JPH09152174A - 空気調和装置の天井埋込型室内ユニット - Google Patents

空気調和装置の天井埋込型室内ユニット

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JPH09152174A
JPH09152174A JP7312907A JP31290795A JPH09152174A JP H09152174 A JPH09152174 A JP H09152174A JP 7312907 A JP7312907 A JP 7312907A JP 31290795 A JP31290795 A JP 31290795A JP H09152174 A JPH09152174 A JP H09152174A
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ceiling
drain
air conditioner
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Yoshiyuki Nakagawa
善之 中川
Motohiro Ooishi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源オフ時など、ドレンポンプの運転停止時
にドレン水が一気にドレンパンに戻ることによって「ゴ
ホッ」と云う異音が発生するのを回避する。 【解決手段】 熱交換器で凝縮されたドレン水をドレン
パン5に貯留し、ドレンポンプ13によってドレンパン
5のドレン水を外部へ強制排出する空気調和装置の天井
埋込型室内ユニットにおいて、ドレンポンプ13の運転
停止時にドレンポンプ13を駆動するモータ11に印加
する電圧を徐々に減少する通電制御部21を設ける。こ
れによりドレンポンプ1が徐々に運転を停止し、ドレン
水が一気にドレンパンに戻ることがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気調和装置の天井
埋込型室内ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】図11〜図15は、例えば特開平4−1
5427号公報に示されているような、従来の空気調和
装置の天井埋込型室内ユニットを示している。
【0003】この天井埋込型の室内ユニット1は、箱形
の筐体(アウタケース)2内に、室内ファン3、熱交換
器4、ドレンパン5を有し、筐体2は室内天井部Aに開
口形成された天井開口穴Bに整合して天井内に収納され
る。筐体2は天井開口穴Bの辺部との間に或る間隔Cを
おいて据付けられ、この間隔Cを隠すように、筐体2の
下底面部に化粧パネル6が取付けられる。
【0004】天井内に据付けられた室内ユニット1と室
外に設置された室外ユニット7とは、冷媒配管8により
接続される。冷媒配管8の接続部には室内側と室外側が
あり、室内側の接続部は、図14によく示されているよ
うに、露垂れ防止のために、断熱材9によって覆われて
いる。
【0005】ドレンパン5は熱交換器4の真下にあり、
換言すれば、熱交換器4はドレンパン5の底面5a上に
設けられた台10上に載置された形態で設けられてお
り、熱交換器4で凝縮されたドレン水(結露水)はドレ
ンパン5に受け止められる。
【0006】ドレンパン5の一方の端部には、モータ1
1により駆動され、ドレンホース12が接続されたドレ
ンポンプ13が配置されている。ドレンポンプ13は、
空気調和装置の電源がオンである期間、モータ11によ
り駆動され、ドレンパン5ののドレン水をドレンホース
12を通して外部へ強制排出する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の室内ユニット1
では、室内ユニット1の電源スイッチがオフされると、
図16に示されているように、これと同時にモータ11
に印加する電圧が即座に零になり、ドレンポンプ13の
運転が即座に停止されるため、図17に示されるよう
に、ドレンホース12の立上げ部などに残っていたドレ
ン水が一気にドレンパン5に戻ってくる激しい逆流現象
が発生する。このために、電源オフ時に、「ゴボッ」と
云う異音が発生し、ユーザに不快感を与えることにな
る。
【0008】また、従来の室内ユニット1では、熱交換
器4の下縁がドレンパン5の周縁立壁5bの上縁より下
位にあり、熱交換器4の下側領域がドレンパン5の周縁
立壁5bによって隠されるため、その分、熱交換器4の
有効通気面積が図15にてクロスハッチングで示されて
いるように低減し、熱交換器4本来の能力が出ないと云
う問題がある。
【0009】また、従来の室内ユニット1では、天井開
口穴Bと室内ユニット1との位置関係は、据付説明書や
型紙に記載されているため、据付作業中に据付説明書や
型紙を見る必要があり、これは据付作業の効率を下げる
ことになる。
【0010】また、従来の室内ユニット1では、室内ユ
ニット1と冷媒配管8の接続部において、断熱材9の取
付け方法の悪さや断熱不足によって、この部分から結露
水が垂れると云う問題がある。
【0011】この発明は上述のような問題点を解消する
ためになされたもので、電源オフ時など、ドレンポンプ
の運転停止時に「ゴホッ」と云う異音が発生することを
回避し、また熱交換器の無効通気面積を低減して熱交換
能力を向上し、また室内ユニットの据付作業の効率を上
げると共に据付位置関係のばらつきを防ぐことができ、
また室内ユニット側の冷媒配管接続部からの結露水の垂
れの防止することができる空気調和装置の天井埋込型室
内ユニットを提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明による空気調和装置の天井埋込型室内ユ
ニットは、熱交換器で凝縮されたドレン水をドレンパン
に貯留し、ドレンポンプによってドレンパンのドレン水
を外部へ強制排出する空気調和装置の天井埋込型室内ユ
ニットにおいて、前記ドレンポンプの運転停止時に前記
ドレンポンプを駆動するモータに印加する電圧を制御す
る通電制御部を有し、前記ドレンポンプの運転停止時に
おけるドレン水の戻り量を調整するものである。
【0013】この発明による空気調和装置の天井埋込型
室内ユニットでは、ドレンポンプの運転停止時にモータ
に印加する電圧が通電制御部によって制御されることに
より、ドレンポンプは徐々に運転を停止する。これによ
りドレン水の戻り量が調整され、ドレン水が一気にドレ
ンパンに戻ることが回避される。
【0014】つぎの発明による空気調和装置の天井埋込
型室内ユニットは、前記通電制御部が、前記ドレンポン
プの運転停止時に前記モータに印加する電圧を徐々に減
少させて、前記モータの回転数を除々に低下させるもの
である。
【0015】この発明による空気調和装置の天井埋込型
室内ユニットでは、ドレンポンプの運転停止時には、モ
ータに印加する電圧が通電制御部によって徐々に減少さ
れ、このモータの回転数が除々に低下し、ドレンポンプ
は徐々に運転を停止する。これによりドレン水の戻り量
が調整され、ドレン水が一気にドレンパンに戻ることが
回避される。
【0016】つぎの発明による空気調和装置の天井埋込
型室内ユニットは、前記通電制御部が、前記ドレンポン
プの運転停止時に前記モータに与える電流の周波数を制
御して前記モータの回転数を除々に低下させるものであ
る。
【0017】この発明による空気調和装置の天井埋込型
室内ユニットでは、ドレンポンプの運転停止時には周波
数制御によってモータ回転数が除々に低下し、ドレンポ
ンプは徐々に運転を停止する。これによりドレン水の戻
り量が調整され、ドレン水が一気にドレンパンに戻るこ
とが回避される。
【0018】つぎの発明による空気調和装置の天井埋込
型室内ユニットは、熱交換器で凝縮されたドレン水をド
レンパンに貯留し、ドレンポンプによってドレンパンの
ドレン水を外部へ強制排出する空気調和装置の天井埋込
型室内ユニットにおいて、前記ドレンパンの底面にはド
レンポンプの配置側に向かって下り勾配が付けられ、前
記ドレンパンの周縁立壁の高さがドレンポンプの配置側
に向かうに従って低いものである。
【0019】この発明による空気調和装置の天井埋込型
室内ユニットでは、ドレンパンの周縁立壁がドレンポン
プ側に向かうに従って低いことにより、この周縁立壁が
熱交換器を隠す面積が低減する。
【0020】つぎの発明による空気調和装置の天井埋込
型室内ユニットは、室内ユニットの下面に天井開口穴と
室内ユニットの位置関係を示す表示がなされているもの
である。
【0021】この発明による空気調和装置の天井埋込型
室内ユニットでは、室内ユニット下面に、室内ユニット
と天井開口穴の位置関係を示す表示があることにより、
これを見ながら別の説明書を必要とすることなく据付作
業を行うことができる。
【0022】つぎの発明による空気調和装置の天井埋込
型室内ユニットは、前記表示が、室内ユニットの中央基
準線と、前記中央基準線から前記天井開口穴の辺部との
間の寸法であることを特徴としている。
【0023】この発明による空気調和装置の天井埋込型
室内ユニットでは、定規の基端を中央基準線に合わせ、
寸法表示と定規の寸法値とを見合わせることによって天
井開口穴に対して適正位置に室内ユニットを据え付ける
ことができる。
【0024】つぎの発明による空気調和装置の天井埋込
型室内ユニットは、前記中央基準線は凹溝により与えら
れているものである。
【0025】この発明による空気調和装置の天井埋込型
室内ユニットでは、定規の基端鈎部を凹溝に引っ掛ける
ことによって定規の基端を中央基準線に合わせることが
できる。
【0026】つぎの発明による空気調和装置の天井埋込
型室内ユニットは、前記中央基準線は凸部により与えら
れているものである。
【0027】この発明による空気調和装置の天井埋込型
室内ユニットでは、定規の基端を凸部に突き当てること
によって定規の基端を中央基準線に合わせることができ
る。
【0028】つぎの発明による空気調和装置の天井埋込
型室内ユニットは、室内ユニット側の冷媒配管の下部に
配置されて冷媒配管の外周面に結露した水を受け止める
結露水回収カップを有し、前記結露水回収カップには結
露水を室内ユニットのドレンパンへ排出する排出通路手
段が設けられているものである。
【0029】この発明による空気調和装置の天井埋込型
室内ユニットでは、室内ユニット側の冷媒配管の外周面
に結露した水は結露水回収カップに落下して結露水回収
カップによって受け止められ、排出通路手段によって室
内ユニットのドレンパンへ流れ、ドレンパンに回収され
る。
【0030】つぎの発明による空気調和装置の天井埋込
型室内ユニットは、前記結露水回収カップは、前記冷媒
配管に嵌合する一対の係合片部を有し、前記係合片部が
前記冷媒配管に嵌合することにより前記冷媒配管より吊
り下げ支持されるものである。
【0031】この発明による空気調和装置の天井埋込型
室内ユニットでは、係合片部を冷媒配管に嵌合させるだ
けで、結露水回収カップが冷媒配管より吊り下げ支持さ
れる。
【0032】つぎの発明による空気調和装置の天井埋込
型室内ユニットは、前記結露水回収カップは、係合爪部
を有し、前記係合爪部が室内ユニットのアウタケースに
形成された係合孔にはめ込まれることによって前記アウ
タケースに固定装着されるものである。
【0033】この発明による空気調和装置の天井埋込型
室内ユニットでは、係合爪部を室内ユニットのアウタケ
ースに形成された係合孔にはめ込むだけで、結露水回収
カップがアウタケースに固定装着される。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照してこの発
明の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下に説明す
るこの発明の実施の形態において、上述の従来例と同一
構成の部分は、上述の従来例に付した符号と同一の符号
を付してその説明を省略する。
【0035】(実施の形態1)図1はこの発明による空
気調和装置の天井埋込型室内ユニットの実施の形態1を
示している。ドレンポンプ13のモータ11は、通電制
御部21が出力する通電指令によって動作するモータ駆
動回路22により、印加電圧を制御される。
【0036】通電制御部21は、室内ユニットの電源オ
フ時などにおけるドレンポンプ13の運転停止時にモー
タ11に印加する電圧を、図2に示されているように、
徐々に減少させる指令信号をモータ駆動回路22へ出力
する。
【0037】これにより、室内ユニットの電源オフ時に
は、モータ11に印加される電圧は、図2に示されてい
るように、徐々に減少し、これに応じてドレンポンプ1
3は徐々に運転を停止する。
【0038】このように、ドレンポンプ13が徐々に運
転を停止することにより、図3に示されているように、
ドレンホース及びドレン管立上げ部からドレンパン5に
戻るドレン水の量が調整され、ドレン水が一気にドレン
パンに戻ることが回避され、逆流水による異音の発生が
防止される。
【0039】なお、通電制御部21は、室内ユニットの
電源オフ時などにおけるドレンポンプ13の運転停止時
にモータ11に与える電流の周波数を制御してモータ1
1の回転数を除々に低下させてもよく、この速度制御は
モータ11の型式に応じて適当な制御手段によって行わ
れればよい。
【0040】この場合には、モータ11に印加する電圧
が間欠的になることによってモータ11に対する印加電
圧の所定時間当たりの平均値が低下し、この場合も、ド
レンポンプ13は徐々に運転を停止することになる。
【0041】これによりドレン水の戻り量が調整され、
ドレン水が一気にドレンパン5に戻ることが回避され、
逆流水による異音の発生が防止される。
【0042】(実施の形態2)図4はこの発明による空
気調和装置の天井埋込型室内ユニットの実施の形態2を
示している。この実施の形態では、ドレンパン5の周縁
立壁5bの高さがドレンポンプ13の配置側に向かうに
従って低くなっている。換言すれば、周縁立壁5bの上
縁面がドレンポンプ13の配置側へ向けて角度θをもっ
て下り方向に傾斜している。
【0043】これによりドレンポンプ13の配置側にお
いて周縁立壁5bが熱交換器4を隠す面積が低減し、こ
れに応じて室内空気の吸込効率が向上し、風の通過量が
多くなって熱交換器4の能力が向上する。
【0044】なお、ドレンパン5の水位はドレンポンプ
13の吸入口からある高さで一定であり、周縁立壁5b
の上縁がそれより高位にあると云うことを満たして、ド
レンパン5の底面5aがドレンポンプ13の配置側に向
かって下り勾配になっていることにより、ドレンパン5
の周縁立壁5bの高さがドレンポンプ13の配置側に向
かうに従って低くなっても、室内ユニットが図4で見た
左右方向に傾斜して据え付けられていることの如何にか
かわらず、ドレン水が溢れることはない。
【0045】(実施の形態3)図5はこの発明による空
気調和装置の天井埋込型室内ユニットの実施の形態3を
示している。この実施の形態では、室内ユニット1の下
面に天井開口穴Bと室内ユニット1の位置関係を示す表
示部23が設けられている。
【0046】表示部23におけるおける位置関係表示
は、室内ユニット1の左右幅方向と前後方向の中央基準
線23a、23bと、中央基準線23a、23bから天
井開口穴Bの辺部との間の寸法23cである。
【0047】なお、図5において、24は空気吸い込み
口を、25は空気吹き出し口を各々示している。
【0048】これにより表示部23を見ながら据付作業
を行うことができ、室内ユニット1の据付時に据付説明
書等を見ずに位置調整ができる。
【0049】特にこの実施の形態では、定規の基端を中
央基準線23a、あるいは23bに合わせ、対応する方
向の寸法23cの表示と定規の寸法値とを見合わせるこ
とによって天井開口穴Bに対して室内ユニット1を作業
性よく適正位置に据え付けることができる。
【0050】なお、中央基準線23a、23bは、必ず
しも室内ユニット1の中央位置に設けられる必要はな
く、任意に設定された位置出し基準位置に設けられれば
よい。
【0051】(実施の形態4)図6、図7はこの発明に
よる空気調和装置の天井埋込型室内ユニットの実施の形
態4を示している。この実施の形態では、実施の形態3
における中央基準線(23a、23b)が各々室内ユニ
ット1の下面に形成された十字状の凹溝26a、26b
により与えられている。
【0052】この場合には、定規Dの基端鈎部Dfを凹
溝26a、あるいは26bに引っ掛けることによって定
規Dの基端Doを中央基準線に合わせることが容易に、
しかも確実に行われるようになり、天井開口穴Bに対し
て室内ユニット1を適正位置に据え付けることが、より
一層、作業性よく行われるようになる。
【0053】(実施の形態5)図8はこの発明による空
気調和装置の天井埋込型室内ユニットの実施の形態5を
示している。この実施の形態では、実施の形態3におけ
る中央基準線(23a、23b)が各々室内ユニット1
の下面に突出形成された十字状の凸部27a、27bに
より与えられている。
【0054】この場合には、定規Dの基端Doを凸部2
7a、あるいは27bに突き当てることによって定規D
の基端Doを中央基準線に合わせることが容易に、しか
も確実に行われるようになり、天井開口穴Bに対して室
内ユニット1を適正位置に据え付けることが、より一
層、作業性よく行われるようになる。
【0055】(実施の形態6)図9はこの発明による空
気調和装置の天井埋込型室内ユニットの実施の形態6を
示している。この実施の形態では、室内ユニット1側の
冷媒配管8の下部に結露水回収カップ28が配置されて
いる。
【0056】結露水回収カップ28は、プラスチックス
などにより構成され、上側に冷媒配管8に嵌合する一対
の係合片部29を一体成形されており、この係合片部2
9が冷媒配管8に嵌合することにより冷媒配管28より
吊り下げ支持される。
【0057】結露水回収カップ28には排出通路管部3
0が突出形成されている。排出通路管部30は、室内ユ
ニット1のアウタケース2に開口形成された孔31に挿
入され、アウタケース2内のドレンパン5の上方位置に
まで延在している。
【0058】この実施の形態では、冷媒配管8の外周面
に結露した水は結露水回収カップ28に落下して結露水
回収カップ28によって受け止められ、排出通路管部3
0を通って室内ユニット1のドレンパン5へ流れ、ドレ
ンパン5に回収される。
【0059】これにより冷媒配管接続部の断熱不足によ
って結露水が生じても、これをドレンパン5に回収する
ことができる。このことにより、室内側の冷媒配管接続
部に断熱材を付ける必要がなくなり、作業時間の短縮、
材料費の節減が図られる。
【0060】室内ユニット1が複数台ある場合には、そ
れぞれの冷媒配管接続部に結露水回収カップ28を取付
けることによって結露水をドレンパン経由で室外へ排出
することができ、また冷媒配管が水道管方式の場合に
は、それぞれの分岐点に同様の露水回収カップ28を取
付けることによって結露水をドレンパン経由で室外へ排
出することができる。
【0061】また、この実施の形態では、係合片部29
を冷媒配管8に嵌合させるだけで、ねじ、工具を必要と
することなく、結露水回収カップ28が冷媒配管8より
吊り下げ支持される。
【0062】なお、結露水回収カップ28は室内ユニッ
ト1にねじ止めすることもできる。
【0063】(実施の形態7)図10はこの発明による
空気調和装置の天井埋込型室内ユニットの実施の形態7
を示している。この実施の形態では、結露水回収カップ
28は、プラスチックなどにより構成され、室内ユニッ
ト1との対向面部に係合爪部32を一体成形されてお
り、この係合爪部32が室内ユニット1のアウタケース
2に形成された係合孔33にはめ込まれることによって
アウタケース1に固定装着される。
【0064】この実施の形態でも、冷媒配管8の外周面
に結露した水は結露水回収カップ28に落下して結露水
回収カップ28によって受け止められ、排出通路管部3
0を通って室内ユニット1のドレンパン5へ流れ、ドレ
ンパン5に回収される。
【0065】また、この実施の形態では、係合爪部32
をアウタケース2に形成された係合孔33にはめ込むだ
けで、ねじ、工具を必要とすることなく、結露水回収カ
ップがアウタケース2に固定装着される。
【0066】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、この発
明による空気調和装置の天井埋込型室内ユニットによれ
ば、ドレンポンプの運転停止時にモータに印加する電圧
が通電制御部によって制御されることにより、ドレンポ
ンプが徐々に運転を停止し、ドレン水が一気にドレンパ
ンに戻ることが回避され、逆流水による異音の発生が防
止される。
【0067】つぎの発明による空気調和装置の天井埋込
型室内ユニットでは、ドレンポンプの運転停止時にモー
タに印加する電圧が通電制御部によって徐々に減少さ
れ、モータ回転数が除々に低下することにより、ドレン
ポンプが徐々に運転を停止するから、ドレン水が一気に
ドレンパンに戻ることが回避され、逆流水による異音の
発生が防止される。
【0068】つぎの発明による空気調和装置の天井埋込
型室内ユニットでは、ドレンポンプに運転停止時には周
波数制御によってモータ回転数が除々に低下することに
より、ドレンポンプは徐々に運転を停止するが、ドレン
水が一気にドレンパンに戻ることが回避され、逆流水に
よる異音の発生が防止される。
【0069】つぎの発明による空気調和装置の天井埋込
型室内ユニットでは、ドレンパンの周縁立壁がドレンポ
ンプ側に向かうに従って低いことにより、この周縁立壁
が熱交換器を隠す面積が低減し、これに応じて室内空気
の吸込効率が向上する。
【0070】つぎの発明による空気調和装置の天井埋込
型室内ユニットでは、室内ユニット下面に室内ユニット
と天井開口穴の位置関係を示す表示があることにより、
これを見ながら据付作業を行うことができ、室内ユニッ
トの据付時に据付説明書等を見ずに容易に位置調整がで
きる。
【0071】つぎの発明による空気調和装置の天井埋込
型室内ユニットでは、定規の基端を中央基準線に合わ
せ、寸法表示と定規の寸法値とを見合わせることによ
り、天井開口穴に対して室内ユニットを適正位置に据え
付ける作業が作業性よく行われるようになる。
【0072】つぎの発明による空気調和装置の天井埋込
型室内ユニットでは、定規の基端鈎部を凹溝に引っ掛け
ることによって定規の基端を中央基準線に合わせること
が容易に、しかも確実に行われるようになる。
【0073】つぎの発明による空気調和装置の天井埋込
型室内ユニットでは、定規の基端を凸部に突き当てるこ
とによって定規の基端を中央基準線に合わせることが容
易に、しかも確実に行われるようになる。
【0074】つぎの発明による空気調和装置の天井埋込
型室内ユニットでは、室内ユニット側の冷媒配管の外周
面に結露した水は結露水回収カップに落下して結露水回
収カップによって受け止められ、排出通路手段によって
室内ユニットのドレンパンへ流れるから、冷媒配管接続
部の断熱不足によって結露水が生じても、これをドレン
パンに回収することができる。このことにより、室内側
の冷媒配管接続部に断熱材を付ける必要がなくなり、作
業時間の短縮、材料費の節減が図られる。
【0075】つぎの発明による空気調和装置の天井埋込
型室内ユニットでは、係合片部を冷媒配管に嵌合させる
だけで、ねじや工具を必要とすることなく結露水回収カ
ップが冷媒配管より吊り下げ支持される。
【0076】つぎの発明による空気調和装置の天井埋込
型室内ユニットでは、係合爪部を室内ユニットのアウタ
ケースに形成された係合孔にはめ込むだけで、ねじや工
具を必要とすることなく結露水回収カップがアウタケー
スに固定装着される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による空気調和装置の天井埋込型室
内ユニットの実施の形態1を示す要部の構成図である。
【図2】 この発明による空気調和装置の天井埋込型室
内ユニットの実施の形態1におけるドレンポンプを駆動
するモータの印加電圧と時間との関係を示すグラフであ
る。
【図3】 この発明による空気調和装置の天井埋込型室
内ユニットの実施の形態1におけるドレン戻り量と時間
との関係を示すグラフである。
【図4】 この発明による空気調和装置の天井埋込型室
内ユニットの実施の形態2を示す正面図である。
【図5】 (a)はこの発明による空気調和装置の天井
埋込型室内ユニットの実施の形態3を示す要部の斜視
図、(b)はそれの更に要部を拡大して示す部分的平面
図である。
【図6】 この発明による空気調和装置の天井埋込型室
内ユニットの実施の形態4を示す側面図である。
【図7】 この発明による空気調和装置の天井埋込型室
内ユニットの実施の形態4の要部を示す斜視図である。
【図8】 この発明による空気調和装置の天井埋込型室
内ユニットの実施の形態5を示す側面図である。
【図9】 この発明による空気調和装置の天井埋込型室
内ユニットの実施の形態6の要部を示す斜視図である。
【図10】 この発明による空気調和装置の天井埋込型
室内ユニットの実施の形態7の要部を示す斜視図であ
る。
【図11】 従来の空気調和装置の天井埋込型室内ユニ
ットの取り付け状態を示す斜視図である。
【図12】 従来の空気調和装置の天井埋込型室内ユニ
ットの天井開口穴に対する据え付け状態を示す斜視図で
ある。
【図13】 従来の空気調和装置の天井埋込型室内ユニ
ットを示す断面図である。
【図14】 従来の空気調和装置の天井埋込型室内ユニ
ットにおける冷媒配管接続部を示す斜視図である。
【図15】 従来の空気調和装置の天井埋込型室内ユニ
ットを示す正面図である。
【図16】 従来の空気調和装置の天井埋込型室内ユニ
ットにおけるドレンポンプ駆動用モータの印加電圧と時
間との関係を示すグラフである。
【図17】 従来の空気調和装置の天井埋込型室内ユニ
ットにおけるドレン戻り量と時間との関係を示すグラフ
である。
【符号の説明】
1 室内ユニット,2 筐体(アウタケース),3 室
内ファン,4 熱交換器,5 ドレンパン,6 化粧パ
ネル,8 冷媒配管,11 モータ,12 ドレンホー
ス,13 ドレンポンプ,21 通電制御部,22 モ
ータ駆動回路,23 表示部,23a,23b 中央基
準線,23c 寸法,26a,26b凹溝,27a,2
7b 凸部,28 結露水回収カップ,29 係合片
部,30排出通路管部,32 係合爪部,33 係合孔

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器で凝縮されたドレン水をドレン
    パンに貯留し、ドレンポンプによってドレンパンのドレ
    ン水を外部へ強制排出する空気調和装置の天井埋込型室
    内ユニットにおいて、 前記ドレンポンプの運転停止時に前記ドレンポンプを駆
    動するモータに印加する電圧を制御する通電制御部を有
    し、前記ドレンポンプの運転停止時におけるドレン水の
    戻り量を調整することを特徴とする空気調和装置の天井
    埋込型室内ユニット。
  2. 【請求項2】 前記通電制御部は、前記ドレンポンプの
    運転停止時に前記モータに印加する電圧を徐々に減少さ
    せて、前記モータの回転数を除々に低下させることを特
    徴とする請求項1に記載の空気調和装置の天井埋込型室
    内ユニット。
  3. 【請求項3】 前記通電制御部は、前記ドレンポンプの
    運転停止時に前記モータに与える電流の周波数を制御し
    て前記モータの回転数を除々に低下させることを特徴と
    する請求項1に記載の空気調和装置の天井埋込型室内ユ
    ニット。
  4. 【請求項4】 熱交換器で凝縮されたドレン水をドレン
    パンに貯留し、ドレンポンプによってドレンパンのドレ
    ン水を外部へ強制排出する空気調和装置の天井埋込型室
    内ユニットにおいて、 前記ドレンパンの底面にはドレンポンプの配置側に向か
    って下り勾配が付けられ、前記ドレンパンの周縁立壁の
    高さがドレンポンプの配置側に向かうに従って低いこと
    を特徴とする空気調和装置の天井埋込型室内ユニット。
  5. 【請求項5】 室内ユニットの下面に、天井開口穴と室
    内ユニットの位置関係を示す表示がなされていることを
    特徴とする空気調和装置の天井埋込型室内ユニット。
  6. 【請求項6】 前記表示は、室内ユニットの中央基準線
    と、前記中央基準線から前記天井開口穴の辺部との間の
    寸法であることを特徴とする請求項5に記載の空気調和
    装置の天井埋込型室内ユニット。
  7. 【請求項7】 前記中央基準線は凹溝により与えられて
    いることを特徴とする請求項6に記載の空気調和装置の
    天井埋込型室内ユニット。
  8. 【請求項8】 前記中央基準線は凸部により与えられて
    いることを特徴とする請求項6に記載の空気調和装置の
    天井埋込型室内ユニット。
  9. 【請求項9】 室内ユニット側の冷媒配管の下部に配置
    されて冷媒配管の外周面に結露した水を受け止める結露
    水回収カップを有し、前記結露水回収カップには結露水
    を室内ユニットのドレンパンへ排出する排出通路手段が
    設けられていることを特徴とする空気調和装置の天井埋
    込型室内ユニット。
  10. 【請求項10】 前記結露水回収カップは、前記冷媒配
    管に嵌合する一対の係合片部を有し、前記係合片部が前
    記冷媒配管に嵌合することにより前記冷媒配管より吊り
    下げ支持されることを特徴とする請求項9に記載の空気
    調和装置の天井埋込型室内ユニット。
  11. 【請求項11】 前記結露水回収カップは、係合爪部を
    有し、前記係合爪部が室内ユニットのアウタケースに形
    成された係合孔にはめ込まれることによって前記アウタ
    ケースに固定装着されることを特徴とする請求項9に記
    載の空気調和装置の天井埋込型室内ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100761173B1 (ko) * 2006-08-03 2007-09-21 엘지전자 주식회사 공기 조화기의 응축수 배출 구조

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