JPH091520A - 泥漿鋳込み成形型 - Google Patents

泥漿鋳込み成形型

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JPH091520A
JPH091520A JP15421595A JP15421595A JPH091520A JP H091520 A JPH091520 A JP H091520A JP 15421595 A JP15421595 A JP 15421595A JP 15421595 A JP15421595 A JP 15421595A JP H091520 A JPH091520 A JP H091520A
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JP
Japan
Prior art keywords
porous body
mold
case
casting mold
fixing member
Prior art date
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Pending
Application number
JP15421595A
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English (en)
Inventor
Kazutomi Hara
和富 原
Nobuyuki Yamada
信幸 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形キャビティを形成した多孔質体のみを簡
単に交換できる泥漿鋳込み成形型を提供する。 【構成】 多孔質体12を交換するには、流し込みホー
ス21及び吸引ホース22を取り外し、ボルト18を緩
めて多孔質体12、押えプレート15を組んだケース1
3から外し、ボルト20を緩め、蓋体14、押えプレー
ト15を取り除き、ケース13に残っている多孔質体1
2を取り外す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高輝度発光管のバルブ等
を成形する泥漿鋳込み成形型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から衛生陶器等を製造する方法とし
て、多孔質体内に形成したキャビティ内に泥漿を供給加
圧し、多孔質体内を通して水分を除去することで、キャ
ビティ内面に泥漿を着肉せしめる泥漿鋳込み成形法が採
用されている。
【0003】斯かる泥漿鋳込み成形法に用いる成形型と
して、特開平3−146309号公報に開示されるもの
が知られている。この先行技術は、成形型を分離可能な
第1の型部と第2の型部に分け、第1の型部を型枠とこ
の内側に設けられるセメントからなるバックアップ材と
で構成し、第2の型部をセメントからなる非通水材とこ
の内側に設けられる多孔質体とで構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、泥漿鋳込み
成形法にて製品を成形する場合、多孔質体を通して水分
を吸引するため、多孔質体が目詰りして成形不能になる
ので、多孔質体を毎ショット或いは所定回数成形したら
交換しなければならない。
【0005】上述した先行技術によれば、成形型全体を
交換せずに第2の型部のみを交換すれば足りるので、第
1の型部を再利用できる利点はあるが、第2の型部を構
成する非通水材については再利用できない。
【0006】また、上述した先行技術にあっては、バッ
クアップ材及び非通水材ともセメントにて構成してお
り、型の反りが発生しやすく、型合せ精度が劣り、比較
的小さな製品を成形する場合には不具合が顕著になる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明に係る泥漿鋳込み成形型は、成形型の型本体に非通
水性の固定部材を介して製品キャビティを形成する多孔
質体を交換可能に保持せしめた。
【0008】ここで、前記固定部材を金属又は樹脂から
構成することで、反りを少なくし型合せ精度を高めるこ
とができる。また多孔質体としては樹脂あるいは石膏等
で構成し、この多孔質体は機械加工で製作してもよい
が、多孔体自体を鋳込み成形にて製作するようにすれば
コスト低減につながる。
【0009】また、前記多孔質体の外側、つまり非着肉
側に空間を形成し、この空間を介して水分を吸引するよ
うにしてもよい。
【0010】
【作用】毎ショット或いは所定回数ショットしたなら
ば、ボルト等を緩めて型本体から固定部材を外す。する
と、型本体と固定部材との間に保持されている多孔体が
交換可能になる。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1は本発明に係る泥漿鋳込み成形
型の全体図、図2は同泥漿鋳込み成形型の要部の断面
図、図3は同泥漿鋳込み成形型の要部の分解図である。
【0012】泥漿鋳込み成形型は枠フレーム1内に上型
10と下型30を配置している。即ち、枠フレーム1の
底部に下型30が固定され、枠フレーム1の天井部に設
けたシリンダユニット2によって上下動する昇降体3に
上型10が固定され、更に下型30から垂直に起立する
ガイドロッド4に上型10が摺動自在に係合し、上型1
0と下型30とが正確に型合せできる構造になってい
る。
【0013】次に、上型10及び下型30の具体的な構
造を図2に基づいて説明する。上型10は型本体11に
対し多孔質体12をステンレス等の金属或いは樹脂から
なる非通水性の固定部材を介して保持せしめている。
【0014】この実施例にあっては、前記固定部材はケ
ース13、蓋体14及び押えプレート15からなり、ま
た多孔質体12は連続した気孔を有し、内側には成形用
のキャビティS1が形成され、外側つまり非着肉側には
吸引用の空間S2が形成されている。
【0015】以上において、型本体11に多孔質体12
を取り付けるには、図3に示す状態から、先ずケース1
3に多孔質体12を取り付ける。この場合、多孔質体1
2には予め流し込みパイプ19を取り付けておくように
してもよい。
【0016】次いで、ケース13に蓋体14を入れ、押
えプレート15を取り付ける。ここで、蓋体14には、
吸引孔14aが穿設されており、この吸引孔14aが前
記吸引用の空間S2に臨む。
【0017】この後、多孔質体12、蓋体14、押えプ
レート15を組んだケース13を型本体11に、スペー
サー16、皿バネ17を介して、ボルト18にて取り付
ける。皿バネ17を用いることで、緩み止めの効果を発
揮する。
【0018】最後に、流し込みパイプ19に流し込みホ
ース21を接続し、押えプレート15に形成した吸引孔
15aにジョイントを介して吸引ホース22を接続する
ことで上型10が完成する。
【0019】また、下型30も上型10と同様に固定部
材を介して型本体31に多孔質体32が交換可能に装填
されている。尚、固定部材を構成する部材については上
型10のものと同一であるので、同一の図番を付すこと
で各部材についての詳細な説明は省略する。
【0020】以上において、鋳込み成形を行うには図2
の型締め状態で、吸引ホース22によって空間S2を減
圧し、また流し込みホース21及び流し込みパイプ19
を介して多孔質体12のキャビティS1内に泥漿を注入
し加圧する。
【0021】すると、泥漿中の水分は多孔質体12を通
り、空間S2を介して外部に排出され、キャビティS1
内面に着肉がなされる。そして、所定時間経過後、上型
10と下型30とを分離し、製品を取り出す。
【0022】また、多孔質体12を交換するには、前記
と逆の手順による。即ち、流し込みホース21及び吸引
ホース22を取り外し、ボルト18を緩めて多孔質体1
2、押えプレート15を組んだケース13から外し、ボ
ルト20を緩め、蓋体14、押えプレート15を取り除
き、ケース13に残っている多孔質体12を取り外す。
尚、型本体11からケース13を外すことなく、押えプ
レート15と蓋体14のみを取り外すことで多孔質体1
2を交換してもよい。
【0023】図4は別実施例に係る泥漿鋳込み成形型の
要部の断面図であり、この実施例にあっては固定部材を
ケース43、スペーサ44、蓋体45及び押えプレート
46から構成し、ケース43をボルト47を介して型本
体11,31に固着し、他の部材は段差等により固定す
るようにしている。このような構成とすることにより、
ボルトによる締着箇所が少なくなり、多孔質体の交換作
業を簡単に且つ短時間のうちに行うことができる。
【0024】図5は更なる別実施例に係る泥漿鋳込み成
形型の要部の断面図、図6は図5のAーA線断面図であ
り、前記した実施例にあっては上型と下型のパーティン
グラインが製品(発光管)の径方向であるのに対し、こ
の実施例ではパーティングラインを製品(発光管)の軸
方向に一致させている。
【0025】即ち、この実施例にあってはケース53、
蓋体54及び押えプレート55から固定部材を構成し、
ケース53をボルト56(図6参照)によって型本体1
1,31に固着し、押えプレート55をボルト57によ
ってケース53に固着している。
【0026】
【発明の効果】以上に説明した如く本発明に係る泥漿鋳
込み成形型は、ケース本体に非通水性の固定部材を介し
て泥漿が注入されるキャビティを形成した多孔質体を保
持するようにしたので、固定部材をケース本体から外す
ことで多孔質体のみを交換することができ、ケース本体
及び固定部材は再利用することができるので、コスト低
減を達成することができる。
【0027】特に、固定部材を非通水性の金属或いは樹
脂にて構成することで、従来のセメントで構成する場合
に比較して変形が少ないので、型合せ精度を高めること
ができる。また、多孔質体の外側に吸引用の空間を形成
するようにすれば、多孔質体内に吸引管を埋設する場合
に比較して、構造が簡単になり、且つ均一に吸引するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る泥漿鋳込み成形型の全体図
【図2】同泥漿鋳込み成形型の要部の断面図
【図3】同泥漿鋳込み成形型の要部の分解図
【図4】別実施例に係る泥漿鋳込み成形型の要部の断面
【図5】別実施例に係る泥漿鋳込み成形型の要部の断面
【図6】図5のAーA線断面図
【符号の説明】
10…上型、30…下型、11,31…型本体、12,
32…多孔質体、13,43,53…ケース、14,4
5,54…蓋体、15,46,55…押えプレート、1
8,20,47,56,57…ボルト、S1…キャビテ
ィ、S2…吸引空間。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続気孔を有する多孔質体にて形成され
    るキャビティ内に泥漿を供給し、泥漿中の水分を多孔質
    体を通して吸引除去することで多孔質体の表面に着肉せ
    しめるようにした泥漿鋳込み成形型において、この成形
    型は型本体に非通水性の固定部材を介して前記多孔質体
    を交換可能に保持せしめていることを特徴とする泥漿鋳
    込み成形型。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の泥漿鋳込み成形型にお
    いて、前記固定部材は金属又は樹脂からなることを特徴
    とする泥漿鋳込み成形型。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の成形型
    において、前記多孔質体の外側には吸引用の空間が形成
    されていることを特徴とする泥漿鋳込み成形型。
JP15421595A 1995-06-21 1995-06-21 泥漿鋳込み成形型 Pending JPH091520A (ja)

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JP15421595A JPH091520A (ja) 1995-06-21 1995-06-21 泥漿鋳込み成形型

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JP15421595A JPH091520A (ja) 1995-06-21 1995-06-21 泥漿鋳込み成形型

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JPH091520A true JPH091520A (ja) 1997-01-07

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040217

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