JPH09151420A - 防音装置 - Google Patents

防音装置

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Publication number
JPH09151420A
JPH09151420A JP33421495A JP33421495A JPH09151420A JP H09151420 A JPH09151420 A JP H09151420A JP 33421495 A JP33421495 A JP 33421495A JP 33421495 A JP33421495 A JP 33421495A JP H09151420 A JPH09151420 A JP H09151420A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound
soundproof wall
cylindrical part
sound insulating
soundproof
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33421495A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyoji Fujiwara
恭司 藤原
Motoji Tashiro
元司 田代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Seiko Co Ltd filed Critical Tokyo Seiko Co Ltd
Priority to JP33421495A priority Critical patent/JPH09151420A/ja
Publication of JPH09151420A publication Critical patent/JPH09151420A/ja
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  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 防音壁の頂部で回折して漏れる音波を減少さ
せる防音装置を現実化し,生産性を高める。 【構成】 防音装置20は防音壁10に沿ってのびる筒状部
分23を有し,筒状部分23の外周面からその全周にわたっ
て径方向にのびる第1の仕切り21と,筒状部分23の外周
面から長手方向にのびる第2の仕切り22とが間隔をおい
て形成されている。これによって,筒状部分23の外側
に,外方に向って開口した音響部屋24が形成される。第
1および第2の仕切り21,22が音響部屋24の側壁とな
り,筒状部分23が音響部屋24の底となる。音響部屋24の
深さは防音すべき騒音の主成分をなす音波の波長の1/
4である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は高速道路,高速鉄道,その他の
遮音が要求される場所に設置される防音壁の頂部に取付
けられ,主に音波の回折を低減するために用いられる防
音装置に関する。
【0002】
【従来技術】道路交通騒音をはじめとする公害騒音を低
減するために,高速道路や高速鉄道の側部には防音壁
(落下防止または墜落防止と兼用される)が設置されて
いる。この防音壁は主に騒音源からの音波を反射させ,
その透過を阻止することにより遮音するものである。
【0003】ところが,防音壁の頂部で回折する音波が
存在するために,高さの低い防音壁では充分な防音効果
が達成できない。回折による騒音の漏洩を防止するため
には防音壁の高さを高くせざるを得ない。特に,騒音源
に人家が近接している地域では4mを超えるきわめて高
い防音壁を設置しているのが現状である。
【0004】高い防音壁は,都市景観を損なうばかりで
なく,運転者に心理的圧迫感を与える。また,防音壁を
高くすると,防音壁に全体として大きな風圧が加えられ
ることになるので,その強度を強くすることが必要とな
り,建設費用が増大する。
【0005】防音壁の厚さを厚くすることによっても遮
音効果を高めることはできる。しかし,そのような厚い
防音壁は,道路ぎわに設置するものとしては適していな
い。
【0006】近年,防音壁の騒音源側の壁面にグラスウ
ールやロックウール等の吸音材を貼り付けることにより
吸音性を持たせた防音壁が見られるようになってきてい
る。吸音効果によって確かに遮音性能は向上するが,依
然として回折による騒音の漏洩を防ぐことはできない。
【0007】吸音材は一般に繊維質または多孔質のもの
であり,耐候性が低いので,露天下にさらされる防音壁
に用いても,長期にわたってその効果を持続させること
はできない。
【0008】また,吸音性の防音壁は低周波の騒音の遮
音が充分でないという問題もある。
【0009】耐候性が高く,特定の周波数の音波を効果
的に遮ることができ,しかも高さを比較的低くできる防
音壁が提案されている(特開平1−165808号公
報)。
【0010】この防音壁は,騒音の主成分をなす音波の
波長のほぼ1/4の長さを有し終端が閉じた多数の音響
管を,壁一面に配列,または壁の頂部に放射状に配置し
たものである。
【0011】
【発明の開示】この発明は上記文献に記載の防音ないし
は遮音の考え方を,より現実化し,生産性を高めるよう
にした防音装置を提供するものである。
【0012】この発明による防音装置は,防音壁の頂部
に防音壁に沿って取付けられるものである。
【0013】この防音装置は,防音壁に沿ってのびる筒
状部分を有し,筒状部分の外周面からそのほぼ全周にわ
たって径方向にのびる第1の仕切りと,筒状部分の外周
面から長手方向にのびる第2の仕切りとが間隔をおいて
形成されている。
【0014】これによって,第1および第2の仕切りが
側壁となり筒状部分が底となる音響部屋が筒状部分の外
側に,そのほぼ全周囲,全長にわたって形成される。音
響部屋の深さは防音すべき騒音の主成分をなす音波の波
長の1/4であることが望ましいが,上記波長の1/3
〜1/5程度でもよい。
【0015】筒状部分は断面が円形のもののみならず,
多角形のものでもよい。筒状部分,第1の仕切りおよび
第2の仕切りは合成樹脂または金属により形成される。
【0016】この発明によると,防音壁の頂部に防音装
置が設けられ,この防音装置は外方に向って開口した多
数の音響部屋をその周囲に備えている。音響部屋の深さ
は遮音すべき騒音に含まれる主要な音波の波長の1/4
程度に設定されている。したがって,防音壁の頂部に到
達した音波について,音響部屋の開口において入射波と
反射波がほぼ逆相になり,打消し合う。これによって,
防音壁の頂部で回折して外部に漏れる音波の多くが消滅
し,回折波が減少する。
【0017】この発明による防音装置は中心の筒状部分
とその周囲に設けられた第1および第2の仕切りとから
構成されるから,比較的容易に作製でき,実用に適し,
生産性が高まる。
【0018】
【実施例】図1において,高速道路,高速鉄道等の側部
に沿って,またはその他の遮音が要求される場所の境界
に沿って防音壁10が立設されている。この防音壁10の頂
部には,防音壁10に沿って防音装置20が取付けられてい
る。
【0019】図2は防音壁10および防音装置20の一部を
拡大して示すものである。
【0020】防音装置20はその中央に筒状部分23を有し
ている。この筒状部分23は防音壁10の頂部に沿ってのび
ている。筒状部分23の断面は,図示のように円形であっ
てもよいし,多角形でもよい。
【0021】筒状部分23の外周面には第1の仕切り21と
第2の仕切り22とが固定されている。第1の仕切り21は
ほぼ円環状のもので筒状部分23の外周面からその全周に
わたって径方向にのびている。第2の仕切り22は筒状部
分23の外周面においてその長手方向にのびている。これ
らの仕切り21と22は互いに交叉している。
【0022】仕切り21,22と筒状部分23とによって,筒
状部分23の外側に多数の音響部屋24がつくられる。仕切
り21および22が音響部屋24の側壁となり,筒状部分23の
外周面が音響部屋24の底となる。音響部屋24は外方に向
って開口している。
【0023】音響部屋24の深さ,すなわち仕切り21,22
の高さは,最も好ましくは,遮音ないしは防音すべき騒
音の主音波成分の波長の1/4である。音響部屋24の深
さは,厳密に,騒音主成分をなす音波の波長の1/4で
ある必要はなく,当然ながら多少の設計,製造誤差は許
容される。実験によれば,音響部屋の深さは防音すべき
騒音の主成分をなす音波の波長の1/3〜1/5程度で
も充分な防音効果があることが分った。音響部屋24の
縦,横の長さは音響部屋24の深さと同程度またはそれよ
りも小さいことが好ましい。
【0024】このような防音装置20は合成樹脂また金属
によりつくられる。
【0025】防音壁10の頂部に防音装置20が設けられ,
この防音装置20は外方に向って開口した多数の音響部屋
24をその周囲に備えている。音響部屋24の深さは遮音す
べき騒音に含まれる主要な音波の波長の1/4前後に設
定されている。したがって,音響部屋24の開口において
入射波と反射波がほぼ逆相になり,打消し合う。これに
よって,防音壁10の頂部で回折して外部に漏れる音波の
多くが消滅し,回折波が減少する。
【0026】防音装置20は中心の筒状部分23とその周囲
に設けられた第1および第2の仕切り21,22とから構成
されているから,比較的容易に作製でき,実用に適し,
生産性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すもので,防音壁の頂部
に防音装置が固定された状態を表わす斜視図である。
【図2】図1に示す防音壁の一部と防音装置の一部を拡
大して示す斜視図である。
【符号の説明】
10 防音壁 20 防音装置 21 第1の仕切り 22 第2の仕切り 23 筒状部分 24 音響部屋

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防音壁の頂部に取付けられるものであっ
    て,防音壁に沿ってのびる筒状部分を有し,上記筒状部
    分の外周面からそのほぼ全周にわたって径方向にのびる
    第1の仕切りと,上記筒状部分の外周面から長手方向に
    のびる第2の仕切りとが間隔をおいて形成され,これに
    よって,上記第1および第2の仕切りが側壁となり上記
    筒状部分が底となる音響部屋が上記筒状部分の外側に形
    成されている,防音装置。
JP33421495A 1995-11-30 1995-11-30 防音装置 Pending JPH09151420A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33421495A JPH09151420A (ja) 1995-11-30 1995-11-30 防音装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP33421495A JPH09151420A (ja) 1995-11-30 1995-11-30 防音装置

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Publication Number Publication Date
JPH09151420A true JPH09151420A (ja) 1997-06-10

Family

ID=18274827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33421495A Pending JPH09151420A (ja) 1995-11-30 1995-11-30 防音装置

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JP (1) JPH09151420A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU756342B2 (en) * 2000-04-21 2003-01-09 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Active sound reduction apparatus and active noise insulation wall having same
KR100803944B1 (ko) * 2006-06-16 2008-02-18 에스에이 주식회사 방음용 중앙분리대
CN105603894A (zh) * 2014-11-10 2016-05-25 江苏省交通科学研究院股份有限公司 一种声屏障顶端消声结构

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU756342B2 (en) * 2000-04-21 2003-01-09 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Active sound reduction apparatus and active noise insulation wall having same
KR100803944B1 (ko) * 2006-06-16 2008-02-18 에스에이 주식회사 방음용 중앙분리대
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