上記高周波スイッチ60を、スイッチ52、53として
使用することにより構成されている。すなわち、3ポー
ト高周波スイッチを2個使用し、互いの第1のポートを
相互に接続することにより構成されていた。
上記高周波スイッチ60を、スイッチ52、53として
使用することにより構成されている。すなわち、3ポー
ト高周波スイッチを2個使用し、互いの第1のポートを
相互に接続することにより構成されていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】スイッチ回路51は、
上記のように、2個の高周波スイッチ52、53を接続
することにより構成されているため、高周波信号が2つ
のスイッチを通過することになる。例えば、送信部Tx
から与えられた送信出力は、アンテナANTに与えられ
るまでに、2個のスイッチ53、52を通過する。同様
に、アンテナANTから入力された高周波信号は、スイ
ッチ52、53を通過して受信部Rxに与えられる。そ
のため、挿入損失が大きく(約2倍)ならざるを得ない
ため、送信に際しては、送信出力を増大させる必要があ
り、かつ受信に際しては、利得の低下を招くという問題
があった。
上記のように、2個の高周波スイッチ52、53を接続
することにより構成されているため、高周波信号が2つ
のスイッチを通過することになる。例えば、送信部Tx
から与えられた送信出力は、アンテナANTに与えられ
るまでに、2個のスイッチ53、52を通過する。同様
に、アンテナANTから入力された高周波信号は、スイ
ッチ52、53を通過して受信部Rxに与えられる。そ
のため、挿入損失が大きく(約2倍)ならざるを得ない
ため、送信に際しては、送信出力を増大させる必要があ
り、かつ受信に際しては、利得の低下を招くという問題
があった。
【0014】また、上記スイッチ回路51では、高周波
スイッチ60を用いてスイッチ52、53が構成されて
いるため、各スイッチ52、53において2つの制御電
圧端子に制御電圧を印加しなければならず、各スイッチ
52、53において2つの制御電圧供給用電源を必要と
していた。その結果、電源用の複雑な配線パターンを回
路基板上に形成しなければならなかった。
スイッチ60を用いてスイッチ52、53が構成されて
いるため、各スイッチ52、53において2つの制御電
圧端子に制御電圧を印加しなければならず、各スイッチ
52、53において2つの制御電圧供給用電源を必要と
していた。その結果、電源用の複雑な配線パターンを回
路基板上に形成しなければならなかった。
【0015】本発明の目的は、このような問題点を解消
するためになされたものであり、挿入損失が小さく、構
成部品点数を低減でき、かつ制御電圧供給用の配線パタ
ーンの簡略化を図り得る高周波スイッチを提供すること
にある。
するためになされたものであり、挿入損失が小さく、構
成部品点数を低減でき、かつ制御電圧供給用の配線パタ
ーンの簡略化を図り得る高周波スイッチを提供すること
にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述する問題点を解決す
るため本発明は、第1乃至第4のポートを有し、第1及
び第2のポートを、第3または第4のポートに接続して
なる高周波スイッチであって、前記第1、第3のポート
間、第3、第2のポート間、第2、第4のポート間及び
第4、第1のポート間にそれぞれ接続された分布定数線
路と、前記第1乃至第4のポートと基準電位との間にそ
れぞれ接続されたダイオードと、前記第1乃至第4のポ
ートの少なくとも1つと基準電位との間に接続された分
布定数線路と、前記ダイオードと基準電位との間の接続
点に接続された第1乃至第4の制御電圧端子と、前記第
1乃至第4のポートの少なくとも1つと基準電位との間
に接続された分布定数線路と基準電位との間の接続点に
接続された固定電圧端子とを備えていることを特徴とす
る。
るため本発明は、第1乃至第4のポートを有し、第1及
び第2のポートを、第3または第4のポートに接続して
なる高周波スイッチであって、前記第1、第3のポート
間、第3、第2のポート間、第2、第4のポート間及び
第4、第1のポート間にそれぞれ接続された分布定数線
路と、前記第1乃至第4のポートと基準電位との間にそ
れぞれ接続されたダイオードと、前記第1乃至第4のポ
ートの少なくとも1つと基準電位との間に接続された分
布定数線路と、前記ダイオードと基準電位との間の接続
点に接続された第1乃至第4の制御電圧端子と、前記第
1乃至第4のポートの少なくとも1つと基準電位との間
に接続された分布定数線路と基準電位との間の接続点に
接続された固定電圧端子とを備えていることを特徴とす
る。
【0017】また、前記第1乃至第4の制御電圧端子及
び固定電圧端子の少なくとも1つが、抵抗を介して各接
続点に接続されていることを特徴とする。
び固定電圧端子の少なくとも1つが、抵抗を介して各接
続点に接続されていることを特徴とする。
【0018】また、前記第1乃至第4のポートの少なく
とも1つが、コンデンサを介して基準電位に接続されて
いることを特徴とする。
とも1つが、コンデンサを介して基準電位に接続されて
いることを特徴とする。
【0019】また、前記ダイオードの少なくとも1つに
並列に接続された抵抗を備えることを特徴とする。
並列に接続された抵抗を備えることを特徴とする。
【0020】また、前記ダイオードの少なくとも1つに
並列に接続されており、かつ互いに直列に接続された分
布定数線路とコンデンサとを備えることを特徴とする。
並列に接続されており、かつ互いに直列に接続された分
布定数線路とコンデンサとを備えることを特徴とする。
【0021】また、前記ダイオードの少なくとも1つに
並列に、分布定数線路とコンデンサとの直列回路を接続
し、さらに前記分布定数線路と前記コンデンサとの直列
回路に並列に、コンデンサを接続することを特徴とす
る。
並列に、分布定数線路とコンデンサとの直列回路を接続
し、さらに前記分布定数線路と前記コンデンサとの直列
回路に並列に、コンデンサを接続することを特徴とす
る。
【0022】本発明の高周波スイッチによれば、第1、
第3ポート間、第3、第2ポート間、第2、第4ポート
間及び第4、第1ポート間が、それぞれ、第1の分布定
数線路により接続されている。また、分布定数線路は、
上記のように接続されたリング状の回路部分を構成し、
第1〜第4のポートは、上記のように接続されているた
め、リング状回路部分の周方向に沿って第1のポート、
第3のポート、第2のポート、第4のポートの順に各ポ
ートが接続され、ダイオードを介して基準電位に接続さ
れている。さらに、ダイオードと基準電位の接続点には
第1〜第4の制御電圧端子が接続されている。
第3ポート間、第3、第2ポート間、第2、第4ポート
間及び第4、第1ポート間が、それぞれ、第1の分布定
数線路により接続されている。また、分布定数線路は、
上記のように接続されたリング状の回路部分を構成し、
第1〜第4のポートは、上記のように接続されているた
め、リング状回路部分の周方向に沿って第1のポート、
第3のポート、第2のポート、第4のポートの順に各ポ
ートが接続され、ダイオードを介して基準電位に接続さ
れている。さらに、ダイオードと基準電位の接続点には
第1〜第4の制御電圧端子が接続されている。
【0023】従って、第1〜第4の制御電圧端子及び固
定電圧端子に、制御電圧及び固定電圧を印加することに
より、第1〜第4のポート間の分布定数線路がオン状態
となり、第1、第3ポート間が接続された状態(第1の
接続状態)、第1、第4ポート間が接続された状態(第
2の接続状態)、第2、第3ポート間が接続された状態
(第3の接続状態)、あるいは第2、第4ポート間が接
続された状態(第4の接続状態)を実現することができ
る。
定電圧端子に、制御電圧及び固定電圧を印加することに
より、第1〜第4のポート間の分布定数線路がオン状態
となり、第1、第3ポート間が接続された状態(第1の
接続状態)、第1、第4ポート間が接続された状態(第
2の接続状態)、第2、第3ポート間が接続された状態
(第3の接続状態)、あるいは第2、第4ポート間が接
続された状態(第4の接続状態)を実現することができ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し実施例を説明
する。図1は本発明に係る高周波スイッチの一実施例を
説明するための概略回路図である。高周波スイッチ1
は、第1〜第4のポートP1〜P4を有する4ポート高
周波スイッチである。第1、第3のポートP1、P3
間、第1、第4のポートP1、P4間、第2、第3のポ
ートP2、P3間、第2、第4のポートP2、P4間に
は、スイッチングを行うために、分布定数線路2a、2
b、2c、2dが接続されている。すなわち、分布定数
線路2a〜2dがリング状に接続されることになる。
する。図1は本発明に係る高周波スイッチの一実施例を
説明するための概略回路図である。高周波スイッチ1
は、第1〜第4のポートP1〜P4を有する4ポート高
周波スイッチである。第1、第3のポートP1、P3
間、第1、第4のポートP1、P4間、第2、第3のポ
ートP2、P3間、第2、第4のポートP2、P4間に
は、スイッチングを行うために、分布定数線路2a、2
b、2c、2dが接続されている。すなわち、分布定数
線路2a〜2dがリング状に接続されることになる。
【0025】そして、高周波スイッチ1では、以下の第
1の接続状態から第4の接続状態が実現され、これらの
接続状態間で切り換えることが可能となる。第1の接続
状態では、第1、第3のポートP1、P3間が接続さ
れ、第2の接続状態では、第1、第4のポートP1、P
4間が接続され、第3の接続状態では、第2、第3のポ
ートP2、P3間が接続され、第4の接続状態では、第
2、第4のポートP2、P4間が接続された状態が実現
される。
1の接続状態から第4の接続状態が実現され、これらの
接続状態間で切り換えることが可能となる。第1の接続
状態では、第1、第3のポートP1、P3間が接続さ
れ、第2の接続状態では、第1、第4のポートP1、P
4間が接続され、第3の接続状態では、第2、第3のポ
ートP2、P3間が接続され、第4の接続状態では、第
2、第4のポートP2、P4間が接続された状態が実現
される。
【0026】従って、図6の高周波スイッチ回路51に
本実施例の高周波スイッチ1を好適に用いることができ
る。すなわち、図6の高周波スイッチ回路51では、送
信部TxがアンテナANTに接続された状態(送信
時)、送信部Txが外部端子EXTに接続された状態
(外部端子EXTに第2のアンテナを接続して送信する
場合など)、受信部RxがアンテナANTに接続された
状態(受信時)、受信部Rxに外部端子EXTが接続さ
れた状態(受信部の性能を評価する場合や外部アンテナ
を外部端子EXTに接続して受信する場合など)のいず
れかを実現させれば良い。本実施例の高周波スイッチ1
を用いた場合、第1のポートP1を例えば送信部Tx
に、第2のポートP2を受信部Rxに、第3のポートP
3及び第4のポートP4を、それぞれ、アンテナANT
及び外部端子EXTを接続することにより、高周波スイ
ッチ回路51と同様に用いることができる。
本実施例の高周波スイッチ1を好適に用いることができ
る。すなわち、図6の高周波スイッチ回路51では、送
信部TxがアンテナANTに接続された状態(送信
時)、送信部Txが外部端子EXTに接続された状態
(外部端子EXTに第2のアンテナを接続して送信する
場合など)、受信部RxがアンテナANTに接続された
状態(受信時)、受信部Rxに外部端子EXTが接続さ
れた状態(受信部の性能を評価する場合や外部アンテナ
を外部端子EXTに接続して受信する場合など)のいず
れかを実現させれば良い。本実施例の高周波スイッチ1
を用いた場合、第1のポートP1を例えば送信部Tx
に、第2のポートP2を受信部Rxに、第3のポートP
3及び第4のポートP4を、それぞれ、アンテナANT
及び外部端子EXTを接続することにより、高周波スイ
ッチ回路51と同様に用いることができる。
【0027】図2は、本発明に係る高周波スイッチの一
実施例の回路図である。本実施例では、第1、第3のポ
ートP1、P3間、第1、第4のポートP1、P4間、
第2、第3のポートP2、P3間、第2、第4のポート
P2、P4間に分布定数線路2a〜2dが接続されてい
る。すなわち、分布定数線路2a〜2dは、図示のよう
にリング状に接続されることになる。
実施例の回路図である。本実施例では、第1、第3のポ
ートP1、P3間、第1、第4のポートP1、P4間、
第2、第3のポートP2、P3間、第2、第4のポート
P2、P4間に分布定数線路2a〜2dが接続されてい
る。すなわち、分布定数線路2a〜2dは、図示のよう
にリング状に接続されることになる。
【0028】第1のポートP1は、コンデンサ3aを介
して分布定数線路2a、2bに接続され、第1のポート
P1と分布定数線路2a、2bとの接続点Aと基準電
位、すなわち接地電位との間に、ダイオード4aが接続
され、ダイオード4aのアノード側にコンデンサ3bが
接続されている。そして、ダイオード4aとコンデンサ
3bとの接続点Bには、抵抗5aの一端が接続され、抵
抗5aの他端は第1の制御電圧端子Vc1に接続されて
いる。
して分布定数線路2a、2bに接続され、第1のポート
P1と分布定数線路2a、2bとの接続点Aと基準電
位、すなわち接地電位との間に、ダイオード4aが接続
され、ダイオード4aのアノード側にコンデンサ3bが
接続されている。そして、ダイオード4aとコンデンサ
3bとの接続点Bには、抵抗5aの一端が接続され、抵
抗5aの他端は第1の制御電圧端子Vc1に接続されて
いる。
【0029】同様に、第2のポートP2は、コンデンサ
3cを介して分布定数線路2c、2dに接続され、第2
のポートP2と分布定数線路2c、2dとの接続点C
と、接地電位との間に、ダイオード4bが接続され、ダ
イオード4bのアノード側にコンデンサ3dが接続され
ている。そして、ダイオード4bとコンデンサ3dとの
接続点Dには、抵抗5bの一端が接続され、他端は第2
の制御電圧端子Vc2に接続されている。
3cを介して分布定数線路2c、2dに接続され、第2
のポートP2と分布定数線路2c、2dとの接続点C
と、接地電位との間に、ダイオード4bが接続され、ダ
イオード4bのアノード側にコンデンサ3dが接続され
ている。そして、ダイオード4bとコンデンサ3dとの
接続点Dには、抵抗5bの一端が接続され、他端は第2
の制御電圧端子Vc2に接続されている。
【0030】同様に、第3のポートP3は、コンデンサ
3eを介して分布定数線路2a、2cに接続され、第3
のポートP3と分布定数線路2a、2cとの接続点E
と、接地電位との間に、ダイオード4cが接続され、ダ
イオード4cのアノード側にコンデンサ3fが接続され
ている。そして、ダイオード4cとコンデンサ3fとの
接続点Fには、抵抗5cの一端が接続され、他端は第3
の制御電圧端子Vc3に接続されている。
3eを介して分布定数線路2a、2cに接続され、第3
のポートP3と分布定数線路2a、2cとの接続点E
と、接地電位との間に、ダイオード4cが接続され、ダ
イオード4cのアノード側にコンデンサ3fが接続され
ている。そして、ダイオード4cとコンデンサ3fとの
接続点Fには、抵抗5cの一端が接続され、他端は第3
の制御電圧端子Vc3に接続されている。
【0031】同様に、第4のポートP4は、コンデンサ
3gを介して分布定数線路2b、2dに接続され、第4
のポートP4と分布定数線路2b、2dとの接続点G
と、接地電位との間に、ダイオード4dが接続され、ダ
イオード4dのアノード側にコンデンサ3hが接続され
ている。そして、ダイオード4dとコンデンサ3hとの
接続点Hには、抵抗5dの一端が接続され、他端は第4
の制御電圧端子Vc4に接続されている。
3gを介して分布定数線路2b、2dに接続され、第4
のポートP4と分布定数線路2b、2dとの接続点G
と、接地電位との間に、ダイオード4dが接続され、ダ
イオード4dのアノード側にコンデンサ3hが接続され
ている。そして、ダイオード4dとコンデンサ3hとの
接続点Hには、抵抗5dの一端が接続され、他端は第4
の制御電圧端子Vc4に接続されている。
【0032】さらに、第2のポートP2と分布定数線路
2c、2dとの接続点Cと、接地電位との間に、ダイオ
ード4bと並列に、分布定数線路6が接続され、分布定
数線路6の接地電位側にコンデンサ3iが接続されてい
る。そして、分布定数線路6とコンデンサ3iとの接続
点Iには、抵抗5eの一端が接続され、他端は固定電圧
端子Vfixに接続されている。
2c、2dとの接続点Cと、接地電位との間に、ダイオ
ード4bと並列に、分布定数線路6が接続され、分布定
数線路6の接地電位側にコンデンサ3iが接続されてい
る。そして、分布定数線路6とコンデンサ3iとの接続
点Iには、抵抗5eの一端が接続され、他端は固定電圧
端子Vfixに接続されている。
【0033】このとき、分布定数線路2a〜2d及び6
は、高周波スイッチ1に流れる高周波信号の波長をλと
したときに、λ/4以下の長さのストリップライン、マ
イクロストリップライン、コプレーナガイドライン等で
構成されている。分布定数線路2a〜2d及び6は、い
わゆるλ/4線路であるが、実際にはストリップライン
のインダクタンス分や浮遊容量の影響があるため、上記
のようにλ/4以下の長さを有するように構成される。
は、高周波スイッチ1に流れる高周波信号の波長をλと
したときに、λ/4以下の長さのストリップライン、マ
イクロストリップライン、コプレーナガイドライン等で
構成されている。分布定数線路2a〜2d及び6は、い
わゆるλ/4線路であるが、実際にはストリップライン
のインダクタンス分や浮遊容量の影響があるため、上記
のようにλ/4以下の長さを有するように構成される。
【0034】次に、高周波スイッチ1の動作を説明す
る。ダイオード4a〜4dの向き、第1〜第4の制御電
圧端子Vc1〜Vc4及び固定電圧端子Vfixの制御
電圧と各ポート間の動作との関係を表1に示す。
る。ダイオード4a〜4dの向き、第1〜第4の制御電
圧端子Vc1〜Vc4及び固定電圧端子Vfixの制御
電圧と各ポート間の動作との関係を表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】ここで、第1の接続状態を実現する場合に
ついて説明する。第2、第4の制御電圧端子Vc2、V
c4に正の制御電圧+Vccを印加し、第1、第3の制
御電圧端子Vc1、Vc3及び固定電圧端子Vfixに
接地電位、すなわち0[V]を印加する。この場合、第
2の制御電圧端子Vc2から与えられた制御電圧が、抵
抗5b、5eにより電圧降下され、ダイオード4bに順
方向バイアス電圧として印加される。同様に、ダイオー
ド4dにも、第4の制御電圧端子Vc4から与えられた
制御電圧から抵抗5d、5eによる電圧降下分を差し引
いた電圧が順方向バイアス電圧として印加される。従っ
て、ダイオード4b、4dがオン状態となり、ダイオー
ド4bとコンデンサ3dの直列回路及びダイオード4d
とコンデンサ3hの直列回路のインピーダンスはゼロと
なり、接続点C、Gが接地電位に短絡される。
ついて説明する。第2、第4の制御電圧端子Vc2、V
c4に正の制御電圧+Vccを印加し、第1、第3の制
御電圧端子Vc1、Vc3及び固定電圧端子Vfixに
接地電位、すなわち0[V]を印加する。この場合、第
2の制御電圧端子Vc2から与えられた制御電圧が、抵
抗5b、5eにより電圧降下され、ダイオード4bに順
方向バイアス電圧として印加される。同様に、ダイオー
ド4dにも、第4の制御電圧端子Vc4から与えられた
制御電圧から抵抗5d、5eによる電圧降下分を差し引
いた電圧が順方向バイアス電圧として印加される。従っ
て、ダイオード4b、4dがオン状態となり、ダイオー
ド4bとコンデンサ3dの直列回路及びダイオード4d
とコンデンサ3hの直列回路のインピーダンスはゼロと
なり、接続点C、Gが接地電位に短絡される。
【0037】一方、接続点Iは、抵抗5eを介して固定
電圧端子Vfixに接続されているため、ダイオード4
aに対しては、抵抗5eにおける電圧降下分だけ逆方向
のバイアスが印加される。同様に、ダイオード4cにつ
いても、抵抗5eにおける電圧降下分だけ逆方向のバイ
アスが印加される。従って、ダイオード4a、4cはオ
フ状態となり、ダイオード4aとコンデンサ3bの直列
回路及びダイオード4cとコンデンサ3fの直列回路の
容量を保つことができる。
電圧端子Vfixに接続されているため、ダイオード4
aに対しては、抵抗5eにおける電圧降下分だけ逆方向
のバイアスが印加される。同様に、ダイオード4cにつ
いても、抵抗5eにおける電圧降下分だけ逆方向のバイ
アスが印加される。従って、ダイオード4a、4cはオ
フ状態となり、ダイオード4aとコンデンサ3bの直列
回路及びダイオード4cとコンデンサ3fの直列回路の
容量を保つことができる。
【0038】ここで、分布定数線路2a〜2d及び6
は、動作周波数で、インピーダンス反転回路として動作
するように設計され、さらに、接続点C、Gが接地電位
に短絡されているため、接続点A、E、それぞれから分
布定数線路2b、2c、6側を見た場合にそのインピー
ダンスは無限大となる。従って、接続点A、E間が接続
され、接続点C、Gが接地電位に短絡されるため、第
1、第3ポートP1、P3間のみがオン状態となる。
は、動作周波数で、インピーダンス反転回路として動作
するように設計され、さらに、接続点C、Gが接地電位
に短絡されているため、接続点A、E、それぞれから分
布定数線路2b、2c、6側を見た場合にそのインピー
ダンスは無限大となる。従って、接続点A、E間が接続
され、接続点C、Gが接地電位に短絡されるため、第
1、第3ポートP1、P3間のみがオン状態となる。
【0039】また、第2〜第4の接続状態を実現する場
合には、表1に示すような制御電圧を、第1〜第4の制
御電圧端子Vc1〜Vc4及び固定電圧端子Vfixに
印加すればよい。
合には、表1に示すような制御電圧を、第1〜第4の制
御電圧端子Vc1〜Vc4及び固定電圧端子Vfixに
印加すればよい。
【0040】上記のように、本実施例の高周波スイッチ
1によれば、4ポート型高周波スイッチを構成すること
ができる。
1によれば、4ポート型高周波スイッチを構成すること
ができる。
【0041】また、一対のポート間を流れる高周波信号
は、一対のポート間に接続された1個の分布定数線路の
みを流れることになる。従って、従来の高周波スイッチ
回路に比べ、挿入損失を半減にすることができ、かつ高
周波スイッチを構成する素子の寿命も長くすることがで
きる。加えて、例えば、携帯電話機に使用される場合、
電池の消耗を抑え、通話時間、待受時間を長くすること
が可能となる。
は、一対のポート間に接続された1個の分布定数線路の
みを流れることになる。従って、従来の高周波スイッチ
回路に比べ、挿入損失を半減にすることができ、かつ高
周波スイッチを構成する素子の寿命も長くすることがで
きる。加えて、例えば、携帯電話機に使用される場合、
電池の消耗を抑え、通話時間、待受時間を長くすること
が可能となる。
【0042】さらに、第1、第2のポートが、第3のポ
ート及び第4のポートに対する接続に関し対称である。
従って、ダイバシティアンテナ用の切換スイッチ等に好
適に利用することができる。
ート及び第4のポートに対する接続に関し対称である。
従って、ダイバシティアンテナ用の切換スイッチ等に好
適に利用することができる。
【0043】また、第1〜第4の制御電圧端子及び固定
電圧端子に加えられる制御電圧のうち、少なくとも2端
子を接地電位とすることが可能であるため、その場合に
は、1種類の制御電圧、例えば正あるいは負の制御電圧
を印加すればよいだけである。従って、高周波スイッチ
が実装されるプリント基板における配線パターンを簡略
化することができ、プリント基板を小形化することがで
きる。加えて、高周波スイッチの組み込まれる電子機器
の小形化に大きく寄与することができる。
電圧端子に加えられる制御電圧のうち、少なくとも2端
子を接地電位とすることが可能であるため、その場合に
は、1種類の制御電圧、例えば正あるいは負の制御電圧
を印加すればよいだけである。従って、高周波スイッチ
が実装されるプリント基板における配線パターンを簡略
化することができ、プリント基板を小形化することがで
きる。加えて、高周波スイッチの組み込まれる電子機器
の小形化に大きく寄与することができる。
【0044】なお、上記の実施例では、分布定数線路6
を接続点Cのみに接続する場合について説明したが、接
続点A、C、E、Gのうちの少なくとも1つに接続すれ
ばよい。
を接続点Cのみに接続する場合について説明したが、接
続点A、C、E、Gのうちの少なくとも1つに接続すれ
ばよい。
【0045】また、正の制御電圧+Vccに変えて接地
電位、接地電位に変えて負の制御電圧−Vccを加えて
もよい。その場合には、上記第1の接続状態において
は、第2、第4の制御電圧端子Vc2、Vc4を接地
し、第1、第3の制御電圧端子Vc1、Vc3及び固定
電圧端子Vfixに負の制御電圧−Vccを印加すれば
よい。また、第2〜第4の接続状態の実現する場合も同
様である。
電位、接地電位に変えて負の制御電圧−Vccを加えて
もよい。その場合には、上記第1の接続状態において
は、第2、第4の制御電圧端子Vc2、Vc4を接地
し、第1、第3の制御電圧端子Vc1、Vc3及び固定
電圧端子Vfixに負の制御電圧−Vccを印加すれば
よい。また、第2〜第4の接続状態の実現する場合も同
様である。
【0046】さらに、本実施例では、ダイオード4a〜
4dが図2のように示す向きに接続されていたが、図2
の示す向きと逆に接続されていてもよい。すなわち、ダ
イオード4a〜4dのアノードが接続点A、C、E、G
側に、ダイオード4a〜4dのカソードが接続点B、
D、F、H側となるようにダイオード4a〜4dを接続
してもよい。この場合には、図2に示した実施例とは、
ダイオードの極性が逆となるため、表1に示すように、
第1〜第4の制御電圧端子Vc1〜Vc4及び固定電圧
端子Vfixに印加する電圧を選択すればよい。
4dが図2のように示す向きに接続されていたが、図2
の示す向きと逆に接続されていてもよい。すなわち、ダ
イオード4a〜4dのアノードが接続点A、C、E、G
側に、ダイオード4a〜4dのカソードが接続点B、
D、F、H側となるようにダイオード4a〜4dを接続
してもよい。この場合には、図2に示した実施例とは、
ダイオードの極性が逆となるため、表1に示すように、
第1〜第4の制御電圧端子Vc1〜Vc4及び固定電圧
端子Vfixに印加する電圧を選択すればよい。
【0047】また、抵抗5a〜5eは、第1〜第4の制
御電圧端子Vc1〜Vc4及び固定電圧端子Vfixか
ら接続点B、D、F、H、Iを介して高周波スイッチ1
に与える第1〜第4の制御電圧及び固定電圧の値を調整
するために設けられているものであるため、場合によっ
ては、接続されずともよく、その場合には、接続点B、
D、F、H、Iが直接第1〜第4の制御電圧端子Vc1
〜Vc4及び固定電圧端子Vfixに接続される。
御電圧端子Vc1〜Vc4及び固定電圧端子Vfixか
ら接続点B、D、F、H、Iを介して高周波スイッチ1
に与える第1〜第4の制御電圧及び固定電圧の値を調整
するために設けられているものであるため、場合によっ
ては、接続されずともよく、その場合には、接続点B、
D、F、H、Iが直接第1〜第4の制御電圧端子Vc1
〜Vc4及び固定電圧端子Vfixに接続される。
【0048】さらに、コンデンサ3a〜3iは、直流を
カットする機能を果たすもので、場合によっては、接続
されずともよい。
カットする機能を果たすもので、場合によっては、接続
されずともよい。
【0049】次に、高周波スイッチ1の第1の変形例に
つき説明する。図2に破線で示すように、好ましくは、
第1〜第4のポートP1〜P4と分布定数線路2a〜2
dの接続点A、C、E、Gと、基準電位との間に、それ
ぞれ、コンデンサ7a〜7dを接続してもよい。この場
合には、コンデンサ7a〜7dの静電容量を選択するこ
とにより、特性インピーダンスを補正することができ、
それによって高周波スイッチ1の挿入損失や反射損失を
効果的に低減することができる。加えて、分布定数線路
6の長さを短くすることもでき、それによって高周波ス
イッチ1の小形化を図ることができる。
つき説明する。図2に破線で示すように、好ましくは、
第1〜第4のポートP1〜P4と分布定数線路2a〜2
dの接続点A、C、E、Gと、基準電位との間に、それ
ぞれ、コンデンサ7a〜7dを接続してもよい。この場
合には、コンデンサ7a〜7dの静電容量を選択するこ
とにより、特性インピーダンスを補正することができ、
それによって高周波スイッチ1の挿入損失や反射損失を
効果的に低減することができる。加えて、分布定数線路
6の長さを短くすることもでき、それによって高周波ス
イッチ1の小形化を図ることができる。
【0050】なお、コンデンサ7a〜7dはすべて用い
られる必要は必ずしもなく、いずれかのみ接続されてい
てもよい。
られる必要は必ずしもなく、いずれかのみ接続されてい
てもよい。
【0051】次に、上記実施例の高周波スイッチに適用
し得る第2乃至第4の変形例を、図3乃至図5を参照し
て説明する。図3乃至図5に示す変形例では、ダイオー
ド4a〜4dのうち任意のダイオードに後述の各回路素
子が接続される。図3乃至図5では、ダイオード4a〜
4dを代表して、ダイオード4aに設けられる部分につ
き説明する。
し得る第2乃至第4の変形例を、図3乃至図5を参照し
て説明する。図3乃至図5に示す変形例では、ダイオー
ド4a〜4dのうち任意のダイオードに後述の各回路素
子が接続される。図3乃至図5では、ダイオード4a〜
4dを代表して、ダイオード4aに設けられる部分につ
き説明する。
【0052】図3に示すように、第2の変形例では、ダ
イオード4aに並列に、抵抗8が接続されている。ダイ
オード4aは、オフ状態にあるときには、直流的にはコ
ンデンサとして機能する。従って、オフ状態にあるとき
には蓄積された電荷が、ダイオード4aがオン状態にな
ると同時に流れることになるが、図3に示す構成では、
抵抗8に蓄積電荷が放電され、ダイオード4aのオフ状
態からオン状態へのスイッチング動作が円滑化される。
加えて、オフ時のダイオードの逆バイアスを安定化する
こともできる。
イオード4aに並列に、抵抗8が接続されている。ダイ
オード4aは、オフ状態にあるときには、直流的にはコ
ンデンサとして機能する。従って、オフ状態にあるとき
には蓄積された電荷が、ダイオード4aがオン状態にな
ると同時に流れることになるが、図3に示す構成では、
抵抗8に蓄積電荷が放電され、ダイオード4aのオフ状
態からオン状態へのスイッチング動作が円滑化される。
加えて、オフ時のダイオードの逆バイアスを安定化する
こともできる。
【0053】また、図4に示す第3の変形例では、ダイ
オード4aに並列に、互いに直列に接続された分布定数
線路9及びコンデンサ10が接続される。この構成で
は、ダイオード4aのオフ状態における静電容量と、分
布定数線路9のインダクタンス分により、並列共振回路
が構成される。従って、この並列共振回路の共振周波数
が、伝送される高周波信号の周波数と一致するように分
布定数線路9のインダクタンス分を調整することによ
り、ダイオード4aのオフ状態のインピーダンスを高め
ることができる。その結果、オフ状態にあるときのダイ
オード4aのアイソレーション特性を高めることができ
る。なお、コンデンサ10は、分布定数線路9により、
直流がバイパスすることを防止するために設けられてい
る。
オード4aに並列に、互いに直列に接続された分布定数
線路9及びコンデンサ10が接続される。この構成で
は、ダイオード4aのオフ状態における静電容量と、分
布定数線路9のインダクタンス分により、並列共振回路
が構成される。従って、この並列共振回路の共振周波数
が、伝送される高周波信号の周波数と一致するように分
布定数線路9のインダクタンス分を調整することによ
り、ダイオード4aのオフ状態のインピーダンスを高め
ることができる。その結果、オフ状態にあるときのダイ
オード4aのアイソレーション特性を高めることができ
る。なお、コンデンサ10は、分布定数線路9により、
直流がバイパスすることを防止するために設けられてい
る。
【0054】そして、分布定数線路9は、ストリップラ
イン、マイクロストリップライン、コプレーナガイドラ
イン等により構成され、その長さ及びインピーダンス
は、並列共振回路の共振周波数を高周波信号の周波数と
一致させるように選ばれる。
イン、マイクロストリップライン、コプレーナガイドラ
イン等により構成され、その長さ及びインピーダンス
は、並列共振回路の共振周波数を高周波信号の周波数と
一致させるように選ばれる。
【0055】さらに、ダイオード4aのオフ状態におけ
る静電容量が小さく、所望の共振周波数が得られない場
合には、第4の変形例として、図5に示すようにダイオ
ード4aに並列に、分布定数線路9とコンデンサ10の
直列回路が接続されたものに、さらに、コンデンサ11
が接続される。この構成では、ダイオード4aのオフ状
態における静電容量とコンデンサ11との合成静電容量
と、分布定数線路9のインダクタンス分により、並列共
振回路が構成され、所望の共振周波数を得ることができ
る。
る静電容量が小さく、所望の共振周波数が得られない場
合には、第4の変形例として、図5に示すようにダイオ
ード4aに並列に、分布定数線路9とコンデンサ10の
直列回路が接続されたものに、さらに、コンデンサ11
が接続される。この構成では、ダイオード4aのオフ状
態における静電容量とコンデンサ11との合成静電容量
と、分布定数線路9のインダクタンス分により、並列共
振回路が構成され、所望の共振周波数を得ることができ
る。
【0056】なお、第1〜第4の変形例は、それぞれ互
いに組み合わせることが可能である。
いに組み合わせることが可能である。
【0057】
【発明の効果】請求項1の高周波スイッチによれば、4
ポート型高周波スイッチを構成することができる。
ポート型高周波スイッチを構成することができる。
【0058】また、一対のポート間を流れる高周波信号
は、一対のポート間に接続された1個の分布定数線路の
みを流れることになる。従って、従来の高周波スイッチ
回路に比べ、挿入損失を半減にすることができ、かつ高
周波スイッチを構成する素子の寿命も長くすることがで
きる。加えて、例えば、携帯電話機に使用される場合、
電池の消耗を抑え、通話時間、待受時間を長くすること
が可能となる。
は、一対のポート間に接続された1個の分布定数線路の
みを流れることになる。従って、従来の高周波スイッチ
回路に比べ、挿入損失を半減にすることができ、かつ高
周波スイッチを構成する素子の寿命も長くすることがで
きる。加えて、例えば、携帯電話機に使用される場合、
電池の消耗を抑え、通話時間、待受時間を長くすること
が可能となる。
【0059】さらに、第1、第2のポートが、第3のポ
ート及び第4のポートに対する接続に関し対称である。
従って、ダイバシティアンテナ用の切換スイッチ等に好
適に利用することができる。
ート及び第4のポートに対する接続に関し対称である。
従って、ダイバシティアンテナ用の切換スイッチ等に好
適に利用することができる。
【0060】また、第1〜第4の制御電圧端子及び固定
電圧端子に加えられる制御電圧のうち、少なくとも2端
子を接地電位とすることが可能であるため、その場合に
は、1種類の制御電圧、例えば正あるいは負の制御電圧
を印加すればよいだけである。従って、高周波スイッチ
が実装されるプリント基板における配線パターンを簡略
化することができ、プリント基板を小形化することがで
きる。加えて、高周波スイッチの組み込まれる電子機器
の小形化に大きく寄与することができる。
電圧端子に加えられる制御電圧のうち、少なくとも2端
子を接地電位とすることが可能であるため、その場合に
は、1種類の制御電圧、例えば正あるいは負の制御電圧
を印加すればよいだけである。従って、高周波スイッチ
が実装されるプリント基板における配線パターンを簡略
化することができ、プリント基板を小形化することがで
きる。加えて、高周波スイッチの組み込まれる電子機器
の小形化に大きく寄与することができる。
【0061】請求項2の高周波スイッチによれば、抵抗
の抵抗値により、第1〜第4の制御電圧端子及び固定電
圧端子における制御電圧及び制御電流の値を容易に調整
することができる。
の抵抗値により、第1〜第4の制御電圧端子及び固定電
圧端子における制御電圧及び制御電流の値を容易に調整
することができる。
【0062】請求項3の高周波スイッチによれば、コン
デンサの静電容量を選択することにより、特性インピー
ダンスを補正することができ、それによって挿入損失や
反射損失を効果的に低減することができる。加えて、ダ
イオードに並列に接続される分布定数線路の長さを短く
することもでき、それによって高周波スイッチの小形化
を図ることができる。
デンサの静電容量を選択することにより、特性インピー
ダンスを補正することができ、それによって挿入損失や
反射損失を効果的に低減することができる。加えて、ダ
イオードに並列に接続される分布定数線路の長さを短く
することもでき、それによって高周波スイッチの小形化
を図ることができる。
【0063】請求項4の高周波スイッチによれば、ダイ
オードのオフ状態にあるときの静電容量に蓄積された電
荷が、オン状態になると同時にダイオードに並列に接続
される抵抗に放電される。従って、ダイオードのオフ状
態からオン状態へのスイッチング動作を円滑化すること
ができる。加えて、オフ時のダイオードの逆バイアスを
安定化することもできる。
オードのオフ状態にあるときの静電容量に蓄積された電
荷が、オン状態になると同時にダイオードに並列に接続
される抵抗に放電される。従って、ダイオードのオフ状
態からオン状態へのスイッチング動作を円滑化すること
ができる。加えて、オフ時のダイオードの逆バイアスを
安定化することもできる。
【0064】請求項5の高周波スイッチによれば、ダイ
オードのオフ状態における静電容量と、ダイオードに並
列に接続される分布定数線路のインダクタンスとによ
り、並列共振回路が構成される。従って、この並列共振
回路の共振周波数を、高周波スイッチに伝送される高周
波信号の周波数と一致するように構成することにより、
ダイオードのオフ状態のインピーダンスを高めることが
でき、その結果、アイソレーション特性を高めることが
できる。加えて、分布定数線路に直列に接続されるコン
デンサにより、分布定数線路を含む回路部分への直流の
バイパスを防止することができる。
オードのオフ状態における静電容量と、ダイオードに並
列に接続される分布定数線路のインダクタンスとによ
り、並列共振回路が構成される。従って、この並列共振
回路の共振周波数を、高周波スイッチに伝送される高周
波信号の周波数と一致するように構成することにより、
ダイオードのオフ状態のインピーダンスを高めることが
でき、その結果、アイソレーション特性を高めることが
できる。加えて、分布定数線路に直列に接続されるコン
デンサにより、分布定数線路を含む回路部分への直流の
バイパスを防止することができる。
【0065】請求項6の高周波スイッチによれば、ダイ
オードのオフ状態における静電容量とダイオードに、並
列に接続されるコンデンサとの合成静電容量と、ダイオ
ード及びコンデンサに、並列に接続される分布定数線路
のインダクタンスとにより、並列共振回路が構成され
る。従って、所望の共振周波数を得ることができ、さら
にアイソレーション特性を高めることができる。
オードのオフ状態における静電容量とダイオードに、並
列に接続されるコンデンサとの合成静電容量と、ダイオ
ード及びコンデンサに、並列に接続される分布定数線路
のインダクタンスとにより、並列共振回路が構成され
る。従って、所望の共振周波数を得ることができ、さら
にアイソレーション特性を高めることができる。
【図1】本発明に係る高周波スイッチの一実施例の概略
構成を示す概略回路図である。
構成を示す概略回路図である。
【図2】本発明に係る高周波スイッチの一実施例の回路
図である。
図である。
【図3】高周波スイッチの第2の変形例を説明するため
の回路図である。
の回路図である。
【図4】高周波スイッチの第3の変形例を説明するため
の回路図である。
の回路図である。
【図5】高周波スイッチの第4の変形例を説明するため
の回路図である。
の回路図である。
【図6】従来の高周波スイッチ回路を説明するための概
略構成図である。
略構成図である。
【図7】従来の3ポート型高周波スイッチの一例を示す
回路図である。
回路図である。
1 高周波スイッチ 2a〜2d、6、9 分布定数線路 4a〜4d ダイオード 5a〜5e、8 抵抗 7a〜7d、10、11 コンデンサ P1〜P4 ポート Vc1〜Vc4 制御電圧端子 Vfix 固定電圧端子
Claims (6)
- 【請求項1】 第1乃至第4のポートを有し、第1及び
第2のポートを、第3または第4のポートに接続してな
る高周波スイッチであって、前記第1、第3のポート
間、第3、第2のポート間、第2、第4のポート間及び
第4、第1のポート間にそれぞれ接続された分布定数線
路と、前記第1乃至第4のポートと基準電位との間にそ
れぞれ接続されたダイオードと、前記第1乃至第4のポ
ートの少なくとも1つと基準電位との間に接続された分
布定数線路と、前記ダイオードと基準電位との間の接続
点に接続された第1乃至第4の制御電圧端子と、前記第
1乃至第4のポートの少なくとも1つと基準電位との間
に接続された分布定数線路と基準電位との間の接続点に
接続された固定電圧端子とを備えていることを特徴とす
る高周波スイッチ。 - 【請求項2】 前記第1乃至第4の制御電圧端子及び固
定電圧端子の少なくとも1つが、抵抗を介して各接続点
に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の高
周波スイッチ。 - 【請求項3】 前記第1乃至第4のポートの少なくとも
1つが、コンデンサを介して基準電位に接続されている
ことを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の高
周波スイッチ。 - 【請求項4】 前記ダイオードの少なくとも1つに並列
に接続された抵抗を備えることを特徴とする請求項1乃
至請求項3のいずれかに記載の高周波スイッチ。 - 【請求項5】 前記ダイオードの少なくとも1つに並列
に接続されており、かつ互いに直列に接続された分布定
数線路とコンデンサとを備えることを特徴とする請求項
1乃至請求項4のいずれかに記載の高周波スイッチ。 - 【請求項6】 前記ダイオードの少なくとも1つに並列
に、分布定数線路とコンデンサとの直列回路を接続し、
さらに前記分布定数線路と前記コンデンサとの直列回路
に並列に、コンデンサを接続することを特徴とする請求
項1乃至請求項4のいずれかに記載の高周波スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31672595A JP3307201B2 (ja) | 1995-12-05 | 1995-12-05 | 高周波スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31672595A JP3307201B2 (ja) | 1995-12-05 | 1995-12-05 | 高周波スイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09162601A true JPH09162601A (ja) | 1997-06-20 |
JP3307201B2 JP3307201B2 (ja) | 2002-07-24 |
Family
ID=18080216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31672595A Expired - Fee Related JP3307201B2 (ja) | 1995-12-05 | 1995-12-05 | 高周波スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3307201B2 (ja) |
-
1995
- 1995-12-05 JP JP31672595A patent/JP3307201B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3307201B2 (ja) | 2002-07-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |