JPH09149940A - 体内挿入用医療器具のセンサ - Google Patents

体内挿入用医療器具のセンサ

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JPH09149940A
JPH09149940A JP7314326A JP31432695A JPH09149940A JP H09149940 A JPH09149940 A JP H09149940A JP 7314326 A JP7314326 A JP 7314326A JP 31432695 A JP31432695 A JP 31432695A JP H09149940 A JPH09149940 A JP H09149940A
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shaft
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sensor
tube
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JP7314326A
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Inventor
Tomoyoshi Matsuba
知佳 松葉
Hitoshi Iwata
仁 岩田
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】先端に加わる荷重を検知することができる体内
挿入用医療器具のセンサを提供することを目的とする。 【解決手段】力センサ13のシャフト14は四角柱状に
形成され、その先端にはキャップ18が取着されてい
る。キャップ18は、チューブ12の先端に加わる荷重
をシャフト14の先端部14bに伝達する。シャフト1
4の基端部14aには、リング19,20が設けられ、
そのリング19,20によってシャフト14がチューブ
12の軸線C1上に保持されている。シャフト14に
は、所定の位置に括れ部14cが形成され、その括れ部
14cを跨ぐ梁として歪みゲージ15,16が取着され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は体内挿入用医療器具
のセンサに係り、詳しくはカテーテル等の体内挿入用医
療器具の先端に備えられ、その先端に加わる荷重を検出
する力センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カテーテル等の体内挿入用医療器
具においては、人体外部からの操作によって体内にある
各種の管、例えば血管等の中に挿入されたチューブの先
端を体内の所望の部位まで誘導する。そして、その部位
において計測行為(例えば血圧の測定等)や治療行為
(例えば血管の拡張等)を行うことができるようになっ
ている。
【0003】ところで、体内にある管は必ずしも直線的
ではなく、部分的に屈曲していたり分岐している場合が
多い。しかも、管の径は必ずしも一定ではなく、管自体
が細くなっていたり、内部にある障害物(例えば血栓)
によって管が細くなっていることがある。そのため、手
元の操作によって先端を屈曲させ、管が屈曲した部分に
沿って曲げたり、分岐した管内に先端を誘導させること
ができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
カテーテルでは、管が屈曲した部分や管が分岐した部分
においてその先端に荷重が加わっていることを手応えに
より検知できるものの、その荷重がいずれの方向から加
わっているかを検知することができなかった。そのた
め、オペレータはカテーテル先端を屈曲させるための操
作を自分の勘のみに頼らざるを得なかったので、先端を
所望の部位まで誘導するのには熟練を要していた。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、先端に加わる荷重を検
知することができる体内挿入用医療器具のセンサを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、体内挿入用医療器具の先
端に設けられ、その先端に加わる荷重を検出するための
センサであって、前記医療器具のチューブ中心軸線に沿
って配置され、前記先端に加わる荷重によって中心軸線
に対して撓む可とう部材と、前記可とう部材の側面に中
心軸線に対して直交する軸方向にそれぞれ配置され、前
記可とう部材の撓みを感知し、その感知結果を出力する
感知手段とを備えたことを要旨とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の体内挿入用医療器具のセンサにおいて、前記可とう部
材には括れ部が形成され、前記感知手段は前記可とう部
材の括れ部を跨ぐによう前記可とう部材の基端部と先端
部とに取着されたことを要旨とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の体内挿入用医療器具のセンサにおいて、前記可
とう部材及び感知手段は、可とう性を有するカバーに被
覆されたことを要旨とする。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
うちのいずれか1項に記載の体内挿入用医療器具のセン
サにおいて、前記可とう部材の基端部にはリングが挿着
され、そのリングによって前記可とう部材がチューブの
中心軸線上に配置されたことを要旨とする。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
うちのいずれか1項に記載の体内挿入用医療器具のセン
サにおいて、前記感知手段はフレキシブル基板に取着さ
れ、当該基板を折り曲げて前記可とう部材側面に取着さ
れたことを要旨とする。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
うちのいずれか1項に記載の体内挿入用医療器具のセン
サにおいて、前記可とう部材は、中心軸線に沿って配置
されたシャフトと、前記シャフトの先端に取着され、先
端に加わる荷重を前記シャフトに伝達するキャップとか
ら構成されたことを要旨とする。
【0012】従って、請求項1に記載の発明によれば、
医療器具のチューブ中心軸線に沿って可とう部材が配置
され、その可とう部材は先端に加わる荷重によって中心
軸線に対して撓む。可とう部材の側面には中心軸線に対
して直交する軸方向にそれぞれ感知手段が配置され、そ
の感知手段によって可とう部材の撓みが感知されて先端
に加わる荷重が検出される。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、可とう部
材には括れ部が形成され、感知手段は可とう部材の括れ
部を跨ぐによう可とう部材の基端部と先端部とに取着さ
れ、先端に加わる荷重により撓む可とう部材の撓みが感
知され先端に加わる荷重が検出される。
【0014】請求項3に記載の発明によれば、可とう部
材及び感知手段は、可とう性を有するカバーに被覆され
る。請求項4に記載の発明によれば、可とう部材の基端
部にはリングが挿着され、そのリングによって可とう部
材がチューブの中心軸線上に配置される。
【0015】請求項5に記載の発明によれば、感知手段
はフレキシブル基板に取着され、その基板が折り曲げら
れて可とう部材側面に取着される。請求項6に記載の発
明によれば、可とう部材は、中心軸線に沿って配置され
たシャフトと、シャフトの先端にはキャップが取着さ
れ、先端に加わる荷重がキャップを介してシャフトに伝
達されシャフトが撓む。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を血管用カテーテル
11に具体化した一実施の形態を図1〜図3に従って説
明する。
【0017】この血管用カテーテル11は、血管内に挿
入されるシリコンゴムよりなるカテーテルチューブ12
と、それを体外にて操作するために当該チューブ12の
基端部にもう得られた操作手段とによって成り立ってい
る。操作手段は、例えばチューブ12内に配設された複
数本のワイヤと、それらを操作するワイヤ操作部とによ
って構成されている。そして、そのワイヤ操作部を操作
することによってワイヤを介してチューブ12先端を屈
曲させ、分岐した血管内にチューブ12を誘導すること
ができるようになっている。
【0018】また、チューブ12の基端部には、チュー
ブ12の先端付近に設けられた拡張用バルーンにエアを
供給するためのエアコンプレッサ等が設けられている。
コンプレッサには送気管が接続され、この送気管はチュ
ーブ12内に挿通されている。そして、バルーンにエア
を供給することによって、狭窄した血管を内面側から拡
張させることができるようになっている。
【0019】図1に示すように、チューブ12の先端に
は、力センサ13が設けられている。力センサ13は、
チューブ12の先端に加わる荷重の大きさ及び方向を検
知し、その検知した荷重に対応した検出信号を出力する
ようになっている。荷重は血管が屈曲した部分や分岐し
た部分により加わる荷重であって、その部分の屈曲した
方向や分岐した方向に対応した方向からチューブ12の
先端に加わる。従って、カテーテル11の操作者は、こ
の検出信号によって分岐した血管や血栓等の方向を検知
することができるので、自分の勘に頼ることなくカテー
テル11先端を所望の位置まで誘導することができる。
【0020】力センサ13は、シャフト14、歪みゲー
ジ15,16、基板17、キャップ18、及び、リング
19,20により構成されている。シャフト14は四角
柱状に形成されている。シャフト14の先端にはキャッ
プ18が取着されている。シャフト14の基端部14a
には、リング19,20が設けられ、そのリング19,
20は、チューブ12内の所定位置に固定されて力セン
サ13がカテーテル11先端に配置されている。
【0021】図3に示すように、キャップ18は、チュ
ーブ12の先端内面形状と一致する略半球状に形成さ
れ、シャフト14に対応する凹部18aが形成され、そ
の凹部18aにシャフト14の先端が挿入され固定され
ている。そして、チューブ12の先端に加わる荷重は、
キャップ18を介してシャフト14の先端部14bに伝
達される。
【0022】リング19,20は、それぞれチューブ1
2の内径に一致する外形を有する円板状に形成され、チ
ューブ12内の所定位置に固定されている。また、リン
グ19,20の中心にはシャフト14に対応した四角形
の連通孔19a,20aがそれぞれ形成されている。シ
ャフト14は、リング19,20の連通孔19a,20
aに挿通され、リング19,20によってシャフト14
がチューブ12の軸線C1上に保持されている。
【0023】シャフト14には、その先端(図1におい
て上端)から所定の位置に括れ部14cが形成されてい
る。括れ部14cは、断面円形状に形成され、その括れ
部14cによってシャフト14の先端部14bが基端部
14aに対して任意の方向に曲がりやすくなっている。
また、シャフト14の基端部14aは、チューブ12内
に固定されたリング19,20に挿通されている。従っ
て、チューブ12の先端に荷重が加わると、その荷重に
応じてシャフト14が撓む。
【0024】シャフト14には、基板17が取着されて
いる。基板17は、フレキシブル基板であって、その表
面には配線パターン17aが形成されている。基板17
は2つに折り曲げられ、シャフト14基端部14aの隣
合う2つの側面14d,14eに渡って取着されてい
る。基板17には歪みゲージ15,16が取着され、基
板17に形成された配線パターン17aとワイヤWによ
って電気的に接続されている。
【0025】歪みゲージ15,16はバルク型であっ
て、シャフト14の側面14d,14eにそれぞれ配置
固定されている。また、歪みゲージ15,16は、シャ
フト14の括れ部14cを跨ぐ梁となるように固着され
ている。即ち、歪みゲージ15,16の基端部15a,
16aはシャフト14の基端部14aに固着され、先端
部15b,16bはシャフト14の先端部16bに固着
されている。そして、チューブ12の先端に加わる荷重
によってシャフト14が撓むと、歪みゲージ15,16
にはシャフト14の撓みによる応力が加わる。歪みゲー
ジ15,16は、その加わる応力を電気信号に変換し出
力する。即ち、歪みゲージ15,16は、チューブ12
の先端に加わる荷重を検知し、その検知した応力に応じ
た電気信号を検出信号として出力するようになってい
る。
【0026】尚、本実施の形態では、図1において、歪
みゲージ15が取着された側面14dに垂直な方向をx
軸方向、歪みゲージ16が取着された側面14eに垂直
な方向をy軸方向とする。そして、チューブ12の先端
に対して荷重が加わると、その荷重はキャップ18を介
してシャフト14に伝達され、シャフト14は括れ部1
4cから撓む。
【0027】このとき、側面14dに取着された歪みゲ
ージ15は、加わった荷重の成分のうちx軸方向の成分
に応じた応力を受け、その応力に応じた電気信号を検出
信号として出力する。また、側面14eに取着された歪
みゲージ16は、加わった荷重のうちy軸方向の成分に
応じた応力を受け、その応力に応じた電気信号を検出信
号として出力する。
【0028】即ち、血管の分岐した部分などによってチ
ューブ12の先端に加わる荷重は、歪みゲージ15,1
6が取着された側面14d,14eにそれぞれ垂直な成
分に分解され、それぞれの成分が歪みゲージ15,16
によって検出される。その結果、任意の方向から加わる
荷重の方向を検出することができる。そして、操作者
は、検出した荷重に応じた方向、詳しくは荷重が減少す
るような方向にワイヤを操作してチューブ12先端を向
ければよく、容易にカテーテル11先端を任意の部位に
誘導することができる。
【0029】図3に示すように、リング19には、連通
孔19aの内側面に歪みゲージ15,16に対応する凹
部19b,19cが形成されている。また、リング20
には、連通孔20aの内側面に基板17に対応する凹部
20bが形成されている。そして、リング19,20
は、ワイヤWの前後に配設され、そのリング19,20
によってワイヤWが保護されている。
【0030】上記のように構成された力センサ13は、
図1に示すように、カバー21に被覆されている。カバ
ー21は、可倒性を有する材質であって、例えばチュー
ブ12と同一の材質であるシリコンゴムにより形成され
ている。尚、本実施の形態では、カバー21はチューブ
12の先端をドーム状に閉塞して形成され、そのカバー
21内に力センサ13が挿入固定されている。
【0031】血管内に挿入されるカテーテルの表面に凹
凸がある場合、その凹凸の部分に血栓が生じる場合があ
る。しかし、本実施の形態では、力センサ13はカバー
21によって被覆されており、血管内には露出していな
いので、カテーテル11の表面に凹凸がなく、血栓が生
じるような箇所は存在しない。
【0032】また、上記のように構成された力センサ1
3において、図2に示すように、歪みゲージ15,16
は、基板17が平面上に置かれた状態でその基板17に
取着される。そして、基板17は、歪みゲージ15,1
6が取着された状態で2つに折り曲げられ、シャフト1
4に取着される。
【0033】各歪みゲージ15,16を直接シャフト1
4の側面14d,14eに取着する場合、歪みゲージ1
5,16を互いに平行に取着固定することは難しく、ま
た、各歪みゲージ15,16を軸線C1方向に沿って同
じ位置に取着することは難しい。歪みゲージ15,16
が互いに平行でないと、同じ大きさの荷重がx方向、y
方向にそれぞれ加わった場合、各歪みゲージ15,16
はそれぞれ受ける応力が異なるので、検出信号の大きさ
が異なる。また、両歪みゲージ15,16が軸線C1方
向に沿って同じ位置に取着されていない場合、同様に各
歪みゲージ15,16は受ける応力が異なるので、それ
ぞれ出力される検出信号の大きさが異なる。同じ大きさ
の荷重による検出信号の大きさが異なると、それぞれに
対して補正を加える必要があり、回路構成等が面倒であ
る。
【0034】しかしながら、本実施の形態の方法に力セ
ンサ13では、平面上に置かれた基板17に歪みゲージ
15,16を取着するので、各歪みゲージ15,16を
互いに平行にかつ先端が同じ位置に取着固定することは
容易である。そして、両歪みゲージ15,16を基板1
7に取着した状態で、その基板17と両歪みゲージ1
5,16とをシャフト14に取着固定するので、両歪み
ゲージ15,16は互いに平行となり、それらの位置は
シャフト14の先端から同じ位置となる。その結果、各
軸方向に同じ大きさの荷重が加わった場合、両歪みゲー
ジ15,16から出力される検出信号の大きさが同じに
なるので、補正の必要がなく簡単な構成でチューブ12
の先端に加わる荷重を検出することができる。
【0035】上記したように、本実施の形態によれば、
以下の効果を奏する。 (1)血管用のカテーテル11のカテーテルチューブ1
2先端に力センサ13を設けたので、血管の分岐した部
分や屈曲した部分による荷重の方向及び大きさを検出す
ることができる。そして、その荷重が減少する方向にカ
テーテル11先端を向ければよいので、その先端を容易
に所望の部位まで誘導することができる。
【0036】(2)歪みゲージ15,16は、平面状態
にある基板17に取着された後、シャフト14の側面1
4d,14eにそれぞれ固着されるので、両歪みゲージ
15,16は互いに平行に取着されると共に、シャフト
14の先端からの位置は同じとなる。その結果、歪みゲ
ージ15,16をシャフト14の側面14d,14eに
直接取着する場合に比べて、同じ大きさの荷重が加わっ
た時に歪みゲージ15,16から出力される検出信号の
大きさが同じとなるので、補正が必要なく、簡単な構成
で荷重を検出することができる。
【0037】(3)力センサ13をチューブ12と同じ
材質のカバー21によって被覆し、カテーテル11の表
面に凹凸がなく、血栓が生じるような箇所は存在しない
ので、血管内に挿入するカテーテル11として好適であ
る。
【0038】尚、本発明は以下のように変更してもよ
く、その場合にも同様の作用及び効果が得られる。 (1)上記実施の形態では、キャップ18を略半球のド
ーム状に形成したが、任意の形状にしてもよく、例えば
多面体を略半分にカットした形状や、円柱状に形成して
もよい。また、キャップ18をリング状に形成し、シャ
フト14の先端に取着するようにしてもよい。
【0039】(2)上記実施の形態では、シャフト14
の先端にキャップ18を取着したが、シャフト14の先
端を拡径してドーム状に形成し、キャップ18を省略す
る構成としてもよい。
【0040】(3)上記実施の形態では、カバー21に
シリコンゴムを用いたが、外力により容易に変形する程
度の弾性を有するものであれば何でもよく、例えばポリ
イミド、ポリウレタン等を用いて実施してもよい。
【0041】(4)上記実施の形態では、歪みゲージ1
5,16と基板17とをワイヤWにより接続したが、バ
ンプ等の方法により歪みゲージ15,16と基板17と
を接続するようにしてもよい。
【0042】(5)上記実施の形態では、短冊状のバル
クの拡散歪みゲージ15,16を用いてカテーテル11
の先端に加わる荷重の大きさ及び方向を検知するように
したが、単結晶シリコンよりなるシリコン基板の上面に
拡散歪みゲージを形成し、そのシリコン基板を短冊状に
形成したものをシャフト14に取着してカテーテル11
に加わる荷重を検知するようにしてもよい。又は、シリ
コン基板の上面に薄膜による歪みゲージを取着し、カテ
ーテル11に加わる荷重を検知するようにしてもよい。
【0043】(6)上記実施の形態では、シャフト14
を四角柱状に形成したが、歪みゲージ15,16を容易
に取着可能な面を有する形状であればどのようなもので
ものよく、例えば八角柱状等の任意の柱状に形成しても
よい。
【0044】(7)上記実施の形態では、体内挿入用医
療器具として血管に挿入されるカテーテル11に具体化
したが、その他の医療器具、例えば大腸、小腸、十二指
腸、その他の消化管、尿道、輸卵管、リンパ管、胆管、
膣、耳道、鼻孔、食道、気管支等に挿入される医療器具
に具体化して実施してもよい。また、本発明の力センサ
13は、カテーテル11等の外部操作式の医療器具のみ
ならず、マイクロマシン技術を応用した自走式の医療器
具の先端に設けてもよい。勿論、医療器具は人間用に限
定されず動物用であってもよい。
【0045】以上、この発明の各実施の形態について説
明したが、各実施の形態から把握できる請求項以外の技
術思想について、以下にそれらの効果とともに記載す
る。 (イ)前記感知手段は、歪みゲージ15,16である請
求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の体内挿入用医
療器具のセンサ。この構成により、シャフト14の撓み
により、先端に加わる荷重を容易に検出可能となる。
【0046】(ロ)前記カバー21は、チューブ12を
延長するとともに、先端を閉塞して形成した請求項3〜
6のうちのいずれか1項に記載の体内挿入用医療器具の
センサ。この構成によれば、カバーを容易に作成するこ
とが可能になると共に、力センサを容易に被覆すること
が可能となる。
【0047】(ハ)前記リング19には、感知手段1
5,16と基板17とに対応する凹部19b,19cが
形成され、その凹部19b,19cによって感知手段1
5,16が位置決めされた請求項4〜6のうちのいずれ
か1項に記載の体内挿入用医療器具のセンサ。この構成
によれば、感知手段15,15の周方向の位置決めが容
易となる。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、先
端に加わる荷重を検知することが可能な体内挿入用医療
器具のセンサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態のカテーテルの先端を示す概略
側面図。
【図2】 基板及びセンサを示す概略斜視図。
【図3】 力センサの分解斜視図。
【符号の説明】
11…体内挿入用医療器具としての血管用カテーテル、
12…カテーテルチューブ、14…可とう部材としての
シャフト、15,16…感知手段としての歪みゲージ、
18…可とう部材としてのキャップ、19,20…リン
グ、21…カバー、C1…中心軸線。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体内挿入用医療器具(11)の先端に設
    けられ、その先端に加わる荷重を検出するためのセンサ
    であって、 前記医療器具(11)のチューブ(12)中心軸線(C
    1)に沿って配置され、前記先端に加わる荷重によって
    中心軸線(C1)に対して撓む可とう部材(14,1
    8)と、 前記可とう部材(14)の側面(14d,14e)に中
    心軸線(C1)に対して直交する軸(x,y)方向にそ
    れぞれ配置され、前記可とう部材(14,18)の撓み
    を感知し、その感知結果を出力する感知手段(15,1
    6)とを備えた体内挿入用医療器具のセンサ。
  2. 【請求項2】 前記可とう部材(14)には括れ部(1
    4c)が形成され、前記感知手段(15,16)は前記
    括れ部(14c)を跨ぐによう前記可とう部材(14)
    の基端部(14a)と先端部(14b)とに取着された
    請求項1に記載の体内挿入用医療器具のセンサ。
  3. 【請求項3】 前記可とう部材(14,18)及び感知
    手段(15,16)は、可とう性を有するカバー(2
    1)に被覆された請求項1又は2に記載の体内挿入用医
    療器具のセンサ。
  4. 【請求項4】 前記可とう部材(14,18)の基端部
    (14a)にはリング(19,20)が挿着され、その
    リング(19,20)によって前記可とう部材(14)
    がチューブ(12)の中心軸線(C1)上に配置された
    請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の体内挿入用
    医療器具のセンサ。
  5. 【請求項5】 前記感知手段(15,16)はフレキシ
    ブル基板(17)に取着され、当該基板(17)を折り
    曲げて前記可とう部材(14,18)側面(14d,1
    4e)に取着された請求項1〜4のうちのいずれか1項
    に記載の体内挿入用医療器具のセンサ。
  6. 【請求項6】 前記可とう部材は、 中心軸線(C1)に沿って配置されたシャフト(14)
    と、 前記シャフト(14)の先端に取着され、先端に加わる
    荷重を前記シャフト(14)に伝達するキャップ(1
    8)とから構成された請求項1〜5のうちのいずれか1
    項に記載の体内挿入用医療器具のセンサ。
JP7314326A 1995-12-01 1995-12-01 体内挿入用医療器具のセンサ Pending JPH09149940A (ja)

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JP7314326A JPH09149940A (ja) 1995-12-01 1995-12-01 体内挿入用医療器具のセンサ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015194597A1 (ja) * 2014-06-17 2015-12-23 日本電産コパル電子株式会社 感圧センサと感圧カテーテル
US10350423B2 (en) 2016-02-04 2019-07-16 Cardiac Pacemakers, Inc. Delivery system with force sensor for leadless cardiac device

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