JPH09160530A - グリフ・イメージの検索方法と検索装置及びグリフ・イメージ管理システム - Google Patents

グリフ・イメージの検索方法と検索装置及びグリフ・イメージ管理システム

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JPH09160530A
JPH09160530A JP7320688A JP32068895A JPH09160530A JP H09160530 A JPH09160530 A JP H09160530A JP 7320688 A JP7320688 A JP 7320688A JP 32068895 A JP32068895 A JP 32068895A JP H09160530 A JPH09160530 A JP H09160530A
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健一 川井
Yoshinori Tawara
義則 田原
Naohiro Inai
直弘 井内
Tetsuo Nishimura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のフォントを自由に置き換え、連結する
ことや、フォントを別の名前やサイズのフォントとして
アプリケ−ションに見せることを可能にする。 【解決手段】 本発明のグリフ・イメージ管理システム
は、複数のフォント・オブジェクト223,227,2
31をコンポーネントとして組み合わせ274,27
6,278、1つの違ったフォント・オブジェクト27
0として見せることにより上記課題を解決する。このと
き組み合わせを記述したものをコンバイン・フォント・
オブジェクトと呼び、これ自身がフォントのグリフ・イ
メ−ジなどを持たないファイルであるにもかかわらず、
アプリケ−ションから通常のフォント・オブジェクトと
同じ扱いをうけることを可能としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イメージ・データ
の管理方法及び装置に関するものであり、より詳しく
は、文字や記号を様々なグリフ・イメージで格納するフ
ォント・ファイルを文字や記号の種類によって、その組
合せを動的に変更するグリフ・イメージの検索方法及び
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2の符号101および図3は従来のグ
リフ・イメージ管理システムの概念図である、図3にお
いて、フォント・オブジェクト223,227,231
は、複数のグリフ・イメージ群224,228,232
と、そのフォントを表現する属性(メトリクス)22
2,226,230を有している。このフォント・オブ
ジェクトは、フォント・ファイルに限定される概念では
ない。フォント・オブジェクトの概念には管理下にある
フォント・ファイルのいずれかを指定する要求に応答し
て、そのフォント・ファイルのイメージにアクセスする
ことのできるプログラムを包含する。このようなプログ
ラムにはビットマップ・フォント・ドライバ108や、
アウトライン・フォント・ドライバ114、デバイス・
ドライバ122がある。
【0003】フォント・オブジェクトは図1に示すよう
なハードディスク13やフロッピーディスク20、RO
M14等に格納し、またはメインメモリに常駐させ、ま
たはロードすることも可能である。また、これらの記憶
手段に1つのフォント・オブジェクトにおけるフォント
属性情報とイメージを同時に格納することも、属性情報
とイメージを別々に格納することも、イメージを複数に
分割して格納することも可能である。但し、1つのフォ
ント・オブジェクトにおいて、その属性情報と対応する
イメージにリンクが取れていることが求められる。グリ
フ・イメージは文字や記号等を様々なフォントの種類で
表現するものであり、ビットマップ・フォントやアウト
ライン・フォント等種々のフォントによって表現される
イメージデータを含むものである。
【0004】図2に示すように制御機構102は、グラ
フィック・エンジン・フォント120を直接認識でき、
ビット・マップ・フォント・ファイルA,B(110,
112)やアウトライン・フォント・ファイルC,D
(116,118)は各々ビット・マップ・フォント・
ドライバ108や、アウトライン・フォント・ドライバ
114を介して認識する。この制御機構102は、具体
的にはグラフィック・エンジンやオペレーティング・シ
ステムによって実施することができる。
【0005】デバイス・フォント・ファイル124は、
デバイス・ドライバ122を介して認識可能である。デ
バイス・フォント124にはプリンタ・フォントやプロ
ッタ・フォント等がある。グリフ・イメージ管理システ
ム101はデバイス・フォント・ファイル124は含ん
でいないが、デバイス・フォント・オブジェクトを含ん
でいる。
【0006】再び、図3に戻るが、図3におけるフォン
ト管理テーブル206には、フォント・オブジェクト2
23,227,231の1つをユニークにポイントする
情報が登録されている。図において、エントリ218は
フォント・オブジェクト223をポイントし、エントリ
216はフォント・オブジェクト227をポイントし、
エントリ214はフォント・オブジェクト231をポイ
ントしている。かかるフォント管理テーブルの働きによ
り、図2において説明した各種のフォント・オブジェク
トをその種類を意識せず管理することができ、制御機構
204はこのフォント管理テーブル206を介して各種
フォント・オブジェクトにアクセスすることができる。
【0007】制御機構204はアプリケーション202
から特定のフォント・オブジェクト(例えばフォント・
オブジェクト227)のロード命令を受領し、この命令
を基に制御機構204はフォント管理テーブル206の
その特定のフォント・オブジェクト227に対応するエ
ントリ216を見つける。そして、制御機構204はフ
ォント管理テーブル206のエントリ216にフラグを
つけることによって、フォント・オブジェクト227と
のパスを確立する。
【0008】次に、アプリケーション202から、特定
のコード・ポイント・データに対応したグリフ・イメー
ジ(文字フォント・データ)の要求があると、制御機構
204はアプリケーション202からコード・ポイント
・データを受領し、フォント管理テーブル206経由で
フォント・オブジェクト227にアクセスし(前述のよ
うにすでにパスは確立している)、このコード・ポイン
ト・データを基にフォント・オブジェクト227におけ
る該当するグリフ・イメージを入手する。
【0009】このような構成を有する従来技術において
は、フォント管理テーブルにおける静的なフラグにより
フォント・オブジェクトをポイントするという方式をと
っているため種々の問題が発生する。第1に、フォント
のある部分のイメ−ジを自由に置き換えたいというユー
ザの要求に答えることはできないという問題が発生す
る。例えば、文字を明朝体で表示し、英数字をTime
s New Roman(Times New Rom
anは、Monotype社の商標)で表示することを
欲するユーザは、文書全体で使用するフォントに明朝体
を選択した後に、英数字が存在する範囲を指定し、その
部分のフォントをTimes New Romanで表
示させることを繰り返し(英数字が存在する範囲毎に)
アプリケーションに命令する。さもなければ、文書全体
で使用するフォントにTimesNew Romanを
選択した後に、英数字が存在する範囲以外を指定し、そ
の部分のフォントを明朝体で表示させることを繰り返し
(英数字以外が存在する範囲毎に)アプリケーションに
命令することが求めらる。このような作業は、ユーザに
とって非常に煩雑な作業である。
【0010】第2に、フォントを別の名前やサイズのフ
ォントとしてアプリケ−ションに認識させたいというユ
ーザの要求に答えることができないという問題が発生す
る。このため、アプリケーションに指定されたフォント
がシステムに導入されていない場合、そのフォントを使
用する文字を現在導入されている他のフォントで代用し
て表示または印刷することはできず、文字ばけした文書
を表示することを強いられることとなる。
【0011】第3に、従来のエンコーディングのフォン
トを組み合わせて、ユニ・コードのフォントとして使い
たいという要求を満足させることができないという問題
が発生する。このため、ユーザはユニ・コードとしての
新たなフォント・ファイルを購入しなくてはならず、ユ
ーザが有している既存の外国語のフォント等はユニ・コ
ードとして利用することはできない。また新たなフォン
ト・ファイルとして導入する必要があるため、それを格
納する記憶容量が必要になるという問題も発生してい
る。ここでユニ・コードとは、ISO、JISが定義す
る多国語を意識しエンコーディングされたフォントであ
る。
【0012】第4に、数字や一定種類の文字を非表示に
したいという要求を満足することはできないという問題
が発生する。従って、例えば数字データだけが極秘デー
タである場合、一旦印刷した文書の数字部分を見えない
ように塗りつぶしたり、その文書をコピーした文書の数
字部分をスペースや"X"等で上書き編集する必要があ
る。このような作業は、ユーザにとって煩わしく、手作
業であるために消し忘れも発生する可能性もある。ま
た、塗りつぶしても裏から透けて見えてしまうことによ
り、極秘データを公開してしまう可能性もあった。
【0013】図3に示す既存のイメージ管理システム1
01を改良する技術として、特開平6−12043号と
特開平6−259426号がある。特開平6−1204
3号は、メモリの使用量を減らすために、複数のテ−ブ
ルを使用し、どの文字が各書体で使用されているかのリ
ンクを持つことにより使用メモリ(重複するフォントの
イメ−ジ)を減らす技術を開示している。しかし、この
技術は、文字フォントのイメ−ジを共有することでシス
テムで使用するメモリ量を減らすことは可能であるが、
テ−ブル間ではアドレスを用い静的なリンクを張ってい
るため、すべての書体が同じフォントのならび(エンコ
ーディング)でなければ成立しない構成となっており、
また、新規に作成した書体やフォント・ファイルを導入
するには新たにテ−ブルを作成し直さなくてはなず、動
的にテ−ブルを構成することは不可能であり、上記問題
を解決しえるものではない。
【0014】また、特開平6−259426号は、各書
体間で外字に同じコ−ドを使用し、書体間における外字
のコ−ドの整合性を保つために、外字の書体名と外字コ
−ドの2つをキ−とした内部静的テ−ブルを作成する。
しかし、この技術は、すべての外字が1つの相対テ−ブ
ルでユニークなキーとして管理されなければならない制
約を有し、新規に作成された書体のフォントが導入され
た場合、どの書体の外字が使われるのかは文字コ−ドご
とに違いがあるか使用できないかのどちらかである。ま
た、テ−ブル間のリンクは静的であり、すべての書体が
同じフォントのならび(エンコーディング)でなければ
成立しない構成となっており、上記問題を解決しえるも
のではない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、複数のフォ
ント・オブジェクトをコード・ポイント条件により動的
に連結することにより、フォントの一部分のイメ−ジを
自由に置き換えることや、フォントを別の名前やサイズ
のフォントとしてアプリケ−ションに見せることや、従
来のエンコーディングのフォントを組み合わせて、ユニ
・コードのフォントとして使うことを可能にする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のグリフ・イメー
ジ管理システムは、複数のフォント・オブジェクトをコ
ンポーネントとして組み合わせ、1つの違ったフォント
・オブジェクトとして見せることにより上記課題を解決
する。このとき組み合わせを記述したものをコンバイン
・フォント・オブジェクトと呼び、これ自身がフォント
のグリフ・イメ−ジなどを持たないファイルであるにも
かかわらず、アプリケ−ションから通常のフォント・オ
ブジェクトと同じ扱いをうけることを可能としている。
すなわち、アプリケーションに対してトランスピアレン
トな性質を有しているため、アプリケーションに変更を
加えずに、後述する本発明の制御機構のみを変更するこ
とによって、本発明を実施することも可能となる。
【0017】この一方、コンバイン・フォント・オブジ
ェクトにおいて、組み合わせとなるフォント・オブジェ
クト群を定義する情報をコンポーネント・フォント、基
本とするフォント・オブジェクト情報をベース・フォン
トと呼ぶ。但し、ベース・フォントはコンポーネント・
フォントに含まれる概念であり、後述するコード・ポイ
ント条件の設定の仕方が他のコンポーネント・フォント
と異なっている。これらのコンポーネント・フォント間
には何等特別な関係はなくてもよく、エンコーディング
すら違ってよい。
【0018】本発明の入力されたコード・ポイントに対
応したグリフ・イメージを1以上のフォント・オブジェ
クトから選択する方法は、(a)各々がフォント・オブ
ジェクトのフォント属性条件及びコード・ポイント条件
を有している1以上のコンポーネント・フォント情報を
表示する段階と、(b)ユーザの入力に応答して、表示
された1以上のコンポーネント・フォント情報のうちの
1以上のフォント属性条件もしくはコード・ポイント条
件、またはフォント属性条件及びコード・ポイント条件
を変更する段階と、(c)入力されたコード・ポイント
が1以上のコンポーネント・フォント情報のうちの1つ
のコード・ポイント条件と一致するか否か判断する段階
と、(d)入力されたコード・ポイントがコード・ポイ
ント条件に一致した場合、一致するコード・ポイント条
件を有するコンポーネント・フォント情報のフォント属
性条件に対応したフォント・オブジェクトを選択する段
階と、(e)選択されたフォント・オブジェクトにおい
て、入力されたコード・ポイントに対応するグリフ・イ
メージを検索する段階と、(f)グリフ・イメージを出
力する段階とを含む。このグリフ・イメージを出力する
段階は、表示装置にグリフ・イメージを表示する段階
や、プリンタにグリフ・イメージを印刷する段階、他の
PC等にグリフ・イメージを送信する段階を含む概念で
ある。
【0019】本発明の入力されたコード・ポイントに対
応したグリフ・イメージを1以上のフォント・オブジェ
クトから選択する方法はさらに、(g)1以上のコンポ
ーネント・フォント情報のフォント・オブジェクト属性
及びコード・ポイント条件に対応したグリフ・イメージ
のサンプルを表示する段階をさらに含むことができる。
【0020】本発明の入力されたコード・ポイントに対
応したグリフ・イメージを1以上のフォント・オブジェ
クトから選択する方法はさらに、(h)他のシステムか
ら受信したデータに基づいて1以上のコンポーネント・
フォント情報を形成する段階をさらに含むことができ
る。
【0021】本発明の他の1態様である各コード・ポイ
ントに使用するフォント・オブジェクトを指定する情報
を有する文書ファイルのコード・ポイントに対応したグ
リフ・イメージを1以上のフォント・オブジェクトから
選択し、表示する方法は、(a)各コード・ポイントの
内の1つのコード・ポイントについてのフォント・オブ
ジェクトを指定する情報がコンバイン・フォント・オブ
ジェクトを指定しているか否かを判断する段階と、
(b)コンバイン・フォント・オブジェクトを指定して
いると判断された場合、フォント・オブジェクトを指定
する情報に対応するコンバイン・フォント・オブジェク
トを特定する段階と、(c)特定されたコンバイン・フ
ォント・オブジェクトにおいて、1つのコード・ポイン
トが対応するフォント・オブジェクトのフォント属性条
件及びコード・ポイント条件を有している1以上のコン
ポーネント・フォント情報のうちの1つのコード・ポイ
ント条件と一致するか否か判断する段階と、(d)1つ
のコード・ポイントがコード・ポイント条件に一致した
場合、一致するコード・ポイント条件を有するコンポー
ネント・フォント情報のフォント属性条件に対応したフ
ォント・オブジェクトを選択する段階と、(e)選択さ
れたフォント・オブジェクトにおいて、1つのコード・
ポイントに対応するグリフ・イメージを検索する段階
と、(f)1つのコード・ポイントに対応するグリフ・
イメージを出力する段階とを含む。
【0022】本発明の他の態様である入力されたコード
・ポイントに対応したグリフ・イメージを1以上のフォ
ント・オブジェクトから選択する方法は、(a)入力さ
れたコード・ポイントが各々が対応するフォント・オブ
ジェクトのフォント属性条件及びコード・ポイント条件
を有している1以上のコンポーネント・フォント情報の
うちの1つのコード・ポイント条件と一致するか否か判
断する段階と、(b)入力されたコード・ポイントがコ
ード・ポイント条件に一致した場合、一致するコード・
ポイント条件を有するコンポーネント・フォント情報の
フォント属性条件に対応したフォント・オブジェクトを
選択する段階と、(c)選択されたフォント・オブジェ
クトにおいて、入力されたコード・ポイントに対応する
グリフ・イメージを検索する段階とを含む。
【0023】本発明の入力されたコード・ポイントに対
応したグリフ・イメージを1以上のフォント・オブジェ
クトから選択する装置は、各々が属性情報を含む1以上
のフォント・オブジェクトを格納する記憶装置と、各々
がコンポーネント・フォント情報と属性情報を含む1以
上のコンバイン・フォント・オブジェクトを格納する記
憶装置と、1以上のコンバイン・フォント・オブジェク
トの属性情報と、1以上のフォント・オブジェクトの属
性と、を共通フォーマットで管理しているフォント管理
テーブルを格納する記憶装置と、グリフ・イメージを出
力する装置と、制御機構とを含んでおり、この制御機構
は、(a)入力されたコード・ポイントが各々が対応す
るフォント・オブジェクトのフォント属性条件及びコー
ド・ポイント条件を有している1以上のコンポーネント
・フォント情報のうちの1つのコード・ポイント条件と
一致するか否か判断する手段と、(b)入力されたコー
ド・ポイントがコード・ポイント条件に一致した場合、
一致するコード・ポイント条件を有するコンポーネント
・フォント情報のフォント属性条件に対応したフォント
・オブジェクトを選択する手段と、(c)選択されたフ
ォント・オブジェクトにおいて、入力されたコード・ポ
イントに対応するグリフ・イメージを検索する手段とを
含む。
【0024】本発明の入力されたコード・ポイントに対
応したグリフ・イメージを1以上のフォント・オブジェ
クトから選択することを制御する制御機構はさらに、
(d)入力されたコード・ポイントに付加されている属
性情報がコンバイン・フォント・オブジェクトの属性情
報であるか、フォント・オブジェクトの属性情報かを判
断する手段と、(e)入力されたコード・ポイントに付
加されている属性情報がコンバイン・フォント・オブジ
ェクトの属性情報である場合、入力されたコード・ポイ
ントに付加されている属性情報に対応するコンバイン・
フォント・オブジェクトを選択する手段とを含むことが
でき、段階(a)におけるコンポーネント・フォント情
報は、対応するコンバイン・フォント・オブジェクトに
格納されたコンポーネント・フォント情報とすることが
できる。
【0025】本発明の他の1態様である入力されたコー
ド・ポイントに対応したグリフ・イメージを1以上のフ
ォント・オブジェクトから選択することを制御する制御
機構を含む装置は、(a)入力されたコード・ポイント
が各々が対応するフォント・オブジェクトのフォント属
性条件及びコード・ポイント条件を有している1以上の
コンポーネント・フォント情報のコード・ポイント条件
と一致するか否か判断する手段と、(b)入力されたコ
ード・ポイントがコード・ポイント条件に一致した場
合、一致するコード・ポイント条件を有するコンポーネ
ント・フォント情報のフォント属性条件に対応したフォ
ント・オブジェクトを選択する手段と、(c)選択され
たフォント・オブジェクトにおいて、入力されたコード
・ポイントに対応するグリフ・イメージを検索する手段
とを含む。
【0026】本発明の入力されたコード・ポイントに対
応したグリフ・イメージを1以上のフォント・オブジェ
クトから選択することを制御する制御機構はさらに、他
のシステムから受信したデータに基づいて1以上のコン
ポーネント・フォント情報を形成する手段を含むことが
できる。
【0027】本発明の各コード・ポイントに使用するフ
ォント・オブジェクトを指定する情報を有する文書ファ
イルのコード・ポイントに対応したグリフ・イメージを
1以上のフォント・オブジェクトから選択し、表示する
システムは、(a)各コード・ポイントの内の1つのコ
ード・ポイントについてのフォント・オブジェクトを指
定する情報がコンバイン・フォント・オブジェクトを指
定しているか否かを判断する手段と、(b)コンバイン
・フォント・オブジェクトを指定していると判断された
場合、フォント・オブジェクトを指定する情報に対応す
るコンバイン・フォント・オブジェクトを特定する手段
と、(c)特定されたコンバイン・フォント・オブジェ
クトにおいて、1つのコード・ポイントが対応するフォ
ント・オブジェクトのフォント属性条件及びコード・ポ
イント条件を有している1以上のコンポーネント・フォ
ント情報のうちの1つのコード・ポイント条件と一致す
るか否か判断する手段と、(d)1つのコード・ポイン
トがコード・ポイント条件に一致した場合、一致するコ
ード・ポイント条件を有するコンポーネント・フォント
情報のフォント属性条件に対応したフォント・オブジェ
クトを選択する手段と、(e)選択されたフォント・オ
ブジェクトにおいて、1つのコード・ポイントに対応す
るグリフ・イメージを検索する手段と、(f)1つのコ
ード・ポイントに対応するグリフ・イメージを出力する
手段とを含む。
【0028】本発明の1以上のフォント・オブジェクト
を格納する記憶装置と、1以上のコンポーネント・フォ
ント情報を格納する記憶装置と、入力されたコード・ポ
イントに対応したグリフ・イメージを1以上のフォント
・オブジェクトから選択する制御機構とを含む情報処理
システムにおいて、制御機構を制御するためのプログラ
ムを格納する媒体は、(a)入力されたコード・ポイン
トが各々が対応するフォント・オブジェクトのフォント
属性条件及びコード・ポイント条件を有している1以上
のコンポーネント・フォント情報のうちの1つのコード
・ポイント条件と一致するか否か判断することを制御機
構に指示するプログラムコード手段と、(b)入力され
たコード・ポイントがコード・ポイント条件に一致した
場合、一致するコード・ポイント条件を有するコンポー
ネント・フォント情報のフォント属性条件に対応したフ
ォント・オブジェクトを選択することを制御機構に指示
するプログラムコード手段と、(c)選択されたフォン
ト・オブジェクトにおいて、入力されたコード・ポイン
トに対応するグリフ・イメージを検索することを制御機
構に指示するプログラムコード手段とを含むプログラム
を格納している。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のグリフ・イメー
ジ管理システム100のブロック図である。グリフ・イ
メージ管理システム100は、中央処理装置(CPU)
1とメモリ4とを含んでいる。CPU1とメモリ4は、
バス2を介して、補助記憶装置としてのハードディスク
装置13とを接続してある。フロッピーディスク装置
(またはMO、CD−ROM等の駆動装置)20はフロ
ッピーディスクコントローラ19を介してバス2へ接続
されている。フロッピーディスク装置(またはMO、C
D−ROM等の駆動装置)20には、フロッピーディス
ク(またはMO、CD−ROM等の媒体)が挿入され、
このフロッピーディスク等やハードディスク装置13、
ROM14には、後述する本発明の制御機構102にお
いて本発明を実施するためのコンピュータ・プログラム
のコードを記録することができ、メモリ4にロードされ
ることによって実行される。さらに、このコンピュータ
・プログラムのコードは複数に分割し、ことなる複数の
媒体に記録することもできる。
【0030】グリフ・イメージ管理システム100は更
に、ユーザ・インターフェース・ハードウェアを備えた
システムとすることができ、ユーザ・インターフェース
・ハードウェアとしては、例えば、入力をするためのポ
インティング・デバイス(マウス、ジョイスティック
等)7またはキーボード6や、視覚データをユーザに提
示するためのディスプレイ12がある。また、パラレル
ポート16を介してプリンタを接続することや、シリア
ルポート15を介してモデムを接続することが可能であ
り、シリアルポート15およびモデムまたは通信アダプ
タ18を介して他のコンピュータと通信を行うことが可
能である。
【0031】ただし、これらの構成要素は例示であり、
その全ての構成成要素が本発明の必須の構成要素となる
わけではない。このグリフ・イメージ管理システム10
0は1台のパーソナル・コンピュータやインテリジェン
ト機能を有するプリンタ、複数のパーソナル・コンピュ
ータ同士、複数のプリンタ同士、パーソナル・コンピュ
ータとプリンタの組合せによって実現することが可能で
ある。単独のプリンタにおいて本発明を実現する場合
は、プリンタの表示パネルから後述するコンバイン・フ
ォント・オブジェクトを作成し、プリンタ内部の制御機
構104により本発明を実施することも可能である。ま
た、パーソナル・コンピュータとプリンタの組合せによ
って実現する場合は、プリンタ内にコンバイン・フォン
ト・オブジェクトを形成することを指示し、または、コ
ンバイン・フォント・オブジェクトの情報をプリンタに
送信することにより、プリンタ内にコンバイン・フォン
ト・オブジェクトを形成し、プリンタ内部の制御機構1
04により本発明を実施させることもできる。
【0032】図2は、本発明のグリフ・イメージ管理シ
ステム100の1実施例を示す概念図である。従来の管
理システム101に比べ、コンバイン・フォント・ファ
イル104が追加されている。またコンバイン・フォン
ト・ユーティリティ106も追加されているが、このコ
ンバイン・ユーティリティは必須の構成要件ではなく、
コンバイン・フォント・ファイル104の変更を容易に
行うことを可能とするために提供されている本発明の追
加機能である。また、デバイス・ドライバ122等の各
種ドライバや各種フォント・ファイルはグリフ・イメー
ジ管理システム100に含めて記載しているが、他のシ
ステムに存在させることも可能である。
【0033】次に、図4を参照されたい。図4は本発明
のグリフ・イメージ管理システム100の一実施例の概
念図を示す図である。図3の従来の管理システム101
に比し、コンバイン・フォント・オブジェクト群26
0,270が追加されていることが容易に理解できるで
あろう。このコンバイン・フォント・オブジェクト26
0,270も通常のフォント・オブジェクト223,2
27,231と同様に、フォント管理テーブル206の
エントリ210,212に、コンバイン・フォント・オ
ブジェクト260,270の1つをユニークにポイント
する情報が登録されている。このポイントするための情
報はアドレス情報であるが、マルチプレクサ等のハード
ウエアによるスイッチ手段を用いてポイントすることも
可能である。この図において、エントリ210はコンバ
イン・フォント・オブジェクト260をポイントし、エ
ントリ212はコンバイン・フォント・オブジェクト2
70をポイントしている。
【0034】かかるフォント管理テーブル206の働き
により、各種のフォント・オブジェクトをコンバイン・
フォント・オブジェクトであるか、通常のフォント・オ
ブジェクトであるかを意識せず管理することができ、制
御機構204はこのフォント管理テーブル206を介し
て各種フォント・オブジェクトにアクセスすることがで
きる。また、このようなフォント管理テーブル206が
各種フォント・オブジェクトを一元的に管理しているこ
とから制御機構204は各種フォント・オブジェクト2
23,227,231,260,270へ高速にアクセ
スすることを可能にしている。但し、この通常のフォン
ト・オブジェクト群及びコンバイン・フォント・オブジ
ェクト群は夫々ユニークな属性情報を有しているため、
フォント管理テーブル206を介さずに制御機構204
から直接アクセスすることができる。このため本発明
は、フォント管理テーブル206を必須の構成要素とし
ない。
【0035】次に、コンバイン・フォント・オブジェク
ト270に注目すると、コンバイン・フォント・オブジ
ェクト270のエントリ(コンポーネント・フォント・
オブジェクト情報)274,276,278は夫々フォ
ント・オブジェクト223,227,231をポイント
している。この仕組みについては後述する。また、図に
おいて、アプリケーション202は1つのみ表示されて
いるが、制御機構104は、複数のアプリケーション1
02からアクセス可能である。
【0036】図5は、コンバイン・フォント・オブジェ
クト群260,270の1つを拡大した図であり、コン
バイン・フォント・オブジェクトの構成の1実施例を示
す図である。図5において、コンバイン・フォント・オ
ブジェクト300にはコンバイン・フォント・シグニチ
ャ302、コンバイン・フォント・メトリクス304、
コンポーネント・フォントの数314、コンポーネント
・フォント320,340,360が含まれている。
【0037】コンバイン・フォント・シグニチャ302
は、コンバイン・フォント・オブジェクト300が通常
のフォント・オブジェクトではなく、コンバイン・フォ
ント・オブジェクトであることを認識するための情報等
の管理を円滑に行うための情報が含まれている。コンバ
イン・フォント・シグニチャ302には、他のコンバイ
ン・フォント・オブジェクトと識別するためのコンバイ
ン・フォントIDやコンバイン・フォント・オブジェク
ト300が格納される場所を示すIDを含めることも可
能である。このコンバイン・フォント・シグニチャ30
2の情報がない場合であっても、制御機構204または
フォント管理テーブル206からポイントされるための
情報が後述するコンバイン・フォント・メトリクス30
4に存在するため、このコンバイン・フォント・シグニ
チャ302を本発明の必須の構成要素としない。
【0038】コンバイン・フォント・メトリクス304
には各種のフォント属性情報が管理されている。フォン
ト属性情報には、フォント名306、フォント・スタイ
ル308、フォント・タイプ310、フォント・サイズ
312等の情報が存在する。具体的には、フォント名に
は"Courier","明朝","Times NewR
oman"等がある。フォント・スタイルには"Norm
al","Bold","Italic","Bold It
alic"等がある。フォント・タイプには、"アウトラ
イン","ビットマップ"等がある。フォント・サイズに
は"10","16","18"等がある。図に示す属性情報
のみではなく、高さ、幅、全角文字、半角文字等の各種
のイメージ情報を管理する事も可能である。このよう
な、属性情報の区分の仕方やその種類は設計段階で、当
業者に容易に変更できる事項であり、本発明は、これら
の設計事項に限定されるものではない。
【0039】また、コンバイン・フォント・オブジェク
ト300はコンポーネント・フォントの数314を含む
ことができる。このコンポーネントの数314は本発明
の必須の構成要素ではないが、このコンポーネントの数
314の情報を管理することによって、後述するコンポ
ーネント・フォント320,340,360へのアクセ
スを効率的に行うことが可能となる。
【0040】コンバイン・フォント・オブジェクト30
0は、さらにコンポーネント・フォント320,34
0,360を含むことができる。各コンポーネント・フ
ォントは実際のフォント・ファイルではなく、対応する
フォント・オブジェクトの属性情報とコード・ポイント
の条件を有している。本発明の好適な実施例において
は、コンポーネント・フォント1のコード・ポイントの
条件を判断した後にコンポーネント・フォント2、ベー
ス・フォントのコード・ポイントの条件が判断されるた
め、異なるコンポーネント・フォントで重複するコード
・ポイントの条件を定義しても何等問題は発生しない。
但し、どのような順番でコンポーネント・フォントを判
断していくかは当業者において容易に変更できる設計事
項であり、本発明の思想に包含される概念である。
【0041】コンポーネント・フォント320,34
0,360は、対応するフォント・オブジェクトを指定
するための属性情報を含んでいる。図において、コンポ
ーネント・フォント1(320)はフォント・サイズ3
22、フォント名324、フォント・スタイル326、
フォント・タイプ328を定義している。本発明の好適
な実施例においては、この4種類の属性情報によりフォ
ント・ファイルの特定を行うが、これらの情報の他に高
さ、幅、全角文字、半角文字等を含ませることも可能で
ある。またコンポーネント・フォント2(340)やベ
ース・フォント360に示すように、フォント属性の1
部のみを指定することもできる。図のように、コンポー
ネント・フォント2やベース・フォント360ではフォ
ント・スタイルの指定がない。
【0042】図に示すように、コンポーネント・フォン
ト320,340,360には上記のフォント属性情報
の他に、コード・ポイント条件が管理されている。この
コード・ポイント条件に合致したコード・ポイントが入
力されると、そのコンポーネント・フォントのフォント
属性に合致するフォント・オブジェクトがポイントされ
る。例えば、コンポーネント・フォント1のように数字
に対応するコード・ポイント条件が指定されており、フ
ォント属性として"10.Courier イタリック
アウトライン"が指定されているとする。この場合、
数字、例えば"3"のコード・ポイントがアプリケーショ
ンからから入力された場合、"10.Courier
イタリック アウトライン"がロードされている場合は"
10.Courier イタリック アウトライン"の
フォント・イメージがアプリケーションに返される。同
様に、英字の"a"のコード・ポイントがアプリケーショ
ンからから入力された場合、"10.Times Ne
w Roman アウトライン"のフォント・イメージ
がアプリケーションに返され、その他の文字、例えば"
あ"のコード・ポイントがアプリケーションからから入
力された場合、"16.明朝 ビットマップ"のフォント
・イメージがアプリケーションに返される。
【0043】このような組み合わせのコンバイン・フォ
ント・ファイルが定義されロードされたとき、アプリケ
−ションには"16.ユニ・コード 明朝"というユニ・
コードのフォントが存在するように見え、通常のフォン
ト・オブジェクトと何等区別することなく使用すること
ができる。このとき英字や数字の部分の字を表示する
と"14.Times New Roman アウトラ
イン"や"10.Courier イタリック アウトラ
イン"が表示され、その他の文字は"16.明朝ビットマ
ップ"が表示される。しかも、このコンバイン・フォン
ト・ファイル2である"14.Times New R
oman アウトライン"がロードされたときには英字
は"14.Times New Roman アウトラ
イン"が表示され、"14.Times New Rom
an アウトライン"が利用可能な状態に無い場合はベ
ース・フォントの"16.明朝 ビットマップ"のイメ−
ジが使われる。しかし、その後"14.Times N
ew Roman アウトライン"のフォントがロード
されると同じ英字の文字コ−ドに対して"14.Tim
es New Roman アウトライン"のイメ−ジ
となる。このように関係は動的であり、従来技術におけ
る静的なテ−ブルにより管理できる事項ではない。
【0044】図において、各コンポーネント・フォント
の属性情報には、対応するフォント・オブジェクトの属
性情報が記載されているが(322,324,326,
328等)、この属性情報は各コンポーネント・フォン
トに対応するフォント・オブジェクトの条件を定義する
ものであり、対応するフォント・オブジェクトの特長だ
け書けばよい。1つのフォント・オブジェクトを特定す
る属性全てを記載する必要はない。例えば、14ポイン
トの「Times New Roman」ならどれでも
いいときはフォント・サイズとフォント名だけを記述
し、もっと厳密なマッチングをとるときはその他のフォ
ント・スタイル、フォント・タイプ等のフォント・メト
リクスのパラメ−タを記述できる。また、厳密にマッチ
ングするフォント・オブジェクトが存在しない場合、指
定したパラメ−タに応じて現在ロードされているフォン
ト群から最適なものを選ぶことも可能である。
【0045】例えば、14ポイントの「Times N
ew Roman Nomal アウトライン」のフォ
ント・オブジェクトが存在しないにもかかわらず、これ
が指定されたとすると、第1にフォント・タイプだけ異
なるフォント・オブジェクトが存在するか判断される。
このとき、14ポイントの「Times New Ro
man Nomal ビットマップ」が存在すれば、そ
のフォント・オブジェクトが選択される。 フォント・
タイプだけ異なるフォント・オブジェクトが存在しない
場合、第2にフォント・スタイルだけ異なるフォント・
オブジェクトが存在するか判断される。このとき、例え
ば、14ポイントの「Times New Roman
Bold アウトライン」が存在すれば、そのフォン
ト・オブジェクトが選択される。
【0046】フォント・スタイルだけ異なるフォント・
オブジェクトが存在しない場合は、第3に、フォント・
タイプおよびフォント・スタイルのみ異なるフォント・
オブジェクトが存在するか判断される。例えばこのと
き、14ポイントの「Times New Roman
Bold Italic ビットマップ」が存在すれ
ば、そのフォント・オブジェクトが選択される。フォン
ト・タイプおよびフォント・スタイルのみ異なるフォン
ト・オブジェクトが存在しない場合、第4に、このコン
ポーネント・フォントのフォント名を検査し、そのフォ
ント名に代替可能なフォント名を調べる。
【0047】例えばこの時、「Times New R
oman」に対して「Courier」の代替が許容さ
れているとすると、14ポイントの「Courier
Nomal アウトライン」が存在するか判断され、存
在しない場合は、14ポイントの「Courier」で
フォント・タイプだけ異なるフォント・オブジェクト、
フォント・スタイルだけ異なるフォント・オブジェクト
フォント・タイプおよびフォント・スタイルのみ異なる
フォント・オブジェクトの順番で検査が行われる。この
ような条件に一致するフォント・オブジェクトが存在し
ない場合は、次にフォント・サイズが変更され、同様な
検査がなされる。しかし、これらの条件の設定は設計事
項であり、上記複数の条件を種々組合せることが可能で
あり、これらの優先順位や代用可能な範囲の条件をユー
ザに変更させることもできる。
【0048】同様に、コード・ポイント条件も、図に示
すような単一のコード・ポイントの範囲だけでなく、複
数の断続的なコード・ポイントを指定したり、条件式等
によってコード・ポイントの条件を設定することも可能
である。また、単にコード・ポイントの複数の範囲に入
るか否かという単純な不等号条件の判断だけでなく、"
¥"や"$"の後に連続する数字、または","というよう
な、ある程度複雑さを増した条件の判断を行うこともで
きる。
【0049】ベース・フォント360は、図に示すよう
にコード・ポイントの条件は記述されない。これはコー
ド・ポイント条件が全範囲を指定しているため、このベ
ース・フォントに先行するコンポーネント・フォント
(図においてはコンポーネント・フォント1(320)
およびコンポーネント・フォント2(340)が該当す
る)の条件を順に判断し、条件に合致しないコード・ポ
イントがこのベース・フォント360のコーフドポイン
ト条件に合致する事となる。したがって、コンポーネン
ト・フォント1(320)およびコンポーネント・フォ
ント2(340)のコード・ポイント条件に合致しない
ものは、ベース・フォントが選択されることになる。但
し、このベース・フォントは必ずしも必須のものではな
く、通常のコンポーネント・フォントのみによって構成
することもできる。
【0050】図において、コンバイン・フォント・オブ
ジェクト300は通常のコンポーネント・フォント32
0,340を2つ、ベース・フォント360を1つ有し
ているが、この数は自由に設定することができ、コンバ
イン・フォント1つのみで構成することもできる。この
場合、ベース・フォントのみをコンバインするコンバイ
ン・フォント・オブジェクトを作成し、コンバイン・フ
ォント・オブジェクトの属性を、ベース・フォントと異
なる属性に指定することにより、アプリケーションに対
して、別の名前やサイズのフォントとして認識させるこ
とが可能となる。これにより、アプリケーションに指定
されたフォントがユーザのシステムに導入されていない
場合、そのフォントを使用する文字を現在導入されてい
る他のフォントで代用して表示することができ、文字ば
けした文書を表示することや新たにアプリケーションに
指定されたフォントを購入する必要が無くなる。
【0051】また、ユーザが有している既存の外国語の
フォントを組合せて、ユニ・コード・フォント・オブジ
ェクトとして利用することも可能となる。さらに、半角
の数字に対しては、半角のスペースや"*"を返すフォン
トや、全角の数字に対して、全角のスペースや"*"を返
すフォントをコンバインすることによって、数字データ
だけが極秘データである場合に、簡単に表示または印刷
したくない個所を表示または印字しないようにすること
ができる。
【0052】図6は、本発明の追加の機能であるコンバ
イン・フォント・オブジェクトのロード手順を示す流れ
図である。図に示すように、ブロック500で処理は開
始し、まず、アプリケーションがフォント・オブジェク
トのロード要求をおこなう502。このロード要求には
フォント・オブジェクトを特定するための情報が含まれ
ている。このロード要求を受領した制御機構は、要求さ
れているフォント・オブジェクトがコンバイン・フォン
ト・オブジェクトか、通常のフォント・オブジェクトか
を判断する504。
【0053】本発明の好適な実施例においては、制御機
構204はフォント管理テーブル206を介してコンバ
イン・フォント・オブジェクト300(図4及び図5を
参照されたい)にアクセスし、コンバイン・フォント・
シグニチャ302を読み、コンンバイン・フォント・オ
ブジェクトか、通常のフォント・オブジェクトかを判断
する。但しこの手順は、ロード要求されているフォント
・オブジェクトがコンバイン・フォント・オブジェクト
か、通常のフォント・オブジェクトかを判断できればよ
く、フォント管理テーブルにコンバイン・フォント・オ
ブジェクトの定義時または導入時にコンバイン・フォン
ト・オブジェクトであることを示すフラグをつけ、その
フラグでコンバイン・フォント・オブジェクトであるこ
とを判断したり、フォント管理テーブル206とは異な
るテーブルで、どのフォント・オブジェクトがコンバイ
ン・フォント・オブジェクトであるかを判断する情報を
つけ、判断することもできる。
【0054】コンバイン・フォント・オブジェクトのロ
ード要求ではないと判断された場合は、従来のフォント
・オブジェクトのロード手順に従ってロードが行われる
524。コンバイン・フォント・オブジェクトのロード
要求であると判断された場合は、コンバイン・フォント
・オブジェクト300のコンポーネント・フォントの数
314を入手する506。その後、各コンポーネント・
フォントの属性情報(メトリクス)にマッチするフォン
ト・オブジェクトを探し514、マッチしたものがあれ
ば、そのマッチするフォント・オブジェクトを指定する
ための情報を格納する518。この手順はコンバイン・
フォント・オブジェクトと対応するフォント・オブジェ
クトのリンクを確立するための情報であればよく、コン
ポーネント・フォント情報320,340,360に対
応するフォント・オブジェクトのアドレス情報を格納す
ることや、コンポーネント・フォント情報のn番目と対
応するフォント・オブジェクトをポイントする別のテー
ブルを作成することによって実現することができる。マ
ッチしたものがない場合は、該当するフォント・オブジ
ェクトはロード(導入)されていないものとみなし52
0、コンポーネント・フォント情報320,340,3
60に、対応するフォント・オブジェクトのが導入され
ていないことを示すフラグを格納または、コンポーネン
ト・フォント情報のn番目と対応するフォント・オブジ
ェクトが存在しないことを示すフラグを格納する。
【0055】図7は、 本発明のアプリケーションから
のグリフ・イメージの要求に応答して、本発明のグリフ
・イメージ管理システム100がアプリケーションへグ
リフ・イメージを渡す手順を示す流れ図である。図に示
すように、アプリケーションがコード・ポイントのグリ
フ・イメージを要求することによってこの手順は開始す
る600。このグリフ・イメージの要求にはその要求す
るグリフ・イメージを特定するためのコード・ポイント
が特定されている。このコード・ポイントは、1つのフ
ォント・オブジェクトにおいて対応するイメージを特定
するための情報であり、1つのフォントを特定するJI
Sコード,ASCIIコード、HOSTコード、PCコ
ード等を含む概念である。コンバイン・フォント・オブ
ジェクト300の中のコンポーネント・フォントの数
(N)314を入手する602。その後、コンポーネン
ト・フォント1(320)、コンポーネント・フォント
2(340)、ベース・フォント(360)の順番に、
各コンポーネント・フォントのコード・ポイント条件に
アプリケーションから渡されたコード・ポイントがマッ
チするか判断を行う608。
【0056】コンポーネント・フォントのコード・ポイ
ント条件の1つにアプリケーションから渡されたコード
・ポイントがマッチした場合、例えばコンポーネント・
フォント1のコード・ポイント条件にマッチせず、コン
ポーネント・フォント2のコード・ポイント条件にマッ
チした場合、コンポーネント・フォント2の属性条件に
合致するフォント・オブジェクトがロードされているか
否かを判断する610。本発明の好適な実施例において
は、図6のブロック518におけるコンバイン・フォン
ト・オブジェクトのロード時に、各コンポーネント・フ
ォント情報320,340,360に対応するフォント
・オブジェクトがロードされているか否かを示すフラグ
が付けられているため、そのフラグをチェックする。
【0057】フォント・オブジェクトがロードされてい
る場合、そのコード・ポイントには、そのフォント・オ
ブジェクトを使用することを決定し612、コード・ポ
イントに対応するグリフ・イメージをそのフォント・オ
ブジェクトから入手し618、アプリケーションに返す
620。ベースフォントを除く全てのコンポーネント・
フォントのコード・ポイント条件にマッチしない場合
や、コンポーネント・フォントのコード・ポイント条件
にマッチするものがあったが、対応するフォント・オブ
ジェクトが利用可能でない場合、そのコード・ポイント
には、ベースフォントに対応するフォント・オブジェク
トを使用することを決定し616、コード・ポイントに
対応するグリフ・イメージをそのフォント・オブジェク
トから入手し618、アプリケーションに返す620。
【0058】次に、本発明の追加の機能であるコンバイ
ン・フォント・ユーティリティの説明を行う。図8乃至
図10は、本発明のコンバイン・フォント・ユーティリ
ティ機能の1実施例を示す図である。コンバイン・フォ
ント・ファイルのフォ−マットは各フォント・ファイル
のエンコーディング等についての専門的な知識を必要と
するため、ユーザが自由に設定することは困難である。
このため、ユーザがコンバイン・フォント簡単に作成で
きるツールが用意されている。
【0059】図8に示すように、表示装置にユーザが入
力可能なコンバイン・フォント・ファイル・エディタ7
00が表示されている。ユーザはポインティング・デバ
イスやキーボードによりこのコンバイン・フォント・フ
ァイル・エディタ700の各項目に入力を行う。本発明
の好適な実施例では、ユーザはまずベース・フォント7
12の指定をおこなう。この指定はベースフォント71
2の表示個所をマウスでクリックした後、セレクト・ボ
タン718をクリックするか、ベースフォント712の
表示個所をダブルクリックすることにより実行される。
【0060】ベース・フォント712の指定が行われる
と、図9に示すようなコンポーネント・フォント選択ウ
インドウ800が表示される。ユーザはフォント名80
2、フォントサイズ810、フォントスタイル806フ
ォント,タイプ814の各項目にキーボードを使用する
ことにより文字入力することができる。また、図10に
示すように各項目をプルダウンメニューを使用して選択
することもできる。各項目が選択されると、図に示すよ
うにサンプルが表示される820。このコンポーネント
・フォント(ベースフォント)選択手順の代替例とし
て、現在システムに導入されているフォントの一覧をエ
ントリ712の下にプルダウン・メニューで表示するこ
ともでき、ユーザは所望のフォントをポインティング・
デバイスで選択する。
【0061】ベースフォントが決定されると、フォント
名702、フォント・スタイル704、フォント・サイ
ズ706には、この選択されたベースフォントに対応す
る事項がセットされる。この例では、フォント名702
に"Courier New"がセットされるが、"Ne
w"の代わりとして"Combine"を付ける等、所望
の修飾詞を付加することができる。この自動セット機能
は各項目702乃至706に入力がされていると作動し
ない。自動セットされた各項目の内容をユーザは所望の
内容に書替えることができる。また、導入済みフォント
・オブジェクト参照ボタン708をクリックし、既存の
フォント・オブジェクトが持っているフォント属性を項
目702乃至706に自動入力することも可能である。
【0062】エントリ714はコード・ポイント条件が
数字に対応するコンポーネント・フォントである。各フ
ォント・オブジェクトはエンコーディングのルールの情
報を有しているため、制御機構104はアプリケーショ
ン102から渡されたコード・ポイントをこのルールに
従って変換し、フォント・オブジェクトにアクセスする
ことができる。このため、エンコーディングの異なるフ
ォント・オブジェクトであっても、例えば数字の範囲、
英字の範囲等範囲指定をすることができる。また、この
エンコーディングを変換して組合せる機能により、異な
る言語のフォント・オブジェクトを組合せて1つのフォ
ントとして使用することができる。このようなコード・
ポイントの範囲の設定は本発明の好適な実施例では予め
設定されているが(ユーザに専門的知識が必要なた
め)、かかる範囲(コード・ポイント条件)をユーザに
自由に設定させることも可能である。この選択されたフ
ォント・オブジェクトの登録が完了すると、ユーザはフ
ァイル・ボタン730をクリックする。このクリックに
応答して、コンバイン・フォント・ユーティリティは図
5で説明した、コンバイン・フォント・オブジェクトを
作成する。
【0063】次に本発明のワードプロセッサへの応用例
を説明する。図11、12は従来のワードプロセッサ上
で作成された文書ファイルの概念図である。図において
文字が複数示されているが、実際はその文字に対応する
コード・ポイントが格納される。通常、ワードプロセッ
サで作成される文書ファイルのヘッダと呼ばれる部分9
02にはマージン設定、タブ設定等の文書ファイルに関
する情報とその文書で使用される標準フォントの情報が
記載されており、図12に示すように、文書ファイルの
一部に他のフォントが使用されていると、その部分の先
頭にそのフォントを示す独自のコード916を挿入し、
その部分の終わりに整形の終わりを示すコード(トレー
ラ)920を挿入する。
【0064】しかし、アプリケーションがコンバインフ
ォントを使用している場合、アプリケーションはその使
用しているフォントをコンバイン・フォントであるか、
通常のフォントであるか判別しないため、文書をセーブ
し文書ファイルを作成すると、図13に示すように、ヘ
ッダ部分932にはコンバイン・フォントの属性情報が
記述される。しかし、この文書は本発明を導入していな
いシステムでは、該当するフォントがないため表示や印
刷をすることができず、また本発明を導入しているシス
テムにおいても、そのヘッダ部分に記載された属性のコ
ンバイン・フォントを導入していない場合、新たにその
属性のコンバイン・フォントを作成しないとこの文書フ
ァイルの表示や印刷をすることができない。
【0065】このため、本発明の追加の機能として、図
14に示すような本発明を導入していないシステムでも
表示印刷可能な文書に変換する機能が提供されている。
この機能は文書ファイルのセーブ時に自動的に実行する
場合や、文書ファイルを印刷する場合や、図13に示す
文書ファイルを他のコンピュータに転送する場合に自動
的に実施することも可能であり、また、文書変換命令に
応答して変換を行うことも可能である。図15にこの変
換をする手順のサンプルを示す。但し、この流れ図は、
1実施例に過ぎず、この変換処理はのフローは当業者に
とって容易に変更できる事項である。また図12に示す
ような文書の一部に標準のフォントと異なるフォントが
使用されている場合であって、その標準のフォントと異
なるフォントがコンバイン・フォントであったとして
も、それを変換する手順は当業者に容易に実施すること
のできる事項である。
【0066】次に、本発明の追加の機能であるコンバイ
ン・フォント文書ファイルを他のPCまたはプリンタに
転送する手順を説明する。図16は、図13に示したよ
うなコンバイン・フォント文書ファイルを他のPCまた
はプリンタに直接転送し、その文書を認識させるための
手順である。前述のように、図13に示すようなヘッダ
部分932にコンバイン・フォントの属性情報が記述さ
れた文書ファイルは、本発明を導入しているシステムに
おいても、その属性のコンバインフォントを導入してい
ない場合、新たにその属性のコンバイン・フォントを作
成しないとこの文書ファイルの表示や印刷をすることが
できない。しかし、他のPCまたはプリンタに本発明が
導入されている場合、コンバイン・フォントの情報を転
送することによって、コンバイン・フォント・オブジェ
クトをそのシステムで形成し、それを用いて容易にこの
文書ファイルを表示・印刷することができる。
【0067】図に示すように、第1のシステムにおいて
送信する文書ファイルがコンバイン・フォント文書ファ
イルか通常の文書ファイルかを判断する150。本発明
の好適な実施例においては、図12に示すヘッダ部分9
12や標準のフォントと異なるフォントが使用されてい
る部分916において、コンバイン・フォントが使用さ
れている場合はヘッダ部分912にコンバイン・フォン
トが使用されている旨のフラグを付けている。このた
め、文書ファイルのヘッダ部分を読むことのみで、文書
ファイルがコンバイン・フォント文書ファイルか通常の
文書ファイルかを判断することができる。
【0068】文書ファイルが通常の文書ファイルであっ
た場合は、従来の送信手順により送信を行う152。文
書ファイルがコンバイン・フォント文書ファイルであっ
た場合は、第1のシステム(PC)から文書ファイルの
送信に先立ってコンバイン・フォント情報が送信される
154。このコンバイン・フォント情報は、第2のシス
テム(受信側)でコンバイン・フォント・オブジェクト
300を形成するに足る情報が含まれており、その文書
ファイルで複数のコンバイン・フォントが使用されてい
る場合は複数送信することも可能である。
【0069】受信側はこのコンバイン・フォント情報を
受信し、このコンバイン・フォント情報に基づいて、コ
ンバイン・フォント・オブジェクトを形成し、図6に示
した手順に基づいて、コンポーネント・フォントとそれ
に対応する受信側のフォント・オブジェクトとのリンク
を張る158。その後、図7に示す本発明の出力方法に
よりグリフ・イメージの出力を行う。
【0070】但し、この図16に示す手順は1実施例を
示すに過ぎず、種々の代替手順おいて実施することは当
業者にとって容易である。例えば図16においては受信
側でコンバイン・フォント文書ファイルか否か判断して
いるが、この手順は以下の手順で代替可能である。ま
ず、第1のシステムから第2のシステムに文書ファイル
のヘッダを送信する。第2のシステム側でシステムで認
識できるフォントか否か判断し、認識できないフォント
であると判断した場合は第1のシステムにフォントの送
付要求を出す。これに対し、第1のシステムは通常のフ
ォント・オブジェクトまたはコンバイン・フォント・オ
ブジェクトを送付する。これを受信した第2のシステム
はコンバイン・フォント・オブジェクトか通常のフォン
ト・オブジェクトかを判断し、通常のフォント・オブジ
ェクトであった場合、そのフォント・オブジェクトをロ
ードする。コンバイン・フォント・オブジェクトであっ
た場合は、図16のブロック158,160と同様の手
順により、コンバイン・フォント・オブジェクトを形成
し、グリフ・イメージを出力する。この代替手段による
と、受信側は、コンバイン・フォント文書に限らず自分
が有していないフォント・オブジェクトを送信側から受
領し出力することが可能となる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、動的な
テ−ブルによる管理を行うため、外部からのロードが可
能であり、フォントのエンコーディングが自由に設定で
きる。またコンポーネント・フォントの組み合わせの順
番により振る舞いが変えられる。また、本発明の実施に
おいて、すべてのコンポーネント・フォントがロードさ
れている必要がない。さらに、外字をコンバインするこ
とで外字文字の処理も可能となる。
【0072】さらに、フォントを別の名前やサイズのフ
ォントとしてアプリケ−ションに認識させることが可能
であり、アプリケーションに指定されたフォントがシス
テムに導入されていない場合でも、そのフォントを使用
する文字を現在導入されている他のフォントで代用して
表示または印刷することや、従来のエンコーディングの
フォントを組み合わせて、ユニ・コードのフォントとし
て使用することや、数字等の一定種類の文字を非表示に
しすことができる。本発明は、アプリケーションに対し
てトランスピアレントな性質を有しているため、アプリ
ケーションに変更を加えずに、後述する本発明の制御機
構のみを変更することによって、本発明を実施すること
も可能となる。
【0073】本発明の追加機能を用いることによって、
コンバイン・フォント文書ファイルを通常の文書ファイ
ルに変換することや、コンバイン・フォントを導入して
いない場合でも、コンバイン・フォントの情報を転送す
ることによって、コンバイン・フォント・オブジェクト
をそのシステムで形成し、それを用いて容易にこの文書
ファイルを表示・印刷することができる。
【0074】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるフォント制御装置のブ
ロック図である。
【図2】本発明の一実施例であるフォント制御装置の概
念図である。
【図3】従来のフォント制御装置の概念図である。
【図4】本発明の一実施例であるフォント制御装置の概
念図である。
【図5】本発明のコンバイン・フォント・オブジェクト
の概念図である。
【図6】本発明の追加の機能であるコンバイン・フォン
ト・オブジェクトのロード手順を示す流れ図である。
【図7】本発明のアプリケーションからのグリフ・イメ
ージの要求に応答して、本発明のグリフ・イメージ管理
システムがアプリケーションへグリフ・イメージを渡す
手順を示す流れ図である。
【図8】本発明のコンバイン・フォント・ユーティリテ
ィ機能の1実施例を示す図である。
【図9】本発明のコンバイン・フォント・ユーティリテ
ィ機能の1実施例を示す図である。
【図10】本発明のコンバイン・フォント・ユーティリ
ティ機能の1実施例を示す図である。
【図11】従来のワードプロセッサ上で作成された文書
ファイルの概念図である。
【図12】従来のワードプロセッサ上で作成された文書
ファイルの概念図である。
【図13】本発明のワードプロセッサ上で作成された文
書ファイルの1実施例を示す概念図である。
【図14】本発明のワードプロセッサ上で作成された文
書ファイルの1実施例を示す概念図である。
【図15】本発明の追加の機能であるコンバイン・フォ
ント文書ファイルを通常の文書ファイルに変換する手順
を示す流れ図である。
【図16】本発明の追加の機能であるコンバイン・フォ
ント文書ファイルを他のPCまたはプリンタに転送する
手順を示す流れ図である。
【0075】
【符号の説明】
100 グリフ・イメージ管理システム 102 制御機構 104 コンバイン・フォント・オブジェクト 106 コンバイン・フォント・ユーティリティ 108 ビットマップ・フォント・ドライバ 110,112 ビットマップ・フォント・ファイル 114 アウトライン・フォント・ドライバ 116,118 アウトライン・フォント・ファイル 120 グラフィック・エンジン・フォント・ファイル 122 デバイス・ドライバ 124 デバイス・フォント・ファイル 202 アプリケーション 204 制御機構 206 フォント管理テーブル 223,227,231 フォント・オブジェクト 222,226,230 フォント・メトリクス 224,228,232 グリフ・イメージ 270,260 コンバイン・フォント・オブジェクト 300 コンバイン・フォント・オブジェクト 304 コンバイン・フォント・メトリクス 320,340,360 コポーネント・フォント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田原 義則 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 井内 直弘 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 西村 哲郎 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されたコード・ポイントに対応したグ
    リフ・イメージを1以上のフォント・オブジェクトから
    選択する方法であって、 (a)各々がフォント・オブジェクトのフォント属性条
    件及びコード・ポイント条件を有している1以上のコン
    ポーネント・フォント情報を表示する段階と、 (b)ユーザの入力に応答して、前記表示された1以上
    のコンポーネント・フォント情報のうちの1以上のフォ
    ント属性条件もしくはコード・ポイント条件、またはフ
    ォント属性条件及びコード・ポイント条件を変更する段
    階と、 (c)前記入力されたコード・ポイントが前記1以上の
    コンポーネント・フォント情報のうちの1つの前記コー
    ド・ポイント条件と一致するか否か判断する段階と、 (d)前記入力されたコード・ポイントが前記コード・
    ポイント条件に一致した場合、一致するコード・ポイン
    ト条件を有するコンポーネント・フォント情報の前記フ
    ォント属性条件に対応したフォント・オブジェクトを選
    択する段階と、 (e)前記選択されたフォント・オブジェクトにおい
    て、前記入力されたコード・ポイントに対応するグリフ
    ・イメージを検索する段階と、 (f)前記グリフ・イメージを出力する段階と、を含む
    方法。
  2. 【請求項2】(g)前記1以上のコンポーネント・フォ
    ント情報のフォント・オブジェクト属性及びコード・ポ
    イント条件に対応したグリフ・イメージのサンプルを表
    示する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1記載
    の方法。
  3. 【請求項3】(h)他のシステムから受信したデータに
    基づいて前記1以上のコンポーネント・フォント情報を
    形成する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1記
    載の方法。
  4. 【請求項4】各コード・ポイントに使用するフォント・
    オブジェクトを指定する情報を有する文書ファイルの前
    記コード・ポイントに対応したグリフ・イメージを1以
    上のフォント・オブジェクトから選択し、表示する方法
    であって、 (a)前記各コード・ポイントの内の1つのコード・ポ
    イントについての前記フォント・オブジェクトを指定す
    る情報がコンバイン・フォント・オブジェクトを指定し
    ているか否かを判断する段階と、 (b)コンバイン・フォント・オブジェクトを指定して
    いると判断された場合、前記フォント・オブジェクトを
    指定する情報に対応するコンバイン・フォント・オブジ
    ェクトを特定する段階と、 (c)前記特定されたコンバイン・フォント・オブジェ
    クトにおいて、前記1つのコード・ポイントが対応する
    フォント・オブジェクトのフォント属性条件及びコード
    ・ポイント条件を有している1以上のコンポーネント・
    フォント情報のうちの1つの前記コード・ポイント条件
    と一致するか否か判断する段階と、 (d)前記1つのコード・ポイントが前記コード・ポイ
    ント条件に一致した場合、一致するコード・ポイント条
    件を有するコンポーネント・フォント情報の前記フォン
    ト属性条件に対応したフォント・オブジェクトを選択す
    る段階と、 (e)前記選択されたフォント・オブジェクトにおい
    て、前記1つのコード・ポイントに対応するグリフ・イ
    メージを検索する段階と、 (f)前記1つのコード・ポイントに対応するグリフ・
    イメージを出力する段階と、 を含む方法。
  5. 【請求項5】入力されたコード・ポイントに対応したグ
    リフ・イメージを1以上のフォント・オブジェクトから
    選択する方法であって、 (a)前記入力されたコード・ポイントが各々が対応す
    るフォント・オブジェクトのフォント属性条件及びコー
    ド・ポイント条件を有している1以上のコンポーネント
    ・フォント情報のうちの1つの前記コード・ポイント条
    件と一致するか否か判断する段階と、 (b)前記入力されたコード・ポイントが前記コード・
    ポイント条件に一致した場合、一致するコード・ポイン
    ト条件を有するコンポーネント・フォント情報の前記フ
    ォント属性条件に対応したフォント・オブジェクトを選
    択する段階と、 (c)前記選択されたフォント・オブジェクトにおい
    て、前記入力されたコード・ポイントに対応するグリフ
    ・イメージを検索する段階と、 を含む方法。
  6. 【請求項6】入力されたコード・ポイントに対応したグ
    リフ・イメージを1以上のフォント・オブジェクトから
    選択する装置であって、 各々が属性情報を含む1以上のフォント・オブジェクト
    を格納する記憶装置と、 各々がコンポーネント・フォント情報と属性情報を含む
    1以上のコンバイン・フォント・オブジェクトを格納す
    る記憶装置と、 前記1以上のコンバイン・フォント・オブジェクトの属
    性情報と、前記1以上のフォント・オブジェクトの属性
    と、を共通フォーマットで管理しているフォント管理テ
    ーブルを格納する記憶装置と、 前記グリフ・イメージを出力する装置と、 制御機構とを含み、 該制御機構は、 (a)前記入力されたコード・ポイントが各々が対応す
    るフォント・オブジェクトのフォント属性条件及びコー
    ド・ポイント条件を有している1以上のコンポーネント
    ・フォント情報のうちの1つの前記コード・ポイント条
    件と一致するか否か判断する手段と、 (b)前記入力されたコード・ポイントが前記コード・
    ポイント条件に一致した場合、一致するコード・ポイン
    ト条件を有するコンポーネント・フォント情報の前記フ
    ォント属性条件に対応したフォント・オブジェクトを選
    択する手段と、 (c)前記選択されたフォント・オブジェクトにおい
    て、前記入力されたコード・ポイントに対応するグリフ
    ・イメージを検索する手段と、 を含む装置。
  7. 【請求項7】前記制御機構は、 (d)前記入力されたコード・ポイントに付加されてい
    る属性情報がコンバイン・フォント・オブジェクトの属
    性情報であるか、フォント・オブジェクトの属性情報か
    を判断する手段と、 (e)前記入力されたコード・ポイントに付加されてい
    る属性情報がコンバイン・フォント・オブジェクトの属
    性情報である場合、前記入力されたコード・ポイントに
    付加されている属性情報に対応するコンバイン・フォン
    ト・オブジェクトを選択する手段と、 をさらに含み、 前記段階(a)におけるコンポーネント・フォント情報
    は、前記対応するコンバイン・フォント・オブジェクト
    に格納されたコンポーネント・フォント情報である請求
    項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】入力されたコード・ポイントに対応したグ
    リフ・イメージを1以上のフォント・オブジェクトから
    選択することを制御する制御機構を含む装置であって、 (a)前記入力されたコード・ポイントが各々が対応す
    るフォント・オブジェクトのフォント属性条件及びコー
    ド・ポイント条件を有している1以上のコンポーネント
    ・フォント情報の前記コード・ポイント条件と一致する
    か否か判断する手段と、 (b)前記入力されたコード・ポイントが前記コード・
    ポイント条件に一致した場合、一致するコード・ポイン
    ト条件を有するコンポーネント・フォント情報の前記フ
    ォント属性条件に対応したフォント・オブジェクトを選
    択する手段と、 (c)前記選択されたフォント・オブジェクトにおい
    て、前記入力されたコード・ポイントに対応するグリフ
    ・イメージを検索する手段と、 を含む装置。
  9. 【請求項9】他のシステムから受信したデータに基づい
    て前記1以上のコンポーネント・フォント情報を形成す
    る手段をさらに含むことを特徴とする請求項8記載の装
    置。
  10. 【請求項10】各コード・ポイントに使用するフォント
    ・オブジェクトを指定する情報を有する文書ファイルの
    前記コード・ポイントに対応したグリフ・イメージを1
    以上のフォント・オブジェクトから選択し、表示するシ
    ステムであって、 (a)前記各コード・ポイントの内の1つのコード・ポ
    イントについての前記フォント・オブジェクトを指定す
    る情報がコンバイン・フォント・オブジェクトを指定し
    ているか否かを判断する手段と、 (b)コンバイン・フォント・オブジェクトを指定して
    いると判断された場合、前記フォント・オブジェクトを
    指定する情報に対応するコンバイン・フォント・オブジ
    ェクトを特定する手段と、 (c)前記特定されたコンバイン・フォント・オブジェ
    クトにおいて、前記1つのコード・ポイントが対応する
    フォント・オブジェクトのフォント属性条件及びコード
    ・ポイント条件を有している1以上のコンポーネント・
    フォント情報のうちの1つの前記コード・ポイント条件
    と一致するか否か判断する手段と、 (d)前記1つのコード・ポイントが前記コード・ポイ
    ント条件に一致した場合、一致するコード・ポイント条
    件を有するコンポーネント・フォント情報の前記フォン
    ト属性条件に対応したフォント・オブジェクトを選択す
    る手段と、 (e)前記選択されたフォント・オブジェクトにおい
    て、前記1つのコード・ポイントに対応するグリフ・イ
    メージを検索する手段と、 (f)前記1つのコード・ポイントに対応するグリフ・
    イメージを出力する手段と、 を含むシステム。
  11. 【請求項11】1以上のフォント・オブジェクトを格納
    する記憶装置と、1以上のコンポーネント・フォント情
    報を格納する記憶装置と、入力されたコード・ポイント
    に対応したグリフ・イメージを1以上のフォント・オブ
    ジェクトから選択する制御機構とを含む情報処理システ
    ムにおいて、前記制御機構を制御するためのプログラム
    を格納する媒体であって、 該プログラムは、 (a)前記入力されたコード・ポイントが各々が対応す
    るフォント・オブジェクトのフォント属性条件及びコー
    ド・ポイント条件を有している1以上のコンポーネント
    ・フォント情報のうちの1つの前記コード・ポイント条
    件と一致するか否か判断することを前記制御機構に指示
    するプログラムコード手段と、 (b)前記入力されたコード・ポイントが前記コード・
    ポイント条件に一致した場合、一致するコード・ポイン
    ト条件を有するコンポーネント・フォント情報の前記フ
    ォント属性条件に対応したフォント・オブジェクトを選
    択することを前記制御機構に指示するプログラムコード
    手段と、 (c)前記選択されたフォント・オブジェクトにおい
    て、前記入力されたコード・ポイントに対応するグリフ
    ・イメージを検索することを前記制御機構に指示するプ
    ログラムコード手段と、 を含む媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011028106A (ja) * 2009-07-28 2011-02-10 Toshiba Tec Corp 情報処理装置及び画面表示制御プログラム

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