JPH09150045A - 粉流体混合装置 - Google Patents

粉流体混合装置

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JPH09150045A
JPH09150045A JP7335742A JP33574295A JPH09150045A JP H09150045 A JPH09150045 A JP H09150045A JP 7335742 A JP7335742 A JP 7335742A JP 33574295 A JP33574295 A JP 33574295A JP H09150045 A JPH09150045 A JP H09150045A
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Japan
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powder fluid
mixing device
support core
fluid mixing
obstacle
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JP7335742A
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Inventor
Hiroshi Suhara
浩 栖原
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KAIHOU KK
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KAIHOU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み付け、メンテナンスを容易に行うことの
できる粉流体混合装置を提供する。 【解決手段】 配管に接続すべき筒本体2の中に乱流発
生機構3を配置させることで、粉流体混合装置1をパー
ツとして扱うことができる。乱流発生機構3は、筒本体
2と同軸に配置された支持芯7と、支持芯7に設けられ
た障害物8A、8B、8Cとで構成され、その支持芯7
を筒本体2の上流端部4に着脱可能に片持ち支持して、
筒本体2に対する支持芯等の組み付け、取り外しを容易
にすると共に、障害物8A、8B、8Cの位置補正は粉
流体の流れに委ねて自動的に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉流体混合装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】食品製造、洗剤製造、汚泥処理をはじめ
種々の分野において粉体と流体を混合することが行われ
ている。このような混合を行うための装置として、ライ
ンミキサーがある。このラインミキサーでは、配管内に
粉体を気体と共に流して、粉流体を形成し、その途中、
配管内において、粉流体の混合・撹拌が行われる。この
ため、一般的には、配管内壁に、乱流発生機構としての
金属からなる螺旋状の邪魔板等を溶接により取付け、そ
の邪魔板等により粉流体の流れを乱すことが行われてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記配管内壁
に邪魔板等を取付けるためには、作業のしにくい配管に
対して直接、邪魔板等を溶接したり、半分割された一対
の配管構成要素に邪魔板等を取付けた後、その一対の配
管構成要素を接合して配管を形成したりすることが行わ
れており、その組み付け作業は、作業性、作業工数等の
点から、決して容易なものではない。また、修理、清掃
等のメンテナンスにおいては、配管を取り外した後、そ
の配管内壁に固定された邪魔板等に対して、その配管の
両端開口から作業を行わなければならず、その作業は容
易ではない。
【0004】本発明は上記従来技術の実情に鑑みてなさ
れたもので、組み付け、メンテナンスを容易に行うこと
のできる粉流体混合装置を提供することをその課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明によれば、配管に接続され
る筒本体と、該筒本体内に配置され、該筒本体内の粉流
体の流れを乱流にさせる乱流発生機構とを有することを
特徴とする粉流体混合装置が提供される。また、本発明
によれば、上記構成において、前記乱流発生機構が前記
筒本体に着脱可能に支持されていることを特徴とする粉
流体混合装置が提供される。また、本発明によれば、上
記構成において、前記乱流発生機構が、一方側が少なく
とも前記筒本体の一端側に着脱可能に支持され且つ他方
側が該筒本体の他端側に向けて延びる支持芯と、該支持
芯に設けられた障害物とからなることを特徴とする粉流
体混合装置が提供される。また、本発明によれば、上記
構成において、前記乱流発生機構が、前記筒本体内に着
脱可能に嵌合される筒状の嵌合体と、該嵌合体の内面に
形成された凹凸とからなることを特徴とする粉流体混合
装置が提供される。また、本発明によれば、上記構成に
おいて、前記障害物が、前記支持芯を中心として対称な
形状を有することを特徴とする粉流体混合装置が提供さ
れる。また、本発明によれば、上記構成において、前記
障害物が、その下流端面に凹所を有することを特徴とす
る粉流体混合装置が提供される。また、本発明によれ
ば、上記構成において、前記障害物が、前記筒本体の上
流端側から下流端側に向かって、複数配設されている事
を特徴とする粉流体混合装置が提供される。また、本発
明によれば、上記構成において、前記嵌合体が、その軸
心方向に延びる相対向する一対の切欠端縁を有する形状
であることを特徴とする粉流体混合装置が提供される。
さらに、本発明によれば、前記筒本体が、その上流端を
下にし、下流端を上にして、上下方向に向けて配置さ
れ、前記乱流発生機構が、前記筒本体内に配設され且つ
該筒本体の軸心方向に延びる支持芯と、該支持芯に取付
けられ、該支持芯を中心として対称形であると共に前記
筒体本体の上流端側から下流端側に向かうに従って径方
向外方に拡がる障害物とからなることを特徴とする粉流
体混合装置が提供される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従う種々の実施形
態について図面に基づいて説明する。図1、図2は、第
1実施形態の粉流体混合装置を示し、この粉流体混合装
置1は、例えば円筒体からなる筒本体2と、乱流発生機
構3とからなる。
【0007】筒本体2は、粉流体が通過する配管(図示
せず)の途中に介装されるものであり、その上流端部
4、下流端部5は、接続されるべき配管に対してフラン
ジ、螺合などの既知の手段によって連結される。筒本体
2は、長手方向にわたって同一の内径を有し、上流端部
4の内周縁にはストッパ6が形成されている。このよう
な筒本体2は、金属類、樹脂類、コンクリート類、鉱物
類等、種々の素材で作ることができる。
【0008】乱流発生機構3は、本実施形態において
は、筒本体2と同軸に配置されて長手方向に延びる支持
芯7と、支持芯7に設けられた複数の障害物8A、8
B、8Cとからなる。以下の説明において、障害物を総
称するときには、参照符号8で表す。
【0009】支持芯7は、上記筒本体2の軸心方向長さ
と同じか又はそれよりも少し長い長さを有する棒状の長
尺部材からなり、金属類、樹脂類、コンクリート類、鉱
物類等、種々の素材で作ることができる。支持芯7は、
その一端部(図1中、左端部)において、支持板9を備
えている。支持板9は、筒本体2に嵌合できる大きさを
有し、その径方向中央部に支持芯7が直角に結合されて
いる。また、支持板9は、支持芯7の周囲に、比較的大
きな粉流体通過孔10を有する。支持芯7を備えた支持
板9は、筒本体2の中に嵌合されてストッパ6で受け止
められており、これにより支持芯7は、筒本体2の上流
端部4に片持ち状態で着脱可能に支持されている。
【0010】複数の障害物8A、8B、8Cは、筒本体
2の上流端部4(左端部)側から下流端部5(右端部)
側に向かって、ほぼ一定の間隔を隔てて配設されてい
る。これら各障害物8A、8B、8Cは、支持芯7を中
心として、筒本体2の径方向外方側へ対称に拡がる形状
を有し、各障害物8A(8B、8C)が筒本体2の通路
断面に占める割合は、抵抗が大きくなりすぎないよう、
60%以下であるのが好ましい。但し、特殊の場合、例
えば筒本体2に耐圧円筒を使用する場合や、粉流体とし
て高圧流体を用いる場合は、この限りではない。
【0011】障害物8の形状について説明すると、図1
に示すように、障害物8Aは球形状を有し、障害物8B
は円錐形状を有し、障害物8Cは、上流側端面が球面で
あり、また途中の側面には滑らかな凹所11を備えた形
状を有する。障害物8の形状は、このような形状に限定
されるものではなく、例えば、図3、図4に示す三角
錐、四角錐等の多角形状のもの、図5に示す螺旋形状な
ど、種々の形状を採用することができ、また、大きさに
ついても任意であるる。
【0012】このような粉流体混合装置1を通る粉流体
は、図1に矢印で示すように、各障害物8A、8B、8
Cで粉流体の剥離現象が生じ、この現象によって各障害
物8A、8B、8Cの下流に生じる後流(wake)に
よって乱流が発生することになる。そして、これにより
粉流体の混合・撹拌を促進することができる。
【0013】また、装置1の修理、清掃等のメンテナン
スに際しては、粉流体混合装置1全体を比較的小さなパ
ーツとして扱えるだけでなく、筒本体2を配管から取り
外し後、支持芯7を筒本体2の上流端部4側から引き抜
けくことによって、簡単に、支持芯7、各障害物8A、
8B、8Cを筒本体2から取り外すことができ、取り外
した障害物8A、8B、8Cに対して修理等を施すこと
ができる。そして、その後、逆の手順で支持芯7等を筒
本体2に組み付ければ、再び、粉流体混合装置1として
使用することができる。したがって、組み付け、製作が
容易であるのみならず、粉流体混合装置1の修理、清掃
等のメンテナンスを容易に行うことができる。
【0014】また、障害物8A、8B、8Cが支持芯7
を中心として対称形であることから、筒本体2の上流端
部側に支持芯7の一方側だけが片持ち支持されるとして
も、障害物8A、8B、8Cが筒本体2の径方向外方の
どこかに傾けば、その部分においては、筒本体2の軸心
方向における投影面積が増大され、粉流体の流れを受け
る衝突面積が増大されることになる。このため、障害物
8A、8B、8Cは、粉流体の作用力により、支持芯7
が筒本体2の軸心とほぼ一致するように位置補正を受け
ることになり、障害物8A、8B、8Cは、常時、筒本
体2の径方向中央に位置することになり、この結果、自
己の能力で所定性能の混合・撹拌作用を維持することが
できる。
【0015】更に、筒本体2の径方向中央から径方向外
方に向けて障害物8A、8B、8Cの占める領域が拡が
っていることから、これに伴って、その障害物8A、8
B、8Cの下流側において、効果的に後流領域が大きく
なり、粉流体中の粉体の慣性力に打ち勝つ強力な渦を形
成することができるため、粉流体の混合・撹拌作用を高
めることができる。
【0016】図6以降の図面は本発明の他の実施形態を
示すものである。図6は第2実施形態を示し、図7〜図
11はその変形例を示す。図12、図13は第3実施形
態を示し、図14、図15は第4実施形態を示し、図1
6は第5実施形態を示す。これらの実施形態において、
上述した第1実施形態と同一の構成要素については、同
一の参照符号を付してその説明を省略する。
【0017】図6に示す第2実施形態にあっては、各障
害物8A、8B、8Cは、その下流側端面に凹所12を
有する。これにより、各障害物の凹所12内にも後流が
形成されて、より強力な渦を作ることができ、したがっ
て粉流体の混合・撹拌作用を一層高めることができるこ
とになる。
【0018】図7〜図11は、粉流体の流れを複雑にし
て、粉流体の混合・撹拌作用を一層高めることのできる
変形例としての障害物8を示す。図7は障害物8の表面
に凹凸13を形成した形態を示し、図8、図9は障害物
8の内部に貫通孔14を形成した形態を示し、図10は
障害物8の表面に突条15を形成した形態を示し、図1
1は障害物8の表面に斜行した切り溝16を形成した形
態を示すものである。これらの各図において、矢印は粉
流体の流れを示す。
【0019】図12、図13に示す第3実施形態におい
ては、乱流発生機構3が、筒本体内2に着脱可能に嵌合
される嵌合体17と、この嵌合体17の内面に設けられ
た複数の突起物18とからなる。嵌合体17は、その軸
心方向に延びる相対向する一対の切欠側縁を有する形
状、すなわち、断面略C字形状とされており、その曲率
半径は筒本体2(円筒体)の半径よりも少し大きく。こ
の嵌合体17の軸心方向両端部には、周回り方向におい
て一定の間隔を隔てた複数の嵌合溝17Aが形成され、
嵌合溝17Aに、別の嵌合体17の嵌合溝17A間に形
成された突部17Bが嵌合可能とされている。複数の突
起物18は、図13に示すように、種々の形状のものが
設けられている。その突起物18に代えて、螺旋状の突
条、抵抗値の異なる帯状のもの等を用いてもよい。
【0020】上記の第3実施形態によれば、断面C字形
状の嵌合体17は拡縮可能、そのばね性を利用して、嵌
合体17を筒本体2内に簡単に嵌合保持でき、このこと
からも本粉流体混合装置1の組み付け、メンテナンス
を、容易にすることができる。勿論、この粉流体混合装
置1の使用時には、複数の突起物18が乱流を発生さ
せ、粉流体を混合・撹拌することができる。また、任意
の長さの嵌合体17を、嵌合溝17Aと、その間の突部
17Bを利用して、規則的又は不規則に複数接続し、複
雑な粉流体の流れを形成することにより、粉流体の混合
・撹拌を効率よく行うことができる。
【0021】図14、図15に示す第4実施形態におい
ては、乱流発生機構3が、筒本体2内に着脱可能に嵌合
される筒状の嵌合体19と、この嵌合体19の内面に形
成された複数の細長い突条20とからなる。この第4実
施形態においても、嵌合体19には、嵌合溝、突部(図
示せず)が設けられ、また、突条20に代えて、螺旋状
の突条、抵抗値の異なる細長い突条などを用いてもよ
い。この第4実施形態によっても、上記の第3実施形態
と同様の作用効果を得ることができることになる。な
お、筒本体2の下流側に、嵌合体19のために、ストッ
パを設ける、或いは、筒本体2の下流端開口部内に配管
を螺合させて、その配管の端面をストッパとして利用す
ることが好ましい。
【0022】図16に示す第5実施形態においては、筒
本体2は、上下に向けて使用される。この場合、筒本体
2は、上流端部4を下に向け、下流端部5を上に向けて
用いられる。また、この実施形態においても、支持板9
が設けられているが、この支持板9は、上流端部4に固
定されて、粉流体が流れていないときに支持芯7等を受
け止めるだけの機能を有し、支持芯7と支持板9とは連
結されていない。このため、支持芯7などを引き抜くと
きには、その作業は筒本体2の下流端側から行われる。
【0023】したがって、この第5実施形態において
は、前述の第1、第2実施形態と同様の作用効果を得る
ことができるのみならず、一定量の粉流体に対して、支
持芯7及び障害物8A、8B、8Cに働く重力、それら
の上下の圧力差、浮力を釣り合わせ、支持芯7及び障害
物8A、8B、8Cを、ロタメータの如く、浮いた状態
で一定位置に止めることができることになり、支持芯7
を支持する支持機構をすべて省くことができ。このた
め、支持芯7の支えを省略できることにより、組み付
け、取り外しが容易であると共に、メンテナンスを極め
て容易にすることができる。この場合、各障害物8A、
8B、8Cの下側に斜めの切り欠きを形成して、粉流体
の流れによって障害物8A、8B、8C及び支持芯7を
回転させることで支持芯7を筒本体2の軸心と同軸を保
つようにすることが好ましい。
【0024】以上実施形態について説明したが、本発明
にあっては、これに限定されることなく、以下の態様を
包含する。・支持芯7に、柔軟性のあるもの、種々の太
さのもの、更には、粉流体の流れに乗ることを利用し
て、チェーン状のもの、ロープ状のもの等を用いてもよ
い。この場合、チェーン状のもの、ロープ状のものにつ
いては、筒本体2の上流端部側に支持する必要がある。 ・障害物8A、8B、8Cの表面の流体抵抗を部分的に
変化させるために、障害物8A、8B、8Cに部分的に
表面処理を行ってもよい。 ・支持芯7を筒本体2の下流端部に片持ち支持させても
よい。 ・支持芯7の両端を筒本体2で支持するようにしてもよ
い。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、本粉流体混合
装置を比較的小さなパーツとして扱うことができること
から、その組み付け、製作を容易にでき、また、本粉流
体混合装置を配管から取り外すことによって、修理、清
掃等のメンテナンスを容易に行うことができる。勿論、
配管に本粉流体混合装置を接続すれば、その内部の乱流
発生機構により、粉流体の流れに乱流を作ることがで
き、これにより粉流体を混合・撹拌することができる。
【0026】請求項2の発明によれば、乱流発生機構を
筒本体に着脱可能に支持する構成であることから、メン
テナンスにおいては、筒本体から乱流発生機構を取り出
して作業を行うことができ、メンテナンスの一層の容易
化を図ることができる。
【0027】請求項3の発明によれば、障害物からの粉
流体の剥離現象によって、この障害物の下流に後流(w
ake)を生じさせて乱流を発生させることができる。
また、支持芯を筒本体に挿入して、その支持芯の少なく
とも一方側を該筒本体に着脱可能に支持さえすれば、支
持芯及び障害物は筒本体内に組み付けられることから、
本粉流体混合装置の製作、メンテナンスを、一層容易に
することができる。
【0028】請求項4の発明によれば、筒本体に対する
嵌合体の組み付けを、単に嵌合させることで行うことが
でき、また、内面の凹凸により乱流を発生させることが
できるので、この場合においても、本粉流体混合装置の
組み付け、メンテナンスを、一層容易にすることができ
る。
【0029】請求項5の発明によれば、障害物が支持芯
を中心として対称形とされていることから、筒本体の一
端側に支持芯の一方側だけが支持されるとしても、障害
物が筒本体の径方向外方のどこかに傾けば、その部分に
おいては、筒本体の軸心方向における投影面積が増大し
て、粉流体の流れを受ける衝突面積が大きくなる。この
ため、障害物は、粉流体の作用力により、支持軸は自動
的に筒本体の軸心とほぼ一致するように位置補正を受け
ることになり、障害物は、常時、筒本体の径方向中央に
位置することになる。しかも、筒本体の径方向中央から
外方に向けて障害物の占める領域が拡大していることか
ら、これに伴って、その障害物の下流側において、効果
的に後流領域が大きくなり、粉流体中の粉体に打ち勝つ
強力な渦を形成することができる。このため、粉流体の
混合・撹拌作用を高めることができる。
【0030】請求項6の発明によれば、障害物の凹所内
に後流が形成されて、より強力な渦が作られるため、前
述の請求項5の発明に比べて、一層、粉流体の混合・撹
拌作用を高めることができる。
【0031】請求項7の発明によれば、各障害物に前述
の請求項5、6の作用効果が働くことになり、該請求項
5、6の作用効果を一層高めることができることにな
る。請求項8の発明によれば、嵌合体が拡縮可能となる
ことから、そのばね性を利用して、嵌合体を筒本体内に
保持させることができ、したがって、粉流体混合装置の
組み付け、メンテナンスを、容易にすることができる。
【0032】請求項9の発明によれば、使用時に上下に
向けて用いられる筒本体は、一定量の粉流体に対して、
支持芯及び障害物に働く重力、それらの上下の圧力差、
浮力が釣り合い、このため支持芯及び障害物を浮いた状
態で所定の位置に留めておくことができる。このため、
支持芯を支持する支持機構を省略することができると共
に、支持芯の支持が不要であることに基づいて、組み付
け、取り外しを容易にでき、またメンテナンスを極めて
容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る粉流体混合装置を示す説明
図である。
【図2】図1のII−II線に沿った断面図である。
【図3】障害物の変形例を筒本体の上流端部側から見た
図である。
【図4】障害物の変形例を筒本体の上流端部側から見た
図である。
【図5】第1実施形態に係る粉流体混合装置の変形例を
示す説明図である。
【図6】第2実施形態に係る粉流体混合装置を示す説明
図である。
【図7】第2実施形態に係る粉流体混合装置に用いる障
害物の変形例を示す説明図である。
【図8】第2実施形態に係る粉流体混合装置に用いる障
害物の変形例を示す説明図である。
【図9】第2実施形態に係る粉流体混合装置に用いる障
害物の変形例を示す説明図である。
【図10】第2実施形態に係る粉流体混合装置に用いる
障害物の変形例を示す説明図である。
【図11】第2実施形態に係る粉流体混合装置に用いる
障害物の変形例を示す説明図である。
【図12】第3実施形態に係る粉流体混合装置に用いる
乱流発生機構を示す説明図である。
【図13】図13の拡大横断面図である。
【図14】第4実施形態に係る粉流体混合装置に用いる
乱流発生機構を示す説明図である。
【図15】図15の拡大横断面図である。
【図16】第5実施形態に係る粉流体混合装置を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 粉流体混合装置 2 筒本体 3 乱流発生機構 7 支持芯 8A 障害物 12 凹所 17 嵌合体 18 突起物 19 嵌合体 20 細長い突条

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管に接続される筒本体と、該筒本体内
    に配置され、該筒本体内の粉流体の流れを乱流にさせる
    乱流発生機構とを有することを特徴とする粉流体混合装
    置。
  2. 【請求項2】 前記乱流発生機構が前記筒本体に着脱可
    能に支持されていることを特徴とする請求項1に記載の
    粉流体混合装置。
  3. 【請求項3】 前記乱流発生機構が、一方側が少なくと
    も前記筒本体の一端側に着脱可能に支持され且つ他方側
    が該筒本体の他端側に向けて延びる支持芯と、該支持芯
    に設けられた障害物とからなることを特徴とする請求項
    2に記載の粉流体混合装置。
  4. 【請求項4】 前記乱流発生機構が、前記筒本体内に着
    脱可能に嵌合される筒状の嵌合体と、該嵌合体の内面に
    形成された凹凸とからなることを特徴とする請求項2に
    記載の粉流体混合装置。
  5. 【請求項5】 前記障害物が、前記支持芯を中心として
    対称な形状を有することを特徴とする請求項3に記載の
    粉流体混合装置。
  6. 【請求項6】 前記障害物が、その下流端面に凹所を有
    することを特徴とする請求項5に記載の粉流体混合装
    置。
  7. 【請求項7】 前記障害物が、前記筒本体の上流端側か
    ら下流端側に向かって、複数配設されている事を特徴と
    する請求項5又は請求項6の粉流体混合装置。
  8. 【請求項8】 前記嵌合体が、その軸心方向に延びる相
    対向する一対の切欠端縁を有する形状であることを特徴
    とする請求項4に粉流体混合装置。
  9. 【請求項9】 前記筒本体が、その上流端を下にし、下
    流端を上にして、上下方向に向けて配置され、前記乱流
    発生機構が、前記筒本体内に配設され且つ該筒本体の軸
    心方向に延びる支持芯と、該支持芯に取付けられ、該支
    持芯を中心として対称形であると共に前記筒体本体の上
    流端側から下流端側に向かうに従って径方向外方に拡が
    る障害物とからなることを特徴とする請求項1に記載の
    粉流体混合装置。
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