JPH09155444A - 管の搬送装置 - Google Patents

管の搬送装置

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JPH09155444A
JPH09155444A JP31838895A JP31838895A JPH09155444A JP H09155444 A JPH09155444 A JP H09155444A JP 31838895 A JP31838895 A JP 31838895A JP 31838895 A JP31838895 A JP 31838895A JP H09155444 A JPH09155444 A JP H09155444A
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JP
Japan
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pipe
tube
guide member
electromagnet
pulling
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP31838895A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Nakajima
典行 中島
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Publication of JPH09155444A publication Critical patent/JPH09155444A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電縫鋼管製造ラインのスクイズロールスタンド
とサイジングロールスタンドの間の長さより短い鋼帯を
用いて電縫鋼管を製造することができるようにする。 【解決手段】 搬送すべき管1の端部に着脱自在に結合
する電磁石11を備えたガイド部材12を、管1の先端
がスクイズロールに噛み込んだ時点で電磁石11を管1
の先端に接合し、ワイヤロープ22で矢印25方向に牽
引する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管の搬送装置に関
し、例えば電縫鋼管の製造工程における管の長手方向搬
送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電縫鋼管は一般に図5に示すようなライ
ンにより製造される。鋼帯100はサイドトリミング1
01、フォーミングロール102、スクイズロール10
3を経て円筒状にシーム溶接104され、溶接部の内外
面ビードを切削105した後、超音波探傷106を経て
ポストアニーラ107で溶接部を焼鈍され冷却108さ
れ鋼管109となる。ついで、次の工程のサイジングロ
ール110でサイジングされ、切断111される。サイ
ジングされた管は矯正工程112、管端切断工程113
を経て定尺管114となる。この定尺管114は水圧試
験115、端面削り116、渦流探傷117又は超音波
探傷118、必要なめっき119やねじ切り120を経
て、検査121、表示・塗油122を施され出荷123
される。
【0003】以上の工程において、図5における溶接用
スクイズロールスタンド103とサイジングロールスタ
ンド110の間は、通常、100m程度の距離があり、
造管中の鋼管109を駆動する装置がないことが多く、
電縫鋼管を製造するには、溶接用スクイズロールスタン
ド103とサイジングロールスタンド110の間の距離
以上の長さの鋼帯を用いて造管することが必要であっ
た。つまり、スクイズロールスタンド103とサイジン
グロールスタンド110間の鋼管109の搬送は通常、
溶接用スクイズロールやサイジングロールの駆動により
行われている。これに対し、近年小ロットオーダの増加
により、長い鋼帯を用いることなく、最小長さの鋼帯を
用いる必要が高まり、溶接用スクイズロールスタンド1
03とサイジングロールスタンド110の間に独立に鋼
管109を搬送する駆動スタンドを増設することがなさ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記のように
スクイズロールスタンド103とサイジングロールスタ
ンド110との間に駆動スタンドを既設造管ラインに増
設する場合、既設の装置の配置等により位置上の制約を
受けやすく、鋼帯100の長さを短くするための理想的
な位置に設置できないことが多い。また、電縫鋼管製造
ラインの新設時に設置する場合においても、スクイズロ
ールスタンド103からアニーラ107出側までの場所
には駆動装置を設置することが困難なため、最小鋼帯長
さは少なくともスクイズロールスタンド103からアニ
ーラ107出側までの距離分を必要とする。
【0005】本発明はこのような困難性を克服すること
を目的とし、最小鋼帯長さをさらに短くすることができ
る技術を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、搬送すべき管
の端部に着脱自在に結合する結合手段と、この結合手段
を管の搬送経路を牽引する牽引装置とから構成されてお
り、前記結合手段を管の先頭端に結合させ、牽引装置を
移動して管を長手方向に牽引搬送することを特徴とする
管の搬送装置である。
【0007】この場合に、前記結合手段を電磁石とすれ
ば、着脱が容易で強力に結合することが容易である。ま
た、前記結合手段を拡張式チャックとし、管の先頭端を
機械的に結合することとすると、非磁性鋼や非鉄金属の
管に対しても適用することができ、好ましい。また、前
記牽引装置としては、ワイヤ、チェイン及び長尺鋼材、
例えばストリップから選ばれた1の牽引手段を有するこ
とが好ましく、さらに、前記牽引装置の移動手段として
巻取機を用いると、距離の問題を解消することができ
る。
【0008】前記搬送装置はいかなる管の搬送装置とし
ても用いることができるが、特に電縫鋼管製造ラインに
用いると極めて有用である。本発明は、電縫鋼管製造装
置の製造ラインにおいて、スクイズロールスタンドから
サイジングロールスタンドまでの管の搬送を、従来の中
間スタンド駆動を用いるのではなく、これに代えて管の
先端をチェーンまたはワイヤ等によって牽引することに
より、最小鋼帯長さを短縮することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図4は本発明の実施例装置の全体構成を
示す側面図である。結合手段10として電磁石装置11
を備えたガイド部材12が管1を結合して、搬送ローラ
13上に載置されて搬送中である。牽引装置20の巻取
機21はワイヤロープ22又はチェーン等で上記ガイド
部材12を牽引する。管1がサイジングロールスタンド
110の直前に到達したら電磁石11を消磁してガイド
部材12と管1とを分離し、デフレクターロール23、
ワイヤロープ22、ガイド部材12、電磁石11等を上
方又は側方に退避させ、管1の進行を妨げないようにす
る。その後、送り込みロール24で管1をサイジングロ
ールスタンド110に送り込む。
【0010】別の構成として巻取機21をサイジングロ
ールスタンド110の下流側に設置し、送り込みロール
24なしで巻取機21の牽引力でサイジングロールスタ
ンド110に管1を送り込んでもよい、この場合、通常
の長尺品を造管する時ワイヤロープ22が妨げとなるの
で、ワイヤロープ22をサイジングロールスタンド11
0から取外すことが必要となる。
【0011】1回の牽引が終了したら、次回の牽引のた
めに搬送ローラ13を逆転させてガイド部材12を次の
管の先頭端に結合する位置まで逆送する。図1は結合手
段の実施例を示したものである。ガイド部材12は、そ
の先頭端をワイヤロープ22等で牽引する。ガイド部材
12の長さは搬送ローラ13の間隔の2倍以上とする。
ガイド部材12の尾端に結合手段11を取付ける。図2
に結合手段11の実施例の(a)正面図、(b)部分正
面図を示した。この例では、結合手段11は、図2
(a)(b)に示すように、半径方向に複数個配置した
電磁石31から成り、搬送すべき管1の内径より小さい
外径を有し、半径方向に矢印32のように移動可能に構
成する。通電しない時、スプリング33等により縮径方
向に付勢しておく。通電したら、電磁石31の吸着力に
よって管1の内面と強固に結合する。
【0012】図3は、結合手段11として、機械的な拡
張チャックを示した。半径方向に拡縮するピストン34
をもつ油圧アクチュエータを半径方向に配列し中心部に
油圧室35を設けたものである。この場合、ピストン3
4の摩擦力により結合するので、ピストンの頭部を粗面
化する等の摩擦増加の措置を施し、油圧による十分な押
圧力で押圧するようにする。
【0013】本発明の装置を電縫鋼管製造ラインで用い
る時、造管する電縫鋼管の先端がスクイズロールに噛み
込んだ時点において結合手段を管の先端に接合し、ここ
から牽引を開始する。牽引は、ワイヤまたはチェーンを
巻き取ることで行うが、牽引速度がスクイズロールの送
り速度と同期するように、牽引速度センサと制御装置に
より巻取り速度を制御する。牽引装置がサイジングロー
ルスタンドを貫通する形式の場合には、牽引速度はサイ
ジングロールの送り速度と同期させる。
【0014】従来、スクイズロールスタンドとサイジン
グロールスタンドとの間の長さは、100m程度あり、
より短い管を製造することができなかったが本発明によ
れば、15mという短尺の管まで製造可能となった。従
って、特殊材質の小ロット注文や、試作品の製造が自由
となりその効果が大きい。鋼管の長さが余り短いと拘束
力が少なくなるため、フォーミングやスクイズロールで
の幅ずれが生じて溶接造管できないので、最小鋼帯長さ
は、これらによっても制約を受けることは勿論である。
【0015】
【発明の効果】本発明により、鋼帯の必要最小長さが短
くなったため、小ロットの注文に対して余剰が少なくな
った。また、試作がやり易くなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の管の搬送装置を示す断面図である。
【図2】実施例の管の結合装置を示す(a)正面図、
(b)部分正面図である。
【図3】別の実施例の管の結合装置を示す正面図であ
る。
【図4】実施例の搬送装置の全体側面図である。
【図5】電縫鋼管製造ラインの工程図である。
【符号の説明】
1 鋼管 3 電源コード 4 電磁石担体 5 管(被搬送体) 10 結合手段 11 電磁石装置 12 ガイド部材 13 搬送ローラ 20 牽引装置 21 巻取機 22 ワイヤロープ 23 デフレクタロール 24 送り込みロール 31 電磁石 32 矢印 33 スプリング 34 ピストン 35 油圧室 100 鋼帯 101 サイドトリミング 102 フォーミングロール 103 スクイズロール(スタンド) 104 溶接 105 切削 106 超音波探傷 107 アニーラ 108 冷却 109 鋼管 110 サイジングロール(スタンド) 111 切断 112 矯正工程 113 管端切断工程 114 定尺管 115 水圧試験 116 端面削り 117 渦流探傷 118 超音波探傷 119 めっき 120 ねじ切り 121 検査 122 表示・塗油 123 出荷

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送すべき管の端部に着脱自在に結合する
    結合手段と、該結合手段を管の搬送経路を牽引する牽引
    装置とからなり、前記結合手段を管に結合し、牽引装置
    を移動して管を長手方向に牽引搬送することを特徴とす
    る管の搬送装置。
  2. 【請求項2】前記結合手段が電磁石であることを特徴と
    する請求項1記載の管の搬送装置。
  3. 【請求項3】前記結合手段が拡張式チャックであること
    を特徴とする請求項1記載の管の搬送装置。
  4. 【請求項4】前記牽引装置がワイヤ、チェイン及び長尺
    鋼材から選ばれた1の牽引手段を有することを特徴とす
    る請求項1〜3の何れかに記載の管の搬送装置。
  5. 【請求項5】前記牽引装置の移動手段が巻取機であるこ
    とを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の管の搬送
    装置。
  6. 【請求項6】前記搬送装置が電縫鋼管製造ラインに用い
    られる装置であることを特徴とする請求項1〜5の何れ
    かに記載の管の搬送装置。
JP31838895A 1995-12-06 1995-12-06 管の搬送装置 Withdrawn JPH09155444A (ja)

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