JPH09158837A - プランジャ型圧縮機のシール装置 - Google Patents

プランジャ型圧縮機のシール装置

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JPH09158837A
JPH09158837A JP34558395A JP34558395A JPH09158837A JP H09158837 A JPH09158837 A JP H09158837A JP 34558395 A JP34558395 A JP 34558395A JP 34558395 A JP34558395 A JP 34558395A JP H09158837 A JPH09158837 A JP H09158837A
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英則 大隈
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Abstract

(57)【要約】 【目的】U主両パッキンを用いることによりシール空間
を長くしないでシール性能の保持時間を大幅に延長す
る。 【構成】シリンダブロック9に形成されているシリンダ
10の1部の内面に摺動して往復運動するプランジャ8
とシリンダ10との間の空間に挿入され径方向の圧縮力
が大きい主パッキン20と、プランジャ8とシリンダ1
0との間の空間に挿入され径方向の圧縮力が小さいUパ
ッキン21とからなり、両パッキンの共同作用によりシ
ール寿命を飛躍的に延長する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プランジャ型圧縮機の
摺動部のシール装置に関する。更に詳しくは、摺動部に
断面矩形のパッキンを用いたプランジャ型圧縮機のシー
ル装置、特に、2種類のパッキン組み合わせによるシー
ル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プランジャポンプ即ちプランジャ型圧縮
機は、シリンダの中で丸棒状のプランジャを往復動させ
て、シリンダ内の容積を変えることによって流体を吸い
込み、送り出しを行う往復動ポンプである。通常プラン
ジャ型圧縮機は、高圧用として用いられている。従っ
て、プランジャとシリンダとの間は、高圧の気密性が要
求される。
【0003】このようなプランジャ型圧縮機には、シリ
ンダとプランジャとの間の摺動部にパッキンが介装され
ている。被圧縮流体が摺動部から漏洩するのを阻止する
パッキンは、圧縮機の圧縮率を保持する。被圧縮流体が
摺動部から漏洩するのを防止するためのパッキンとし
て、高圧下での気密性を確保するために、断面がくの字
状のパッキン即ちVパッキンが慣用されている。
【0004】Vパッキンは、グランドにより軸方向に押
さえられ、磨耗の程度にあわせて軸方向に締め直され
る。吐出能力を上げるためにプランジャの往復動の周期
を短くすると、Vパッキンの寿命は急激に短くなる。吐
出量を多くしたポンプには、Vパッキンに代えられ断面
が矩形状のグランドパッキンが用いられている。
【0005】このような矩形パッキンを用いるポンプで
あっても、ある程度に圧縮率が低下する状態になると、
微粒子が入り込み急にパッキンのシール面の痛みが進む
とともにプランジャが磨耗し、急激に漏洩防止効果を喪
失する。増し締め効果が小さいので、一度圧縮率が低下
すると、ただちにシリンダ部分を分解してパッキンの交
換をしなければならない。プランジャの一部が磨耗され
ると急激に全体にプランジャの磨耗が開始するので、パ
ッキンの個数の増加はパッキン交換までの時間、即ち、
パッキン寿命を延長させる延長効果をそれほどにはもた
らさない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような技
術的背景に基づいてなされたものであり、下記目的を達
成するものである。
【0007】本発明の目的は、矩形パッキンを用いた小
型のプランジャ型圧縮機のシール装置を提供することに
ある。
【0008】本発明の他の目的は、Uパッキンとの併用
により矩形パッキンの寿命を延長するプランジャ型圧縮
機のシール装置を提供することにある。
【0009】本発明の更に他の目的は、シール空間を長
くしないで矩形パッキンのシール性能の保持時間を延長
するプランジャ型圧縮機のシール装置を提供することに
ある。
【0010】本発明の更に他の目的は、コストをそれほ
どかけないで矩形パッキンのシール性能の保持時間を延
長するプランジャ型圧縮機のシール装置を提供すること
にある。
【0011】本発明の更に他の目的は、コストを低廉に
するプランジャ型圧縮機のシール装置を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために次のような手段を採る。
【0013】本発明1のプランジャ型圧縮機のシール装
置は、前記発明1において、シリンダブロックに形成さ
れているシリンダと、前記シリンダの内面側で摺動して
往復運動するプランジャとからなるプランジャ型圧縮機
のシール装置であり、前記プランジャと前記シリンダと
の間の空間に挿入され径方向の圧縮力が大きい適当個数
の低圧側パッキンと、前記プランジャと前記シリンダと
の間の空間に挿入され径方向の圧縮力が小さく前記低圧
側パッキンの高圧側に配置され前記低圧側パッキンの適
当個数に対応する適当個数のUパッキンと、前記低圧側
パッキンを軸方向に締め付けるための締付手段とからな
る。
【0014】本発明2のプランジャ型圧縮機のシール装
置は、前記発明1において、前記低圧側パッキンは、断
面が矩形であることを特徴としている。
【0015】本発明3のプランジャ型圧縮機のシール装
置は、前記発明1又は2において、前記低圧側パッキン
は少なくとも2体が用いられ、前記Uパッキングは1体
のみであることを特徴としている。
【0016】本発明4のプランジャ型圧縮機のシール装
置は、前記発明3において、前記低圧側パッキンの間に
弾性材で形成されるスペーサが介設されていることを特
徴としている。
【0017】本発明5のプランジャ型圧縮機のシール装
置は、前記発明4において、前記低圧側パッキンは、フ
ッ化カーボン、テフロン、ガラス繊維の群から選ばれる
少なくとも1材料が用いられていることを特徴としてい
る。
【0018】本発明のプランジャ型圧縮機のシール装置
は、プランジャと前記シリンダとの間の空間に挿入され
径方向の圧縮力が大きい適当個数の低圧側パッキン及び
プランジャとシリンダとの間の空間に挿入され径方向の
圧縮力が小さく低圧側パッキンの高圧側に配置され低圧
側パッキンの適当個数に対応する適当個数のUパッキン
が用いられている。径方向の圧縮力が大きい低圧側パッ
キンである主パッキンとしては、断面が矩形の矩形パッ
キンが用いることができる。径方向の圧縮力が小さいパ
ッキンとしては、Uパッキンを用いることができる。
【0019】径方向の圧縮力が小さいためプランジャに
対して密着性を回復しやすいUパッキンは、低圧側即ち
矩形パッキン側に対して圧力降下効果も大きい。このた
め、矩形パッキンとプランジャとの間に入り込む流体圧
は、Uパッキンの高圧側に対し水頭降下効果を受けて低
くなっている。径方向内方に高圧を受けるUパッキン
は、復元性がよく低圧パッキンに対して寿命が比較的に
長い。また、Uパッキンは、構造上磨耗しにくい。径方
向の圧縮率が大きいために磨耗を受けやすいが低圧化さ
れた矩形パッキンの摺動面に、ゴミ、微粒子等が入り込
みにくく、圧力降下により振動が少なくせん断破壊が起
こり難くなっているので、摩耗しにくい。
【0020】このため、固形物がプランジャと低圧側パ
ッキンの間の摺動面に入りにくいので、プランジャの磨
耗が軽減される。高圧側と低圧側のパッキンの寿命を同
期させることにより、全体の寿命を延長することができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明のプランジャ型圧縮
機のシール装置の実施形態について説明する。図1は、
本発明のプランジャ型圧縮機のシール装置の実施形態を
示す正面断面図である。図2に示すように、圧縮機1は
内部に適宜の原動機(図示せず)に連結されるクランク
軸2を有している。クランク軸2には、クランク3、ピ
ン4、スライダ5、連接棒6、カップリング7などを介
してプランジャ8が連結されている。
【0022】プランジャ8は、シリンダブロック9に形
成されるシリンダ10にはめられている。プランジャ8
はシリンダ10の中でほぼ同軸に往復運動自在に設けら
れている。プランジャ8は、後述するように、圧縮空
気、圧縮液体などの圧縮流体を圧縮するためのピストン
として用いられる。吸入口11は、流体を吸い込むため
の吸込口である。
【0023】吸入弁機構12は、吸入口11から吸入し
た流体を吸入して圧縮時には閉鎖するためのバルブ機構
である。吐出口13は、圧縮流体を吐出する吐き出し口
である。吐出弁機構14は、このための吐き出し弁の機
構である。吸入口11と吐出口13との間の圧縮部15
は、圧縮室16を備えている。圧縮室16にプランジャ
8の先頭部が突入し進退動する。
【0024】プランジャ8とシリンダ10との間には、
図1に詳しく示すように、主パッキン20とUパッキン
21とが、プランジャ8の往復運動方向(軸方向)に間
隔を置いて配置されている。各主パッキン20は、プラ
ンジャ8の外周面22との間の摺動面積が大きく径方向
に圧縮するための圧縮力が大きく、径方向にも軸方向に
も圧縮変形性に乏しい。Uパッキンは、摺動面積が大き
く径方向の圧縮力が小さく径方向の圧縮変形性が豊かで
ある。
【0025】研磨された円筒外周面22を持つプランジ
ャ8と研磨された円筒内周面23を持つシリンダ10と
の間に4個の主パッキン20,20,20,20が運動
方向即ち軸方向に間隔をおいて配置されている。摺動方
向に隣り合う2体の主パッキン20,20の間には、弾
性材で形成されるスペーサ24が介設されている。スペ
ーサ24の弾性材としてはテフロンが用いられている。
テフロンに代えて、ポリイミドカーボン、各種エラスト
マ等を用いることができる。各主パッキン20の断面
は、正方形、長方形であり矩形である。この矩形は、概
ね矩形であればよく、周縁は面取りされている。
【0026】1群の主パッキン群20Gの高圧側端部に
は、低圧側が軸直角面に形成されたパッキン押さえ26
が設けられている。パッキン押さえ26は、シリンダ1
0とプランジャ8との間にはめ込まれている。高圧側の
主パッキン20の高圧側面がパッキン押さえ26の前記
軸直角面に密着している。パッキン押さえ26はシリン
ダ10の1部の小径部10aに圧接している。低圧側パ
ッキン押さえ25の低圧側端面は、増締用摺動管27の
高圧側端面で受け止められている。
【0027】外周面に雄ねじが切られた増締用摺動管2
7は、シリンダ10の内周面に切られた雌ねじに螺合し
ている。回転する増締用摺動管27は、プランジャ8の
往復運動方向に前進後退する。パッキン押さえ26の高
圧側に1個のUパッキン21が配置されている。Uパッ
キン21は、パッキン押さえ26の内周面とプランジャ
の円筒外周面22との間に挟まれている。Uパッキン2
1は、180度異なる位置に現れる2つの断面の内の1
つの断面の形状がUの字状である。Uの字の凹部面が高
圧側に面している。即ち、Uの字は軸方向に向き、Uの
字の上側が高圧側である。
【0028】シリンダ10には、潤滑用空気と混合され
たオイルミスト又はオイルをプランジャ8の周面に導入
するための潤滑油注入用穿孔29が開けられている。増
締用摺動管27の外周面と内周面に輪溝30,31が設
けられ、両輪溝は接続穴32により接続されている。増
締用摺動管27とプランジャ本体8との間にシールリン
グ33が介設されている。
【0029】主パッキン20の材料は、フッ化カーボ
ン、テフロン、ガラス繊維の群から少なくとも1種が選
択される。
【0030】次に、実施例1の作用を説明する。プラン
ジャ8の1部は、弾性的な主パッキン20、Uパッキン
21に支持されている。クランク軸2の回転運動に連動
して往復運動する連接棒6にカップリング7を介して往
復運動力の伝達を受けるプランジャ8は、わずかな角度
であるが方向無限定な揺動角を持って径方向に振動す
る。高圧流体が、Uパッキン21の凹部面に作用しUパ
ッキン21の内周面である摺動面をプランジャ8の外周
面22に押しつける。
【0031】Uパッキン21は、主パッキン20に較べ
てもともとシール性能がよい。Uパッキン21のプラン
ジャ8に対して摺動する摺動面の面積は、各主パッキン
20の摺動面の面積と同程度かこれより大きい。Uパッ
キン21は、高圧流体のこのような大きい押しつけ力を
考慮して、初期圧縮力が適正に定められている。Uパッ
キン21は、多少とも余裕がある空間28の中で軸方向
及び径方向に膨張しやすいように設けられているので、
プランジャ8の往復運動により無理な圧縮力を受けにく
い。
【0032】Uパッキン21のシール性能は元来すぐれ
ているが、高圧流体の漏洩を完全に防止することはでき
ない。Uパッキン21の摺動面に高圧で浸透して主パッ
キン20の所に達した圧力流体は、Uパッキン21の漏
洩面で受ける抵抗分だけ低圧化されている。比較的に低
圧の圧力流体は、主パッキン20の軸直角面及び摺動面
に作用する。主パッキン20が圧力流体から受ける径方
向の圧縮力は、比較的に小さい。主パッキン20は、締
め付け手段である増締め摺動管27により軸方向に初期
的に圧縮されている。この圧縮力により、主パッキン2
0の摺動面とプランジャ8の円筒状外周面との間の応力
が初期的に調整されている。主パッキン20の内周面と
プランジャ8の外周面との間の密着力は大きい。こよう
な摺動面に漏洩してくる圧力流体は、Uパッキン21に
より圧力降下を受けているために漏洩速度は遅い。
【0033】流体として建設現場で泥水、セメントミル
クである場合がある。一般に、圧力液体中の塵埃・固形
分が摺動面に入り込むと主パッキン群の摩耗が激しく起
こるが、Uパッキンンにより圧力低下している主パッキ
ン群の所の漏洩流体中の塵埃による摩耗は、大幅に軽減
される。
【0034】Uパッキン21よりも各主パッキン20の
摩耗が激しい。主パッキン群20Gの内周面側の劣化が
起こりシール性能が低下したときは、増締用摺動管27
を右回転させる。1/4回転で、増締用摺動管27は
0.5mm前進する。増締用摺動管27の前進により各
主パッキン20は、圧縮を受け径方向に膨張し主パッキ
ン20とプランジャ8との圧接力が復帰する。主パッキ
ン20を交換しなければならない時期とUパッキン21
の性能劣化時期が一致することにより、全体の寿命が大
幅に延びる。 実験結果 吐出量が1m/sを越えると寿命が極端に短くなるVパ
ッキンのみ使用つポンプと同型のポンプでVパッキンを
1つ減らしてその代わりにUパッキンを1つ高圧側に用
いた実験では、2m/sに吐出能力を高めた場合でも寿
命の急激な短縮は起きなかった。従来、2m/sに吐出
能力を高める場合はVパッキンを用いないで矩形状のパ
ッキンすなわちグランドパッキンを用いて寿命の急激な
短縮を防止していた。しかし、泥水中の固形分が摺動面
に入り込むとプランジャの磨耗が起きる。高圧側にUパ
ッキンが設けられている本発明のポンプでは、Uパッキ
ンにより泥水のグランドパッキン側への移動が阻止され
るために、プランジャの磨耗が少ない。Uパッキンの使
用により、寿命を2倍に延長することができた。 作用の推定 このように著しく耐久時間を延長しポンプ性能を向上さ
せたU主両パッキンの併用の作用を次の通り推定する。
Uパッキンはプランジャに対して密着性がよい。径方向
内方に弾力性が豊かなUパッキンは、高圧側にあって泥
水中の固形分により磨耗されやすいが、その弾性変形に
より密着性が急速に悪くなることはない。このため、泥
水中の固形分がUパッキンにより低圧側への移動を有効
に阻止される時間が長い。
【0035】Uパッキンとプランジャとの間の摺動面に
浸透して主パッキン側に漏洩した流体の圧力は、Uパッ
キンとプランジャの間の摺動面を液体が浸透する際の浸
透圧力分だけ低下している。このような水頭圧降下は、
Uパッキンの特性である。隣り合う2体の主パッキン間
に浸透する圧力はこのように低減しているので、締付手
段27により軸方向に強く圧着している隣り合う2個の
主パッキン間及び主パッキンとプランジャ間の摺動面に
隙間が生じない。もし、隣り合う2個の主パッキン間に
浸透する圧力Pが高い場合は、摺動面の隙間がそれだけ
大きくなり、また、主パッキンの歪みが大きく主パッキ
ンに振動的変形が増幅されますます摺動面の隙間が大き
くなる。このような複数個の主パッキンは剛体化されて
いないので、プランジャの1往復により1回の強烈な振
動力を受ける。ゴムはこのような振動には脆弱であるの
で、段々に部分が欠落する。これに対して締め付け手段
により締め付けられている隣り合う2個の主パッキンの
境界面に浸透する低圧化された流体によっては、隙間が
振動的に生じない。即ち、パッキン群は剛体化されてい
るので、各主パッキンはプランジャからの摺動摩擦を受
けて摺動摩擦理論による摩耗作用を受けるが、強い振動
力による脆弱化作用を受けないので、摩耗が抑えられ
る。
【0036】このため、主パッキンとプランジャの摺動
面に入り込む固形分が少なくなり、プランジャの磨耗が
低減化され、プランジャの寿命が延長される。
【0037】
【その他の実施の形態】本発明のプランジャ型圧縮機の
シール装置の実施例は、U主両パッキンの個数の組み合
わせは自由である。パッキン材質、耐圧限界、圧力流体
の種類により変更が行われる。
【0038】
【発明の効果】本発明のプランジャ型圧縮機のシール装
置は、U主両パッキンの個数の組み合わせにより、圧縮
流体の種類及び圧縮率(高圧化の程度)に対応できる。
また、U主両パッキンの個数の組み合わせにより材質を
任意に選ぶことができる。このような対応を可能にしな
がらU主両パッキンの寿命を同期させることにより、シ
ール性能の保持時間を大幅に延長できる。シール空間の
長さを増大させない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のプランジャ型圧縮機のシール
装置の実施例1を示す正面断面図である。
【図2】図2は、本発明に係わるプランジャ型圧縮機の
全体構成を示す正面断面図である。
【符号の説明】
8…プランジャ 9…シリンダブロック 10…シリンダ 20…主パッキン 21…Uパッキン 27…増締用摺動管(締付手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダブロックに形成されているシリン
    ダと、前記シリンダの内面側で摺動して往復運動するプ
    ランジャとからなるプランジャ型圧縮機のシール装置で
    あり、 前記プランジャと前記シリンダとの間の空間に挿入され
    径方向の圧縮力が大きい適当個数の低圧側パッキンと、 前記プランジャと前記シリンダとの間の空間に挿入され
    径方向の圧縮力が小さく前記低圧側パッキンの高圧側に
    配置され前記低圧側パッキンの適当個数に対応する適当
    個数のUパッキンと、 前記低圧側パッキンを軸方向に締め付けるための締付手
    段とからなるプランジャ型圧縮機のシール装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記低圧側パッキンは、断面が矩形であることを特徴と
    するプランジャ型圧縮機のシール装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、 前記低圧側パッキンは少なくとも2体が用いられ、 前記Uパッキングは1体のみであることを特徴とするプ
    ランジャ型圧縮機のシール装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記低圧側パッキンの間に弾性材で形成されるスペーサ
    が介設されていることを特徴とするプランジャ型圧縮機
    のシール装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、 前記低圧側パッキンは、フッ化カーボン、テフロン、ガ
    ラス繊維の群から選ばれる少なくとも1種が用いられて
    いることを特徴とするプランジャ型圧縮機のシール装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111502980A (zh) * 2020-04-15 2020-08-07 陕西航天动力高科技股份有限公司 用于隔膜泵的柱塞缸体结构

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CN111502980A (zh) * 2020-04-15 2020-08-07 陕西航天动力高科技股份有限公司 用于隔膜泵的柱塞缸体结构

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