JPH09150074A - 骨材ふるい分け試験方法とその装置 - Google Patents

骨材ふるい分け試験方法とその装置

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JPH09150074A
JPH09150074A JP33256395A JP33256395A JPH09150074A JP H09150074 A JPH09150074 A JP H09150074A JP 33256395 A JP33256395 A JP 33256395A JP 33256395 A JP33256395 A JP 33256395A JP H09150074 A JPH09150074 A JP H09150074A
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JP
Japan
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water
aggregate
water tank
sieving
shaking
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Application number
JP33256395A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Kai
達雄 甲斐
Sho Inoue
詔 井上
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TETSUGEN KK
Original Assignee
TETSUGEN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試験所要時間の短縮及び試験精度の安定化が
図れる骨材ふるい分け方法とその装置を提供する。 【解決手段】 骨材30を入れたふるい網29を水槽4
内の振とう台7に載せ、シャワー水を浴びせると同時に
放水口13から放水して骨材を覆う一定の水位を維持し
ながら、振とう台7を自動的に振とうさせて水中でふる
い分けする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリートやモ
ルタル等の材料となる砂、砂利、スラグなどの骨材の粗
粒率や粒度や最大寸法などを求めるために、ふるい網を
使用してふるい分けを行う骨材ふるい分け試験方法とそ
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】JIS(日本工業規格)の「A 110
2」には、骨材の粗粒率や粒度や最大寸法などを求める
ため、「骨材のふるい分け試験」として、ふるい網と秤
と乾燥器等を使用した次のような試験方法が定められて
いる。 (1)試料として代表的な骨材を採取し、所定量となる
まで縮分する。 (2)縮分した試料を乾燥器によって定重量となるまで
乾燥させる。 (3)網目サイズが異なる7個のふるい網を、網目の小
さいものを下にして順次重ね、その上から乾燥させた試
料を入れ、全ふるい網を一緒に又は個別に手で叩いて手
作業で振とうさせる。 (4)各ふるい網内に残った試料を秤で計量する。
【0003】また、「JIS A 1103」には、骨
材に含まれるシルト粘土などの微細物を計量するため、
次のような「骨材の洗い試験方法」が定められている。 (1)試料として代表的な骨材を採取し、所定量となる
まで縮分する。 (2)縮分した試料を乾燥器によって定重量となるまで
乾燥させる。 (3)乾燥させた試料を容器に入れ、試料を覆うまで水
を加える。水中の試料を激しくかき回し、細かい粒子を
粗い粒子から分離させ、洗い水を懸濁させる。 (4)0.075mmのふるい網上に1.2mmのふる
い網を重ね、その上から洗い水の全量をかける。 (5)再び容器の中の試料に水を加えてかき回し、重ね
た2個のふるい網上に洗い水をかけ、洗い水が澄むまで
同じ操作を繰り返す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような「骨材のふるい分け試験」では、ふるい網を空中
で手で叩いて振とうさせる手作業の乾式ふるい分けであ
るため、試料をサンプリングしてから結果がでるまで
に、早くて3時間はかかっていた。そのため、納期や工
期が迫っている場合などは、試験結果を待たずに製造を
開始することがあり、もし試験結果が不合格であった場
合、多量の不良品を製造してしまうという無駄を招いて
いた。専用の振とう機を使用して振とうさせることも一
部では行われているが、乾式であることにはかわりがな
いため、手作業と比べて大きな時間短縮にはなっていな
い。
【0005】また、上記のような「骨材の洗い試験方
法」は、骨材中の微細物のみが対象であり、また容器内
での試料と水のかき回し、容器からふるい網への洗い水
の投下、容器への水の再投入、かき回し、洗い水の再投
下を繰り返すため、非常に手間がかかるうえに、これも
結果ができるまでに長時間を要した。
【0006】本発明の課題は、従来におけるこのような
問題点に鑑み、試験所要時間の短縮及び試験精度の安定
化が図れる骨材ふるい分け方法とその装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による骨材ふるい
分け試験方法は、骨材を入れたふるい網を水槽内で水中
に浸漬し、骨材の動きを活発にするため、水槽へ水を補
給すると同時に水槽から放水することにより骨材を覆う
一定の水位を維持しながら、ふるい網を振とう機で振と
うさせて水中でふるい分けする。
【0008】シャワー水を浴びせながら振とうさせる
と、骨材の動きが一層活発になるためふるい効率が向上
する。
【0009】本発明による骨材ふるい分け試験装置は、
水槽と、この水槽内でふるい網を着脱自在に載置して振
とうさせるため、該水槽内に水平往復運動可能に装着さ
れた振とう台と、この振とう台を水平往復運動させる振
とう機と、水槽内にシャワー水を散水する散水器とを備
えたものである。
【0010】水槽内の水位を一定に維持するため、該水
槽の所定の高さ位置に放水口を設けておく。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳述する。
【0012】図1に、本発明の一実施例の骨材ふるい分
け装置の全体の外観を示す。この骨材ふるい分け装置1
全体は、下端の四隅にキャスタ2を備えた移動台枠3上
に設置され、移動自在となっている。骨材ふるい分け装
置1は、大別して、水槽4と、モータボックス5と、図
2に示すようにこのモータボックス5内のモータ6によ
って水槽4内の振とう台7を水平往復運動させる振とう
機8と、モータ6等を制御する制御盤9と、水槽4内へ
真上から散水する散水器10とからなっている。なお、
図示していないが、モータボックス5内には、モータ6
等に供給する電源(電圧)を調整するためのスライダッ
クも格納され、また制御盤9には、モータ6の回転速度
を変速するためのインバータ(周波数変換器)が装備さ
れている。
【0013】水槽4は全体として矩形の箱形で、その底
部4aは、試料排出のためのホッパーを兼ねるように角
錐形になっている。底部4aの中央には排出口11が突
出して設けられ、この排出口11に手動式ストップバル
ブ12が装着されている。また、水槽4の一側壁の所定
の高さ位置には、水槽4内の水位がこの高さ以上になら
ないように放水する放水口13が設けられ、この放水口
13の外側には逆L字形の放水管14が接続されてい
る。
【0014】図2、図3及び図4に示すように、振とう
台7は、その本体である方形枠15の枠内に、枠を二分
する受け材16を固着するとともに、この受け材16上
においてリング17を固着し、また方形枠15の二辺に
キャスタ18を複数ずつ装着したものである。これらキ
ャスタ18を案内するため、水槽4の両側内面の底部4
a近くには、一対のレール19が水平かつ平行に付設さ
れており、振とう台7は、水槽4内で両側のレール19
に沿って水平往復摺動自在となっている。各レール19
は、平行な上下の鋼材19a・19bの両端を連結して
枠形となっている。その上側の鋼材19aは、図7に示
すようにキャスタ18の車枠18a中を貫通し、また振
とう台7の方形枠15にも、上側の鋼材19bに摺接す
る案内板15aが垂設されているため、キャスタ18の
車輪18bは、下側の鋼材19bから外れることなくそ
の上を転動するようになっている。
【0015】方形枠15の一端には、上端部が水槽4よ
り上方へ突出する2本の柱材20が垂直に固着され、そ
の上端間に軸21が水平に固着されている。一方、モー
タ6の出力軸22には偏心クランク23が取り付けられ
ている。そして、この偏心クランク23と軸21とを連
接ロッド24で連結して構成されるクランク機構25に
よって、モータ6の回転が振とう台7に対して水平往復
運動に変換して伝達されるようになっている。
【0016】散水器10は、水槽4の外側に架設された
逆J字形パイプ26の先端にシャワー口27を設け、ま
たこのパイプ26の途中に手動式ストップバルブ28を
装着したもので、ホース等を用いてパイプ26を水道管
に接続する。
【0017】このように構成された本例の骨材ふるい分
け試験装置1による試験は、図5に示すような既製のふ
るい網(「JIS A 1102」に準拠した標準品)
29を用いて次のようにして行う。図6に試験の様子を
示す。
【0018】試料30を入れたふるい網29を、振とう
台7のリング17に着脱自在に嵌めて振とう台7上に載
せ、モータ6を駆動して振とう台7を前後に往復運動さ
せると、ふるい網29が一定の条件で振とうされる(例
えば、振幅を5mm程度、振動数を600回/分程度と
する)。振幅は、偏心クランク23の偏心量を調整する
ことにより可変となっている。また、振とう周波数も、
制御盤9に備えられているインバータでモータ6の回転
速度を調整することにより可変できる。
【0019】このように振とうさせながら、シャワー口
27からふるい網29へ向かってシャワー水を散水する
と、水槽4内の水は、水位WLが放水口13の高さにな
ると、この放水口13から自動的に流出するため、シャ
ワー水を散水し続けても水槽4内の水位は放水口13の
高さに維持される。この水位WLは、ふるい網29内の
試料30を完全に覆う高さであるが、試料30がふるい
網29の上縁29aを飛び越さないように、この上縁2
9aよりも低くする。例えば、ふるい網29の深さが6
0mmである場合、その底部からの水位WLを約20m
mとする。
【0020】従って、ふるい網29内の試料30は、シ
ャワー水を浴びつつ水中で自動的に一定の条件で振とう
され、水洗いしながら濾過するようにふるい網29によ
るふるいをかけられるので、ふるい網29の目詰まりを
防止しながら試料30をスムーズに移動させてふるい分
けを短時間に能率的に行うことができ、粗粒率などの測
定に当たり、ふるい分けに要する時間を従来に比べ大幅
に短縮できるとともに、精度の高いかつ安定した結果が
得られる。例えば、深さ60mmのふるい網29に試料
30を約600g入れた場合、ふるい運転時間は約1分
としてその間シャワー水を継続して注水する。そして、
ストップバルブ12を開いて排出口11から排水し、約
2分ほど水切りをする。
【0021】なお、上述した例ではシャワー水を浴びせ
ながら振とうさせたが、シャワー水の散水は省略しても
構わない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、骨
材をふるい網と共に水槽内で水中に浸漬し、水槽への水
の補給と放水とを同時に行って骨材を覆う一定の水位を
維持しながら、自動的に振とうさせるので、ふるい網の
目詰まりを防止しながら骨材をスムーズに移動させてふ
るい分けを短時間に能率的に行うことができる。シャワ
ー水を浴びせながら振とうさせると、一層良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の骨材ふるい分け装置の全体
の外観を示す斜視図である。
【図2】同上の一部の断面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】水槽を切欠してその内部を示した斜視図であ
る。
【図5】ふるい網の斜視図である。
【図6】ふるい分けを実施している状態の簡略断面図で
ある。
【図7】振とう台に装着されたキャスタとこれを案内す
るレールとの関係を示す断面図である。
【符号の説明】
1 骨材ふるい分け装置 4 水槽 6 モータ 7 振とう台 8 振とう機 10 散水器 19 レール 13 放水口 25 クランク機構 27 シャワー口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】骨材を入れたふるい網を水槽内で水中に浸
    漬し、水槽へ水を補給すると同時に水槽から放水するこ
    とにより骨材を覆う一定の水位を維持しながら、ふるい
    網を振とう機で振とうさせて水中でふるい分けすること
    を特徴とする骨材ふるい分け試験方法。
  2. 【請求項2】シャワー水を浴びせながら振とうさせるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の骨材ふるい分け試験方
    法。
  3. 【請求項3】水槽と、この水槽内でふるい網を着脱自在
    に載置して振とうさせるため、該水槽内に水平往復運動
    可能に装着された振とう台と、この振とう台を水平往復
    運動させる振とう機と、水槽内にシャワー水を散水する
    散水器とを備えたことを特徴とする骨材ふるい分け試験
    装置。
  4. 【請求項4】水槽内の水位を一定に維持するため、該水
    槽の所定の高さ位置に放水口を設けたことを特徴とする
    請求項3に記載の骨材ふるい分け試験装置。
JP33256395A 1995-11-29 1995-11-29 骨材ふるい分け試験方法とその装置 Pending JPH09150074A (ja)

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JP33256395A JPH09150074A (ja) 1995-11-29 1995-11-29 骨材ふるい分け試験方法とその装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100748077B1 (ko) * 2005-07-11 2007-08-09 한국건설기술연구원 자동 습식 체분석 장치 및 이를 이용한 흙 분류 방법
CN104001663A (zh) * 2014-05-19 2014-08-27 中煤科工集团武汉设计研究院有限公司 防堵煤浆筛分设备
KR101530653B1 (ko) * 2013-05-07 2015-06-22 성안이엔티주식회사 정량 연속 투입장치
CN109290172A (zh) * 2018-08-23 2019-02-01 管洪化 一种固体化工原料清洗装置

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KR101530653B1 (ko) * 2013-05-07 2015-06-22 성안이엔티주식회사 정량 연속 투입장치
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