JPH09155329A - 排水処理用微生物懸濁液所望量注入装置 - Google Patents

排水処理用微生物懸濁液所望量注入装置

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JPH09155329A
JPH09155329A JP33990295A JP33990295A JPH09155329A JP H09155329 A JPH09155329 A JP H09155329A JP 33990295 A JP33990295 A JP 33990295A JP 33990295 A JP33990295 A JP 33990295A JP H09155329 A JPH09155329 A JP H09155329A
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JP
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piston
syringe
suspension
motor
upper limit
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JP33990295A
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Teruo Morohoshi
輝雄 諸星
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YUNIBAASU KAIHATSU KK
Denken KK
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YUNIBAASU KAIHATSU KK
Denken KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 懸濁薬液中の微生物に損傷を与えることなく
移送でき、また電圧変動等にによりモーターの回転数等
が変化しても所望量を移送できるようにした。 【解決手段】 ガラス製のシリンジを固定し、シリンダ
ー吐出口にT型のパイプを連結し、一方の端部にはピス
トン上昇時に開く一方向バルブを介して吸入パイプを連
結し、他方の端部にはピストン下降時に開く一方向バル
ブを介して吐出パイプを連結し、ピストンの行程より若
干長いネジ棒を直流モーターにより減速歯車を介して回
転されるように配設し、ネジ溝が螺設してある駆動部材
をネジ棒と嵌合させ、駆動部材の一端はピストンの鍔部
に連結し、ピストンの下限と上限をそれぞれ検出するセ
ンサーを配設し、ピストンの上限と下限を検出すること
によりモーターの回転方向が逆転するようにし、ピスト
ンが上昇して下降するまでを一行程として、所定の行程
数完了後にモーターが停止するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、バクテリア等の微生
物入りの排水処理用懸濁液を懸濁液中の微生物を死滅さ
せたり損傷を与えたりすることなく移送できるようにし
た排水処理用微生物懸濁液所望量注入装置に関するもの
であり、またモーターの回転数等が電源の電圧変動等に
より変化しても影響されることなく設定した所望量を移
送できるようにしたものである。
【0002】近年、環境保全や公害防止を目的として、
業務用の厨房からの排水は直接下水管に接続せず、グリ
ーストラップ(油だまり)を経由し、グリーストラップ
において油脂分や有機物等を沈殿させ、これらを除去し
た排水を下水に流すようにしている。
【0003】一方、油脂分や有機物はグリーストラップ
に徐々に堆積することになるので、定期的にこれらを除
去する必要がある。しかも、油脂分は固形化してしまう
ので除去作業も困難な上、グリーストラップには結果と
して常時動植物性の油脂分や有機物が堆積していること
になるので、悪臭がして場合によっては厨房内まで悪臭
が漂ってしまうことになる。また、一部の油脂分等はそ
のまま排水管に流れてしまって、排水管を詰まらす原因
ともなっている。
【0004】そこで、油脂分や有機物を分解する各種微
生物入りの懸濁液を利用し、飲食店等の業務終了後のグ
リーストラップにこの懸濁液を注入し、微生物により油
脂分や有機物を分解してしまい、グリーストラップには
油脂分や有機物が堆積しないような方法が考えられ、実
際に徐々に採用されそれなりの効果が認められてきてい
る。
【0005】ところで、このような作業は微生物懸濁液
による効果を完全なものとするため飲食店等の業務終了
後の厨房からの排水が完全に停止した状態で行う必要が
あり、したがって深夜に自動的に懸濁液がタンクからグ
リーストラップに注入されるようにしておくのが便利で
ある。また、グリーストラップの容量によって一回に必
要とされる懸濁液の量も定まるので、この必要量を過不
足なく確実に注入する必要がある。懸濁液が不足したの
では油脂分や有機物を分解するために必要となる微生物
の量が不足することになるからである。
【0006】一方、グリーストラップは厨房内にある場
合もあるが、屋外の例えば駐車場の片隅等建物から離れ
ていて電源設備のないところに設けられている場合も多
くある。したがってこれら付近に電源がないグリースト
ラップに微生物懸濁液を自動注入を行うためには、注入
用ポンプを乾電池や充電式電池で駆動可能な直流モータ
ーにより行う必要がある。
【0007】
【従来の技術】ところで従来、懸濁液を所望量を正確に
移送する際に使用されている容積型のポンプとしては、
例えばペリスタルティックポンプ,インフュージョンポ
ンプ,ギヤポンプ等がある。これらのポンプは一工程に
よって移送される容量がそのポンプにより決定されてい
るので、理論的には所望量を移送する場合には所要行程
数ポンプを作動させればよいことになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらのポン
プによりバクテリア等の排水処理用微生物懸濁液を移送
すると、ギヤポンプの場合主動歯車と従動歯車の間で微
生物は押し潰されてしまい、発明者が確認したところで
は約30%位が死滅してしまう。微生物が死んでしまう
ことになるので、懸濁液を微生物の死滅量を見込んで注
入しなければならず、懸濁液を無駄に使用しなければな
らなくなる。
【0009】また、ペリスタルティックポンプやインフ
ュージョンポンプの場合ゴムホースを押し潰すようにし
て懸濁液を移動させることになるので、微生物も一緒に
押し潰されてしまい、発明者が確認したところでは約1
0数%位が死滅してしまう。また、ゴムホースを使用し
ているので懸濁液の種類によっては耐久性が劣り、しば
しばゴムホースを交換する必要がありメンテナンスが面
倒である。
【0010】一方、ポンプの駆動源となるモーターを直
流モーターとして乾電池や充電式電池で駆動した場合に
は、電圧が徐々に低下するにしたがってポンプの回転数
も低下する。したがって、一定時間ポンプを作動させて
も、その一定時間の間のポンプの総回転数が変化してし
まい、その時々の電源の電圧によりポンプにより移送さ
れる量は変化してしまう。必要量の懸濁液がタンクから
グリーストラップに注入されないと、グリーストラップ
における油脂分や有機物の分解が不十分となってしま
う。
【0011】また、これらのポンプは一工程で移送され
る量がポンプの規格により決定されていて不変であり、
ポンプの行程数による移送量の調節もその整数倍でしか
変更することはできず、その中間となるような量に懸濁
液の移送量を調節することはできない。無駄な懸濁液の
使用を避けるためにも、グリーストラップの容量に応じ
て必要とされる懸濁液をタンクからグリーストラップに
過不足なく注入できるようにすることが望ましい。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、微生物入りの
排水処理用懸濁液を移送する場合には、ポンプの稼働部
分により微生物を押し潰したりしないような形式のもの
が望ましい。また、所望量をモーターの回転数に左右さ
れることなくグリーストラップに注入するためには、ポ
ンプの行程数により注入量を決定すればよいことにな
る。そして、あらゆる所望量の注入に対処するために
は、ポンプの一工程により注入できる量を調節できるよ
うにする必要がある。一工程による注入量を調節できれ
ば、行程数を変更することによりあらゆる注入量に適切
に対処できることになる。
【0013】そこで、この発明に係る排水処理用微生物
懸濁液所望量注入装置は前記の課題を解決するために、
ガラス製のシリンジを基板に固定し、シリンジのシリン
ダー吐出口にT型のパイプを連結し、T型パイプの一方
の端部にはシリンジのピストン上昇時に流体の圧力によ
り開く一方向バルブを介して吸入パイプを連結し、他方
の端部にはシリンジのピストン下降時に流体の圧力によ
り開く一方向バルブを介して吐出パイプを連結し、一方
シリンジのピストンの行程より若干長いネジが螺設して
あるネジ棒を直流モーターにより減速歯車を介して回転
されるようにシリンジと並行に基板に配設し、ネジ棒と
嵌合するネジ溝が螺設してある駆動アームをネジ棒と嵌
合させ、駆動アームの一端はシリンジのピストンの鍔部
に連結し、駆動アームによりスイッチングされピストン
の下限位置と上限位置をそれぞれ検出する下限検出セン
サーと上限検出センサーを基板の適当な箇所に配設し、
ピストンの上限位置と下限位置を検出することにより直
流モーターの回転方向が逆転するようにするとともに、
ピストンが上昇して下降するまでを一行程として、所定
の行程数完了後に直流モーターが自動的に停止するよう
にしたものである。
【0014】
【実施例】次に、この発明に係る排水処理用微生物懸濁
液所望量注入装置の一実施例を図1に基づいて説明す
る。
【0015】1はガラス製のシリンジであり、シリンジ
1のシリンダー2は基板3に固定してある。ガラス製の
シリンジ1は耐薬品性であるので、各種の懸濁液に対し
て使用可能である。
【0016】また発明者が微生物入りの懸濁液の移送に
関して各種ポンプで実験した結果、ガラス製のシリンジ
は微生物を押し潰したりすることがなく微生物に損傷を
与えることがないことを見いだし、微生物入り懸濁液の
移送にはガラス製のシリンジが特に最適であることが判
明したのである。シリンダとピストンを組み合わせた往
復動型のポンプの中でも、ガラス製のシリンジが微生物
に与える損傷が極めて小さかったのである。
【0017】なお、シリンジ1の容量は一般に市販され
ているものから適当な容量のものを選択すればよいが、
装置全体の大型化を避けるためには例えば50cc〜5
00cc位のものを使用する。
【0018】4はシリンジ1のシリンダー2の吐出口5
にゴムホース6を介して連結したT型パイプである。な
お、このT型パイプ4はシリンダー2の吐出口5の先が
二又に分かれればよいのであり、Y型やト型等適当な形
状とすることができる。また、ゴムホース6を介さずに
吐出口5とT型パイプ4を直接接続してもよいのはいう
までもないことである。
【0019】T型パイプ4の一方の端部には、シリンジ
1のピストン7上昇時に流体の圧力により開く一方向バ
ルブ8を介して吸入パイプ9が連結してある。他方の端
部には、シリンジ1のピストン7下降時に流体の圧力に
より開く一方向バルブ10を介して吐出パイプ11が連
結してある。なお、一方向バルブ8,10の代わりにど
ちらか一方または双方に電磁弁を使用してもよい。電磁
弁を使用するとシリンジ1の吸入行程と吐出行程を確実
に制御することができる。この場合には、ピストン7の
動きと連動させて電磁弁を開閉するようにする。
【0020】12はその両端をボール軸受13で回転可
能に軸支したネジ棒であり、減速歯車14を介して直流
モーター15により駆動されるようになっている。ネジ
棒12にはシリンジ1のピストン7のストロークより若
干長いネジが螺設してあり、シリンジ1のピストン7の
ストローク方向と並行となるように基板3に配設してあ
る。直流モーター15は電池駆動の直流モーターであ
り、極性を切り替えるだけで逆転可能となっている。
【0021】16はシリンジ1のピストン7を上下(図
面上は左右)に駆動する駆動アームであり、中央部分に
はネジ棒12と嵌合するねじ溝が螺設してあり、ネジ棒
12と嵌合させてあり、ネジ棒12が回転することによ
り駆動アーム16は図面上左右に動くようになってい
る。そして、駆動アーム16の一端はシリンジ1のピス
トン7の鍔部17と嵌合するように連結してあり、駆動
アーム16の移動によりピストン7も移動するようにな
っている。
【0022】駆動アーム16の他端はネジ棒12に並設
したガイド棒18と摺動するようになっており、駆動ア
ーム16がネジ棒12の回転によりスムーズに左右に動
くようになっている。19は駆動アーム16によりスイ
ッチングされ、ピストン7の下限位置を検出するための
下限検出センサーであり、20は駆動アーム16により
スイッチングされ、ピストン7の上限位置を検出するた
めの上限検出センサーであり、それぞれ基板3に配設し
てある。
【0023】下限検出センサー19または上限検出セン
サー20によりピストン7の下限位置または上限位置が
検出される毎に、直流モーター15は逆回転するように
なっている。また、一工程での吐出量を調節するために
上限検出センサー20は設定位置を変更できるようにし
てある。なお、ピストン7の上限位置と下限位置をセン
サーにより検出することができればよいのであるから、
下限検出センサー19と上限検出センサー20のON・
OFF動作を行うのは駆動アーム16に限らず、例えば
ピストン7の鍔部17等でもよい。なお、位置検出のセ
ンサーとしては例えばリミットスイッチ等のマイクロス
イッチが使用できるが、その他フォトカプラーやポテン
ショメータ等でもよい。
【0024】なお本発明においては、ピストン7をネジ
棒12に駆動アーム16を嵌合させ、直流モーター15
を可逆転してピストン7を往復運動させるようにした
が、ピストンを往復運動させるには本方法に限らず公知
の各種手段によっても行うことができる。例えばラック
とピニオンを使用したり、あるいはモーターを逆転させ
ることをせずにピストンの往復運動が可能なようにカム
やクランクを用いる方法であってもよい。
【0025】次に、上記した排水処理用微生物懸濁液所
望量注入装置の作動の一例を図2及び図3に基づいて説
明する。
【0026】まず、吸入パイプ9の先端を排水処理用微
生物懸濁液の入っているタンクに入れ、吐出パイプ11
の先端を懸濁液を注入しようとするグリーストラップに
臨ませる。また、グリーストラップの容量に応じた注入
量となるようにピストン7の往復回数を繰り返し回数設
定器により設定する。例えば、シリンジ1の容量が50
ccで所望量が500ccの場合には10回にセットす
る。また、場合によっては上限検出センサー20を適切
な位置にセットし直す。これにより注入作業の準備は完
了となる。
【0027】なお、自動的に注入作業を開始させる場合
には、24時間タイマーにより毎日定時に電源が入るよ
うにしておく。以下の例においてはタイマーにより電源
が自動的に入る場合について説明する。タイマーは必ず
しもなくてもよいが、微生物懸濁液は飲食店等の業務終
了後の一定時間経過後にグリーストラップに注入するの
が望ましく、注入作業は一般的には深夜となるのでタイ
マーを設けた方が無人で作業ができ便利である。
【0028】タイマー設定時刻になるとタイマーからの
出力により起動回路がONとなり、、直流モーター15
の電源がONとなり、直流モーター15がピストン7を
上昇させる方向に回転する。すると、ピストン7の上昇
にともない、一方向バルブ8が開きタンク内の懸濁液が
吸入パイプ9を経由してシリンジ1のシリンダー2内に
吸入される。この時、吐出パイプ11が連結されている
一方向バルブ10は閉じたままなので、吸入パイプ9か
ら吸入されてきた懸濁液がT型パイプ4から直接吐出パ
イプ11へ行くことはない。
【0029】そして、直流モーター15は駆動アーム1
6の移動によりピストン7の上限位置が上限検出センサ
ー20により検出されるまで回転を続ける。上限検出セ
ンサー20により、ピストン7の上限位置が検出される
と、直流モーター15のプラスとマイナスの接続が可逆
転制御回路により切り替えられ、直流モーター15は逆
回転をする。直流モーター15が逆回転すると、ピスト
ン7は下降することになる。
【0030】ピストン7が下降すると、一方向バルブ1
0が開きシリンジ1のシリンダー2内に吸入されていた
懸濁液は、吐出パイプ11を経由してグリーストラップ
内に注入されることになる。この時、吸入パイプ9が連
結されている一方向バルブ8は閉じるので、シリンジ1
から吐出された懸濁液が、T型パイプ4から吸入パイプ
9へ戻ることはない。
【0031】そして、直流モーター15は駆動アーム1
6の移動によりピストン7の下限位置が下限検出センサ
ー19により検出されるまで回転を続ける。下限検出セ
ンサー19により、ピストン7の下限位置が検出される
と、直流モーター15のプラスとマイナスの接続が可逆
転制御回路により切り替えられ、直流モーター15は再
度逆回転し、ピストン7は再び上昇することになる。ま
た、下限検出センサ19によりピストン7の下限位置が
検出されると、一工程が完了したことが計数回路に入力
されるとともに、計数回路にカウントされた総行程数と
繰り返し回数設定器からの設定数との比較が行われる。
【0032】そして、計数回路によりカウントされる総
行程数が繰り返し回数設定器からの設定数に達するま
で、上記作動が繰り返されることになる。
【0033】上記の作動を繰り返して、計数回路により
カウントされる総行程数が繰り返し回数設定器からの設
定数に達すると、計数回路により電源がOFFとなり、
直流モーター15が停止することになる。そして、24
時間後のタイマー設定時刻になると再び同様な作動を自
動的に繰り返すことになる。
【0034】ピストン7は繰り返し回数設定器により設
定された回数往復動をするので、ピストン7の作動速
度、すなわち直流モーター15の回転数に影響されるこ
となく所望量の懸濁液をタンクからグリーストラップに
注入することができることになる。したがって、直流モ
ーター15を乾電池や充電池により駆動した場合でも、
電圧の変化に関係なしに設定した所望量の懸濁液の注入
が可能となる。また、直流モーター15は起動トルクが
大きく、その上回転数が小さい程トルクが大きいので、
電源となる電池が消耗してきてもピストン7を十分駆動
することができるのである。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、この発明に係る排水
処理用微生物懸濁液所望量注入装置によれば、ガラス製
のシリンジを基板に固定し、シリンジのシリンダー吐出
口にT型のパイプを連結し、T型パイプの一方の端部に
はシリンジのピストン上昇時に流体の圧力により開く一
方向バルブを介して吸入パイプを連結し、他方の端部に
はシリンジのピストン下降時に流体の圧力により開く一
方向バルブを介して吐出パイプを連結し、一方シリンジ
のピストンの行程より若干長いネジが螺設してあるネジ
棒を直流モーターにより減速歯車を介して回転されるよ
うにシリンジと並行に基板に配設し、ネジ棒と嵌合する
ネジ溝が螺設してある駆動アームをネジ棒と嵌合させ、
駆動アームの一端はシリンジのピストンの鍔部に連結
し、駆動アームによりスイッチングされピストンの下限
位置と上限位置をそれぞれ検出する下限検出センサーと
上限検出センサーを基板の適当な箇所に配設し、ピスト
ンの上限位置と下限位置を検出することにより直流モー
ターの回転方向が逆転するようにするとともに、ピスト
ンが上昇して下降するまでを一行程として、所定の行程
数完了後に直流モーターが自動的に停止するようにした
ので、懸濁液中の微生物を死滅させたり損傷させたりす
ることなく移送することができ、しかも直流モーター駆
動電源の電圧が変化して直流モータの回転数等が変動し
ても、所望設定量を確実に移送でき、したがって高価な
微生物を使用している懸濁液等の場合において、懸濁液
を無駄にすることなく有効に利用することができ経済的
であるとともに、懸濁液を利用した場合の効果を確実な
ものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る排水処理用微生物懸濁液所望量
注入装置の一実施例を示す平面図である。
【図2】この発明に係る排水処理用微生物懸濁液所望量
注入装置の作動の一例を示すブロックダイヤグラムであ
る。
【図3】この発明に係る排水処理用微生物懸濁液所望量
注入装置の作動の一例を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 シリンジ 2 シリンダー 3 基板 4 T型パイプ 5 吐出口 6 ゴムホース 7 ピストン 8 一方向バルブ 9 吸入パイプ 10 一方向バルブ 11 吐出パイプ 12 ネジ棒 13 ボール軸受 14 減速歯車 15 直流モーター 16 駆動アーム 17 鍔部 18 ガイド棒 19 下限検出センサー 20 上限検出センサー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス製のシリンジを基板に固定し、シ
    リンジのシリンダー吐出口にT型のパイプを連結し、T
    型パイプの一方の端部にはシリンジのピストン上昇時に
    流体の圧力により開く一方向バルブを介して吸入パイプ
    を連結し、他方の端部にはシリンジのピストン下降時に
    流体の圧力により開く一方向バルブを介して吐出パイプ
    を連結し、一方シリンジのピストンの行程より若干長い
    ネジが螺設してあるネジ棒を直流モーターにより減速歯
    車を介して回転されるようにシリンジと並行に基板に配
    設し、ネジ棒と嵌合するネジ溝が螺設してある駆動アー
    ムをネジ棒と嵌合させ、駆動アームの一端はシリンジの
    ピストンの鍔部に連結し、駆動アームによりスイッチン
    グされピストンの下限位置と上限位置をそれぞれ検出す
    る下限検出センサーと上限検出センサーを基板の適当な
    箇所に配設し、ピストンの上限位置と下限位置を検出す
    ることにより直流モーターの回転方向が逆転するように
    するとともに、ピストンが上昇して下降するまでを一行
    程として、所定の行程数完了後に直流モーターが自動的
    に停止するようにしたことを特徴とする排水処理用微生
    物懸濁液所望量注入装置。
  2. 【請求項2】 ピストンの上限検出センサーを移動可能
    に配設した請求項1記載の排水処理用微生物懸濁液所望
    量注入装置。
  3. 【請求項3】 一方向バルブのどちらか一方又は双方を
    電磁弁とし、電磁弁をピストンの動きと連動させて開閉
    制御するようにした請求項1記載の排水処理用微生物懸
    濁液所望量注入装置。
JP33990295A 1995-12-05 1995-12-05 排水処理用微生物懸濁液所望量注入装置 Pending JPH09155329A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103406917A (zh) * 2013-08-30 2013-11-27 上海大学 仿人机器人眼部滴泪装置
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