JPH09154682A - 展示ケースにおける密閉装置 - Google Patents
展示ケースにおける密閉装置Info
- Publication number
- JPH09154682A JPH09154682A JP31622295A JP31622295A JPH09154682A JP H09154682 A JPH09154682 A JP H09154682A JP 31622295 A JP31622295 A JP 31622295A JP 31622295 A JP31622295 A JP 31622295A JP H09154682 A JPH09154682 A JP H09154682A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- upper lid
- case
- lid
- bent
- core material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 展示ケースにおいて、弾性シール材の屈曲箇
所の外側が潰れて気密が破れるのを防止する。 【解決手段】 上面部分2と前垂れ部分3とを有する蓋
枠4にガラス板5を気密に嵌着してなる上蓋1の後辺部
を、ケース本体に枢着支持して、前記上蓋1を開閉可能
とし、かつ上蓋1を閉じたとき、上蓋1が、ケース本体
6の開口部に取付けた弾力性中空シール材8と密着する
ようにした展示ケースにおいて、前記弾性中空シール材
8の、上蓋1の上面部分2と前垂れ部分3との境界部分
である曲折部分9と接する箇所の内部に、前記曲折部分
9の形状に倣った剛性ある芯材0を封入しておく。
所の外側が潰れて気密が破れるのを防止する。 【解決手段】 上面部分2と前垂れ部分3とを有する蓋
枠4にガラス板5を気密に嵌着してなる上蓋1の後辺部
を、ケース本体に枢着支持して、前記上蓋1を開閉可能
とし、かつ上蓋1を閉じたとき、上蓋1が、ケース本体
6の開口部に取付けた弾力性中空シール材8と密着する
ようにした展示ケースにおいて、前記弾性中空シール材
8の、上蓋1の上面部分2と前垂れ部分3との境界部分
である曲折部分9と接する箇所の内部に、前記曲折部分
9の形状に倣った剛性ある芯材0を封入しておく。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、展示ケースにおけ
る密閉装置に関する。
る密閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】博物館や美術館等において、歴史的文化
財や美術品や発掘品等を展示する展示ケースは、展示品
が外気に触れて変褪色や腐食や変質するのを防止するた
め、ケース内に窒素等の不活性ガスを充填することも行
われている。
財や美術品や発掘品等を展示する展示ケースは、展示品
が外気に触れて変褪色や腐食や変質するのを防止するた
め、ケース内に窒素等の不活性ガスを充填することも行
われている。
【0003】また、図5および図6に示すように、上面
部分(02)と前垂れ部分(03)とを有する蓋枠(04)にガラス
板(05)を気密に嵌着してなる上蓋(01)の後辺部を、ケー
ス本体(06)に枢着支持することにより、前記上蓋(01)を
開閉可能とし、かつ上蓋(01)を閉じたとき、上蓋(01)
が、ケース本体(06)の開口部に沿って設けた溝(07)に半
ば埋設して取付けた中空シール材(08)と密着するように
した展示ケースもある。しかしこの場合、中空シール材
(08)の屈曲部(09)の外側が潰れて空隙(00)が生じ、これ
により、展示ケース内の気密が保持されないと言う欠点
がある。
部分(02)と前垂れ部分(03)とを有する蓋枠(04)にガラス
板(05)を気密に嵌着してなる上蓋(01)の後辺部を、ケー
ス本体(06)に枢着支持することにより、前記上蓋(01)を
開閉可能とし、かつ上蓋(01)を閉じたとき、上蓋(01)
が、ケース本体(06)の開口部に沿って設けた溝(07)に半
ば埋設して取付けた中空シール材(08)と密着するように
した展示ケースもある。しかしこの場合、中空シール材
(08)の屈曲部(09)の外側が潰れて空隙(00)が生じ、これ
により、展示ケース内の気密が保持されないと言う欠点
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上面部分と
前垂れ部分とを有する蓋枠にガラス板を気密に嵌着して
なる上蓋の後辺部を、ケース本体に枢着支持することに
より、上蓋を開閉可能とし、かつ上蓋を閉じたとき、上
蓋がケース本体の開口部に取付けた弾力性シール材と密
着するようにした展示ケースにおいて、前記弾性シール
材の、上蓋の上面部分と前垂れ部分との境界部分である
曲折部分に接する箇所の外側が潰れて、気密が保持され
ないと言う問題点を解消することを目的としている。
前垂れ部分とを有する蓋枠にガラス板を気密に嵌着して
なる上蓋の後辺部を、ケース本体に枢着支持することに
より、上蓋を開閉可能とし、かつ上蓋を閉じたとき、上
蓋がケース本体の開口部に取付けた弾力性シール材と密
着するようにした展示ケースにおいて、前記弾性シール
材の、上蓋の上面部分と前垂れ部分との境界部分である
曲折部分に接する箇所の外側が潰れて、気密が保持され
ないと言う問題点を解消することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上面
部分と前垂れ部分とを有する蓋枠にガラス板を気密に嵌
着してなる上蓋の後辺部を、ケース本体に枢着支持する
ことにより、前記上蓋を開閉可能とし、かつ上蓋を閉じ
たとき、上蓋がケース本体の開口部に取付けた弾力性シ
ール材と密着するようにした展示ケースにおいて、前記
弾性シール材の、前記上蓋の上面部分と前垂れ部分との
境界部分である曲折部分と接する箇所の内部に、前記曲
折部分の形状に倣った剛性ある芯材を封入してある。
部分と前垂れ部分とを有する蓋枠にガラス板を気密に嵌
着してなる上蓋の後辺部を、ケース本体に枢着支持する
ことにより、前記上蓋を開閉可能とし、かつ上蓋を閉じ
たとき、上蓋がケース本体の開口部に取付けた弾力性シ
ール材と密着するようにした展示ケースにおいて、前記
弾性シール材の、前記上蓋の上面部分と前垂れ部分との
境界部分である曲折部分と接する箇所の内部に、前記曲
折部分の形状に倣った剛性ある芯材を封入してある。
【0006】さらに本発明においては、前記弾性シール
材の、前記上蓋の上面部分と前垂れ部分との境界部分で
ある曲折部分と接する箇所の内部に、塑性変形が可能な
芯材を封入し、前記上蓋をケース本体に圧しつけると、
芯材は塑性変形して、上蓋とケース本体とを密閉できる
ようにしてある。
材の、前記上蓋の上面部分と前垂れ部分との境界部分で
ある曲折部分と接する箇所の内部に、塑性変形が可能な
芯材を封入し、前記上蓋をケース本体に圧しつけると、
芯材は塑性変形して、上蓋とケース本体とを密閉できる
ようにしてある。
【0007】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本発明を適用
できる展示ケースの一例を示すもので、一般的な構造と
しては、図3および図4に示すように、上面部分(2)と
前垂れ部分(3)とを有する蓋枠(4)にガラス板(5)を気
密に嵌着してなる上蓋(1)の後辺部を、ケース本体(6)
に枢着支持することにより、前記上蓋(1)を開閉可能と
し、かつ上蓋(1)を閉じたとき、上蓋(1)が、ケース本
体(6)の開口部に沿って設けた溝(7)に半ば埋設して貼
付した例えばゴム製の弾性中空シール材(8)と密着する
ようにしてある。
できる展示ケースの一例を示すもので、一般的な構造と
しては、図3および図4に示すように、上面部分(2)と
前垂れ部分(3)とを有する蓋枠(4)にガラス板(5)を気
密に嵌着してなる上蓋(1)の後辺部を、ケース本体(6)
に枢着支持することにより、前記上蓋(1)を開閉可能と
し、かつ上蓋(1)を閉じたとき、上蓋(1)が、ケース本
体(6)の開口部に沿って設けた溝(7)に半ば埋設して貼
付した例えばゴム製の弾性中空シール材(8)と密着する
ようにしてある。
【0008】この実施例で注目すべきことは、前記弾性
中空シール材(8)の、上蓋(1)の上面部分(2)と前垂れ
部分(3)との境界部分である曲折部分(9)と接する箇所
の内部に、前記曲折部分(9)の形状に倣った剛性ある芯
材(0)を封入してあることである。
中空シール材(8)の、上蓋(1)の上面部分(2)と前垂れ
部分(3)との境界部分である曲折部分(9)と接する箇所
の内部に、前記曲折部分(9)の形状に倣った剛性ある芯
材(0)を封入してあることである。
【0009】これにより、閉鎖時には、上蓋(1)とケー
ス本体(6)との間には、従来のような空隙は生ぜず密閉
される。つまり、弾性中空シール材(8)は、あらかじめ
その曲折部分(9)の形状を保持する剛性ある芯材を封入
済の状態でケース本体(6)の開口部に貼着されている。
ス本体(6)との間には、従来のような空隙は生ぜず密閉
される。つまり、弾性中空シール材(8)は、あらかじめ
その曲折部分(9)の形状を保持する剛性ある芯材を封入
済の状態でケース本体(6)の開口部に貼着されている。
【0010】本発明の他の実施例においては、前記の弾
性中空シール材(8)の、上蓋(1)の上面部分(2)と前垂
れ部分(3)との境界部分である曲折部分(9)と接する箇
所の内部に、塑性変形が可能な芯材(0)を封入してお
き、前記上蓋(1)をケース本体(6)に圧しつけると、芯
材(0)は塑性変形して上蓋とケース本体とを密閉できる
ようにしてある。
性中空シール材(8)の、上蓋(1)の上面部分(2)と前垂
れ部分(3)との境界部分である曲折部分(9)と接する箇
所の内部に、塑性変形が可能な芯材(0)を封入してお
き、前記上蓋(1)をケース本体(6)に圧しつけると、芯
材(0)は塑性変形して上蓋とケース本体とを密閉できる
ようにしてある。
【0011】つまり弾性中空シール材(8)には、少なく
とも、屈曲部分(9)となるべき箇所に、真直ぐでかつ塑
性変形が可能な芯材(0)を封入しておき、上蓋(1)をケ
ース本体(6)に圧しつけることにより芯材(0)に塑性を
起こさせ、かつ貼着を確実にするようにしてある。
とも、屈曲部分(9)となるべき箇所に、真直ぐでかつ塑
性変形が可能な芯材(0)を封入しておき、上蓋(1)をケ
ース本体(6)に圧しつけることにより芯材(0)に塑性を
起こさせ、かつ貼着を確実にするようにしてある。
【0012】
【発明の効果】従来、弾性中空シール材を気密を維持す
るために使用した展示ケースにおいては、屈曲部におい
て、外周部分が潰れるため上蓋との間に空隙が生じてい
たが、本発明によると、弾性中空シール材の少なくとも
屈曲部分に芯材を封入してあるので、屈曲部において潰
れることはなく、従って、上蓋と弾性中空シール材との
間に空隙が生ぜず、展示ケース内の気密が維持される。
るために使用した展示ケースにおいては、屈曲部におい
て、外周部分が潰れるため上蓋との間に空隙が生じてい
たが、本発明によると、弾性中空シール材の少なくとも
屈曲部分に芯材を封入してあるので、屈曲部において潰
れることはなく、従って、上蓋と弾性中空シール材との
間に空隙が生ぜず、展示ケース内の気密が維持される。
【図1】本発明を適用できる展示ケースの外観を示す正
面図である。
面図である。
【図2】図1に示す展示ケースの側面図である。
【図3】本発明の展示ケースの密閉装置の一実施例にお
ける要部の側面図である。
ける要部の側面図である。
【図4】図3におけるIV−IV線に沿った切断面図であ
る。
る。
【図5】従来の展示ケースにおける密閉装置の要部の側
面図である。
面図である。
【図6】図5におけるVI−VI線に沿った断面図である。
(01)上蓋 (02)上面部分 (03)前垂れ部分 (04)蓋枠 (05)ガラス板 (06)ケース本体 (07)溝 (08)中空シール材 (09)屈曲部の外側 (00)空隙 (1)上蓋 (2)上面部分 (3)前垂れ部分 (4)蓋枠 (5)ガラス板 (6)ケース本体 (7)溝 (8)弾性中空シール材 (9)曲折部分 (0)芯材
Claims (2)
- 【請求項1】 上面部分と前垂れ部分とを有する蓋枠に
ガラス板を気密に嵌着してなる上蓋の後辺部を、ケース
本体に枢着支持することにより、前記上蓋を開閉可能と
し、かつ上蓋を閉じたとき、上蓋がケース本体の開口部
に取付けた弾力性シール材と密着するようにした展示ケ
ースにおいて、 前記弾性シール材における前記上蓋の上面部分と前垂れ
部分との境界部分である曲折部分に接する箇所の内部
に、前記曲折部分の形状に倣った剛性ある芯材を封入し
たことを特徴とする展示ケースにおける密閉装置。 - 【請求項2】 前記の弾性シール材の、前記上蓋の上面
部分と前垂れ部分との境界部分である曲折部分と接する
箇所の内部は、塑性変形が可能な芯材を封入し、前記上
蓋をケース本体に圧しつけると、芯材は塑性変形して、
上蓋とケース本体とを密閉できるようにした請求項1記
載の展示ケースにおける密閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31622295A JPH09154682A (ja) | 1995-12-05 | 1995-12-05 | 展示ケースにおける密閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31622295A JPH09154682A (ja) | 1995-12-05 | 1995-12-05 | 展示ケースにおける密閉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09154682A true JPH09154682A (ja) | 1997-06-17 |
Family
ID=18074670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31622295A Withdrawn JPH09154682A (ja) | 1995-12-05 | 1995-12-05 | 展示ケースにおける密閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09154682A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100374057C (zh) * | 2003-07-11 | 2008-03-12 | 株式会社时空Tech. | 用来陈列文物的台式封闭陈列橱 |
JP2008304643A (ja) * | 2007-06-06 | 2008-12-18 | Ricoh Co Ltd | 撤去部材及びユニット |
JP2012133401A (ja) * | 2012-04-11 | 2012-07-12 | Ricoh Co Ltd | 未使用状態のユニット及び撤去部材 |
-
1995
- 1995-12-05 JP JP31622295A patent/JPH09154682A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100374057C (zh) * | 2003-07-11 | 2008-03-12 | 株式会社时空Tech. | 用来陈列文物的台式封闭陈列橱 |
JP2008304643A (ja) * | 2007-06-06 | 2008-12-18 | Ricoh Co Ltd | 撤去部材及びユニット |
JP2012133401A (ja) * | 2012-04-11 | 2012-07-12 | Ricoh Co Ltd | 未使用状態のユニット及び撤去部材 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030304 |