JPH09151755A - 自動変速装置とスロットル弁の制御方法 - Google Patents

自動変速装置とスロットル弁の制御方法

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JPH09151755A
JPH09151755A JP7309408A JP30940895A JPH09151755A JP H09151755 A JPH09151755 A JP H09151755A JP 7309408 A JP7309408 A JP 7309408A JP 30940895 A JP30940895 A JP 30940895A JP H09151755 A JPH09151755 A JP H09151755A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動変速装置について、走行状態によって最
適な駆動力を得るようにする。 【解決手段】アクセル7の踏み込み量を検出するアクセ
ル踏み量検出手段8と、スロットル弁9の開度を調整す
るスロットル弁制御手段12と、トルクコンバータ3に
直結機構4を有する自動変速機2と、該自動変速機2を
制御する自動変速機制御手段6とを備え、上記自動変速
機2の直結時と非直結時ではアクセル踏み込み量に対す
るスロットル弁9の開度特性を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動車に搭載され
る自動変速装置とスロットル弁の制御方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、トルクコンバータに直結機構を
有する自動変速装置は、車両重量の大きな高級車に用い
られることが多く、同乗者が不快な変速ショックを発生
することは好ましいことではない。また、運転者には、
加速の際にもたつき感などの鈍重な感触を持たせないよ
うにしながら、好燃費を得るようにするため、自動変速
装置とその制御について様々な工夫がなされてきた。
【0003】図13は、例えば特開平5−262169
号公報に示された従来の車両の自動変速装置の概略を示
す構成図である。この図13において、105はトルク
コンバータの直結機構、106は自動変速機制御手段、
108はアクセル踏み込み量検出手段、21はシフトレ
バーの設定位置を示すシフトレバー信号、22は車速度
を検出する車速用回転センサ、23はエンジン回転セン
サ、24はトルクコンバータ出力軸回転数検出手段、2
5はアクセル踏み込み量検出手段108の信号に異常が
発生した場合にアクセルの全閉や全開などの操作を検知
するアクセルスイッチ、26はスロットル制御器、27
はシフトソレノイド、28はエンジン制御装置、29は
点火装置、30は燃料制御装置、Vtarは目標車速
度、θrealはスロットル弁の実開度、Qfは残存燃
料量を示している。以上のように実際の車両に搭載され
る自動変速装置は構成される。
【0004】図14は自動変速装置の構成を、機能ごと
のブロックにまとめた構成図である。図14において、
31は車速検出手段、32は目標駆動軸トルク検索手
段、33はアクセル踏み込み量検出手段、34はトルク
伝達演算手段、35は第1,第2選択手段、36は第1
演算子、37は第2演算子、38は変速比選択手段、3
9はスロットル開度演算手段、40はスロットル制御
器、41は変速アクチュエータ、42は直結制御手段、
30は燃料制御装置である。
【0005】次に、上記図13と図14を用いて動作に
ついて説明する。上記車速検出手段31により検出した
車速度と、アクセル踏み込み量検出手段33により検出
したアクセル踏み込み量とを目標駆動軸トルク検索手段
32に入力する。目標駆動軸トルク検索手段32にはエ
ンジン音や余裕駆動トルクを考慮して、あらかじめエン
ジンが発生する駆動トルクパターンが設定されており、
車速度と要求駆動トルクに対応した目標駆動トルクの値
が出力される。トルク伝達演算手段34では、第1,第
2選択手段35において、トルクの伝達にトルクコンバ
ータを使用するか、トルクコンバータを直結して直結制
御を行うかを判定する。直結制御を実施する場合には、
第2演算子37を選択し、直結制御装置42に出力する
デューティ量を演算するとともに、直結制御時のトルク
変動を防止するため、燃料制御装置30にて燃料の量を
制御する。トルク伝達演算手段34は第1,第2選択手
段の判定に基づいて、トルクコンバータの出力軸のトル
クを変速比毎に演算する。変速比選択手段38は、入力
軸と出力軸間の伝達効率が最高となる変速比を選択し、
その変速比となるように変速アクチュエータ41に制御
信号を出力する。スロットル開度演算手段39は目標駆
動トルクを発生するスロットル開度αを演算し、スロッ
トル制御器40を制御する。
【0006】図15は上記自動変速装置の制御の一部を
示したフローチャートである。ステップS1201では
車速度Vspとアクセル開度αを検出する。ステップS
1202ではアクセルが踏み込まれているか否かの判断
をする。アクセルが踏み込まれていると判断された場
合、ステップS1203にてアクセル開度αから車両の
目標駆動トルクToを演算する。ステップS1204で
は、駆動トルクToから各変速段毎に必要なエンジント
ルクを演算する。その後、直結・非直結どちらの場合に
おいても燃料消費量が最小となる変速段を判定し、ステ
ップS1205にて車速Vspが目標車速V10かどうか
を判断して、Vsp≧V10 の場合にはステップS12
06で各変速位置でのエンジン回転数を求め、次の処理
Aに進む。また、各判断の結果によって、ここでは図示
されない処理B,Cへ進み、目標駆動トルクを得るため
のスロットル弁開度を決定するようにしている。
【0007】また、図16は特公平1−39503号公
報に示された従来の自動変速装置の構成図である。図1
6において、101はエンジン、102は自動変速機、
103はトルクコンバータ、43は直結クラッチ、10
7はアクセル、44はアクセル107の釈放を検出する
アクセル釈放検出手段、45はアクセル107が釈放さ
れてからの時間を計測する計時手段、46は直結クラッ
チ43のフィードフォワード制御を行う直結クラッチフ
ィードフォワード手段、47は直結クラッチ43のフィ
ードバック制御を行う直結クラッチフィードバック手段
である。
【0008】図17は、同じく特公平1−39503号
公報に示されている自動変速装置の直結制御方法を示し
たタイムチャート図である。この図17において、Aは
アクセル107を踏み込んでいるか、あるいは釈放して
いるかを示している信号で、アクセル107を踏み込ん
でいるときにはローレベルとなり、アクセル107を釈
放しているときにはハイレベルを示す。Cはトルクコン
バータ103の出力軸回転数(タービン回転数:車速度
に比例)の変化である。DとHはアクセル107釈放で
走行しているときのエンジン回転数の変化を示してい
る。Dはアクセル107の釈放中に直結クラッチ43の
締結力制御デューティを点線Bのように出力0%として
トルクコンバータ103をコンバータ状態で走行してい
る場合のエンジン回転数の変化を示している。Hはアク
セル107を釈放中にトルクコンバータ103のスリッ
プ量が一定となるように実線Gで示すごとく直結クラッ
チ43の制御デューティをフィードバック制御した場合
のエンジン回転数の変化を示している。
【0009】次に図16,図17を用いて動作を説明す
る。図17に示される時間t1以前は運転者はアクセル
107を踏んで走行している。このときにはエンジン1
01から自動変速機102に大きなトルクが伝達される
ため、直結クラッチ43にスリップが発生しないように
直結クラッチ43の制御デューティを高くしている(直
結クラッチにスリップが発生しない直結方法を以下、完
全直結という)。時間t1でアクセル107を釈放して
から時間T1の間は、直結クラッチフィードフォワード
制御手段46により、直結クラッチ43の制御デューテ
ィをX%に保ち、トルクコンバータ103の直結クラッ
チ43のスリップ量をフィードフォワード制御してい
る。t=t1より時間T1経過後、再びアクセル107
を踏み込むt2までは、直結クラッチフィードバック制
御手段47によってトルクコンバータ103の入力回転
数と出力回転数との差から直結クラッチ43の締結力を
フィードバック制御している。このときはエンジン回転
数に応じて、トルクコンバータ103のスリップ量があ
らかじめ設定された値となるように、直結クラッチ制御
デューティを制御している(直結クラッチの締結力が弱
く、直結クラッチにスリップが生じる直結方法を以下、
スリップ直結という)。
【0010】図17に示されるEはフューエルカットを
やめて燃料の噴射を開始するフューエルカットリカバー
回転数である。直結クラッチ制御デューティを出力しな
かった場合(デューティ波線B)には、エンジン回転数
はDのように変化するため、フューエルカットを行って
いる時間はTF1の区間である。直結クラッチ制御デュ
ーティをGのように変化させた場合には、トルクコンバ
ータの入力部(エンジンの回転数に等しい)と出力部は
ほぼ一体となって回転するため、エンジン回転数の下降
が遅く、フューエルカットリカバー回転数に至るまでの
時間が長いため、フューエルカット時間はTF2の間に
拡大される。また、スリップ直結を行った場合には、オ
ートマチックフルード(トランスミッションオイル)を
介して動力が伝達されるため、直結中に発生する振動を
抑えることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記説明で示した特開
平5−262169号公報の、従来の自動変速装置で
は、車両が必要としている目標駆動トルクを、車速度と
アクセル開度とから決定するようにしていた。そのた
め、例えば、大きなトルクを必要とする加速開始時、走
行抵抗に対する程度の駆動トルクが必要な定常走行時、
減速時、路面に勾配がある場合等、どのような走行状況
においても、アクセル開度と車速度さえ同じであれば必
要な駆動トルクも同じとされ、状況によって大きな駆動
トルクが必要な場合では、運転者はトルク不足を感じ、
また小さなトルクで十分な状況では運転者トルク過剰を
感じ、思いどおりに運転できない感触をもつことにな
る。
【0012】また、この従来の自動変速装置では、直
結,非直結に関わらず、車両の必要としている目標駆動
トルクと自動変速装置の変速段をアクセル開度と車速度
で決定するようにしていたので、直結と非直結の切り替
わりの前後でも、車両の目標駆動トルクは同じものとし
ていた。非直結から直結に切り替わった場合には、直結
によりトルクコンバータによるトルク増幅効果が失われ
るため、駆動トルクが実質減少することになる。そのト
ルク減少分は、エンジンの発生するトルク増加にて補う
ことになるが、非直結から直結への切り替わりの前後で
車両を動かす駆動トルクを等しくするためには、直結開
始時にスロットル開度を急に増加させる必要がある。こ
のときには、直結開始時に発生する直結ショックとスロ
ットル開度を急に増加させることによるショックとが発
生することになる。さらに、この自動変速装置では目標
駆動トルクと変速段を決定するようにしているため、非
直結から直結への切り替わりによって、変速段が切り替
わる場合もある。この場合には上記直結開始時に発生す
る直結ショックと、スロットル開度を急に増加させるこ
とによるショックに加え、変速ショックも生じることに
なる。
【0013】上記説明で示した特公平1−39503号
公報の従来の自動変速装置は、アクセル釈放の減速中、
もしくは惰性運転中にはスリップ直結を行っているが、
スリップ直結では直結クラッチの結合トルク(締結力)
が小さいため、スリップ直結中にアクセルを踏み込まれ
た場合には、直結クラッチが過剰スリップを起こし、エ
ンジン回転が吹き上がりを起こすことになる。このエン
ジン吹き上がりが発生した場合には、運転者に与えるフ
ィーリングが悪化するとともに、直結クラッチが過剰ス
リップするため、直結クラッチが劣化する原因にもな
る。
【0014】この発明は上記説明のような問題点を解決
するためになされるもので、アクセル踏み込み量に対す
るスロットル弁開度の制御特性を変更して、走行状態に
よって最適な駆動力を得ることを目的とする。また、ア
クセル踏み込み量に対するスロットル弁開度の制御特性
を変更して、直結時のスロットル弁の開度を大きくして
最適な駆動力を得ることを目的とする。また、アクセル
踏み込み量に対するスロットル弁開度の制御特性を変更
して、直結時のスロットル弁の開度を小さくして最適な
駆動力を得ることを目的とする。また、アクセル踏み込
み量に対するスロットル弁開度の制御特性を加速時と定
常走行時で変更して、最適な駆動力を得ることを目的と
する。また、アクセル踏み込み量に対するスロットル弁
開度の制御特性を加速開始からの時間経過に従って変更
して、大きな駆動力が必要な加速開始時には強い駆動力
を得て、必要駆動力が減少するとともに車両の駆動力を
減少させ、最適な駆動力を得ることを目的とする。ま
た、アクセル踏み込み量に対するスロットル弁開度の制
御に補正を行い、最適な駆動力を得ることを目的とす
る。また、アクセル踏み込み量に対するスロットル弁開
度を大きくするように補正を行い、最適な駆動力を得る
ことを目的とする。また、アクセル踏み込み量に対する
スロットル弁開度を小さくするように補正を行い、最適
な駆動力を得ることを目的とする。また、加速時にアク
セル踏み込み量に対するスロットル弁開度に補正を行
い、最適な駆動力を得ることを目的とする。また、アク
セル踏み込み量に対するスロットル弁開度に加速開始か
らの時間経過に従って補正を行い、最適な駆動力を得る
ことを目的とする。また、自動変速機の直結あるいは直
結を解除する切り換え時にスロットル弁開度の変化量を
制限して、駆動力の変化を低減することを目的とする。
また、自動変速機の直結中にアクセルが操作された場合
に、スロットル弁の動作を制限して、最適な駆動力を得
ることを目的とする。また、自動変速機の直結中にアク
セルが踏み込まれた場合に、スロットル弁の動作を制限
して、最適な駆動力を得ることを目的とする。また、自
動変速機の直結中にアクセルが戻された場合に、スロッ
トル弁の動作を制限して、最適な駆動力を得ることを目
的とする。また、自動変速機の直結中にアクセルが操作
された場合に、スロットル弁の動作を制限して、直結ト
ルク値を変更することで、急激なエンジン出力トルクの
変化を防ぐことを目的とする。また、自動変速機のスリ
ップ直結中にアクセルが踏み込まれた場合に、スロット
ル弁の動作を制限して、直結トルク値を変更すること
で、過剰なスリップを防ぐとともに、急激なエンジン出
力トルクの変化を防ぐことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この請求項1の発明に係
る自動変速装置とスロットル弁の制御方法は、アクセル
7の踏み込み量を検出するアクセル踏み込み量検出手段
8と、スロットル弁9の開度を調整するスロットル弁制
御手段12と、トルクコンバータ3に直結機構4を有す
る自動変速機2と、該自動変速機2を制御する自動変速
機制御手段6とを備え、上記自動変速機2の直結時と非
直結時ではアクセル踏み込み量に対するスロットル弁9
の開度の制御特性を変更するものである。
【0016】この請求項2の発明に係る自動変速装置と
スロットル弁の制御方法は、アクセル7の踏み込み量を
検出するアクセル踏み込み量検出手段8と、スロットル
弁9の開度を調整するスロットル弁制御手段12と、ト
ルクコンバータ3に直結機構4を有する自動変速機2
と、該自動変速機2を制御する自動変速機制御手段6と
を備え、上記自動変速機2の直結時と非直結時ではアク
セル踏み込み量に対するスロットル弁9の開度の制御特
性を変更し、直結時にはアクセル踏み込み量に対するス
ロットル弁9の開度を非直結時よりも大きくするもので
ある。
【0017】この請求項3の発明に係る自動変速装置と
スロットル弁の制御方法は、アクセル7の踏み込み量を
検出するアクセル踏み込み量検出手段8と、スロットル
弁9の開度を調整するスロットル弁制御手段12と、ト
ルクコンバータ3に直結機構4を有する自動変速機2
と、該自動変速機2を制御する自動変速機制御手段6と
を備え、上記自動変速機2の直結時と非直結時ではアク
セル踏み込み量に対するスロットル弁9の開度の制御特
性を変更し、直結時にはアクセル踏み込み量に対するス
ロットル弁9の開度を非直結時よりも小さくするもので
ある。
【0018】この請求項4の発明に係る自動変速装置と
スロットル弁の制御方法は、アクセル7の踏み込み量を
検出するアクセル踏み込み量検出手段8と、スロットル
弁9の開度を調整するスロットル弁制御手段12と、ト
ルクコンバータ3に直結機構4を有する自動変速機2
と、該自動変速機2を制御する自動変速機制御手段6と
を備え、上記自動変速機2の直結中、アクセル踏み込み
量に対するスロットル弁9の開度の制御特性を加速時と
定常走行時とで変更するものである。
【0019】この請求項5の発明に係る自動変速装置と
スロットル弁の制御方法は、アクセル7の踏み込み量を
検出するアクセル踏み込み量検出手段8と、スロットル
弁9の開度を調整するスロットル弁制御手段12と、ト
ルクコンバータ3に直結機構4を有する自動変速機2
と、該自動変速機2を制御する自動変速機制御手段6と
を備え、上記自動変速機2の直結中、加速時には加速開
始からの時間経過に従って、アクセル踏み込み量に対す
るスロットル弁9の開度の制御特性を変更するものであ
る。
【0020】この請求項6の発明に係る自動変速装置と
スロットル弁の制御方法は、アクセル7の踏み込み量を
検出するアクセル踏み込み量検出手段8と、スロットル
弁9の開度を調整するスロットル弁制御手段12と、ト
ルクコンバータ3に直結機構4を有する自動変速機2
と、該自動変速機2を制御する自動変速機制御手段6と
を備え、上記自動変速機2の直結時には、非直結時のア
クセル踏み込み量に対するスロットル弁9の開度の制御
に補正を行うものである。
【0021】この請求項7の発明に係る自動変速装置と
スロットル弁の制御方法は、アクセル7の踏み込み量を
検出するアクセル踏み込み量検出手段8と、スロットル
弁9の開度を調整するスロットル弁制御手段12と、ト
ルクコンバータ3に直結機構4を有する自動変速機2
と、該自動変速機2を制御する自動変速機制御手段6と
を備え、上記自動変速機2の直結時には、アクセル踏み
込み量に対するスロットル弁9の開度の制御に補正を行
い、上記直結時にはアクセル踏み込み量に対するスロッ
トル弁9の開度を非直結時よりも大きくするものであ
る。
【0022】この請求項8の発明に係る自動変速装置と
スロットル弁の制御方法は、アクセル7の踏み込み量を
検出するアクセル踏み込み量検出手段8と、スロットル
弁9の開度を調整するスロットル弁制御手段12と、ト
ルクコンバータ3に直結機構4を有する自動変速機2
と、該自動変速機2を制御する自動変速機制御手段6と
を備え、上記自動変速機2の直結時には、アクセル踏み
込み量に対するスロットル弁9の開度の制御に補正を行
い、上記直結時にはアクセル踏み込み量に対するスロッ
トル弁9の開度を非直結時よりも小さくするものであ
る。
【0023】この請求項9の発明に係る自動変速装置と
スロットル弁の制御方法は、アクセル7の踏み込み量を
検出するアクセル踏み込み量検出手段8と、スロットル
弁9の開度を調整するスロットル弁制御手段12と、ト
ルクコンバータ3に直結機構4を有する自動変速機2
と、該自動変速機2を制御する自動変速機制御手段6と
を備え、上記自動変速機2の直結中の加速時には、スロ
ットル弁9の開度の制御に補正を行うものである。
【0024】この請求項10の発明に係る自動変速装置
とスロットル弁の制御方法は、アクセル7の踏み込み量
を検出するアクセル踏み込み量検出手段8と、スロット
ル弁9の開度を調整するスロットル弁制御手段12と、
トルクコンバータ3に直結機構4を有する自動変速機2
と、該自動変速機2を制御する自動変速機制御手段6と
を備え、上記自動変速機2の直結中の加速時には加速開
始からの時間の経過に従って、スロットル弁9の開度の
制御に補正を行うものである。
【0025】この請求項11の発明に係る自動変速装置
とスロットル弁との制御方法は、アクセル7の踏み込み
量を検出するアクセル踏み込み量検出手段8と、スロッ
トル弁9の開度を調整するスロットル弁制御手段12
と、トルクコンバータ3に直結機構4を有する自動変速
機2と、該自動変速機2を制御する自動変速機制御手段
6とを備え、上記自動変速機2の直結と非直結の切り替
わり時には、スロットル開度の変化量を制限して制御す
るものである。
【0026】この請求項12の発明に係る自動変速装置
とスロットル弁の制御方法は、アクセル7の踏み込み量
を検出するアクセル踏み込み量検出手段8と、スロット
ル弁9の開度を調整するスロットル弁制御手段12と、
トルクコンバータ3に直結機構4を有する自動変速機2
と、該自動変速機2を制御する自動変速機制御手段6と
を備え、上記自動変速機2の直結中、アクセル7が操作
された場合に、スロットル弁9の動作を制限するもので
ある。
【0027】この請求項13の発明に係る自動変速装置
とスロットル弁の制御方法は、アクセル7の踏み込み量
を検出するアクセル踏み込み量検出手段8と、スロット
ル弁9の開度を調整するスロットル弁制御手段12と、
トルクコンバータ3に直結機構4を有する自動変速機2
と、該自動変速機2を制御する自動変速機制御手段6と
を備え、上記自動変速機2の直結中、アクセル7が踏み
込まれた場合に、スロットル弁9の動作を制限するもの
である。
【0028】この請求項14の発明に係る自動変速装置
とスロットル弁の制御方法は、アクセル7の踏み込み量
を検出するアクセル踏み込み量検出手段8と、スロット
ル弁9の開度を調整するスロットル弁制御手段12と、
トルクコンバータ3に直結機構4を有する自動変速機2
と、該自動変速機2を制御する自動変速機制御手段6と
を備え、上記自動変速機2の直結中、アクセル7が戻さ
れた場合に、スロットル弁9の動作を制限するものであ
る。
【0029】この請求項15の発明に係る自動変速装置
とスロットル弁の制御方法は、アクセル7の踏み込み量
を検出するアクセル踏み込み量検出手段8と、スロット
ル弁9の開度を調整するスロットル弁制御手段12と、
トルクコンバータ3に直結機構4を有する自動変速機2
と、該直結機構4の直結トルクの調整を行う直結トルク
調整手段5と、該自動変速機2を制御する自動変速機制
御手段6とを備え、上記自動変速機2の直結中、アクセ
ル7が操作された場合に、該スロットル弁9の動作を制
限し、該直結トルク調整手段5にて直結トルク値を変更
するものである。
【0030】この請求項16の発明に係る自動変速装置
とスロットル弁の制御方法は、アクセル7の踏み込み量
を検出するアクセル踏み込み量検出手段8と、スロット
ル弁9の開度を調整するスロットル弁制御手段12と、
トルクコンバータ3に直結機構4を有する自動変速機2
と、該直結機構4の直結トルクの調整を行う直結トルク
調整手段5と、該自動変速機2を制御する自動変速機制
御手段6とを備え、上記直結トルク調整手段5で上記直
結機構4の直結トルク値を低下させて、直結中のトルク
コンバータをスリップさせるスリップ直結での走行中
に、アクセル7が踏み込まれた場合に、該スロットル弁
9の動作を制限し、該直結トルク調整手段5にて直結ト
ルク値を変更するものである。
【0031】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.この発明の実施の形態1を図について説
明する。図1はこの実施の形態1を示す構成図である。
図1において、1はエンジン、2は自動変速機、3は自
動変速機2が有するトルクコンバータ、3aはトルクコ
ンバータ3のタービン、4はトルクコンバータ3が有す
るトルクコンバータ3を直結させる直結機構、6は自動
変速機2を制御する自動変速機制御手段、7はアクセ
ル、8はアクセル7の踏み込み量を検出するアクセル踏
み込み量検出手段、9はスロットル弁、10はスロット
ル弁を開閉動作させるモータ、11はスロットル弁9の
開度を検出するスロットル開度検出手段、12はスロッ
トル弁9の開度を制御するスロットル弁制御手段、13
は自動変速機制御手段6とスロットル弁制御手段12と
を接続する通信手段である。
【0032】次に動作について説明する。図2はこの実
施の形態1の制御を示す図である。エンジン1の発生す
る駆動力を伝達するトルクコンバータ3は次のようにし
て制御される。アクセル踏み込み量検出手段8が検出し
たアクセル踏み込み量は、スロットル弁制御手段12を
介して通信手段13により自動変速機制御手段6に入力
される。また、従来の技術の説明にある図13に示され
た、トルクコンバータ出力軸回転検出手段24等の周知
技術にて検出される、トルクコンバータ3の出力軸の回
転数を示すタービン3aのタービン回転数を自動変速機
制御手段6に入力する。図2は、上記2つの入力から自
動変速機制御手段が行うトルクコンバータ3の制御を示
したものである。aはトルクコンバータ3が油圧により
動力を伝達する場合の非直結領域、bは直結機構4が働
いて油圧を介さずに動力を伝達する直結状態となる直結
領域である。Aは直結/非直結切り替え線で、アクセル
踏み込み量とタービン回転数の関係から、トルクコンバ
ータ3が非直結状態で動作する場合と直結状態で動作す
る場合が切り替る境界線である。Bの破線はエンジン1
の状態がパワーONあるいはパワーOFFかを判定する
線で、トルクコンバータ3が完全に直結された状態で、
タービン3が回転しているときにアクセル踏み込み量が
所定値以上ならば、パワーONと判別し、アクセルが踏
み込み量が小さいならば、パワーOFFと判定する境界
線である(ここで、パワーONとはエンジン出力が大き
く発生しており、エンジンが自動変速装置等の駆動系機
構を駆動している状態をさし、パワーOFFとはエンジ
ン出力の発生が小さく、車両が動いている場合に駆動系
機構から伝わる駆動力によってエンジンが駆動されてい
る、すなわちエンジンブレーキがかかっている状態を示
す)。また、直結領域bは3領域に区分される。cはト
ルクコンバータ3の直結時にトルクコンバータ3の入力
と出力が一体となってスリップすることなく回転する完
全直結状態となる領域、dは直結機構4の締結力を弱く
して直結機構4にスリップが生じるようにしてトルクコ
ンバータ3の入力と出力に回転数差を持たせたスリップ
直結とする領域である。eは上記完全直結状態とし、非
直結時とはアクセル踏み込み量に対するスロットル弁の
開度の制御特性を変更している(直結時)領域である。
これは本願の特徴の一つである、自動変速機2の直結時
と非直結時では、アクセル踏み込み量に対するスロット
ル弁9の開度の制御特性を変更する領域である。以上の
ようにアクセル踏み込み量とタービン回転数とで表現さ
れる領域によって、トルクコンバータ3をどのような状
態に制御するかを判定している。
【0033】図3は、この実施の形態1のアクセル踏み
込み量と、スロットル弁開度の関係を示した図である。
図3(a)は非直結時のアクセル踏み込み量とスロット
ル弁開度の特性を示している。スロットル弁9の開度は
アクセル踏み込み量に対して任意設定することができる
が、ここでは説明簡略化のため、アクセル踏み込み量と
スロットル弁開度の関係を単純な特性となるようにして
おり、アクセル踏み込み量がθ1のときはスロットル弁
開度をθ1、アクセル踏み込み量θ2の場合にはスロッ
トル弁開度をθ2としている。
【0034】図3(b)は上記図2と同じもので、領域
eはスロットル弁開度の特性変更を行う領域で、アクセ
ル踏み込み量をθ1からθ2へ増加させ、タービン回転
数がNt1からNt4まで上昇するように加速した場合
をここで考える。タービン回転数がNt1からNt2ま
ではトルクコンバータ3が油圧によって駆動力を伝達し
ている非直結領域(非直結時)なので、スロットル弁開
度の制御は通常の特性に基づいて行われる。タービン回
転数がNt2からNt3までは領域e内(直結時)とな
るため、トルクコンバータ3を完全直結としながらスロ
ットル弁開度が調整される。
【0035】図3(c)はアクセル踏み込み量をθ2一
定として、タービン回転数をNt1からNt4まで上昇
するように加速した場合の、タービン回転数とスロット
ル弁開度の関係を示したものである。タービン回転数が
Nt1からNt2までは非直結領域であるため(図3
(b)参照)、スロットル弁開度はθ2である。タービ
ン回転数がNt2からNt3まではスロットル弁開度特
性変更を行う領域となるので、スロットル弁開度を補正
して、非直結時よりαだけ大きく開くようにする。ター
ビン回転数Nt3からNt4まではスロットル弁開度の
補正を行わない領域なので、スロットル弁開度をθ2と
する。上記説明のようにスロットル弁9の開度を大きく
することで、登坂路走行等の直結時のエンジン出力トル
クが不足しないようにしている。
【0036】図3(d)はアクセル踏み込み量をθ1一
定として、タービン回転数がNt1からNt4まで上昇
するように加速した場合の、スロットル弁開度とタービ
ン回転数との関係を示したものである。タービン回転数
Nt1からNt2まではスロットル弁開度の特性変更を
行わない領域なので、スロットル弁開度はθ1のままで
ある。タービン回転数がNt2からNt3まではスロッ
トル弁開度の特性変更行う領域なので、スロットル弁開
度を補正して、非直結時よりβだけ小さく開くように補
正する。タービン回転数がNt3からNt4まではスロ
ットル弁開度を再びθ1に戻す。
【0037】図4は、この実施の形態1のスロットル弁
制御手段12が行う制御の一例をフローチャートに示し
たものである。ステップS801ではアクセル踏み込み
量(θ)を検出して、スロットル弁制御手段12へ読み
込ませる。次にステップS802では自動変速装置が直
結時か否かを判断する。このステップS802で直結時
でないと判断されると、ステップS803にて目標スロ
ットル弁開度をθと設定する。ステップS802で直結
時と判断されるとステップS805にてスロットル弁開
度を補正し、目標スロットル弁開度を上記説明のように
θ+α、あるいはθ−βと補正する。ステップS804
ではスロットル弁開度を上記目標スロットル弁開度とな
るように制御する。上記説明のように、スロットル弁開
度を小さくすることで、下り坂走行等での過多な加速等
が起こらないようにしている。
【0038】上記説明のように、タービン回転数とアク
セル踏み込み量の関係からスロットル弁の開度の制御特
性を変更して、スロットル弁の開度を大きくしたり、ま
たは小さくすることで、運転状態に応じた最適な駆動力
を得ることができる。
【0039】実施の形態2.実施の形態2について説明
する。この実施の形態2の発明は上記実施の形態1と構
成は同一であるため、上記実施の形態1にて説明した各
部の符号を用い、その構成,符号の説明は省略する。上
記実施の形態1でトルクコンバータ3の直結時のスロッ
トル弁開度の制御特性を変更することについて、アクセ
ル踏み込み量に対して一定の補正を加える一例を説明し
たが、このトルクコンバータ3が直結中の加速時と定常
走行時とで制御特性が変更されるように、タービン回転
数(車速度)の変化によって制御特性を変更することも
可能である。このスロットル弁9の制御方法を図5を用
いて説明する。図5(a)は、上記実施の形態1にて説
明した図2と同じくタービン回転数とアクセル踏み込み
量に対するトルクコンバータ3の制御を示したものであ
る。図5(a)においてX−a5−Y−b5の各点で囲
まれた領域が、スロットル弁9の開度を補正してスロッ
トル弁開度の制御特性を変更する領域(図2のeで示さ
れる領域)である。
【0040】図5(b)には、上記X−a5−Y−b5
の各点で囲まれたスロットル弁9の開度を補正する領域
での補正量の一例を示している。この図5(b)におい
て”補正線”は、アクセル踏み込み量とタービン回転数
から求められる各点をつないだ線である。アクセル踏み
込み量がX点の場合はタービン回転数によらずスロット
ル弁開度の補正量をγとする。a1−b1の補正線上と
なるアクセル踏み込み量とタービン回転数のときには、
スロットル弁開度の補正量を0.8γとする。同様にa
2−b2の補正線上にあるときは補正量を0.6γと
し、a3−b3の補正線上では0.4γ、a4−b4の
補正線上では0.2γの補正量とする。a5−Y−b5
の各点をつないだ補正線上にあるときは、スロットル弁
9の開度を補正する必要がないほど、アクセル踏み込み
量が小さい、または十分タービン回転数が高い(車速度
が高い)場合なので、スロットル弁開度補正量を0γと
する。
【0041】その他の、アクセル踏み込み量とタービン
回転数での領域にあるときは、線形補間して補正量を求
める。図5(a)において、アクセル踏み込み量θ1
で、タービン回転数がNt1からNt2まで加速した場
合の、スロットル弁開度の変化を図6(a)に示す。タ
ービン回転数がNt1のときにはスロットル弁開度の補
正量0.9γをアクセル踏み込み量に加えて補正し、目
標スロットル弁開度をθ1+0.9γとする。その後、
加速に従い徐々に補正量が減少されていき、タービン回
転数がNtYのときに補正量が0γとなり、目標スロッ
トル弁開度はθ1となる。
【0042】図6(a)はトルクコンバータ3を直結中
の直結領域である図5(a)の点C1から加速を行った
場合の、スロットル弁開度の変化を示したものである
が、非直結領域の図5(a)の点C0から加速した場合
のスロットル弁開度の変化を図6(b)に示す。つま
り、この図6(a),(b)は、トルクコンバータ3の
直結中の加速時に、加速開始からの時間経過に従って、
アクセル踏み込み量に対するスロットル弁開度の制御特
性を変更することを示しており、図5(a)においてタ
ービン回転数がNt1からNt2まで上昇する加速を行
ったときのスロットル弁開度を示したものである。ター
ビン回転数がNt0からNt1までは、上記直結領域で
はないので、目標スロットル弁開度はアクセル踏み込み
量と同じθ1とする。タービン回転数がNt1以上(直
結時)になると、非直結時のアクセル踏み込み量に対す
るスロットル弁の開度の制御に補正を行う。このとき
も、上記説明にあったように、アクセル踏み込み量に対
するスロットル弁の開度を、非直結時よりも大きく補正
するものや、小さく補正するものなどが用いられる。
【0043】このように自動変速機2の直結中に、急激
にスロットル弁開度が変化すると乗員に与えるショック
が大きいので、スロットル弁の開度の制御に補正を行う
ようにしたり、加速時のスロットル弁開度の変化量(Δ
θ)を制限し、急激にスロットル弁を変化させないよう
に制御する。また、自動変速装置2の直結中の加速時に
は、上記説明と同様に加速開始からの時間に従って、ス
ロットル弁開度の制御に補正を行う。また、その補正量
を徐々に減少させていき、タービン回転数がNtYでス
ロットル弁開度θ1となるようにした例を図6に示して
いる。同じように、乗員に変速時に大きなショックを与
えないようにするため、上記図2のAに示される自動変
速機が直結と非直結の切り替わり時には、自動変速機制
御手段6とスロットル弁制御手段12との間で通信を行
い、スロットル弁開度の変化量を制限して制御される。
自動変速機2が直結中に、アクセル7が操作された場合
に、スロットル弁9の動作を制限して、車両の姿勢が乱
れないように制御することもでき、アクセル7が踏み込
まれた場合には、スロットル弁9の動作を制限して、つ
まりアクセル7の踏み込み量に対してスロットル弁開度
を小さくしたり、また、アクセル7が戻された場合に、
スロットル弁9の動作を制限(スロットル弁9の閉じる
量を小さく)することで、急激なトルクの発生や、タイ
ヤがロックするほど急激なエンジンブレーキを防ぐよう
にしたものである。
【0044】図7は、これまで説明してきたスロットル
弁開度を制御する、図1に示されたスロットル弁開度制
御手段12の動作を示すフローチャートである。ステッ
プS901ではアクセル踏み込み量(θ1)を読み込
む。ステップS902ではトルクコンバータ3が直結時
か否かの判断をする。ステップS902で直結時でない
と判断した場合に、ステップS903で目標スロットル
弁開度θ(n)をθ1とする。ステップS902で直結
時であると判断した場合には、ステップS905で図6
(a)に示すタービン回転数とアクセル踏み込み量の関
係から、補正量Kγを決定する。ステップS906では
ステップS905で決定した補正量を、補正した目標ス
ロットル開度θ(n)を求める。ステップS907で
は、今回の目標スロットル弁開度と前回のスロットル弁
開度との差が、スロットル弁開度の変化制限量以下であ
るかどうかを判断する。ステップS907で今回の目標
スロットル弁開度の変化量が前回と比較して制限量以下
であると判断した場合には、ステップS908に進み、
アクセル踏み込み量θ1に補正量を加えた値を、今回の
目標スロットル弁開度として、θ(n)=θ1+Kγと
する。ステップS907で今回の目標スロットル弁開度
の変化量が前回のスロットル弁開度と比較して、制限量
以上である場合には、今回の目標スロットル弁開度は前
回のスロットル弁開度に変化制限量分だけ変化させた値
とし、θ(n)=θ(n−1)+Δθとする。ステップ
S904では目標スロットル弁開度となるようにスロッ
トル弁開度を制御する。
【0045】上記説明のように、アクセル踏み込み量と
タービン回転数の関係からスロットル弁開度の制御特性
を加速時と定常走行時で変更するようにしたので、大き
な駆動力が必要な加速時には強い駆動力が得られ、また
小さな駆動力で十分な通常走行時には必要なだけの駆動
力を得られ、運転状態に応じた最適な駆動力を得ること
ができる。また、加速開始からの経過時間、すなわちタ
ービン回転数(車速度)の上昇に従って、スロットル弁
の開度の制御特性を変更するようにしたので、大きな駆
動力が必要な加速開始時には強い駆動力を得て、必要駆
動力が減少するとともに車両の駆動力を減少させること
で、駆動トルクの変化は、理想的な内燃機関のトルク特
性に近付けることができ、良好な走行特性を得ることが
できる。また、スロットル弁の開度の制御を補正するよ
うにしたので、理想的な駆動トルク特性に近付け、良好
な走行特性を得ることができる。また、スロットル弁の
開度の制御を大きく補正することで、登坂路等での駆動
トルクを不足させないようにすることができる。また、
スロットル弁の開度の制御を小さく補正することで、下
り坂等での過剰な加速を起こさないようにすることがで
きる。また、加速時に、アクセル踏み込み量に対するス
ロットル弁開度に補正を行い、大きな駆動力が必要な加
速時には強い駆動力を得ることができる。また、加速開
始からの経過時間に従って、スロットル弁の開度の制御
特性を補正するようにしたので、大きな駆動力が必要な
加速開始時には強い駆動力を得て、必要駆動力が減少す
るとともに車両の駆動力を減少させることで、良好な走
行特性を得ることができる。また、自動変速機の直結/
非直結の切り替わり時では、スロットル弁開度の変化量
に制限するようにしたので、エンジンの駆動力の変化を
低減することができ、運転者に対して不快感を与えず、
運転の感触を向上させることができる。また、自動変速
機の直結中に、アクセルが操作された場合、スロットル
弁の動作を制限したので、非直結中のアクセル操作と同
様に操作しても、駆動トルクの急激な変化を防ぐことが
でき、アクセルが踏み込まれた場合は、急加速を防ぐこ
とができ、また、アクセルが戻された場合は急激なエン
ジンブレーキの発生を防ぐことができる。
【0046】実施の形態3.上記実施の形態1、および
実施の形態2では、自動変速機2が直結時のスロットル
弁開度の補正量を、タービン回転数とアクセル踏み込み
量によって変更していたが、他の方法を用いて変更する
実施の形態について説明する。この実施の形態3につい
ても、上記実施の形態1,2と同じ構成であるので、そ
の説明を省略する。また、上記実施の形態1,2と同一
符号を用いて説明する。図8(a)において、アクセル
を踏み込んでからの経過時間に対しての補正率を変化さ
せる一例を示したものであり、ここではアクセルの踏み
込みからの時間の経過に従って補正量が少なくなるよう
に設定している。図9(a)は図8(a)に示した補正
方法を用いて、スロットル弁開度を補正した場合の、ア
クセル踏み込み量とスロットル弁開度の制御動作につい
て、t=t0にてアクセルを踏み込んだ場合を示してい
る。これは時間tが、0<t<t0の範囲ではアクセル
踏み込み量の補正を行わず、スロットル弁開度を制御し
ている。t=t0 にてアクセルが踏み込まれると、その
アクセル踏み込み量に補正量Kcγを補正して、スロッ
トル弁開度をθ(n)=θ1+Kcγとして制御する。
ここで、θ1はアクセル踏み込み量である。これは時間
の経過に従って、補正率Kcを少なくしていくため、ア
クセル踏み込み量は一定であっても、スロットル弁開度
は図9(a)に示すように減少していく。
【0047】また、図8(b)に示すように、アクセル
踏み込みからの経過時間と、アクセル踏み込み量の関係
から補正率Kcを決定する方法もある。ここでも時間t
0にアクセルが踏み込まれたもので、図8(b)中の数
値は、この図の各線(補正線)のようにアクセル踏み込
み量が時間変化した場合に用いられる補正率の一例であ
る。ゆっくり(少なく)アクセルを踏み込んだ場合ほど
補正率が小さくなっており、また、この図に示された補
正線と補正線との間については補間を行う。図9(b)
では時間t0で、アクセル踏み込み量がθ1,θ2の2
つ場合のスロットル弁開度の制御動作を示している。ア
クセル踏み込み量がθ1の場合には、スロットル弁開度
をθ1+Kc1γに基づいて補正され、これまでの説明の
ように時間経過に従い、スロットル弁開度を減少させて
いく。また、アクセル踏み込み量をθ2としたときに
は、スロットル弁開度をθ2+Kc2γに基づいて制御
し、上記説明と同様に時間経過に従いスロットル弁開度
を減少させていく。図8(c)はアクセル7が踏み込ま
れてからの時間と、それによって生じる加速度の関係か
らスロットル弁開度の補正量を決定するものについて示
している。この図中の各線は時間経過に伴い、加速度が
減少する一例を示しており、初めから加速度の小さい、
すなわちアクセル踏み込み量の少ない場合ほど、スロッ
トル弁開度の補正率Kcも小さくなる。また、この図に
示された線と線との間については補間を行って補正率K
cを決定する。このように、加速度や加々速度等を要素
として補正を行うこともできる。
【0048】以上の説明のように、スロットル弁の開度
の制御を補正するようにしたので、理想的な駆動トルク
特性に近付け、良好な走行特性を得ることができる。ま
た、スロットル弁の開度の制御を大きく補正すること
で、登坂路等での駆動トルクを不足させないようにする
ことができ、また、スロットル弁の開度の制御を小さく
補正することで、下り坂等での過剰な加速を起こさない
ようにすることができる。また、加速時に、アクセル踏
み込み量に対するスロットル弁開度に補正を行い、大き
な駆動力が必要な加速時には強い駆動力を得ることがで
きる。また、加速開始からの経過時間に従って、スロッ
トル弁の開度の制御特性を補正するようにしたので、大
きな駆動力が必要な加速開始時には強い駆動力を得て、
必要駆動力が減少するとともに車両の駆動力を減少させ
ることで、良好な走行特性を得ることができる。
【0049】実施の形態4.これまでの説明は、運転者
の操作によって動作するスロットル弁の開度に補正を実
施したものや制御特性を変更するものであったが、走行
抵抗等の走行条件に基づいて補正を行っても良い。上記
実施の形態1、および実施の形態2では、自動変速機2
が直結時のスロットル弁開度の補正量を、タービン回転
数とアクセル踏み込み量によって変更していたが、他の
方法を用いて変更,補正する実施の形態について説明す
る。この実施の形態4についても、上記実施の形態1,
2と同じ構成であるので、その説明を省略する。また、
上記実施の形態1,2と同一符号を用いて説明する。図
10(a)は車両が走行する際に路面や空気などから受
ける走行抵抗に対するスロットル弁開度の補正率との関
係を示した図である。この走行抵抗は、周知技術である
車体の傾斜を検知する等の図示されない走行抵抗検出手
段によって検出される。横軸は走行抵抗、縦軸は補正率
を示している。この図では走行抵抗raでの補正率をK
raとしている。また、走行抵抗は車両の走行に抵抗す
る場合と、下り坂のように走行の補助となるようにはた
らく場合があり、そのため正負(+,−)の場合につい
て示している。図10(b)は走行抵抗raがはたらい
ているときの、自動変速機制御手段6とスロットル弁制
御装置12とが行うスロットル弁開度の制御動作を示し
ている。時間t0にてアクセルをθ1だけ踏み込んだも
ので、走行抵抗raの場合は図10(a)から補正率は
Kraと決定され、このときのスロットル弁開度はθ1
+Kraγとされる。ここでは、走行抵抗に対して補正
率を決定する例を示したが、上記説明にあるアクセル踏
み込み量や、加速度(アクセルが踏み込まれてからの経
過時間)等と走行抵抗の関係を組合せることで補正率を
決定することもできる。
【0050】自動変速装置2の直結中の加速時には、上
記説明と同様に加速開始からの時間に従って、スロット
ル弁開度の制御を補正し、その補正量を徐々に減少させ
ていき、タービン回転数がNtYでスロットル弁開度θ
1となるようにしている。この補正量の減少の例を図6
に示している。
【0051】以上説明のように、スロットル弁開度の制
御特性を補正しているので、路面の勾配によって車速度
が急変したり、駆動力不足や駆動力過剰になることを防
ぎ、運転のフィーリングを向上させることができる。
【0052】実施の形態5.この発明の実施の形態5を
図について説明する。この実施の形態5は、上記実施の
形態2で説明したように、自動変速機2が直結中に、ア
クセル7が操作された場合にスロットル弁9の動作を制
限するものであるが、さらに直結中の直結機構4の直結
トルク値を、直結トルク調整手段5にて変更するもので
ある。図11は、この実施の形態4を示す構成図であ
る。この実施の形態5の構成は、上記実施の形態1とほ
とんど同一構成のため、同じものには同一符号を用い、
その説明を省略する。図11において、5はトルクコン
バータ3の直結時のトルクを制御する直結トルク制御手
段、6は自動変速機2を制御する自動変速機制御手段で
ある。この自動変速機制御手段6は自動変速機2全般を
制御するもので、直結機構4の制御は直結トルク制御手
段5を介して行うものである。
【0053】次に動作について説明する。上記図11に
おいて、実施の形態1で説明したようにアクセル踏み込
み量と、タービン回転数を自動変速機制御手段6に入力
する。この2つの入力から自動変速機制御手段6,直結
トルク制御手段5がトルクコンバータ3の制御を行うも
のである。上記実施の形態1で説明したように図2にお
いて、dは直結機構4の直結トルク値(締結力)を弱く
して、トルクコンバータ3の直結機構4にスリップが生
じるようにして、トルクコンバータ3の入力と出力に回
転数差を持たせたスリップ直結とする領域である。
【0054】図12は自動変速機2の直結機構4の直結
トルクを低下させて、直結中のトルクコンバータ3をス
リップさせたスリップ直結で走行中にアクセルが踏み込
まれた場合の動作を示した図である。図12(a)はア
クセル踏み込み量とスロットル弁開度の制御の時間経過
変化を示している。また、図12(b)はトルクコンバ
ータ3の入力軸回転数に相当するエンジン回転数と、ト
ルクコンバータ3の出力軸回転数であるタービン回転数
の時間変化を示しており、図12(c)は直結機構4の
直結トルク(締結力)を調整するための直結機構制御デ
ューティを示している。
【0055】上記図12(a),(b),(c)におい
て、時間0から時間t1までの範囲は、アクセル踏み込
み量のないアクセル全閉状態である。この状態ではエン
ジン回転数が比較的低く、エンジン音や路面振動が少な
い状態である。そのため、運転者は自動変速機2を直結
した場合に発生するエンジンの振動、トルクの変動に対
して敏感になっているため不快に感じることがあり、こ
のような振動やトルク変動を低減するためにスリップ直
結を行っている。図12に示すように、t=t1にてア
クセルが踏み込まれた場合、この時点ではスロットル弁
制御手段12はスロットル弁開度の動作を制限してアク
セル踏み込み量に追従させず、まず、自動変速機制御手
段6が直結機構制御デューティを上昇させて、直結トル
ク制御手段5は直結機構4の直結トルクを増加させる。
その後、時間T経過後の時間t2でスロットル弁開度を
アクセル開度に追従させるようにする。
【0056】以上説明したように、スリップ直結中にア
クセルを操作した(踏み込まれた)場合に、スロットル
弁開度を制限して、直結トルク値を変更させるようにし
たので、エンジン出力トルクが増加しても、直結機構が
過剰なスリップを起こさないようにすることができ、ス
ムーズに駆動トルクを増加させることができる。このと
き、過剰なスリップを防ぐことからエンジン回転数の吹
き上がりも発生せず、直結機構の劣化を少なくするとと
もに運転フィーリングを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す構成図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態1の制御を示す図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態1の制御を示す図であ
る。
【図4】 この発明の実施の形態1の動作を示すフロー
チャートである。
【図5】 この発明の実施の形態2の制御を示す図であ
る。
【図6】 この発明の実施の形態2の制御を示す図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態2の動作を示すフロー
チャートである。
【図8】 この発明の実施の形態3の制御を示す図であ
る。
【図9】 この発明の実施の形態3の制御を示す図であ
る。
【図10】 この発明の実施の形態4の制御を示す図で
ある。
【図11】 この発明の実施の形態5の構成図である。
【図12】 この発明の実施の形態5の制御を示す図で
ある。
【図13】 従来の自動変速装置の構成図である。
【図14】 従来の自動変速装置の構成図である。
【図15】 従来の自動変速装置の制御を示すフローチ
ャートである。
【図16】 従来の自動変速装置の構成図である。
【図17】 従来の自動変速装置の制御を示す図であ
る。
【符号の説明】
1,101 エンジン、2,102 自動変速機、3,
103 トルクコンバータ、3a タービン、4,10
5 直結機構、5 直結トルク制御手段、6,26 自
動変速機制御手段、7,107 アクセル、8,108
アクセル踏み込み量検出手段、9 スロットル弁、1
0 モータ、11 スロットル開度検出手段、12 ス
ロットル弁制御手段、13 通信手段、21 シフトレ
バー信号、22 車速用回転センサ、23 エンジン回
転センサ、24 トルクコンバータ出力軸回転数検出手
段、25 アクセルスイッチ、26 スロットル制御
器、27 シフトソレノイド、28 エンジン制御装
置、29 点火装置、30 燃料制御装置、31 車速
検出装置、32 目標駆動軸トルク検索手段、33 ア
クセル踏み込み量検出手段、34 トルク伝達演算手
段、35 第1,第2選択手段、36 第1演算子、3
7 第2演算子、38 変速比選択手段、39 スロッ
トル開度演算手段、40 スロットル制御器、41 変
速アクチュエータ、42 直結制御装置、43 直結ク
ラッチ、44 アクセル釈放検知手段、45 計時手
段、46 直結クラッチフィードフォワード制御手段、
47 直結クラッチフィードバック制御手段。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクセルの踏み込み量を検出するアクセ
    ル踏み込み量検出手段と、スロットル弁の開度を調整す
    るスロットル弁制御手段と、トルクコンバータに直結機
    構を有する自動変速機と、該自動変速機を制御する自動
    変速機制御手段とを備え、上記自動変速機の直結時と非
    直結時ではアクセル踏み込み量に対するスロットル弁の
    開度の制御特性を変更することを特徴とする自動変速装
    置とスロットル弁の制御方法。
  2. 【請求項2】 上記自動変速機の直結時と非直結時では
    アクセル踏み込み量に対するスロットル弁の開度の制御
    特性を変更し、直結時にはアクセル踏み込み量に対する
    スロットル弁の開度を非直結時よりも大きくすることを
    特徴とする請求項1に記載の自動変速装置とスロットル
    弁の制御方法。
  3. 【請求項3】 上記自動変速機の直結時と非直結時では
    アクセル踏み込み量に対するスロットル弁の開度の制御
    特性を変更し、直結時にはアクセル踏み込み量に対する
    スロットル弁の開度を非直結時よりも小さくすることを
    特徴とする請求項1に記載の自動変速装置とスロットル
    弁の制御方法。
  4. 【請求項4】 上記自動変速機の直結中、アクセル踏み
    込み量に対するスロットル弁の開度の制御特性を加速時
    と定常走行時とで変更することを特徴とする請求項1に
    記載の自動変速装置とスロットル弁の制御方法。
  5. 【請求項5】 上記自動変速機の直結中、加速時には加
    速開始からの時間経過に従って、アクセル踏み込み量に
    対するスロットル弁の開度の制御特性を変更することを
    特徴とする請求項1または請求項4に記載の自動変速装
    置とスロットル弁の制御方法。
  6. 【請求項6】 上記自動変速機の直結時には、非直結時
    のアクセル踏み込み量に対するスロットル弁の開度の制
    御に補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の自動
    変速装置とスロットル弁の制御方法。
  7. 【請求項7】 上記自動変速機の直結時には、アクセル
    踏み込み量に対するスロットル弁の開度の制御に補正を
    行い、上記直結時にはアクセル踏み込み量に対するスロ
    ットル弁の開度を非直結時よりも大きくすることを特徴
    とする請求項1または請求項6に記載の自動変速装置と
    スロットル弁の制御方法。
  8. 【請求項8】 上記自動変速機の直結時には、アクセル
    踏み込み量に対するスロットル弁の開度の制御に補正を
    行い、上記直結時にはアクセル踏み込み量に対するスロ
    ットル弁の開度を非直結時よりも小さくすることを特徴
    とする請求項1または請求項6に記載の自動変速装置と
    スロットル弁の制御方法。
  9. 【請求項9】 上記自動変速機の直結中の加速時には、
    スロットル弁の開度の制御に補正を行うことを特徴とす
    る請求項1に記載の自動変速装置とスロットル弁の制御
    方法。
  10. 【請求項10】 上記自動変速機の直結中の加速時には
    加速開始からの時間の経過に従って、スロットル弁の開
    度の制御に補正を行うことを特徴とする請求項1に記載
    の自動変速装置とスロットル弁の制御方法。
  11. 【請求項11】 上記自動変速機の直結と非直結との切
    り替わり時には、スロットル弁開度の変化量を制限して
    制御することを特徴とする請求項1に記載の自動変速装
    置とスロットル弁の制御方法。
  12. 【請求項12】 上記自動変速機の直結中、アクセルが
    操作された場合に、スロットル弁の動作を制限すること
    を特徴とする請求項1に記載の自動変速装置とスロット
    ル弁の制御方法。
  13. 【請求項13】 上記自動変速機の直結中、アクセルが
    踏み込まれた場合に、スロットル弁の動作を制限するこ
    とを特徴とする請求項1または請求項12に記載の自動
    変速装置とスロットル弁の制御方法。
  14. 【請求項14】 上記自動変速機の直結中、アクセルが
    戻された場合に、スロットル弁の動作を制限することを
    特徴とする請求項1または請求項12に記載の自動変速
    装置とスロットル弁の制御方法。
  15. 【請求項15】 アクセルの踏み込み量を検出するアク
    セル踏み込み量検出手段と、スロットル弁の開度を調整
    するスロットル弁制御手段と、トルクコンバータに直結
    機構を有する自動変速機と、該直結機構の直結トルクの
    調整を行う直結トルク調整手段と、該自動変速機を制御
    する自動変速機制御手段とを備え、上記自動変速機の直
    結中、アクセルが操作された場合に、該スロットル弁の
    動作を制限し、該直結トルク調整手段にて直結トルク値
    を変更することを特徴とする自動変速装置とスロットル
    弁の制御方法。
  16. 【請求項16】 上記直結トルク調整手段で上記直結機
    構の直結トルク値を低下させて、直結中のトルクコンバ
    ータをスリップさせるスリップ直結での走行中に、アク
    セルが踏み込まれた場合に、該スロットル弁の動作を制
    限し、該直結トルク調整手段にて直結トルク値を変更す
    ることを特徴とする請求項15に記載の自動変速装置と
    スロットル弁の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5924959A (en) * 1997-11-21 1999-07-20 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Device for controlling an automatic transmission and an engine for vehicles
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JP2006316629A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Nissan Motor Co Ltd 車両におけるアクセルペダル操作量に対する応答性補正
JP2007263051A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp 内燃機関の吸入空気量制御装置
JP2007309305A (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Fuji Heavy Ind Ltd 車両用出力制御装置

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