JPH09159741A - 磁界表示装置 - Google Patents

磁界表示装置

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JPH09159741A
JPH09159741A JP7316435A JP31643595A JPH09159741A JP H09159741 A JPH09159741 A JP H09159741A JP 7316435 A JP7316435 A JP 7316435A JP 31643595 A JP31643595 A JP 31643595A JP H09159741 A JPH09159741 A JP H09159741A
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container
absence
magnetic
display device
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JP7316435A
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English (en)
Inventor
Kenji Shimohata
賢司 下畑
Akinori Ohara
昭徳 尾原
Hidenari Akagi
秀成 赤木
Toshiyuki Amano
俊之 天野
Seiji Kano
誠治 狩野
Taiji Fujimoto
泰司 藤本
Kazutake Senoo
和威 妹尾
Masashi Nagao
政志 長尾
Masao Morita
正夫 守田
Tagen Kin
太▲げん▼ 金
Tetsuya Matsuda
哲也 松田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/02Measuring direction or magnitude of magnetic fields or magnetic flux
    • G01R33/038Measuring direction or magnitude of magnetic fields or magnetic flux using permanent magnets, e.g. balances, torsion devices
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/10Nuclear fusion reactors

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁界の有無を、簡易に確実に表示できない。 【解決手段】 容器2内に配置され磁気力の有無により
移動し得る磁性物質1からなる移動体、および移動体の
移動を磁界103の有無として表示する手段を備えた。
さらに、移動体は、バネ力または重力と磁気力との力関
係により移動するように構成された。移動体は回転軸の
回りに回転移動する。移動体は表示窓に沿って移動す
る。移動体は表示窓に近接した位置と離隔した位置とを
移動する。容器は移動体の移動により容積可変に構成さ
れ、容器に連通された表示部および容器に封入された液
体を有し、容器の容積変化で液体が移動することによる
表示部での液体の有無により磁界の有無を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば磁気浮上式
鉄道、磁気共鳴イメージング装置、核融合、発電機、加
速器、結晶引き上げ装置など、超電導マグネットの発生
する磁界の検出および表示に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図25は、特開平3−68881号公報
に示された、従来の磁気警報装置である。図において、
201は磁気検出部、202は演算制御用素子、203
は出力装置、204は電池、207はホール素子であ
る。磁界を3個のホール素子207で検出し、磁界の有
無を演算制御素子202で判定し、出力装置302で
音、振動、光等により表示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のも
のにおいては、磁界を検出あるいは磁界の有無を表示す
るために、ホール素子207および出力装置203を使
用しているため、それらの電源204が必要である。電
源が電池の場合、電池の寿命により装置が動作しないと
いう問題があった。電池の寿命を延ばすためには、大容
量の電池を必要とし、重量が重くなるという問題があっ
た。また、電池の代わりに商用電源を用いた場合、電源
の配線が必要であるため磁気表示装置の移動が困難であ
り、また、停電時には動作しないという問題があった。
【0004】また、構造が複雑なため、信頼性が低く、
しかも高価であるという問題点があった。
【0005】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、電源が不要で確実に磁界の有無
を表示する磁界表示装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る磁
界表示装置は、容器内に配置され磁気力の有無により移
動し得る磁性物質からなる移動体、および前記移動体の
移動を磁界の有無として表示する手段を備えたものであ
る。
【0007】請求項2の発明に係る磁界表示装置は、前
記移動体は、バネ力または重力と磁気力との力関係によ
り移動するように構成されたものである。
【0008】請求項3の発明に係る磁界表示装置は、前
記移動体は回転軸の回りに回転移動することにより磁界
の有無を表示するものである。
【0009】請求項4の発明に係る磁界表示装置は、容
器は表示窓を有し、前記移動体は前記表示窓に沿って移
動することにより磁界の有無を表示するものである。
【0010】請求項5の発明に係る磁界表示装置は、容
器は重力方向および水平方向から傾斜した傾斜面を有
し、移動体は前記傾斜面に沿って移動するように構成さ
れたものである。
【0011】請求項6の発明に係る磁界表示装置は、容
器は表示窓を有し、前記移動体は前記表示窓に近接した
位置と離隔した位置とを移動することにより磁界の有無
を表示するものである。
【0012】請求項7の発明に係る磁界表示装置は、容
器は前記移動体の移動により容積可変に構成され、前記
容器に連通された表示体および前記容器に封入された液
体を有し、前記容器の容積変化で液体が移動することに
よる前記表示体での液体の有無により磁界の有無を表示
するものである。
【0013】請求項8の発明に係る磁界表示装置は、請
求項1ないし7の何れかに記載の磁界表示装置を複数個
備え、それらの表示部を同一平面上に配置したものであ
る。
【0014】請求項9の発明に係る磁界表示装置は、前
記磁界の有無の表示は、文字、記号、絵、または色の変
化で表示するものである。
【0015】請求項10の発明に係る磁界表示装置は、
磁気浮上式鉄道用の超電導マグネットの外槽の窪みに設
置したものである。
【0016】請求項11の発明に係る磁界表示装置は、
磁気浮上式鉄道用の超電導マグネットの外槽の外側に取
り付けられた部品の隙間に設置したものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1に本発明の実施の形態1による磁界
表示装置を模式的に示す。図1(a−1)は磁界が無い
場合の正面図、(a−2)は磁界が無い場合の横から見
た断面図、(b)は磁界が有る場合の正面図を示す。重
力の方向は、図の上から下向きとし、以下同様である。
図1において、1は磁性物質からなる移動体すなわちこ
の例では鉄球である。2は容器である。2aは不透明な
カバーである。2bは透明カバーであり、不透明カバー
2aと透明カバー2bは共に容器2の窓の部分に設けら
れている。6は後板である。103は磁界を示し、矢印
は磁束密度の大きい方から小さい方を向いている。これ
は、特にことわらない限り以下同様である。後板6の正
面側下部には「励磁」の文字が記されている。
【0018】次に動作について説明する。磁界が無い場
合、図1(a−2)に示すように鉄球1は重力により容
器2下部の位置にある。このため、図1(a−1)に示
すように正面から「励磁」の文字は見えない。磁界10
3が図1(b)のように印加されると、鉄球1には重力
と磁気力が働き、磁気力が重力を上回ると、鉄球1は容
器2上部へ移動し見えなくなり、容器2下部には「励
磁」の文字が現れる。これにより、磁界発生中であるこ
とを認識できる。
【0019】なお、実施の形態1では文字「励磁」で説
明したが、他の文字例えば「危険」、「磁界」、「磁界
発生中」、「B」等とすることができる。また、文字の
代わりに絵、記号とすることもできる。また、鉄球1の
色を青色、文字を黄色とし、磁界の有無を色の変化で示
すこともできる。また、移動体が鉄球1である場合を示
したが、立方体、板等の形状でもよく、さらに、鉄は、
永久磁石、強磁性体、常磁性体等他の磁性物質であって
もよい。また、移動体の一部のみ磁性物質とすることも
できるのは、以下の実施の形態でも同様である。
【0020】実施の形態2.図2に本発明の実施の形態
2による磁界表示装置を模式的に示す。図2(a−1)
は磁界が無い場合の正面図、(a−2)は磁界が無い場
合の横から見た断面図、(b)は磁界が有る場合の正面
図を示す。図2において、51は後板6の正面側上部に
設けられた青色表示部、52は正面側下部に設けられた
赤色表示部である。この図では容器2の窓部は透明カバ
ー2bで覆われている。
【0021】次に動作について説明する。磁界が無い場
合、図2(a−2)に示すように鉄球1は重力により容
器2下部の位置にある。このため、図2(a−1)に示
すように青色表示部51が見える。磁界103が図2
(b)のように印加されると、鉄球1には重力と磁気力
が働き、磁気力が重力を上回ると、鉄球1は容器2上部
へ移動し、容器2下部には赤色表示部52が現れる。こ
れにより、磁界の有無を認識できる。
【0022】実施の形態3.図3に本発明の実施の形態
3による磁界表示装置を模式的に示す。図3(a−1)
は磁界が無い場合の正面図、(a−2)は磁界が無い場
合の横から見た断面図、(b)は磁界が有る場合の正面
図を示す。この例では、移動体として鉄球1の代わりに
鉄板1cを用いている。また、後板6の正面側下部には
「磁界発生中」の文字、上部には「磁界なし」の文字を
記している。
【0023】次に動作について説明する。磁界が無い場
合、図3(a−2)に示すように鉄板1cは重力により
容器2下部の位置にある。このため、図3(a−1)に
示すように「磁界なし」の文字が見える。磁界が図3
(b)のように印加されると、鉄板1cには重力と磁気
力が働き、磁気力が重力を上回ると、鉄板1cは容器2
上部へ移動し、容器2下部には「磁界発生中」の文字が
現れる。これにより、磁界の有無を認識できる。
【0024】なお、「磁界発生中」の文字を赤色、「磁
界なし」の文字を青色とすれば、幼児や外国人等の字が
読めない人にも、危険であることが認識できる。
【0025】実施の形態4.図4に本発明の実施の形態
4による磁界表示装置を模式的に示す。図4(a)は磁
界が無い場合の正面図、(b)は磁界が有る場合の正面
図である。上記各実施の形態では磁界103が重力方向
に印加され、移動体1が重力と磁気力の力関係によって
移動する場合について説明したが、この実施の形態では
磁界103が水平方向に印加され、鉄球1からなる移動
体はバネ力と磁気力の力関係によって移動する。図4に
おいて、3はバネであり、鉄球1を透明カバー2bから
見える所に位置するように押している。また、鉄球1が
移動したときに透明カバー2bから見える容器2内側に
は文字「危」が記されている。
【0026】次に動作について説明する。磁界が無い場
合、図4(a)に示すように鉄球1はバネ3力により容
器2右部の位置にある。強い磁界103が図4(b)の
ように印加されると、鉄球1は強い磁気力により容器2
左部に移動し、文字「危」があらわれる。これにより、
磁界の有無を認識できる。
【0027】また、磁界103が弱い場合、鉄球1には
バネ力と磁気力が働き、磁気力とバネ力がつりあった場
所で鉄球1は静止する。容器2右部の右側を黄色、容器
2右部の左側を赤色とすることにより、磁界103が弱
い場合は黄色、磁界が強い場合は黄色と赤色の両方が現
れる。このように、鉄球1の位置により、磁界の強さを
認識することも可能である。
【0028】なお、図4では透明カバー2bの部分が容
器2の右側に来るように配置したが、左側に来るように
配置すれば逆方向の磁界を検出することができるのは言
うまでもない。さらに、透明カバー2bの部分が容器2
の下側または上側に来るように配置してもよく、この場
合は重力とバネ力と磁気力との力関係によって重力方向
や重力と逆方向の磁界を検出することができる。
【0029】実施の形態5.図5に本発明の実施の形態
5による磁界表示装置を模式的に示す。図5(a)は磁
界が無い場合の正面図、(b)は上からの磁界が有る場
合の正面図、(c)は下からの磁界が有る場合の正面図
を示す。この実施の形態では、磁界103の矢印は磁力
線の方向を示しており、球状の磁石1bからなる移動体
は上下にバネ3が取り付けられており、上部がN、下部
がSとなるように配置されている。球状磁石1bは、磁
界が無い場合は図5(a)で示すように容器2の窓部の
ほぼ中央に位置し、上または下からの磁界103がある
場合は図5(b)または(c)で示すようにバネ力と重
力と磁気力(N−Sによる吸引力またはN−N,S−S
による反発力)との力関係によって球状磁石1bは上ま
たは下に位置するので球状磁石1bの位置によって磁界
の有無および方向を検出し表示できる。
【0030】なお、図5では球状磁石1bが上下に移動
する場合を示したが、左右に移動するように構成しても
よく、左右からの磁界を検出し表示できる。また、球状
磁石1bは全体が磁石でなくてもよく、バネ3の取付位
置付近に磁石が埋め込まれる等して配置されていてもよ
い。また、形状も球状に限るものではない。さらに、球
状磁石1bの代わりに図4のような鉄球1を用いてもよ
く、磁界103の矢印も磁束密度の大きい方からら小さ
い方を示していてもよい。
【0031】実施の形態6.図6に本発明の実施の形態
6による磁界表示装置を模式的に示す。図6(a−1)
は磁界が無い場合の正面図、(a−2)は磁界が無い場
合の横から見た断面図、(b)は磁界が有る場合の正面
図を示す。上記各実施の形態では何れも磁気力の有無に
より移動体が直線的に移動する場合について説明した
が、本実施の形態では回転軸を中心に回転移動する。図
6において、9は回転軸である。10は例えばプラステ
ィック等からなるプレートであり、鉄板1cと共に移動
体を構成している。この移動体は軸9で透明カバー2b
に固定されており、軸9を中心に回転できる構造となっ
ている。
【0032】次に動作について説明する。磁界103が
無い場合、プレート10は重力により図6(a−1)に
示す位置にあり、後板6に記された文字「危険」は見え
ない。磁界103が有る場合、図6(b)に示すように
鉄板1cとプレート10からなる移動体は磁界103の
方向に回転し、後板6に記された文字「危険」の文字が
現れる。これにより、磁界の有無を認識できる。
【0033】なお、図6では回転軸9が正面の右側にあ
り、左からの磁界103が印加されたときに鉄板1cお
よびプレート10が左に回転移動する場合について示し
たが、回転軸9を中央に配置して鉄板1cおよびプレー
ト10が左右に回転移動するように構成すれば、左右か
らの磁界を検出し表示できる。
【0034】実施の形態7.図7に本発明の実施の形態
7による磁界表示装置を模式的に示す。図7(a−1)
は磁界が無い場合の正面図、図7(a−2)は磁界が無
い場合の横から見た断面図、図7(b−1)は磁界が有
る場合の正面図、図7(b−2)は磁界が有る場合の横
から見た断面図である。図7において、61は赤色板、
62は青色板である。赤色板61と青色板62はほぼ直
角に固定され、軸9を中心に回転できる構造となってい
る。また、青色板62の先端部には鉄棒等の磁性物質1
3が固定されている。
【0035】次に動作について説明する。磁界103が
無い場合、図7(a−1)に示すように正面からは青色
板62の青色が見える。磁界103が有る場合、磁性物
質13に磁気力が働き、青色板62および赤色板61は
軸9の回りに回転し、図7(b−1)に示すように正面
からは赤色板61の赤色が見える。通常、青色は安全、
赤色は危険を表すので、これにより磁界の有無を認識で
きる。
【0036】なお、赤色板61の裏面にさらに異なる色
をつけておけば、図7(b−2)と逆向きの磁界に対し
ても検出および表示が可能となる。
【0037】実施の形態8.図8に本発明の実施の形態
8による磁界表示装置を模式的に示す。図8(a)は磁
界が無い場合の斜視図、(b)は磁界が有る場合の斜視
図である。青色板62と磁性物質13からなる移動体が
軸9の回りに回転可能に構成されているのは図7の場合
と同様である。また、容器2の内側の正面には赤色がつ
けられている。
【0038】次に動作について説明する。磁界103が
無い場合、図8(a)に示すように正面からは青色板6
2の青色が見える。磁界103が有る場合、磁性物質1
3に磁気力が働き、青色板62は軸9の回りに回転し、
正面からは図8(b)に示すように容器2の内側正面の
赤色が見える。通常、青色は安全、赤色は危険を表すの
で、これにより、磁界の有無を認識できる。
【0039】なお、青色板62と磁性物質63からなる
移動体が後ろのみでなく前にも回転移動できるように構
成すれば図8(b)と逆方向の磁界も検出および表示が
可能となる。
【0040】実施の形態9.図9に本発明の実施の形態
9による磁界表示装置を模式的に示す。図9(a)は磁
界が無い場合の斜視図、(b)は磁界が有る場合の斜視
図である。この実施の形態では磁性物質13に青色をつ
けて移動体としており、各移動体が軸9の回りに回転移
動できるように構成されている。また、容器2の内側正
面に「磁界発生中」の赤色の文字を記している。
【0041】次に動作について説明する。磁界103が
無い場合、図9(a)に示すように正面からは磁性物質
13の青色が見える。磁界103が有る場合、磁性物質
63に磁気力が働き、磁性物質13は軸9の回りに回転
し、正面からは図9(b)に示すように容器2の内側正
面の赤色の文字「磁界発生中」が見える。これにより、
磁界の有無を認識できる。
【0042】図8の実施の形態8では1枚の移動体を用
いたが、この実施の形態では移動体を8枚に分割してお
り、これにより、同じ表示面積で奥行きを短くでき、薄
型の磁界表示装置が得られる。なお、磁性物質13が軸
9を中心に前方へも回転移動できるように構成すること
により図9(b)と逆方向の磁界も検出し表示できるの
は実施の形態8の場合と同様である。
【0043】実施の形態10.図10に本発明の実施の
形態10による磁界表示装置を模式的に示す。図10
(a−1)は磁界が無い場合の正面図、(a−2)は磁
界が無い場合の横から見た断面図、(b−1)は磁界が
有る場合の正面図、(b−2)は磁界が有る場合の横か
ら見た断面図である。図10において、4は重力方向お
よび水平方向から傾斜した傾斜面を有する斜め板、5は
前板、6は後板である。前板5は透明としている。
【0044】次に動作について説明する。磁界が無い場
合、図10(a−2)に示すように鉄球1は重力により
前板5に接した位置にあり、図10(a−1)に示すよ
うに正面からは鉄球1が見える。磁界103が印加され
ると、鉄球1は磁界103の方向に引きつけられる。磁
界103が弱い場合、斜め板4方向の磁気力が斜め板4
方向の重力より弱く、鉄球1は前板5に接した位置に存
在して、正面からは鉄球1が見える。磁界103が強い
場合、斜め板4方向の磁気力が斜め板4方向の重力より
強く、図10(b−2)に示すように鉄球1は後ろ板6
に接した位置に存在し、図10(b−1)に示すように
正面から鉄球1は見えない。このように、磁界103が
ある値より強くなると鉄球1が見えなくなることによ
り、磁界103の検出および表示が可能となる。なお、
検出される磁界の強さは斜め板4の傾斜角度や鉄球1の
重さ等により選定できる。
【0045】なお、本実施の形態では1個の鉄球1で説
明したが、複数個の鉄球1を容器2に収納してもよく、
同様の効果を奏する。また、容器2に、磁性物質を分散
させた液体を封入してもよく、この場合も、磁性物質が
移動して同様の効果を奏する。また、鉄球1の色を青、
斜め板4の正面から見える部分の色を赤とすれば、関係
者以外でも、危険であることが認識できる。また、斜め
板4の正面から見える部分に文字、記号、絵等を表示す
ることにより、磁界発生中であることを示してもよい。
【0046】実施の形態11.図11に本発明の実施の
形態11による磁界表示装置を模式的に示す。図11
(a−1)は磁界が無い場合の上面図、(a−2)は磁
界が無い場合の前から見た断面図、(b−1)は磁界が
有る場合の上面図、(b−2)は磁界が有る場合の前か
ら見た断面図である。実施の形態10では前面の窓から
鉄球1の有無を確認したのに対して、この実施の形態で
は上面の窓から鉄球1の有無を確認できるように構成し
ている点が異なる。すなわち、容器2の窓の部分が上に
あり、不透明な上板7と透明上板7bを有している。
【0047】次に動作について説明する。磁界が無い場
合、図11(a−2)に示すように鉄球1は重力により
前板5に接した左側下方の位置にあり、図11(a−
1)に示すように上面からは鉄球1が不透明な上板7に
隠れて見えない。磁界103が印加されると、鉄球1は
磁界103の方向に引きつけられる。磁界103が弱い
場合、斜め板4方向の磁気力が斜め板4方向の重力より
弱く、磁界が無い場合と同様に鉄球1は前板5に接した
位置に存在する。このため、鉄球1は、不透明な上板7
に隠れて見えない。磁界103が強い場合、斜め板4方
向の磁気力が斜め板4方向の重力より強く、図11(b
−2)に示すように鉄球1は後ろ板6に接した位置に存
在し、図11(b−1)に示すように透明上板7bから
見える。磁界103がある値より強くなると鉄球1が見
えることにより、磁界103の検出および表示が可能と
なる。
【0048】実施の形態12.図12に本発明の実施の
形態12による磁界表示装置を模式的に示す。図12
(a−1)、(a−2)は磁界の無い場合、(b−
1)、(b−2)は磁界の弱い場合、(c−1)、(c
−2)は磁界の強い場合であり、それぞれ上面図および
前からみた断面図である。実施の形態10、11では斜
め板4の傾斜角度が一定であったのに対して本実施の形
態では2段階とした点が異なっている。
【0049】次に動作について説明する。磁界103が
無い場合、斜め板4方向の磁気力が斜め板4方向の重力
より弱く、図12(a−2)に示すように鉄球1は前板
5に接した位置に存在し、図12(a−1)に示すよう
に不透明な上板7に隠れて鉄球1が見えない。磁界10
3が印加されると、鉄球1は磁界103の方向に引きつ
けられる。磁界103が弱い場合、図12(b−2)に
示すように鉄球1は斜め板4の角度が緩やかな場所の端
まで移動し、図12(b−1)に示すように透明上板7
bからは鉄球1が半分ほど見える。磁界103が強い場
合、斜め板4方向の磁気力が急な斜め板4方向の重力よ
り強く、図12(c−2)に示すように鉄球1は後ろ板
6に接した位置に移動し、図12(c−1)に示すよう
に透明上板7bからは鉄球1が全部見える。これにより
磁界103の強さが2段階で表示可能となる。なお、図
12では上から見る場合について示したが、図10のよ
うに前から見る場合でも同様である。
【0050】実施の形態13.図13に本発明の実施の
形態13による磁界表示装置を模式的に示す。図13
(a−1)は磁界が無い場合の正面図、(a−2)は磁
界が無い場合の横から見た断面図、(b−1)は磁界が
有る場合の正面図、(b−2)は磁界が有る場合の横か
ら見た断面図である。この実施の形態は、実施の形態1
0で示した磁界表示装置を複数個備え、その表示部すな
わち窓部に相当する前板5を同一平面上に配置したもの
である。本実施の形態の動作は、実施の形態10と同様
である。広い面積で磁界の表示を行えるため、磁界の有
無を認識しやすい。
【0051】なお、上記実施の形態では正面から見る場
合について示したが、全体を90度回転させて上から見
るように構成してもよく、さらに、表示部をL字状、コ
の字状、ロの字状等に多面に配置して多方向から見れる
ように構成してもよい。また、斜め板4の傾斜角度を複
数段階としてもよい。
【0052】実施の形態14.図14に本発明の実施の
形態14による磁界表示装置を模式的に示す。図14
(a−1)は磁界が無い場合の正面図、(a−2)は磁
界が無い場合の横から見た断面図、(b−1)は磁界が
有る場合の正面図、(b−2)は磁界が有る場合の横か
ら見た断面図である。図14において、1dは鉄円柱、
1eは鉄円柱1dと異なる色がついた鉄円柱、4は斜め
板、4bは斜め板4と異なる色がついた斜め板である。
本実施の形態では、実施の形態13の鉄球1を鉄円柱1
d、1eとすると共に、鉄円柱1d、1eの色および斜
め板4、4bの色を2色としている。
【0053】動作について説明すると、磁界が無い場
合、図14(a−1)に示すように鉄円柱1dおよび1
eの色により文字ゼロ「0]を表示している。磁界10
3が有る場合、図14(b−1)に示すように斜め板4
および4bにより記号バツ「×」を表示している。この
ように、広い面積で、文字、記号、絵等による磁界の表
示ができるため、遠くからでも、また関係者以外の人で
も、磁界の有無を認識しやすい。
【0054】実施の形態15.図15に本発明の実施の
形態15による磁界表示装置を模式的に示す。図15
(a−1)は磁界が無い場合の正面図、(a−2)は磁
界が無い場合の横から見た断面図、(b−1)は磁界が
有る場合の正面図、(b−2)は磁界が有る場合の横か
ら見た断面図である。本実施の形態においては、斜め板
4を有する容器を複数個備え、表示部すなわち窓部に相
当する前板5を同一平面上に配置している。図13に示
した実施の形態13と異なるのは、所望の位置にある容
器2にのみ鉄球1を有している点と、斜め板4は奥が低
く手前が高く形成されており、磁界が無い場合には鉄球
1が見えず、磁界が有る場合に見える点である。
【0055】本実施の形態では、磁界が有る場合に図1
5(b−1)に示すように鉄球1により記号バツ「×]
を表示している。磁界が無い場合には図15(a−1)
に示すように「×」は消える。これにより、磁界の有無
が表示できる。
【0056】なお、鉄球1は鉄円柱等であってもよく、
その配置を変えることにより、任意の文字、記号、絵な
どを表示出来ることはいうまでもない。
【0057】実施の形態16.図16に本発明の実施の
形態16による磁界表示装置を模式的に示す。図16
(a−1)は磁界が無い場合の正面図、(a−2)は磁
界が無い場合の横から見た断面図、(b−1)は磁界が
有る場合の正面図、(b−2)は磁界が有る場合の横か
ら見た断面図である。本実施の形態では窓部の外形状が
菱形となるように容器2を複数個配置している。例え
ば、鉄球1を緑色、正面から見える斜め板4の内側を赤
色とすることにより、磁界が無い場合は、図16(a−
1)に示すように鉄球1の緑色が見え、磁界103があ
る場合は、図16(b−1)に示すように斜め板4の赤
色が見えるので磁界の有無を認識できる。
【0058】なお、外形状を丸等任意の形状にすること
ができるのは言うまでもない。
【0059】実施の形態17.図17に本発明の実施の
形態17による磁界表示装置を模式的に示す。図17
(a−1)は磁界が無い場合の正面図、(a−2)は磁
界が無い場合の横から見た断面図、(b−1)は磁界が
有る場合の正面図、(b−2)は磁界が有る場合の横か
ら見た断面図である。図17において、21はベース、
22は枠、24はゴムやテフロン等からなる弾性体、2
5は液体、26は窓である。窓26のついた枠22とベ
ース21からなる密閉容器中には例えば赤色の液体25
が封入されおり、磁性物質13と例えば白色の弾性体2
4からなる移動体はバネ3によりベース21に結合さ
れ、容器中に収納されている。なお、図17において、
明確のため、ベース21、枠22、および窓26等の断
面を示すハッチングは省略し、赤色液体25にハッチン
グを施して示している。
【0060】次に動作について説明する。磁界が無い場
合、図17(a−2)に示すように移動体はバネ3によ
り窓26に押しつけられ、図17(a−1)に示すよう
に正面からは弾性体24の白色が見える。磁界103が
印加されると、図17(b−2)に示すように磁性物質
13は磁界103による磁気力を受け、バネ3の力に反
して移動体が磁気力によって右側に移動し、移動体と窓
26の間の隙間に液体25が入り、図17(b−1)に
示すように正面からは液体25の赤色が見える。これに
より磁界103の有無を表示できる。このように、本実
施の形態では移動体が窓26に近接した位置と離隔した
位置とを移動することにより磁界の有無を表示する。
【0061】なお、弾性体24は省略してもよい。さら
に、弾性体24または磁性物質13の表面に文字を記し
てもよい。また、移動体を弾性体24中に微粒子状の磁
性物質13を分散させたものとしてもよい。さらに、バ
ネ3のかわりに、磁性物質13とベース21の間にゴム
やテフロン等からなる弾性体24を挿入してもよい。
【0062】実施の形態18.図18に本発明の実施の
形態18による磁界表示装置の断面図を示す。図18
(a−1)は磁界が無い場合の正面図、(a−2)は磁
界が無い場合の横から見た断面図、(b−1)は磁界が
有る場合の正面図、(b−2)は磁界が有る場合の横か
ら見た断面図である。実施の形態17と異なる所は、液
体を封入せずに窓26を半透明なスリガラスとしたこと
と、弾性体24の窓26側の表面に文字[A]を記して
いることである。
【0063】動作について説明すると、磁界が無い場
合、図18(a−2)に示すように移動体はバネ3によ
り半透明なスリガラスからなる窓26に押しつけられ、
図18(a−1)に示すように文字[A]が見える。磁
界103が印加されると、図18(b−2)に示すよう
に磁性物質13は磁気力を受けるので移動体が右側に移
動し、弾性体24と窓26の隙間が空くため、図18
(b−1)に示すように弾性体24に記された文字
[A]は見えない、もしくはぼやけて見える。これによ
り、磁界103の有無を表示できる。
【0064】なお、窓26のついた枠22とベース21
で密閉容器中を構成し、液体を密閉容器中に配置しても
よい。また、本実施の形態では文字[A]で示したが、
任意の文字、記号、絵などを表示出来ることはいうまで
もない。
【0065】なお、前記実施の形態17、18では何れ
も水平方向の磁界の有無により移動体が移動するように
構成した場合について示したが、図17および図18を
それぞれ90度回転させた配置とすることにより重力方
向の磁界の有無を検出し表示することも可能である。
【0066】実施の形態19.図19に本発明の実施の
形態19による磁界表示装置を模式的に示す。図19
(a)は磁界が無い場合の断面図、(b)は磁界が有る
場合の断面図である。図19において、11は容器、1
2は容積可変容器、15は連通管、16は表示部、17
は表示体すなわち表示管である。容器11に収納された
容積可変容器12と表示部16に配置された表示管17
とは連通管15により連通されており、磁性物質13が
固着された容積可変容器12には液体25が封入されて
いる。
【0067】次に動作について説明する。磁界が無い場
合、図19(a)に示すように、磁性物質13は重力に
より下方に位置し、液体25は容積可変容器12中に存
在する。磁界103が印加されると、図19(b)に示
すように、磁性物質13に磁気力が働いて上方へ移動
し、容積可変容器12の容積が減少する。このため、液
体25は連通管15を通り、表示部16の表示管17に
移る。磁界103が無くなると、容積可変容器12の容
積は元に戻り、表示管17の液体は磁界検出部である磁
性物質13を有する容積可変容器12へ戻る。これによ
り、磁性物質13を有する磁界の検出部と磁界の表示部
16を離して設置することができ、表示管17での液体
の有無により、磁界の有無を表示できる。
【0068】なお、表示管17を透明とし、液体25に
色を付けると、表示管17での液体の有無、すなわち磁
界の有無を容易に判別できる。
【0069】実施の形態20.図20に本発明の実施の
形態20による磁界表示装置を模式的に示す。図20
(a)は磁界が無い場合の断面図、(b)は磁界が有る
場合の断面図である。本実施の形態では、容器11と磁
性物質13はバネ3で連結され、磁性物質13は水平方
向に移動するように構成されている。また、表示管17
を、文字「磁界発生中」の形状としている。さらに、前
記実施の形態19では表示管17に液体25が移動して
くると表示管17内の空気は圧縮されて上方に残った
が、本実施の形態では表示管17と容器11とを連通す
る通気管18を備えており、表示管17に液体25が移
動してくると表示管17の中に有る空気は、通気管18
を通って容器11に戻るように構成されている。磁界1
03が有る場合、磁気力とバネ力のつり合いで容積可変
容器12の容積が決まり、表示部16へ移動する液体2
5の量が決まるため、表示部16での液体25の量によ
り磁界103の強さが判る。例えば、図20(b)では
磁界103が強い場合を示しており、文字「磁界発生
中」の上部まで液体25が詰まっている。
【0070】なお、この実施の形態では1つの容積可変
容器12を有する検出部で「磁界発生中」という5個の
文字を表示する場合を示したが、各文字に1つずつ検出
部を備えてもよく、この場合は検出部のどれかが機能し
なくなって例えば文字「界」が表示されなくても残りの
文字「磁 発生中」が表示されるので、磁界の有無が分
かるというメリットがある。
【0071】なお、前記実施の形態19、20では表示
部16は一方向からのみ見るように構成された場合を示
したが、例えば図19の表示管17を球形状にする等、
多方向から見れるように構成するのは容易である。
【0072】実施の形態21.図21を用いて本発明の
実施の形態21による磁気浮上式鉄道用超電導マグネッ
トへ設置された磁界表示装置について説明する。図21
(a)は超電導マグネットの縦断面図、(b)は横断面
図である。図21において、31は超電導コイル、32
は外槽、33は支持材である。34は磁界表示装置であ
り、例えば前記実施の形態1〜20の何れかに記載した
ものが用いられる。35は熱シールド、36はタンクで
ある。超電導コイル31は支持材33を介して外槽32
につながれている。また、磁界表示装置34は外槽32
表面の窪みに設置している。
【0073】外槽32表面に磁界表示装置34を設置す
ると、外槽32表面と磁界表示装置34の凹凸により磁
気浮上式鉄道の走行時に受ける空気抵抗が大きくなる。
本実施の形態では外槽32の窪みに磁界表示装置34を
設置したため、凹凸が無く、走行時の空気抵抗を増加さ
せることなく磁界の表示ができる。
【0074】なお、本実施の形態では1個の超電導コイ
ル31について2個の磁界表示装置34を備えた場合に
ついて示したが、1個であってもよく、さらにその設置
場所も中央であってもよく、上下にずれていてもよい。
【0075】実施の形態22.図22を用いて本発明の
実施の形態22による磁気浮上式鉄道用超電導マグネッ
トへ設置された磁界表示装置について説明する。図22
(a)は超電導マグネット縦断面図、(b)は横断面図
である。磁界表示装置34をマグネットの高い位置に設
置したものである。本実施の形態も実施の形態21の場
合と同様の効果がある。
【0076】実施の形態23.図23を用いて本発明の
実施の形態23による磁気浮上式鉄道用超電導マグネッ
トへ設置された磁界表示装置について説明する。図23
(a)は超電導マグネットの縦断面図、(b)は横断面
図である。本実施の形態では、磁界表示装置34をマグ
ネットの外槽32の外側の部品であるタンク36の隙間
に設置している。 この実施の形態においても、走行時
の空気抵抗を増加させることなく、磁界の表示ができ
る。また、本実施の形態では、実施の形態21、22の
ように外槽32に窪みを設けると言うような磁界表示装
置34を設置するためのマグネットの加工を必要としな
い。
【0077】実施の形態24.図24を用いて本発明の
実施の形態24による磁気浮上式鉄道用超電導マグネッ
トへ設置された磁界表示装置について説明する。図24
(a)は超電導マグネットの縦断面図、(b)は横断面
図である。本実施の形態でも磁界表示装置34をマグネ
ットの外槽32の外側の部品の隙間に設置しており、実
施の形態22の場合と同様の効果がある。
【0078】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、容器内
に配置され磁気力の有無により移動し得る磁性物質から
なる移動体、および前記移動体の移動を磁界の有無とし
て表示する手段を備えたので、簡単な構成で磁界の有無
を表示できる。
【0079】また、前記移動体は、バネ力または重力と
磁気力との力関係により移動するように構成されたの
で、電源が不要で確実に磁界の有無を表示できる。
【0080】また、容器は重力方向および水平方向から
傾斜した傾斜面を有し、移動体は前記傾斜面に沿って移
動するように構成されたので、窓を上と横のどちらに設
けてもよく、さらに磁界の強さの検出も可能となる。
【0081】また、容器は前記移動体の移動により容積
可変に構成され、前記容器に連通された表示体および前
記容器に封入された液体を有し、前記容器の容積変化で
液体が移動することによる前記表示体での液体の有無に
より磁界の有無を表示するので、磁界の発生空間から離
れた位置でも磁界の有無を認識できる。
【0082】また、請求項1ないし7の何れかに記載の
磁界表示装置を複数個備え、それらの表示部を同一平面
上に配置したので、大きな表示面積が得られ、磁界の有
無をより認識しやすい。
【0083】また、磁気浮上式鉄道用の超電導マグネッ
トの外槽の窪みに磁界表示装置を設置したので、空気抵
抗を増加させることなく、磁界の表示を行うことができ
る。
【0084】また、磁気浮上式鉄道用の超電導マグネッ
トの外槽の外側に取り付けられた部品の隙間に設置した
ので、空気抵抗を増加させることなく、磁界の表示をお
こなうことができる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1を示し、(a−1)は
磁界が無い場合の正面図、(a−2)は磁界が無い場合
の横から見た断面図、(b)は磁界が有る場合の正面図
である。
【図2】 本発明の実施の形態2を示し、(a−1)は
磁界が無い場合の正面図、(a−2)は磁界が無い場合
の横から見た断面図、(b)は磁界が有る場合の正面図
である。
【図3】 本発の実施の形態3を示し、(a−1)は磁
界が無い場合の正面図、(a−2)は磁界が無い場合の
横から見た断面図、(b)は磁界が有る場合の正面図で
ある。
【図4】 本発明の実施の形態4を示し、(a)は磁界
が無い場合の正面図、(b)は磁界が有る場合の正面図
である。
【図5】 本発明の実施の形態5を示し、図5(a)は
磁界が無い場合の正面図、(b)は上からの磁界が有る
場合の正面図、(c)は下からの磁界が有る場合の正面
図である。
【図6】 本発明の実施の形態6を示し、(a−1)は
磁界が無い場合の正面図、(a−2)は磁界が無い場合
の横から見た断面図、(b)は磁界が有る場合の正面図
である。
【図7】 本発の実施の形態7を示し、(a−1)は磁
界が無い場合の正面図、(a−2)は磁界が無い場合の
横から見た断面図、(b−1)は磁界が有る場合の正面
図、(b−2)は磁界が有る場合の横から見た断面図で
ある。
【図8】 本発明の実施の形態8を示し、(a)は磁界
が無い場合の斜視図、(b)は磁界が有る場合の斜視図
である。
【図9】 本発明の実施の形態9を示し、(a)は磁界
が無い場合の斜視図、(b)は磁界が有る場合の斜視図
である。
【図10】 本発明の実施の形態10を示し、(a−
1)は磁界が無い場合の正面図、(a−2)は磁界が無
い場合の横から見た断面図、(b−1)は磁界が有る場
合の正面図、(b−2)は磁界が有る場合の横から見た
断面図である。
【図11】 本発明の実施の形態11を示し、(a−
1)は磁界が無い場合の上面図、(a−2)は磁界が無
い場合の前から見た断面図、(b−1)は磁界が有る場
合の上面図、(b−2)は磁界が有る場合の前から見た
断面図である。
【図12】 本発明の実施の形態12を示し、(a−
1)(a−2)は磁界が無い場合、図12(b−1)
(b−2)は磁界が弱い場合、(c−1)(c−2)は
磁界が強い場合であり、それぞれ上面図および前から見
た断面図である。
【図13】 本発明の実施の形態13を示し、(a−
1)は磁界が無い場合の正面図、(a−2)は磁界が無
い場合の横から見た断面図、(b−1)は磁界が有る場
合の正面図、(b−2)は磁界が有る場合の横から見た
断面図である。
【図14】 本発明の実施の形態14を示し、(a−
1)は磁界が無い場合の正面図、(a−2)は磁界が無
い場合の横から見た断面図、(b−1)は磁界が有る場
合の正面図、(b−2)は磁界が有る場合の横から見た
断面図である。
【図15】 本発明の実施の形態15を示し、(a−
1)は磁界が無い場合の正面図、(a−2)は磁界が無
い場合の横から見た断面図、(b−1)は磁界が有る場
合の正面図、(b−2)は磁界が有る場合の横から見た
断面図である。
【図16】 本発明の実施の形態16を示し、(a−
1)は磁界が無い場合の正面図、(a−2)は磁界が無
い場合の横から見た断面図、(b−1)は磁界が有る場
合の正面図、(b−2)は磁界が有る場合の横から見た
断面図である。
【図17】 本発明の実施の形態17を示し、(a−
1)は磁界が無い場合の正面図、(a−2)は磁界が無
い場合の横から見た断面図、(b−1)は磁界が有る場
合の正面図、(b−2)は磁界が有る場合の横から見た
断面図である。
【図18】 本発明の実施の形態18を示し、(a−
1)は磁界が無い場合の正面図、(a−2)は磁界が無
い場合の横から見た断面図、(b−1)は磁界が有る場
合の正面図、(b−2)は磁界が有る場合の横から見た
断面図である。
【図19】 本発明の実施の形態19を示し、(a)は
磁界が無い場合の断面図、(b)は磁界が有る場合の断
面図である。
【図20】 本発明の実施の形態20を示し、(a)は
磁界が無い場合の断面図、(b)は磁界が有る場合の断
面図である。
【図21】 本発明の実施の形態21を示し、(a)は
縦断面図、(b)は横断面図である。
【図22】 本発明の実施の形態22を示し、(a)は
縦断面面、(b)は横断面図である。
【図23】 本発明の実施の形態23を示し、(a)は
縦断面図、(b)は横断面図である。
【図24】 本発明の実施の形態24を示し、(a)は
縦断面図、(b)は横断面図である。
【図25】 従来の磁気警報装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 鉄球、 1b 球状磁石、 1c 鉄板、 1d,
1e 鉄円柱、 2容器、 2a カバー、 2b 透
明カバー、 3 バネ、 4,4b 斜め板、 5 前
板、 6 後板、 7 上板、 7b 透明上板、 8
下板、 9軸、 10 プレート、 11 容器、
12 容積可変容器、 13 磁性物質、 15 連通
管、 16 表示部、 17 表示管、 18 通気
管、21 ベース、 22 枠、 24 弾性体、 2
5 液体、 26 窓、 31 超電導コイル、 32
外層、 33 支持材、 34 磁界表示装置、35
熱シールド、 36 タンク、51 青色表示部、
52 赤色表示部、61 赤色板、 62 青色板、
63 磁性物質、 103 磁界、 201 磁気検出
部、 202 演算制御用素子、 203 出力装置、
207ホール素子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 天野 俊之 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 狩野 誠治 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 藤本 泰司 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 妹尾 和威 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 長尾 政志 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 守田 正夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 金 太▲げん▼ 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 松田 哲也 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内に配置され磁気力の有無により移
    動し得る磁性物質からなる移動体、および前記移動体の
    移動を磁界の有無として表示する手段を備えたことを特
    徴とする磁界表示装置。
  2. 【請求項2】 前記移動体は、バネ力または重力と磁気
    力との力関係により移動するように構成されたことを特
    徴とする請求項1記載の磁界表示装置。
  3. 【請求項3】 前記移動体は回転軸の回りに回転移動す
    ることにより磁界の有無を表示することを特徴とする請
    求項1または2記載の磁界表示装置。
  4. 【請求項4】 容器は表示窓を有し、前記移動体は前記
    表示窓に沿って移動することにより磁界の有無を表示す
    ることを特徴とする請求項1または2記載の磁界表示装
    置。
  5. 【請求項5】 容器は重力方向および水平方向から傾斜
    した傾斜面を有し、移動体は前記傾斜面に沿って移動す
    るように構成されたことを特徴とする請求項2または4
    記載の磁界表示装置。
  6. 【請求項6】 容器は表示窓を有し、前記移動体は前記
    表示窓に近接した位置と離隔した位置とを移動すること
    により磁界の有無を表示することを特徴とする請求項1
    または2記載の磁界表示装置。
  7. 【請求項7】 容器は前記移動体の移動により容積可変
    に構成され、前記容器に連通された表示体および前記容
    器に封入された液体を有し、前記容器の容積変化で液体
    が移動することによる前記表示体での液体の有無により
    磁界の有無を表示することを特徴とする請求項1または
    2記載の磁界表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7の何れかに記載の磁界
    表示装置を複数個備え、それらの表示部を同一平面上に
    配置したことを特徴とする磁界表示装置。
  9. 【請求項9】 前記磁界の有無の表示は、文字、記号、
    絵、または色の変化で表示することを特徴とする請求項
    1ないし8の何れかに記載の磁界表示装置。
  10. 【請求項10】 磁気浮上式鉄道用の超電導マグネット
    の外槽の窪みに設置したことを特徴とする請求項1ない
    し9の何れかに記載の磁界表示装置。
  11. 【請求項11】 磁気浮上式鉄道用の超電導マグネット
    の外槽の外側に取り付けられた部品の隙間に設置したこ
    とを特徴とする請求項1ないし9の何れかに記載の磁界
    表示装置。
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