JPH0915114A - 試料導入装置 - Google Patents
試料導入装置Info
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- JPH0915114A JPH0915114A JP18849995A JP18849995A JPH0915114A JP H0915114 A JPH0915114 A JP H0915114A JP 18849995 A JP18849995 A JP 18849995A JP 18849995 A JP18849995 A JP 18849995A JP H0915114 A JPH0915114 A JP H0915114A
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- Japan
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- sample
- needle
- needle holder
- sample container
- container
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 試料容器の高さが異なった場合、自動的にそ
の高さの違いを認識し試料容器に合わせて試料を吸引す
ることのできる試料導入装置を提供する。 【構成】 天板1と底板2との間に駆動装置により回動
自在に取り付けた雄ねじ杆5と、該雄ねじ杆を螺合させ
た雌ねじ12をばね9により支持して配置し且つニ−ド
ル11を装着したニ−ドルホルダ10と、該ニ−ドルホ
ルダに配置した雌ねじ12の僅かな降下を検出する検出
手段(15、16)と、ニ−ドルホルダ10が降下して
試料容器21の底に当たるまでの前記雄ねじ杆5の回転
数を検出する検出手段と、より構成される。
の高さの違いを認識し試料容器に合わせて試料を吸引す
ることのできる試料導入装置を提供する。 【構成】 天板1と底板2との間に駆動装置により回動
自在に取り付けた雄ねじ杆5と、該雄ねじ杆を螺合させ
た雌ねじ12をばね9により支持して配置し且つニ−ド
ル11を装着したニ−ドルホルダ10と、該ニ−ドルホ
ルダに配置した雌ねじ12の僅かな降下を検出する検出
手段(15、16)と、ニ−ドルホルダ10が降下して
試料容器21の底に当たるまでの前記雄ねじ杆5の回転
数を検出する検出手段と、より構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガスクロマトグラフ
等の試料分析装置に試料を導入する試料導入装置、特に
種々の容量を有する容器から試料を吸引する場合の容器
の底の位置に応じて自動的に高さを調整することのでき
る試料導入装置に関する。
等の試料分析装置に試料を導入する試料導入装置、特に
種々の容量を有する容器から試料を吸引する場合の容器
の底の位置に応じて自動的に高さを調整することのでき
る試料導入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスクロマトグラフや液体クロマトグラ
フや生化学分析装置或いは環境分析機器等を用いて試料
を分析する場合には多数のサンプル容器をラックに収容
して並べ、順次ニ−ドルを備えた試料吸引装置で試料を
吸引して他の容器に移し、試薬の添加、攪拌等の操作を
行いガスクロマトグラフ等の分析装置に導入する。そし
て使用する試料の量に応じて試料容器の大きさも異な
り、従ってこのような容器を収容するラックも異なって
いるのが一般的である。例えば、図3(A)に示すによ
うなラック22では大きな料容器21を収容するため収
容数が少なく、図3(B)に示すようなラック24では
比較的小さな料容器23を収容し、図3(C)に示すよ
うなラック26では少量の試料を入れた更に小さな容器
25を多数並べて収容して分析する。
フや生化学分析装置或いは環境分析機器等を用いて試料
を分析する場合には多数のサンプル容器をラックに収容
して並べ、順次ニ−ドルを備えた試料吸引装置で試料を
吸引して他の容器に移し、試薬の添加、攪拌等の操作を
行いガスクロマトグラフ等の分析装置に導入する。そし
て使用する試料の量に応じて試料容器の大きさも異な
り、従ってこのような容器を収容するラックも異なって
いるのが一般的である。例えば、図3(A)に示すによ
うなラック22では大きな料容器21を収容するため収
容数が少なく、図3(B)に示すようなラック24では
比較的小さな料容器23を収容し、図3(C)に示すよ
うなラック26では少量の試料を入れた更に小さな容器
25を多数並べて収容して分析する。
【0003】一つの試料導入装置で複数種類の試料容器
入りラックを使用する場合、それぞれの試料容器入りラ
ックにおいて、試料容器の位置が異なるので別の試料を
分析する場合にはあらかじめ手入力により試料導入装置
にラックの種類を認識させる操作を行う。図3に示す各
ラックでは、最初の試料容器21と23及び25の位置
は同じであるが、これらの各試料容器(21、23、2
5)の深さはそれぞれ変わるので試料吸引用のニ−ドル
の上下移動量も調整しければならない。
入りラックを使用する場合、それぞれの試料容器入りラ
ックにおいて、試料容器の位置が異なるので別の試料を
分析する場合にはあらかじめ手入力により試料導入装置
にラックの種類を認識させる操作を行う。図3に示す各
ラックでは、最初の試料容器21と23及び25の位置
は同じであるが、これらの各試料容器(21、23、2
5)の深さはそれぞれ変わるので試料吸引用のニ−ドル
の上下移動量も調整しければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記するように試料の
量の違いにより試料導入に際しては、同じラックの試料
容器と試料容器との間隔、即ち、容器と容器との間のピ
ッチは自動的に簡単に調整可能であるがニ−ドルの上下
移動量はその都度調整しければならない。多くの試料を
目的に応じて多種類分析する場合、試料容器の大きさ、
特に高さの異なる容器毎に手作業で上下移動量を調整す
るのは極めて煩雑であり、能率も悪い。この発明はかか
る課題に着目してなされたものであり、試料容器の高さ
が異なった場合、自動的にその高さの違いを認識し試料
容器に合わせて試料を吸引することのできる試料導入装
置を提供することを目的とする。
量の違いにより試料導入に際しては、同じラックの試料
容器と試料容器との間隔、即ち、容器と容器との間のピ
ッチは自動的に簡単に調整可能であるがニ−ドルの上下
移動量はその都度調整しければならない。多くの試料を
目的に応じて多種類分析する場合、試料容器の大きさ、
特に高さの異なる容器毎に手作業で上下移動量を調整す
るのは極めて煩雑であり、能率も悪い。この発明はかか
る課題に着目してなされたものであり、試料容器の高さ
が異なった場合、自動的にその高さの違いを認識し試料
容器に合わせて試料を吸引することのできる試料導入装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は上記す
る課題を解決するために、試料導入装置が、天板と底板
との間に駆動装置により回動自在に取り付けた雄ねじ杆
と、該雄ねじ杆を螺合させた雌ねじを回り止めすると共
にばねにより支持して配置し且つニ−ドルを装着したニ
−ドルホルダと、該ニ−ドルホルダに配置した前記雌ね
じの僅かな降下を検出する検出手段と、前記ニ−ドルホ
ルダが降下してニ−ドルが試料容器の底に当たるまでの
前記雄ねじ杆の回転数を検出する検出手段と、を備えた
ことを特徴とする。
る課題を解決するために、試料導入装置が、天板と底板
との間に駆動装置により回動自在に取り付けた雄ねじ杆
と、該雄ねじ杆を螺合させた雌ねじを回り止めすると共
にばねにより支持して配置し且つニ−ドルを装着したニ
−ドルホルダと、該ニ−ドルホルダに配置した前記雌ね
じの僅かな降下を検出する検出手段と、前記ニ−ドルホ
ルダが降下してニ−ドルが試料容器の底に当たるまでの
前記雄ねじ杆の回転数を検出する検出手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0006】
【作用】試料導入装置を上記手段とした時の作用につい
て添付図を参照して説明すると次のようになる。図1に
示すように、試料容器(21、23、25)のどれかが
設置されてもニ−ドル11が自動的にその試料容器の位
置を知るには次のようにする。 当初、ニ−ドルホルダ10は雄ねじ杆5の上部の原点
位置にある。ステッピングモ−タ7のスイッチが入る
と雄ねじ杆5が駆動され、ニ−ドルホルダ10に配置さ
れた雌ねじ12が下がって行く。そして同時にばね9を
介してニ−ドルホルダ10も一緒に下がって行く。ニ
−ドルホルダ10に固定されて取り付けられたニ−ドル
11の先端が試料容器21の底に当たるまではホトイン
タラプタ16は遮蔽板15により遮蔽されOFFの状態
にある。図2に示すように、ニ−ドルホルダ10で保
持されたニ−ドル11の先端が試料容器21の底に当た
ると、ニ−ドルホルダ10はその位置で停止するが、ば
ね9で支持された雌ねじ12は更に少し下がる。このと
き遮蔽板15はホトインタラプタ16から少し下がり該
ホトインタラプタ16はONの状態となる(即ち、遮蔽
板15とホトインタラプタ16は雌ねじ12の僅かな降
下を検出する検出手段である)。ニ−ドル11の先端
が試料容器21の底の位置を検知するので、該ニ−ドル
11が原点位置から試料容器21の底まで移動した距離
(雄ねじ杆の回転数)をステッピングモ−タ7のパルス
数より割り出すことができる。試料容器が、図1に示
すように、試料容器21から試料容器21或いは試料容
器23に変わった場合、上記乃至の動作を繰り返す
だけで簡単に各種の試料容器の底位置を検出することが
できる。
て添付図を参照して説明すると次のようになる。図1に
示すように、試料容器(21、23、25)のどれかが
設置されてもニ−ドル11が自動的にその試料容器の位
置を知るには次のようにする。 当初、ニ−ドルホルダ10は雄ねじ杆5の上部の原点
位置にある。ステッピングモ−タ7のスイッチが入る
と雄ねじ杆5が駆動され、ニ−ドルホルダ10に配置さ
れた雌ねじ12が下がって行く。そして同時にばね9を
介してニ−ドルホルダ10も一緒に下がって行く。ニ
−ドルホルダ10に固定されて取り付けられたニ−ドル
11の先端が試料容器21の底に当たるまではホトイン
タラプタ16は遮蔽板15により遮蔽されOFFの状態
にある。図2に示すように、ニ−ドルホルダ10で保
持されたニ−ドル11の先端が試料容器21の底に当た
ると、ニ−ドルホルダ10はその位置で停止するが、ば
ね9で支持された雌ねじ12は更に少し下がる。このと
き遮蔽板15はホトインタラプタ16から少し下がり該
ホトインタラプタ16はONの状態となる(即ち、遮蔽
板15とホトインタラプタ16は雌ねじ12の僅かな降
下を検出する検出手段である)。ニ−ドル11の先端
が試料容器21の底の位置を検知するので、該ニ−ドル
11が原点位置から試料容器21の底まで移動した距離
(雄ねじ杆の回転数)をステッピングモ−タ7のパルス
数より割り出すことができる。試料容器が、図1に示
すように、試料容器21から試料容器21或いは試料容
器23に変わった場合、上記乃至の動作を繰り返す
だけで簡単に各種の試料容器の底位置を検出することが
できる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例について図面
を参照しながら説明する。図1は、この発明の試料導入
装置の構成を示す図である。この試料導入装置のケ−ス
を構成する天板1と底板2とはガイドバ−3で連結され
固定されている。そして天板1と底板2との間には雄ね
じ杆5が回動自在に取り付けられている。該天板1には
ステッピングモ−タ7が取り付けられているが、該ステ
ッピングモ−タ7の軸に固定して取り付けられたプ−リ
4と前記雄ねじ杆5に固定して取り付けられたプ−リ6
との間にはベルト8が巻装され該雄ねじ杆5を回転駆動
するようにしてある。尚、図示しないが前記雄ねじ杆5
は天板1及び底板2に軸受等を介して回動自在に取り付
ける。
を参照しながら説明する。図1は、この発明の試料導入
装置の構成を示す図である。この試料導入装置のケ−ス
を構成する天板1と底板2とはガイドバ−3で連結され
固定されている。そして天板1と底板2との間には雄ね
じ杆5が回動自在に取り付けられている。該天板1には
ステッピングモ−タ7が取り付けられているが、該ステ
ッピングモ−タ7の軸に固定して取り付けられたプ−リ
4と前記雄ねじ杆5に固定して取り付けられたプ−リ6
との間にはベルト8が巻装され該雄ねじ杆5を回転駆動
するようにしてある。尚、図示しないが前記雄ねじ杆5
は天板1及び底板2に軸受等を介して回動自在に取り付
ける。
【0008】前記雄ねじ杆5にはニ−ドルホルダ10が
取り付けてある。この場合、該ニ−ドルホルダ10には
雌ねじ12が回り止めされて取り付けてあるが、該雌ね
じ12と雄ねじ杆5とは螺合させると共に該ニ−ドルホ
ルダ10には前記ガイドバ−3も通して横振れしないよ
うにしてある。前記雌ねじ12はニ−ドルホルダ10に
設けた空間10aに配置されると共にばね9によって支
持されている。
取り付けてある。この場合、該ニ−ドルホルダ10には
雌ねじ12が回り止めされて取り付けてあるが、該雌ね
じ12と雄ねじ杆5とは螺合させると共に該ニ−ドルホ
ルダ10には前記ガイドバ−3も通して横振れしないよ
うにしてある。前記雌ねじ12はニ−ドルホルダ10に
設けた空間10aに配置されると共にばね9によって支
持されている。
【0009】次に、前記ニ−ドルホルダ10の前部には
凸部10bが設けられ、ここに試料を吸引したり吐出す
るためのニ−ドル11が固定して取り付けてある。該ニ
−ドル11は図示しないシリンジ等により試料を吸引し
たり吐出する。また、該凸部10bには遮蔽板13が取
り付けられているが、該遮蔽板13は前記ニ−ドルホル
ダ10が上端部にあるとき固定(不動)部に取り付けら
れたホトインタラプタ(センサ)14の光を遮蔽させ原
点位置を検出するようにしてある。更に、前記ニ−ドル
ホルダ10に取り付けた雌ねじ12には遮蔽板15が取
り付けてあるが、該遮蔽板15は同じニ−ドルホルダ1
0に固定して取りつけたホトインタラプタ16の光を遮
蔽する状態で取り付けてある。この場合、遮蔽板15は
雌ねじ12が前記ばね9で支持されて取り付けてある
が、該雌ねじ12がばね9の付勢力に抗して僅かに下が
った場合ホトインタラプタ16の光を遮蔽しなくなるよ
うな状態にしてある。
凸部10bが設けられ、ここに試料を吸引したり吐出す
るためのニ−ドル11が固定して取り付けてある。該ニ
−ドル11は図示しないシリンジ等により試料を吸引し
たり吐出する。また、該凸部10bには遮蔽板13が取
り付けられているが、該遮蔽板13は前記ニ−ドルホル
ダ10が上端部にあるとき固定(不動)部に取り付けら
れたホトインタラプタ(センサ)14の光を遮蔽させ原
点位置を検出するようにしてある。更に、前記ニ−ドル
ホルダ10に取り付けた雌ねじ12には遮蔽板15が取
り付けてあるが、該遮蔽板15は同じニ−ドルホルダ1
0に固定して取りつけたホトインタラプタ16の光を遮
蔽する状態で取り付けてある。この場合、遮蔽板15は
雌ねじ12が前記ばね9で支持されて取り付けてある
が、該雌ねじ12がばね9の付勢力に抗して僅かに下が
った場合ホトインタラプタ16の光を遮蔽しなくなるよ
うな状態にしてある。
【0010】前記ニ−ドルホルダ10に取り付けられた
ニ−ドル11の下方位置には或る試料容器(21、2
3、25)が設置されるが、上記したようにこれらの試
料容器(21、23、25)は大きさにより収容される
ラックが異なる。即ち、ラックそのものの底部は同一の
床20の上に設置されるが、ラックに収容される試料容
器21は床20からの距離が異なる。即ち、図1に示す
試料容器において、試料容器21は床20からの距離は
h1であり、別の容器23はh2 であり、更に別の容器
25はh3 である。従って、前記ニ−ドル11が原点位
置(遮蔽板13がホトインタラプタ14の光を遮蔽する
位置)から降下する距離はこれらの試料容器(21、2
3、25)により異なることになる。
ニ−ドル11の下方位置には或る試料容器(21、2
3、25)が設置されるが、上記したようにこれらの試
料容器(21、23、25)は大きさにより収容される
ラックが異なる。即ち、ラックそのものの底部は同一の
床20の上に設置されるが、ラックに収容される試料容
器21は床20からの距離が異なる。即ち、図1に示す
試料容器において、試料容器21は床20からの距離は
h1であり、別の容器23はh2 であり、更に別の容器
25はh3 である。従って、前記ニ−ドル11が原点位
置(遮蔽板13がホトインタラプタ14の光を遮蔽する
位置)から降下する距離はこれらの試料容器(21、2
3、25)により異なることになる。
【0011】上記するように、試料容器(21、23、
25)のどれが設置されてもニ−ドル11が自動的にそ
の試料容器の位置を知るには次のようにする。 (1)当初、ニ−ドルホルダ10は雄ねじ杆5の上部の
原点位置、即ち、遮蔽板13がホトインタラプタ14の
光を遮蔽する位置にある。 (2)ステッピングモ−タ7のスイッチが入ると雄ねじ
杆5が駆動され、ニ−ドルホルダ10に回り止めされて
配置された雌ねじ12が下がって行く。そして同時にば
ね9を介してニ−ドルホルダ10も一緒に下がって行
く。 (3)ニ−ドルホルダ10に固定されて取り付けられた
ニ−ドル11の先端が試料容器21の底に当たるまでは
ホトインタラプタ16は遮蔽板15により遮蔽されOF
Fの状態にある。 (4)図2に示すように、ニ−ドルホルダ10で保持さ
れたニ−ドル11の先端が試料容器21の底に当たる
と、ニ−ドルホルダ10はその位置で停止するが、ばね
9で支持れれた雌ねじ12は更に少し下がる。このとき
遮蔽板15はホトインタラプタ16から少し下がり該ホ
トインタラプタ16はONの状態となる。 (5)そこでニ−ドル11の先端が試料容器21の底の
位置を検知するので、該ニ−ドル11が原点位置から試
料容器21の底まで移動した距離(雄ねじ杆3の回転
数)をステッピングモ−タ7のパルス数より割り出すこ
とができる。後は同一の試料容器21が並んでいるので
横方向の移動量は横方向のピッチ分繰り返し移動させれ
ばよい。 (6)試料容器が、図1に示すように、試料容器21か
ら試料容器23或いは試料容器25に変わった場合、上
記(1)乃至(5)の動作を繰り返すだけで簡単に各種
の試料容器の底位置を検出することができる。
25)のどれが設置されてもニ−ドル11が自動的にそ
の試料容器の位置を知るには次のようにする。 (1)当初、ニ−ドルホルダ10は雄ねじ杆5の上部の
原点位置、即ち、遮蔽板13がホトインタラプタ14の
光を遮蔽する位置にある。 (2)ステッピングモ−タ7のスイッチが入ると雄ねじ
杆5が駆動され、ニ−ドルホルダ10に回り止めされて
配置された雌ねじ12が下がって行く。そして同時にば
ね9を介してニ−ドルホルダ10も一緒に下がって行
く。 (3)ニ−ドルホルダ10に固定されて取り付けられた
ニ−ドル11の先端が試料容器21の底に当たるまでは
ホトインタラプタ16は遮蔽板15により遮蔽されOF
Fの状態にある。 (4)図2に示すように、ニ−ドルホルダ10で保持さ
れたニ−ドル11の先端が試料容器21の底に当たる
と、ニ−ドルホルダ10はその位置で停止するが、ばね
9で支持れれた雌ねじ12は更に少し下がる。このとき
遮蔽板15はホトインタラプタ16から少し下がり該ホ
トインタラプタ16はONの状態となる。 (5)そこでニ−ドル11の先端が試料容器21の底の
位置を検知するので、該ニ−ドル11が原点位置から試
料容器21の底まで移動した距離(雄ねじ杆3の回転
数)をステッピングモ−タ7のパルス数より割り出すこ
とができる。後は同一の試料容器21が並んでいるので
横方向の移動量は横方向のピッチ分繰り返し移動させれ
ばよい。 (6)試料容器が、図1に示すように、試料容器21か
ら試料容器23或いは試料容器25に変わった場合、上
記(1)乃至(5)の動作を繰り返すだけで簡単に各種
の試料容器の底位置を検出することができる。
【0012】従来、図1に示すような試料容器(21、
23、25)の種類により高さが異なる場合ニ−ドル1
1が降下すべきスパンは手動により設定していたのであ
るが、上記する構成により簡単に自動的に試料容器の底
の位置を知ることができるので、一々手作業により変更
する必要はなくなる。また、最も下に位置すべき試料容
器の底を定め予め最大限のステッピングモ−タのパルス
量を定めておけば若し試料容器が無い場合、ニ−ドル1
1が降下するとそれ以上のパルス量となるので、ラック
に試料容器が無いということを検出することができる。
尚、上記実施例においては、雄ねじ杆5の回転数はステ
ッピングモ−タ7により検出するようにしたが、ステッ
ピングモ−タ7の代わりに雄ねじ杆5にエンコ−ダ(図
示省略)を取り付けて該雄ねじ杆5の回転数を割り出す
ようにしても良い。
23、25)の種類により高さが異なる場合ニ−ドル1
1が降下すべきスパンは手動により設定していたのであ
るが、上記する構成により簡単に自動的に試料容器の底
の位置を知ることができるので、一々手作業により変更
する必要はなくなる。また、最も下に位置すべき試料容
器の底を定め予め最大限のステッピングモ−タのパルス
量を定めておけば若し試料容器が無い場合、ニ−ドル1
1が降下するとそれ以上のパルス量となるので、ラック
に試料容器が無いということを検出することができる。
尚、上記実施例においては、雄ねじ杆5の回転数はステ
ッピングモ−タ7により検出するようにしたが、ステッ
ピングモ−タ7の代わりに雄ねじ杆5にエンコ−ダ(図
示省略)を取り付けて該雄ねじ杆5の回転数を割り出す
ようにしても良い。
【0013】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明の試料導入
装置によれば、試料容器を変更するため他の試料容器の
はいったラックを交換してその都度ニ−ドル上下移動量
を手動で調整する必要はなくなる。また、試料容器のな
いことも検出することができるので装置を損傷したり故
障させることもなくなる。
装置によれば、試料容器を変更するため他の試料容器の
はいったラックを交換してその都度ニ−ドル上下移動量
を手動で調整する必要はなくなる。また、試料容器のな
いことも検出することができるので装置を損傷したり故
障させることもなくなる。
【図1】この発明の試料導入装置の構成を示す図であ
る。
る。
【図2】この発明の試料導入装置の構成を示す図であっ
て、ニ−ドルが試料容器の底についた瞬間を示す図であ
る。
て、ニ−ドルが試料容器の底についた瞬間を示す図であ
る。
【図3】種々の試料容器とこれらの試料容器を収容する
ラックを示す図である。
ラックを示す図である。
1 天板 2 底板 3 ガイド 5 雄ねじ杆 7 ステッピングモ−タ 9 ばね 10 ニ−ドルホルダ 11 ニ−ドル 12 雌ねじ 13、15 遮蔽板 14,16 ホトイタラプタ 21、23、25 試料容器 22、24、26 ラック
Claims (1)
- 【請求項1】 天板と底板との間に駆動装置により回動
自在に取り付けた雄ねじ杆と、該雄ねじ杆を螺合させた
雌ねじを回り止めすると共にばねにより支持して配置し
且つニ−ドルを装着したニ−ドルホルダと、該ニ−ドル
ホルダに配置した前記雌ねじの僅かな降下を検出する検
出手段と、前記ニ−ドルホルダが降下してニ−ドルが試
料容器の底に当たるまでの前記雄ねじ杆の回転数を検出
する検出手段と、を備えたことを特徴とする試料導入装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18849995A JPH0915114A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 試料導入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18849995A JPH0915114A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 試料導入装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0915114A true JPH0915114A (ja) | 1997-01-17 |
Family
ID=16224803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18849995A Pending JPH0915114A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 試料導入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0915114A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1324313C (zh) * | 2002-05-03 | 2007-07-04 | 格斯特尔系统技术两合公司 | 分析仪器用的样本处理装置 |
JP2009180607A (ja) * | 2008-01-30 | 2009-08-13 | Olympus Corp | 自動分析装置 |
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- 1995-06-30 JP JP18849995A patent/JPH0915114A/ja active Pending
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