JPH09149939A - 体内挿入用医療器具のセンサ - Google Patents

体内挿入用医療器具のセンサ

Info

Publication number
JPH09149939A
JPH09149939A JP7314325A JP31432595A JPH09149939A JP H09149939 A JPH09149939 A JP H09149939A JP 7314325 A JP7314325 A JP 7314325A JP 31432595 A JP31432595 A JP 31432595A JP H09149939 A JPH09149939 A JP H09149939A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cantilever
tip
tube
strain gauges
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7314325A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyoshi Matsuba
知佳 松葉
Hitoshi Iwata
仁 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP7314325A priority Critical patent/JPH09149939A/ja
Publication of JPH09149939A publication Critical patent/JPH09149939A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Micromachines (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】先端に加わる荷重の方向を検知することができ
るセンサ機能を備えた体内挿入用医療器具を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】力センサ13のベース14には、y軸方向
に沿って配置された片持梁15と、x軸方向に沿って配
置された片持梁16とが固定されている。片持梁15,
16はその先端15c,16cがキャップ17に形成さ
れた溝17a,17bに挿入されている。キャップ17
は、溝17bに挿入された片持梁16に沿ってx軸方向
に移動し片持梁15を撓ませ、溝17aに挿入された片
持梁15に沿ってy軸方向に移動し片持梁16を撓ませ
る。片持梁15には拡散歪みゲージR1〜R4が形成さ
れ片持梁15の撓みに応じた検出信号Vxを出力し、、
片持梁16には拡散歪みゲージR5〜R8が形成され片
持梁16の撓みに応じた検出信号Vyを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は体内挿入用医療器具
のセンサに係り、詳しくはカテーテル等の体内挿入用医
療器具の先端に備えられ、その先端に加わる荷重を検出
する力センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カテーテル等の体内挿入用医療器
具においては、人体外部からの操作によって体内にある
各種の管、例えば血管等の中に挿入されたチューブの先
端を体内の所望の部位まで誘導する。そして、その部位
において計測行為(例えば血圧の測定等)や治療行為
(例えば血管の拡張等)を行うことができるようになっ
ている。
【0003】ところで、体内にある管は必ずしも直線的
ではなく、部分的に屈曲していたり分岐している場合が
多い。しかも、管の径は必ずしも一定ではなく、管自体
が細くなっていたり、内部にある障害物(例えば血栓)
によって管が細くなっていることがある。そのため、手
元の操作によって先端を屈曲させ、管が屈曲した部分に
沿って曲げたり、分岐した管内に先端を誘導させること
ができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
カテーテルでは、管が屈曲した部分や管が分岐した部分
においてその先端に荷重が加わっていることを手応えに
より検知できるものの、その荷重がいずれの方向から加
わっているかを検知することができなかった。そのた
め、オペレータはカテーテル先端を屈曲させるための操
作を自分の勘のみに頼らざるを得なかったので、先端を
所望の部位まで誘導するのには熟練を要していた。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、先端に加わる荷重を検
知することができる体内挿入用医療器具のセンサを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、チューブ先端に加わる荷
重を検出するための体内挿入用医療器具のセンサであっ
て、チューブ内に配置されたベースと、前記ベースの先
端に取着された片持梁と、前記片持梁の先端に配置さ
れ、先端に加わる荷重によって移動し、前記片持梁を撓
ませる伝達部材とを備えたことを要旨とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の体内挿入用医療器具のセンサにおいて、前記片持梁
は、チューブの中心軸線上において直交する方向に沿っ
て配置されたことを要旨とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の体内挿入用医療器具のセンサにおいて、前記伝
達部材には、中心軸線上において直交する溝が形成さ
れ、当該溝には前記片持梁先端が挿入され、伝達部材
は、先端に加わる荷重の方向に沿って配置された片持梁
に沿って移動し、その移動方向と直交する方向に沿って
配置された片持梁を撓ませるようにしたことを要旨とす
る。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
うちのいずれか1項に記載の体内挿入用医療器具のセン
サにおいて、前記片持梁及び伝達部材は、可とう性を有
するカバーに被覆されたことを要旨とする。
【0010】従って、請求項1に記載の発明によれば、
チューブ先端に加わる荷重を検出するための体内挿入用
医療器具ののセンサであって、チューブ内に配置された
ベース先端には片持梁が取着され、その片持梁は、先端
に配置され荷重によって移動する伝達部材によって撓
み、その撓みによって荷重が検出される。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、片持梁は
チューブの中心軸線上において直交する方向に沿って配
置され、先端に加わる荷重が検出される。請求項3に記
載の発明によれば、伝達部材には、中心軸線上において
直交する溝が形成され、その溝には片持梁先端が挿入さ
れ、伝達部材は、先端に加わる荷重の方向に沿って配置
された片持梁に沿って移動し、その移動方向と直交する
方向に沿って配置された片持梁が撓ませられ、荷重が検
出される。
【0012】請求項4に記載の発明によれば、片持梁及
び伝達部材は、可とう性を有するカバーに被覆される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を血管用カテーテル
11に具体化した一実施の形態を図1〜図3に従って説
明する。
【0014】この血管用カテーテル11は、血管内に挿
入されるシリコンゴムよりなるカテーテルチューブ12
と、それを体外にて操作するために当該チューブ12の
基端部に設けられた操作手段とによって成り立ってい
る。操作手段は、例えばチューブ12内に配設された複
数本のワイヤと、それらを操作するワイヤ操作部とによ
って構成されている。そして、そのワイヤ操作部を操作
することによってワイヤを介してチューブ12先端を屈
曲させ、分岐した血管内にチューブ12を誘導すること
ができるようになっている。
【0015】また、チューブ12の基端部には、チュー
ブ12の先端付近に設けられた拡張用バルーンにエアを
供給するためのエアコンプレッサ等が設けられている。
コンプレッサには送気管が接続され、この送気管はチュ
ーブ12内に挿通されている。そして、バルーンにエア
を供給することによって、狭窄した血管を内面側から拡
張させることができるようになっている。
【0016】図1に示すように、チューブ12の先端に
は、力センサ13が設けられている。力センサ13は、
チューブ12の先端に加わる荷重の大きさ及び方向を検
知し、その検知した荷重に対応した検出信号を出力する
ようになっている。荷重は血管が屈曲した部分や分岐し
た部分により加わる荷重であって、その部分の屈曲した
方向や分岐した方向に対応した方向からチューブ12の
先端に加わる。従って、カテーテル11の操作者は、こ
の検出信号によって分岐した血管や血栓等の方向を検知
することができるので、自分の勘に頼ることなくカテー
テル11先端を所望の位置まで誘導することができる。
【0017】図2に示すように、力センサ13は、ベー
ス14、片持梁15,16、キャップ17により構成さ
れている。ベース14は略円柱状に形成され、その外径
はチューブ12の内径と一致している。ベース14は、
チューブ12の先端から所定位置に固定されている。
【0018】片持梁15,16は例えばシリコンよりな
る剛性体であって、それぞれ下方に開口した略コ字状に
形成されている。片持梁15,16は、下端がベース1
4の上面に形成された凹部14a〜14dにそれぞれ挿
入され固定されている。カテーテル11の軸線C1をz
軸方向とした場合、凹部14a,14bはy軸方向に沿
って形成され、凹部14c,14dはx軸方向に沿って
形成されている。従って、その下端が凹部14a,14
bに挿入された片持梁15はy軸に沿って配置され、片
持梁16はx軸に沿って配置されている。
【0019】片持梁15のx軸方向に面した一方の側面
には、拡散歪みゲージR1〜R4が所定位置に形成さ
れ、それら拡散歪みゲージR1〜R4を電気的に接続す
るためのパターン(図示せず)が形成されている。片持
梁15の他方の側面には、拡散歪みゲージR1〜R4に
対応した位置に凹部が形成され、その凹部によって薄肉
部15a,15bが形成されている。
【0020】また、片持梁15の一方の側面には基板1
8が取着されている。基板18は、フレキシブル基板で
あって、その上面に配線パターン18aが形成されてい
る。基板18は、ベース14の切欠部14eの一方の側
面14fに取着されている。基板18の配線パターン1
8aは、片持梁15の一方の側面に形成されたパターン
及びワイヤWを介して拡散歪みゲージR1〜R4と電気
的に接続されている。基板18は、チューブ12内に配
設された図示しないケーブルの一端と接続され、ケーブ
ルの他端には計測器が接続されている。
【0021】片持梁16のy軸方向に面した一方の側面
には、拡散歪みゲージR5〜R8が所定位置に形成さ
れ、それら拡散歪みゲージR5〜R8を電気的に接続す
るためのパターン(図示せず)が形成されている。片持
梁16の他方の側面には、拡散歪みゲージR5〜R8に
対応した位置に凹部が形成され、その凹部によって薄肉
部16a,16bが形成されている。
【0022】また、片持梁16の一方の側面には基板1
9が取着されている。基板19は、フレキシブル基板で
あって、その上面に配線パターン19aが形成されてい
る。基板19は、ベース14の切欠部14eの他方の側
面14gに取着されている。基板19の配線パターン1
9aは、片持梁16の一方の側面に形成されたパターン
及びワイヤWを介して拡散歪みゲージR5〜R8と電気
的に接続されている。基板19は、チューブ12内に配
設された図示しないケーブルの一端と接続され、ケーブ
ルの他端には計測器が接続されている。
【0023】片持梁15,16の先端部15c,16c
には、キャップ17が取着されている。キャップ17
は、円柱状に形成され、その外径がチューブ12の内径
と一致している。キャップ17の先端は半球状に形成さ
れ、その先端をカバー20により被覆されている。カバ
ー20は、チューブ12と同じ材質であるシリコンゴム
よりなり、可とう性を有する。
【0024】尚、本実施の形態では、カバー20は、チ
ューブ12を先端まで延出してキャップ17を被覆する
とともに、当該力センサ13を封止している。そのた
め、カテーテル11はその表面に凹凸がない。血管用カ
テーテルにおいて、その表面に凹凸があるとその凹凸の
部分に血栓を生じる場合がある。しかし、本実施の形態
のカテーテル11では、その表面に凹凸がないので、血
栓が生じるような箇所は存在しない。そのため、血管内
に挿入するカテーテル11として好適である。
【0025】キャップ17の基端部(図2において下端
部)には、溝17a,17bが形成されている。溝17
aはy軸方向に沿って形成され、その溝17aにはy軸
方向に沿って配置された片持梁15が挿入されている。
溝17bはx軸方向に沿って形成され、その溝17bに
はx軸方向に沿って配置された片持梁16が挿入されて
いる。溝17a,17bは、それぞれ片持梁15,16
の上面と当接する深さに形成されている。また、溝17
a,17bは、それぞれに挿入された片持梁15,16
に添ってキャップ17が移動可能な大きさに形成されて
いる。
【0026】キャップ17は、カテーテル11先端に加
わる荷重によって移動し、そのキャップ17の移動量は
加わる荷重の大きさに対応している。このとき、荷重の
加わる方向、例えばx軸方向から荷重が加わった場合、
その荷重によってキャップ17はx軸方向に沿って形成
された溝17bに挿入された片持梁16に沿って移動
し、その片持梁16と直交して配置された片持梁15を
撓ませる。また、y軸方向から荷重が加わった場合、そ
の荷重によってキャップ17はy軸方向に沿って形成さ
れた溝17aに挿入された片持梁15に沿って移動し、
その片持梁15と直交して配置された片持梁16を撓ま
せる。
【0027】即ち、キャップ17は、カテーテル11先
端に加わる荷重の方向に沿って配置された片持梁15,
16に沿って移動し、その荷重の方向と直交する方向に
配置された片持梁15,16を撓ませる。そして、それ
ら片持梁15,16の撓みは、キャップの移動量、即
ち、荷重の大きさに対応している。
【0028】カテーテル11先端にx軸方向からの荷重
が加わった場合、片持梁15は荷重により移動するキャ
ップ17によってその上端が薄肉部15a,15bの部
分から撓む。すると、拡散歪みゲージR1〜R4には薄
肉部15a,15bの撓みに応じた応力がそれぞれ加わ
る。
【0029】拡散歪みゲージR1〜R4は、薄肉部15
a,15bの撓みによる引っ張り又は圧縮応力を受ける
ように形成されている。例えば、片持梁15の先端部1
5cが−x方向に撓んだ場合、拡散歪みゲージR1,R
4は引っ張り応力を受け、拡散歪みゲージR2,R3は
圧縮応力を受ける。逆に片持梁15の先端部15cがx
方向に撓んだ場合、拡散歪みゲージR1,R4は圧縮応
力を受け、拡散歪みゲージR2,R3は引っ張り応力を
受ける。
【0030】拡散歪みゲージR1〜R4は、予め同じ抵
抗値に設定されている。拡散歪みゲージR1〜R4は、
引っ張り応力を受けるとそれぞれの抵抗値が上昇し、圧
縮応力を受けるとそれぞれの抵抗値が低下する。また、
拡散歪みゲージR1〜R4の抵抗値の変化量は、薄肉部
15a,15bの撓み量、即ち、片持梁15に加わる荷
重の大きさに対応している。従って、これら拡散歪みゲ
ージR1〜R4の抵抗値の変化量を検出することによ
り、片持梁15に加わる荷重の大きさと方向を検出する
ことができる。
【0031】同様に、片持梁16のy軸方向に面した一
方の側面には拡散歪みゲージR5〜R8が形成され、他
方の側面に形成された凹部によって薄肉部16a,16
bが形成されている。そして、片持梁16にy軸方向の
荷重が加わると、その片持梁16は薄肉部16a,16
bから撓み、その撓みによる応力によって拡散歪みゲー
ジR5〜R8の抵抗値が変化する。これら拡散歪みゲー
ジR5〜R8の抵抗値の変化量を検出することにより、
片持梁15と同様に、片持梁16に加わる荷重の大きさ
と方向を検出することができる。
【0032】図3(a)に示すように、片持梁15に形
成された拡散歪みゲージR1〜R4はブリッジ接続され
ている。拡散歪みゲージR1,R2間のノードには、電
源電圧Vccが供給され、拡散歪みゲージR3,R4間の
ノードは接地されている。そして、拡散歪みゲージR
1,R4間のノードと、拡散歪みゲージR2,R3間の
ノードとの間から検出電圧Vxを出力するようになって
いる。
【0033】また、図3(b)に示すように、片持梁1
6に形成された拡散歪みゲージR5〜R8はブリッジ接
続されている。拡散歪みゲージR5,R6間のノードに
は電源電圧Vccが供給され、拡散歪みゲージR7,R8
間のノードは接地されている。そして、拡散歪みゲージ
R5,R8間のノードと、拡散歪みゲージR6,R7間
のノードとの間から検出電圧Vyを出力するようになっ
ている。
【0034】上記の力センサ13を内蔵したチューブ1
2の先端にx軸方向の荷重が加わると、キャップ17は
その荷重によってx軸方向に形成された溝17bに挿入
された片持梁16に沿って移動し、片持梁15を撓ませ
る。その片持梁15の撓みによって、拡散歪みゲージR
1〜R4の抵抗値は増加又は減少する。例えば片持梁1
5の撓みに応じて、拡散歪みゲージR1,R3の抵抗値
は増加し、拡散歪みゲージR2,R4の抵抗値は減少す
る。すると、各拡散歪みゲージR1〜R4の抵抗値の変
化に応じた検出信号Vxが出力される。このとき、x軸
方向に沿って配置された片持梁16は、撓まないので、
検出信号Vyは出力されず0(ゼロ)となる。その結
果、x軸の検出信号Vxに対するy軸の検出信号Vyの
比は大きい、即ち他軸感度比は良くなる。
【0035】また、チューブ12の先端にy軸方向の荷
重が加わると、キャップ17はその荷重によってx軸方
向に形成された溝17aに挿入された片持梁15に沿っ
て移動し、片持梁16を撓ませる。その片持梁16の撓
みによって、拡散歪みゲージR5〜R8の抵抗値は増加
又は減少する。例えば片持梁16の撓みに応じて、拡散
歪みゲージR5,R7の抵抗値は増加し、拡散歪みゲー
ジR6,R8の抵抗値は減少する。すると、各拡散歪み
ゲージR5〜R8の抵抗値の変化に応じた検出信号Vy
が出力される。このとき、y軸方向に沿って配置された
片持梁15は、撓まないので、検出信号Vxは出力され
ず0(ゼロ)となる。その結果、y軸の検出信号Vyに
対するx軸の検出信号Vxの比は大きい、即ち他軸感度
比は良くなる。
【0036】上記したように、本実施の形態によれば、
以下の効果を奏する。 (1)血管用のカテーテル11のカテーテルチューブ1
2先端に力センサ13を設けたので、血管の分岐した部
分や屈曲した部分による荷重の方向及び大きさを検出す
ることができる。そして、その荷重が減少する方向にカ
テーテル11先端を向ければよいので、その先端を容易
に所望の部位まで誘導することができる。
【0037】(2)片持梁15,16をそれぞれx軸,
y軸に沿って配置するとともに、キャップ17にx軸,
y軸に沿って溝17a,17bを形成し、それらの溝1
7a,17bにそれぞれ片持梁15,16の先端15
c,16cを挿入する。そして、カテーテル11の先端
に荷重が加わると、キャップ17は荷重が加わる軸方向
に沿って配置された片持梁15,16に沿って移動し、
その片持梁15,16と直交するように配置された片持
梁16,15を撓ませるようにした。その結果、荷重が
加わる軸方向に沿って配置された片持梁15,16は撓
まず、検出信号が出力されないので、x軸y軸それぞれ
において、他軸感度比を良くすることができる。
【0038】(3)力センサ13をチューブ12と同じ
材質のカバー20によって被覆し、カテーテル11の表
面に凹凸がなく、血栓が生じるような箇所は存在しない
ので、血管内に挿入するカテーテル11として好適であ
る。
【0039】尚、本発明は以下のように変更してもよ
く、その場合にも同様の作用及び効果が得られる。 (1)上記実施の形態では、キャップ17を略半球のド
ーム状に形成したが、任意の形状にしてもよく、例えば
多面体を略半分にカットした形状や、円柱状に形成して
もよい。
【0040】(2)上記実施の形態では、カバー20に
シリコンゴムを用いたが、外力により容易に変形する程
度の弾性を有するものであれば何でもよく、例えばポリ
イミド、ポリウレタン等を用いて実施してもよい。
【0041】(3)上記実施の形態では、片持梁15,
16の側面に拡散歪みゲージR1〜R4,R5〜R8を
それぞれ形成してカテーテル11の先端に加わる荷重を
検出するようにしたが、片持梁15,16の側面にバル
クの歪みゲージを取着し荷重を検出するようにしてもよ
い。
【0042】(4)上記実施の形態では、片持梁15,
16と基板18,19とをワイヤWによりそれぞれ接続
したが、バンプ等の方法により片持梁15,16と基板
18,19とをそれぞれ接続するようにしてもよい。
【0043】(5)上記実施の形態では、体内挿入用医
療器具として血管に挿入されるカテーテル11に具体化
したが、その他の医療器具、例えば大腸、小腸、十二指
腸、その他の消化管、尿道、輸卵管、リンパ管、胆管、
膣、耳道、鼻孔、食道、気管支等に挿入される医療器具
に具体化して実施してもよい。また、本発明の力センサ
13は、カテーテル11等の外部操作式の医療器具のみ
ならず、マイクロマシン技術を応用した自走式の医療器
具の先端に設けてもよい。勿論、医療器具は人間用に限
定されず動物用であってもよい。
【0044】以上、この発明の各実施の形態について説
明したが、各実施の形態から把握できる請求項以外の技
術思想について、以下にそれらの効果とともに記載す
る。 (イ)前記カバー20は、チューブ12を延長するとと
もに、先端を閉塞して形成した請求項4に記載の体内挿
入用医療器具のセンサ。この構成によれば、カバーを容
易に作成することが可能になると共に、力センサを容易
に被覆することが可能となる。
【0045】(ロ)前記片持梁は単結晶シリコンよりな
り、それらの側面には拡散歪みゲージが形成された請求
項1〜4のうちいずれか1項に記載の体内挿入用医療器
具のセンサ。この構成によれば、先端に加わる荷重を容
易に検出可能となる。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、先
端に加わる荷重の方向を検知することが可能なセンサ機
能を備えた体内挿入用医療器具を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態のカテーテルの先端を示す概略
斜視図。
【図2】 力センサの分解斜視図。
【図3】 (a) はx軸の歪みゲージの接続を示す回路
図、(b) はy軸の歪みゲージの接続を示す回路図。
【符号の説明】
11…体内挿入用医療器具としての血管用カテーテル、
12…カテーテルチューブ、13…力センサ、14…ベ
ース、15,16…片持梁、15a,15b,16a,
16b…薄肉部、17…伝達部材としてのキャップ、1
7a,17b…溝、20…カバー、R1〜R8…拡散歪
みゲージ、C1…中心軸線。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チューブ(12)先端に加わる荷重を検
    出するための体内挿入用医療器具のセンサであって、 チューブ(12)内に配置されたベース(14)と、 前記ベース(14)の先端に取着された片持梁(15,
    16)と、 前記片持梁(15,16)の先端に配置され、先端に加
    わる荷重によって移動し、前記片持梁(15,16)を
    撓ませる伝達部材(17)とを備えた体内挿入用医療器
    具のセンサ。
  2. 【請求項2】 前記片持梁(15,16)は、チューブ
    の中心軸線(C1)上において直交する方向に沿って配
    置された請求項1に記載の体内挿入用医療器具のセン
    サ。
  3. 【請求項3】 前記伝達部材(17)には、中心軸線
    (C1)上において直交する溝(17a,17b)が形
    成され、当該溝(17a,17b)には前記片持梁(1
    5,16)先端(15c,16c)が挿入され、伝達部
    材(17)は、先端に加わる荷重の方向に沿って配置さ
    れた片持梁(15,16)に沿って移動し、その移動方
    向と直交する方向に沿って配置された片持梁(16,1
    5)を撓ませるようにした請求項1又は2に記載の体内
    挿入用医療器具のセンサ。
  4. 【請求項4】 前記片持梁(15,16)及び伝達部材
    (17)は、可とう性を有するカバー(20)に被覆さ
    れた請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の体内挿
    入用医療器具のセンサ。
JP7314325A 1995-12-01 1995-12-01 体内挿入用医療器具のセンサ Pending JPH09149939A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7314325A JPH09149939A (ja) 1995-12-01 1995-12-01 体内挿入用医療器具のセンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7314325A JPH09149939A (ja) 1995-12-01 1995-12-01 体内挿入用医療器具のセンサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09149939A true JPH09149939A (ja) 1997-06-10

Family

ID=18051984

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7314325A Pending JPH09149939A (ja) 1995-12-01 1995-12-01 体内挿入用医療器具のセンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09149939A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USH1518H (en) * 1993-11-03 1996-02-06 Shell Oil Company Impact modification of polypropylene with styrene/isoprene triblock copolymers
WO2008126656A1 (ja) * 2007-04-10 2008-10-23 National University Corporation Nagoya Institute Of Technology 線状体の駆動装置
JP2009541752A (ja) * 2006-06-29 2009-11-26 ヴェルトシュツキー,ローラント 少なくとも1つの力成分を検出する力センサおよび方法
WO2015194597A1 (ja) * 2014-06-17 2015-12-23 日本電産コパル電子株式会社 感圧センサと感圧カテーテル

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USH1518H (en) * 1993-11-03 1996-02-06 Shell Oil Company Impact modification of polypropylene with styrene/isoprene triblock copolymers
JP2009541752A (ja) * 2006-06-29 2009-11-26 ヴェルトシュツキー,ローラント 少なくとも1つの力成分を検出する力センサおよび方法
WO2008126656A1 (ja) * 2007-04-10 2008-10-23 National University Corporation Nagoya Institute Of Technology 線状体の駆動装置
US8715271B2 (en) 2007-04-10 2014-05-06 National University Corporation Nagoya Institute Of Technology Linear body drive device
WO2015194597A1 (ja) * 2014-06-17 2015-12-23 日本電産コパル電子株式会社 感圧センサと感圧カテーテル

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6221023B1 (en) Sensor for intra-corporeal medical device and a method of manufacture
US4873990A (en) Circumferential pressure probe
US9078570B2 (en) High resolution solid state pressure sensor
EP2338430B1 (en) Catheter with strain gauge sensor
US4351323A (en) Curvable pipe assembly in endoscope
JP5270174B2 (ja) 光ファイバ負荷検知能力を備えた医療装置システム
US20090099551A1 (en) Sensors and control for an interventional catheter
WO1997024983B1 (en) Mapping catheter
EP3298974B1 (en) Catheter with deflection measuring sensor
JP2009543029A (ja) 力ベクトルの検出用力センサ
WO1993024050A1 (en) Endocardial catheter for mapping and/or ablation and method
US20150075250A1 (en) Force Sensor Device
ATE45080T1 (de) Ultraschall-endoskop mit nebeneinander, auf biegsame weise, angeordneten wandler-elementen.
JP3273066B2 (ja) 生体内挿入具
US20170258540A1 (en) Control system for elongate instrument
JP3872210B2 (ja) カテーテル操作シミュレータ及びそれを用いたシミュレーション方法
JPH09149939A (ja) 体内挿入用医療器具のセンサ
JPH09135905A (ja) 体内挿入式医療器具用のセンサ及びその製造方法
US11504506B2 (en) Strain sensor for a medical devices with improved measurement sensitivity
Zhang et al. A novel bioinspired whisker sensor for gastrointestinal endoscopy
JP3992342B2 (ja) 生体内挿入用装置
JPH09135906A (ja) 体内挿入式医療器具用のセンサ
EP3705030A1 (en) 3d contact force sensing
JPH09149940A (ja) 体内挿入用医療器具のセンサ
US8534131B2 (en) Surgical intervention device comprising an instrument likely to deform