JPH0915154A - オイル劣化度検出器 - Google Patents

オイル劣化度検出器

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Publication number
JPH0915154A
JPH0915154A JP16537495A JP16537495A JPH0915154A JP H0915154 A JPH0915154 A JP H0915154A JP 16537495 A JP16537495 A JP 16537495A JP 16537495 A JP16537495 A JP 16537495A JP H0915154 A JPH0915154 A JP H0915154A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
oil
resistor
output
emitting element
Prior art date
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Pending
Application number
JP16537495A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoto Kobayashi
清人 小林
Koji Inoue
光二 井上
Hiroyuki Nishida
宏幸 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP16537495A priority Critical patent/JPH0915154A/ja
Publication of JPH0915154A publication Critical patent/JPH0915154A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オイル劣化度検出器において発光素子や受光
素子等による発熱を極力押さえ、パルスの立上がりを検
出しなくても、十分に出力を確保でき、受光素子の応答
周波数を上げることなく、簡単な回路で雑音の影響を受
けないように構成できるようにする。 【構成】 パルス発振回路7からのパルス信号により、
発光素子3が周期的に発光し、この光がオイル中を透過
して受光素子4で受光される。受光素子4では光が検出
されると電流が流れ、抵R2の両端に発生した電圧は、
増幅器A1の+端子に入力される。ダイオードD1を通
過した正電圧はコンデンサC1に充電されるが、放電用
抵抗R3により充放電が繰り返され、このとき生じるリ
プルを除去するために、抵抗R4とコンデンサC2でフ
ィルタを構成している。そして、A2の出力端子から取
り出された信号によりオイルの劣化度が検出される。こ
のようにして、直流駆動と同様の出力を得ることがで
き、発熱量も抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車や航空機等のエ
ンジンなどに使用するオイルの劣化度を検出する検出器
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車や航空機等のエンジンには潤滑用
のオイルが使用される。このオイルが劣化すると焼き付
けなどの故障原因となるため、オイルパンにオイル劣化
度を検知する手段を設けておき、必要に応じてオイルを
交換するようになっている。
【0003】一般に、発光素子及び受光素子を用いたオ
イル等の劣化度あるいは濁り度を検出する検出器におい
ては、発光素子の点灯方法として、回路構成が簡単なた
め、連続発光方式が採られている。
【0004】例えば、図3に示すように電源電圧+Vc
cが恒常的に加えられた発光素子33に電流が流れてこ
れが発光し、この光が発光素子33と受光素子34との
間に存在するオイル中を透過して受光素子34に受光さ
れる。
【0005】受光素子34が透過光を検知すると、受光
素子34と抵抗35の閉回路に電流が流れ、抵抗35の
両端に電圧が生じる。
【0006】オイルが劣化してくるとオイル中の透過光
が減少するので受光素子の出力電圧も減少し、オイルの
劣化度を検出することができる。
【0007】ところで、電流制限抵抗31は発光素子3
3を保護するため、または、発光量を調節するために設
けられているが、この連続発光方式では一定電流が常に
電流制限抵抗31、発光素子33、受光素子34等に流
れるので、これらによりかなりの熱が発生し、検出器全
体の温度が上昇する。
【0008】したがって、検出器内部が非常な高温とな
り、内部部品の耐熱温度を越えたり、検出器自体の劣化
を招くことになる。これを解決するための一つの方策と
して同期検波方式が考えられている。この同期検波方式
(パルス点灯方式)は、発光素子を所定周期で点灯さ
せ、受光素子から得られたパルス波の位相と基準位相と
同期させ位相弁別器などで信号を取り出すようにするも
のである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、同期検波方式
では、パルスの立上がりを検出するために、受光素子の
応答周波数を上げる必要があり、応答周波数が上がると
雑音の影響を受けやすくなるので、透過光を正確に検出
できない。また、雑音を除去するための回路や、温度補
償回路を付加しなければならず、その回路構成が複雑で
規模が大きくなり、高価になるという問題があった。
【0010】本発明は、上記課題を解決するために創案
されたもので、発光素子や受光素子等による発熱を極力
押さえ、パルスの立上がりを検出しなくても、十分に出
力を確保でき、受光素子の応答周波数を上げることな
く、簡単な回路で雑音の影響を受けないように構成でき
るオイル劣化度検出器を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のオイル劣化度検出器は、発光素子を周期的
に点灯させ、発光素子からの光をオイル中を通過させて
受光素子で受光し、受光素子の出力検出回路にその出力
の波高値をホールドする回路を設け、透過光量の変化か
らオイルの劣化度を検出することを特徴としている。
【0012】
【作用】発光素子から周期的に光が発せられ、オイル中
を透過した後、透過光が受光素子で検出されてパルス状
の電圧が出力される。この電圧が波高値をホールドする
回路を介して出力信号となる。この波高値をホールドす
る回路は同じ波高値(振幅)の信号が入力されている間
は、一定のレベルの出力信号が得られるが、波高値が変
化するとその出力信号電圧のレベルが変化するようにな
っている。したがって、直流駆動と同様の出力が得られ
る。
【0013】また、発光素子は周期的に点灯しているの
で、発光している時間が連続発光している時間よりも短
くなり、電流制限抵抗による発熱も小さくなる。電圧の
波高値をホールドする時間は発光周期に比べ一瞬でよ
く、そのため1周期の中で発光時間を短くすることがで
き、温度上昇を抑制することができるとともに、最終出
力は連続発光の場合と同様に直流出力となるので、雑音
の影響をほとんど受けない。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を、以下、図面に基づいて
説明する。
【0015】図1は本発明によるオイル劣化度検出器の
回路構成を、図2はこのオイル劣化度検出器の本体構成
を示している。
【0016】3はLED等の発光素子、1は発光素子3
から出た光が案内されるガラスガイド、2はこのガラス
ガイド1を支持するホルダ、4はフォトダイオード等の
受光素子、5はオイル中を透過してくる光を測定する測
定回路、6はケース、Gは発光素子3から受光素子4に
至るガラスガイド1に設けられたギャップ(間隙)であ
る。
【0017】この図2における発光素子3と受光素子4
は図1において一点鎖線内に示されており、測定回路5
の主要構成の一例を具体的に示したのが図1である。
【0018】7はパルス発振回路、T1はトランジス
タ、R1〜R4は抵抗、C1〜C2はコンデンサ、A1
〜A2は増幅器、D1はダイオード、+Vccは電源電
圧である。
【0019】ダイオードD1、コンデンサC1〜C2、
抵抗R3〜R4で波高値をホールドする回路を構成して
いる。
【0020】トランジスタT1のベースにはパルス発振
回路7が接続されている。
【0021】まず、パルス発振回路7からのパルス信号
により、トランジスタT1がオン、オフされ、電流増幅
されたパルス電流がトランジスタT1のエミッタ端子に
出力されて、電流制限用抵抗R1と発光素子3に流れる
ので発光素子3が周期的に発光する。
【0022】この光がガラスガイド1を通りオイルに晒
された間隙部Gを通り再びガラスガイド1を通過して、
受光素子4で受光される。受光素子4では光が検出され
ると、順方向に電流が流れる。受光素子4と抵抗R2と
で閉回路を構成していて、先の順方向電流により抵抗R
2に両端には電圧が発生し、増幅器A1の+端子に入力
される。
【0023】増幅器A1の出力電圧は正電圧のみ(D1
の順方向ドロップ電圧以上の電圧)ダイオードD1を通
る。通過した電圧はコンデンサC1に充電される。この
回路では所定の時定数を得るために放電用抵抗R3を挿
入して使用している。そのため、ダイオードD1を通過
してくる電圧がコンデンサC1に充電された電圧よりも
低くなると、コンデンサC1の充電電圧は時定数C1×
R3にしたがって放電し、ダイオードD1の通過電圧が
コンデンサC1の充電電圧よりも高くなると再びコンデ
ンサC1は充電され、以後同様な繰返しが行われるので
リプルが生じる。このリプルを除去するために、抵抗R
4とコンデンサC2でフィルタを構成している。
【0024】リプル除去用フィルタを通過した信号は増
幅器A2の+端子に入力され、A2の出力端子から取り
出される。
【0025】このように、増幅器A2の出力端子からは
一定のレベルの信号を取り出すことができ、ダイオード
D1の通過電圧の波高値によってA2の出力電圧レベル
は変化する。
【0026】ところで、オイルが汚れて劣化してくる
と、発光素子から受光素子への透過光が少なくなるの
で、受光素子4に流れる電流が小さくなり、抵抗R2の
両端に発生する電圧が小さくなり、増幅器A1の出力も
小さくなるので、増幅器A2の最終出力電圧も小さくな
る。
【0027】この出力信号を表示装置等に接続して監視
すれば、増幅器A2の最終出力電圧の変化によってオイ
ルの交換時期をユーザに知らせるようにすることができ
る。以上のように、受光素子の出力信号の波高値をホー
ルドすること、すなわち、発光素子の点灯周期ごとに受
光素子出力信号のピーク値をホールドすることによっ
て、最終出力を直流駆動と同様にすることができるとと
もに、同期検波方式ではないので発振回路からのパルス
のデューティ比を小さくすることができ、発光素子、電
流制限抵抗、受光素子等に電流を流す時間を短くするこ
とができるので、発熱による温度上昇を押さえることが
でき、雑音があっても透過光を正確に検出することがで
きる。
【0028】なお、波高値またはピーク値をホールドす
る回路は上述の実施例に限られず、例えばオペアンプ、
コンデンサ、ダイオード等を用いて構成することもでき
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のオイル劣
化度検出器によれば、発光素子をパルス発光させる時間
は短くても良いので、発光素子や電流制限用抵抗による
発熱量を低減することができ、温度上昇も極端に少なく
なる。したがって、オイル劣化度を正確に検出すること
ができる。
【0030】また、連続発光の場合と同様の直流出力を
得ることができるので、雑音の影響に強い検出器とする
ことができ、その回路構成も簡単なものとすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオイル劣化度検出器の回路構成を示す
図である。
【図2】本発明のオイル劣化度検出器の本体構成を示す
図である。
【図3】従来の連続発光方式の回路構成を示す図であ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子を周期的に点灯させ、発光素子
    からの光をオイル中を通過させて受光素子で受光し、透
    過光量の変化からオイルの劣化度を検出する検出器にお
    いて、 受光素子の出力検出回路に、その出力の波高値をホール
    ドする回路を設けたことを特徴とするオイル劣化度検出
    器。
JP16537495A 1995-06-30 1995-06-30 オイル劣化度検出器 Pending JPH0915154A (ja)

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JP16537495A JPH0915154A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 オイル劣化度検出器

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JPH0915154A true JPH0915154A (ja) 1997-01-17

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