JPH09157150A - 皮膚化粧品 - Google Patents

皮膚化粧品

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JPH09157150A
JPH09157150A JP7339905A JP33990595A JPH09157150A JP H09157150 A JPH09157150 A JP H09157150A JP 7339905 A JP7339905 A JP 7339905A JP 33990595 A JP33990595 A JP 33990595A JP H09157150 A JPH09157150 A JP H09157150A
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JP
Japan
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squalene
cosmetic
vitamin
composition
skin
Prior art date
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Pending
Application number
JP7339905A
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English (en)
Inventor
Daisuke Matsuno
大祐 松野
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MITSUSHIERU KK
Original Assignee
MITSUSHIERU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生理活性的に有効なスクワレンを、スクワレ
ンのまま、特に15%以上の高含有量で安定に使用者に
供給できる皮膚化粧品を提供する。 【解決手段】 スクワレンを15〜80重量%並びにビ
タミンE及びビタミンAを0.3〜50重量%含有する
化粧料組成物をカプセル化したことを特徴とする皮膚化
粧品

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚化粧品、特に
多量のスクワレンを有効に含有するカプセル化した皮膚
化粧品に関する。
【0002】
【従来技術】「スクワレン」は、サメ類の肝油に多く含
まれる無色の油であり、人間の皮膚や皮脂中にも5〜1
5%含まれており、細胞の新陳代謝を活発にする有効成
分として、化粧品業界においてよく知られている。スク
ワレンは、長期間空気にふれると酸化しやすいため、当
業界では、水素添加して安定化させた「スクワラン」
が、種々の化粧料として実用に供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、体内に
含まれるスクワレンをそのまま化粧料として用いるのが
一番効果的であり、体内への浸透性に優れるのみなら
ず、不飽和二重結合性であるが故に体内に浸透してから
の活性(他の物質との結合性)に優れ、賦活作用(皮膚
細胞を活性化させその発育を促進させる)、皮脂膜の浄
化作用等を奏し、その効果はスクワランの数倍以上であ
る。従って、本発明の目的は、生理活性的に有効なスク
ワレンを、スクワレンのまま、特に15%以上の高含有
量で安定に使用者に供給できる新規皮膚化粧品を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、ス
クワレンを15〜80重量%並びにビタミンE及びビタ
ミンAを0.3〜50重量%含有する化粧料組成物をカ
プセル化したことを特徴とする皮膚化粧品により達成さ
れることが見出された。
【0005】本発明によれば、天然有機化合物であるビ
タミンE及びビタミンAを用いることにより、皮膚や人
体への抗酸化作用、血行促進、栄養効果を高め、且つ不
安定なスクワレンの酸化を有効に防止するとともに、一
回使用量づつカプセル化して空気や太陽光線を遮断する
ことにより、皮膚に本来必要なスクワレンを高濃度で使
用者に安定供給するものである。
【0006】本発明によれば、スクワレンを15〜80
重量%という高濃度で含有できるため、皮膚適用時にス
クワレン自体のもつ体内への浸透性や新陳代謝性が充分
に発揮されるとともに、ビタミンE及びビタミンAと相
乗的に作用し、皮膚自体の酸化を防止して、皮膚の内部
に発生する活性酸素の作用により生じる皮膚の弾力性の
低下やメラニン色素の増殖を有効に抑え、細胞の活性化
を促進して、新陳代謝作用を促進することから、結果的
に皮膚の老化を極めて有効に防止できることが判明し
た。これらの効果は、スクワレンを高濃度にし且つビタ
ミンE及びビタミンAを併用したことにより初めて得ら
れるものであり、スクワレン単独あるいは少量のスクワ
レンをビタミンE及びビタミンAと併用して得られる効
果に比して極めて顕著であり、また、スクワレンを他の
本分野で公知の他の酸化防止剤と単に組み合わせても得
られない。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の化粧料組成物は、スクワ
レンを15〜80重量%、好ましくは20〜60重量
%、ビタミンE及びビタミンAを0.3〜50重量%、
好ましくは0.5〜30重量%含有する。
【0008】更に、水素添加されたスクワランをスクワ
レンと併用して、スクワレンの不飽和脂肪性(体内での
活性)とスクワランの安定性との両立を図ることができ
る。特にスクワランとして、スクワランがクラスター化
された磁気処理スクワランを用いることにより、体内へ
の浸透性及び賦活作用を格段に向上させることができ
る。磁気処理スクワランは5〜80重量%。特に20〜
60重量%含有させることにより、上記併用の効果が有
効に発揮される。
【0009】更に本発明では、ゴマ油を含有させること
が好ましい。ゴマ油も天然の酸化防止剤として作用する
とともに、スクワレン、更にはビタミンE及びビタミン
Aと相乗的に作用して、老化防止、血行促進、代謝促進
が有効に発揮されるとともに、カプセル化されているこ
とから、ゴマ油自体の酸化も有効に防止することができ
る。ゴマ油の好ましい含有量は、0.01〜10重量
%、特に0.1〜5重量%である。
【0010】また、スクワレンはべたつかずさらっとし
た低粘性のオイルであるが、デキストリン脂肪酸エステ
ルを含有させることにより、カプセル化用組成物として
使用性のよい適度な粘性を付与することができる。本分
野において公知の種々の増粘剤、例えばポリビニルアル
コール系、メチルセルローズ系、アルギニン系、合成ビ
ニルポリマー系、合成アクリル系、珪酸アルミナ系、シ
リカゲル、シンコン高分子樹脂系等は、いずれもスクワ
レン及びスクワランとの相溶性及び使用性が悪く、使用
に適さないものであったのに対し、デキストリン脂肪酸
エステルはスクワレンへ適度な粘性を付与し、使用性に
有効であることが見出されたものである。
【0011】更に、デキストリン脂肪酸エステルにより
粘性の付与された化粧料組成物に低分子量シリコンを併
用することにより、皮膚に適用後10〜20分後にさっ
ぱりとした使用感を得ることができ、極めて絶妙な使用
感をコントロールできることが見出された。該組成物に
おけるデキストリン脂肪酸エステルの含有量は、0.1
〜10重量%、特に0.2〜5重量%、低分子量シリコ
ンの含有量は1〜40重量%、特に5〜30重量%が好
ましい。
【0012】本化粧料組成物には、更に必要に応じて、
本分野で公知の種々の添加剤、例えば抗酸化剤、美白
剤、蛋白質等を含有させることができる。具体的には、
油溶性ハーブエキス、甘草エキス、コラーゲン等を挙げ
ることができる。
【0013】一方、本発明では、上記化粧料組成物をカ
プセル化することを更なる特徴とする。カプセルの素材
は、酸素や太陽光線、紫外線等を遮断するものであるこ
とが望ましい。特に、人体や環境汚染への影響を考慮し
て、精製されたゼラチンを用いてカプセル化することが
好ましい。カプセル化は本分野で通常行われる方法を適
宜用いて行うことができる。
【0014】本発明のカプセル化した化粧品は、使用時
にその一部を切り離すことにより、使用ごとにカプセル
内の上記化粧料組成物を取り出すことができる。化粧料
組成物の充填量は特に限定されないが、通常の一回分の
使用量であり、300〜600mg程度が好ましい。
【0015】
【実施例】
実施例1 本発明の化粧料組成物の処方例を以下に示すが、本発明
はこの処方例に限定されるものではない。 (成分) (重量部) スクワレン 20 磁気処理スクワラン 54.6 ビタミンA 0.2 ビタミンE 0.5 シリコンD−5(低分子シリコン) 20 レオパール(ハイドロキシステアリン酸デキストリン) 3.5 ロイヤルゼリー抽出液 0.5 ローズマリー抽出液(ハーブエキス) 0.2 オウゴン抽出液 0.2 サラコスHS(コラーゲン誘導体) 0.5
【0016】上記組成物360mgを精製したゼラチン
でカプセル化して、本発明の皮膚化粧品を得た。
【0017】50人のパネリストが上記カプセル化した
製品を使用したところ、さっぱり感が得られ、更に1日
1〜2回の使用を2週間続けたところ、皮膚にみずみず
しさが実感でき、好評であった。特に、過敏性の被験者
が使用を継続しても、刺激を感じることなく、良好な使
用感であった。
【0018】更に、上記カプセル化した製品を12カ月
室温に放置した後、50人のパネリストが上記と同様に
本製品を評価をしたことろ、不安定なスクワレンが従来
品になく多量に充填されているにもかかわらず、12カ
月経過しても、新製品の場合と同等の効能が実感でき
た。
【0019】実施例2 実施例1で処方した組成物に更に0.2重量部のゴマ油
を含有させた以外は実施例1と同様にしてカプセル化し
た化粧品を得た。50人のパネリストが該製品を使用し
たところ、皮膚のバリヤー性が向上し、保湿作用が実感
できるとともに、肌のしなやかさ、弾力性が向上したと
好評であった。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、生理活性的に有効なス
クワレンを、特に15%以上の高含有量で、安定に使用
者に供給することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/00 A61K 7/00 K J

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクワレンを15〜80重量%並びにビ
    タミンE及びビタミンAを0.3〜50重量%含有する
    化粧料組成物をカプセル化したことを特徴とする皮膚化
    粧品。
  2. 【請求項2】 化粧料組成物が更に磁気処理スクワラン
    を含有することを特徴とする請求項1記載の皮膚化粧
    品。
  3. 【請求項3】 化粧料組成物が更にゴマ油を含有するこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の皮膚化粧品。
  4. 【請求項4】 化粧料組成物が更にデキストリン脂肪酸
    エステルを含有することを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載の皮膚化粧品。
JP7339905A 1995-12-05 1995-12-05 皮膚化粧品 Pending JPH09157150A (ja)

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JP7339905A JPH09157150A (ja) 1995-12-05 1995-12-05 皮膚化粧品

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JP7339905A JPH09157150A (ja) 1995-12-05 1995-12-05 皮膚化粧品

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JPH09157150A true JPH09157150A (ja) 1997-06-17

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ID=18331901

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JP7339905A Pending JPH09157150A (ja) 1995-12-05 1995-12-05 皮膚化粧品

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009113426A1 (ja) * 2008-03-14 2009-09-17 財団法人ひろしま産業振興機構 しわ抑制用組成物と皮膚外用組成物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009113426A1 (ja) * 2008-03-14 2009-09-17 財団法人ひろしま産業振興機構 しわ抑制用組成物と皮膚外用組成物
JP5284345B2 (ja) * 2008-03-14 2013-09-11 公益財団法人ひろしま産業振興機構 しわ抑制方法

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