JPH09152232A - 空気調和機用冷媒配管及びその製造方法 - Google Patents

空気調和機用冷媒配管及びその製造方法

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JPH09152232A
JPH09152232A JP8069929A JP6992996A JPH09152232A JP H09152232 A JPH09152232 A JP H09152232A JP 8069929 A JP8069929 A JP 8069929A JP 6992996 A JP6992996 A JP 6992996A JP H09152232 A JPH09152232 A JP H09152232A
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JP
Japan
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flexible tube
refrigerant pipe
pipe
air conditioner
tube
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Application number
JP8069929A
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English (en)
Inventor
Masao Nagano
雅夫 永野
Katsunori Shimizu
克則 清水
Tetsuo Iizuka
哲夫 飯塚
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は空気調和機用冷媒配管の可撓管に
係り、冷媒配管の圧縮機に発生する振動を吸収するた
め、冷媒配管を長くしコスト高で大型の室外ユニットを
提供せざるを得なかった、このため、振動を吸収し低コ
ストで小型化した室内ユニットを提供することを目的と
する。。 【解決手段】 圧縮機1と室外ユニットのバルブ15と
の間に接続された冷媒配管の途中にベローズ状の可撓管
9を直列に接続し、この可撓管9の凹凸部19および冷
媒配管との溶接部18の外面を上記凹凸部19に対応す
る凹凸部19内面と円筒形外面とを有するゴム20によ
り隙間なくカバーする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気調和機に係
り、特に、空気調和機の室外ユニット用冷媒配管及びそ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に空気調和機の室外ユニットの圧縮
機及び室外熱交換器と室内熱交換器との接続管、すなわ
ち圧縮機への吸入配管及び圧縮機からの吐出配管部には
圧縮機の振動を各熱交換器へ伝達するのを防止する振動
吸収部が設けられている。
【0003】図15は例えば、実開昭61ー54163
号公報に示された従来の配管構造を示す斜視図である。
図において、1は圧縮機で、機器の基盤に防振材2を介
して弾性的に支持され、その上方に四方弁などの切換弁
3が配設されている。4はこの切換弁3と圧縮機1とを
結ぶ吸入配管で、途中にはアキュームレータ5を接続し
ている。6は上記圧縮機1と切換弁3とを結ぶ吐出配
管、7、8は吸入管及び吐出管で、上記切換弁3と熱交
換器(図示されていない)とを接続し、これら各管のそ
れぞれが圧縮機1の周囲でループ状に折曲されている。
【0004】次に動作について説明する。圧縮機1を駆
動させて、冷媒を圧縮して吐出させると、圧縮機1に振
動が発生する。このため、この振動が吸入配管4及び吐
出配管6を介して伝播され、四方弁などの切換弁3を経
て熱交換器まで到達する。しかし、各冷媒配管が圧縮機
1の周囲にループ状に折曲しているため、防振作用が行
われ振動は、次第に減衰されてくる。
【0005】このような従来の配管構造では、配管に形
成されるループが多くなって、配管の長さが長くなって
冷媒の振動抵抗が増大するばかりでなく、配管スペース
が大きくなり、装置全体が大型化するという問題があっ
た。
【0006】また、配管に形成されるループが多くなる
に従って、配管系の固有振動数の数も大きくなり、圧縮
機の運転速度によっては、圧縮機の運転速度と配管系の
固有振動数が一致した共振状態となり、振動が大きくな
つて最悪の場合には、配管の破損につながっていた。特
に、圧縮機の入力電源の周波数を変化させ、圧縮機の運
転速度を変化させる制御をした場合、配管に形成された
ループが多いと、共振する周波数も多くなるため配管形
状の設計、圧縮機の制御が非常に困難となる。
【0007】このような問題を解決する第二の従来例と
して、それぞれ軟質の隣脱酸銅管によって成形された可
撓管9を設け、この可撓管9に鋳造加工によって外周部
に長手方向に沿って蛇腹状に形成したスパイラル状の溝
10で、かつ軟質隣酸銅管よりも剛性の高い材料によっ
て形成され、上記可撓管9の軸方向ないし長手方向の撓
みを許容すると共に、管内圧による径方向への撓みない
し変形を規制して可撓管9の耐久性を可及的に高める技
術が図16ないし図18に開示されている。
【0008】次に動作について説明する。圧縮機1によ
り圧縮された冷媒は、これに接続された吐出配管6に吐
出されて移送される。冷媒を圧縮して吐出配管6及び吸
入配管4を介して四方弁などの切換弁3に達し、更に吐
出管8及び吸入管7に伝播されることになるが、上記の
如く吐出管8及び吸入管7には可撓管9が介装されてい
るため、この可撓管9により振動が吸収される。
【0009】従って、圧縮機1からの振動は可撓管9で
吸収され室外熱交換器(図示されていない)に伝播され
ることが防止される。可撓管9は軟質隣脱酸銅管によっ
て形成され、かつ軸方向に沿って外周部にスパイラル状
の溝10が設けられ、かつコイルスプリング11が遊嵌
されているので、軸方向への伸縮を許容し、かつ半径方
向への変形を規制して、耐圧強度、疲労強度が増加され
て耐久性を向上する。
【0010】また、第三の従来例として、金属製蛇腹か
らなる可撓管の外周に金網を配設し、さらに、その外側
を中央部を薄肉化した筒体で被覆し、振動による金属製
蛇腹管の湾曲姿勢を制御し長寿命化を図る技術が、特開
昭63ー75453号公報に開示されている。
【0011】また、図19は例えば特開平4−1721
75号公報に示された従来のロウ付け方法を示す斜視図
であり、4aはロウ付けする挿入側吸入配管、4bはロ
ウ付けする挿入される側の吸入配管、12は接続される
配管の端部にはめ込まれるリング状ロウ材、13はこの
リング状ロウ材部分を加熱する高周波ロウ付け時の高周
波誘導加熱用電極である。
【0012】次に従来のロウ付け方法の作用について説
明する。配管9の端部にリング状ロウ材12をはめ込
み、この端部を配管6bの端部に挿入接続後、この接続
部分に加熱電極13に近接させ、加熱電極に流れる高周
波誘導電流により、接続部分を加熱してロウ材12を溶
融することにより配管同士を高周波ロウ付けする。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
空気調和機用冷媒配管は、図16ないし図18に示され
るように可撓管を軟質隣脱酸銅管であるため、コイルス
プリングで補強されていても、空気調和機で使用するに
は強度が不足し、振動による経時変化で加工硬化が発生
し、十分な可撓管を得ることができなくなる。
【0014】また、可撓管に圧力をかけた場合、コイル
スプリングによる補強のため、半径方向よりも軸方向に
変化する、従って、内圧に対する変形が大きくなる。さ
らに、空気調和機の配管の振動は本来軸方向よりも曲げ
方向の方が大きいにも拘わらず、上記従来例では曲げ振
動に対する充分な対策が施されていないため、可撓管の
応力増大、破壊が起きるという問題があった。
【0015】また、上記第三の従来例では、可撓管の凹
凸部と筒体との間に隙間空間があるため、曲げなどの変
形力が働いたときに、蛇腹の谷部又は山部に局部的に応
力が集中し、応力の分散が充分に行われ難いという問題
点があり、さらに、ゴム筒体の中央部が薄肉化されてい
るため、中央部に何等かの原因で亀裂が入った時に破断
し易くなるので、信頼性の面で万全とはいえなかった。
【0016】また、従来の製造方法は以上のように構成
されているので、ロウ付けにより配管が高温となる。よ
って構成部品にゴムを用いている可撓管等のように熱に
弱い配管部品に対して適用できないなどといった問題が
あった。
【0017】この発明は、上記のような問題を解決する
ためになされたもので、空気調和機の圧縮機に接続され
る冷媒配管の振動を充分に吸収し耐圧性、曲げ応力に対
する充分な強度を有した冷媒配管をとりつけた空気調和
機を定コストで提供することを目的とする。
【0018】また、この発明の製造方法では、熱に弱い
可撓管を熱劣化が少なく高品質の冷媒配管とした製造で
きる方法を得ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる空気調
和機用冷媒配管は、圧縮機と室外機との間に接続された
冷媒配管の途中に可撓管が直列に接続された空気調和機
用冷媒配管において、ベローズ状に形成された可撓管の
凹凸部及び冷媒配管との溶接部の外面が、上記凹凸部に
対応する凹凸部内面と円筒型外面とを有する弾性部材で
隙間なく覆およう設けている。
【0020】この発明に係わる空気調和機用冷媒配管
は、可撓管の凹凸部外面に対抗する凹凸部内面を有する
スリーブの長手方向に沿った分割体が、上記可撓管の凹
凸部外側に嵌着して設けている。
【0021】この発明に係わる空気調和機用冷媒配管
は、ベローズ状に形成された可撓管と、緩衝材を隙間な
く設け密着されている。
【0022】この発明に係わる空気調和機用冷媒配管
は、ベローズ状に形成された可撓管と、その外方に間隔
を置いて同心的に配設された弾性体のスリーブとの隙間
空間へ、外方の弾性体のスリーブより低弾性部材ででき
た緩衝体を隙間なく設け密着されている。
【0023】この発明に係わる空気調和機用冷媒配管
は、ベローズ状に形成された可撓管と、その外方に間隔
を置いて同心的に配設された弾性体のスリーブとの隙間
空間へ、緩衝体を隙間なく設け密着され、かつ弾性部材
の内側あるいは外周部に補強用メッシュを備えたもので
ある。
【0024】この発明に係わる空気調和機用冷媒配管
は、外方の弾性体のスリーブより低弾性部材でできた緩
衝体を隙間なく設け密着されている。
【0025】この発明に係わる空気調和機用冷媒配管
は、スリーブが断面矩形状で弾性的な方向性を有してい
る。
【0026】この発明に係わる空気調和機用冷媒配管
は、圧縮機と切換弁との間に接続された冷媒配管の途中
に可撓管が直列に接続された空気調和機において、ベロ
ーズ状に形成された可撓管と、その外方に間隔を置いて
断面矩形状に配置されたスリーブとの隙間空間へ、緩衝
材を隙間なく設けて密着させ、そのスリーブが弾性的な
方向性を有している。
【0027】この発明に係わる空気調和機用冷媒配管の
製造方法は、可撓管とこの可撓管に接続される冷媒配管
をロウ付け溶接する際、リング状ロウ材を可撓管にはめ
込み装着し、この端部を可撓管に接続される冷媒配管の
端部に挿入接続してロウ材を装着固定後、冷媒配管内へ
不活性ガスを噴出しながら高周波ロウ付け方法によりロ
ウ付け溶接し、ロウ付け溶接終了後に冷媒配管内に空気
を噴出させるものである。
【0028】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は、この発明の空気調和機の室外ユ
ニットの圧縮機周辺の冷媒配管を示したもの、図2は可
撓管の断面を示す拡大図で、14は空気調和機の室外ユ
ニット基盤で、防振材2により圧縮機1を弾性的に載置
支持している。15はこの室外ユニットの第一のバルブ
であり、吸入配管4により圧縮機1と接続されており、
途中にはアキュームレータ5と可撓管9とを直列に設け
ている。16は室外熱交換器であり、圧縮機とは吐出配
管6により接続されている。17は上記可撓管9のステ
ンレス製のベローズ管で、冷媒配管としての吸入配管4
に溶接部18により接続されている。19は蛇腹状の凹
凸部で、この凹凸部及び上記溶接部18の外側にはウレ
タンゴム等の弾性部材20が充填され、かつ密着して、
その外側は円筒形のようになめらかに平坦化されてい
る。
【0029】次に動作について説明する。図1及び図2
において、圧縮機1と振動はアキュムレータ5、冷媒配
管としての吸入配管4を伝わり、可撓管9に達する。し
かし、その振動は圧縮機1に発生した振動に比べてかな
り小さくなる。従って、空気調和機の室外ユニットの振
動は図11に示すように、可撓管9を使用していない室
外ユニットよりも大幅に低減されることになる。また、
可撓管9に冷媒が充填されたとき、軸方向の伸びが生ず
るが、ステンレス製のベローズ管17のみでは変形によ
り、応力集中が起こり、塑性変形、あるいは破壊が生ず
るが、可撓管9の蛇腹状凹凸部19外部に隙間なく設け
たウレタンゴムである弾性部材20により特定の部分に
応力が集中することなく分散され、可撓管9の伸びを規
制することができる。
【0030】曲げ方向の変形に関しては、上記ウレタン
ゴムである弾性部材20により振動吸収に必要な充分な
可撓性が得られる。そのため、流体圧力に対する耐圧性
を維持したまま曲げ方向の可撓性により圧縮機1の振動
を吸収する。また、ウレタンゴムである弾性部材20の
内部減衰により振動時の振動減衰比も上がり、可撓管9
に振動減衰器を取り付けたのと同様な効果を得る。その
ため、この発明の実施の形態1では冷媒配管の長さを短
縮でき、しかも冷媒配管を配設するスペースを小さくで
きるため、室外ユニットの小型化が可能となる。さら
に、溶接部18もウレタンゴムである弾性部材20でカ
バーされているため、外気の水分その他寿命を短縮する
物質から溶接部18を遮断し、腐食などを防ぐことがで
きる。
【0031】この発明の実施の形態1では、吸入配管に
可撓管を仕様しているが、吐出配管または吐出配管と吸
入配管の両方に可撓管を直列に接続してもよい。さら
に、弾性部材としてウレタンゴムを仕様しているが、ス
チレンゴム、又はシリコンゴム等を用いても同様の効果
を得ることができる。
【0032】実施の形態2.図3及び図4はこの発明の
実施の形態2を示す可撓管の分解側面図及び概略を示す
側面図である。20aはゴム製のスリーブの長手方向に
沿って分割した2分割体で、ステンレス製のベローズ状
の可撓管9凹凸部19外側、及び冷媒配管としての吸入
配管4との溶接部18の外面に上記凹凸部19に対抗す
る凹凸部19内面を有し、凹凸部19外側に隙間なく密
着状態に嵌着されている。
【0033】次に動作について説明する。可撓管9に冷
媒が充填され、内圧が加えられた場合に、可撓管9の軸
方向の伸びがゴム製のスリーブ、例えば、弾性部材であ
るウレタンゴム20により抑えられ、また可撓管9の応
力が特定の部分に集中せずに分散され、可撓管9の耐圧
性を上げることができる。また、振動による応力も弾性
部材であるウレタンゴム20により、分散され振動によ
る応力集中を回避し、破壊を防止することができる。ま
た、ウレタンゴムである弾性部材20の内部減衰により
振動時の振動減衰比も上がり、可撓管に振動減衰器をつ
けた場合と同様の効果がある。そのため冷媒配管の長さ
を短縮でき、しかも冷媒配管を配設するスペースが小さ
くてすみ、ユニットの小型化が可能となると共に、分割
体は金型により安価に量産でき、組み付け作業も簡単で
コストを下げる効果を有する。
【0034】この実施の形態2では、弾性部材としてウ
レタンゴムを仕様しているが、スチレンゴム、ニトリル
ゴム、クロロブレンゴム、又はシリコンゴム等を用いて
も同様の効果が得ることができる。また、分割体は3分
割または4分割体でもよい。
【0035】さらに、この実施の形態2では、吸入配管
に可撓管を仕様しているが、吐出配管または吐出配管と
吸入配管との両方に可撓管を直列に接続しても良い。さ
らにまた、この発明の実施の形態2では、外側が円筒形
のものを仕様しているが、蛇腹でもよいことは、勿論で
ある。
【0036】実施例3.図5はこの発明の実施の形態3
の可撓管の概略を示す側面図、図6はこの可撓管の製造
工程を示す説明図である。図6において冷媒配管として
吸入配管4に溶接されたステンレス製の可撓管9に、予
め可撓管9の外径よりも大きい、例えばニトリルゴム製
のスリーブ21を同心的に配設し、可撓管9とニトリル
ゴム製のスリーブ21との隙間空間に緩衝材、例えば液
状のウレタンゴム20に鎖延長剤及び架橋剤を混合した
原料を注入し、硬化させると図5に示す如く、ニトリル
ゴム製のスリーブ21との隙間空間にウレタンゴムであ
る弾性部材20の充填物が隙間なく設けたものが得られ
る。
【0037】次に動作について説明する。可撓管9に冷
媒が充填され、内圧が加わった時に、可撓管9の伸びが
ニトリルゴム製スリーブ21及びウレタンゴムである弾
性部材20により抑えられ、また、可撓管9の応力が特
定部分に集中せず分散され、可撓管9の耐圧を上げるこ
とができる。また、振動による応力もウレタンゴムであ
る弾性部材20及びニトリルゴム製のスリーブ21によ
って分散され、振動による応力集中、破壊を防ぐことが
できる。さらに、ウレタンゴムである弾性部材20及び
ニトリルゴム製スリーブ21を仕様することにより、振
動吸収に必要な可撓管9を補強することができる。さら
にまた、ウレタンゴムである弾性部材20及びニトリル
ゴム製スリーブ21の内部減衰により振動時の振動減衰
比もあがり、可撓管9に振動減衰器を取り付けたのと同
様の効果を得る。そのため冷媒配管の長さを短くでき、
しかも冷媒配管を配設するスペースが小さくて済むた
め、ユニットの小型化が可能となる。
【0038】また、この発明の実施の形態3では、可撓
管の形状、寸法に合わせて液状のウレタンゴムの注入に
よってウレタンゴムの充填物を得ることができるので、
大きな金型を必要とすることなく、端末シール部材を用
いて製造でき、かつ耐圧、振動吸収性にすぐれた低コス
トの可撓管を得ることができ、よって、低コストの空気
調和機を提供することができる。
【0039】さらに、この発明の実施の形態3では、ウ
レタンゴム、ニトリルゴムを仕様しているが、スチレン
ゴム、クロロブレンゴム、ブチルゴム、又はシリコンゴ
ムに置き換えても同様の効果を得ることができる。
【0040】実施の形態4.上記実施の形態3では、可
撓管とその外方に間隔をおいて同心的に配設されたニト
リルゴム製のスリーブ21との隙間空間にウレタンゴム
の充填物で形成してあるが、特にニトリルゴム製スリー
ブ21の硬化をウレタンゴム20硬度よりも硬く設定し
たのがこの発明の実施の形態4で、通常のゴム硬度は、
50〜80度の範囲で選択されている。
【0041】これにより、ニトリルゴム製スリーブ21
で可撓管9の圧力負荷時の変形を規制し耐圧力を上げる
ことができる。また、内部に注入されたウレタンゴム2
0で振動吸収性を良くすることができる。さらに、使用
条件により、ニトリルゴム製スリーブ21と内部に注入
されるウレタンゴム20の硬度の比率を適宜選択するこ
とにより、幅広い条件で使用できる。
【0042】実施の形態5.上記実施の形態3あるいは
実施の形態4では、ステンレス製の可撓管9とその外方
に間隔をおいて同心的に配設されたニトリルゴム製スリ
ーブ21は、円筒状底なしタイプのものであるが、図7
に示すように可撓管9と底付きニトリルゴム製スリーブ
21aとの隙間空間にウレタンゴムである弾性部材20
の充填物を隙間なく設けて形成してある。
【0043】この発明の実施の形態5では、端末シール
部材を廃止することができるので、生産工程が少なくな
り、低コストの可撓管を得ることができ、かつ低コスト
の空気調和機を提供することが可能となる効果を有する
ものである。
【0044】実施の形態6.図8は、この実施の形態6
の可撓管の概略を示す側断面図である。図8に示すよう
に、冷媒配管として吸入配管4に溶接されたステンレス
製の可撓管9に、予め可撓管9の外径よりも大きく内側
がメッシュ、例えばゴム製のメッシユ22で補強された
ニトリルゴム製スリーブ21を同心的に配設し、可撓管
9とニトリルゴム製スリーブ21の隙間空間に弾性部材
である液状のウレタンゴム20に鎖延長剤および架橋剤
を混合した原料を注入して硬化させると、ニトリルゴム
製スリーブ21と可撓管9との隙間空間にウレタンゴム
である弾性部材20の充填物が隙間なく設けてたものが
得られる。
【0045】次に動作について説明する。可撓管9に冷
媒が充填され、内圧が加わった時に可撓管9の伸びがゴ
ム製のメッシュ22で補強されたニトリルゴムにより抑
えられ、また、可撓管9の特定部分に応力が集中せず分
散され、可撓管9の耐圧性を向上することができる。さ
らに、ニトリルゴム製のスリーブ21はゴム製のメッシ
ュ22で補強されているので、実施の形態3、実施の形
態4のニトリルゴム製のスリーブ21とウレタンゴム2
0を組み合わせた構造よりも、さらに高い耐圧性を得る
ことができる。
【0046】また、振動による応力もウレタンゴム20
によって分散され、振動による応力集中、破壊を防ぐこ
とができる。さらに、ウレタンゴム20の内部減衰によ
り振動時の振動減衰比もあがり、可撓管9に振動減衰器
をつけた場合と同等の効果がある。そのため冷媒配管の
長さを短縮でき、しかも冷媒配管を配設するスペースが
小さくてすみ、ユニツトの小型化が可能となる。又、こ
の実施の形態6では可撓管9の形状、寸法に合わせて液
状のウレタンゴム20の注入によってウレタンゴム20
の充填物を得ることができ、大きな金型を必要とするこ
となく製造できるので、耐圧、振動吸収性に優れた低コ
ストの可撓管を得ることができ、かつ低コストの空気調
和機を提供することができる。
【0047】実施の形態7.図9は、この実施の形態7
の可撓管の一部を構成しているニトリルゴム製スリーブ
の概略を示す斜視図である。23は断面矩形形状のニト
リルゴム製のスリーブで、実施の形態3、4、5、ある
いは実施の形態6での可撓管9とその外方に間隔をおい
て、同心的に配設されたニトリルゴム製スリーブ21と
違い弾性的な方向を有している。
【0048】次に動作について説明する。圧縮機の振動
は接続方向の振動を1とすると、法線あるいは上下方向
の振動は約0.05と無視できるくらい小さい。このよ
うに1つの方向のみ可撓性を持っていれば、圧縮機1に
発生した振動は減衰され、空気調和機の室外ユニットの
振動は、図13に示すユニット振動レベル比較に明らか
なような効果が得られ、可撓管を使用していない室外ユ
ニットよりも大幅に低減できる。また、圧縮機の振動を
十分に吸収できるだけの可撓性を必要な方向に持ってい
れば良いので、輸送中などの外乱の振動を受けた場合、
この実施の形態7の構成をもっていれば、不必要な振動
を抑えることができるので、他の冷媒配管部品に与える
影響を少なくでき、かつ室外ユニットの信頼性の向上を
図ることができる。
【0049】また、可撓管9に冷媒が充填されたとき、
軸方向の伸びが生ずるが、ステンレス製の可撓管9のみ
では変形により、応力集中が起こり、塑性変形、あるい
は破壊が生ずる。しかし、可撓管9の凹凸部17外部に
隙間なく設けたウレタンゴム20により特定の部分に応
力が集中することなく分散され、可撓管9の伸びを規制
することができる。曲げ方向に関しては、上記ウレタン
ゴム20により振動吸収に必要な充分な可撓性が得られ
る。そのため耐圧性を維持したまま曲げ方向の可撓性に
より圧縮機1の振動を吸収する。
【0050】実施の形態8.図10は、空気調和機の室
外ユニットの圧縮機周辺の冷媒配管図、図11は、図1
0の上面図であり、図12(a)は、この実施の形態8
の可撓管を示す断面図。図12(b)はこの実施の形態
8の可撓管の概略を示す側面図である。図において、1
4は空気調和機の室外ユニット基盤で、防振材2により
圧縮機1を弾性的に載置支持していると共に、圧縮機1
とは吸入配管4により途中にアキュムレータ5を介して
四方弁などの切換弁3と接続されている。また、圧縮機
1と四方弁などの切換弁3とは吐出配管6により接続さ
れている。さらに、四方弁などの切換弁3には図示され
ていない熱交換器に接続される吸入管7および吐出管8
が接続されている。17は上記可撓管9のステンレス製
のベローズ管で、冷媒配管としての吸入配管4に溶接部
18により接続されている。19は蛇腹上の凹凸部、2
3は上記ステンレス製ベローズ管17により形成された
可撓管9を包み込むように配設した断面矩形状のニトリ
ルゴム製スリーブで、圧縮機1の接続方向を短く、かつ
法線方向を長く成すと共に、一方に閉塞面23cを形成
して可撓管9の蛇腹状凹凸部19との隙間には隙間なく
弾性部材であるウレタンゴム20が充填して設けてい
る。
【0051】次に動作について説明する。圧縮機1の振
動はアキュムレータ5を伝わり、可撓管9に達する。圧
縮機1の振動は図11に示すように接線方向、即ち圧縮
機1の振動大の方向の振動を1とすると、法線あるいは
上下方向、即ち圧縮機の振動小の方向の振動は約0.0
5と無視できるくらい小さいので、aの矢印方向は可撓
性大の方向、bの矢印方向は可撓性小の方向となり、1
つの方向のみ可撓性を持っていれば、圧縮機1に発生し
た振動は減衰され、空気調和機の室外ユニットの振動
は、図13に示すユニット振動レベル比較表とほぼ同様
な効果が得られ可撓管を使用していない室外ユニットよ
りも大幅に低減できる。
【0052】したがって、この発明の実施の形態8では
圧縮機と四方弁などの切換弁との間に接続された冷媒配
管の途中に可撓管が直列に接続され、かつ圧縮機に接続
方向、即ち圧縮機の振動大の方向を断面矩形状の短手と
し、圧縮機の法線あるいは上下方向、即ち、圧縮機の振
動小の方向を断面矩形状の長手として配設されているの
で、スリーブ自身が弾性的な方向を有しているから、必
要な方向の曲げの可撓性を失うことなく可撓管を補強で
き、耐圧性、曲げ応力に対する強度、振動吸収性を良好
にすると共に、冷媒配管の長さを短縮でき、しかも冷媒
配管を配設するスペースを小さくできるため、ユニット
の小型化が可能となる効果を有する。
【0053】さらに、可撓管の形状、寸法に合わせて液
状のウレタンゴムの注入によってでウレタンゴムなどの
弾性部材である充填物を得ることができるので、大きな
金型を必要とすることなく、端末シール部材を用いて簡
単に製造することができ、耐圧性、振動吸収性に優れた
可撓管を低コストで得ることができ、低コストの空気調
和機を提供する効果を有するものである。
【0054】また、この発明の実施の形態8では、圧縮
機の振動を十分に吸収できるだけの可撓性を必要な方向
に持っていれば良いので、輸送中などの外乱の振動を受
けた場合、不必要な振動を抑えることができるので、他
の冷媒配管部品に与える影響を少なくでき、かつユニッ
トの信頼性の向上を図ることがだきる。
【0055】さらに、この発明の実施の形態8では、吸
入配管の一部に可撓管を使用しているが、吐出配管また
は吐出配管と吸入配管の両方に可撓管を直列に接続して
もよい。
【0056】実施の形態9.以下、この発明の実施の形
態9を図について説明する。図14において、9は上記
実施の形態1ないし実施の形態8による可撓管、4はこ
の可撓管9に接続される配管、12は上記可撓管9の端
部にはめ込まれるリング状ロウ材、13は高周波ロウ付
け時の高周波誘導加熱用電極、24は配管内に不活性ガ
スを噴出する不活性ガスノズル、25は高周波ロウ付け
終了後に可撓管9に向けて冷却空気を噴出する空気ノズ
ルである。可撓管9は、外観上は円筒状のゴム部20a
の両端に吸入配管4が取り付いた形状となっており、ゴ
ム部20aが熱に対して特に弱い。
【0057】以下、作用について説明する。まず、リン
グ状ロウ材12を可撓管9両端の吸入配管4の挿入側4
a端部にはめ込む。この端部を挿入される側の吸入配管
4bの端部に挿入接続する。この時、リング状ロウ材1
2は吸入配管4bの端面に当たるように固定する。次
に、接続した吸入配管4a、4bを高周波誘導加熱電極
13に配置する。この時、配管挿入接続部の周囲に高周
波誘導加熱電極13が配置されるようにする。
【0058】次に、吸入配管4内に不活性ガスが噴出で
きるように不活性ガスノズル24を配置する。まず、不
活性ガスを噴出し、不活性ガスが配管内に充満した状態
とする。これにより、可撓管9内側表面の熱による酸化
を防止する。そして、高周波誘導加熱電極12で高周波
加熱する。これにより、可撓管9と吸入配管4の接続部
分のみ局部的に加熱されるため、ゴム部20aが加熱さ
れることなくロウ付けされる。
【0059】ロウ付け終了後、直ちに冷却空気ノズル2
5から、可撓管9の吸入配管4に向けて配管が冷却され
るまで空気を噴出する。これによりロウ付けされた可撓
管9と吸入配管4の接続部分から弾性部材20への熱の
移動を少なくし、可撓管9を保護する。
【0060】実施の形態10.また、上記実施の形態9
では可撓管9のロウ付けについて説明したが、熱に対し
て弱い機器のロウ付けについても上記実施の形態9と同
様の効果を奏する。また、高周波誘導加熱工程が自動化
することにより、ロウ付けのばらつきの少なくすること
ができる。
【0061】実施の形態11.さらに、実施の形態9で
はリング状ロウ材12を可撓管9の吸入配管4a端部に
はめ込み、この吸入配管4a端部を吸入配管4bの端部
に挿入接続しているが、可撓管9の挿入側配管4aと挿
入される側の配管4bが反対に接続される構造となって
も上記実施の形態9と同等の効果を奏する。
【0062】
【発明の効果】以下、この発明の請求項1に係る空気調
和機用冷媒配管は、圧縮機と室外機との間に接続された
冷媒配管の途中に可撓管が直列に接続された空気調和機
用冷媒配管において、ベローズ状に形成された可撓管の
凹凸部及び冷媒配管との溶接部の外面が、上記凹凸部に
対応する凹凸部内面と円筒型外面とを有する弾性部材で
隙間なく覆われている構成としたので、可撓性を失うこ
となく可撓管を補強し、耐圧曲げ応力に対して強度、振
動吸収性を良くし冷媒配管の長さを短くできると共に、
溶接部に腐食等が発生しにくくなる効果を有する。
【0063】この発明の請求項2に係る空気調和機用冷
媒配管は、可撓管の凹凸部外面に対抗する凹凸部内面を
有するスリーブの長手方向に沿った分割体が、上記可撓
管の凹凸部外側に嵌着されている構成としたので、凹凸
部内面を有するニトリルゴム製のパイプの長手方向に沿
った分割体は、生産性が高く、組付け作業も簡単である
ので、製造コストを引き下げる効果を有する。
【0064】この発明の請求項3に係る空気調和機用冷
媒配管は、ベローズ状に形成された可撓管と、緩衝材を
隙間なく設け密着されている構成としたので、可撓管の
形状、寸法に合わせて緩衝材を設けることができるの
で、耐圧性、振動吸収性にすぐれた可撓管を生産性を高
めて低コストで得る効果を有する。
【0065】この発明の請求項4に係る空気調和機用冷
媒配管は、ベローズ状に形成された可撓管と、その外方
に間隔を置いて同心的に配設された弾性体のスリーブと
の隙間空間へ、外方の弾性体のスリーブより低弾性部材
でできた緩衝体を隙間なく設け密着されている構成とし
たので、弾性体のスリーブより低弾性の緩衝体の充填物
を得ることがでるとともに、耐圧性、振動吸収性にすぐ
れ、かつ生産性を高めて低コストの可撓管を得る効果を
有する。
【0066】この発明の請求項5に係る空気調和機用冷
媒配管は、ベローズ状に形成された可撓管と、その外方
に間隔を置いて同心的に配設された弾性体のスリーブと
の隙間空間へ、緩衝体を隙間なく設け密着され、かつ弾
性部材の内側あるいは外周部に補強用メッシュを備えた
構成としたので、可撓性を失うことなく、可撓管を補強
し、耐圧性、曲げ応力に対する強度特性、振動吸収性を
良くし、冷媒配管の長さを短縮でき、くかも冷媒配管を
配設するスペースを小さくし、ユニットの小型化を可能
にする効果を有する。
【0067】この発明の請求項6に係る空気調和機用冷
媒配管は、外方の弾性体のスリーブより低弾性部材でで
きた緩衝体を隙間なく設け密着されている構成としたの
で、弾性体のスリーブより低弾性の緩衝体の充填物を得
ることがでるとともに、耐圧性、振動吸収性にすぐれ、
かつ生産性を高めて低コストの可撓管を得る効果を有す
る。
【0068】この発明の請求項7に係る空気調和機用冷
媒配管は、スリーブが断面矩形状で弾性的な方向性を有
している構成としたので、輸送中などの外乱の振動を受
けた場合でも、不必要な振動を抑えることができ、他の
冷媒配管部品に与える影響を少なくでき、かつ室外ユニ
ットの信頼性の向上を図ることができる。
【0069】この発明の請求項8に係る空気調和機用冷
媒配管は、圧縮機と四方弁との間に接続された冷媒配管
の途中に可撓管が直列に接続された空気調和機におい
て、ベローズ状に形成された可撓管と、その外方に間隔
を置いて断面矩形状に配置されたスリーブとの隙間空間
へ、緩衝材を隙間なく設け密着させ、そのスリーブが弾
性的な方向性を有している構成としたので、スリーブ自
身が弾性的な方向を有しているから、必要な方向の曲げ
の可撓性を失うことなく可撓管の補強ができ、耐圧性振
動吸収性を良好にし、冷媒配管の長さを短縮し、しかも
冷媒配管を配設するスペースを小さくできるため、ユニ
ットの小型化を可能にする効果を有する。
【0070】この発明の請求項9に係る空気調和機用冷
媒配管の製造方法は、可撓管とこの可撓管に接続される
冷媒配管をロウ付け溶接する際、リング状ロウ材を可撓
管にはめ込み装着し、この端部を可撓管に接続される冷
媒配管の端部に挿入接続してロウ材を装着固定後、冷媒
配管内へ不活性ガスを噴出しながら高周波ロウ付け方法
によりロウ付け溶接し、ロウ付け溶接終了後に冷媒配管
内に空気を噴出する方法としたので、熱に対して弱い可
撓管を熱からまもり、熱劣化を少なくさせると共に、ば
らつきが少ない状態でロウ付け溶接をして製造できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による空気調和機用
冷媒配管を示す概略斜視図。
【図2】 この発明の実施の形態1による可撓管を示す
側断面図。
【図3】 この発明の実施の形態2による可撓管を示す
分解斜視図。
【図4】 この発明の実施の形態2による可撓管を示す
側断面図。
【図5】 この発明の実施の形態3または実施の形態4
による可撓管を示す側断面図。
【図6】 この発明の実施の形態3による可撓管の製造
に管する説明図。
【図7】 この発明の実施の形態5による可撓管を示す
側面図。
【図8】 この発明の実施の形態6による可撓管を示す
側面図。
【図9】 この発明の実施の形態7による可撓管のスリ
ーブを示す斜視図。
【図10】 この発明の実施の形態8による空気調和機
用冷媒配管を示す要部側面図。
【図11】 図10の空気調和機用冷媒配管を示す上面
図。
【図12】 aはこの発明の実施の形態8による可撓管
を示す正面図。bはこの発明の実施の形態8による可撓
管を示す要部側面図。
【図13】 この発明の実施の形態1を用いた場合のユ
ニット振動レベル比較を示す関係図。
【図14】 この発明の実施の形態9を示す空気調和機
用冷媒配管のロウ付け状態の正面図。
【図15】 この発明の第一の従来例による空気調和機
を一部切り欠いて冷媒配管を示す斜視図。
【図16】 この発明の第二の従来例による空気調和機
を一部切り欠いて冷媒配管を示す斜視図。
【図17】 この発明の従来例による可撓管を示す側面
図。
【図18】 図17の可撓管の要部を示す側断面図。
【図19】 従来のロウ付け方法を示す斜視図。
【符号の説明】
1 圧縮機、3 切換弁、9 可撓管、12 リング状
ロウ材、13 高周波誘導加熱用電極、17 ベローズ
管、18 溶接部、19 凹凸部、20 弾性部材、2
1 ニトリルゴム製スリーブ、22 メッシユ、23
断面矩形状スリーブ、24 不活性ガスノズル、25
空気ノズル、

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機と室外機との間に接続された冷媒
    配管の途中に可撓管が直列に接続された空気調和機用冷
    媒配管において、ベローズ状に形成された可撓管の凹凸
    部及び冷媒配管との溶接部の外面が、上記凹凸部に対応
    する凹凸部内面と円筒型外面とを有する弾性部材で隙間
    なく覆われていることを特徴とする空気調和機用冷媒配
    管。
  2. 【請求項2】 可撓管の凹凸部外面に対抗する凹凸部内
    面を有するスリーブの長手方向に沿った分割体が、上記
    可撓管の凹凸部外側に嵌着されていることを特徴とする
    請求項1記載の空気調和機用冷媒配管。
  3. 【請求項3】 ベローズ状に形成された可撓管と、緩衝
    材を隙間なく設け密着されていることを特徴とする請求
    項1記載の空気調和機用冷媒配管。
  4. 【請求項4】 ベローズ状に形成された可撓管と、その
    外方に間隔を置いて同心的に配設された弾性体のスリー
    ブとの隙間空間へ、外方の弾性体のスリーブより低弾性
    部材でできた緩衝体を隙間なく設け密着されていること
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機用冷媒配管。
  5. 【請求項5】 ベローズ状に形成された可撓管と、その
    外方に間隔を置いて同心的に配設された弾性体のスリー
    ブとの隙間空間へ、緩衝体を隙間なく設け密着され、か
    つ弾性部材の内側あるいは外周部に補強用メッシュを備
    えたことを特徴とする空気調和機用冷媒配管。
  6. 【請求項6】 外方の弾性体のスリーブより低弾性部材
    でできた緩衝材を隙間なく設け密着させたことを特徴と
    する請求項5記載の空気調和機用冷媒配管。
  7. 【請求項7】 スリーブが断面矩形状で弾性的な方向性
    を有していることを特徴とする請求項5又は請求項6に
    記載の空気調和機用冷媒配管。
  8. 【請求項8】 圧縮機と切換弁との間に接続された冷媒
    配管の途中に可撓管が直列に接続された空気調和機にお
    いて、ベローズ状に形成された可撓管と、その外方に間
    隔を置いて断面矩形状に配設された弾性体のスリーブと
    の隙間空間へ、緩衝材を隙間なく設け密着させ、そのス
    リーブが弾性的な方向性を有していることを特徴とする
    空気調和機用冷媒配管。
  9. 【請求項9】 可撓管とこの可撓管に接続される冷媒配
    管をロウ付け溶接する際、リング状ロウ材を可撓管には
    め込み装着し、この端部を可撓管に接続される冷媒配管
    の端部に挿入接続してロウ材を装着固定後、冷媒配管内
    へ不活性ガスを噴出しながら高周波ロウ付け方法により
    ロウ付け溶接し、ロウ付け溶接終了後に冷媒配管内に空
    気を噴出させることを特徴とする空気調和機用冷媒配管
    の製造方法。
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