JPH09152275A - 穀物乾燥機における水分値表示装置 - Google Patents
穀物乾燥機における水分値表示装置Info
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- JPH09152275A JPH09152275A JP31112695A JP31112695A JPH09152275A JP H09152275 A JPH09152275 A JP H09152275A JP 31112695 A JP31112695 A JP 31112695A JP 31112695 A JP31112695 A JP 31112695A JP H09152275 A JPH09152275 A JP H09152275A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 穀物水分測定を一定時間毎に行なう乾燥機に
おいて、その表示確認の容易化をはかる。 【解決手段】 水分測定間隔Ｔと穀物循環速度Ｖとから
張込穀物量Ｑの一循環に測定される回数ｎを算出し、当
該算出回数に合わせて複数に分割設定された表示部毎に
測定値を表示すべく、前回の測定値を順次穀物移動に関
連させて移動表示する構成とする。
おいて、その表示確認の容易化をはかる。 【解決手段】 水分測定間隔Ｔと穀物循環速度Ｖとから
張込穀物量Ｑの一循環に測定される回数ｎを算出し、当
該算出回数に合わせて複数に分割設定された表示部毎に
測定値を表示すべく、前回の測定値を順次穀物移動に関
連させて移動表示する構成とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、穀物乾燥機にお
ける水分値表示装置に関する。
ける水分値表示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
穀物乾燥機においては、水分計を昇降機に備え熱風乾燥
された直後の水分値を測定できる構成としている。そし
てその測定は制御部から一定時間間隔で発信される測定
信号に基づいて水分計を動作することによって実行され
るものである。穀物乾燥の場面では水分ばらつきの把握
が必須であり、このばらつきを知って種々に準備された
乾燥モードを選択実行できるものとしている。この水分
ばらつきは制御部によって自動算出され複数の乾燥モー
ドの自動切替を行なわせることができるが、オペレータ
にもその内容を知らせて適正な乾燥モード設定がなされ
ているか否か等の確認を行なわせる必要がある。このた
め、一般には単粒水分計を採用し１００粒前後の測定値
の分布を調べ一定タイミングで測定水分値と共に表示し
ていた。その表示方法としては、ヒストグラムやバーグ
ラフが一般的であるが、不慣れな場合にはうまく内容を
把握できない欠点がある。
穀物乾燥機においては、水分計を昇降機に備え熱風乾燥
された直後の水分値を測定できる構成としている。そし
てその測定は制御部から一定時間間隔で発信される測定
信号に基づいて水分計を動作することによって実行され
るものである。穀物乾燥の場面では水分ばらつきの把握
が必須であり、このばらつきを知って種々に準備された
乾燥モードを選択実行できるものとしている。この水分
ばらつきは制御部によって自動算出され複数の乾燥モー
ドの自動切替を行なわせることができるが、オペレータ
にもその内容を知らせて適正な乾燥モード設定がなされ
ているか否か等の確認を行なわせる必要がある。このた
め、一般には単粒水分計を採用し１００粒前後の測定値
の分布を調べ一定タイミングで測定水分値と共に表示し
ていた。その表示方法としては、ヒストグラムやバーグ
ラフが一般的であるが、不慣れな場合にはうまく内容を
把握できない欠点がある。
【０００３】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の欠点
を解消しようとし、水分測定間隔Ｔと穀物循環速度Ｖと
から張込穀物量Ｑの循環に測定される回数ｎを算出し、
当該算出回数に合わせて複数に分割設定された表示部毎
に測定値を表示させる構成とし、順次測定される水分値
を分割された特定の表示部に入れ替わって表示すべく、
前回の測定値を順次穀物移動に関連させて移動表示する
穀物乾燥機における水分値表示装置の構成とする。
を解消しようとし、水分測定間隔Ｔと穀物循環速度Ｖと
から張込穀物量Ｑの循環に測定される回数ｎを算出し、
当該算出回数に合わせて複数に分割設定された表示部毎
に測定値を表示させる構成とし、順次測定される水分値
を分割された特定の表示部に入れ替わって表示すべく、
前回の測定値を順次穀物移動に関連させて移動表示する
穀物乾燥機における水分値表示装置の構成とする。
【０００４】
【発明の作用効果】上記の構成とすることにより、各測
定毎の測定値は複数に分割区分され、乾燥機本体内のい
ずれの状況にあるかと共に表示でき、不慣れなオペレー
タにあっても内部水分値の把握が容易である。
定毎の測定値は複数に分割区分され、乾燥機本体内のい
ずれの状況にあるかと共に表示でき、不慣れなオペレー
タにあっても内部水分値の把握が容易である。
【０００５】
【実施例】この発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。１は穀物乾燥装置の機枠で、内部には貯留室２、乾
燥室３、集穀室４の順に積み重ねられ、外部に設ける昇
降機５の駆動によって穀物を循環させながら、乾燥室３
部でバーナ６燃焼と吸引ファン７とにより発生する熱風
を浴びせて乾燥する公知の形態である。
る。１は穀物乾燥装置の機枠で、内部には貯留室２、乾
燥室３、集穀室４の順に積み重ねられ、外部に設ける昇
降機５の駆動によって穀物を循環させながら、乾燥室３
部でバーナ６燃焼と吸引ファン７とにより発生する熱風
を浴びせて乾燥する公知の形態である。
【０００６】８は繰り出しバルブ、９は上記昇降機５に
通じる下部移送装置、１０は昇降機５上部側に接続する
上部移送装置で、貯留室２上部の拡散盤１１に穀物供給
できる。バーナ６や穀物循環機構等は、乾燥制御に必要
な制御プログラムや各種データ等を記憶するメモリを備
えるコンピュータによって行なわれる。即ち、操作盤１
２には液晶形態の表示部１３を設け、該表示部１３の下
縁に沿って４個の押しボタン形態のスイッチ１４〜１
７、及びやや離れて非常停止スイッチ１８を配設してい
る。該スイッチ１４〜１７はその機能が表示部１３に表
示されるもので、図例では、順に張込・乾燥・排出・通
風の各運転用スイッチに構成されるが、表示部１３の画
面変更に従って異なる機能を具備せしめ得る構成であ
る。
通じる下部移送装置、１０は昇降機５上部側に接続する
上部移送装置で、貯留室２上部の拡散盤１１に穀物供給
できる。バーナ６や穀物循環機構等は、乾燥制御に必要
な制御プログラムや各種データ等を記憶するメモリを備
えるコンピュータによって行なわれる。即ち、操作盤１
２には液晶形態の表示部１３を設け、該表示部１３の下
縁に沿って４個の押しボタン形態のスイッチ１４〜１
７、及びやや離れて非常停止スイッチ１８を配設してい
る。該スイッチ１４〜１７はその機能が表示部１３に表
示されるもので、図例では、順に張込・乾燥・排出・通
風の各運転用スイッチに構成されるが、表示部１３の画
面変更に従って異なる機能を具備せしめ得る構成であ
る。
【０００７】内蔵の制御部は操作盤１２面のスイッチ情
報や乾燥機機枠１各部に配設したセンサ類からの検出情
報等を受けて必要な比較演算のもと、バーナ燃焼量の制
御，穀物循環系の起動・停止制御，表示部１３の表示内
容制御等を行う。上記操作盤１２のスイッチ類は、張込
・乾燥・排出・通風の各設定のほか、穀物種類、設定水
分（仕上げ水分）、張込量、タイマ増・減等を設定でき
る。
報や乾燥機機枠１各部に配設したセンサ類からの検出情
報等を受けて必要な比較演算のもと、バーナ燃焼量の制
御，穀物循環系の起動・停止制御，表示部１３の表示内
容制御等を行う。上記操作盤１２のスイッチ類は、張込
・乾燥・排出・通風の各設定のほか、穀物種類、設定水
分（仕上げ水分）、張込量、タイマ増・減等を設定でき
る。
【０００８】図４は制御ブロック図を示し、上記操作盤
１２を有するコントロールボックスに内蔵するコンピュ
ータの演算制御部１９には上記スイッチ類からの設定情
報のほか、水分計２０検出情報、昇降機５の投げ出し部
に設ける穀物流れ検出器２１の穀物検出情報、熱風温度
検出情報等が入力される。一方出力情報としては、バー
ナ６の燃焼系信号、例えば燃料供給信号，その流量制御
信号、あるいは上下移送螺旋，昇降機５，繰出バルブ８
等の穀物循環系モータ制御信号、吸引ファン７モータ制
御信号，各表示部への表示出力等がある。
１２を有するコントロールボックスに内蔵するコンピュ
ータの演算制御部１９には上記スイッチ類からの設定情
報のほか、水分計２０検出情報、昇降機５の投げ出し部
に設ける穀物流れ検出器２１の穀物検出情報、熱風温度
検出情報等が入力される。一方出力情報としては、バー
ナ６の燃焼系信号、例えば燃料供給信号，その流量制御
信号、あるいは上下移送螺旋，昇降機５，繰出バルブ８
等の穀物循環系モータ制御信号、吸引ファン７モータ制
御信号，各表示部への表示出力等がある。
【０００９】上記液晶画面の表示部１３は基本画面（図
３）の各種運転選択画面から、図５の穀物種類・乾燥モ
ード設定画面、図６の運転中画面等々に切り替わる構成
であり、上記基本画面においては各スイッチ類の設定の
うち、スイッチ１４がＯＮされる張込運転では、上下移
送樋内の移送螺旋や昇降機を駆動するべく一部循環系の
モータが駆動される。スイッチ１５がＯＮされる乾燥運
転では上記のほか繰出バルブを加えた循環系すべてのモ
ータが駆動され、かつバーナ燃焼系及び吸引ファン７モ
ータにも駆動信号が出力されることとなる。又、スイッ
チ１６がＯＮされる排出運転では、昇降機５駆動モー
タ，繰出バルブ８駆動モータ等の循環系モータがすべて
駆動され、スイッチ１７がＯＮされる通風運転では乾燥
運転状態のうちバーナ燃焼系がＯＦＦして外気を循環す
る穀物に作用させる状態となる。
３）の各種運転選択画面から、図５の穀物種類・乾燥モ
ード設定画面、図６の運転中画面等々に切り替わる構成
であり、上記基本画面においては各スイッチ類の設定の
うち、スイッチ１４がＯＮされる張込運転では、上下移
送樋内の移送螺旋や昇降機を駆動するべく一部循環系の
モータが駆動される。スイッチ１５がＯＮされる乾燥運
転では上記のほか繰出バルブを加えた循環系すべてのモ
ータが駆動され、かつバーナ燃焼系及び吸引ファン７モ
ータにも駆動信号が出力されることとなる。又、スイッ
チ１６がＯＮされる排出運転では、昇降機５駆動モー
タ，繰出バルブ８駆動モータ等の循環系モータがすべて
駆動され、スイッチ１７がＯＮされる通風運転では乾燥
運転状態のうちバーナ燃焼系がＯＦＦして外気を循環す
る穀物に作用させる状態となる。
【００１０】基本画面で乾燥運転を選択すると、表示部
１３の画面は穀物種類・乾燥モードの設定画面に切り替
わり、スイッチ１４〜１７の各々の機能は、穀物種類選
択，乾燥モード選択（例えば定温乾燥モード、乾燥速度
制御モード、水分ばらつきによって通風運転を行う良質
米乾燥制御モード等），画面変更，画面戻りに夫々対応
することとなる。
１３の画面は穀物種類・乾燥モードの設定画面に切り替
わり、スイッチ１４〜１７の各々の機能は、穀物種類選
択，乾燥モード選択（例えば定温乾燥モード、乾燥速度
制御モード、水分ばらつきによって通風運転を行う良質
米乾燥制御モード等），画面変更，画面戻りに夫々対応
することとなる。
【００１１】乾燥運転中の表示部１３画面には、乾燥残
時間を表すイラストのほか運転状態表示である「乾燥
中」イ，穀物種類ロ，乾燥予定残時間ハ，休止乾燥まで
の時間ニ，休止開始水分ホ，水分値ヘ，水分ばらつきト
等が表示される。水分値ヘ，水分ばらつきトの表示は次
の要領である。即ち、水分表示部は、上下に複数分割表
示部Ｎ1，Ｎ2，Ｎ3…Ｎm（ｍ分割）に構成され、水分測
定間隔（Ｔ時間）と穀物循環速度（ｖｍ3／時）とから
張込穀物量（Ｑｍ3）の１循環に測定される回数（ｎ
回，ｎ≦ｍ）を算出する。つまりｎ＝（Ｑ／ｖ）÷Ｔで
ある。ｍ分割されてある表示区分のうちｎ区分を用い
て、表示部毎に測定値を表示させる構成とし、順次測定
される水分値を分割された特定の表示部に入れ替わって
表示すべく、前回の測定値を順次穀物移動に関連させて
移動表示する構成である。なお、水分計２０は昇降機５
の途中に配設される構成で、熱風室通過直後の搬送籾を
受けて水分測定しうるものとする。更に単粒測定方法と
し、上記測定間隔Ｔ時間毎の制御部からの測定指令信号
を受けて動作開始し、複数粒の平均水分値と水分ばらつ
きとを算出できる構成とする。水分ばらつきの具体的算
出手段としては、一般的な最大値−最小値の差、あるい
は標準偏差などの算出による。
時間を表すイラストのほか運転状態表示である「乾燥
中」イ，穀物種類ロ，乾燥予定残時間ハ，休止乾燥まで
の時間ニ，休止開始水分ホ，水分値ヘ，水分ばらつきト
等が表示される。水分値ヘ，水分ばらつきトの表示は次
の要領である。即ち、水分表示部は、上下に複数分割表
示部Ｎ1，Ｎ2，Ｎ3…Ｎm（ｍ分割）に構成され、水分測
定間隔（Ｔ時間）と穀物循環速度（ｖｍ3／時）とから
張込穀物量（Ｑｍ3）の１循環に測定される回数（ｎ
回，ｎ≦ｍ）を算出する。つまりｎ＝（Ｑ／ｖ）÷Ｔで
ある。ｍ分割されてある表示区分のうちｎ区分を用い
て、表示部毎に測定値を表示させる構成とし、順次測定
される水分値を分割された特定の表示部に入れ替わって
表示すべく、前回の測定値を順次穀物移動に関連させて
移動表示する構成である。なお、水分計２０は昇降機５
の途中に配設される構成で、熱風室通過直後の搬送籾を
受けて水分測定しうるものとする。更に単粒測定方法と
し、上記測定間隔Ｔ時間毎の制御部からの測定指令信号
を受けて動作開始し、複数粒の平均水分値と水分ばらつ
きとを算出できる構成とする。水分ばらつきの具体的算
出手段としては、一般的な最大値−最小値の差、あるい
は標準偏差などの算出による。
【００１２】上例の作用について説明する。基本画面を
呼び出しスイッチ１４をＯＮすると、ホッパに投入され
た乾燥すべき穀物は昇降機５を経て貯留部２に張り込ま
れる。張込完了すると、停止スイッチ１６をＯＮして各
部を一旦停止する。次には乾燥作業に移行するためスイ
ッチ１５をＯＮし、画面を穀物種類・乾燥モード設定画
面に切り替え、前段で穀物種類設定スイッチ１４を押し
て当該張込穀物の種類を設定し、かつ乾燥モードを選択
設定する。尚別途に設ける設定画面により同じ要領で水
分設定機能スイッチをもって希望の乾燥仕上げ水分値を
設定する。
呼び出しスイッチ１４をＯＮすると、ホッパに投入され
た乾燥すべき穀物は昇降機５を経て貯留部２に張り込ま
れる。張込完了すると、停止スイッチ１６をＯＮして各
部を一旦停止する。次には乾燥作業に移行するためスイ
ッチ１５をＯＮし、画面を穀物種類・乾燥モード設定画
面に切り替え、前段で穀物種類設定スイッチ１４を押し
て当該張込穀物の種類を設定し、かつ乾燥モードを選択
設定する。尚別途に設ける設定画面により同じ要領で水
分設定機能スイッチをもって希望の乾燥仕上げ水分値を
設定する。
【００１３】こうすることにより、昇降機５上下移送螺
旋、繰出バルブ等は運転を開始し、かつバーナ６も駆動
状態におかれて熱風乾燥を開始するものである。ここ
で、熱風温度は選択された穀物種類毎に予め乾燥速度が
決められており、当該乾燥速度にそって熱風温度が決定
されることとなり（乾燥速度制御モード）、乾燥室３の
穀物流路を流下するうち熱風が作用して乾燥し、集穀室
４から昇降機５を経て貯留室２に戻され調質作用を受け
る。このような循環を所定水分に達するまで繰返し行
う。
旋、繰出バルブ等は運転を開始し、かつバーナ６も駆動
状態におかれて熱風乾燥を開始するものである。ここ
で、熱風温度は選択された穀物種類毎に予め乾燥速度が
決められており、当該乾燥速度にそって熱風温度が決定
されることとなり（乾燥速度制御モード）、乾燥室３の
穀物流路を流下するうち熱風が作用して乾燥し、集穀室
４から昇降機５を経て貯留室２に戻され調質作用を受け
る。このような循環を所定水分に達するまで繰返し行
う。
【００１４】上記の乾燥運転中、所定時間間隔で水分測
定が行われ、その状況は表示部１３画面に表示される。
即ち水分測定手段へＴ時間間隔で測定指令信号が送られ
ると、予め設定した複数粒の穀物を圧砕しつつ平均水分
値を算出し、同時に水分ばらつき（例えば標準偏差）を
求める。水分値ヘは、その値をアラビア数字で表示され
るものであるが、ｍ分割されてある表示区分のうちｎ区
分を用いて、表示部毎に測定値を表示させる構成とし、
順次測定される水分値を分割された特定の表示部、通常
は穀物を循環還元する途中に測定するからｎ区分の最上
位に入れ替わって表示される。既に表示の前回、前々回
…の数字による表示は順次下位に移される。
定が行われ、その状況は表示部１３画面に表示される。
即ち水分測定手段へＴ時間間隔で測定指令信号が送られ
ると、予め設定した複数粒の穀物を圧砕しつつ平均水分
値を算出し、同時に水分ばらつき（例えば標準偏差）を
求める。水分値ヘは、その値をアラビア数字で表示され
るものであるが、ｍ分割されてある表示区分のうちｎ区
分を用いて、表示部毎に測定値を表示させる構成とし、
順次測定される水分値を分割された特定の表示部、通常
は穀物を循環還元する途中に測定するからｎ区分の最上
位に入れ替わって表示される。既に表示の前回、前々回
…の数字による表示は順次下位に移される。
【００１５】上記のように、水分表示は、上下に複数分
割された表示部Ｎ1，Ｎ2，Ｎ3…Ｎm（ｍ分割）のうち、
水分測定間隔（Ｔ時間）と穀物循環速度（ｖｍ3／時）
とから、張込穀物量（Ｑｍ3）の１循環に測定される回
数ｎ回（ｎ≦ｍ）を求めて、表示部ｍ区分のうちｎ区分
を用いるから、現在の状況が一目で判る利点がある。ま
た、前回、前々回…の数値も残っているため、その変動
状況も容易に把握でき、また、ｎ区分を用いるため、張
込容量を把握することもできる利点がある。
割された表示部Ｎ1，Ｎ2，Ｎ3…Ｎm（ｍ分割）のうち、
水分測定間隔（Ｔ時間）と穀物循環速度（ｖｍ3／時）
とから、張込穀物量（Ｑｍ3）の１循環に測定される回
数ｎ回（ｎ≦ｍ）を求めて、表示部ｍ区分のうちｎ区分
を用いるから、現在の状況が一目で判る利点がある。ま
た、前回、前々回…の数値も残っているため、その変動
状況も容易に把握でき、また、ｎ区分を用いるため、張
込容量を把握することもできる利点がある。
【００１６】水分ばらつきトは、水分値の表示部近傍
に、多・少の範囲を複数に区分した（図例では５段階）
バーグラフ形態で表示される。なお、前記制御部には次
の機能を併せ有する。乾燥モードに「追乾・継続モー
ド」を選択できる構成とし、運転制御中に乾燥停止水分
到達、バーナ等の異常による停止等、何らの事情によっ
て乾燥運転が停止した場合、このモードを選択すると、
それまでの乾燥データ、例えば停止時直前ｔ時間にｎ回
測定した穀物水分Ｍｓの平均値，同じくｔ時間に測定記
憶した熱風温度Ｔｂの平均値等から導きだされる乾燥曲
線をメモリから呼び出して直ちに通常の乾燥に移行でき
る構成とする。こうすることにより、乾燥初期におけ
る、乾燥速度安定までの期間を短縮でき、安定乾燥への
移行を円滑になしうる（図８）。
に、多・少の範囲を複数に区分した（図例では５段階）
バーグラフ形態で表示される。なお、前記制御部には次
の機能を併せ有する。乾燥モードに「追乾・継続モー
ド」を選択できる構成とし、運転制御中に乾燥停止水分
到達、バーナ等の異常による停止等、何らの事情によっ
て乾燥運転が停止した場合、このモードを選択すると、
それまでの乾燥データ、例えば停止時直前ｔ時間にｎ回
測定した穀物水分Ｍｓの平均値，同じくｔ時間に測定記
憶した熱風温度Ｔｂの平均値等から導きだされる乾燥曲
線をメモリから呼び出して直ちに通常の乾燥に移行でき
る構成とする。こうすることにより、乾燥初期におけ
る、乾燥速度安定までの期間を短縮でき、安定乾燥への
移行を円滑になしうる（図８）。
【図１】穀物乾燥機の斜視図である。
【図２】穀物乾燥機の正断面図である。
【図３】コントロールボックスの制御盤正面図である。
【図４】制御ブロック図である。
【図５】表示部の表示一例を示す図である。
【図６】表示部の表示一例を示す図である。
【図７】水分値表示の一例を示す図である。
【図８】乾燥経過を示す図である。
１…乾燥機枠，２…貯留室，３…乾燥室，４…集穀室，
５…昇降機，６…バーナ，７…吸引ファン，８…繰出バ
ルブ，９…下部移送装置，１０…上部移送装置，１１…
拡散盤，１２…操作盤，１３…表示部，１４〜１７…ス
イッチ，１８…非常停止スイッチ，１９…演算制御部，
２０…水分計，２１…穀物流れ検出器
５…昇降機，６…バーナ，７…吸引ファン，８…繰出バ
ルブ，９…下部移送装置，１０…上部移送装置，１１…
拡散盤，１２…操作盤，１３…表示部，１４〜１７…ス
イッチ，１８…非常停止スイッチ，１９…演算制御部，
２０…水分計，２１…穀物流れ検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近本 正幸 愛媛県伊予郡砥部町八倉１番地 井関農機 株式会社技術部内
Claims (1)
- 【請求項１】 水分測定間隔Ｔと穀物循環速度Ｖとから
張込穀物量Ｑの循環に測定される回数ｎを算出し、当該
算出回数に合わせて複数に分割設定された表示部毎に測
定値を表示させる構成とし、順次測定される水分値を分
割された特定の表示部に入れ替わって表示すべく、前回
の測定値を順次穀物移動に関連させて移動表示する穀物
乾燥機における水分値表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31112695A JPH09152275A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 穀物乾燥機における水分値表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31112695A JPH09152275A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 穀物乾燥機における水分値表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09152275A true JPH09152275A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18013456
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31112695A Pending JPH09152275A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 穀物乾燥機における水分値表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09152275A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001324265A (ja) * | 2000-05-12 | 2001-11-22 | Iseki & Co Ltd | 穀粒乾燥機 |
-
1995
- 1995-11-29 JP JP31112695A patent/JPH09152275A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001324265A (ja) * | 2000-05-12 | 2001-11-22 | Iseki & Co Ltd | 穀粒乾燥機 |
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