JPH0915506A - 画像処理方法および装置 - Google Patents
画像処理方法および装置Info
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- JPH0915506A JPH0915506A JP8101109A JP10110996A JPH0915506A JP H0915506 A JPH0915506 A JP H0915506A JP 8101109 A JP8101109 A JP 8101109A JP 10110996 A JP10110996 A JP 10110996A JP H0915506 A JPH0915506 A JP H0915506A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 微細な被試験品を簡単な回路構成により高精
度の二次元または三次元画像により表示する。 【解決手段】 焦点位置の異なる複数の被試験品におけ
る画像データをビデオカメラ2により取り込み、A/D
変換部3によりデジタルデータに変換し、フレームメモ
リ4に格納する。画像処理部5に設けられた領域分割回
路7はフレームメモリ4に格納されている画像データを
取り込み、領域分割回路7により所定の画素数の領域に
分割を行って焦点位置演算回路8によりそれぞれの領域
における最適な焦点位置の計算を空間フィルタリング検
出方法、ヒストグラム判定方法および周波特性解析方法
などにより行い、最適焦点位置と判断された画像データ
を画像合成回路9が全画面にわたって合成し、表示部6
に表示する。
度の二次元または三次元画像により表示する。 【解決手段】 焦点位置の異なる複数の被試験品におけ
る画像データをビデオカメラ2により取り込み、A/D
変換部3によりデジタルデータに変換し、フレームメモ
リ4に格納する。画像処理部5に設けられた領域分割回
路7はフレームメモリ4に格納されている画像データを
取り込み、領域分割回路7により所定の画素数の領域に
分割を行って焦点位置演算回路8によりそれぞれの領域
における最適な焦点位置の計算を空間フィルタリング検
出方法、ヒストグラム判定方法および周波特性解析方法
などにより行い、最適焦点位置と判断された画像データ
を画像合成回路9が全画面にわたって合成し、表示部6
に表示する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理方法およ
び装置に関し、特に、被試験品における三次元形状の画
像処理に適用して有効な技術に関するものである。
び装置に関し、特に、被試験品における三次元形状の画
像処理に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者が検討したところによれば、半
導体ウエハ上に形成されたパターンなどの被試験品にお
ける三次元形状を測定するこの種の画像処理装置として
は、たとえば、共焦点(走査型)顕微鏡などの特殊光学
顕微鏡がある。
導体ウエハ上に形成されたパターンなどの被試験品にお
ける三次元形状を測定するこの種の画像処理装置として
は、たとえば、共焦点(走査型)顕微鏡などの特殊光学
顕微鏡がある。
【0003】この共焦点顕微鏡は、レーザ光源などの点
光源を使用し、ピンホールを通過した光のみを光電変換
器により電気信号に変換し、試料の位置を三次元的に移
動することにより、任意の位置の三次元形状の情報を得
ている。
光源を使用し、ピンホールを通過した光のみを光電変換
器により電気信号に変換し、試料の位置を三次元的に移
動することにより、任意の位置の三次元形状の情報を得
ている。
【0004】なお、共焦点顕微鏡を詳しく述べてある特
許の例として、米国特許第3013467号がある。
許の例として、米国特許第3013467号がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な共焦点顕微鏡による画像処理技術では、次のような問
題点があることが本発明者により見い出された。
な共焦点顕微鏡による画像処理技術では、次のような問
題点があることが本発明者により見い出された。
【0006】すなわち、共焦点顕微鏡では、微小被写体
の計測などに適しているが、光学系が大形で複雑となる
ため高価になり、1画面分の画像データを採取するため
の時間がかかるという問題があった。
の計測などに適しているが、光学系が大形で複雑となる
ため高価になり、1画面分の画像データを採取するため
の時間がかかるという問題があった。
【0007】本発明の目的は、簡単な回路構成により焦
点誤差のない画像を表示できる画像処理方法および装置
を提供することにある。
点誤差のない画像を表示できる画像処理方法および装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0009】すなわち、本発明の画像処理方法は、焦点
位置の異なる画像データを取り込む工程と、取り込まれ
た画像データを任意の領域に分割し、それぞれの領域に
おける焦点誤差を計算する工程と、該焦点誤差の計算結
果に基づいて、各々の領域における最適焦点位置の画像
データだけを合成処理する工程とを有するものである。
位置の異なる画像データを取り込む工程と、取り込まれ
た画像データを任意の領域に分割し、それぞれの領域に
おける焦点誤差を計算する工程と、該焦点誤差の計算結
果に基づいて、各々の領域における最適焦点位置の画像
データだけを合成処理する工程とを有するものである。
【0010】それにより、短時間で確実に焦点誤差のな
い、高精度の画像を表示することができる。
い、高精度の画像を表示することができる。
【0011】また、本発明の画像処理方法は、被試験品
における焦点位置の異なる画像データおよびサンプルに
おける焦点位置の異なる補助画像データを取り込む工程
と、取り込んだ画像データと補助画像データとを任意の
領域に分割し、それぞれの画像データの領域に対応する
補助画像データの領域を比較し、その差分を計算する工
程と、該差分に基づいて対応する領域毎における焦点誤
差を計算する工程と、その計算結果に基づいて最適焦点
位置の画像データだけを合成処理する工程とを有するも
のである。
における焦点位置の異なる画像データおよびサンプルに
おける焦点位置の異なる補助画像データを取り込む工程
と、取り込んだ画像データと補助画像データとを任意の
領域に分割し、それぞれの画像データの領域に対応する
補助画像データの領域を比較し、その差分を計算する工
程と、該差分に基づいて対応する領域毎における焦点誤
差を計算する工程と、その計算結果に基づいて最適焦点
位置の画像データだけを合成処理する工程とを有するも
のである。
【0012】それにより、複雑な繰り返しパターンによ
り形成された被試験品であっても高精度の画像を表示す
ることができる。
り形成された被試験品であっても高精度の画像を表示す
ることができる。
【0013】さらに、本発明の画像処理方法は、焦点位
置の異なる画像データを取り込む工程と、取り込まれた
画像データを任意の領域に分割し、それぞれの領域にお
ける焦点誤差を計算する工程と、該焦点誤差に基づい
て、2点以上の合焦点位置を決定する工程と、それぞれ
の領域における合焦点位置の画像データだけを合成処理
する工程または三次元画像に合成して表示する工程とを
有するものである。
置の異なる画像データを取り込む工程と、取り込まれた
画像データを任意の領域に分割し、それぞれの領域にお
ける焦点誤差を計算する工程と、該焦点誤差に基づい
て、2点以上の合焦点位置を決定する工程と、それぞれ
の領域における合焦点位置の画像データだけを合成処理
する工程または三次元画像に合成して表示する工程とを
有するものである。
【0014】それにより、被試験品が多層であっても各
々の層の合焦点位置の画像データだけを合成処理または
三次元画像に合成して表示することができる。
々の層の合焦点位置の画像データだけを合成処理または
三次元画像に合成して表示することができる。
【0015】また、本発明の画像処理方法は、被試験品
における焦点位置の異なる画像データおよびサンプルに
おける焦点位置の異なる補助画像データを取り込む工程
と、取り込んだ画像データと補助画像データとを任意の
領域に分割し、それぞれの画像データの領域に対応する
補助画像データの領域を比較し、その差分を計算する工
程と、該差分に基づいて対応する領域毎における焦点誤
差を計算する工程と、その計算結果に基づいて、1ない
し2点以上の合焦点位置を決定する工程と、決定された
合焦点位置が1点であると焦点誤差を零とし、2点以上
であると、合焦点位置の差分を三次元画像に合成し、表
示を行う工程とを有するものである。
における焦点位置の異なる画像データおよびサンプルに
おける焦点位置の異なる補助画像データを取り込む工程
と、取り込んだ画像データと補助画像データとを任意の
領域に分割し、それぞれの画像データの領域に対応する
補助画像データの領域を比較し、その差分を計算する工
程と、該差分に基づいて対応する領域毎における焦点誤
差を計算する工程と、その計算結果に基づいて、1ない
し2点以上の合焦点位置を決定する工程と、決定された
合焦点位置が1点であると焦点誤差を零とし、2点以上
であると、合焦点位置の差分を三次元画像に合成し、表
示を行う工程とを有するものである。
【0016】それにより、被試験品における各々の領域
の最適焦点位置の画像データだけを合成処理したり、最
適焦点位置を三次元画像に合成して表示することができ
る。
の最適焦点位置の画像データだけを合成処理したり、最
適焦点位置を三次元画像に合成して表示することができ
る。
【0017】さらに、本発明の画像処理方法は、それぞ
れの領域における合焦点位置の領域の高さを計算する工
程と、計算された領域の高さに基づいて三次元画像に合
成し、表示を行う工程とを有するものである。
れの領域における合焦点位置の領域の高さを計算する工
程と、計算された領域の高さに基づいて三次元画像に合
成し、表示を行う工程とを有するものである。
【0018】それにより、被試験品における合焦点位置
が1点の場合には焦点誤差を零とし、合焦点位置が2点
以上の場合には、これらの合焦点位置の差分を三次元画
像に合成して表示することができる。
が1点の場合には焦点誤差を零とし、合焦点位置が2点
以上の場合には、これらの合焦点位置の差分を三次元画
像に合成して表示することができる。
【0019】また、本発明の画像処理方法は、前記焦点
誤差に基づいてそれぞれの領域を有効領域と無効領域に
分離する工程と、該有効領域に関して焦点位置の異なる
画像データより最適焦点位置を決定する工程と、無効領
域に関して隣接する有効領域より順次最適焦点位置を決
定する工程とを有するものである。
誤差に基づいてそれぞれの領域を有効領域と無効領域に
分離する工程と、該有効領域に関して焦点位置の異なる
画像データより最適焦点位置を決定する工程と、無効領
域に関して隣接する有効領域より順次最適焦点位置を決
定する工程とを有するものである。
【0020】それにより、被試験品における1ないし2
点以上の最適焦点位置を決定することが可能となり、最
適焦点位置が1点の場合には焦点誤差を零とし、2点以
上の場合にはこれらの最適焦点位置の差分を三次元画像
に合成して表示することができる。
点以上の最適焦点位置を決定することが可能となり、最
適焦点位置が1点の場合には焦点誤差を零とし、2点以
上の場合にはこれらの最適焦点位置の差分を三次元画像
に合成して表示することができる。
【0021】さらに、本発明の画像処理方法は、前記焦
点誤差の計算が、画像データにおける所定の領域に隣接
する他の領域の画素に重み付けをした画像データを空間
フィルタ演算するものである。
点誤差の計算が、画像データにおける所定の領域に隣接
する他の領域の画素に重み付けをした画像データを空間
フィルタ演算するものである。
【0022】それにより、容易に簡単な回路構成によっ
て短時間で焦点誤差の計算を行うことができる。
て短時間で焦点誤差の計算を行うことができる。
【0023】また、本発明の画像処理方法は、前記焦点
誤差の計算が、焦点誤差が計算される1画素を含んだ所
定の領域におけるヒストグラムを計算し、そのヒストグ
ラムの標準偏差またはヒストグラムの最大値と最小値の
差を計算するものである。
誤差の計算が、焦点誤差が計算される1画素を含んだ所
定の領域におけるヒストグラムを計算し、そのヒストグ
ラムの標準偏差またはヒストグラムの最大値と最小値の
差を計算するものである。
【0024】それにより、短時間で高精度に被試験品に
おける焦点誤差を計算することができる。
おける焦点誤差を計算することができる。
【0025】さらに、本発明の画像処理方法は、前記焦
点誤差の計算が、焦点誤差が計算される1画素を含んだ
所定の領域における一次元または二次元の周波数解析を
行い、その周波数解析で得られる高周波成分の大きさか
ら計算または焦点誤差が計算される1画素を含んだ所定
の領域における任意の画素を重み付けし、一次元または
二次元の周波数解析を行い、その周波数解析で得られる
高周波成分の大きさから計算するものである。
点誤差の計算が、焦点誤差が計算される1画素を含んだ
所定の領域における一次元または二次元の周波数解析を
行い、その周波数解析で得られる高周波成分の大きさか
ら計算または焦点誤差が計算される1画素を含んだ所定
の領域における任意の画素を重み付けし、一次元または
二次元の周波数解析を行い、その周波数解析で得られる
高周波成分の大きさから計算するものである。
【0026】それにより、短時間でより高精度に被試験
品のおける焦点誤差を計算することができる。
品のおける焦点誤差を計算することができる。
【0027】さらに、本発明の画像処理方法は、分割さ
れる領域が、1画素または2画素以上の任意に細分化さ
れたブロックにより構成されているものである。
れる領域が、1画素または2画素以上の任意に細分化さ
れたブロックにより構成されているものである。
【0028】それによっても、短時間で確実に焦点誤差
の計算を行うことができる。
の計算を行うことができる。
【0029】また、本発明の画像処理方法は、最適焦点
位置と焦点誤差とに基づいて焦点位置ずれ量を計算し、
その焦点位置ずれ量に応じて輝度変調または色変調して
表示する工程または最適焦点位置の画像データと焦点誤
差の計算結果に基づいた焦点位置誤差を三次元画像に合
成して表示する工程のいずれかを有するものである。
位置と焦点誤差とに基づいて焦点位置ずれ量を計算し、
その焦点位置ずれ量に応じて輝度変調または色変調して
表示する工程または最適焦点位置の画像データと焦点誤
差の計算結果に基づいた焦点位置誤差を三次元画像に合
成して表示する工程のいずれかを有するものである。
【0030】それにより、被試験品における画像形状の
認識を容易にすることができる。
認識を容易にすることができる。
【0031】さらに、本発明の画像処理装置は、焦点位
置の異なる画像データを取り込む撮影手段と、該撮影手
段により取り込まれた画像データを任意の領域に分割を
行う領域分割手段と、該領域分割手段によって分割され
たそれぞれの領域における焦点誤差を計算する焦点演算
手段と、該焦点演算手段の計算結果に基づいて、それぞ
れの領域における最適焦点位置の画像データだけを合成
処理する画像合成手段と、該画像合成手段により合成処
理された画像データを表示する表示手段とよりなるもの
である。
置の異なる画像データを取り込む撮影手段と、該撮影手
段により取り込まれた画像データを任意の領域に分割を
行う領域分割手段と、該領域分割手段によって分割され
たそれぞれの領域における焦点誤差を計算する焦点演算
手段と、該焦点演算手段の計算結果に基づいて、それぞ
れの領域における最適焦点位置の画像データだけを合成
処理する画像合成手段と、該画像合成手段により合成処
理された画像データを表示する表示手段とよりなるもの
である。
【0032】また、本発明の画像処理装置は、被試験品
における焦点位置の異なる画像データおよびサンプルに
おける焦点位置の異なる補助画像データを取り込む撮影
手段と、該撮影手段によって取り込まれた画像データと
補助画像データとを任意の領域に分割する領域分割手段
と、対応する画像データの領域と補助画像データの領域
との比較を行い、その差分を計算する差分演算手段と、
該差分演算手段により計算された差分に基づいて対応す
る領域毎における焦点誤差を計算する焦点演算手段と、
該焦点演算手段の計算結果に基づいて最適焦点位置の画
像データだけを合成処理する画像合成手段と、該画像合
成手段により合成処理された画像データを表示する表示
手段とよりなるものである。
における焦点位置の異なる画像データおよびサンプルに
おける焦点位置の異なる補助画像データを取り込む撮影
手段と、該撮影手段によって取り込まれた画像データと
補助画像データとを任意の領域に分割する領域分割手段
と、対応する画像データの領域と補助画像データの領域
との比較を行い、その差分を計算する差分演算手段と、
該差分演算手段により計算された差分に基づいて対応す
る領域毎における焦点誤差を計算する焦点演算手段と、
該焦点演算手段の計算結果に基づいて最適焦点位置の画
像データだけを合成処理する画像合成手段と、該画像合
成手段により合成処理された画像データを表示する表示
手段とよりなるものである。
【0033】それらにより、複雑な繰り返しパターンな
どが形成された被試験品であっても高精度の画像を短時
間で確実に表示することができる。
どが形成された被試験品であっても高精度の画像を短時
間で確実に表示することができる。
【0034】以上のことにより、画像処理技術が用いら
れる装置を低コストにすることができ、作業時間も大幅
に短縮することができる。
れる装置を低コストにすることができ、作業時間も大幅
に短縮することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
に基づいて詳細に説明する。
【0036】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1による画像検出処理部のブロック図、図2は、本
発明の実施の形態1による画像検出処理部における画像
処理部のブロック図、図3(a)〜(e)は、本発明の
実施の形態1による画像データと焦点位置との関係を示
した説明図、図4(a)〜(e)は、本発明の実施の形
態1による被試験品における画像データおよび焦点検出
信号レベルを示した説明図、図5は、本発明の実施の形
態1によるエッジ検出における焦点位置演算回路のブロ
ック図、図6(a),(b)は、本発明の実施の形態1
による空間フィルタにおける係数の構成図、図7は、本
発明の実施の形態1によるヒストグラム判定における焦
点位置演算回路のブロック図、図8は、本発明の実施の
形態1による周波数特性解析における焦点位置演算回路
のブロック図、図9は、本発明の実施の形態1による画
像データの分割例を示す画像表示図、図10(a)〜
(e)は、被試験物が複数の層構造を有し、光が一部透
過する対象の場合の画像データおよび焦点検出信号レベ
ルを示した説明図、図11(a)〜(e)は、本発明の
実施の形態1による画像データと焦点位置との関係を示
した別の説明図、図12(a)〜(e)は、本発明の実
施の形態1による被試験品における画像データおよび焦
点検出信号レベルを示した別の説明図、図13は、本発
明の実施の形態1による画像検出処理部における画像処
理部の中の焦点位置演算回路の別のブロック図、図14
(a)〜(c)は、本発明の実施の形態1による有効/
無効領域判定を使用した焦点位置推定手順を説明する波
形図である。
形態1による画像検出処理部のブロック図、図2は、本
発明の実施の形態1による画像検出処理部における画像
処理部のブロック図、図3(a)〜(e)は、本発明の
実施の形態1による画像データと焦点位置との関係を示
した説明図、図4(a)〜(e)は、本発明の実施の形
態1による被試験品における画像データおよび焦点検出
信号レベルを示した説明図、図5は、本発明の実施の形
態1によるエッジ検出における焦点位置演算回路のブロ
ック図、図6(a),(b)は、本発明の実施の形態1
による空間フィルタにおける係数の構成図、図7は、本
発明の実施の形態1によるヒストグラム判定における焦
点位置演算回路のブロック図、図8は、本発明の実施の
形態1による周波数特性解析における焦点位置演算回路
のブロック図、図9は、本発明の実施の形態1による画
像データの分割例を示す画像表示図、図10(a)〜
(e)は、被試験物が複数の層構造を有し、光が一部透
過する対象の場合の画像データおよび焦点検出信号レベ
ルを示した説明図、図11(a)〜(e)は、本発明の
実施の形態1による画像データと焦点位置との関係を示
した別の説明図、図12(a)〜(e)は、本発明の実
施の形態1による被試験品における画像データおよび焦
点検出信号レベルを示した別の説明図、図13は、本発
明の実施の形態1による画像検出処理部における画像処
理部の中の焦点位置演算回路の別のブロック図、図14
(a)〜(c)は、本発明の実施の形態1による有効/
無効領域判定を使用した焦点位置推定手順を説明する波
形図である。
【0037】本実施の形態1において、半導体装置の異
物検査装置などにおける画像検出処理部1は、たとえ
ば、CCDカメラなどのビデオカメラ(撮影手段)2が
設けられ、ビデオカメラ2はアナログ信号をデジタル信
号に変換するA/D変換部3に接続されている。
物検査装置などにおける画像検出処理部1は、たとえ
ば、CCDカメラなどのビデオカメラ(撮影手段)2が
設けられ、ビデオカメラ2はアナログ信号をデジタル信
号に変換するA/D変換部3に接続されている。
【0038】また、画像検出処理部1には、A/D変換
部3の後段に接続されたフレームメモリ4が設けられて
おり、このフレームメモリ4によりA/D変換部3から
出力されたビデオカメラ2の画像データが格納される。
部3の後段に接続されたフレームメモリ4が設けられて
おり、このフレームメモリ4によりA/D変換部3から
出力されたビデオカメラ2の画像データが格納される。
【0039】さらに、画像検出処理部1には、画像処理
部5が設けられ、この画像処理部5によってフレームメ
モリ4に格納された任意の位置の画像データが必要に応
じて読み出され画像処理される。
部5が設けられ、この画像処理部5によってフレームメ
モリ4に格納された任意の位置の画像データが必要に応
じて読み出され画像処理される。
【0040】そして、画像処理部5は、たとえば、モニ
タなどの表示部(表示手段)6に接続されており、該画
像処理部5により合成処理された画像データが表示され
る。
タなどの表示部(表示手段)6に接続されており、該画
像処理部5により合成処理された画像データが表示され
る。
【0041】また、該画像処理部5は、図2に示すよう
に、フレームメモリ4に格納された画像データの内、X
(横)方向およびY(縦)方向に一定の画素数領域に分
割する領域分割回路(領域分割手段)7が設けられてい
る。
に、フレームメモリ4に格納された画像データの内、X
(横)方向およびY(縦)方向に一定の画素数領域に分
割する領域分割回路(領域分割手段)7が設けられてい
る。
【0042】さらに、画像処理部5には、焦点位置の演
算を行う焦点位置演算回路(焦点演算手段)8が設けら
れ、領域分割回路7と接続されており、焦点位置演算回
路8の後段には焦点位置演算回路8の演算結果に基づい
て画像の合成を行う画像合成回路(画像合成手段)9が
接続されている。
算を行う焦点位置演算回路(焦点演算手段)8が設けら
れ、領域分割回路7と接続されており、焦点位置演算回
路8の後段には焦点位置演算回路8の演算結果に基づい
て画像の合成を行う画像合成回路(画像合成手段)9が
接続されている。
【0043】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
る。
【0044】まず、図3(a)〜(e)を用いて、反射
型の光学顕微鏡を使用した場合の最適焦点位置の検出原
理を説明する。
型の光学顕微鏡を使用した場合の最適焦点位置の検出原
理を説明する。
【0045】ここでは説明を単純化するため、平面上に
高さhの正方形の板T1があり、これを高倍率(数十〜
数百倍)の反射型光学顕微鏡で観察した場合を示す。板
T1の高さhは焦点深度とほぼ同程度のもの(数μm程
度)と仮定する。
高さhの正方形の板T1があり、これを高倍率(数十〜
数百倍)の反射型光学顕微鏡で観察した場合を示す。板
T1の高さhは焦点深度とほぼ同程度のもの(数μm程
度)と仮定する。
【0046】また、図3(a)〜(e)においては、向
かって左側に板T1における顕微鏡の焦点位置を、向か
って右側には焦点位置を変化させた画像m1〜m5を概
念的に示したものである。
かって左側に板T1における顕微鏡の焦点位置を、向か
って右側には焦点位置を変化させた画像m1〜m5を概
念的に示したものである。
【0047】ここで、議論を単純化するために平面上に
は図3(d)に示すように右上から左下に向かう斜線の
パターンが存在し、板T1の上には、図3(b)に示す
ように、左上から右下に向かう斜線のパターンが存在す
る場合を考える。なお、図3(a)〜(e)におけるハ
ッチングは表面上のパターンを示すものであり、断面を
示すものではない。
は図3(d)に示すように右上から左下に向かう斜線の
パターンが存在し、板T1の上には、図3(b)に示す
ように、左上から右下に向かう斜線のパターンが存在す
る場合を考える。なお、図3(a)〜(e)におけるハ
ッチングは表面上のパターンを示すものであり、断面を
示すものではない。
【0048】まず、板T1の表面に着目すると、焦点位
置が図3(a)〜(e)のように変化した場合、図3
(b)の位置で斜線パターンが最もはっきりと観測さ
れ、この位置から離れるに従って斜線パターンがぼけて
しまう。
置が図3(a)〜(e)のように変化した場合、図3
(b)の位置で斜線パターンが最もはっきりと観測さ
れ、この位置から離れるに従って斜線パターンがぼけて
しまう。
【0049】これに対して、平面上のパターンに関して
は、図3(d)の位置で斜線パターンが最もはっきりと
観測され、この位置から離れるに従って斜線パターンが
ぼけてしまう。
は、図3(d)の位置で斜線パターンが最もはっきりと
観測され、この位置から離れるに従って斜線パターンが
ぼけてしまう。
【0050】よって、焦点位置を変化させて撮像した画
像から、板T1の部分に関しては図3(b)に示す位置
が最適焦点位置と判定でき、平面上の部分に関しては図
3(d)の位置が最適焦点位置であると判定することが
できる。
像から、板T1の部分に関しては図3(b)に示す位置
が最適焦点位置と判定でき、平面上の部分に関しては図
3(d)の位置が最適焦点位置であると判定することが
できる。
【0051】次に、平面上や板T1の上に図3のような
パターンがない、平坦部の場合の処理について述べる。
この場合、反射光の強度が焦点位置により変化する。す
なわち、照明光が被写体の表面に絞り込まれて照射さ
れ、光学系の焦点が被写体に合っている場合には、絞り
による影響、いわゆる、けられが最小となり、反射強度
が最大となり、焦点ずれが大きくなるにしたがって反射
強度は小さくなる。
パターンがない、平坦部の場合の処理について述べる。
この場合、反射光の強度が焦点位置により変化する。す
なわち、照明光が被写体の表面に絞り込まれて照射さ
れ、光学系の焦点が被写体に合っている場合には、絞り
による影響、いわゆる、けられが最小となり、反射強度
が最大となり、焦点ずれが大きくなるにしたがって反射
強度は小さくなる。
【0052】なお、光学系によっては反射光の強度が焦
点位置によりあまり変化しない場合がある。この場合の
処理に関しては後述する。
点位置によりあまり変化しない場合がある。この場合の
処理に関しては後述する。
【0053】したがって、焦点ずれの計算は画像を複数
の領域に分割し、それぞれの領域で最適焦点位置を計算
すればよいことになる。
の領域に分割し、それぞれの領域で最適焦点位置を計算
すればよいことになる。
【0054】次に、図2に示す画像検出処理部1におけ
る作用を説明する。
る作用を説明する。
【0055】まず、半導体ウエハ上に形成されたパター
ンなどである被試験品の画像データをビデオカメラ2に
より取り込み、A/D変換部3により、その画像データ
をデジタルデータに変換し、フレームメモリ4に格納す
る。
ンなどである被試験品の画像データをビデオカメラ2に
より取り込み、A/D変換部3により、その画像データ
をデジタルデータに変換し、フレームメモリ4に格納す
る。
【0056】その後、画像処理部5に設けられた領域分
割回路7はフレームメモリ4に格納されている画像デー
タを取り込み、水平方向におけるY(縦)方向およびX
(横)方向に所定の画素数、たとえば、4画素または8
画素を1単位とした領域(ブロック)に分割を行う。な
お、このブロックの大きさは任意である。
割回路7はフレームメモリ4に格納されている画像デー
タを取り込み、水平方向におけるY(縦)方向およびX
(横)方向に所定の画素数、たとえば、4画素または8
画素を1単位とした領域(ブロック)に分割を行う。な
お、このブロックの大きさは任意である。
【0057】そして、領域分割回路7により分割された
画像データは、図4(a)〜(e)に示すようになる。
なお、図4(a)、(b)、(d)、(e)におけるハ
ッチングは焦点のずれを示すものであり、断面を示すも
のでない。
画像データは、図4(a)〜(e)に示すようになる。
なお、図4(a)、(b)、(d)、(e)におけるハ
ッチングは焦点のずれを示すものであり、断面を示すも
のでない。
【0058】この図4(a)〜(e)において、向かっ
て左側は、取り込まれた焦点位置の異なる5つのフレー
ムの画像データM1〜M5の例であり、これら画像デー
タM1〜M5における領域A〜Eは分割された領域全体
を示すものである。
て左側は、取り込まれた焦点位置の異なる5つのフレー
ムの画像データM1〜M5の例であり、これら画像デー
タM1〜M5における領域A〜Eは分割された領域全体
を示すものである。
【0059】また、X方向に切り出した1ライン分の画
像データブロックをAH−1〜EH−1とする。
像データブロックをAH−1〜EH−1とする。
【0060】さらに、右側は画像データM1〜M5にお
けるX方向の1ライン分の画像データブロックであるラ
インAH−1〜EH−1における焦点検出信号レベルを
模式的に示したものであり、横軸は水平方向の位置を示
しており、PT1は板T1の位置を、Pは平面を示して
いる。
けるX方向の1ライン分の画像データブロックであるラ
インAH−1〜EH−1における焦点検出信号レベルを
模式的に示したものであり、横軸は水平方向の位置を示
しており、PT1は板T1の位置を、Pは平面を示して
いる。
【0061】この場合、PT1の位置の焦点検出信号レ
ベルに注目すると、図4(b)で最大(極大)となる。
また、平面Pの焦点検出信号レベルは図4(d)で最大
(極大)となる。
ベルに注目すると、図4(b)で最大(極大)となる。
また、平面Pの焦点検出信号レベルは図4(d)で最大
(極大)となる。
【0062】また、この場合の領域分割の処理は、フレ
ームメモリ4からの読み出しアドレスを切り換えること
により実現できる。
ームメモリ4からの読み出しアドレスを切り換えること
により実現できる。
【0063】このように、図2に示す領域分割回路7に
よって分割された画像データは、焦点位置演算回路8に
入力され、二次元画像のX方向およびY方向に関して、
前述した1単位の領域における最適な焦点位置の計算を
行う。
よって分割された画像データは、焦点位置演算回路8に
入力され、二次元画像のX方向およびY方向に関して、
前述した1単位の領域における最適な焦点位置の計算を
行う。
【0064】また、この焦点位置演算回路8による焦点
ずれの計算方法には、空間フィルタリング検出方法、ヒ
ストグラム判定方法および周波特性解析方法などがあ
る。
ずれの計算方法には、空間フィルタリング検出方法、ヒ
ストグラム判定方法および周波特性解析方法などがあ
る。
【0065】まず、空間フィルタリング検出方法による
焦点ずれの計算方法を説明する。
焦点ずれの計算方法を説明する。
【0066】空間フィルタリング検出方法において、焦
点位置演算回路8は、図5に示すように、所定の係数か
らなる空間フィルタ8aおよび該空間フィルタ8aの係
数に基づいて微分演算を行う成分比較回路8bから構成
されている。
点位置演算回路8は、図5に示すように、所定の係数か
らなる空間フィルタ8aおよび該空間フィルタ8aの係
数に基づいて微分演算を行う成分比較回路8bから構成
されている。
【0067】これは焦点が最も合っている画像に関して
は、所定の領域における画素の信号とその周辺における
画素の信号の差が最も大きくなるという性質を利用する
ものである。
は、所定の領域における画素の信号とその周辺における
画素の信号の差が最も大きくなるという性質を利用する
ものである。
【0068】また、この空間フィルタ8aにおける係数
を示す例としては、図6(a)に示すように、4近傍ラ
プラシアンがあり、所定の領域におけるX方向とY方向
に関する微分演算を行うものである。
を示す例としては、図6(a)に示すように、4近傍ラ
プラシアンがあり、所定の領域におけるX方向とY方向
に関する微分演算を行うものである。
【0069】したがって、X方向またはY方向に変化が
あれば大きな信号が出力される。
あれば大きな信号が出力される。
【0070】同様に、空間フィルタ8aにおける係数を
示す例としては、図6(b)に示すように、8近傍ラプ
ラシアンがあり、この場合、X方向とY方向以外に斜め
方向の変化があると信号が出力される。
示す例としては、図6(b)に示すように、8近傍ラプ
ラシアンがあり、この場合、X方向とY方向以外に斜め
方向の変化があると信号が出力される。
【0071】また、図5に示す空間フィルタ8aとして
は、これら4近傍ラプラシアンならびに8近傍ラプラシ
アン以外に、Robertsフィルタ、Forsenフ
ィルタやレンジフィルタなど種々のフィルタが適用可能
である。
は、これら4近傍ラプラシアンならびに8近傍ラプラシ
アン以外に、Robertsフィルタ、Forsenフ
ィルタやレンジフィルタなど種々のフィルタが適用可能
である。
【0072】そして、この空間フィルタ8aの出力を成
分比較回路8bに入力し、図4(a)〜(e)に示す焦
点位置の異なる5フレームの画像データM1〜M5にお
ける領域A〜Eに関してそれぞれの信号レベルの比較を
行う。
分比較回路8bに入力し、図4(a)〜(e)に示す焦
点位置の異なる5フレームの画像データM1〜M5にお
ける領域A〜Eに関してそれぞれの信号レベルの比較を
行う。
【0073】それにより、PT1の位置の焦点検出信号
レベルは図4(b)で最大、平面Pの位置の焦点検出信
号レベルは図4(d)で最大と判定され、この結果を画
像合成回路9に出力し、全画面にわたって合成すればよ
い。
レベルは図4(b)で最大、平面Pの位置の焦点検出信
号レベルは図4(d)で最大と判定され、この結果を画
像合成回路9に出力し、全画面にわたって合成すればよ
い。
【0074】そして、画像合成回路9によって合成され
た画像データは、表示部6に表示されることになる。
た画像データは、表示部6に表示されることになる。
【0075】次に、ヒストグラム判定方法における焦点
位置演算回路8は、図7に示すように、ヒストグラムを
計算するヒストグラム計算回路8cおよび該ヒストグラ
ム計算回路8cの計算結果に基づいてヒストグラムの分
散の大きさを比較する成分比較回路8dにより構成され
ている。
位置演算回路8は、図7に示すように、ヒストグラムを
計算するヒストグラム計算回路8cおよび該ヒストグラ
ム計算回路8cの計算結果に基づいてヒストグラムの分
散の大きさを比較する成分比較回路8dにより構成され
ている。
【0076】これは焦点が最も合っている画像に関して
は、着目する所定の領域の画像信号のヒストグラムの分
布が広がるという性質を利用するものであり、焦点位置
がずれると隣接画素からの信号がミックスされるため、
平均化されることになる。
は、着目する所定の領域の画像信号のヒストグラムの分
布が広がるという性質を利用するものであり、焦点位置
がずれると隣接画素からの信号がミックスされるため、
平均化されることになる。
【0077】したがって、ヒストグラムの分散が最大と
なるかあるいは信号の最大値と最小値の差が最も大きく
なった位置を焦点が最も合っていると判断すればよい。
なるかあるいは信号の最大値と最小値の差が最も大きく
なった位置を焦点が最も合っていると判断すればよい。
【0078】よって、図7に示すヒストグラム計算回路
8cでは、所定の領域内のヒストグラムを計算し、この
結果を成分比較回路8dに入力する。この回路では、図
4(a)〜(b)に示す焦点位置の異なる5フレームに
おける画像データM1〜M5に関して、それぞれヒスト
グラムの分散の大きさを比較する。
8cでは、所定の領域内のヒストグラムを計算し、この
結果を成分比較回路8dに入力する。この回路では、図
4(a)〜(b)に示す焦点位置の異なる5フレームに
おける画像データM1〜M5に関して、それぞれヒスト
グラムの分散の大きさを比較する。
【0079】そして、その結果、PT1の位置の焦点検
出信号レベルは図4(b)で最大、平面Pの焦点検出信
号レベルは図4(d)で最大と判断され、これを図7に
示す画像合成回路9に出力する。同様に他の領域におい
ても最適焦点位置の画像データを出力し、全画面にわた
って画像データを合成すればよい。
出信号レベルは図4(b)で最大、平面Pの焦点検出信
号レベルは図4(d)で最大と判断され、これを図7に
示す画像合成回路9に出力する。同様に他の領域におい
ても最適焦点位置の画像データを出力し、全画面にわた
って画像データを合成すればよい。
【0080】また、同様に、画像合成回路9により合成
された画像データは、図2に示す表示部6に表示される
ことになる。
された画像データは、図2に示す表示部6に表示される
ことになる。
【0081】次に、周波数特性解析方法による焦点位置
演算回路8は、図8に示すように、たとえば、図4に示
す画像データM1〜M5おける一次元または二次元の周
波数成分を計算する周波数変換回路8eおよび該周波数
変換回路8eの計算結果に基づいて高周波成分の比較を
行う成分比較回路8fにより構成されている。
演算回路8は、図8に示すように、たとえば、図4に示
す画像データM1〜M5おける一次元または二次元の周
波数成分を計算する周波数変換回路8eおよび該周波数
変換回路8eの計算結果に基づいて高周波成分の比較を
行う成分比較回路8fにより構成されている。
【0082】ここで、周波数変換器8eとしては、高速
フーリエ変換(FFT)回路、離散コサイン変換(DC
T)回路、ウェーブレット変換回路、アダマール変換回
路やハール変換回路などを使用すればよい。
フーリエ変換(FFT)回路、離散コサイン変換(DC
T)回路、ウェーブレット変換回路、アダマール変換回
路やハール変換回路などを使用すればよい。
【0083】また、この周波数特性解析方法は焦点が最
も合っている画像に関して、着目する所定の領域におけ
る画像データの信号が焦点ずれのある領域に比較して高
周波数成分が大きくなるという性質を利用するものであ
る。
も合っている画像に関して、着目する所定の領域におけ
る画像データの信号が焦点ずれのある領域に比較して高
周波数成分が大きくなるという性質を利用するものであ
る。
【0084】したがって、焦点位置がずれると隣接する
領域からの信号がミックスされるため、高周波成分が急
激に低下するので、高周波成分が最も大きくなった位置
を焦点が最も合っていると判断すればよい。
領域からの信号がミックスされるため、高周波成分が急
激に低下するので、高周波成分が最も大きくなった位置
を焦点が最も合っていると判断すればよい。
【0085】よって、図8に示す周波数変換回路8eで
は、所定の領域内の画像データに関して、一次元または
二次元の周波数成分を計算し、この結果を成分比較回路
8fに入力する。
は、所定の領域内の画像データに関して、一次元または
二次元の周波数成分を計算し、この結果を成分比較回路
8fに入力する。
【0086】この計算結果に基づいて、成分比較回路8
fが周波数成分の比較を行い、高周波成分が最も大きい
と判断された画像データ、すなわち、最適焦点位置の画
像データを画像合成回路9に出力し、同様に全画面にわ
たって合成すればよい。
fが周波数成分の比較を行い、高周波成分が最も大きい
と判断された画像データ、すなわち、最適焦点位置の画
像データを画像合成回路9に出力し、同様に全画面にわ
たって合成すればよい。
【0087】この場合も、合成された画像データは、最
適焦点位置の画像として図2に示す表示部6に表示され
る。
適焦点位置の画像として図2に示す表示部6に表示され
る。
【0088】次に、画像合成回路9では、前述した領域
毎に焦点ずれ量と合焦点位置の画像を次のように処理す
る。
毎に焦点ずれ量と合焦点位置の画像を次のように処理す
る。
【0089】最適焦点像合成表示においては、所定の領
域毎に最適焦点位置の画像データが出力されるので、こ
れを領域毎に合成して全画面を構成すれば、画面のどの
位置でもピントのあった画像を表示部6に表示すること
が可能となる。
域毎に最適焦点位置の画像データが出力されるので、こ
れを領域毎に合成して全画面を構成すれば、画面のどの
位置でもピントのあった画像を表示部6に表示すること
が可能となる。
【0090】また、上記の焦点ずれの計算結果に基づい
て、高さ方向の情報を統合することにより、被写体の高
さを決定することが可能となる。
て、高さ方向の情報を統合することにより、被写体の高
さを決定することが可能となる。
【0091】したがって、この高さ情報を、計算した焦
点ずれの量に基づいて輝度変調または色変調して表示す
ることにより、人間が認識しやすい形で高さ情報を表示
することが可能となる。
点ずれの量に基づいて輝度変調または色変調して表示す
ることにより、人間が認識しやすい形で高さ情報を表示
することが可能となる。
【0092】同様に、焦点ずれの量に基づいて、この高
さ情報に関して斜め上方から見た画像を三次元画像に合
成して表示することにより、人間がより認識しやすい表
示形式とすることができる。
さ情報に関して斜め上方から見た画像を三次元画像に合
成して表示することにより、人間がより認識しやすい表
示形式とすることができる。
【0093】また、領域分割回路7の別の例としては、
画像データにおける信号の特徴量による分割方法があ
る。
画像データにおける信号の特徴量による分割方法があ
る。
【0094】たとえば、図9に示すように、画像データ
M6における信号レベルまたはエッジ部分によって領域
を複数に分割する。ここでは、領域を境界が存在する領
域G1〜G3と残りの領域との4つに分割することにな
る。
M6における信号レベルまたはエッジ部分によって領域
を複数に分割する。ここでは、領域を境界が存在する領
域G1〜G3と残りの領域との4つに分割することにな
る。
【0095】また、被試験品の画像によっては、画像デ
ータにおける信号レベルに対応して画像データの領域を
分割する方法や光の波長に対応して画像データの領域を
分割する方法なども有効である。
ータにおける信号レベルに対応して画像データの領域を
分割する方法や光の波長に対応して画像データの領域を
分割する方法なども有効である。
【0096】次に、被試験物が複数の層構造を有し、光
が一部透過する対象の場合における層構造の合焦点位置
を決定する場合の処理について説明する。
が一部透過する対象の場合における層構造の合焦点位置
を決定する場合の処理について説明する。
【0097】まず、図10に、被試験物が複数の層構造
を有する場合の撮像画面例と焦点検出信号レベルを示
す。この図10は前述した図4の条件と同じであるので
詳細な説明を省略する。
を有する場合の撮像画面例と焦点検出信号レベルを示
す。この図10は前述した図4の条件と同じであるので
詳細な説明を省略する。
【0098】ここで、平面Pの信号レベルは図4と同じ
であるが、PT1の部分の反射率が異なっており、光を
一部透過する構造となっているものとする。この場合、
図10に示したように、PT1の表面(第1層)と下層
の表面(第2層)の2ヶ所で焦点が合うことになる。こ
の結果、図10(b),(d)で焦点検出信号レベルが
極大値を取る。
であるが、PT1の部分の反射率が異なっており、光を
一部透過する構造となっているものとする。この場合、
図10に示したように、PT1の表面(第1層)と下層
の表面(第2層)の2ヶ所で焦点が合うことになる。こ
の結果、図10(b),(d)で焦点検出信号レベルが
極大値を取る。
【0099】したがって、板T1(図3)の第1層また
は第2層を指定して全画面の画像を合成すれば、画面の
任意の位置の層構造を表示部6(図1)に表示すること
が可能となる。
は第2層を指定して全画面の画像を合成すれば、画面の
任意の位置の層構造を表示部6(図1)に表示すること
が可能となる。
【0100】さらに、板T1の第1層と第2層の高さ
(厚さ)の差を計算して、これを三次元画像に合成して
表示すれば、板T1の高さのみを表示することも可能と
なる。
(厚さ)の差を計算して、これを三次元画像に合成して
表示すれば、板T1の高さのみを表示することも可能と
なる。
【0101】同様に、被試験物が複数の層構造を有する
場合でも、焦点位置の異なる画像データを取り込み、2
点以上の合焦点位置の差分を三次元画像に合成して表示
することが可能となる。
場合でも、焦点位置の異なる画像データを取り込み、2
点以上の合焦点位置の差分を三次元画像に合成して表示
することが可能となる。
【0102】次に、平面上や板T1上に図3に示すよう
なパターンが無く、反射率がほぼ一定の平坦部の場合の
処理について述べる。
なパターンが無く、反射率がほぼ一定の平坦部の場合の
処理について述べる。
【0103】この場合、反射光の強度が焦点位置により
変化する場合には、前述したけられが最小となり、反射
強度が最大になって焦点ずれが大きくなるにしたがって
反射強度は小さくなる。
変化する場合には、前述したけられが最小となり、反射
強度が最大になって焦点ずれが大きくなるにしたがって
反射強度は小さくなる。
【0104】しかし、光学系によっては反射光の強度が
焦点位置によりあまり変化しない場合がある。また、反
射光の強度が十分ではなく、信号対雑音比(S/N)が
焦点誤差の計算に悪影響を与える場合がある。
焦点位置によりあまり変化しない場合がある。また、反
射光の強度が十分ではなく、信号対雑音比(S/N)が
焦点誤差の計算に悪影響を与える場合がある。
【0105】この場合の処理方法の原理を、図11
(a)〜(e)、図12(a)〜(e)を用いて説明す
る。
(a)〜(e)、図12(a)〜(e)を用いて説明す
る。
【0106】まず、図11(a)〜(e)においては、
前述した図3(a)〜(e)と類似の状態を示したもの
であり、右側に焦点位置を左側に撮像画面を示してい
る。また、議論をわかりやすくするため平面上に所定の
高さの台形の板T1がある場合を考える。
前述した図3(a)〜(e)と類似の状態を示したもの
であり、右側に焦点位置を左側に撮像画面を示してい
る。また、議論をわかりやすくするため平面上に所定の
高さの台形の板T1がある場合を考える。
【0107】ここで、焦点位置を上方から順番に変化さ
せてくると、まず図11(b)で板T1の上部に焦点が
合い、図11(d)で板T1の下部に焦点が合う。な
お、図11(a)〜(e)では、最も焦点が合っている
部分の輪郭部を太い線で表し、焦点がずれるに従って線
の太さが細くなるように表現している。
せてくると、まず図11(b)で板T1の上部に焦点が
合い、図11(d)で板T1の下部に焦点が合う。な
お、図11(a)〜(e)では、最も焦点が合っている
部分の輪郭部を太い線で表し、焦点がずれるに従って線
の太さが細くなるように表現している。
【0108】次に、図12(a)〜(e)は、図4
(a)〜(e)と類似の状態を示したものであり、右側
に撮像画面を左側に焦点検出信号レベルを示している。
板T1(図11)の中央部の平坦部や、境界の無い平面
部では焦点検出レベルが非常に小さい。
(a)〜(e)と類似の状態を示したものであり、右側
に撮像画面を左側に焦点検出信号レベルを示している。
板T1(図11)の中央部の平坦部や、境界の無い平面
部では焦点検出レベルが非常に小さい。
【0109】板T1の上部の境界部は、図12(b)で
焦点検出レベルが最大となり、板T1の下部の平面との
境界部は図12(d)で焦点検出レベルが最大となる。
焦点検出レベルが最大となり、板T1の下部の平面との
境界部は図12(d)で焦点検出レベルが最大となる。
【0110】このように、対象の境界部のみでしか焦点
誤差信号が得られない場合には、図13に示す回路構成
によって処理を行えばよい。
誤差信号が得られない場合には、図13に示す回路構成
によって処理を行えばよい。
【0111】図13において、画像処理部5に設けられ
た領域分割回路7は、フレームメモリ4(図2)に格納
されている画像データを取り込み、Y(縦)方向および
X(横)方向に所定の画素数、たとえば、4×4画素ま
たは8×8画素を1単位とした領域に分割を行う。な
お、この領域ブロックの大きさは任意である。
た領域分割回路7は、フレームメモリ4(図2)に格納
されている画像データを取り込み、Y(縦)方向および
X(横)方向に所定の画素数、たとえば、4×4画素ま
たは8×8画素を1単位とした領域に分割を行う。な
お、この領域ブロックの大きさは任意である。
【0112】次に、図13に示すように、焦点位置演算
回路8の回路構成は、焦点ずれ計算回路8h、有効/無
効領域判定回路8i、有効領域焦点推定回路8j、無効
領域焦点推定回路8k、最適焦点位置推定回路8mから
構成されている。
回路8の回路構成は、焦点ずれ計算回路8h、有効/無
効領域判定回路8i、有効領域焦点推定回路8j、無効
領域焦点推定回路8k、最適焦点位置推定回路8mから
構成されている。
【0113】焦点ずれ計算回路8hでは、前述した方法
で焦点ずれ量を計算して、有効/無効領域判定回路8i
に出力する。この有効/無効領域判定回路8iでは、焦
点ずれ量が設定値以上の場合に有効な焦点ずれ量が検出
されたと判断し、有効領域焦点位置推定回路8jに出力
する。設定値としては、たとえば、図12(a)〜
(e)に示す平坦部のレベルとすればよい。
で焦点ずれ量を計算して、有効/無効領域判定回路8i
に出力する。この有効/無効領域判定回路8iでは、焦
点ずれ量が設定値以上の場合に有効な焦点ずれ量が検出
されたと判断し、有効領域焦点位置推定回路8jに出力
する。設定値としては、たとえば、図12(a)〜
(e)に示す平坦部のレベルとすればよい。
【0114】次に、有効領域焦点推定回路8j回路で
は、図12(a)〜(e)までの有効領域の結果を利用
して有効領域の焦点位置を推定する。
は、図12(a)〜(e)までの有効領域の結果を利用
して有効領域の焦点位置を推定する。
【0115】ここで、焦点ずれ量が設定値以下の場合に
は平坦部と判断し、無効領域として信号を無効領域焦点
推定回路8kに出力する。また、無効領域と判断された
場合、正確な焦点位置を決定できないため、周辺の有効
領域の結果を利用して焦点位置を推定する。
は平坦部と判断し、無効領域として信号を無効領域焦点
推定回路8kに出力する。また、無効領域と判断された
場合、正確な焦点位置を決定できないため、周辺の有効
領域の結果を利用して焦点位置を推定する。
【0116】次に、無効領域焦点推定回路8kの処理手
順を信号波形的に示した図14(a)〜(c)を用いて
説明する。ここで、横軸は撮像画面の水平方向の位置1
〜12で、縦軸は最適焦点位置である位置a〜eを示し
ている。なお、図14の最上部には板T1を同時に示し
てある。
順を信号波形的に示した図14(a)〜(c)を用いて
説明する。ここで、横軸は撮像画面の水平方向の位置1
〜12で、縦軸は最適焦点位置である位置a〜eを示し
ている。なお、図14の最上部には板T1を同時に示し
てある。
【0117】まず、第1段階では、有効/無効領域判定
回路8iで焦点ずれ量が設定値以上と判断された位置
3,4,7,8のデータを、有効領域焦点位置推定回路
8jに出力する。
回路8iで焦点ずれ量が設定値以上と判断された位置
3,4,7,8のデータを、有効領域焦点位置推定回路
8jに出力する。
【0118】これらの結果から、図14(a)に示すよ
うに位置3、8の最適焦点位置は、焦点位置である位置
d、位置4,7の最適焦点位置は位置bと推定し、この
結果を最適焦点位置推定回路8mに出力する。この段階
では、これ以外の位置の焦点位置は決定できない。
うに位置3、8の最適焦点位置は、焦点位置である位置
d、位置4,7の最適焦点位置は位置bと推定し、この
結果を最適焦点位置推定回路8mに出力する。この段階
では、これ以外の位置の焦点位置は決定できない。
【0119】そして、第2段階では、最適焦点位置が決
定された位置3,4,7,8に隣接する位置2,5,
6,9に関して最適焦点位置を決定する。位置3,8の
最適焦点位置は位置dであるので、これに隣接する位置
2,9の最適焦点位置も位置dと推定する。同様に位置
4,7の最適焦点位置が位置bであるので、これに隣接
する位置5,6の最適焦点位置も位置bと推定する。
定された位置3,4,7,8に隣接する位置2,5,
6,9に関して最適焦点位置を決定する。位置3,8の
最適焦点位置は位置dであるので、これに隣接する位置
2,9の最適焦点位置も位置dと推定する。同様に位置
4,7の最適焦点位置が位置bであるので、これに隣接
する位置5,6の最適焦点位置も位置bと推定する。
【0120】次に、第3段階では、同様の処理により位
置1,10の最適焦点位置を位置dと推定する。これを
全領域にわたって処理を行えばよい。
置1,10の最適焦点位置を位置dと推定する。これを
全領域にわたって処理を行えばよい。
【0121】よって、この結果、平坦部の焦点ずれ量が
直接計算できない場合でも、エッジ部などの有効領域に
隣接している等の条件より焦点ずれ量を推定することが
可能となる。
直接計算できない場合でも、エッジ部などの有効領域に
隣接している等の条件より焦点ずれ量を推定することが
可能となる。
【0122】それにより、本実施の形態1では、画像処
理部5が焦点ずれ量に基づいて最適焦点位置の画像デー
タを合成するので、簡単な回路構成で高精度の画像を短
時間で表示することができる。
理部5が焦点ずれ量に基づいて最適焦点位置の画像デー
タを合成するので、簡単な回路構成で高精度の画像を短
時間で表示することができる。
【0123】また、表示される画像を輝度変調、色変調
または三次元表示させることもできるので、被試験品の
形状をより認識しやすくすることができる。
または三次元表示させることもできるので、被試験品の
形状をより認識しやすくすることができる。
【0124】さらに、本実施の形態1における機能は、
ソフトウェアによって実現することも可能である。
ソフトウェアによって実現することも可能である。
【0125】(実施の形態2)図15は、本発明の実施
の形態2による画像検出処理部における画像処理部のブ
ロック図である。
の形態2による画像検出処理部における画像処理部のブ
ロック図である。
【0126】本実施の形態2においては、画像処理部5
が、図15に示すように、領域分割回路(領域分割手
段)7、焦点位置演算回路(焦点演算手段)8、画像合
成回路(画像合成手段)9および同じ焦点位置にある所
定の画像データの差を計算する差分演算回路(差分演算
手段)10により構成されている。
が、図15に示すように、領域分割回路(領域分割手
段)7、焦点位置演算回路(焦点演算手段)8、画像合
成回路(画像合成手段)9および同じ焦点位置にある所
定の画像データの差を計算する差分演算回路(差分演算
手段)10により構成されている。
【0127】また、画像処理部5の前段に設けられたフ
レームメモリ4は、画像処理部5における領域分割回路
7に接続されている。
レームメモリ4は、画像処理部5における領域分割回路
7に接続されている。
【0128】そして、この領域分割回路7は、焦点位置
演算回路8および差分演算回路10と接続され、焦点位
置演算回路8は、画像合成回路9に接続されている。
演算回路8および差分演算回路10と接続され、焦点位
置演算回路8は、画像合成回路9に接続されている。
【0129】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
る。
【0130】まず、正常品であるサンプルの補助画像デ
ータと被試験品における画像データとを焦点位置を変え
てビデオカメラ2により取り込み、その取り込んだアナ
ログデータをA/D変換部3によりデジタルデータに変
換し、フレームメモリ4に格納する。このフレームメモ
リの内容は、画像処理部5から必要に応じて任意の位置
のデータが読み出される。
ータと被試験品における画像データとを焦点位置を変え
てビデオカメラ2により取り込み、その取り込んだアナ
ログデータをA/D変換部3によりデジタルデータに変
換し、フレームメモリ4に格納する。このフレームメモ
リの内容は、画像処理部5から必要に応じて任意の位置
のデータが読み出される。
【0131】そして、領域分割回路7は、フレームメモ
リ4に格納されているサンプルの補助画像データおよび
被試験品の画像データを取り込み、前記実施の形態と同
様に、たとえば、4画素または8画素を1単位とした領
域に分割を行う。
リ4に格納されているサンプルの補助画像データおよび
被試験品の画像データを取り込み、前記実施の形態と同
様に、たとえば、4画素または8画素を1単位とした領
域に分割を行う。
【0132】次に、差分演算回路10によって、これら
サンプルの補助画像データおよび被試験品の画像データ
におけるそれぞれを比較して、その差分を算出し、その
結果を焦点位置演算回路8に入力して焦点ずれを計算す
る。
サンプルの補助画像データおよび被試験品の画像データ
におけるそれぞれを比較して、その差分を算出し、その
結果を焦点位置演算回路8に入力して焦点ずれを計算す
る。
【0133】また、この焦点ずれの計算は、たとえば、
画像データにおけるエッジ部などを利用して計算する。
画像データにおけるエッジ部などを利用して計算する。
【0134】よって、サンプルの補助画像データと被試
験品の画像データとの差分だけによる焦点ずれを計算す
るので、欠陥の画像データのみの三次元形状が検出され
ることになる。
験品の画像データとの差分だけによる焦点ずれを計算す
るので、欠陥の画像データのみの三次元形状が検出され
ることになる。
【0135】また、本実施の形態において、焦点ずれの
計算、画像データの合成および画像データの表示は、前
記実施の形態1と同様の処理が行われ、表示部6に欠陥
箇所の画像データのみの三次元形状により表示されるこ
とになる。
計算、画像データの合成および画像データの表示は、前
記実施の形態1と同様の処理が行われ、表示部6に欠陥
箇所の画像データのみの三次元形状により表示されるこ
とになる。
【0136】さらに、この場合では、欠陥の画像データ
のみの画像信号に対して誤差ずれの計算が行われるが、
サンプルの補助画像データと被試験品の画像データとの
差が設定値以下の場合には、誤差ずれの計算を省略する
ことにより、処理時間を大幅に短縮することもできる。
のみの画像信号に対して誤差ずれの計算が行われるが、
サンプルの補助画像データと被試験品の画像データとの
差が設定値以下の場合には、誤差ずれの計算を省略する
ことにより、処理時間を大幅に短縮することもできる。
【0137】なお、サンプルの補助画像データと被試験
品の画像データにおける領域の位置が完全に一致しない
場合には、この誤差ずれを補正した後に画像データの差
分を計算し、この結果に対して焦点ずれを計算すればよ
い。
品の画像データにおける領域の位置が完全に一致しない
場合には、この誤差ずれを補正した後に画像データの差
分を計算し、この結果に対して焦点ずれを計算すればよ
い。
【0138】また、焦点ずれの計算を画像データにおけ
るエッジ部などを利用して計算したが、たとえば、エッ
ジ部がない平坦部だけの領域に関しては信号レベルが極
大または極小となるので、その信号レベルに基づいて最
適焦点位置を求めてもよい。
るエッジ部などを利用して計算したが、たとえば、エッ
ジ部がない平坦部だけの領域に関しては信号レベルが極
大または極小となるので、その信号レベルに基づいて最
適焦点位置を求めてもよい。
【0139】さらに、焦点ずれの計算は、最初に広い領
域で焦点位置演算回路8ならびに差分演算回路10が誤
差ずれの計算を行うことによって大まかな判断を行い、
その後、その領域を次第に細分化して分割しながら誤差
ずれを複数回(2回以上)計算することによって、より
高精度な画像を表示できる。
域で焦点位置演算回路8ならびに差分演算回路10が誤
差ずれの計算を行うことによって大まかな判断を行い、
その後、その領域を次第に細分化して分割しながら誤差
ずれを複数回(2回以上)計算することによって、より
高精度な画像を表示できる。
【0140】また、エッジ部がないような領域に関して
も、周辺のエッジ部のある領域に隣接しているかどうか
でも焦点ずれを精度よく計算することができる。
も、周辺のエッジ部のある領域に隣接しているかどうか
でも焦点ずれを精度よく計算することができる。
【0141】それにより、本実施の形態2によれば、差
分演算回路10によって簡単な回路構成により短時間で
欠陥の画像データのみを検出し、三次元形状で表示させ
ることができる。
分演算回路10によって簡単な回路構成により短時間で
欠陥の画像データのみを検出し、三次元形状で表示させ
ることができる。
【0142】また、欠陥の画像データのみが三次元形状
で表示されるので、半導体ウエハに形成された半導体素
子や配線などの繰り返しパターンなどの欠陥をより認識
しやすくすることができる。
で表示されるので、半導体ウエハに形成された半導体素
子や配線などの繰り返しパターンなどの欠陥をより認識
しやすくすることができる。
【0143】さらに、本実施の形態2における機能も、
ソフトウェアによって実現することが可能である。
ソフトウェアによって実現することが可能である。
【0144】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0145】たとえば、前記実施の形態1,2では、被
試験品における三次元形状の画像処理について記載した
が、通常のテレビカメラなどによる画像に対して適用す
ることができる。
試験品における三次元形状の画像処理について記載した
が、通常のテレビカメラなどによる画像に対して適用す
ることができる。
【0146】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0147】(1)本発明によれば、簡単な回路構成お
よびシステム構成により、高精度の画像を短時間で表示
することができる。
よびシステム構成により、高精度の画像を短時間で表示
することができる。
【0148】(2)また、本発明では、表示される画像
の高さ方向の情報を輝度変調、色変調による区別または
三次元により表示させることができ、被試験品の形状を
より認識しやすくできる。
の高さ方向の情報を輝度変調、色変調による区別または
三次元により表示させることができ、被試験品の形状を
より認識しやすくできる。
【0149】(3)さらに、発明においては、上記
(1),(2)により、異物検査装置などの画像処理技
術が用いられた装置が低コストとなり、画像処理におけ
る作業時間も大幅に短縮できる。
(1),(2)により、異物検査装置などの画像処理技
術が用いられた装置が低コストとなり、画像処理におけ
る作業時間も大幅に短縮できる。
【図1】本発明の実施の形態1による画像検出処理部の
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1による画像検出処理部に
おける画像処理部のブロック図である。
おける画像処理部のブロック図である。
【図3】(a)〜(e)は、本発明の実施の形態1によ
る画像データと焦点位置との関係を示した説明図であ
る。
る画像データと焦点位置との関係を示した説明図であ
る。
【図4】(a)〜(e)は、本発明の実施の形態1によ
る被試験品における画像データおよび焦点検出信号レベ
ルを示した説明図である。
る被試験品における画像データおよび焦点検出信号レベ
ルを示した説明図である。
【図5】本発明の実施の形態1によるエッジ検出におけ
る焦点位置演算回路のブロック図である。
る焦点位置演算回路のブロック図である。
【図6】(a),(b)は、本発明の実施の形態1によ
る空間フィルタにおける係数の構成図である。
る空間フィルタにおける係数の構成図である。
【図7】本発明の実施の形態1によるヒストグラム判定
における焦点位置演算回路のブロック図である。
における焦点位置演算回路のブロック図である。
【図8】本発明の実施の形態1による周波数特性解析に
おける焦点位置演算回路のブロック図である。
おける焦点位置演算回路のブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態1による画像データの分割
例を示す画像表示図である。
例を示す画像表示図である。
【図10】(a)〜(e)は、被試験物が複数の層構造
を有し、光が一部透過する対象の場合の画像データおよ
び焦点検出信号レベルを示した説明図である。
を有し、光が一部透過する対象の場合の画像データおよ
び焦点検出信号レベルを示した説明図である。
【図11】(a)〜(e)は、本発明の実施の形態1に
よる画像データと焦点位置との関係を示した別の説明図
である。
よる画像データと焦点位置との関係を示した別の説明図
である。
【図12】(a)〜(e)は、本発明の実施の形態1に
よる被試験品における画像データおよび焦点検出信号レ
ベルを示した別の説明図である。
よる被試験品における画像データおよび焦点検出信号レ
ベルを示した別の説明図である。
【図13】本発明の実施の形態1による画像検出処理部
における画像処理部の中の焦点位置演算回路の別のブロ
ック図である。
における画像処理部の中の焦点位置演算回路の別のブロ
ック図である。
【図14】(a)〜(c)は、本発明の実施の形態1に
よる有効/無効領域判定を使用した焦点位置推定手順を
説明する波形図である。
よる有効/無効領域判定を使用した焦点位置推定手順を
説明する波形図である。
【図15】本発明の実施の形態2による画像検出処理部
における画像処理部のブロック図である。
における画像処理部のブロック図である。
1 画像検出処理部 2 ビデオカメラ(撮影手段) 3 A/D変換部 4 フレームメモリ 5 画像処理部 6 表示部(表示手段) 7 領域分割回路(領域分割手段) 8 焦点位置演算回路(焦点演算手段) 8a 空間フィルタ 8b 成分比較回路 8c ヒストグラム計算回路 8d 成分比較回路 8e 周波数変換回路 8f 成分比較回路 8h 焦点ずれ計算回路 8i 有効/無効領域判定回路 8j 有効領域焦点推定回路 8k 無効領域焦点推定回路 8m 最適焦点位置推定回路 9 画像合成回路(画像合成手段) 10 差分演算回路(差分演算手段) T1 板 M1〜M6 画像データ m1〜m5 画像 AH−1〜EH−1 ライン A〜E 領域 G1〜G3 領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 7/00 G06F 15/68 310J // H01L 21/66 9061−5H 15/70 460Z (72)発明者 岡橋 卓夫 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内 (72)発明者 吉武 康裕 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内
Claims (13)
- 【請求項1】 焦点位置の異なる画像データを取り込む
工程と、 取り込まれた画像データを任意の領域に分割し、それぞ
れの領域における焦点誤差を計算する工程と、 前記焦点誤差の計算結果に基づいて、各々の領域におけ
る最適焦点位置の画像データだけを合成処理する工程と
を有することを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項2】 被試験品における焦点位置の異なる画像
データおよびサンプルにおける焦点位置の異なる補助画
像データを取り込む工程と、 取り込んだ画像データと補助画像データとを任意の領域
に分割し、それぞれの画像データの領域に対応する補助
画像データの領域を比較し、その差分を計算する工程
と、 前記差分に基づいて対応する領域毎における焦点誤差を
計算する工程と、 その計算結果に基づいて最適焦点位置の画像データだけ
を合成処理する工程とを有することを特徴とする画像処
理方法。 - 【請求項3】 焦点位置の異なる画像データを取り込む
工程と、 取り込まれた画像データを任意の領域に分割し、それぞ
れの領域における焦点誤差を計算する工程と、 前記焦点誤差に基づいて、2点以上の合焦点位置を決定
する工程と、 それぞれの領域における合焦点位置の画像データだけを
合成処理する工程または三次元画像に合成して表示する
工程とを有することを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項4】 被試験品における焦点位置の異なる画像
データおよびサンプルにおける焦点位置の異なる補助画
像データを取り込む工程と、 取り込んだ画像データと補助画像データとを任意の領域
に分割し、それぞれの画像データの領域に対応する補助
画像データの領域を比較し、その差分を計算する工程
と、 前記差分に基づいて対応する領域毎における焦点誤差を
計算する工程と、 その計算結果に基づいて、1ないし2点以上の合焦点位
置を決定する工程と、 決定された前記合焦点位置が1点であると焦点誤差を零
とし、2点以上であると、前記合焦点位置の差分を三次
元画像に合成し、表示を行う工程とを有することを特徴
とする画像処理方法。 - 【請求項5】 請求項3記載の画像処理方法において、 それぞれの領域における合焦点位置の領域の高さを計算
する工程と、 計算された領域の高さに基づいて三次元画像に合成し、
表示を行う工程とを有することを特徴とする画像処理方
法。 - 【請求項6】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の画
像処理方法において、 前記焦点誤差に基づいてそれぞれの領域を有効領域と無
効領域に分離する工程と、 前記有効領域に関して前記焦点位置のことなる画像デー
タより最適焦点位置を決定する工程と、 前記無効領域に関して隣接する前記有効領域より順次最
適焦点位置を決定する工程とを有することを特徴とする
画像処理方法。 - 【請求項7】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の画
像処理方法において、前記焦点誤差の計算が、画像デー
タにおける所定の領域に隣接する他の領域の画素に重み
付けをした画像データを空間フィルタ演算することを特
徴とする画像処理方法。 - 【請求項8】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の画
像処理方法において、前記焦点誤差の計算が、前記焦点
誤差が計算される1画素を含んだ所定の領域におけるヒ
ストグラムを計算し、そのヒストグラムの標準偏差また
はヒストグラムの最大値と最小値の差を計算することを
特徴とする画像処理方法。 - 【請求項9】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の画
像処理方法において、前記焦点誤差の計算が、前記焦点
誤差が計算される1画素を含んだ所定の領域における一
次元または二次元の周波数解析を行い、その周波数解析
で得られる高周波成分の大きさから計算または前記焦点
誤差が計算される1画素を含んだ所定の領域における任
意の画素を重み付けし、一次元または二次元の周波数解
析を行い、その周波数解析で得られる高周波成分の大き
さから計算することを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
画像処理方法において、分割される領域が、1画素また
は2画素以上の任意に細分化されたブロックにより構成
されていることを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1項に記載
の画像処理方法において、前記最適焦点位置と焦点誤差
とに基づいて焦点位置ずれ量を計算し、その焦点位置ず
れ量に応じて輝度変調または色変調して表示する工程ま
たは最適焦点位置の画像データと焦点誤差の計算結果に
基づいた焦点位置誤差を三次元画像に合成して表示する
工程のいずれかを有することを特徴とする画像処理方
法。 - 【請求項12】 焦点位置の異なる画像データを取り込
む撮影手段と、 前記撮影手段により取り込まれた画像データを任意の領
域に分割を行う領域分割手段と、 前記領域分割手段によって分割されたそれぞれの領域に
おける焦点誤差を計算する焦点演算手段と、 前記焦点演算手段の計算結果に基づいて、それぞれの領
域における最適焦点位置の画像データだけを合成処理す
る画像合成手段と、 前記画像合成手段により合成処理された画像データを表
示する表示手段とよりなることを特徴とする画像処理装
置。 - 【請求項13】 被試験品における焦点位置の異なる画
像データおよびサンプルにおける焦点位置の異なる補助
画像データを撮影手段と、 前記撮影手段によって取り込まれた画像データと補助画
像データとを任意の領域に分割する領域分割手段と、 対応する画像データの領域と補助画像データの領域との
比較を行い、その差分を計算する差分演算手段と、 前記差分演算手段により計算された差分に基づいて対応
する領域毎における焦点誤差を計算する焦点演算手段
と、 前記焦点演算手段の計算結果に基づいて最適焦点位置の
画像データだけを合成処理する画像合成手段と、 前記画像合成手段により合成処理された画像データを表
示する表示手段とよりなることを特徴とする画像処理装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8101109A JPH0915506A (ja) | 1995-04-28 | 1996-04-23 | 画像処理方法および装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10602495 | 1995-04-28 | ||
JP7-106024 | 1995-04-28 | ||
JP8101109A JPH0915506A (ja) | 1995-04-28 | 1996-04-23 | 画像処理方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0915506A true JPH0915506A (ja) | 1997-01-17 |
Family
ID=26442035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8101109A Withdrawn JPH0915506A (ja) | 1995-04-28 | 1996-04-23 | 画像処理方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0915506A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2007538238A (ja) * | 2004-05-17 | 2007-12-27 | ショット アクチエンゲゼルシャフト | デバイス上の局所構造体を測定する方法 |
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JP2008107557A (ja) * | 2006-10-25 | 2008-05-08 | Nikon Corp | 顕微鏡装置および顕微鏡画像の解像方法 |
WO2010101081A1 (ja) * | 2009-03-05 | 2010-09-10 | ブラザー工業株式会社 | ヘッドマウントディスプレイ装置、画像制御方法および画像制御プログラム |
JP2012037861A (ja) * | 2010-07-12 | 2012-02-23 | Sony Corp | 顕微鏡制御装置、画像表示装置、画像管理サーバ、合焦位置情報生成方法、画像表示方法、画像管理方法及び顕微鏡画像管理システム |
-
1996
- 1996-04-23 JP JP8101109A patent/JPH0915506A/ja not_active Withdrawn
Cited By (11)
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---|---|---|---|---|
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