JPH09161750A - 車両用のバッテリ運搬車 - Google Patents

車両用のバッテリ運搬車

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JPH09161750A
JPH09161750A JP8061343A JP6134396A JPH09161750A JP H09161750 A JPH09161750 A JP H09161750A JP 8061343 A JP8061343 A JP 8061343A JP 6134396 A JP6134396 A JP 6134396A JP H09161750 A JPH09161750 A JP H09161750A
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battery
vehicle
carrier
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indicator
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Takafumi Tsunoda
啓文 角田
Kazuji Kamiya
数司 神谷
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高さ調整時において荷台側の係合部が視認不
能であっても、その係合部を車両側の係合部に簡単にか
つ確実に係合させることができる車両用のバッテリ運搬
車を提供すること。 【解決手段】 このバッテリ運搬車1は、バッテリ5を
載せる荷台2a,3を設けた手押し台車と、荷台2a,
3を昇降操作する操作部2bと、車両11の位置決め穴
16に対して係止可能なフック10とを備える。バッテ
リ載置時に手押し台車の手押し側から視認可能となる位
置に、目印手段としてのインジケータ17を設けた。こ
のインジケータ17は、フック10と位置決め穴16と
の高さが合致したときに車両11側の特定部位を指し示
す。これにより、高さ調整がなされたか否かが容易にわ
かる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばバッテリフ
ォークリフト等の車両に対して接続し、その状態で車両
にバッテリを受け渡す機能を備えた車両用のバッテリ運
搬車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バッテリフォークリフト等のように電気
の力で動く車両は、駆動源としてのバッテリを多数個積
載している。そして、この種の車両にバッテリを積載す
る作業は、バッテリ運搬車(バッテリキャリア)と呼ば
れる装置を用いて行われることが多い。一般的なバッテ
リキャリアは、バッテリを載置する部分をその上部側に
有し、かつ車両に対して接続可能な部分をその前方側に
有している。この装置においては、接続可能部分を車両
側に接続した状態で車両側にバッテリをスライドさせる
ことにより、車両側のバッテリ収容部内にバッテリが搬
入されるようになっている。なお、この種の技術は、例
えば特開昭58−157700号公報等において開示さ
れている。
【0003】ここで、従来におけるバッテリキャリア1
の例を図11に示す。図11に示されるように、このバ
ッテリキャリア1は、いわゆるハンドパレット2の荷役
治具(フォーク)2a上に、バッテリ載置部3を四本の
支柱19にて支持状態に固定することにより構成されて
いる。バッテリキャリア1の後方側には、操作手段とし
てのハンドル2bが設けられている。バッテリキャリア
1は、このハンドル2bを手で押して前後の車輪2c,
2dを転動させることにより走行する。また、このハン
ドル2bはバッテリ載置部3を昇降させる。具体的にい
うと、ハンドル2bを上下方向に往復操作すると、図示
しない油圧機構の油圧が高まり、油圧シリンダが伸びる
事で荷役治具2aが上昇する。この後、レバー2eを操
作すると、油圧が低下することにより、上昇した荷役治
具2aが自重で油圧シリンダを縮める事で下降する。
【0004】バッテリ載置部3を構成するコ字形状のガ
イド枠6内には、複数のローラ4が転動可能に支持され
ている。前記ローラ4は、複数のバッテリセル5aをバ
ッテリケース5b内に収容してなるバッテリ5の下部を
支持している。なお、ガイド枠6は、バッテリケース5
の側面及び後面を支持している。
【0005】ガイド枠6の前端開口(搬出口)7の近傍
には、バッテリ5用のストッパ8が設けられている。こ
のストッパ8は、軸部8aを中心として上下方向に回動
可能である。バッテリ5の運搬中においては、同図に示
すようにストッパ8は降ろされている。その結果、バッ
テリ5の前方側への移動が規制され、搬出口7からのバ
ッテリ5の転出が防止される。
【0006】また、バッテリ載置部3の先端部には、ガ
イド枠6の幅にほぼ等しい断面L字状の支持板9が下方
に延出した状態で固定されている。この支持板9の下方
延出面からは、一対のフック10が前方に向かって突設
されている。前記フック10は先細りした板状の部材で
あって、その下縁部には縦方向に延びる係止溝10aが
形成されている。
【0007】一方、リーチ型フォークリフト11の前方
には、一対のレグ12が互いに並行な位置関係となるよ
うに突設されている。これらのレグ12の上面において
運転室寄りの位置には、バッテリケース13が横置きさ
れている。
【0008】バッテリケース13の同図における左側
(機台右側)には、図示しない扉によって開閉される搬
入口13aが設けられている。バッテリケース13の内
底部には2本のガイド15が並行に敷設されており、両
ガイド15間には複数本のローラ14が転動可能に装着
されている。また、右側のレグ12(同図では左側)の
外側面12aには、一対の位置決め穴16が形成されて
いる。これらの位置決め穴16は、搬入口13aの真下
に位置しており、接続時にバッテリキャリア1側のフッ
ク10が挿通可能になっている。
【0009】バッテリキャリア1とレグ12との接続
は、下記のようにして行われる。まず、ハンドル2bの
操作によってバッテリキャリア1を移動し、あらかじめ
左右方向の位置合わせを行っておく。次に、ハンドル2
b及びレバー2eを操作することにより、バッテリ載置
部3を昇降させる。このとき、位置決め穴16の高さと
フック10の高さとが等しくなるように高さ調整を行
い、フック10を位置決め穴16内に挿通可能な状態に
する。上記の高さ調整が完了したら、ハンドル2bの操
作によりバッテリキャリア1を前進させ、フック10を
位置決め穴16内に完全に挿通させる。この状態でレバ
ー2eを操作することにより、バッテリ載置部3を少し
下降させる。すると、フック10の係止溝10aが位置
決め穴16の下縁部に嵌まり込み、バッテリキャリア1
とレグ12とが接続される。その結果、バッテリキャリ
ア1及びレグ12の位置決めと、それらの外れ防止とが
図られる。
【0010】この場合、バッテリ載置部3のガイド枠6
とガイド15とが対向し、かつ双方のローラ4,14の
高さが合致した状態となる。従って、バッテリ載置部3
上にあるバッテリ5をバッテリ収容部13内へ搬入する
ことが可能になる。
【0011】図12には別の従来装置が示されている。
このバッテリキャリア1では、前記一対のフック10に
代わる接続構造として、係止溝24aを有する円柱状を
した一対の位置決めピン24を突設している。そして、
これらの位置決めピン24を位置決め穴16内に挿通さ
せた後、前記同様に係止溝24aで係止させることによ
り、バッテリキャリア1及びレグ12の位置決めと外れ
防止とが図られるようになっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術には以下のような問題があった。即ち、フック1
0や位置決めピン24が突設されている支持板9は、作
業者とは反対側にあるため、作業者側からそもそも見に
くい位置にある。しかも、バッテリ5の搭載時には、支
持板9及びフック10等が完全にバッテリ5の死角に入
ってしまう。従って、バッテリ載置部3の高さ調整を行
う作業者は、フック10等の位置を直接目で確認しなが
ら高さ調整をすることが不可能となり、ハンドル2bや
レバー2eの操作を勘に頼らざるを得なくなる。このた
め、フック10等を位置決め穴16になかなか挿通する
ことができず、バッテリ5の搬入作業に手間がかかって
いた。
【0013】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、高さ調整時において荷
台側の係合部が視認不能であっても、その係合部を車両
側の係合部に簡単にかつ確実に係合させることができる
車両用のバッテリ運搬車を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め請求項1に記載の発明は、バッテリを載置するための
荷台が昇降可能に設けられた手押し台車と、前記荷台を
昇降操作する操作部と、車両に設けられた第1の係合部
に対して係止可能に前記荷台の前端に設けられた第2の
係合部とを備える車両用のバッテリ運搬車において、前
記両係合部同士の高さが合致したときに前記車両側の特
定部位を指し示す目印手段を設けるとともに、前記目印
手段が前記特定部位を指し示している様子を、バッテリ
載置時に前記手押し台車の手押し側から視認可能となる
ようにした車両用のバッテリ運搬車をその要旨とする。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記目印手段は、それ自体がバッテリ載置時に前記
手押し台車の手押し側から視認可能となるように前記荷
台に設けられているとした。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2において、前記荷台は、その前端が昇降し得るように
前記手押し台車に傾動可能に設けられているとした。請
求項4に記載の発明は、請求項2または3において、前
記車両は、前記第1の係合部をレグ側部に備えたリーチ
型フォークリフトであり、前記目印手段が指し示す特定
部位は、前記レグの上面であるとした。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれか1項において、前記目印手段は、前記荷台に
対して高さ調整可能に設けられているとした。請求項6
に記載の発明は、バッテリを載置するための荷台が昇降
可能に設けられた手押し台車と、前記荷台を昇降操作す
る操作部と、車両に設けられた第1の係合部に対して係
止可能に前記荷台の前端に設けられた第2の係合部とを
備える車両用のバッテリ運搬車において、前記車両側の
所定部位に対して装着と離脱が可能であり、該所定部位
に装着しかつ前記両係合部同士の高さが合致したときに
特定状態になる目印手段を設けるとともに、前記目印手
段が前記特定状態に到った様子を、バッテリ載置時に前
記手押し台車の手押し側から視認可能となるようにした
車両用のバッテリ運搬車をその要旨とする。
【0018】請求項7に記載の発明は、請求項6におい
て、前記目印手段は、それ自体がバッテリ載置時に前記
手押し台車の手押し側から視認可能となるように前記荷
台に設けられているとした。
【0019】請求項8に記載の発明は、請求項6または
7において、前記目印手段の先端は、少なくとも高さ調
整時において前記第2の係合部の先端よりも前記荷台の
前方側に突出した状態となるように構成されているとし
た。
【0020】請求項9に記載の発明は、請求項8におい
て、前記目印手段は、その固定端が前記荷台の側面に対
して回動可能に軸支された長尺材であり、該長尺材を前
記手押し台車の前方側へ回動させた時にその自由端が前
記第2の係合部の先端よりも前記荷台の前方に突出した
状態となるとした。
【0021】請求項10に記載の発明は、請求項9にお
いて、前記長尺材及びそれを軸支している、長尺材の背
後に位置する部分の色調は、互いに区別しうる程度に異
なるものとなっているとした。
【0022】請求項11に記載の発明は、請求項9また
は10において、前記荷台の側面には、前記長尺材の回
動量を一定角度範囲内に規制するためのストッパ構造が
形成されているとした。
【0023】請求項12に記載の発明は、請求項6、7
または8において、前記目印手段は、前記荷台の側方に
形成された延出部分に突設された棒材であるとした。請
求項13に記載の発明は、バッテリを載置するための荷
台が昇降可能に設けられた手押し台車と、前記荷台を昇
降操作する操作部と、車両に設けられた第1の係合部に
対して係止可能に前記荷台の前端に設けられた第2の係
合部とを備える車両用のバッテリ運搬車において、前記
両係合部同士の高さが合致したときに前記車両の所定部
位に対して装着と離脱が可能となる目印手段を設けると
ともに、前記目印手段が前記所定部位に対して装着可能
な状態に到った様子を、バッテリ載置時に前記手押し台
車の手押し側から視認可能となるようにした車両用のバ
ッテリ運搬車をその要旨とする。
【0024】請求項14に記載の発明は、バッテリを載
置するための荷台が昇降可能に設けられた手押し台車
と、前記荷台を昇降操作する操作部と、車両に設けられ
た第1の係合部に対して係止可能に前記荷台の前端に設
けられた第2の係合部とを備える車両用のバッテリ運搬
車において、前記車両側に向けて光線を照射する目印手
段を設け、かつ前記両係合部同士の高さが合致したとき
に前記光線が前記車両側の特定部位に当たるような位置
関係を設定するとともに、前記目印手段の光線が前記特
定部位に当たっている様子を、バッテリ載置時に前記手
押し台車の手押し側から視認可能となるようにした車両
用のバッテリ運搬車をその要旨とする。
【0025】以下、本発明の「作用」を説明する。請求
項1に記載の発明によると、作業者は、操作部の操作に
よって荷台を昇降させ、目印手段が車両側の特定部位を
指し示すような状態にする。この状態になると第1の係
合部と第2の係合部との高さが合致し、両係合部同士が
装着可能な位置に配置される。そして、目印手段が特定
部位を指し示している様子は手押し側から視認可能であ
るため、係合部自体が視認不能であっても、作業者は両
係合部同士の高さ調整を簡単にかつ正確に行うことがで
きる。
【0026】請求項2に記載の発明によれば、作業者
は、手押し側から見える目印手段が車両側の特定部位を
指し示すように操作部を操作することによって、荷台を
昇降させる。そのようにすれば第1の係合部と第2の係
合部との高さが合致し、両係合部同士が装着可能な位置
に配置される。従って、係合部自体が手押し側から視認
不能であっても、作業者は両係合部同士の高さ調整を簡
単にかつ正確に行うことができる。
【0027】請求項3に記載の発明によれば、操作部を
操作すると荷台が傾動し、荷台の前端が昇降する。この
ように荷台の傾動に基づいてその前端が昇降するバッテ
リ運搬車の場合でも、請求項1と同様の作用により第2
の係合部を第1の係合部に簡単に高さ調整することが可
能となる。
【0028】請求項4に記載の発明によれば、目印手段
が指し示す部位が水平なレグの上面であるため、目印手
段による高さ調整がし易い。請求項5に記載の発明によ
れば、荷台に対する目印手段の高さ調整が可能となるの
で、第1の係合部と所定部位との高さ方向における距離
が異なる車両間に対するバッテリ運搬車の流用が可能と
なる。
【0029】請求項6に記載の発明によれば、作業者
は、操作部の操作によって荷台を昇降させるとともにバ
ッテリ運搬車を前進して目印手段を車両側の所定部位に
装着させることで、前記目印手段を特定状態にする。こ
の状態になると、第1の係合部と第2の係合部との高さ
が合致し、両係合部同士が係止可能な位置に配置され
る。ここで、目印手段が特定状態に到った様子は、手押
し側から視認可能である。ゆえに、係合部自体が視認不
能であっても、作業者は両係合部同士の高さ調整を簡単
にかつ正確に行うことができる。
【0030】請求項7に記載の発明によれば、目印手段
自体がバッテリ載置時に前記手押し台車の手押し側から
視認可能となるため、作業者はそれを見ながら極めて簡
単に高さ調整をすることができる。
【0031】請求項8に記載の発明によれば、高さ調整
時において、第2の係合部の先端が車両の所定部位に到
達するよりも先に、目印手段の先端が車両の所定部位に
到達する。また、目印手段の突出量が大きくなれば、目
印手段の先端が手押し側から見やすくなり、もって高さ
調整がより簡単になる。
【0032】請求項9に記載の発明によれば、高さ調整
時において、目印手段である長尺材の自由端は車両側の
所定部位に当接する。そして、操作部の操作により荷台
を昇降させると、前記長尺材がその固定端を中心として
回動し、それに伴って自由端が上下動する。即ち、荷台
の高さに応じて長尺材の傾斜角度が変化する。ここで仮
に両係合部同士の高さが合致したときに長尺材が水平状
態になるように特定状態を設定した場合、作業者は長尺
材の傾斜角度がゼロとなるように高さ調整を行えばよ
い。従って、この構成であると、長尺材の傾斜角度を判
断材料とすることができるので、高さ調整をより簡単に
かつ正確に行うことができる。
【0033】請求項10に記載の発明によれば、長尺材
とその背後に位置する部分の色調とが互いに区別しうる
程度に異なるため、同じ色調である場合に比べて長尺材
の傾斜の度合いの判断が容易になる。つまり、視認性が
向上することになり、高さ調整をより簡単にかつ正確に
行うことができる。
【0034】請求項11に記載の発明によれば、前記荷
台の側面には、前記長尺材の回動量を一定角度範囲内に
規制するためのストッパ構造が形成されている。このた
め、長尺材の垂れ下がり防止が図られる。
【0035】請求項12に記載の発明によれば、目印手
段は、前記荷台の側方に形成された延出部分に突設され
た棒材である。従って、棒材はバッテリの死角に入るこ
とはなく、手押し側からも常に視認可能となる。このた
め、作業者はそれを見ながら簡単にかつ正確に高さ調整
をすることができる。
【0036】請求項13に記載の発明によれば、作業者
は、操作部の操作によって荷台を昇降させるとともにバ
ッテリ運搬車を前進して、目印手段を車両側の所定部位
に装着可能な状態にする。この状態になると、第1の係
合部と第2の係合部との高さが合致し、両係合部同士が
係止可能な位置に配置される。ここで、目印手段が所定
部位に対して装着可能な状態に到った様子は、手押し側
から視認可能である。ゆえに、係合部自体が視認不能で
あっても、作業者は両係合部同士の高さ調整を簡単にか
つ正確に行うことができる。
【0037】請求項14に記載の発明によれば、作業者
は、操作部の操作によって荷台を昇降させ、目印手段の
照射する光線が車両側の特定部位に当たるような状態に
する。この状態になると第1の係合部と第2の係合部と
の高さが合致し、両係合部同士が装着可能な位置に配置
される。そして、前記光線が特定部位に当たっている様
子は手押し側から視認可能であるため、係合部自体が視
認不能であっても、作業者は両係合部同士の高さ調整を
簡単にかつ正確に行うことができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施形態〕以下、本発明を具体化した第1の実
施形態のバッテリキャリアを図1,図2に基づいて説明
する。尚、本実施の形態におけるバッテリキャリア1の
基本構成は、従来技術で述べた図11の構成とほぼ同じ
である。従って、図11と同一の構成については同一番
号を付してその説明を省略し、特に異なる点についての
み説明する。
【0039】図2には、電気の力で動く車両としてのバ
ッテリ式リーチ型フォークリフト(以下、単にフォーク
リフトという)11が概略的に示されている。このフォ
ークリフト11の運転室11aを構成する前面フレーム
11bには、インストルメントパネル11dが設置され
ている。そのインストルメントパネル11dの下方に
は、収容凹部11cが位置している。バッテリ収容部1
3の扉(図示せず)は、例えばフォークリフト11の機
台右側方(図2では上方)に位置しており、バッテリ5
は図2に矢印で示すように機台右側方向から搬入され
る。
【0040】図1に示すように、バッテリ運搬車として
のバッテリキャリア1は、ガイド枠6を備えている。こ
のガイド枠6の右側先端の外側面には、目印手段として
のインジケータ17が溶接により固定されている。この
インジケータ17は、金属棒を図1に示されるような形
状に曲げ加工してなるものである。即ち、前記インジケ
ータ17は、ガイド枠6の側面から側方へ水平に延出す
るとともに、前方(図1での右方向)側へ屈曲し、その
先端部は前方へ水平に突出している。このインジケータ
17は、荷台を構成するバッテリ載置部3上に載置され
たバッテリ5の死角に入ることはなく、手押し側の作業
者から直接視認される場所に固定されている。
【0041】インジケータ17の先端は、支持板9の前
端面よりも少しだけ後方側に位置している。このように
したのは、第2の係合部としてのフック10を第1の係
合部としての位置決め穴16に係合させるときに、イン
ジケータ17がレグ12に当たってその係合を妨げない
ようにするためである。
【0042】また、フック10が位置決め穴16に挿通
可能に高さ調整された状態において、インジケータ17
の先端部は、特定部位としてのレグ12の上面12bの
高さを指向するように位置設定されている。つまり、イ
ンジケータ17をレグ12の上面12bに対して指向す
るようにバッテリ載置部3を高さ調整すれば、フック1
0が位置決め穴16に挿通可能に配置されるようになっ
ている。なお、手押し台車はハンドパレット2から荷役
治具2a,レバー2e等の昇降機構部分を除いた台車部
2fにて構成される。また、ハンドル2b及びレバー2
eが操作部となる。
【0043】次に、このバッテリキャリア1の作用を説
明する。図1に示すように、バッテリ5をバッテリ載置
部3上に載置したバッテリキャリア1を、レグ12の長
手方向と直交する状態に配置する。バッテリキャリア1
をレグ12に接続する際、まず作業者は、ハンドル2b
及びレバー2eを操作してバッテリ載置部3の高さ調整
を行う。つまり、フック10が位置決め穴16に挿通可
能な高さとなるように、バッテリ載置部3の高さを調節
する。
【0044】このとき、ハンドル2bやレバー2eを操
作する作業者は、バッテリキャリア1に対してハンドル
2b側に位置している。従って、同作業者の位置から見
るとフック10がバッテリ5の死角に入ってしまい、フ
ック10を直接見ることができない。これに対し、イン
ジケータ17については作業者側から直接見ることがで
きる。従って、インジケータ17を見ながらハンドル2
bやレバー2eを操作することにより、インジケータ1
7がレグ12の上面12bを指向するようにバッテリ載
置部3を高さ調整することが可能である。前記のような
高さ調整を行うと、フック10が位置決め穴16に挿通
可能な高さに配置される。
【0045】こうしてインジケータ17がレグ12の上
面12bの高さを指向するように位置合わせをしたら、
バッテリ5の側面とバッテリ収容部13の側面とを見比
べて左右方向にも位置合わせを行う。勿論、左右の位置
合わせは高さの位置合わせの前になされてもよい。そし
て、バッテリキャリア1を前方に進行させ、フック10
を位置決め穴16に完全に挿通させる。
【0046】次に、レバー2eを操作することにより、
少しだけバッテリ載置部3を下降させる。すると、フッ
ク10の係止溝10aが位置決め穴16の下縁部に嵌ま
り込み、バッテリキャリア1がレグ12に対して接続さ
れる。そして、ストッパ8を外してバッテリ5をローラ
4,14上にてスライドさせることにより、バッテリ5
をバッテリ収容部13内に搬入する。なお、本実施形態
ではバッテリキャリア1をレグ12に接続するためにフ
ック10を用いているが、これには限定されず他の接続
構造であってもよい。例えば、後述する位置決めピン2
4等が挙げられる。
【0047】以上詳述したように本実施の形態のバッテ
リキャリア1によれば、以下に列記する効果が得られ
る。 (イ)本実施形態では、目印手段としてのインジケータ
17をガイド枠6の外側面に突設したことを特徴とす
る。このインジケータ17は、フック10及び位置決め
穴16の高さが合致してフック10を挿通可能な状態と
なったときに、レグ12の上面12bを指し示す。ま
た、その指し示しの様子は、バッテリ5の載置時におい
て作業者側から視認可能である。従って、フック10自
体が視認不能であっても、作業者はフック10の高さ調
整を簡単にかつ正確に行うことができる。よって、フッ
ク10を位置決め穴16に簡単にかつ確実に挿通させる
ことができ、バッテリキャリア1とレグ12との接続作
業を速やかに行うことが可能となる。
【0048】(ロ)本実施形態では、高さ調整時におけ
るインジケータ17の指向先が、水平なレグ12の上面
12bである。このため、例えば垂直なレグ12の側面
12a等を指向先とした場合に比べて、インジケータ1
7による高さ調整がし易くなるという利点がある。よっ
て、バッテリ載置部3の高さ調整時に作業姿勢をさほど
崩さなくても、比較的正確に高さ位置を合わせることが
できる。 〔第2の実施形態〕次に、本発明を具体化した第2の実
施形態のバッテリキャリア1を図3〜図5に基づいて説
明する。ここでは、実施形態1とは異なる方式の高さ調
整機構が採用されている。
【0049】図3に示されるように、位置決め穴16が
設けられている側のレグ12の上面12bには、フォー
クリフト11の幅方向に沿って延びる所定部位としての
1本の切欠き溝21が形成されている。この切欠き溝2
1は、搬入口13aの下方かつ2つの位置決め穴16よ
りもいくらか右側の位置にある。ただし、これには限定
されず、搬入口13aの側方であってもよいし、位置決
め穴16よりも左側の位置であってもよい。この場合、
後述するプレートインジケータ22の位置もそれに応じ
た位置に変更される。
【0050】一方、図3,図4に示されるように、ガイ
ド枠6の右側先端の外側面には、本実施形態における目
印手段としてのプレートインジケータ22が、作業者側
から視認可能となるように設置されている。プレートイ
ンジケータ22は、長尺材であり、本実施形態ではガイ
ド枠6よりも若干幅狭の板材であるが、これに限定はさ
れない。また、材質は金属或いは樹脂等が用いられる
が、強度の面から金属製であることが好ましい。前記プ
レートインジケータ22の固定端22bは、ガイド枠6
の右側先端外側面に突設された回動軸23に対して回動
可能に軸支されている。また、プレートインジケータ2
2を前方側に回動させたとき、その自由端22aは、係
合溝24aを有する第2の係合部としての位置決めピン
24の先端よりも前方側に突出するようになっている。
なお、このプレートインジケータ22の肉厚の大きさ
は、上記の切欠き溝21の幅よりも小さくなっている。
従って、プレートインジケータ22は、切欠き溝21内
に挿通可能となっている。なお、前記プレートインジケ
ータ22は、同じ作用が得られる長尺材であれば必ずし
も板材である必要はなく、例えば棒材或いは角材等であ
ってもよい。勿論、これらの場合、切欠き溝21の形状
も対応したものになる。
【0051】前記回動軸23よりも前方側の位置には、
棒状をしたストッパピン25が設けられている。一方、
前記回動軸23よりも後方側の位置には、略L字状をし
たストッパ金具26が設けられている。これらの部材2
5,26は、プレートインジケータ22の回動量を一定
角度範囲内に規制する役割を果たす。より詳細にいうと
次にようになる。つまり、使用時において前方に回動さ
れた状態のプレートインジケータ22は、ほぼ水平にな
った(詳しくは自由端22aがやや下方に傾斜した)と
きにストッパピン25に当接することで、その回動が規
制される。その結果、使用時における垂れ下がり防止が
図られている。非使用時において後方に回動された状態
のプレートインジケータ22は、水平になったときにス
トッパ金具26に当接することで、その回動が規制され
る。その結果、非使用時における垂れ下がり防止が図ら
れている。以上のことから、この実施形態におけるプレ
ートインジケータ22の回動可能角度は、180°強と
いうことになる。
【0052】また、図4に示されるように、プレートイ
ンジケータ22及びガイド枠6の側面において前記プレ
ートインジケータ22が軸支されている部分の背後の色
調は、互いに区別しうる程度に異なるものとなってい
る。具体的にいうと、プレートインジケータ22は金属
色そのまま(例えば銀色)である反面、ガイド枠6にお
ける前記軸支部分の背後は非金属色(例えば赤色)に着
色されている。この着色部27は、図示の便宜上、図
4,図5において斜線で表されている。なお、塗料等に
よるガイド枠6への着色という方法に代えて、例えば色
付きテープの貼着という方法を採用してもよい。
【0053】次に、このバッテリキャリア1の作用を説
明する。前記プレートインジケータ22を前方側に回動
させることにより、その自由端22aを前方側にあらか
じめほぼ水平に突出させておく。そして、プレートイン
ジケータ22の自由端22aを切欠き溝21の形成位置
に合わせるようにして、バッテリキャリア1をレグ12
の側面12a方向から近づけていく。すると、プレート
インジケータ22の自由端22aが、レグ12の側面1
2aまたは上面12bに当接する。このとき、左右方向
の位置が合っていれば、自由端22aは切欠き溝21内
に挿入された状態となる。なお、位置決めピン24は未
だレグ12の側面12aから離間している。
【0054】次いで、ハンドル2bとレバー2eとを操
作することにより、バッテリ載置部3の高さ調整を行
う。つまり、位置決めピン24が位置決め穴16に挿通
可能な高さとなるように、バッテリ載置部3の高さを調
節する。
【0055】ところで、プレートインジケータ22の傾
斜角度は、バッテリ載置部3の高さに応じて変化するよ
うになっている。本実施形態では、位置決めピン24及
び位置決め穴16の高さが合致したときに、図5(a)
の如くプレートインジケータ22が水平状態になるよう
にあらかじめ位置設定されている。ちなみに、図5
(b)には、自由端22aがやや上方に傾斜している状
態が示されている。このとき、位置決めピン24のほう
が位置決め穴16よりも低い位置にある。それとは反対
に、図5(c)には、プレートインジケータ22の自由
端22aがやや下方に傾斜している状態が示されてい
る。このとき、位置決めピン24のほうが位置決め穴1
6よりも高い位置にある。そこで、ハンドル2bやレバ
ー2eを操作する作業者は、プレートインジケータ22
の傾斜角度がゼロとなるように高さ調整を行えばよいこ
とになる。即ち、本実施形態では、図5(a)に示すプ
レートインジケータ22の傾斜角度がゼロとなる時が特
定状態となる。なお、プレートインジケータ22の特定
状態を示す位置(実施形態では水平)をラインで着色部
27上に描いておけば、高さ調整がより行いやすくな
る。
【0056】そして、高さ調整が完了したことを確認し
たら、次いでバッテリキャリア1を前方に進行させ、位
置決めピン24を位置決め穴16に完全に挿通させる。
そして、レバー2eを操作してバッテリ載置部3を下降
させ、係合溝24aを位置決め穴16の下端縁に嵌合さ
せる。このようにして接続が図られた後、ストッパ8を
外してバッテリ5をローラ4,14上にてスライドさせ
る。この結果、バッテリ5がバッテリ収容部13内に搬
入される。
【0057】搬入作業が完了したら逆にハンドル2bを
操作してバッテリ載置部3を上昇させ、係合溝24aを
位置決め穴16の下端縁から離間した後、バッテリキャ
リア1を後退させ、レグ12からプレートインジケータ
22及び位置決めピン24を離間させる。そして、前記
プレートインジケータ22を後方側に回動させ、その自
由端22aをストッパ金具26に支持させておく。
【0058】なお、本実施形態ではバッテリキャリア1
の高さ調整が完了した時にプレートインジケータ22が
水平状態になるように特定状態が設定されているが、こ
れに限定はされず、前傾或いは後傾した状態を特定状態
となるように設定してもよい。要は作業者が特定状態を
判別し、合わせられればよい。
【0059】また、本実施形態ではバッテリキャリア1
をレグ12に接続するために位置決めピン24を用いて
いるが、これに限定はされず他の接続方法であってもよ
い。例えば、前述したフック10等が挙げられる。これ
は、次に述べる第3の実施形態でも同様である。
【0060】以上詳述したように本実施の形態のバッテ
リキャリア1によれば、以下に列記する効果が得られ
る。 (イ)本実施形態では、目的手段としてのプレートイン
ジケータ22をガイド枠6の外側面に、バッテリキャリ
ア1の前方へ突出可能に設けたことを特徴とする。この
プレートインジケータ22は、高さ調整が完了して位置
決めピン24が位置決め穴16に挿通可能な状態となっ
たとき、特定状態(即ち本実施形態においては水平な状
態)になる。また、プレートインジケータ22が上記の
特定状態に到った様子は、バッテリ5の載置時において
作業者側から視認可能である。従って、位置決めピン2
4自体がたとえ視認不能であっても、作業者は位置決め
ピン24の高さ調整を簡単にかつ正確に行うことができ
る。よって、位置決めピン24を位置決め穴16に簡単
にかつ確実に挿通させることができ、バッテリキャリア
1とレグ12との接続作業を速やかに行うことが可能と
なる。もっとも、本実施形態ではプレートインジケータ
22自体が視認可能であり、このことが高さ調整作業を
容易ならしめている。
【0061】(ロ)本実施形態では、プレートインジケ
ータ22の自由端22aが、高さ調整時において位置決
めピン24の先端よりも前方側に突出した状態となる。
従って、位置決めピン24がレグ12の上面12bに当
接するよりも先に、自由端22aが上面11bに当接す
る。このことも高さ調整を容易ならしめることに貢献し
ている。
【0062】(ハ)本実施形態では、目印手段としてプ
レートインジケータ22を使用するとともに、その固定
端22bを軸支することで突出時において自由端22a
を上下動可能となるように構成している。この構成であ
ると、バッテリ載置部3の高さに応じてプリントインジ
ケータ22の傾斜角度が変化する。よって、傾斜角度を
判断材料とすることができ、このため高さ調整をより簡
単にかつ正確に行うことができる。
【0063】(ニ)本実施形態では、プレートインジケ
ータ22及びそれが軸支されている部分であるガイド枠
6の右側先端外側面の色調が、互いに区別しうる程度に
異なっている。このように着色部37を設けておけば、
同じ色調である場合に比べて、プレートインジケータ2
2の傾斜の度合いの判断が容易になる。即ち、視認性が
向上することになり、高さ調整をより簡単にかつ正確に
行うことができる。
【0064】(ホ)本実施形態では、ガイド枠6の外側
面に、ストッパ構造としてストッパピン25及びストッ
パ金具26が設けられている。このため、使用時・非使
用時におけるプレートインジケータ22の垂れ下がりが
防止される。よって、非使用時には収納でき、プレート
インジケータ22が邪魔にならなくなる。使用時には、
プレートインジケータ22をほぼ水平な状態に保持した
まま、バッテリキャリア1をレグ12に近づけることが
できる。ゆえに、高さ調整がし易くなる。 〔第3の実施形態〕次に、本発明を具体化した第3の実
施形態のバッテリキャリア1を図6に基づいて説明す
る。ここでは、実施形態1,2とは異なる方式の高さ調
整機構が採用されている。
【0065】図6に示されるように、この実施形態で
は、レグ12の上面12bに切欠き溝21は形成されて
おらず、その代わりにレグ12の側面12aに円形状の
ロッド挿通穴31が形成されている。このロッド挿通穴
31は、元々ある位置決めピン24用の位置決め穴16
とは異なるものであり、それら16よりもいくぶん右側
に位置している。
【0066】一方、図6に示されるように、このバッテ
リキャリア1の支持板9は、側方から水平に延出してい
る。そのような延出部分9aの前端面には、本実施形態
における目印手段としてのロッドインジケータ32が、
作業者側から常に視認可能に突設されている。このロッ
ドインジケータ32は、前記ロッド挿通穴31に対して
挿通されるようになっている。また、前記ロッドインジ
ケータ32の先端は、位置決めピン24の先端よりも前
方側に突出している。
【0067】次に、このバッテリキャリア1の作用を説
明する。前記ロッドインジケータ32をロッド挿通穴3
1の形成位置に合わせるようにして、バッテリキャリア
1をレグ12の側面方向から近づけていく。その際、ハ
ンドル2bとレバー2eとを操作することにより、バッ
テリ載置部3の左右位置調整及び高さ調整を行う。つま
り、ロッドインジケータ32がロッド挿通穴31に挿通
可能な状態となるようにする。このとき、両者31,3
2の位置が合っていれば、ロッドインジケータ32がロ
ッド挿通穴31に挿通されることになる。なお、位置決
めピン24は未だレグ12の側面から離間している。
【0068】そして、左右位置調整及び高さ調整が完了
したことを確認したら、次いでバッテリキャリア1を前
方に進行させ、位置決めピン24を位置決め穴16に完
全に挿通させる。そして、レバー2eを操作してバッテ
リ載置部3を下降させ、係合溝24aを位置決め穴16
の下端縁に嵌合させる。なお、このときにロッドインジ
ケータ32がロッド挿通穴31の下端縁に当接してバッ
テリ載置部3の下降が妨げられないように、例えばロッ
ドインジケータ32には図示しない溝が設けられてい
る。或いは、ロッド挿通穴31を長穴に形成してもよ
い。このようにして接続が図られた後、ストッパ8を外
してバッテリ5をローラ4,14上にてスライドさせ
る。この結果、バッテリ5がバッテリ収容部13内に搬
入される。
【0069】なお、本実施形態ではロッドインジケータ
32をバッテリキャリア1の右側に設けているが、これ
に限定はされず例えば左側であってもよい。この場合、
それに応じてロッド挿通穴31の位置も変更される。
【0070】以上詳述したように本実施の形態のバッテ
リキャリア1によれば、以下に列記する効果が得られ
る。 (イ)本実施形態では、バッテリキャリア1の側方に延
出部分9aを形成し、そこに目印手段としてのロッドイ
ンジケータ32を突設したことを特徴とする。このロッ
ドインジケータ32は、左右位置調整・高さ調整が完了
して位置決めピン24が位置決め穴16に挿通可能な状
態に到った様子は、バッテリ5の載置時において作業者
側から視認可能である。従って、位置決めピン24自体
が視認不能であっても、作業者は位置決めピン24の高
さ調整を簡単にかつ正確に行うことができる。よって、
位置決めピン24を位置決め穴16に簡単にかつ確実に
挿通させることができ、バッテリキャリア1とレグ12
との接続作業を速やかに行うことが可能となる。なお、
ロッドインジケータ32自体が常に視認可能であること
は、高さ調整を容易ならしめることに貢献する。
【0071】(ロ)この実施形態のように目印手段を単
なるロッド状にした場合、例えば前記実施形態2に比べ
て構造が簡単になる。 (ハ)本実施形態のロッドインジケータ32の先端は、
位置決めピン24の先端よりも前方側に突出している。
従って、位置決めピン24がレグ12の側面12aに到
るよりも先に、ロッドインジケータ32の先端が側面1
2aに到る。そして、このことは高さ調整がより簡単に
なることを意味する。
【0072】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次
のように構成することもできる。 (1)バッテリキャリアの構成は前記各実施の形態に限
定されない。例えば図7に示すように、梃の原理を利用
して荷台の前端側を昇降させることによりフック10の
高さ調整を行うバッテリキャリア41としてもよい。即
ち、図7に示すようにバッテリキャリア41は、左右一
対の前輪42とキャスタ輪からなる後輪43とを備え
る。バッテリ載置部44の前端から下方に延びた左右一
対のフレーム44aの下端には、支軸44bが横架され
ている。ペダル45が設けられたアーム46の先端は、
前記支軸44bに回動可能に連結されている。前輪42
を回転可能に支持する支軸47は、アーム46の前端寄
りにて回動可能に軸支されている。また、アーム46
は、バッテリ載置部44の底部との間に介装されたリタ
ーンスプリング48により上方へ付勢されている。リタ
ーンスプリング48の付勢力により上方に位置したアー
ム46は、掛止部49によってバッテリ載置部44に掛
止されるようになっている。ペダル45を踏むと、前記
掛止部49による掛止が解除される。このとき、バッテ
リ載置部44の前端側は、梃の原理により前輪42の支
軸47を支点として上昇する。なお、バッテリ載置部4
4の前端側の上昇量は、ペダル45の踏み込み量に比例
する。
【0073】このバッテリキャリア41による接続は以
下のように行われる。まず、ペダル45を踏み込んで掛
止部49による掛止を解除するとともに、踏み込み量を
調節しながらインジケータ17を見てフック10の高さ
調整を行う。そして、そのままハンドル41aを押して
バッテリキャリア41を前進させ、フック10をレグ1
2側の位置決め穴16に挿通させる。この状態でペダル
45の踏み込みを離すと、フック10が下がり、レグ1
2とバッテリキャリア41とが接続する。このバッテリ
キャリア41によれば、構造をより簡素化することがで
き、かつコストダウンを図ることができる。なお、荷台
としてのバッテリ載置部44が梃の原理でその前端だけ
が昇降する場合も、荷台の昇降に含まれるものとする。
【0074】(2)目印手段を荷台に対して高さ調整可
能に設けた構成としてもよい。例えば図8に示すよう
に、インジケータ17に溶接した支持部17aに一対の
長穴17bを形成し、長穴17bを介して2本のボルト
33をガイド枠6側のボルト穴6aに締結することによ
り、インジケータ17のガイド枠6に対する高さを変更
できるようにする。この構成によれば、インジケータ1
7がバッテリ載置部3のガイド枠6に対して高さ調整可
能となる。従って、新旧の型式や機種の違いにより位置
決め穴16とレグ12の上面12bとの距離が異なるリ
ーチ型フォークリフト11に対しても、このバッテリキ
ャリア1を流用することができる。
【0075】(3)インジケータ17は、棒材を曲げ加
工したもののみに限定されない。図9(a)に示すよう
に、例えば板材を曲げ加工したインジケータ17として
もよい。このインジケータ17は、水平方向に延びる当
接片と、垂直方向に延びる支持片とからなる。前記支持
片には、インジケータ17を高さ調整可能とするための
長穴17bが2つ縦方向に並んで形成されている。この
構成によれば、棒材を曲げ加工したものに比べて、大き
な当接面が当接片に確保される。よって、支持片がレグ
12等に当接したときでも、面圧がさほど大きくならな
いため、相手側が傷付きにくい。また、インジケータ1
7を樹脂やゴムの成形品とすれば、さらに相手側が傷付
きにくくなる。
【0076】(4)図9(b)に示すように、折れ機能
をもたせたインジケータ51としてもよい。即ち、この
インジケータ51は、例えばガイド枠6の外側面に対し
てスプリング52等の弾性部材を介して側方に延出する
ように設けられている。この構成によれば、インジケー
タ51が例えば棒材を曲げ加工したものであったとして
も、当接時に相手側が傷付きにくい。弾性部材が押圧力
を緩衝するからである。勿論、棒材を曲げ加工したもの
以外のインジケータであっても同様の効果が得られる。
【0077】(5)ガイド枠6を構成する枠板を変形し
て、即ちガイド枠6の一部をインジケータとしてもよ
い。 (6)バッテリキャリア1,41の接続時に左右方向の
位置合わせができるように、レグ12の上面12bや側
面12aにシール、刻印、塗装等によりマークを形成し
てもよい。この構成によれば、インジケータ17,51
をマークに合わせることで、左右方向の位置合わせも簡
単に行うことができる。
【0078】(7)バッテリ載置部3と共に昇降可能で
あり作業者から視認可能であれば、インジケータ17を
ガイド枠6以外の場所に固定してもよい。例えば荷役治
具2aの前端にインジケータ17を設けてもよい。
【0079】(8)インジケータ17の指向先は、レグ
12の上面12bや側面12aに限定されない。例え
ば、車両側にインジケータ17の位置基準(指向先)と
なるマークを塗装、貼付、刻印により形成してもよい。
【0080】(9)インジケータ17,51の先端部の
高さは、その指向先となる所定部位と必ずしも同じ高さ
とする必要はなく、所定の高さ関係にあればよい。例え
ば、インジケータの先端部と車両側の所定部位との作業
者の視線上における一致を見て高さ判断ができるよう
に、高さ調整位置においてインジケータの先端部が所定
部位より上方に位置していてもよい。
【0081】(10)各インジケータ17,22,3
2,51をバッテリキャリア1の左右両側にそれぞれ設
けてもよい。 (11)前記実施形態1のようにフック10を位置決め
穴16に挿通した後に少し下降させて係止させる構成で
は、インジケータ17の先端を長く延ばすとともに、そ
れに対するインジケータ挿通穴をその下降分を考慮して
長穴とすることが好ましい。この構成によれば、インジ
ケータ17を挿通穴へ挿通させることにより、フック1
0を位置決め穴に挿通した状態とすることができ、いっ
そう簡単にバッテリキャリア1を車両11に接続するこ
とができる。
【0082】(12)バッテリキャリア1,41側の接
続構造と車両11側の接続構造とを、前記各実施形態と
は逆にすることも許容される。即ち、バッテリキャリア
1,41側に位置決め穴16を設け、車両11側にフッ
ク10や位置決めピン24を設けてもよい。
【0083】(13)バッテリ5は機台の左右どちらの
側から挿入されてもよい。例えば機台の左側からバッテ
リ5を挿入するときには、左側のレグ12の外側面12
aに位置決め穴16を設け、同様に接続が行われる。ま
た、各インジケータ17,22,32,51も、バッテ
リキャリア1,41の左右どちらの側に設けてもよい。
【0084】(14)バッテリ5の載置位置はレグ12
上に限定されない。例えばバッテリ収容部13が運転シ
ートの下部にあってもよい。勿論、その他の場所にバッ
テリ収容部があってもよく、その向きはどの方向であっ
ても構わない。
【0085】(15)バッテリキャリアを車両側に接続
してバッテリの搬入を行う構造であれば、バッテリ式リ
ーチ型フォークリフト以外の車両用として本発明のバッ
テリキャリア1,41を使用してもよい。例えば、電気
自動車に適用してもよい。また、エンジン車両における
バッテリ交換に採用しても構わない。
【0086】(16)図10に示されるように、目印部
材としてのレーザーペン61を、例えばガイド枠6の側
面等に取り付けてもよい。ここでレーザーペン61と
は、先端から特定波長の可視光線をスポット的に照射す
る装置をいう。この場合、例えばレグ12の側面12a
に、何らかの位置基準(指向先)となるマーク62を塗
装、貼付、刻印により形成しておくことが好ましい。そ
して、このマーク62にレーザー光が当たっているとき
に、左右位置調整及び高さ調整が達成されるように位置
関係を設定しておく。即ち、レーザーペン61自体が視
認不能でも、それがマーク62を指し示している様子
(レーザー光線がマーク62に当たっている様子)が視
認可能であれば足りる。なお、上記のようなレーザーペ
ン61を用いた構成によると、目印手段の設置場所の選
択自由度が大きくなるという利点がある。
【0087】(17)実施形態2のようなプレートイン
ジケータ22を、バッテリキャリア1側ではなくフォー
クリフト11側に設け、切欠き溝21に相当する部分を
バッテリキャリア1側に設けることも可能である。
【0088】(18)実施形態2のプレートインジケー
タ22を軸支する回動軸23の位置を上下動可能にし、
プレートインジケータ22をバッテリ載置部3に対して
高さ調整できるようにしてもよい。この場合、新旧の型
式や機種の違いにより位置決め穴16とレグ12の上面
12bとの距離が異なるリーチ型フォークリフト11に
対しても、このバッテリキャリア1を流用することがで
きる。
【0089】(19)プレートインジケータ22は実施
形態2のように回動して突出する構成に限定されず、例
えばスライドして突出する構成等でもよい。前記実施の
形態から把握され、特許請求の範囲に記載されていない
発明の技術的思想を、その効果とともに以下に記載す
る。
【0090】(1) 請求項1〜請求項14において、
前記第1の係合部は位置決め穴であり、前記第2の係合
部は位置決め突部である。この構成によれば、車両側に
バッテリ運搬車との接続のための邪魔な突部を設けなく
て済む。
【0091】(2) 請求項5において、前記目印手段
の支持部分に、ボルト等が挿通可能な長穴を形成した。
この構成によれば、目印手段が荷台に対して高さ調整可
能となり、バッテリ運搬車の流用が可能となる。
【0092】(3) 請求項5,技術的思想1,2にお
いて、前記目印手段は板材を曲げ加工したものであっ
て、水平方向に延びる当接片と垂直方向に延びる支持片
とを備えている。この構成であると、棒材を曲げ加工し
たものに比べて大きな当接面が確保されるため、相手側
が傷付きにくくなる。
【0093】(4) 請求項5,技術的思想1〜3にお
いて、前記目印手段は、弾性部材を介して前記荷台に固
定されている。この構成であると、折れ機能が付与され
るため、棒材を曲げ加工したものであっても相手側が傷
付きにくくなる。
【0094】(5) バッテリを載置するための荷台が
設けられた手押し台車と、前記荷台を操作する操作部
と、車両に設けられた第1の係合部に対して係止可能に
前記荷台の前端に設けられた第2の係合部とを備える車
両用のバッテリ運搬車において、前記両係合部同士の相
対的位置が合致したときに前記車両側の特定部位を指し
示す目印手段を設けるとともに、前記目印手段が前記特
定部位を指し示している様子を、バッテリ載置時に前記
手押し台車の手押し側から視認可能となるようにした車
両用のバッテリ運搬車。
【0095】(6) バッテリを載置するための荷台が
設けられた手押し台車と、前記荷台を操作する操作部
と、車両に設けられた第1の係合部に対して係止可能に
前記荷台の前端に設けられた第2の係合部とを備える車
両用のバッテリ運搬車において、前記車両側の所定部位
に対して装着と離脱が可能でありかつ前記両係合部同士
の相対的位置が合致したときに特定状態になる目印手段
を設けるとともに、前記目印手段が前記特定状態に到っ
た様子を、バッテリ載置時に前記手押し台車の手押し側
から視認可能となるようにした車両用のバッテリ運搬
車。
【0096】なお、本明細書中にて使用した技術用語を
次のように定義する。 「第2の係合部: 車両に設けられた第1の係合部に対
して係止可能な構造、例えばフックやピン等の突状構造
をいうが、穴等のように突状構造でないものも含む。」
【0097】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜5に記載
の発明によれば、高さ調整時において荷台側の係合部が
視認不能であっても、その係合部を車両側の係合部に簡
単にかつ確実に係合させることができる。従って、車両
とバッテリ搬送車との接続作業を速やかに行うことが可
能となる。
【0098】請求項2に記載の発明によれば、目印手段
自体が視認可能であるため、高さ調整作業をより簡単に
かつ確実に行うことができる。請求項3に記載の発明に
よれば、操作部を操作することにより荷台が傾動してそ
の前端が昇降されるバッテリ運搬車の場合でも、請求項
1と同様の効果が得られる。
【0099】請求項4に記載の発明によれば、目印手段
が指向する高さを水平なレグの上面としたので、目印手
段の高さ調整がし易く、作業姿勢をさほど崩さなくても
比較的正確に高さ調整をすることができる。
【0100】請求項5に記載の発明によれば、目印手段
を荷台に対して高さ調整可能としたので、位置決め穴と
目印手段の指向先となる車両側の所定部位との距離が異
なる車両間において、このバッテリ運搬車を流用するこ
とができる。
【0101】請求項6〜12に記載の発明によれば、高
さ調整時において荷台側の係合部が視認不能であって
も、その係合部を車両側の係合部に簡単にかつ確実に係
合させることができる。従って、車両とバッテリ搬送車
との接続作業を速やかに行うことが可能となる。
【0102】請求項7に記載の発明によれば、目印手段
自体が視認可能となるため、高さ調整作業をより簡単に
かつ確実に行うことができる。請求項8に記載の発明に
よれば、目印手段の先端のほうが先に車両の所定部位に
到達するため、高さ調整をより簡単にかつ正確に行うこ
とができる。
【0103】請求項9に記載の発明によれば、長尺材の
傾斜角度を判断材料にできるので、高さ調整をより簡単
にかつ正確に行うことができる。請求項10に記載の発
明によれば、同じ色調である場合に比べて長尺材の傾斜
の度合いの判断が容易になるため、高さ調整をより簡単
にかつ正確に行うことができる。
【0104】請求項11に記載の発明によれば、ストッ
パ構造によって長尺材の垂れ下がりが防止されるため、
長尺材が邪魔にならずしかも高さ調整時に有利となる。
請求項12に記載の発明によれば、かかる棒材はバッテ
リの死角に入ることはなく手押し側からも常に視認可能
であるので、高さ調整を簡単にかつ正確に行うことがで
きる。また、その構造も比較的簡単なものとなる。
【0105】請求項13,14に記載の発明によれば、
高さ調整時において荷台側の係合部が視認不能であって
も、その係合部を車両側の係合部に簡単にかつ確実に係
合させることができる。従って、車両とバッテリ搬送車
との接続作業を速やかに行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のバッテリキャリアの斜視図。
【図2】リーチ型フォークリフトの平面図。
【図3】実施形態2のバッテリキャリアの斜視図。
【図4】同じくそのプレートインジケータの斜視図。
【図5】同じく(a)〜(c)はプレートインジケータ
の側面図。
【図6】実施形態3のバッテリキャリアの斜視図。
【図7】別例のバッテリキャリアの側面図。
【図8】別例のインジケータを示す斜視図。
【図9】(a)は別例のインジケータを示す斜視図、
(b)は別例のインジケータを示す平面図。
【図10】別例のバッテリキャリアの斜視図。
【図11】従来のバッテリキャリアの斜視図。
【図12】従来の別のバッテリキャリアの斜視図。
【符号の説明】
1,41…バッテリ運搬車としてのバッテリキャリア、
2f…手押し台車としての台車部、2a…荷台を構成す
る荷役治具、2b…操作部としてのハンドル、2e…同
じくレバー、3,44…荷台を構成するバッテリ載置
部、5…バッテリ、9a…延出部分、10…第2の係合
部としてのフック、11…車両としてのリーチ型フォー
クリフト、12…レグ、12b…上面、16…第1の係
合部としての位置決め穴、17,51…目印手段として
のインジケータ、22…目印手段としてのプレートイン
ジケータ、22a…目印部材の先端としてのプレートイ
ンジケータの自由端、22b…目印部材であるプレート
インジケータの固定端、24…第2の係合部としての位
置決めピン、25…ストッパ構造としてのストッパピ
ン、26…ストッパ構造としてのストッパ金具、32…
目印手段としてのロッドインジケータ、42…手押し台
車を構成する前輪、43…同じく後輪、41a…同じく
ハンドル、45…操作部としてのペダル、61…目印部
材としてのレーザーペン。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バッテリを載置するための荷台が昇降可能
    に設けられた手押し台車と、 前記荷台を昇降操作する操作部と、 車両に設けられた第1の係合部に対して係止可能に前記
    荷台の前端に設けられた第2の係合部とを備える車両用
    のバッテリ運搬車において、 前記両係合部同士の高さが合致したときに前記車両側の
    特定部位を指し示す目印手段を設けるとともに、前記目
    印手段が前記特定部位を指し示している様子を、バッテ
    リ載置時に前記手押し台車の手押し側から視認可能とな
    るようにした車両用のバッテリ運搬車。
  2. 【請求項2】前記目印手段は、それ自体がバッテリ載置
    時に前記手押し台車の手押し側から視認可能となるよう
    に前記荷台に設けられている請求項1に記載の車両用の
    バッテリ運搬車。
  3. 【請求項3】前記荷台は、その前端が昇降し得るように
    前記手押し台車に傾動可能に設けられている請求項1ま
    たは2に記載の車両用のバッテリ運搬車。
  4. 【請求項4】前記車両は、前記第1の係合部をレグ側部
    に備えたリーチ型フォークリフトであり、前記目印手段
    が指し示す特定部位は、前記レグの上面である請求項2
    または3に記載の車両用のバッテリ運搬車。
  5. 【請求項5】前記目印手段は、前記荷台に対して高さ調
    整可能に設けられている請求項1乃至4のいずれか1項
    に記載の車両用のバッテリ運搬車。
  6. 【請求項6】バッテリを載置するための荷台が昇降可能
    に設けられた手押し台車と、 前記荷台を昇降操作する操作部と、 車両に設けられた第1の係合部に対して係止可能に前記
    荷台の前端に設けられた第2の係合部とを備える車両用
    のバッテリ運搬車において、 前記車両側の所定部位に対して装着と離脱が可能であ
    り、該所定部位に装着しかつ前記両係合部同士の高さが
    合致したときに特定状態になる目印手段を設けるととも
    に、前記目印手段が前記特定状態に到った様子を、バッ
    テリ載置時に前記手押し台車の手押し側から視認可能と
    なるようにした車両用のバッテリ運搬車。
  7. 【請求項7】前記目印手段は、それ自体がバッテリ載置
    時に前記手押し台車の手押し側から視認可能となるよう
    に前記荷台に設けられている請求項6に記載の車両用の
    バッテリ運搬車。
  8. 【請求項8】前記目印手段の先端は、少なくとも高さ調
    整時において前記第2の係合部の先端よりも前記荷台の
    前方側に突出した状態となるように構成されている請求
    項6または7に記載の車両用のバッテリ運搬車。
  9. 【請求項9】前記目印手段は、その固定端が前記荷台の
    側面に対して回動可能に軸支された長尺材であり、該長
    尺材を前記手押し台車の前方側へ回動させた時にその自
    由端が前記第2の係合部の先端よりも前記荷台の前方に
    突出した状態となる請求項8に記載の車両用のバッテリ
    運搬車。
  10. 【請求項10】前記長尺材及びそれを軸支している、長
    尺材の背後に位置する部分の色調は、互いに区別しうる
    程度に異なるものとなっている請求項9に記載の車両用
    のバッテリ運搬車。
  11. 【請求項11】前記荷台の側面には、前記長尺材の回動
    量を一定角度範囲内に規制するためのストッパ構造が形
    成されている請求項9または10に記載の車両用のバッ
    テリ運搬車。
  12. 【請求項12】前記目印手段は、前記荷台の側方に形成
    された延出部分に突設された棒材である請求項6、7ま
    たは8に記載の車両用のバッテリ運搬車。
  13. 【請求項13】バッテリを載置するための荷台が昇降可
    能に設けられた手押し台車と、 前記荷台を昇降操作する操作部と、 車両に設けられた第1の係合部に対して係止可能に前記
    荷台の前端に設けられた第2の係合部とを備える車両用
    のバッテリ運搬車において、 前記両係合部同士の高さが合致したときに前記車両の所
    定部位に対して装着と離脱が可能となる目印手段を設け
    るとともに、前記目印手段が前記所定部位に対して装着
    可能な状態に到った様子を、バッテリ載置時に前記手押
    し台車の手押し側から視認可能となるようにした車両用
    のバッテリ運搬車。
  14. 【請求項14】バッテリを載置するための荷台が昇降可
    能に設けられた手押し台車と、 前記荷台を昇降操作する操作部と、 車両に設けられた第1の係合部に対して係止可能に前記
    荷台の前端に設けられた第2の係合部とを備える車両用
    のバッテリ運搬車において、 前記車両側に向けて光線を照射する目印手段を設け、か
    つ前記両係合部同士の高さが合致したときに前記光線が
    前記車両側の特定部位に当たるような位置関係を設定す
    るとともに、前記目印手段の光線が前記特定部位に当た
    っている様子を、バッテリ載置時に前記手押し台車の手
    押し側から視認可能となるようにした車両用のバッテリ
    運搬車。
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