JPH09159518A - はかりの非直線性補正用データの取得方法 - Google Patents

はかりの非直線性補正用データの取得方法

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JPH09159518A
JPH09159518A JP32340195A JP32340195A JPH09159518A JP H09159518 A JPH09159518 A JP H09159518A JP 32340195 A JP32340195 A JP 32340195A JP 32340195 A JP32340195 A JP 32340195A JP H09159518 A JPH09159518 A JP H09159518A
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JP
Japan
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weight
weights
loading
linearity
forth
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JP32340195A
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Inventor
Akira Nakamoto
昭 中本
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 はかりに複数の分銅を順に載荷しながら、そ
れぞれの分銅載荷時における重量検出データから前記は
かりの非直線性を補正するに際し、入力のための手間を
必要とせず、しかも入力ミスが発生しないようにする。 【解決手段】 ひょう量までのN個の分銅を順に載荷し
たときのそれぞれの分銅載荷時における重量検出データ
をa1 ,a2 ,…,aN として、これらの重量検出デー
タを記憶し、次にaN /a1 ,aN /(a2 −a1 ),
…,aN /(aN−aN-1 )の値を求めることで、分銅
の載荷ステップが均等であることを確認する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、はかりの非直線性
補正用データの取得方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子式はかりなどにおいては、検出部が
直線性を欠く場合があり、そのような場合には、その非
直線性を補正する必要がある。すなわち、図4はこの種
の電子式はかりの外観図を示し、図5はそのブロック図
を示す。このはかり1は、載荷台2を備えた重量検出部
3を有し、この重量検出部3はロードセルなどによって
構成されている。重量検出部3からの検出信号はアンプ
4を介してAD変換器5に入力され、デジタル信号に変
換されたうえでCPU6に入力されることで、このCP
U6が重量値を演算するように構成されている。演算結
果はデジタル表示部7に表示される。はかり1にはキー
入力部8が設けられ、このキー入力部8は、テンキー部
9とファンクションキー部10とを有している。
【0003】このような構成のはかり1の非直線性を補
正するときには、このはかり1に重量wが既知の複数の
分銅11を順に載荷しながら、その重量wの値をキー入力
部8のテンキー部9からCPU6に入力する。するとC
PU6は、このキー入力された正確な重量値と、重量検
出部3の重量検出データとを比較して、この重量検出デ
ータの非直線性を補正する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにす
ると、各分銅11を載荷するごとにその重量wの値をキー
入力部8からマニュアル入力しなければならず、その入
力作業に手間がかかり、また入力ミスが起こると補正の
まちがいが発生するおそれがあるという問題点がある。
【0005】そこで本発明はこのような問題点を解決
し、入力のための手間を必要とせず、しかも入力ミスが
発生しないようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、はかりに複数の分銅を順に載荷しながら、そ
れぞれの分銅載荷時における重量検出データから前記は
かりの非直線性を補正するに際し、ひょう量までのN個
の分銅を順に載荷したときのそれぞれの分銅載荷時にお
ける重量検出データを a1, a2,… , aN として、これら
の重量検出データを記憶し、次に aN /a1 , aN /(a2
− a1) ,… , aN /(aN − aN-1)の値を求めることで、
分銅の載荷ステップが均等であることを確認するもので
ある。
【0007】このようにすると、分銅の重量をwとし
て、ひょう量までN個の分銅を順に載荷したときの重量
検出データ a1, a2,… , aN が自動的に記憶されるた
め、この重量検出データ a1, a2,… , aN は、載荷重量
w,2w,…をひょう量Nwまで順に変化させたときの
一連の重量検出データに相当することになる。したがっ
て、 aN /a1 , aN /(a2 − a1) ,… , aN /(aN − a
N-1)の値を求めることで、分銅の載荷ステップが均等で
あることを確認すれば、その分銅の重量をわざわざキー
入力しなくても、一定重量の分銅が順に均等に載荷され
たことが確認されることになる。
【0008】また本発明によれば、 aN / a1 = aN
(a2 − a1)=……= aN /(aN −aN-1)=Nとなること
を確認して、このNを分銅載荷ステップ数とすること
で、一定重量wの分銅がN回にわたって均等に載荷され
たことが正確に確認されることになる。
【0009】
【発明の実施の形態】はかりの非直線性を補正するため
のデータを取得する際には、重さwの分銅をこのはかり
に順に均等に載荷する。すなわち、まず何ら載荷を行わ
ないときのAD変換器の出力値α0 を取り込んでおく。
次に重さwの分銅1個を載荷し、そのときのAD変換器
の出力値α1 を取り込む。また重さwの分銅をもう1個
載荷し、そのときのAD変換器の出力値α2 を取り込
む。同様にして分銅の個数がN個になるまで、すなわち
ひょう量Nwになるまで、順に1個ずつ分銅を載荷する
ことで、その時々の分銅の重さをw,2w,…,Nwと
変化させるとともに、その時々のAD変換器の出力値α
1 ,α2 ,…,αN を、元データとして、上述のα 0
とともに取り込んでおく。ひょう量分の分銅を載せ終わ
ったなら、はかりのキー入力部のファンクションキーを
押す。するとCPUは、上述のAD変換器の出力値にゼ
ロ規正をかけた値a1, a2,… , aN を、重量検出データ
として演算する。すなわち、 a1 =α1 −α0 、 a2
α2 −α0 、…、 aN =αN −α0 である。
【0010】これらの重量検出データ a1, a2,… , aN
は、零点誤差を取り除いたものであるが、非直線性にも
とづく誤差は含んだままである。分銅値w,2w,…,
Nwと重量検出データ a1, a2,… , aN との関係を図1
に示す。図1では、非直線性の存在にもとづき、線図が
折れ線状となっている。
【0011】次に aN / a1 を演算し、この値にもっと
も近い整数m1を求める。同様にaN /(a2 − a1),… ,
aN /(aN − aN-1)の値にもっとも近い整数m2,…,mN
求める。すると、これらの整数m1,m2,…, mN が等し
い値となることで、分銅が均等に載荷されたことを確認
することができる。
【0012】上述のようにN個の分銅を載荷した場合に
は、m1=m2=…= mN =Nとなり、このNが分銅載荷ス
テップ数となることで、一定重量wの分銅がN回にわた
って均等に載荷されたことが正確に確認されることにな
る。
【0013】仮に分銅の載荷ミスがあった場合には、整
数m1,m2,…, mN は等しい整数とならないので、その
載荷ミスがあったことが確認される。このため、誤った
分銅値にもとづいて誤った非直線性補正用のデータが求
められることを確実に防止できる。
【0014】このようにして、適切な重量検出データ a
1, a2,… , aN と分銅載荷ステップ数Nとが求まったな
ら、はかりから分銅を降ろす。
【0015】実際の計重時には、その時々のAD変換器
の出力値を零点補正したデータaから、次の計算式を用
いて非直線性の補正を行う。 (1)0≦a≦a1のとき
【0016】
【数1】
【0017】(2)a1≦a≦a2のとき
【0018】
【数2】
【0019】(3)a2≦a≦a3のとき
【0020】
【数3】
【0021】 ……………………… ……………………… (N) an-1 ≦a≦ aN のとき
【0022】
【数4】
【0023】このようにして非直線性の補正を行ったデ
ジタルデータを、表示値として、はかりのデジタル表示
部に表示する。重量検出データaと非直線性の補正を行
った表示値との関係を図2に示す。この図2も折れ線状
の線図となる。
【0024】以上の結果、表示値は、零点の誤差や非直
線性にもとづく誤差が取り除かれた正確な値となる。す
なわち、図3に示すように、分銅値で表される載荷荷重
に過不足なく対応した表示値が得られる。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によると、はかりに
ひょう量までのN個の分銅を順に載荷したときのそれぞ
れの分銅載荷時における重量検出データを a1, a2,… ,
aN として、これらの重量検出データを記憶し、次に a
N /a1 , aN /(a2 − a1) ,…, aN /(aN − aN-1)の
値を求めて、分銅の載荷ステップが均等であることを確
認するため、分銅の重量をwとして、ひょう量までN個
の分銅を順に載荷したときの重量検出データ a1, a2,…
, aN を自動的に記憶でき、この重量検出データa1,
a2,… , aN は、載荷重量をw,2w,…をひょう量N
wまで順に変化させたときの一連の重量検出データに相
当することになり、したがって、 aN /a1 ,aN /(a2
− a1) ,… , aN /(aN − aN-1)の値を求めて、分銅の
載荷ステップが均等であることを確認すれば、その分銅
の重量をわざわざキー入力しなくても、一定重量の分銅
が順に均等に載荷されたことを確認することができる。
【0026】また本発明によれば、 aN / a1 = aN
(a2 − a1)=……= aN /(aN −aN-1)=Nとなること
を確認して、このNを分銅載荷ステップ数とすること
で、一定重量wの分銅がN回にわたって均等に載荷され
たことを正確に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にもとづく分銅値と重量検出データとの
関係を示すグラフである。
【図2】本発明にもとづく重量検出データと非直線性を
補正した表示値との関係を示すグラフである。
【図3】本発明にもとづく載荷荷重としての分銅値と表
示値との関係を示すグラフである。
【図4】電子式はかりにおける従来の非直線性の補正作
業を説明するための斜視図である。
【図5】図4の電子式はかりの構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
3 重量検出部 5 AD変換器 6 CPU 7 デジタル表示部 11 分銅

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 はかりに複数の分銅を順に載荷しなが
    ら、それぞれの分銅載荷時における重量検出データから
    前記はかりの非直線性を補正するに際し、ひょう量まで
    のN個の分銅を順に載荷したときのそれぞれの分銅載荷
    時における重量検出データを a1, a2,… , aN として、
    これらの重量検出データを記憶し、次にaN /a1 , aN
    /(a2 − a1) ,… , aN /(aN − aN-1)の値を求めるこ
    とで、分銅の載荷ステップが均等であることを確認する
    ことを特徴とするはかりの非直線性補正用データの取得
    方法。
  2. 【請求項2】 aN / a1 = aN /(a2 − a1)=……=
    aN /(aN − aN-1)=Nとなることを確認して、このN
    を分銅載荷ステップ数とすることを特徴とする請求項1
    記載のはかりの非直線性補正用データの取得方法。
JP32340195A 1995-12-13 1995-12-13 はかりの非直線性補正用データの取得方法 Pending JPH09159518A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105263631A (zh) * 2013-06-15 2016-01-20 艾卡工厂有限及两合公司 带有秤具支承脚的实验支架
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