JPH09158128A - 開閉式ヘリポート - Google Patents

開閉式ヘリポート

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Publication number
JPH09158128A
JPH09158128A JP32010695A JP32010695A JPH09158128A JP H09158128 A JPH09158128 A JP H09158128A JP 32010695 A JP32010695 A JP 32010695A JP 32010695 A JP32010695 A JP 32010695A JP H09158128 A JPH09158128 A JP H09158128A
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JP
Japan
Prior art keywords
heliport
takeoff
landing
rise building
flat state
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP32010695A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Doi
裕 土井
Kenichi Fusayama
健一 總山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH09158128A publication Critical patent/JPH09158128A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 常時はデザイン的にも違和感なく格納され、
非常時には平坦に展設される高層ビルディングのヘリポ
ートを提供することを目的とする。 【解決手段】 蝶番13によって平坦状態と山形状態に
なるように連接され、且つ平坦状態で必要なヘリポート
面積を形成する2枚のヘリコプター離着陸板11、11
と、高層ビルディングBの頂部B1 の離れた2点におい
てシリンダーケーシング21が揺動可能に枢支され、且
つ伸縮ロッド25の先端が、各対応した上記離着陸板1
1、11に旋回可能に枢支されたすくなくとも一対の伸
縮シリンダー20とから構成されており、上記2枚の離
着陸板11、11、が上記伸縮シリンダー20の伸長に
よって平坦状態になり伸縮シリンダー20の収縮によっ
て山形状態になることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高層ビルディン
グ屋上のヘリポート、特に非使用状態と使用状態に応じ
て形状を変化出来る開閉式ヘリポートに関する。
【0002】
【従来の技術】近年防災対策の一環として、高層ビルデ
ィングには条例によってヘリポートの設置が義務づけら
れている。屋上の広いビルディングでは、25m四方の
ヘリポートは容易に設置できるが、屋上に吹き抜け口が
形成されている場合や、狭い屋上のビルディングでは、
建屋外にはみ出すような形で設置せざるを得ないのが現
状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】屋上の広いビルディン
グでも、22m四方の広い無駄スペースが生じてしまう
ことになる。また、屋上の狭いビルディングでは、ヘリ
ポートが出張って外観を損なうばかりでなくヘリポート
自体の支持バランスが悪いといった問題点が従来の固定
式ヘリポートに存在している。
【0004】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み提
案されたもので、通常時には山形に折り曲げられて切妻
形状を成してデザイン的にも違和感が無く、且つ省スペ
ース状態となり、非常時には人々の避難を助けるために
平坦に展設されてヘリコプターを離着陸させる能力を有
する高層ビルディングのヘリポートを提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1記載の高層ビルディングのヘリポー
トは、蝶番によって平坦状態と山形状態になるように連
接され、且つ平坦状態で必要なヘリポート面積を形成す
る2枚のヘリポート離着陸板と、高層ビルディングの頂
部の離れた2点においてシリンダーケーシングが揺動可
能に枢支され、且つ伸縮ロッドの先端が各対応した上記
離着陸板に旋回可能に枢支された少なくとも一対の伸縮
シリンダーとから構成されており、上記2枚の離着陸板
が上記伸縮シリンダーの伸長によって平坦状態になり、
伸縮シリンダーの収縮によって山形状態になることを特
徴としている。
【0006】従って、蝶番によって連接された2枚のヘ
リコプター離着陸板が伸縮シリンダーの伸長、収縮によ
って平坦状態と山形状態に形態を変える際に、伸縮シリ
ンダーはそのシリンダーケーシングにおいてビルディン
グ頂部に揺動可能に枢支されているため、伸縮ロッドの
離着陸板への枢支先端部が蝶番を中心とした円弧を描い
てもシリンダーケーシングの揺動で吸収されて、スムー
スに作動できる。ヘリポートレベルが高く、支持点が少
なく、伸縮シリンダーのストロークが大きいが機構が簡
便である。
【0007】更に、上記目的を達成するために本発明の
請求項2記載の高層ビルディングのヘリポートは、蝶番
によって平坦状態と山形状態になるように連接され且つ
平坦状態で必要なヘリポート面積を形成する2枚のヘリ
コプター離着陸板と、高層ビルディングの頂部に離れた
2点においてシリンダーケーシングが揺動可能に枢支さ
れ且つ伸縮ロッドの先端が各対応した上記離着陸板に旋
回可能に枢支された少なくとも一対の伸縮シリンダー
と、上記各伸縮ロッドの先端の枢支部に連接され、上記
蝶番の垂直下方に連接点を有し且つ蝶番から枢支部まで
の長さを有した2本のリンクから成る支持リンクと、上
記離着陸板の平坦状態レベルにおいて各伸縮シリンダー
の外側に上記高層ビルディングの頂部から突設された少
なくとも一対のガイドピンに沿って移動するように離着
陸板の外側部に設けられたガイドレールとから構成され
ており、上記2枚の離着陸板が上記伸縮シリンダーの伸
長によって山形状態になり、伸縮シリンダーの収縮によ
って平坦状態になることを特徴としている。
【0008】従って、平坦状態から山形状態に形態を変
えるために伸縮シリンダーを伸長するとロッド先端の離
着陸板への枢支部は各ガイドピン周り各離着陸板を旋回
させ山形形状へとスムースに導くことができる。山形形
状から平坦状態に形態を変えるために伸縮シリンダーを
収縮させると平坦状態で2本のリンクは相互に連接点で
引張り合って離着陸板を支えてV形状になろうとするの
を防止し、蝶番に無理な力が働かないようにしている。
リンクの連接点をビルディング頂部から旋回可能に支持
すると更に荷重支持点が増える。
【0009】機構がやや複雑であるが、ヘリポートレベ
ルが低くなり安定感があり、支持点が低く数が多く安定
している。更に、伸縮シリンダーを油圧シリンダーとす
ると、非常時に停電等によって油圧発生装置が不作動に
なっても、油圧を抜くことで離着陸板を自重によって下
げて平坦状態とすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施例に係る
高層ビルディングのヘリポートの正面図である。図1に
おいて、高層ビルディングのヘリポート1は、22m×
11m、2枚の長方形状のヘリコプター離着陸板11、
11とこれらを長辺で合わせて22m四方の正方形を成
すように長辺に沿って連接する蝶番13と、高層ビルデ
ィングBの屋上B1 の前後の各々の横方向に離れた2点
において伸縮作動で離着陸板11、11を平坦状と山形
状に形態を変える前後各1対の油圧シリンダー20、2
0とから構成されている。
【0011】蝶番13は、平坦状態で接合側長辺端面同
士が接合するように離着陸板11、11の接合側下面に
取付けられている。油圧シリンダー20は、そのケーシ
ング21の上端部において枢支具23によって高層ビル
ディングBの屋上B1 に揺動可能に搭載されており、且
つその伸縮ロッド25の先端部において枢支具27によ
って各離着陸板11の下面に連接されている。
【0012】従って、離着陸板11、11は油圧シリン
ダー20の伸縮ロッド25の伸長によって平坦状態にな
り、その間にロッド25の上端部枢支具23が円弧状移
動を行えるようにケーシング21は上端部枢支具23に
よって揺動する。ロッド25の収縮時も同様であり、離
着陸板11、11は山形状になる。尚、各状態に到達後
は適宜ロック手段で固定されることはいうまでもない。
【0013】図2は本発明の第2実施例に係る高層ビル
ディングのヘリポートの正面図である。図2において、
高層ビルディングのヘリポート2は、上記第1実施例の
ものと同様なヘリコプター離着陸板11、11及び蝶番
13と高層ビルディングBの屋上B1 の前後の各々の横
方向に離れた2点において伸縮作動で離着陸板11、1
1を山形状と平坦状とに形態を変える前後各一対の油圧
シリンダー30、30と支持リンク40と、ガイドピン
51及びガイドレール55とから構成されている。
【0014】油圧シリンダー30は、そのケーシング3
1の下端部において枢支具33によって屋上B1 に揺動
可能に搭載されており、且つその伸縮ロッド35の先端
部おいて枢支具37によって各離着陸板11の下面に連
接されている。支持リンク40は、蝶番13の垂直下方
で平坦状態の離着陸板11、11の下面レベルの連接点
ジョイント43と各枢支具37との間に設けられた一対
のリンク41、41から構成されている。ジョイント4
3は、屋上B1 上に突設されたブラケット44に枢支さ
れて荷重を支持する。
【0015】ガイドピン51は、平坦状態の離着陸板1
1、11の下面レベルで油圧シリンダー30の外側にお
いて屋上B1 上に突設されたブランケット52に水平に
前後方向に突設されている。このガイドピン51に摺動
係合する長穴56を有したガイドレール55は、離着陸
板11の下面に枢支具37の外側において固定されてお
り、長穴56は、離着陸板11が平坦状態と山形状態と
を取れる長さとなっている。ヘリポート2にかかる全荷
重は、ガイドピン51とジョイント43と、支持リンク
40の張力とによって支持されることになる。
【0016】従って、離着陸板11、11は油圧シリン
ダー30の伸縮ロッド35の収縮に上がって平坦状態に
なり、その間にリンク41は相互に引張り合いながらジ
ョイント43を中心にして旋回し且つガイドレール55
の長穴56は、ピン51に対して摺動移動する。ロッド
35が伸長すると、ピン51は蝶番13が上昇するよう
に離着陸板11に旋回力を与えて山形状態へ移動する。
尚、各状態に到達後は適宜ロック手段によって固定され
ることはいうまでもない。
【0017】上記両実施例において、油圧シリンダー2
0、30に代えて電気シリンダー等各種の往復直線駆動
手段が採用されることはいうまでもない。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1記
載の高層ビルディングのヘリポートによれば、蝶番によ
って平坦状態と山形状態になるように連接され且つ平坦
状態で必要なヘリポート面積を形成する2枚のヘリコプ
ター離着陸板と、高層ビルディングの頂部の離れた2点
においてシリンダーケーシングが揺動可能に枢支され且
つ伸縮ロッドの先端が各対応した上記離着陸板に旋回可
能に枢支された少なくとも一対の伸縮シリンダーとから
構成されるものであるから、通常時には山形の切妻形状
を成してデザイン的にも違和感が無く、狭い屋上でも建
屋からはみ出すことの無い省スペース状態となり、非常
時には人々の避難を助けるために平坦状態に展開、支持
されてヘリコプターを離着陸させる能力を有することが
できる。また、構造を簡便なものにすることができる。
【0019】本発明の請求項2記載の高層ビルディング
のヘリポートによれば、蝶番によって平坦状態と山形状
態になるように連接され且つ平坦状態で必要なヘリポー
ト面積を形成する2枚のヘリコプター離着陸板と、高層
ビルディングの頂部の離れた2点においてシリンダーケ
ーシングが揺動可能に枢支され且つ伸縮ロッドの先端が
各対応した上記離着陸板に旋回可能に枢支された少なく
とも一対の伸縮シリンダーと、上記各伸縮ロッドの先端
の枢支部に連接され、上記蝶番の垂直下方に連接点を有
し、且つ蝶番から枢支部までの長さを有した2本のリン
クから成る支持リンクと、上記離着陸板の平坦状態レベ
ルにおいて各伸縮シリンダーの外側に上記高層ビルディ
ングの頂部から突設された少なくとも一対のガイドピン
に沿って移動するように離着陸板の外側部に設けられた
ガイドレールとから構成されるものであるから通常時に
は、デザイン的に違和感が無く、省スペース状態とな
り、非常時には避難する人々を助けるために平坦状態で
ヘリコプターを離着陸させる能力を有することができ
る。更に、離着陸板の支持点が多く且つ低く支持するこ
とができ、ヘリポートの安定性を大幅に高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る高層ビルディングの
ヘリポートの正面図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る高層ビルディングの
ヘリポートの正面図である。
【符号の説明】
1、 2 ヘリポート 11 離着陸板 13 蝶番 20、30 油圧シリンダー 21、31 シリンダーケーシング 23、33 枢支具 25、35 伸縮ロッド 27、37 枢支具 40 支持リンク 41 リンク 43 ジョイント 51 ガイドピン 55 ガイドレール B 高層ビルディング B1 屋上

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蝶番によって平坦状態と山形状態になる
    ように連接され且つ平坦状態で必要なヘリポート面積を
    形成する2枚のヘリコプター離着陸板と、高層ビルディ
    ングの頂部の離れた2点においてシリンダーケーシング
    が揺動可能に枢支され且つ伸縮ロッドの先端が各対応し
    た上記離着陸板に旋回可能に枢支された少なくとも一対
    の伸縮シリンダーとから構成されており、上記2枚の離
    着陸板が上記伸縮シリンダーの伸長によって平坦状態に
    なり、伸縮シリンダーの収縮によって山形状態になるこ
    とを特徴とする高層ビルディングのヘリポート。
  2. 【請求項2】 蝶番によって平坦状態と山形状態になる
    ように連接され且つ平坦状態で必要なヘリポート面積を
    形成する2枚のヘリコプター離着陸板と、高層ビルディ
    ングの頂部の離れた2点においてシリンダーケーシング
    が揺動可能に枢支され且つ伸縮ロッドの先端が各対応し
    た上記離着陸板に旋回可能に枢支された少なくとも一対
    の伸縮シリンダーと、上記各伸縮ロッドの先端の枢支部
    に連接され、上記蝶番の垂直下方に連接点を有し、且つ
    蝶番から枢支部までの長さを有した2本のリンクから成
    る支持リンクと、上記離着陸板の平坦状態レベルにおい
    て各伸縮シリンダーの外側に上記高層ビルディングの頂
    部から突設された少なくとも一対のガイドピンに沿って
    移動するように離着陸板の外側部に設けられたガイドレ
    ールとから構成されており、上記2枚の離着陸板が上記
    伸縮シリンダーの伸長によって山形状態になり、伸縮シ
    リンダーの収縮によって平坦状態になることを特徴とす
    る高層ビルディングのヘリポート。
JP32010695A 1995-12-08 1995-12-08 開閉式ヘリポート Withdrawn JPH09158128A (ja)

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Effective date: 20030304