JPH09155176A - 攪拌翼装置 - Google Patents

攪拌翼装置

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JPH09155176A
JPH09155176A JP32495095A JP32495095A JPH09155176A JP H09155176 A JPH09155176 A JP H09155176A JP 32495095 A JP32495095 A JP 32495095A JP 32495095 A JP32495095 A JP 32495095A JP H09155176 A JPH09155176 A JP H09155176A
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JP
Japan
Prior art keywords
blade
stirring
rotary shaft
stirring blade
beams
Prior art date
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Pending
Application number
JP32495095A
Other languages
English (en)
Inventor
Chiaki Tojo
千明 東條
Masayuki Isaka
正之 井坂
Kazuo Kuratomi
和雄 倉富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鎧戸状翼を有する攪拌翼装置では、被攪拌物
中に上下方向の流れが発生しにくいので、粘性の高い被
攪拌物では充分に攪拌されるまでの時間が長くなり、リ
ボン状翼を有するものでは上下方向の流れが発生するの
で、粘度の高い被攪拌物であっても短時間で充分に攪拌
させることができるが、螺旋状の翼は製作が難しく、コ
ストが嵩んでしまう。 【解決手段】 駆動装置3に連結される回転軸4に、そ
の軸心方向10に直交する平面内13,14で取付けら
れた上下の翼支持部材5,6と、回転軸4に離間して各
翼支持部材5,6に取付けられた板状の攪拌翼7,8と
から構成し、各攪拌翼7,8の端部は、回転軸4の軸心
方向10に直交する平面内で各翼支持部材5,6の中心
軸11,12に対して傾斜するとともに、各攪拌翼7,
8の途中は回転軸4の軸心方向10に直交する平面1
3,14に対して傾斜させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗料、薬品あるい
は食品(例えば、ケチャップやマヨネーズ)などを製造
する際に、これら被攪拌物を攪拌させるための攪拌翼装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、塗料、薬品あるいは食品(例え
ば、ケチャップやマヨネーズ)などを製造するには、こ
れら被攪拌物をタンク内で攪拌させる必要がある。
【0003】そして従来、被攪拌物を攪拌するための攪
拌翼装置には、図7〜図12に示すものがある。図7お
よび図8に示す攪拌翼装置50は、モータの駆動軸に連
結した回転軸51と、この回転軸51の途中および下端
部に所定間隔だけ離間して配置した一対の支持板52
と、各支持板52の板面に対して取付け側端部を傾斜さ
せて渡した回転軸51の軸心と平行な複数の板状翼(以
下「鎧戸状翼」と称す)53とから構成されている。
【0004】この構成によれば、モータを駆動して鎧戸
状翼53を回転させると、矢線54で示すように、この
鎧戸状翼53により被攪拌物H中にタンク55の壁面側
に向かう(押される)流れが発生して、被攪拌物Hを攪
拌することができる。
【0005】また図9および図10に示すものは、モー
タの駆動軸に連結した回転軸56と、この回転軸56の
途中および下端部に所定間隔だけ離間して半径方向に突
出した上下の支持杆57と、これら各支持杆57に上下
端部が支持された螺旋状翼(以下「リボン状翼」と称
す)58とから構成されている。
【0006】この構成によれば、モータを駆動してリボ
ン状翼58を回転させることにより、図の矢線59で示
すように、タンク55内の被攪拌物H中に上下方向の流
れが発生して被攪拌物Hを攪拌することができる。
【0007】さらに図11に示すように、回転軸60に
U字形の攪拌翼(以下「アンカー状翼」と称す)61を
取付け、タンク55内の被攪拌物Hを攪拌するものや、
図12に示すように、回転軸62に、矩形の攪拌孔63
を複数形成した攪拌翼(以下「門型翼」と称す)64を
取付け、タンク55内の被攪拌物Hを攪拌するものがあ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記攪拌翼装置のう
ち、鎧戸状翼53を有するものは、被攪拌物H中に、タ
ンク55の壁面側に向かう流れが発生するが、上下方向
の流れが発生しにくいので、粘性の高い被攪拌物Hで
は、充分に攪拌されるまでの時間が長くなってしまう。
【0009】またリボン状翼58を有するものでは上下
方向の流れが発生するので、粘度の高い被攪拌物Hであ
っても短時間で充分に攪拌させることができるが、螺旋
状の翼は製作が難しく、従ってコストが嵩んでしまう。
【0010】なおアンカー状翼61を有するものや、門
型翼64を有するものは構造が簡単で製作が容易である
が、粘性の高い被攪拌物Hに対しては混合性が悪い。そ
こで本発明は、上記課題を解決し得る攪拌翼装置の提供
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明における課題を解
決するための手段は、駆動装置に連結される回転軸と、
この回転軸に、その軸心方向に直交する平面内で取付け
られた翼支持部材と、回転軸に離間して翼支持部材に取
付けられた板状の攪拌翼とから構成され、この攪拌翼の
翼支持部材側取付け端部は、回転軸の軸心方向に直交す
る平面内で翼支持部材の中心軸に対して傾斜するととも
に、攪拌翼の途中は回転軸の軸心方向に直交する平面に
対して傾斜したことにより、攪拌翼を螺旋状に形成しな
くても、被攪拌物中に上下の流れを発生させて、高粘度
の被攪拌物であっても短時間で充分に攪拌することがで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1〜図6に基づいて説明する。本発明の実施の形態に係
る攪拌翼装置1は、塗料、薬品あるいは食品(例えば、
ケチャップやマヨネーズ)などを製造する際に、これら
被攪拌物Hをタンク2内で攪拌させるためのもので、駆
動装置(例えば駆動モータ)3の駆動軸に連結される回
転軸4と、この回転軸4に離間して取付けられた上下対
の板状の翼支持ビーム5,6と、端部が各翼支持ビーム
5,6間に渡して取付けられた板状で一対の攪拌翼7,
8とから構成されている。
【0013】前記上翼支持ビーム5は、回転軸4の軸心
方向10に直交する平面13内で回転軸4の途中に中心
部が挿通され、下翼支持ビーム6は回転軸4の軸心方向
10に直交する平面14内で回転軸4の下端部に配置さ
れ、また図5に示すように、上翼支持ビーム5と下翼支
持ビーム6とでなす角度θは平面視して90°とされて
いる。
【0014】各攪拌翼7,8の上下端部(翼支持部材側
取付け端部)は、回転軸4の軸心方向10に直交する平
面内で各翼支持ビーム5,6の中心軸11,12に対し
て同じ角度α(例えば、45°)だけ傾斜するととも
に、各攪拌翼7,8は、図4に示すように、回転軸4の
軸心方向10に直交する平面13,14に対して角度β
で傾斜するよう構成されている。
【0015】上記構成において、塗料、薬品あるいは食
品などの被攪拌物Hを製造するために、タンク2内で攪
拌する場合、駆動装置3を駆動して回転軸4を回転する
と、例えば図1において、上下の翼支持ビーム5,6と
ともに各攪拌翼7,8が回転軸4回りに反時計方向に回
転する。そうすると被攪拌物H内に、各攪拌翼7,8の
回転に伴う周方向の回転流R1が発生し、また回転軸4
の軸心方向10に直交する平面13,14に対して傾斜
するよう両翼支持ビーム5,6に渡されている各攪拌翼
7,8の板面に沿って上下流R2が発生し、被攪拌物H
を確実に攪拌する。
【0016】ここで図7〜図12に示した従来の技術の
うち、リボン状翼58を有する攪拌装置、アンカー状翼
61を有する攪拌装置、門型翼64を有する攪拌翼装
置、および本発明の実施の形態における攪拌翼7,8を
有する攪拌翼装置1の攪拌能力(混合特性)を実験によ
り比較する。
【0017】なおこの実験方法は、水あめと水を混合し
た混合物(粘度30000cP)にヨードを加えて褐色
に着色し、脱色剤としてチオ硫酸ナトリウムを投入し、
攪拌によって脱色されるまでの時間を計測したものであ
る。そして各攪拌翼装置における攪拌能力は、図6の片
対数グラフ図に示すように、脱色されるまでの時間t(s
ec) と比動力PV(動力/液容積:kw/m3)との関係で表
され、攪拌能力の高い攪拌翼装置ほど、原点に近い曲線
となる。
【0018】図において実線で示した曲線aは、アンカ
ー状翼61を有する攪拌装置および門型翼64を有する
攪拌翼装置の攪拌能力であり、一点鎖線で示した曲線b
はリボン状翼58を有する攪拌装置の攪拌能力であり、
破線cはθ=90°,α=45°に設定した場合の攪拌
能力である。
【0019】このグラフ図から、従来の攪拌装置と本発
明の攪拌翼装置1の比較において、本発明の攪拌翼装置
1で、θ=90°,α=45°に設定した場合が最も攪
拌能力が優れていることが明らかになった。
【0020】このように本発明の実施の形態によれば、
板状の各攪拌翼7,8の端部を、回転軸4の軸心方向1
0に直交する平面内で上下の翼支持部材の中心軸に対し
て傾斜させるとともに、各攪拌翼7,8は回転軸4の軸
心方向10に直交する平面13,14に対して傾斜させ
て両翼支持ビーム5,6に渡したので、従来のように、
攪拌翼7,8を螺旋状に形成することなく、被攪拌物H
内に上下流を発生させることができ、従って、製作が容
易でかつ被攪拌物Hが高粘度であっても、良好な攪拌能
力を有する攪拌翼装置が得られる。
【0021】なお上記実施の形態では、一対の翼支持ビ
ーム5,6を設け、これら翼支持ビーム5,6間に攪拌
翼7,8を渡すように設けたが、これに限定されるもの
ではなく、タンク2の深さに応じて、三枚あるいはそれ
以上の翼支持ビームを回転軸4に所定間隔置きに配置
し、これら翼支持ビームは互いに角度θ(この角度θは
異なっていてもよい)でずらし、各翼支持ビーム間に板
状の攪拌翼を渡すようにすることもできる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明
は、板状の攪拌翼の翼支持部材側取付け端部を回転軸の
軸心方向に直交する平面内で翼支持部材の中心軸に対し
て傾斜させるとともに、攪拌翼の途中は回転軸の軸心方
向に直交する平面に対して傾斜させたので、従来のよう
に、攪拌翼を螺旋状に形成したものでなくとも、被攪拌
物内に上下流を発生させることができ、従って、製作が
容易でかつ良好な攪拌能力を有する攪拌翼装置を得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す攪拌翼装置の一方向
からの斜視図である。
【図2】同じく他方向からの斜視図である。
【図3】同じく正面図である。
【図4】同じく側面図である。
【図5】同じく平面図である。
【図6】同じく本発明の攪拌翼装置と従来の攪拌翼装置
との攪拌能力の比較を示すグラフ図である。
【図7】従来の鎧戸状翼を有する攪拌翼装置の平面図で
ある。
【図8】同じく正面図である。
【図9】従来のリボン状翼を有する攪拌翼装置の平面図
である。
【図10】同じく正面図である。
【図11】従来のアンカー状翼を有する攪拌翼装置の正
面図である。
【図12】従来の門型翼を有する攪拌翼装置の正面図で
ある。
【符号の説明】
1 攪拌翼装置 2 タンク 3 駆動装置 4 回転軸 5 翼支持ビーム 6 翼支持ビーム 7 攪拌翼 8 攪拌翼 10 回転軸の軸心方向 11 上翼支持ビームの中心軸 12 下翼支持ビームの中心軸 13 軸心方向に直交する平面 H 被攪拌物 R1 回転流 R2 上下流 θ 翼支持ビームのなす角度

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動装置に連結される回転軸と、この回
    転軸に、その軸心方向に直交する平面内で取付けられた
    翼支持部材と、回転軸に離間して翼支持部材に取付けら
    れた板状の攪拌翼とから構成され、この攪拌翼の翼支持
    部材側取付け端部は、回転軸の軸心方向に直交する平面
    内で翼支持部材の中心軸に対して傾斜するとともに、攪
    拌翼の途中は回転軸の軸心方向に直交する平面に対して
    傾斜したことを特徴とする攪拌翼装置。
JP32495095A 1995-12-14 1995-12-14 攪拌翼装置 Pending JPH09155176A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020035804A (ko) * 2002-04-16 2002-05-15 최은오 아이스크림 제조기의 교반날개 구조
KR20030085902A (ko) * 2002-05-02 2003-11-07 최은오 아이스크림 제조기의 교반장치
KR102558288B1 (ko) * 2023-05-30 2023-07-24 주식회사 선경인케이 음식물을 균일하게 교반가능한 교반모듈을 갖는 조리용 솥 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020035804A (ko) * 2002-04-16 2002-05-15 최은오 아이스크림 제조기의 교반날개 구조
KR20030085902A (ko) * 2002-05-02 2003-11-07 최은오 아이스크림 제조기의 교반장치
KR102558288B1 (ko) * 2023-05-30 2023-07-24 주식회사 선경인케이 음식물을 균일하게 교반가능한 교반모듈을 갖는 조리용 솥 장치

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