JPH09159251A - 空気調和機の制御装置 - Google Patents

空気調和機の制御装置

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JPH09159251A
JPH09159251A JP7316258A JP31625895A JPH09159251A JP H09159251 A JPH09159251 A JP H09159251A JP 7316258 A JP7316258 A JP 7316258A JP 31625895 A JP31625895 A JP 31625895A JP H09159251 A JPH09159251 A JP H09159251A
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air
chaos
deflection
blowing
data
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JP7316258A
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Ikuo Akamine
育雄 赤嶺
Makoto Shimizu
真 清水
Masako Ichihara
理子 市原
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷房運転時、使用者に冷風感を感じさせるこ
となく、室内の任意の位置において風速をカオス変動さ
せることにより、自然に近い気流変化を使用者に感じさ
せ、快適性の向上を図る制御装置。 【解決手段】 室内ユニットから吹き出される気流の方
向を制御することが可能な偏向羽根を有する空気調和機
において、冷房運転時、吹き出し方向設定手段1と吹き
出し温度検出手段2と、被対象がカオス変動を行うよう
偏向速度用データを生成する偏向速度用カオスデータ生
成手段3と、前記偏向速度用カオスデータ生成手段から
の出力値である偏向速度用カオスデータに基づいて、偏
向羽根の偏向速度を決定する偏向速度決定手段4とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内ユニットから
の吹き出し気流の方向を制御することが可能な偏向羽根
を有する空気調和機の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の空気調和機の制御装置に
ついて説明する。近年、自然に近い気流変化を使用者に
感じさせ、快適性の向上を図るものとして、例えば、特
開平6−94291号公報の実施例記載の構成が知られ
ている。以下にその構成を説明する。
【0003】室内ユニットのファンモータ回転数を制御
する制御装置の記憶部に、空気調和機のつくる気流の風
速がカオス変動となるようなデータを記憶させ、そのデ
ータに基づいてモータの回転数を時間的に変化させる。
すなわち、カオス変動をするゆらぎを持った気流を室内
に再現するために、居住空間の気流がカオス変動をする
よう、送風機駆動用モータの回転数を制御し、それに基
づき送風機を運転させることにより、吐出量すなわち吹
き出し気流の風量を変化させ、自然に近い気流変化を使
用者に感じさせ、快適性の向上を図る、というものであ
る。また、特開平6−74544号公報の実施例では、
室内ユニットのファンモータ回転数あるいは空気吹き出
し口に配備された風向板の動揺角度すなわち偏向羽根の
角度を吹き出し温度に関わらず制御し、自然に近い気流
変化を使用者に感じさせ、快適性の向上を図る、という
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、例えば、単にファンモータ回転数を制御
し風量を変化させるだけでは、風向が常に使用者に向い
ていたりすると、風量の変化だけでは自然の気流のよう
に使用者に気流が当たる場合と当たらない場合の変化を
感じさせることができない。また、室外ユニットにある
圧縮機回転数が一定であっても、冷房運転時には風量が
小さくなると吹き出し温度は低くなり、逆に大きくなる
と吹き出し温度は高くなるため、風速のカオス変動によ
る効果よりも吹き出し温度変化、特に吹き出し温度低下
による冷風感を強く感じ、使用者に不快感をあたえるこ
とがある。
【0005】さらに、単に風向を変化させカオス変動を
行うだけでは、負荷が大きく圧縮機回転数が高いとき
等、使用者に風向が向いたとき低い吹き出し温度での冷
風感を感じ非常に不快である、という課題を有してい
た。
【0006】そこで本発明は、上記問題に鑑み、冷房運
転時、使用者に冷風感を感じさせることなく、室内の任
意の位置において風速をカオス変動させることにより、
自然に近い気流変化を使用者に感じさせ、快適性の向上
を図ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、室内ユニットから吹き出される気流の方向
を制御することが可能な偏向羽根を有する空気調和機に
おいて、冷房運転時、気流の吹き出し方向を設定する吹
き出し方向設定手段と、吹き出し気流の温度を検出する
吹き出し温度検出手段と、被対象がカオス変動を行うよ
う偏向速度用データを生成する偏向速度用カオスデータ
生成手段を設け、前記吹き出し方向設定手段と前記吹き
出し温度検出手段と前記偏向速度用カオスデータ生成手
段からの出力値である設定吹き出し方向と吹き出し温度
と偏向速度用カオスデータに基づいて、偏向羽根の偏向
速度を決定する偏向速度決定手段とを備えるものであ
る。
【0008】また、本発明は、室内ユニットから吹き出
される気流の方向を制御することが可能な偏向羽根を有
する空気調和機において、冷房運転時、気流の吹き出し
方向を設定する吹き出し方向設定手段と、吹き出し気流
の温度を検出する吹き出し温度検出手段と、被対象がカ
オス変動を行うよう保持時間用データを生成する保持時
間用カオスデータ生成手段を設け、前記吹き出し方向設
定手段と前記吹き出し温度検出手段と前記保持時間用カ
オスデータ生成手段からの出力値である設定吹き出し方
向と吹き出し温度と保持時間用カオスデータに基づい
て、偏向羽根の保持時間を決定する保持時間決定手段と
を備えるものである。
【0009】また、本発明は、室内ユニットから吹き出
される気流の方向を制御することが可能な偏向羽根を有
する空気調和機において、冷房運転時、気流の吹き出し
方向を設定する吹き出し方向設定手段と、吹き出し気流
の温度を検出する吹き出し温度検出手段と、被対象がカ
オス変動を行うよう羽根角度用データを生成する角度用
カオスデータ生成手段を設け、前記吹き出し方向設定手
段と前記吹き出し温度検出手段と前記角度用カオスデー
タ生成手段からの出力値である設定吹き出し方向と吹き
出し温度と角度用カオスデータに基づいて、偏向羽根の
角度を決定する羽根角度決定手段とを備えるものであ
る。
【0010】また、本発明は、室内ユニットから吹き出
される気流の風量を制御することが可能な室内ファンを
有する空気調和機において、冷房運転時、気流の吹き出
し方向を設定する吹き出し方向設定手段と、吹き出し気
流の温度を検出する吹き出し温度検出手段と、被対象が
カオス変動を行うよう風量用データを生成する風量用カ
オスデータ生成手段を設け、前記吹き出し方向設定手段
と前記吹き出し温度検出手段と前記風量用カオスデータ
生成手段からの出力値である設定吹き出し方向と吹き出
し温度と風量用カオスデータに基づいて、室内ファンの
風量を決定する風量決定手段とを備えるものである。
【0011】また、本発明は、室内ユニットから吹き出
される気流の風向および風量を制御することが可能な偏
向羽根および室内ファンを有する空気調和機において、
冷房運転時、気流の吹き出し方向を設定する吹き出し方
向設定手段と、偏向速度、保持時間、羽根角度および風
量の中から少なくとも2つ以上を選択し被対象がカオス
変動を行うようデータを生成するカオスデータ生成手段
を設け、前記吹き出し方向設定手段と前記カオスデータ
生成手段からの出力値である設定吹き出し方向とカオス
データに基づいて、前記選択された少なくとも2つ以上
を決定する決定手段とを備えるものである。
【0012】また、本発明は、室内ユニットから吹き出
される気流の風向および風量を制御することが可能な偏
向羽根および室内ファンを有する空気調和機において、
冷房運転時、気流の吹き出し方向を設定する吹き出し方
向設定手段と、吹き出し気流の温度を検出する吹き出し
温度検出手段と、偏向速度、保持時間、羽根角度および
風量の中から少なくとも2つ以上を選択し被対象がカオ
ス変動を行うようデータを生成するカオスデータ生成手
段を設け、前記吹き出し方向設定手段と前記吹き出し温
度検出手段と前記カオスデータ生成手段からの出力値で
ある設定吹き出し方向と吹き出し温度とカオスデータに
基づいて、前記選択された少なくとも2つ以上を決定す
る決定手段とを備えるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、設定吹き出し方向と吹
き出し温度と偏向速度用カオスデータに基づいて、偏向
羽根の偏向速度を決定することにより、使用者に冷風感
を感じさせることなく、室内の任意の位置において風速
をカオス変動させ、自然に近い気流変化を使用者に感じ
させることができる。
【0014】また、本発明は、設定吹き出し方向と吹き
出し温度と保持時間用カオスデータに基づいて、偏向羽
根の保持時間を決定することにより、使用者に冷風感を
感じさせることなく、室内の任意の位置において風速を
カオス変動させ、自然に近い気流変化を使用者に感じさ
せることができる。
【0015】また、本発明は、設定吹き出し方向と吹き
出し温度と角度用カオスデータに基づいて、使用者に冷
風感を感じさせることのないよう偏向羽根の角度を決定
することにより、使用者に冷風感を感じさせることな
く、室内の任意の位置において風速をカオス変動させ、
自然に近い気流変化を使用者に感じさせることができ
る。
【0016】また、本発明は、設定吹き出し方向と吹き
出し温度と風量用カオスデータに基づいて、使用者に冷
風感を感じさせることのないよう室内ファンの風量を決
定することにより、使用者に冷風感を感じさせることな
く、室内の任意の位置において風速をカオス変動させ、
自然に近い気流変化を使用者に感じさせることができ
る。
【0017】また、本発明は、偏向速度、保持時間、羽
根角度および風量の中から少なくとも2つ以上を選択
し、設定吹き出し方向とカオスデータに基づいて、使用
者に冷風感を感じさせることのないよう前記2つ以上を
決定することにより、室内の任意の位置において風速を
カオス変動させ、さらに自然に近い気流変化を使用者に
感じさせることができる。
【0018】また、本発明は、偏向速度、保持時間、羽
根角度および風量の中から少なくとも2つ以上を選択
し、設定吹き出し方向と吹き出し温度とカオスデータに
基づいて、使用者に冷風感を感じさせることのないよう
前記2つ以上を決定することにより、使用者に冷風感を
感じさせることなく、室内の任意の位置において風速を
カオス変動させ、一層自然に近い気流変化を使用者に感
じさせることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は本発明の一実施例における空気調
和機の制御装置の概略ブロック図である。図1におい
て、1は吹き出し方向設定手段、2は吹き出し温度検出
手段、3は偏向速度用カオスデータ生成手段、4は偏向
速度決定手段、5は空気調和機である。ここで、吹き出
し方向設定手段1は、リモコンなどによって使用者が吹
き出し方向を自由に設定できるものや、あるいは人体位
置検出手段によって自動的に人体の位置を検出し吹き出
し方向を設定できるものであれば、その手段は限定され
ない。また、吹き出し温度検出手段2は、配管温度から
吹出温度を推測する等、吹き出し温度を直接的にあるい
は間接的に検出できるものであれば、その手段は限定さ
れない。
【0020】以上のような構成において、以下その動作
について説明する。吹き出し方向設定手段1では、リモ
コンによって使用者が設定した気流の吹き出し方向を空
気調和機5の室内ユニットで検出し、設定吹き出し方向
信号として偏向速度決定手段4に出力する。
【0021】吹き出し温度検出手段2では、空気調和機
5の室内ユニットから吹き出される気流の温度を、例え
ば、サーミスタ等の吹き出し温度センサにより検出し、
吹き出し温度信号として偏向速度決定手段4に出力す
る。
【0022】偏向速度用カオスデータ生成手段3では、
自然に近い気流変化を使用者に感じさせるためのデー
タ、例えば、気象変動モデルを単純化したローレンツ方
程式により算出されたデータを偏向速度用カオスデータ
信号として偏向速度決定手段4に出力する。
【0023】なお、ローレンツ方程式以外にレスラー方
程式を用いたり、自然の気流の変動パターンを直接偏向
速度用カオスデータとする等、自然に近い気流変化を使
用者に感じさせるデータであれば、その種類は限定しな
い。
【0024】偏向速度決定手段4では、吹き出し方向設
定手段1と吹き出し温度検出手段2と偏向速度用カオス
データ生成手段3からの出力値である設定吹き出し方向
信号と吹き出し温度信号および偏向速度用カオスデータ
信号に基づいて、使用者に冷風感を感じさせることな
く、室内の任意の位置において風速をカオス変動させ、
自然に近い気流変化を使用者に感じさせることができる
偏向速度を決定し、偏向速度決定信号として、空気調和
機4に出力する。
【0025】空気調和機4では、偏向速度決定手段3か
らの出力値である偏向速度決定信号に基づいて偏向羽根
を制御することにより、使用者に冷風感を感じさせるこ
となく、室内の任意の位置において風速をカオス変動さ
せ、さらに自然に近い気流変化を使用者に感じさせるこ
とができる。
【0026】次に、例としてローレンツ方程式を用い
て、偏向速度用カオスデータ生成手段3の詳細について
説明する。ローレンツ方程式は以下の微分方程式によっ
て表される。
【0027】
【数1】
【0028】上式において、x、y、zは状態変数で以
下の範囲におさまる。また、tは連続的な時間を表す。
【0029】
【数2】
【0030】ここでxを偏向速度として扱われる偏向速
度用カオスデータ信号、y、zをxを算出するための値
とする。(1.1)式は dx=(10y−10x)dt (1.4) となり、 xn+1 =xn +dxn (1.5) であるため、(1.4)および(1.5)式より、 xn+1 =xn +(10yn −10xn )dt (1.6) となる。yn+1 、zn+1 を同様にすると yn+1 =yn +(28xn +yn −xn n )dt (1.7) zn+1 =zn +((−8/3)xn +xn n )dt (1.8) となり、(1.6)、(1.7)および(1.8)式に
初期値(x0 、y0 、z 0 )およびdtを代入すると
x、y、zの値が次々に算出される。
【0031】一例として図2に(x0 、y0 、z0 )=
(1、1、1)、dt=0.02、のときのx、y、z
の変化を表す。図2において縦軸はx、y、zの値、横
軸はnである。今、Δn=8とするとxの値は、 x0 = 1 x8 = 3.49 x16= 16.55 x24= 2.31 x32=−12.04 ・ ・ ・ となる。
【0032】このように偏向速度用カオスデータ生成手
段3では、ローレンツ方程式により算出された上記xの
値(1、3.49、16.55、2.31、−12.0
4、・・・)をサンプリングタイム毎に1個ずつ偏向速
度用カオスデータ信号として偏向速度決定手段4に出力
する。
【0033】次に、図3、表1および表2を用いて偏向
速度決定手段4の詳細について説明する。図3は空気調
和機の冷房運転時、設定吹き出し方向と吹き出し温度と
偏向速度を変えて偏向羽根を上下方向に指定の角度動か
したとき、使用者が冷風感によって不快と感じる領域を
表したものの一例である。図3からわかるように、使用
者は空気調和機の冷房運転時、吹き出し温度がある程度
低くなると、偏向速度を遅くすると冷風感による不快感
を感じる。また、吹き出し温度が低いとき、設定吹き出
し方向が手前、つまり室内ユニットに近づく程、偏向速
度を速くしないと冷風感による不快感を感じるようにな
る。
【0034】表1は、設定吹き出し方向と吹き出し温度
によって分類された偏向速度領域であり、表2は、偏向
速度用カオスデータに対応した偏向速度領域毎の偏向速
度であり、xは偏向速度用カオスデータ生成手段2から
出力された偏向速度用カオスデータ信号である。表1で
は、設定吹き出し方向と吹き出し温度に対応して最適な
偏向速度領域、、、を決定している。表2につ
いて、領域、、、の順に偏向速度は速くなって
いる。すなわち、図3のような設定吹き出し方向と吹き
出し温度と偏向速度との関係を考慮して、表1および表
2によって、領域では吹き出し温度が非常に低く設定
吹き出し方向が手前のときに、使用者に長い時間気流が
あたり冷風感を感じさせないよう、偏向速度用カオスデ
ータに関わらず偏向速度を速く決定しており、領域で
は、使用者に気流をあてても不快にならない吹き出し温
度あるいは設定吹き出し方向であるため、偏向速度用カ
オスデータに合わせて使用者に冷風感を感じさせること
なく、室内の任意の位置において風速をカオス変動さ
せ、自然に近い気流変化を使用者に感じさせることがで
きる偏向速度を決定している。領域、も同様に領域
との間で、吹き出し温度と設定吹き出し方向に合わ
せて使用者に最適な偏向速度を決定している。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】今、吹き出し方向設定手段1と吹き出し温
度検出手段2と偏向速度用カオスデータ生成手段3から
の出力値である設定吹き出し方向と吹き出し温度信号と
偏向速度用カオスデータ信号が、それぞれ 設定吹き出し方向信号 =標準 吹き出し温度信号 =14℃ 偏向速度用カオスデータ信号(x)=1 とすると、表1において、設定吹き出し方向=標準、吹
き出し温度=14℃から偏向速度領域は領域と決定さ
れ、表2において、この領域と、偏向速度用カオスデ
ータ信号(x)=1から偏向速度は6°/秒と決定され
る。この6°/秒を偏向速度決定信号として空気調和機
5に出力し、空気調和機5は偏向速度が6°/秒になる
よう偏向羽根を制御する。すなわち、これをサンプリン
グタイム毎に同様に繰り返すと、設定吹き出し方向が標
準のままの状態で、検出された吹き出し温度が、14、
14、14、18、21℃、また、偏向速度用カオスデ
ータが、1、3.49、16.55、2.31、−1
2.04とすると、この設定吹き出し方向信号と吹き出
し温度信号と生成された偏向速度用カオスデータ信号に
基づき、表3のように偏向速度が6、6、4、6、10
°/秒・・・と決定され、これを偏向速度決定信号とし
て空気調和機5に出力し、空気調和機5はサンプリング
タイム毎にこの偏向速度決定信号に基づいて偏向速度が
6、6、4、6、10°/秒・・・となるよう偏向羽根
を制御する。
【0038】
【表3】
【0039】このように、偏向速度決定手段4では、吹
き出し方向設定手段1と吹き出し温度検出手段2と偏向
速度用カオスデータ生成手段3からの出力値である設定
吹き出し方向信号と吹き出し温度信号と偏向速度用カオ
スデータ信号に基づいて、使用者に冷風感を感じさせる
ことなく、室内の任意の位置において風速をカオス変動
させる偏向速度を決定し、偏向速度決定信号として、空
気調和機5に出力する。
【0040】次に、空気調和機5の詳細について説明す
る。空気調和機5では、偏向速度決定手段4からの出力
値である偏向速度決定信号を偏向羽根が指定角度上下一
往復するまでの偏向羽根を動かす速度とし、例えば上記
6、6、4、6、10°/秒・・・、また、偏向羽根を
水平0°から下向き45°まで上下方向に動かすとする
と、1回目の偏向羽根の動きは、偏向速度6°/秒で、
0°から45°まで羽根を降下させ、同じ偏向速度6°
/秒で45°から0°に羽根を上昇させる、と制御す
る。これを記号で”6°/秒:0°→45°→0°”と
すると、2回目からは、” ”6°/秒:0°→45°→0°”、”4°/秒:0°
→45°→0°”、”6°/秒:0°→45°→0
°”、”10°/秒:0°→45°→0°”・・・と制
御する。
【0041】これにより、使用者付近での風速の変化を
モデル化すると図4のようになり、自然に近い気流変化
を使用者に感じさせることができる。従って、快適性の
向上を図ることができる。
【0042】以上のように、上記第1の実施例によれ
ば、設定吹き出し方向と吹き出し温度と偏向速度用カオ
スデータに基づいて、偏向羽根の偏向速度を決定するこ
とにより、使用者に冷風感を感じさせることなく、室内
の任意の位置において風速をカオス変動させ、自然に近
い気流変化を使用者に感じさせることができる。従っ
て、快適性の向上を図ることができる。
【0043】次に、図5を用いて本発明の第2の実施例
について図面を参照して説明する。ここで、第1の実施
例と同一のものについては、同一の符号を付して説明を
省略する。図5において、6は保持時間用カオスデータ
生成手段、7は保持時間決定手段である。以上のような
構成において、以下その動作について説明する。
【0044】保持時間用カオスデータ生成手段6では、
ローレンツ方程式に例えば初期値(xt0 、yt0 、z
0 )=(4、1、2)、dt=0.02、を代入する
ことにより求められた値、(4、8.81、21.6
8、−15.02、1.72・・・)をサンプリングタ
イム毎に1個ずつ保持時間用カオスデータ信号として保
持時間決定手段7に出力する。
【0045】保持時間決定手段7では、吹き出し方向設
定手段1と吹き出し温度検出手段2と保持時間用カオス
データ生成手段6からの出力値である設定吹き出し方向
信号と吹き出し温度信号と保持時間用カオスデータ信号
に基づいて、室内の任意の位置において風速をカオス変
動させ、自然に近い気流変化を使用者に感じさせること
ができる保持時間を決定し、保持時間決定信号として、
空気調和機5に出力する。
【0046】空気調和機5では、保持時間決定手段7か
らの出力値である保持時間決定信号に基づいて偏向羽根
を制御することにより、使用者に冷風感を感じさせるこ
となく、室内の任意の位置において風速をカオス変動さ
せ、自然に近い気流変化を使用者に感じさせることがで
きる。
【0047】次に、図6、表4および表5を用いて保持
時間決定手段7の詳細について説明する。ここで保持時
間とは、偏向羽根を上下方向に指定の角度動かすとき
の、偏向羽根の下死点での保持時間とする。図6の空気
調和機の冷房運転時、設定吹き出し方向と吹き出し温度
と保持時間を変えて偏向羽根を上下方向に指定の角度動
かしたとき、使用者が冷風感によって不快と感じる領域
を表したものの一例である。図6からわかるように、使
用者は空気調和機の冷房運転時、吹き出し温度がある程
度低くなると、保持時間を長くすると冷風感による不快
感を感じる。また、設定吹き出し方向が手前になる程、
保持時間を長くすると冷風感による不快感を感じるよう
になるので、保持時間は短くする必要がある。
【0048】表4は、設定吹き出し方向と吹き出し温度
によって分類された保持時間領域であり、表5は、保持
時間用カオスデータに対応した保持時間領域毎の保持時
間であり、xtは保持時間用カオスデータ生成手段6か
ら出力された保持時間用カオスデータ信号である。表4
では、設定吹き出し方向と吹き出し温度に対応して最適
な保持時間領域、、、を決定している。表5に
ついて、領域、、、の順に保持時間は短くなっ
ている。すなわち、図6のような設定吹き出し方向と吹
き出し温度と保持時間との関係を考慮して、表4および
表5によって、領域では吹き出し温度が非常に低いと
きに使用者に長い時間気流があたり冷風感を感じさせな
いよう、保持時間用カオスデータに関わらず保持時間を
短く決定しており、領域では、使用者に気流をあてて
も不快にならない吹き出し温度あるいは設定吹き出し方
向であるため、保持時間用カオスデータに合わせて使用
者に冷風感を感じさせることなく、室内の任意の位置に
おいて風速をカオス変動させ、自然に近い気流変化を使
用者に感じさせることができる保持時間を決定してい
る。領域、も同様に領域との間で、吹き出し温
度と設定吹き出し方向に合わせて使用者に最適な保持時
間を決定している。
【0049】
【表4】
【0050】
【表5】
【0051】今、吹き出し温度検出手段2および保持時
間用カオスデータ生成手段6からの出力値である吹き出
し温度信号および保持時間用カオスデータ信号が、それ
ぞれ 設定吹き出し方向信号 =標準 吹き出し温度信号 =14℃ 保持時間用カオスデータ信号(xt)=4 とすると、表4において、設定吹き出し方向=標準、吹
き出し温度=14℃から保持時間領域は領域と決定さ
れ、表5において、この領域と、保持時間用カオスデ
ータ信号(xt)=4から保持時間は1.5秒と決定さ
れる。この1.5秒を保持時間決定信号として空気調和
機5に出力し、空気調和機5は保持時間が1.5秒にな
るよう偏向羽根を制御する。すなわち、これをサンプリ
ングタイム毎に同様に繰り返すと、設定吹き出し方向が
標準のままで、検出された吹き出し温度が、14、1
4、14、18、21℃、また、保持時間用カオスデー
タが、4、8.81、21.68、−15.02、1.
72とすると、この設定吹き出し方向信号と吹き出し温
度信号と生成された保持時間用カオスデータ信号に基づ
き、表6のように保持時間が1.5、1.5、0.5、
2.5、2.0秒・・・と決定され、これを保持時間決
定信号として空気調和機5に出力し、空気調和機5はサ
ンプリングタイム毎にこの保持時間決定信号に基づいて
保持時間が1.5、1.5、0.5、2.5、2.0秒
・・・となるよう偏向羽根を制御する。
【0052】
【表6】
【0053】このように、保持時間決定手段7では、吹
き出し方向設定手段1と吹き出し温度検出手段2と保持
時間用カオスデータ生成手段6からの出力値である設定
吹き出し方向信号と吹き出し温度信号と保持時間用カオ
スデータ信号に基づいて、使用者に冷風感を感じさせる
ことなく、室内の任意の位置において風速をカオス変動
させる保持時間を決定し、保持時間決定信号として、空
気調和機5に出力する。
【0054】次に、空気調和機5の詳細について説明す
る。空気調和機5では、保持時間決定手段7からの出力
値である保持時間決定信号を、偏向羽根を上下方向に指
定の角度動かすときの、偏向羽根の下死点での保持時間
とし、例えば上記1.5、1.5、0.5、2.5、
2.0秒・・・、また、偏向羽根を水平0°から下向き
45°まで上下方向に所定の偏向速度で動かすとする
と、1回目の偏向羽根の動きは、0°から45°まで羽
根を降下させ、45°の位置で1.5秒羽根を保持し、
45°から0°に羽根を上昇させる、と制御する。これ
を記号で”0°→45°&1.5秒保持→0°”とする
と、2回目からは、”0°→45°&1.5秒保持→0
°”、”0°→45°&0.5秒保持→0°”、”0°
→45°&2.5秒保持→0°”、”0°→45°&
2.0秒保持→0°”・・・と制御する。
【0055】これにより、使用者付近での風速の変化を
モデル化すると図7のようになり、自然に近い気流変化
を使用者に感じさせることができる。従って、快適性の
向上を図ることができる。
【0056】ここで、保持時間は下死点ではなく上死点
などでもよく、その位置は限定されない。
【0057】以上のように、上記第2の実施例によれ
ば、設定吹き出し方向と吹き出し温度と保持時間用カオ
スデータに基づいて、偏向羽根の保持時間を決定するこ
とにより、使用者に冷風感を感じさせることなく、室内
の任意の位置において風速をカオス変動させ、自然に近
い気流変化を使用者に感じさせることができる。従っ
て、快適性の向上を図ることができる。
【0058】次に、図8を用いて本発明の第3の実施例
について図面を参照して説明する。ここで、第1および
2の実施例と同一のものについては、同一の符号を付し
て説明を省略する。図8において、8は角度用カオスデ
ータ生成手段、9は羽根角度決定手段である。以上のよ
うな構成において、以下その動作について説明する。
【0059】角度用カオスデータ生成手段8では、ロー
レンツ方程式に初期値(xc0 、yc0 、zc0 )=
(1、1、1)、dt=0.02、を代入することによ
り求められた値、(1、3.49、16.55、2.3
1、−12.04・・・)をサンプリングタイム毎に1
個ずつ角度用カオスデータ信号として羽根角度決定手段
9に出力する。
【0060】羽根角度決定手段9では、吹き出し方向設
定手段1と吹き出し温度検出手段2と角度用カオスデー
タ生成手段8からの出力値である設定吹き出し方向信号
と吹き出し温度信号と角度用カオスデータ信号に基づい
て、室内の任意の位置において風速をカオス変動させ、
自然に近い気流変化を使用者に感じさせることができる
角度を決定し、羽根角度決定信号として、空気調和機5
に出力する。
【0061】空気調和機5では、羽根角度決定手段9か
らの出力値である羽根角度決定信号に基づいて偏向羽根
を制御することにより、使用者に冷風感を感じさせるこ
となく、室内の任意の位置において風速をカオス変動さ
せ、自然に近い気流変化を使用者に感じさせることがで
きる。
【0062】次に、図8、表7および表8を用いて羽根
角度決定手段9の詳細について説明する。ここで角度と
は、偏向羽根を上下方向に指定の角度動かすときの、偏
向羽根の水平0°基準角からの降下角度とする。図9は
空気調和機の冷房運転時、設定吹き出し方向と吹き出し
温度と角度を変えて偏向羽根を上下方向に動かしたと
き、使用者が冷風感によって不快と感じる領域を表した
ものの一例である。図9からわかるように、使用者は空
気調和機の冷房運転時、吹き出し温度がある程度低くな
ると、羽根を下向きにする、すなわち角度を大きくする
と冷風感による不快感を感じる。また、吹き出し温度が
低く、設定吹き出し方向が奥のときは、羽根角度を大き
くすると冷風感による不快感を感じるので、標準に比べ
て小さい角度にする必要がある。
【0063】表7は、設定吹き出し方向と吹き出し温度
によって分類された羽根降下領域であり、表8は、角度
用カオスデータに対応した羽根降下領域毎の羽根角度で
あり、xcは角度用カオスデータ生成手段9から出力さ
れた角度用カオスデータ信号である。表7では、設定吹
き出し方向と吹き出し温度に対応して最適な羽根降下領
域、、、を決定している。表8について、羽根
角度は水平0°からの羽根降下角度であり、領域、
、、の順に降下角度の最大値が大きくなってい
る。すなわち、図9のような設定吹き出し方向と吹き出
し温度と角度との関係を考慮して、表7および表8によ
って、領域では吹き出し温度が非常に低いときに使用
者に気流があたり冷風感を感じさせないよう、角度用カ
オスデータに関わらず羽根を上向きに決定しており、領
域では、使用者に気流をあてても不快にならない設定
吹き出し方向あるいは吹き出し温度であるため、角度用
カオスデータに合わせて気流があたらない上向きから、
あたるよう下向きまで角度を決定している。領域、
も同様に領域との間で、設定吹き出し方向と吹き出
し温度に合わせて使用者に最適な羽根角度を決定してい
る。
【0064】
【表7】
【0065】
【表8】
【0066】今、吹き出し方向設定手段1と吹き出し温
度検出手段2と角度用カオスデータ生成手段8からの出
力値である設定吹き出し方向信号と吹き出し温度信号と
角度用カオスデータ信号が、それぞれ 設定吹き出し方向信号 =標準 吹き出し温度信号 =14℃ 角度用カオスデータ信号(xc)=1 とすると、表7において、設定吹き出し方向=標準、吹
き出し温度=14℃から羽根降下領域は領域と決定さ
れ、表8において、この領域と、角度用カオスデータ
信号(xc)=1から羽根角度は12°と決定される。
この12°を羽根角度決定信号として空気調和機5に出
力し、空気調和機5は羽根角度が12°になるよう偏向
羽根を制御する。すなわち、これをサンプリングタイム
毎に同様に繰り返すと、設定吹き出し方向が標準のまま
で、検出された吹き出し温度が、14、14、14、1
8、21℃、また、角度用カオスデータが、1、3.4
9、16.55、2.31、−12.04とすると、こ
の設定吹き出し方向信号と吹き出し温度信号と生成され
た角度用カオスデータ信号に基づき、表9のように羽根
角度が12、12、3、12、28°・・・と決定さ
れ、これを羽根角度決定信号として空気調和機5に出力
し、空気調和機5はサンプリングタイム毎にこの羽根角
度決定信号に基づいて羽根角度が、12、12、3、1
2、28°・・・となるよう偏向羽根を制御する。
【0067】
【表9】
【0068】このように、羽根角度決定手段9では、吹
き出し方向設定手段1と吹き出し温度検出手段2と角度
用カオスデータ生成手段8からの出力値である設定吹き
出し方向信号と吹き出し温度信号と角度用カオスデータ
信号に基づいて、使用者に冷風感を感じさせることな
く、室内の任意の位置において風速をカオス変動させる
羽根角度を決定し、羽根角度決定信号として、空気調和
機5に出力する。
【0069】次に、空気調和機5の詳細について説明す
る。空気調和機5では、羽根角度決定手段9からの出力
値である羽根角度決定信号を、偏向羽根を上下方向に指
定の角度動かすときの、偏向羽根の水平0°基準角から
の降下角度とし、例えば上記12、12、3、12、2
8°・・・とすると、1回目の偏向羽根の動きは、0°
から12°まで羽根を降下させ、12°から0°に羽根
を上昇させる、と制御する。これを記号で”0°→12
°→0°”とすると、2回目からは、”0°→12°→
0°”、”0°→3°→0°”、”0°→12°→0
°”、”0°→28°→0°”・・・と制御する。
【0070】これにより、使用者付近での風速の変化を
モデル化すると図10のようになり、自然に近い気流変
化を使用者に感じさせることができる。従って、快適性
の向上を図ることができる。なお、ここでは水平0°を
基準角としたが、その値は限定されない。
【0071】以上のように、上記第3の実施例によれ
ば、設定吹き出し方向と吹き出し温度と角度用カオスデ
ータに基づいて、偏向羽根の角度を決定することによ
り、使用者に冷風感を感じさせることなく、室内の任意
の位置において風速をカオス変動させ、自然に近い気流
変化を使用者に感じさせることができる。従って、快適
性の向上を図ることができる。
【0072】次に、図11を用いて本発明の第4の実施
例について図面を参照して説明する。ここで、第1、2
および3の実施例と同一のものについては、同一の符号
を付して説明を省略する。図11において、10は風量
用カオスデータ生成手段、11は風量決定手段である。
以上のような構成において、以下その動作について説明
する。
【0073】風量用カオスデータ生成手段10では、ロ
ーレンツ方程式に初期値(xq0 、yq0 、zq0 )=
(1、1、1)、dt=0.02、を代入することによ
り求められた値、(1、3.49、16.55、2.3
1、−12.04・・・)をサンプリングタイム毎に1
個ずつ風量用カオスデータ信号として風量決定手段11
に出力する。
【0074】風量決定手段11では、吹き出し方向設定
手段1と吹き出し温度検出手段2と角度用カオスデータ
生成手段9からの出力値である設定吹き出し方向信号と
吹き出し温度信号と角度用カオスデータ信号に基づい
て、室内の任意の位置において風速をカオス変動させ、
自然に近い気流変化を使用者に感じさせることができる
風量を決定し、風量決定信号として、空気調和機5に出
力する。
【0075】空気調和機5では、風量決定手段11から
の出力値である風量決定信号に基づいて風量を制御する
ことにより、使用者に冷風感を感じさせることなく、室
内の任意の位置において風速をカオス変動させ、自然に
近い気流変化を使用者に感じさせることができる。
【0076】次に、図12、表10および表11を用い
て風量決定手段11の詳細について説明する。図12は
空気調和機の冷房運転時、設定吹き出し方向と吹き出し
温度と風量を変えたとき、使用者が冷風感によって不快
と感じる領域を表したものの一例である。図12からわ
かるように、使用者は空気調和機の冷房運転時、吹き出
し温度が低いとき風量を大きくすると冷風感による不快
感を感じる。また、設定吹き出し方向が手前になると、
冷風感による不快感が強くなるので、設定吹き出し方向
が手前のときは標準に比べて風量を少なくする必要があ
る。
【0077】表10は、設定吹き出し方向と吹き出し温
度によって分類された風量領域であり、表11は、風量
用カオスデータに対応した風量領域毎の風量であり、x
qは風量用カオスデータ生成手段10から出力された風
量用カオスデータ信号である。表10では、設定吹き出
し方向と吹き出し温度に対応して最適な風量領域、
、、を決定している。表11について、領域、
、、の順に風量の最大値が大きくなっている。す
なわち、図12のような設定吹き出し方向と吹き出し温
度と角度との関係を考慮して、表10および表11によ
って、領域では吹き出し温度が非常に低いときに使用
者に気流があたり冷風感を感じさせないよう、風量を小
さく決定しており、領域では、使用者に気流をあてて
も不快にならない吹き出し温度、あるいは設定吹き出し
方向であるため、風量用カオスデータに合わせて気流が
変動するよう風量を決定している。領域、も同様に
領域との間で、設定吹き出し方向と吹き出し温度に
合わせて使用者に最適な風量を決定している。
【0078】
【表10】
【0079】
【表11】
【0080】今、吹き出し方向設定手段1と吹き出し温
度検出手段2と風量用カオスデータ生成手段10からの
出力値である設定吹き出し方向信号と吹き出し温度信号
と風量用カオスデータ信号が、それぞれ 設定吹き出し方向信号 =標準 吹き出し温度信号 =14℃ 角度用カオスデータ信号(xq)=1 とすると、表10において、設定吹き出し方向=標準、
吹き出し温度=14℃から風量領域は領域と決定さ
れ、表11において、この領域と、風量用カオスデー
タ信号(xq)=1から風量は4.5m3 /minと決
定される。この4.5m3 /minを風量決定信号とし
て空気調和機5に出力し、空気調和機5は室内ファンモ
ータ回転数を制御し、風量が4.5m3 /minになる
よう風量制御する。すなわち、これをサンプリングタイ
ム毎に同様に繰り返すと、設定吹き出し方向が標準のま
まで、検出された吹き出し温度が、14、14、14、
18、21℃、また、風量用カオスデータが、1、3.
49、16.55、2.31、−12.04とすると、
この設定吹き出し方向信号と吹き出し温度信号と生成さ
れた風量用カオスデータ信号に基づき、表12のように
風量が4.5、4.5、4、4.5、7.5m3 /mi
n・・・と決定され、これを風量決定信号として空気調
和機5に出力し、空気調和機5はサンプリングタイム毎
にこの風量決定信号に基づいて風量が4.5、4.5、
4、4.5、7.5m3 /minとなるよう風量を制御
する。
【0081】
【表12】
【0082】このように、風量決定手段11では、吹き
出し方向設定手段1と吹き出し温度検出手段2と風量用
カオスデータ生成手段10からの出力値である設定吹き
出し方向信号と吹き出し温度信号と風量用カオスデータ
信号に基づいて、使用者に冷風感を感じさせることな
く、室内の任意の位置において風速をカオス変動させる
風量を決定し、風量決定信号として、空気調和機5に出
力する。
【0083】次に、空気調和機5の詳細について説明す
る。空気調和機5では、風量決定手段11からの出力値
である風量決定信号を例えば上記4.5、4.5、4、
4.5、7.5m3 /min・・・とし、10秒毎に風
量を変動させるとすると、最初の10秒は4.5m3
minになるよう室内ファンモータ回転数を制御する。
これを記号で”0→10秒:4.5m3 /min”とす
ると、2回目からは、”10→20秒:4.5m3 /m
in”、”20→30秒:4m3 /min”、”30→
40秒:4.5m3 /min”、”40→50秒:7.
5m3 /min”・・・と制御する。
【0084】これにより、使用者付近での風速の変化を
モデル化すると図13のようになり、自然に近い気流変
化を使用者に感じさせることができる。従って、快適性
の向上を図ることができる。
【0085】以上のように、上記第4の実施例によれ
ば、設定吹き出し方向と吹き出し温度と風量用カオスデ
ータに基づいて、風量を決定することにより、使用者に
冷風感を感じさせることなく、室内の任意の位置におい
て風速をカオス変動させ、自然に近い気流変化を使用者
に感じさせることができる。従って、快適性の向上を図
ることができる。
【0086】次に、本発明の第5の実施例について説明
する。偏向速度、保持時間、羽根角度、および風量の中
から少なくとも2つ以上を選択し、設定吹き出し方向お
よび選択された2つ以上が同期しないようなそれぞれ異
なる初期値により算出されたカオスデータに基づいて前
記2つ以上を決定する。今、偏向速度、保持時間、羽根
角度、および風量をすべて選択したとすると、設定吹き
出し方向に対応した使用者付近での風速の変化をモデル
化すると図14のようになり、室内の任意の位置におい
て風速をカオス変動させ、風速の最大値は羽根角度と風
量、最大値に至るまでの傾きが偏向速度、最大値の維持
時間は保持時間、最大値の変化が風量の変化を表す要因
となり、さらに自然に近い気流変化を使用者に感じさせ
ることができる。従って、さらに快適性の向上を図るこ
とができる。
【0087】次に、本発明の第6の実施例について説明
する。第1、第2、第3、第4および第5の実施例を組
み合わせ、偏向速度、保持時間、羽根角度、および風量
の中から少なくとも2つ以上を選択し、設定吹き出し方
向と吹き出し温度および選択された2つ以上が同期しな
いようなそれぞれ異なる初期値により算出されたカオス
データに基づいて、使用者に冷風感を感じさせることの
ないよう前記2つ以上を決定する。今、偏向速度、保持
時間、羽根角度、および風量をすべて選択したとする
と、使用者付近での風速の変化をモデル化すると実施例
5と同様に図14のようになり、設定吹き出し方向と吹
き出し温度を考慮して風向および風量を制御するため、
使用者に冷風感を感じさせることなく、一層自然に近い
気流変化を使用者に感じさせることができる。従って、
一層快適性の向上を図ることができる。
【0088】
【発明の効果】本発明は、上記説明から明らかなよう
に、設定吹き出し方向と吹き出し温度と偏向速度用カオ
スデータに基づいて、偏向羽根の偏向速度を決定するこ
とにより、使用者に冷風感を感じさせることなく、室内
の任意の位置において風速をカオス変動させ、自然に近
い気流変化を使用者に感じさせることができる。従っ
て、快適性の向上を図ることができる。
【0089】また、本発明は、設定吹き出し方向と吹き
出し温度と保持時間用カオスデータに基づいて、偏向羽
根の保持時間を決定することにより、使用者に冷風感を
感じさせることなく、室内の任意の位置において風速を
カオス変動させ、自然に近い気流変化を使用者に感じさ
せることができる。従って、快適性の向上を図ることが
できる。
【0090】また、本発明は、設定吹き出し方向と吹き
出し温度と角度用カオスデータに基づいて、使用者に冷
風感を感じさせることのないよう偏向羽根の角度を決定
することにより、使用者に冷風感を感じさせることな
く、室内の任意の位置において風速をカオス変動させ、
自然に近い気流変化を使用者に感じさせることができ
る。従って、快適性の向上を図ることができる。
【0091】また、本発明は、設定吹き出し方向と吹き
出し温度と風量用カオスデータに基づいて、使用者に冷
風感を感じさせることのないよう風量を決定することに
より、使用者に冷風感を感じさせることなく、室内の任
意の位置において風速をカオス変動させ、自然に近い気
流変化を使用者に感じさせることができる。従って、快
適性の向上を図ることができる。
【0092】また、本発明は、偏向速度、保持時間、羽
根角度、および風量の中から少なくとも2つ以上を選択
し、設定吹き出し方向およびカオスデータに基づいて前
記2つ以上を決定することにより、室内の任意の位置に
おいて風速をカオス変動させ、さらに自然に近い気流変
化を使用者に感じさせることができる。従って、さらに
快適性の向上を図ることができる。
【0093】また、本発明は、偏向速度、保持時間、羽
根角度、および風量の中から少なくとも2つ以上を選択
し、設定吹き出し方向と吹き出し温度およびカオスデー
タに基づいて、使用者に冷風感を感じさせることのない
よう前記2つ以上を決定することにより、使用者に冷風
感を感じさせることなく、室内の任意の位置において風
速をカオス変動させ、一層自然に近い気流変化を使用者
に感じさせることができる。従って、一層快適性の向上
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の空気調和機の制御装置
の概略ブロック図
【図2】カオスデータ信号の説明図
【図3】設定吹き出し方向と吹き出し温度と偏向速度と
で示される不快領域の特性図
【図4】本発明の第1の実施例における使用者付近での
風速変化をモデル化した説明図
【図5】本発明の第2の実施例の空気調和機の制御装置
の概略ブロック図
【図6】設定吹き出し方向と吹き出し温度と保持時間と
で示される不快領域の特性図
【図7】本発明の第2の実施例における使用者付近での
風速変化をモデル化した説明図
【図8】本発明の第3の実施例の空気調和機の制御装置
の概略ブロック図
【図9】設定吹き出し方向と吹き出し温度と羽根角度と
で示される不快領域の特性図
【図10】本発明の第2の実施例における使用者付近で
の風速変化をモデル化した説明図
【図11】本発明の第4の実施例の空気調和機の制御装
置の概略ブロック図
【図12】設定吹き出し方向と吹き出し温度と風量とで
示される不快領域の特性図
【図13】本発明の第4の実施例における使用者付近で
の風速変化をモデル化した説明図
【図14】本発明の第5の実施例における使用者付近で
の風速変化をモデル化した説明図
【符号の説明】
1 吹き出し方向設定手段 2 吹き出し温度検出手段 3 偏向速度用カオスデータ生成手段 4 偏向速度決定手段 5 空気調和機 6 保持時間用カオスデータ生成手段 7 保持時間決定手段 8 角度用カオスデータ生成手段 9 羽根角度決定手段 10 風量用カオスデータ生成手段 11 風量決定手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内ユニットから吹き出される気流の方
    向を制御することが可能な偏向羽根を有する空気調和機
    において、冷房運転時、気流の吹き出し方向を設定する
    吹き出し方向設定手段と、吹き出し気流の温度を検出す
    る吹き出し温度検出手段と、被対象がカオス変動を行う
    よう偏向速度用データを生成する偏向速度用カオスデー
    タ生成手段を設け、前記吹き出し方向設定手段と前記吹
    き出し温度検出手段と前記偏向速度用カオスデータ生成
    手段からの出力値である設定吹き出し方向と吹き出し温
    度と偏向速度用カオスデータに基づいて、偏向羽根の偏
    向速度を決定する偏向速度決定手段とを備えることを特
    徴とした空気調和機の制御装置。
  2. 【請求項2】 室内ユニットから吹き出される気流の方
    向を制御することが可能な偏向羽根を有する空気調和機
    において、冷房運転時、気流の吹き出し方向を設定する
    吹き出し方向設定手段と、吹き出し気流の温度を検出す
    る吹き出し温度検出手段と、被対象がカオス変動を行う
    よう保持時間用データを生成する保持時間用カオスデー
    タ生成手段を設け、前記吹き出し方向設定手段と前記吹
    き出し温度検出手段と前記保持時間用カオスデータ生成
    手段からの出力値である設定吹き出し方向と吹き出し温
    度と保持時間用カオスデータに基づいて、偏向羽根の保
    持時間を決定する保持時間決定手段とを備えることを特
    徴とした空気調和機の制御装置。
  3. 【請求項3】 室内ユニットから吹き出される気流の方
    向を制御することが可能な偏向羽根を有する空気調和機
    において、冷房運転時、気流の吹き出し方向を設定する
    吹き出し方向設定手段と、吹き出し気流の温度を検出す
    る吹き出し温度検出手段と、被対象がカオス変動を行う
    よう羽根角度用データを生成する角度用カオスデータ生
    成手段を設け、前記吹き出し方向設定手段と前記吹き出
    し温度検出手段と前記角度用カオスデータ生成手段から
    の出力値である設定吹き出し方向と吹き出し温度と角度
    用カオスデータに基づいて、偏向羽根の角度を決定する
    羽根角度決定手段とを備えることを特徴とした空気調和
    機の制御装置。
  4. 【請求項4】 室内ユニットから吹き出される気流の風
    量を制御することが可能な室内ファンを有する空気調和
    機において、冷房運転時、気流の吹き出し方向を設定す
    る吹き出し方向設定手段と、吹き出し気流の温度を検出
    する吹き出し温度検出手段と、被対象がカオス変動を行
    うよう風量用データを生成する風量用カオスデータ生成
    手段を設け、前記吹き出し方向設定手段と前記吹き出し
    温度検出手段と前記風量用カオスデータ生成手段からの
    出力値である設定吹き出し方向と吹き出し温度と風量用
    カオスデータに基づいて、室内ファンの風量を決定する
    風量決定手段とを備えることを特徴とした空気調和機の
    制御装置。
  5. 【請求項5】 室内ユニットから吹き出される気流の風
    向および風量を制御することが可能な偏向羽根および室
    内ファンを有する空気調和機において、冷房運転時、気
    流の吹き出し方向を設定する吹き出し方向設定手段と、
    偏向速度、保持時間、羽根角度および風量の中から少な
    くとも2つ以上を選択し被対象がカオス変動を行うよう
    データを生成するカオスデータ生成手段を設け、前記吹
    き出し方向設定手段と前記カオスデータ生成手段からの
    出力値である設定吹き出し方向とカオスデータに基づい
    て、前記選択された少なくとも2つ以上を決定する決定
    手段とを備えることを特徴とした空気調和機の制御装
    置。
  6. 【請求項6】 室内ユニットから吹き出される気流の風
    向および風量を制御することが可能な偏向羽根および室
    内ファンを有する空気調和機において、冷房運転時、気
    流の吹き出し方向を設定する吹き出し方向設定手段と、
    吹き出し気流の温度を検出する吹き出し温度検出手段
    と、偏向速度、保持時間、羽根角度および風量の中から
    少なくとも2つ以上を選択し被対象がカオス変動を行う
    ようデータを生成するカオスデータ生成手段を設け、前
    記吹き出し方向設定手段と前記吹き出し温度検出手段と
    前記カオスデータ生成手段からの出力値である設定吹き
    出し方向と吹き出し温度とカオスデータに基づいて、前
    記選択された少なくとも2つ以上を決定する決定手段と
    を備えることを特徴とした空気調和機の制御装置。
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