JPH0915114A - 試料導入装置 - Google Patents

試料導入装置

Info

Publication number
JPH0915114A
JPH0915114A JP18849995A JP18849995A JPH0915114A JP H0915114 A JPH0915114 A JP H0915114A JP 18849995 A JP18849995 A JP 18849995A JP 18849995 A JP18849995 A JP 18849995A JP H0915114 A JPH0915114 A JP H0915114A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
needle
needle holder
sample container
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18849995A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Mutsuno
浩二 六野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP18849995A priority Critical patent/JPH0915114A/ja
Publication of JPH0915114A publication Critical patent/JPH0915114A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 試料容器の高さが異なった場合、自動的にそ
の高さの違いを認識し試料容器に合わせて試料を吸引す
ることのできる試料導入装置を提供する。 【構成】 天板1と底板2との間に駆動装置により回動
自在に取り付けた雄ねじ杆5と、該雄ねじ杆を螺合させ
た雌ねじ12をばね9により支持して配置し且つニ−ド
ル11を装着したニ−ドルホルダ10と、該ニ−ドルホ
ルダに配置した雌ねじ12の僅かな降下を検出する検出
手段(15、16)と、ニ−ドルホルダ10が降下して
試料容器21の底に当たるまでの前記雄ねじ杆5の回転
数を検出する検出手段と、より構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガスクロマトグラフ
等の試料分析装置に試料を導入する試料導入装置、特に
種々の容量を有する容器から試料を吸引する場合の容器
の底の位置に応じて自動的に高さを調整することのでき
る試料導入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスクロマトグラフや液体クロマトグラ
フや生化学分析装置或いは環境分析機器等を用いて試料
を分析する場合には多数のサンプル容器をラックに収容
して並べ、順次ニ−ドルを備えた試料吸引装置で試料を
吸引して他の容器に移し、試薬の添加、攪拌等の操作を
行いガスクロマトグラフ等の分析装置に導入する。そし
て使用する試料の量に応じて試料容器の大きさも異な
り、従ってこのような容器を収容するラックも異なって
いるのが一般的である。例えば、図3(A)に示すによ
うなラック22では大きな料容器21を収容するため収
容数が少なく、図3(B)に示すようなラック24では
比較的小さな料容器23を収容し、図3(C)に示すよ
うなラック26では少量の試料を入れた更に小さな容器
25を多数並べて収容して分析する。
【0003】一つの試料導入装置で複数種類の試料容器
入りラックを使用する場合、それぞれの試料容器入りラ
ックにおいて、試料容器の位置が異なるので別の試料を
分析する場合にはあらかじめ手入力により試料導入装置
にラックの種類を認識させる操作を行う。図3に示す各
ラックでは、最初の試料容器21と23及び25の位置
は同じであるが、これらの各試料容器(21、23、2
5)の深さはそれぞれ変わるので試料吸引用のニ−ドル
の上下移動量も調整しければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記するように試料の
量の違いにより試料導入に際しては、同じラックの試料
容器と試料容器との間隔、即ち、容器と容器との間のピ
ッチは自動的に簡単に調整可能であるがニ−ドルの上下
移動量はその都度調整しければならない。多くの試料を
目的に応じて多種類分析する場合、試料容器の大きさ、
特に高さの異なる容器毎に手作業で上下移動量を調整す
るのは極めて煩雑であり、能率も悪い。この発明はかか
る課題に着目してなされたものであり、試料容器の高さ
が異なった場合、自動的にその高さの違いを認識し試料
容器に合わせて試料を吸引することのできる試料導入装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は上記す
る課題を解決するために、試料導入装置が、天板と底板
との間に駆動装置により回動自在に取り付けた雄ねじ杆
と、該雄ねじ杆を螺合させた雌ねじを回り止めすると共
にばねにより支持して配置し且つニ−ドルを装着したニ
−ドルホルダと、該ニ−ドルホルダに配置した前記雌ね
じの僅かな降下を検出する検出手段と、前記ニ−ドルホ
ルダが降下してニ−ドルが試料容器の底に当たるまでの
前記雄ねじ杆の回転数を検出する検出手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0006】
【作用】試料導入装置を上記手段とした時の作用につい
て添付図を参照して説明すると次のようになる。図1に
示すように、試料容器(21、23、25)のどれかが
設置されてもニ−ドル11が自動的にその試料容器の位
置を知るには次のようにする。 当初、ニ−ドルホルダ10は雄ねじ杆5の上部の原点
位置にある。ステッピングモ−タ7のスイッチが入る
と雄ねじ杆5が駆動され、ニ−ドルホルダ10に配置さ
れた雌ねじ12が下がって行く。そして同時にばね9を
介してニ−ドルホルダ10も一緒に下がって行く。ニ
−ドルホルダ10に固定されて取り付けられたニ−ドル
11の先端が試料容器21の底に当たるまではホトイン
タラプタ16は遮蔽板15により遮蔽されOFFの状態
にある。図2に示すように、ニ−ドルホルダ10で保
持されたニ−ドル11の先端が試料容器21の底に当た
ると、ニ−ドルホルダ10はその位置で停止するが、ば
ね9で支持された雌ねじ12は更に少し下がる。このと
き遮蔽板15はホトインタラプタ16から少し下がり該
ホトインタラプタ16はONの状態となる(即ち、遮蔽
板15とホトインタラプタ16は雌ねじ12の僅かな降
下を検出する検出手段である)。ニ−ドル11の先端
が試料容器21の底の位置を検知するので、該ニ−ドル
11が原点位置から試料容器21の底まで移動した距離
(雄ねじ杆の回転数)をステッピングモ−タ7のパルス
数より割り出すことができる。試料容器が、図1に示
すように、試料容器21から試料容器21或いは試料容
器23に変わった場合、上記乃至の動作を繰り返す
だけで簡単に各種の試料容器の底位置を検出することが
できる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例について図面
を参照しながら説明する。図1は、この発明の試料導入
装置の構成を示す図である。この試料導入装置のケ−ス
を構成する天板1と底板2とはガイドバ−3で連結され
固定されている。そして天板1と底板2との間には雄ね
じ杆5が回動自在に取り付けられている。該天板1には
ステッピングモ−タ7が取り付けられているが、該ステ
ッピングモ−タ7の軸に固定して取り付けられたプ−リ
4と前記雄ねじ杆5に固定して取り付けられたプ−リ6
との間にはベルト8が巻装され該雄ねじ杆5を回転駆動
するようにしてある。尚、図示しないが前記雄ねじ杆5
は天板1及び底板2に軸受等を介して回動自在に取り付
ける。
【0008】前記雄ねじ杆5にはニ−ドルホルダ10が
取り付けてある。この場合、該ニ−ドルホルダ10には
雌ねじ12が回り止めされて取り付けてあるが、該雌ね
じ12と雄ねじ杆5とは螺合させると共に該ニ−ドルホ
ルダ10には前記ガイドバ−3も通して横振れしないよ
うにしてある。前記雌ねじ12はニ−ドルホルダ10に
設けた空間10aに配置されると共にばね9によって支
持されている。
【0009】次に、前記ニ−ドルホルダ10の前部には
凸部10bが設けられ、ここに試料を吸引したり吐出す
るためのニ−ドル11が固定して取り付けてある。該ニ
−ドル11は図示しないシリンジ等により試料を吸引し
たり吐出する。また、該凸部10bには遮蔽板13が取
り付けられているが、該遮蔽板13は前記ニ−ドルホル
ダ10が上端部にあるとき固定(不動)部に取り付けら
れたホトインタラプタ(センサ)14の光を遮蔽させ原
点位置を検出するようにしてある。更に、前記ニ−ドル
ホルダ10に取り付けた雌ねじ12には遮蔽板15が取
り付けてあるが、該遮蔽板15は同じニ−ドルホルダ1
0に固定して取りつけたホトインタラプタ16の光を遮
蔽する状態で取り付けてある。この場合、遮蔽板15は
雌ねじ12が前記ばね9で支持されて取り付けてある
が、該雌ねじ12がばね9の付勢力に抗して僅かに下が
った場合ホトインタラプタ16の光を遮蔽しなくなるよ
うな状態にしてある。
【0010】前記ニ−ドルホルダ10に取り付けられた
ニ−ドル11の下方位置には或る試料容器(21、2
3、25)が設置されるが、上記したようにこれらの試
料容器(21、23、25)は大きさにより収容される
ラックが異なる。即ち、ラックそのものの底部は同一の
床20の上に設置されるが、ラックに収容される試料容
器21は床20からの距離が異なる。即ち、図1に示す
試料容器において、試料容器21は床20からの距離は
1であり、別の容器23はh2 であり、更に別の容器
25はh3 である。従って、前記ニ−ドル11が原点位
置(遮蔽板13がホトインタラプタ14の光を遮蔽する
位置)から降下する距離はこれらの試料容器(21、2
3、25)により異なることになる。
【0011】上記するように、試料容器(21、23、
25)のどれが設置されてもニ−ドル11が自動的にそ
の試料容器の位置を知るには次のようにする。 (1)当初、ニ−ドルホルダ10は雄ねじ杆5の上部の
原点位置、即ち、遮蔽板13がホトインタラプタ14の
光を遮蔽する位置にある。 (2)ステッピングモ−タ7のスイッチが入ると雄ねじ
杆5が駆動され、ニ−ドルホルダ10に回り止めされて
配置された雌ねじ12が下がって行く。そして同時にば
ね9を介してニ−ドルホルダ10も一緒に下がって行
く。 (3)ニ−ドルホルダ10に固定されて取り付けられた
ニ−ドル11の先端が試料容器21の底に当たるまでは
ホトインタラプタ16は遮蔽板15により遮蔽されOF
Fの状態にある。 (4)図2に示すように、ニ−ドルホルダ10で保持さ
れたニ−ドル11の先端が試料容器21の底に当たる
と、ニ−ドルホルダ10はその位置で停止するが、ばね
9で支持れれた雌ねじ12は更に少し下がる。このとき
遮蔽板15はホトインタラプタ16から少し下がり該ホ
トインタラプタ16はONの状態となる。 (5)そこでニ−ドル11の先端が試料容器21の底の
位置を検知するので、該ニ−ドル11が原点位置から試
料容器21の底まで移動した距離(雄ねじ杆3の回転
数)をステッピングモ−タ7のパルス数より割り出すこ
とができる。後は同一の試料容器21が並んでいるので
横方向の移動量は横方向のピッチ分繰り返し移動させれ
ばよい。 (6)試料容器が、図1に示すように、試料容器21か
ら試料容器23或いは試料容器25に変わった場合、上
記(1)乃至(5)の動作を繰り返すだけで簡単に各種
の試料容器の底位置を検出することができる。
【0012】従来、図1に示すような試料容器(21、
23、25)の種類により高さが異なる場合ニ−ドル1
1が降下すべきスパンは手動により設定していたのであ
るが、上記する構成により簡単に自動的に試料容器の底
の位置を知ることができるので、一々手作業により変更
する必要はなくなる。また、最も下に位置すべき試料容
器の底を定め予め最大限のステッピングモ−タのパルス
量を定めておけば若し試料容器が無い場合、ニ−ドル1
1が降下するとそれ以上のパルス量となるので、ラック
に試料容器が無いということを検出することができる。
尚、上記実施例においては、雄ねじ杆5の回転数はステ
ッピングモ−タ7により検出するようにしたが、ステッ
ピングモ−タ7の代わりに雄ねじ杆5にエンコ−ダ(図
示省略)を取り付けて該雄ねじ杆5の回転数を割り出す
ようにしても良い。
【0013】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明の試料導入
装置によれば、試料容器を変更するため他の試料容器の
はいったラックを交換してその都度ニ−ドル上下移動量
を手動で調整する必要はなくなる。また、試料容器のな
いことも検出することができるので装置を損傷したり故
障させることもなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の試料導入装置の構成を示す図であ
る。
【図2】この発明の試料導入装置の構成を示す図であっ
て、ニ−ドルが試料容器の底についた瞬間を示す図であ
る。
【図3】種々の試料容器とこれらの試料容器を収容する
ラックを示す図である。
【符号の説明】
1 天板 2 底板 3 ガイド 5 雄ねじ杆 7 ステッピングモ−タ 9 ばね 10 ニ−ドルホルダ 11 ニ−ドル 12 雌ねじ 13、15 遮蔽板 14,16 ホトイタラプタ 21、23、25 試料容器 22、24、26 ラック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板と底板との間に駆動装置により回動
    自在に取り付けた雄ねじ杆と、該雄ねじ杆を螺合させた
    雌ねじを回り止めすると共にばねにより支持して配置し
    且つニ−ドルを装着したニ−ドルホルダと、該ニ−ドル
    ホルダに配置した前記雌ねじの僅かな降下を検出する検
    出手段と、前記ニ−ドルホルダが降下してニ−ドルが試
    料容器の底に当たるまでの前記雄ねじ杆の回転数を検出
    する検出手段と、を備えたことを特徴とする試料導入装
    置。
JP18849995A 1995-06-30 1995-06-30 試料導入装置 Pending JPH0915114A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18849995A JPH0915114A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 試料導入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18849995A JPH0915114A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 試料導入装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0915114A true JPH0915114A (ja) 1997-01-17

Family

ID=16224803

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18849995A Pending JPH0915114A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 試料導入装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0915114A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1324313C (zh) * 2002-05-03 2007-07-04 格斯特尔系统技术两合公司 分析仪器用的样本处理装置
JP2009180607A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Olympus Corp 自動分析装置
JP2011242392A (ja) * 2010-05-17 2011-12-01 Luminex Corp 1以上の材料の測定を行うためのシステム及び方法
CN103698547A (zh) * 2013-12-31 2014-04-02 中国水产科学研究院长江水产研究所 一种水生态毒理试验中毒物浓度控制系统
JP2021085705A (ja) * 2019-11-26 2021-06-03 株式会社ピーエムティー 分注装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1324313C (zh) * 2002-05-03 2007-07-04 格斯特尔系统技术两合公司 分析仪器用的样本处理装置
US11125678B2 (en) 2006-06-02 2021-09-21 Luminex Corporation Systems and methods for performing measurements of one or more materials
JP2009180607A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Olympus Corp 自動分析装置
JP2011242392A (ja) * 2010-05-17 2011-12-01 Luminex Corp 1以上の材料の測定を行うためのシステム及び方法
CN103698547A (zh) * 2013-12-31 2014-04-02 中国水产科学研究院长江水产研究所 一种水生态毒理试验中毒物浓度控制系统
JP2021085705A (ja) * 2019-11-26 2021-06-03 株式会社ピーエムティー 分注装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8580210B2 (en) Sample aspirating apparatus and sample analyzer
US5221519A (en) Device for scanning and centering containers filled with a liquid
JP3097574B2 (ja) 自動試料注入装置
KR100930143B1 (ko) 자동 분석 장치와 프로브 승강 방법
EP2648000A1 (en) Automatic analysis apparatus
DE60005653T2 (de) Vorrichtung zum absaugen von flüssigkeit aus einem behälter
EP1855115B1 (en) Liquid aspirator and analyzer provided with same
KR20060044489A (ko) 혈액 검체 검지 장치 및 방법
EP0650589A1 (en) Sample tube entry port for a chemical analyzer
CN110651191B (zh) 样品分析装置
JPH0915114A (ja) 試料導入装置
JP2007285957A (ja) 自動分析装置及びその停止位置設定方法
JP3660148B2 (ja) 自動分析装置
JP2011033551A (ja) 自動分析装置及び分注装置の制御方法
JP6193600B2 (ja) 自動分析装置
JP7366851B2 (ja) 検査装置
JP3694755B2 (ja) ピペッティング方法、ピペッティング装置、および記憶媒体
JPS62235570A (ja) 試料サンプリング装置
JPS6358166A (ja) 自動試料導入装置
JPH0729465U (ja) 生化学自動分析装置
JP3075545B2 (ja) 試料移送装置
JP2004028681A (ja) 液体分注装置用ヘッド
JPS6358165A (ja) 自動試料導入装置
CN220663169U (zh) 一种撕膜装置及样本处理设备
US20240082848A1 (en) Automatic dispensing device