JP4201884B2 - カテーテル圧センサの生体内零点合わせ - Google Patents

カテーテル圧センサの生体内零点合わせ Download PDF

Info

Publication number
JP4201884B2
JP4201884B2 JP19947298A JP19947298A JP4201884B2 JP 4201884 B2 JP4201884 B2 JP 4201884B2 JP 19947298 A JP19947298 A JP 19947298A JP 19947298 A JP19947298 A JP 19947298A JP 4201884 B2 JP4201884 B2 JP 4201884B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure sensor
pressure
balloon
sensor element
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19947298A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11160180A (ja
Inventor
アラン・クームズ
エリック・ジェイ・ブラウン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Johnson and Johnson Professional Inc
DePuy Orthopaedics Inc
Original Assignee
Johnson and Johnson Professional Inc
DePuy Orthopaedics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Johnson and Johnson Professional Inc, DePuy Orthopaedics Inc filed Critical Johnson and Johnson Professional Inc
Publication of JPH11160180A publication Critical patent/JPH11160180A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4201884B2 publication Critical patent/JP4201884B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/02Detecting, measuring or recording pulse, heart rate, blood pressure or blood flow; Combined pulse/heart-rate/blood pressure determination; Evaluating a cardiovascular condition not otherwise provided for, e.g. using combinations of techniques provided for in this group with electrocardiography or electroauscultation; Heart catheters for measuring blood pressure
    • A61B5/021Measuring pressure in heart or blood vessels
    • A61B5/0215Measuring pressure in heart or blood vessels by means inserted into the body
    • A61B5/02156Calibration means

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カテーテル付属圧力センサの生体内零点合わせに関する。
【0002】
【従来の技術】
カテーテルは、診断、治療および医学的状態の監視を含む種々の医療用途に使用されている。あるタイプのカテーテルは、種々の生理圧を生体内で測定するセンサを具備する。カテーテルに装着された圧力センサは、例えば、カテーテルの一端を脳室領域に、他端をモニタに連結するための頭蓋領域に配置して行う頭蓋内圧の測定に用いられる。
【0003】
典型的なカテーテル圧センサは、電気容量、電気抵抗、光線あるいは超音波を利用する感圧装置を用いる。一般的に、センサの片側あるいは片面は、測定する生理圧に曝し、他方の面(すなわち基準面)は基準圧の液体または気体に曝す。センサの両面で測定した圧力の差は、第1の面が曝された生理圧を指示する。
【0004】
たいていの電子センサ装置の場合においては、センサのずれを零圧条件に正すため、カテーテル圧センサを定期的に較正するのがよい。一定の医学的条件によっては頭蓋内圧が増加することがあるからである(例えば過剰の脳脊髄液の生成による)。さらに、圧力が一定の閾値を超えると、患者を死に至らしめたり、脳に不可逆的な創傷を与えることがある。したがって、信頼性の高い圧力の読取りを行うことが必要である。
【0005】
較正は、典型的には、センサの両面に既知の等しい圧力を与え、圧力センサの出力信号を測定することによって行う。測定した出力信号はセンサの零点からのずれを表すため、較正は「零点合わせ」と呼ばれることがある。センサを較正する既知の圧力には、しばしば大気圧を用いる。測定したセンサの零点からのずれは測定信号を調整する回路によって使われて、零点からのずれが補正され、これによって、装置の感圧精度が高められる。
【0006】
ある種のカテーテル圧センサは、生体内で較正を行うことができる。そのようなカテーテル、米国特許第4,901,735号(von Berg)に記載されている。このカテーテルは、センサが取り付けられるカテーテルの先端をバルーンがすっぽりと覆い、較正時にはバルーンを脹ませる。バルーンが脹むと、歪みゲージセンサの両面で均一な圧力が得られるというものである。生体内で零点合わせを行えるもう一つのカテーテル圧センサは、米国特許第5,203,340号(Gustafson他)に記載されている。このカテーテルにおいては、センサの基準面との液体の連通を防止し、センサの両面に生理圧が加わるよう、生体外圧力連通手段が設けられている。他にも生体内零点合わせを行うことができる圧力モニタはいくつかあるが、生体内モニタのより信頼性が高く効果的な較正が求められている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、圧力測定センサに係り、特に患者の体内に埋設可能で、かつ生体内で較正ないし零点合わせができる生理圧センサ装置に関する。本発明は、較正が望まれる種々の圧力センサに適用できるが、本明細書ではカテーテルに取り付ける圧力センサについて説明する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、カテーテルの内部において形成できるカテーテル付属型の生理圧センサ装置に関する。圧力センサ装置は、カテーテルの先端部において、カテーテルの内部に形成されるバルブ(球)形状のものが好ましい。圧力センサ装置は、外壁と、この外壁に設けられてカテーテルの内部と外部を通ずる通路となる開口部とを有する圧力センサ先端部を具備する。圧力センサ素子は、その開口部に曝される第1の面と、この第1の面とは反対側にあって開口部からは離隔される第2の面を備えて、圧力センサ先端部の内部に配置される。この圧力センサ素子は、バルブ形状の装置を、互いに離隔された二つの室に分割する。
【0009】
バルーンなどの閉塞素子は、圧力センサ素子の第1の面と前述の開口部を含むセンサ装置の壁に区画される第1の室に配置される。閉塞素子は、開口部を選択的に閉塞できるように構成されている。第1の状態または条件下においては、閉塞素子は開口部を封鎖して第1の室をカテーテルの外部から効果的に封じる。一方、閉塞素子が第2の状態または条件下にあるときには、圧力センサ素子の第1の面は開口部を通して外部圧または生理圧に曝される。
【0010】
圧力を測定するためには、閉塞素子を第2の状態にもっていき、圧力センサ素子の第1の面を外部圧に曝す一方、基準圧を第2の室に与えるよう操作する。
第1の室と第2の室の間の圧力差は、圧力差を指示する出力信号を与える圧力センサ素子で測定される。出力信号は、圧力監視回路と電気的に接続した導電体に送るのが好ましい。圧力監視回路は、測定した圧力差を表示し、記録し、または医師あるいは他の医療スタッフに指示する。
【0011】
装置を較正ないし零点合わせするには、バルーンを膨脹させて圧力センサ先端部にある開口部を閉鎖し、第1の室を外部圧に対して封止する。そして、既知の圧力の流体、例えば大気圧の空気を第1の室に導入する。この後、これと同じかまたは異なる流体を、第1の室と同じ圧力で第2の室に導入する。圧力センサ素子は、零点ずれ圧力を指示する出力信号を与える。この零点ずれ圧力は圧力監視回路により使用されて、センサの較正とその後の生理圧測定の精度が高められる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明は、添付の図面に沿って進める以下の詳細な説明により、十分に理解されるであろう。
【0013】
図1において、カテーテル10は、基端部14と先端部16を有する。先端部16は先端領域20を含み、頭蓋内圧の監視のように、生体内で生理圧を測定すべく、患者に挿入できるように構成されている。
【0014】
カテーテル10は、基端部14と先端部16を結ぶ通路の一部を構成する可撓性のカテーテルチューブ24、および複数の分枝チューブ28,30を備える。カテーテルチューブ24は、図2で説明するように、先端領域20にある圧力センサ装置に接続する電気ワイヤと、より小さなチューブを保持する。カテーテルの基端部14にあるコネクタ31は、圧力監視回路33に連結できる形状にされる。所望により取り付けられる加圧液体供給源35も、空気のような流体を所定の圧力で先端領域30に送るため、コネクタ31に連結される。
【0015】
分枝チューブ28,30は、それぞれのY字形コネクタ32,34を介してカテーテルチューブ24に連結され、先端領域30との間で液体またはガスの注入と抽出を行なう。このため、各分枝チューブ28,30はそれぞれ、注射器あるいは液体カップリングのような継手36,38を具備する。
【0016】
図2と図3の断面図において、カテーテル10の先端部にある、圧力センサとなる先端領域20は、圧力センサ素子40を含む。この態様においては、圧力センサ素子40は、半導体装置である。半導体は、半導体チップの表面に加わる圧力に応答すべく微細な機械加工を施された抵抗器網をなす。より詳しく言うと、抵抗器網に加わる圧力は、抵抗器網の電気抵抗値を変化させる。共通の圧力に曝されつつ隔離することが可能であるかぎりにおいて、他の適当な圧力センサ素子も用いることができることは理解できるであろう。
【0017】
先端領域20は、測定する生理圧に曝されるべく形づくられた第1の室44と、基準圧に曝されるべく形づくられた第2の室48を備える。しかし、生体内較正の最中は、両室44,48は、後述するように基準圧に曝される。
【0018】
圧力センサ素子40は、第1および第2の室44,48を分離・隔離する。圧力センサ素子40は、図示のように、第1の室44はセンサ素子40の一面40aに隣接して配置され、第2の室48はセンサ素子40のもう一方の面40bに隣接して配置されるよう、先端領域20に取り付けられる。圧力センサ素子40は、先端領域20の端部50と障壁部52の間で、軸方向に延びる。圧力センサ素子40の両端41a,41bは、端部50と障壁部52に接着材で付着される。接着材は、圧力センサ40の両端41a,41bと端部50および障壁部52をそれぞれ密着・封止する。
【0019】
圧力センサ40はまた、チューブ66の径方向にも延びる。圧力センサ素子40は、チューブの内部に取り付けられ、圧力センサ素子40の両縁部は、チューブ壁に接合する。チューブ66と圧力センサ素子の両縁の間を封止すべく、圧力センサ素子40の両縁に沿って、接着剤を塗る。したがって、圧力センサ素子40は、第1の室44と第2の室48を効果的に隔離すべく封止する接着材の周縁の周りで接合する。
【0020】
第1の室44と第2の室48は、互いに隔離されるが、大きさは同じである必要はない。例えば、圧力センサ40は、チューブ66の内部で、大きさの等しくない二つの室を形成するように配置することもできる。
【0021】
圧力センサ素子40を接合するために用いられる接着剤は、エポキシやシリコーン接着剤のような、非導電性で、生体相容性の適当な医用グレードの接着剤の中から選ぶ。
【0022】
図示の態様においては、障壁部52は、チューブ66をチューブ24に固着するため、シリコーンまたは、エポキシのような上述の医用グレードの接着剤から構成される。端部50は、例えばシリコーンから形成され、カテーテルチューブ66の端部に固着される。
【0023】
図2と図3においては、カテーテルチューブ24は、チューブ66に接する。しかし、別の態様においては、カテーテルチューブ24は、チューブ66の内径より小さな外径を有し、カテーテルチューブ24は、チューブ66の中に差し込まれる。チューブ24,66は、接着剤その他の手段で接合される。さらに、チューブ24,66の径と壁厚は、本発明の意図する範囲から逸脱しない範囲で種々に変えることができる。
【0024】
先端領域20は開口部60を備えており、該開口部60はチューブ66の壁を通って延び、第1の室44をカテーテル10外の生理圧に選択的に曝する。特に、本発明によれば、後述するように開口部60を選択的に塞ぐための閉塞素子64が設けられる。生理圧の測定は、開口部60が塞がれていないときに行なわれ、開口部60が塞がれているときは、圧力センサを較正ないし零点合わせする。図示の態様においては、チューブ66は、チタン製である。しかし、ステンレススチールやチタン合金のように、非磁性で、したがって核磁気共鳴イメージングに影響されない他の生体相和性の材料にも適しているものがある。
【0025】
図示の態様においては、閉塞素子64は、バルーンが開口部60(図2)を塞ぐ第1の膨脹状態と、開口部が開いている第2の収縮状態の間で操作できる形状にしたバルーン(風船)である。バルーン以外の種々の装置および/または機構も、開口部を塞ぐのに用いることができることは理解できるであろう。例えば、開口部を選択的に塞ぐ膜も用いることができる。
【0026】
バルーン64を膨脹させるため、円筒形の円筒部材68が、チューブ24(図1)に始まる通路を介して、バルーン64とカテーテルの基端部14または対応する継手36,38の間に延びる。円筒部材68は、バルーンを膨脹・収縮させるため、ガスまたは流体をバルーン64との間でやり取りする。円筒部材68は、バルーンを膨脹させるため、例えばルアー(突起)コネクタを介して、注射器または他の送気管に接続される。注射器は、バルーンを収縮させるときには取り外される。
【0027】
第1の円筒形部材70は、第1の室44から、チューブ24を通って基端部14まで延びる。この円筒形部材70は中空で、圧力センサ40を較正するため、ガスを第1の室44に送り込むことができる形状にされる。より詳しくいうと、円筒形部材70を介して第1の室44に向かうガスは、較正の際に第2の室48に送られるガスと同じ圧力である。このため、第2の円筒形部材74は、チューブ24を通って、第2の室48とカテーテルの基端部14の間に延びる。第2の円筒形部材74は、較正および生理圧測定の最中に、基準圧のガスを第2の室に移送できる形状にされる。
【0028】
例示の態様においては、第2の円筒形部材74は圧力センサ素子の一面40bを常時大気圧に曝すために開放したままにされる。したがって、較正および生理圧測定の最中は、第2の室48の中には大気圧の空気が存在する。第1の円筒形部材70は生理圧の測定中は閉鎖されるために、圧力センサ素子の他の面40aに外部の圧力が加わる。しかし、較正の間は、第1の円筒形部材70は圧力センサ素子の他の面40aを大気圧に曝すために開放されるので、圧力センサ素子の両面40a,40bは共に大気圧に曝されることになる。
【0029】
もう一つの態様においては、加圧流体供給源35(図1)が、較正の間、第1および第2の室44,48に所定の圧力でガスを送る。加圧流体供給源35は、第1および第2の円筒形部材70,74の両方に選択的に連結することができる。加圧されたガスのため、圧力センサ素子の両面40a,40bに同じ圧力が導入され、圧力センサの零点合わせをより正確に行うことができるようになる。加圧ガス(例えば空気)は、室44,48に残留する流体のために生じる、例えば生理圧測定値からの圧力差を解消する。大気圧については、第1の室44と第2の室48の間にコネクタ31から先端領域20までの比較的長い通路のために小さな圧力差が存在する。加圧ガスは正確な較正のために第1の室と第2の室にほぼ等しい圧力を分布させる。
【0030】
円筒形部材80は、加圧センサ40の第1の面40aと第1のバルーン64の間のシリコンバリア領域52に取り付けられる。図2から明らかなように、円筒形部材80は、圧力センサ素子40の一部を覆う。円筒形部材80の一部85は、バルーンが膨脹したとき、バルーンが圧力センサ40に触れたり、圧力センサ40が行う測定の正確さに影響を与えないよう、支持プレートとなる。すなわち、支持プレートは、圧力センサ40の第1の面40aにある閉塞素子64によって生じる歪みを防止する。
【0031】
円筒形部材80は、閉塞素子64のための支持プレートとなるが、この円筒形部材80は、圧力センサ40のチューブ66への取付けを機械的な支障をきたさない。より詳しくいうと、圧力センサ素子40の縁部は、チューブの径方向を横切って延びる。このため、円筒部材80は、圧力センサ素子40がチューブ66の壁に向かって延びることを可能にする開口部のような、少なくとも一つの隙間、溝等を構成する。圧力センサ素子40のチューブ66の壁への延出を妨げない構成において、円筒形部材80が閉塞素子64の支持プレートになり得る形状が多数あることは当然に理解できると考える。例えば、円筒形部材80は、閉塞素子64が配置される第1の室44内にのみ存在するようにすることもできる。
【0032】
円筒形部材80は、閉塞素子64のための支持プレートとして作用する他に、カテーテルの先端領域20に構造的剛性を与える。例えば、円筒形部材の一部84は、接着材、超音波溶接その他の手段でチューブ66に固定することができる。
【0033】
圧力センサ40とコネクタ31(図1)の間には導電体78が連結され、圧力監視回路33と電気的に接続される。導電体78は、圧力センサ40の第1の面40aと第2の面40bにおける圧力差の測定結果を示す圧力センサ40の出力信号を伝える。圧力センサ40と圧力監視回路33は、生理圧を測定する電子装置となる。導電体78の他に円筒形部材68,70および74も、バリア領域52を通ってチューブ24まで延びる。このような配置のため、先端領域20、特に第1の室44と第2の室48は、チューブ24内で周囲から隔離されたままになる。
【0034】
例示の態様において、カテーテルの先端領域20の径は、約1/4〜5mm、好ましくは約2mmである。先端領域20の長さは、約1〜10mmであり、典型的には3〜5mm、そして最も好ましいのは約4mmである。
【0035】
生理圧は、図3に示すようにバルーン64が収縮しているときに測定される。この条件のときには、第1の室44は、閉鎖されていない開口部60を介してカテーテルの外部と流体を通ずることができるようになる。したがって、カテーテルが配置された場所の生理圧は第1の室44に伝えられる。同時に、基準圧が円筒形部材74を介して第2の室48に伝えられる。
【0036】
導電体78を通じて送られる圧力センサ40の出力信号は、第1の室44と第2の室48の圧力差を指示する。したがって、生理圧が基準圧と等しいところでは、この出力信号はゼロになる。導電体により伝えられる出力信号は、圧力監視回路33によって処理される。例示の態様においては、圧力監視回路33は、ホイットストーンブリッジ回路を含む。このブリッジ回路は、圧力センサ素子40の両面40a,40bに対応する二つの抵抗値を、圧力監視回路における二つの抵抗器に合わせる。ブリッジ回路は、出力信号によって生じる抵抗値のずれに比例する出力を与える。抵抗値のずれは、圧力センサ素子に加えられる圧力の結果、あるいは圧力のせいではない抵抗の偏りのために生じる。抵抗の偏りについては、センサはこのずれを補償するよう零点合わせしなければならない。圧力監視回路は、ずれの測定量を記憶しこれらを差引く圧力監視回路に付属する装置またはインターフェース素子を使って、抵抗のずれを補償することができる。また、圧力監視装置は液晶画面(LCD)のようなディスプレイ、アラームおよび、ピークの正負信号検出回路を具備していてもよい。
【0037】
図4には、本発明の圧力センサを生体内において較正するプロセスを示す。当業者ならば、この図に示す特定の工程あるいは工程のシーケンスは例示的なもので、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更できることは理解できるであろう。圧力センサの較正は工程90において、所望の時間間隔でのユーザによる手動、または圧力監視回路33の制御下で所定の時間間隔による自動で開始される。カテーテルの較正を開始するには、工程92において、バルーン64を、図2に示したように、開口部60を閉鎖する状態にまで膨脹させる。この状態のときは、第1の室44は、カテーテル10外部の生理圧から隔離される。工程94においては、大気圧のような基準圧を、円筒形部材70を通して第1の室44に、また円筒形部材74を通して第2の室48にそれぞれ導入する。
【0038】
ついで工程96において、圧力センサの零点からのずれを決定するために、圧力センサ40の出力信号を圧力監視回路33によって測定する。最後に、工程98において、零点からのずれを補償するための圧力監視回路33は、測定した零点からのずれ量を用いて次の圧力測定精度を高める。実施の一例においては、電気抵抗値の変化を検出するため、ホイットストーンブリッジ回路を用いる。圧力センサ素子の核面から得られる二つの抵抗値は、ブリッジ回路を形成するよう、圧力監視回路33における二つの抵抗器のそれと一致させられる。抵抗値が、圧力センサ素子の一またはそれ以上の面に加えられる圧力、または抵抗値のずれによって変化すると、ブリッジ回路は、そのブリッジ回路における抵抗値の差違に比例する出力信号を生成する。こうして、センサ素子における圧力を測定することができる。抵抗値のずれに対しては、圧力監視回路における回路素子は、圧力センサの零点合わせのため、ブリッジ回路における抵抗値のずれを補償することができる。他の態様においては、圧力回路は、抵抗値のずれ量を格納し、差引くことのできる回路を採用する。
【0039】
図5には、本発明により生体内零点合わせができる圧力センサを具備する先端領域100の他の態様を示す。先端領域100は、図1のカテーテルに使用するのに適している。図2と図3に示したカテーテルの先端領域20と同じように、先端領域100は、端部領域104と障壁領域108を備え、この間に半導体装置などの圧力センサ素子110が取り付けられる。圧力センサ110は、先端領域を効果的に二つの隔離された室に分割する。すなわち、第1の室112は、センサの第1の側110aに隣接して、また第2の室114はセンサの第2の側110bに隣接して設定される。第1の室112は、先端領域の壁またはチューブ112の一部と、端部領域104、第1のセンサ面110aおよび障壁領域108によって包囲される。また、第2の室114は、チューブ122の一部と、端部領域104、第1のセンサ面110bおよび障壁領域108によって包囲される。圧力センサ110は、接着剤によって、チューブ122、端部領域104と障壁領域108の一部に接着される。接着剤を使うと、密着シールが形成され、第1の室112と第2の室114が隔離される。
【0040】
開口部120は、生理圧測定の際、第1の室112と外部の環境の間で流体の流通を可能にするため、チューブ122を貫通して延びる。開口部120は、生体内較正の最中は、バルーン124のような閉塞素子124によって閉鎖したりしなかったりできる。このために、バルーン124とカテーテルチューブ24の間にチューブ125が設けられる。そして、センサ較正のユーザの操作による開始あるいは自動開始に応答して、チューブ125を通して流体がバルーンに導入され、バルーンを膨脹させる。
【0041】
生理圧の測定は、図6に示すように、圧力センサ素子110の第1の側110aをカテーテルが配置される場所の生理圧に曝すため、バルーンが収縮状態にあるときに行われる。圧力センサ素子110の第1の側と第2の側の間の圧力差が測定できるよう、基準圧が、チューブ132を介して、圧力センサ素子の第2の側110に加えられる。圧力センサ素子110は、第1の室112と第2の室114の間の圧力差を指示する出力信号を与える。出力信号は、図2で説明したのと同様に、導電体130を通じて圧力監視回路に伝えられる。
【0042】
生体内零点合わせを行いたい場合は、バルーン124を膨脹させて開口部120を塞ぎ、第1の室112を密閉する。そして、圧力センサ素子の第1の側110aと第2の側110bの間に圧力差が生じないよう、チューブ134を通じて第1の室122に、またチューブ132を通じて第2の室114に基準圧を加える。この零点相殺条件を指示する出力信号は、導電体130を通じて圧力監視回路に与えられる。
【0043】
障壁領域108には、先端領域と障壁領域108の接合部に構造的な安定性を増大させるため、円筒形部材126を埋設してバルーン124の支持プレートとすることができる。円筒形部材126は、第1および第2の室112,114までは延びず、障壁領域108の壁128で終端する。図2の態様と比べると、先端領域100は、圧力センサ素子110に対する開口部の位置のために、長さが増しているが、径は小さくなっている。円筒形部材126は、チューブにすることができるが、図2に示すような圧力センサ110のチューブ122への取付けを妨害することはない。円筒形部材が存在しない場合は、開口部の近傍にある障壁領域108の一部が、バルーンの支持プレート機能を果たす。
【0044】
これまで述べてきた本発明の例示態様は、本発明が適用される構成の範囲を示すためのものである。本明細書における記載に基づいて本発明の物理的な設計や寸法を変更することは、当業者には容易なことであろう。しかし、このような変更は、特許請求の範囲の記載に基づいて、特許権が及ぶ本発明の範囲内に含まれるとみなされる。
【0045】
本発明の具体的な実施態様は、以下の通りである。
(A) 生理圧センサ装置であって、
外壁とこの外壁に設けられる開口部を有する圧力センサ先端部と、
前記圧力センサ先端部内に設けられて、前記開口部に曝される第1の面と前記開口部から隔離される第2の面を有する圧力センサ素子と、
前記開口部が開放する第1の状態と前記開口部が封鎖される第2の状態の間で移動できるように構成された閉塞素子を具備する装置。
(1) 前記装置はさらに、前記閉塞素子が前記第1の状態にあるときに生理圧を測定し、前記閉塞素子が前記第2の状態にあるときに生理圧センサ装置の較正をする電子装置を具備する実施態様(A)記載の装置。
(2) 前記圧力センサ先端部は長手カテーテルの先端部に取り付けられる実施態様(A)記載の装置。
(3) 前記閉塞素子は、この閉塞素子が前記第2の状態にあるときには膨脹するバルーンである実施態様(A)記載の装置。
(4) さらに、前記カテーテルの基端部に配置されて、較正制御を行うときに膨脹する前記閉塞素子としてのバルーンに接続する較正制御装置を具備する上記実施態様(2)記載の装置。
(5) さらに、前記開口部と前記圧力センサ素子の間に配置されて、前記バルーンによって引き起こされる圧力センサ素子の歪みを効果的に防止する支持プレートを具備する上記実施態様(4)記載の装置。
【0046】
(6) 前記装置はさらに、前記圧力センサ先端部から前記カテーテルの基端部に延びる管腔を具備する上記実施態様(2)記載の装置。
(7) 前記管腔には第1および第2の円筒形部材が配置されており、第1の円筒形部材は前記圧力センサ素子の第1の面に隣接する圧力センサ先端部まで延び、第2の円筒形部材は前記圧力センサ素子の第2の面に隣接する圧力センサ先端部まで延びる上記実施態様(6)記載の装置。
(8) 前記圧力センサ先端部は、前記圧力センサ素子の第1の面に隣接する第1の室と、前記圧力センサ素子の第2の面に隣接する第2の室を備え、これら第1の室と第2の室は障壁材によって互いに離隔される実施態様(A)記載の装置。
(9) 前記圧力センサ素子は半導体装置から成る実施態様(A)記載の装置。
(10) 前記管腔には第3の円筒形部材が設けられ、この第3の円筒形部材は前記閉塞素子を前記第1の状態と第2の状態の間で移動させるため前記閉塞素子まで延びる上記実施態様(7)記載の装置。
【0047】
(B) 生体内に埋設可能なカテーテル圧力センサの生体内較正方法であって、
外壁とこの外壁に設けられた開口部を有する圧力センサ先端部と、この圧力センサ先端部内に配置されて分離かつ隔離された室を形成するとともに前記開口部に曝される第1の面と前記開口部から隔離される第2の面を有する圧力センサ素子と、前記開口部を開放したり封鎖したりする閉塞素子を含むカテーテルの先端部に、生理圧センサ装置を設ける工程と、
前記センサ先端部にある開口部を、前記閉塞素子で閉塞する工程と、
前記圧力センサ素子の第1の面と第2の面に基準圧を加える工程と、
前記圧力センサ素子の出力信号を測定する工程を含む方法。
(11) 前記閉塞工程は前記開口部に隣接して配置されたバルーンを膨脹させる工程を含む実施態様(B)記載の方法。
(12) 前記閉塞工程はさらに前記バルーンの膨脹をユーザによる較正制御の作動に応答して開始させる工程を含む上記実施態様(11)記載の方法。
(13) 前記基準圧を加える工程は前記圧力センサ素子の第1および第2の面を大気圧に曝す工程を含む実施態様(B)記載の方法。
(14) さらに、前記閉塞素子が前記圧力センサ素子の歪みを引き起こして、前記圧力センサ素子の出力信号に影響を与えるのを防止する工程を含む実施態様(B)記載の方法。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、高信頼性かつ高精度の較正を行うことができるカテーテル取付用生理圧センサおよび当該圧力センサの生体内較正方法が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】先端部に本発明の感圧装置を備えたカテーテルを示す図である。
【図2】図1のカテーテルの先端部に取り付けられた本発明の感圧装置の断面図である。
【図3】図2の感圧装置の断面図であって、収縮状態の閉塞素子を示している。
【図4】図2の感圧装置における生体内零点合わせのプロセスを示すフローチャートである。
【図5】図1のカテーテルの先端部に取り付けられた本発明に係る感圧装置の実施形態の他の一例を示す断面図である。
【図6】図5に示した感圧装置の断面図であって、収縮状態の閉塞素子を示している。
【符号の説明】
10 カテーテル
14 基端部
16 先端部
20 先端領域

Claims (16)

  1. 生理圧センサ装置において
    外壁および前記外壁に設けられる開口部を有する、圧力センサ先端部と、
    前記圧力センサ先端部内に設けられた圧力センサ素子であって、前記開口部に曝される第1の面および前記開口部から隔離される第2の面を有する、前記圧力センサ素子と、
    前記開口部開放する第1の状態としての収縮と前記開口部封鎖する第2の状態としての膨張ができるように構成された閉塞素子としてのバルーンと、
    を具備する装置。
  2. 請求項1に記載された装置において、
    前記圧力センサ先端部は、細長いカテーテルの先端部に配置される、装置。
  3. 請求項2に記載された装置において、
    前記圧力センサ先端部から前記カテーテルの先端部を通って前記カテーテルの基端部に延びる内腔をさらに含む、装置。
  4. 請求項3に記載された装置において、
    前記カテーテルの前記基端部側から、前記内腔を通って前記バルーンに連結されたバルーン用の円筒形部材をさらに含み、
    前記バルーン用の円筒形部材は、前記バルーンを膨張または収縮させるために前記バルーンに対してガスまたは流体を導入または排出する、
    装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載された装置において、
    前記開口部と前記圧力センサ素子との間に配置される支持プレートをさらに含み、
    前記支持プレートは、前記バルーンが膨張したとき、前記バルーンが前記圧力センサ素子に接触することを防止する、
    装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載された装置において、
    電子装置をさらに含み、
    前記電子装置は、前記閉塞素子が前記第1の状態にあるときに生理圧を測定し、前記閉塞素子が前記第2の状態にあるときに前記生理圧センサ装置の較正を行う、
    装置。
  7. 請求項3または4に記載された装置において、
    前記内腔には、第1および第2の円筒形部材が配置されており、
    前記第1の円筒形部材は、前記圧力センサ素子の前記第1の面に隣接する前記圧力センサ先端部まで延び、
    前記第2の円筒形部材は、前記圧力センサ素子の前記第2の面に隣接する前記圧力センサ先端部まで延びる、装置。
  8. 請求項7に記載された装置において、
    前記第1および第2の円筒形部材の両方に選択的に連結することができる加圧流体供給源をさらに含み、
    前記加圧流体供給源は、較正の間、前記第1および第2の円筒形部材に所定の圧力でガスを送る、装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載された装置において、
    前記圧力センサ先端部は、前記圧力センサ素子の前記第1の面に隣接する第1の室、および、前記圧力センサ素子の前記第2の面に隣接する第2の室を含み、
    前記第1および第2の室は、障壁材によって互いに離隔される、
    装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載される装置において、
    前記圧力センサ素子は、半導体装置を含む、装置。
  11. 生体内に埋設可能なカテーテル圧力センサの生体内較正方法において
    (a)カテーテルの先端部に生理圧センサ装置を設ける工程であって、
    前記生理圧センサ装置は、
    外壁および前記外壁に設けられた開口部を有する圧力センサ先端部と、
    前記圧力センサ先端部内に配置された圧力センサ素子であっ分離かつ隔離された室を形成するとともに前記開口部に曝される第1の面および前記開口部から隔離される第2の面を有する、前記圧力センサ素子と、
    前記開口部を開放する第1の状態としての収縮と前記開口部を封鎖する第2の状態としての膨張ができるように構成された閉塞素子としてのバルーンと、
    を含む工程と、
    (b)前記圧力センサ先端部にある前記開口部を、前記閉塞素子としての前記バルーンで閉塞する工程と、
    (c)前記圧力センサ素子の前記第1の面と前記第2の面に基準圧を加える工程と、
    (d)前記圧力センサ素子の出力信号を測定する工程と、
    を含む方法。
  12. 請求項11に記載された方法において、
    前記閉塞する工程は、前記開口部に隣接して配置された前記バルーンを膨張させる工程を含む、方法。
  13. 請求項12に記載された方法において、
    前記生理圧センサ装置は、前記カテーテルの基端部側から前記バルーンに連結されたバルーン用の円筒形部材をさらに含み、
    前記閉塞する工程は、前記バルーンを膨張させるために前記バルーン用の円筒形部材に対してガスまたは流体を導入する工程をさらに含む、方法。
  14. 請求項11ないし13のいずれか1項に記載された方法において、
    前記基準圧を加える工程は、前記圧力センサ素子の前記第1および第2の面を大気圧に曝す工程を含む、方法。
  15. 請求項11ないし13のいずれか1項に記載された方法において、
    前記基準圧を加える工程は、前記圧力センサ素子の前記第1および第2の面を所定の圧力のガスに曝す工程を含む、方法。
  16. 請求項11ないし15のいずれか1項に記載された方法において、
    前記バルーンが膨張したとき、支持プレートを用いて、前記バルーンが前記圧力センサ素子に接触することにより前記圧力センサ素子の出力信号に影響を与えるのを防止する工程を含む、方法。
JP19947298A 1997-07-02 1998-07-01 カテーテル圧センサの生体内零点合わせ Expired - Fee Related JP4201884B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US887481 1986-07-21
US08/887,481 US6120457A (en) 1997-07-02 1997-07-02 In vivo zeroing of catheter pressure sensor

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11160180A JPH11160180A (ja) 1999-06-18
JP4201884B2 true JP4201884B2 (ja) 2008-12-24

Family

ID=25391239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19947298A Expired - Fee Related JP4201884B2 (ja) 1997-07-02 1998-07-01 カテーテル圧センサの生体内零点合わせ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6120457A (ja)
EP (1) EP0888744B1 (ja)
JP (1) JP4201884B2 (ja)
DE (1) DE69808383T2 (ja)

Families Citing this family (67)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000032105A1 (en) * 1998-11-25 2000-06-08 Ball Semiconductor, Inc. Monitor for interventional procedures
US6632184B1 (en) * 2000-02-11 2003-10-14 Regents Of The University Of Minnesota Method and device for deflecting a probe
US6673023B2 (en) * 2001-03-23 2004-01-06 Stryker Puerto Rico Limited Micro-invasive breast biopsy device
US7455666B2 (en) 2001-07-13 2008-11-25 Board Of Regents, The University Of Texas System Methods and apparatuses for navigating the subarachnoid space
DE10216877B4 (de) * 2002-04-17 2011-03-10 Robert Bosch Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum verbesserten Abgleich von Drucksensoren
US8303511B2 (en) * 2002-09-26 2012-11-06 Pacesetter, Inc. Implantable pressure transducer system optimized for reduced thrombosis effect
WO2004028348A2 (en) * 2002-09-26 2004-04-08 Savacor, Inc. Cardiovascular anchoring device and method of deploying same
US7615010B1 (en) * 2002-10-03 2009-11-10 Integrated Sensing Systems, Inc. System for monitoring the physiologic parameters of patients with congestive heart failure
US20040102806A1 (en) * 2002-11-27 2004-05-27 Scimed Life Systems, Inc. Intravascular filter monitoring
US7013702B1 (en) 2002-12-20 2006-03-21 Millar Instruments, Inc. Dynamic pressure generator
US20040199129A1 (en) * 2003-04-07 2004-10-07 Scimed Life Systems, Inc. Vascular access port
SE525538C2 (sv) 2003-07-18 2005-03-08 Radi Medical Systems Sensor- och styrtrådsanordning för intravaskulär mätning av fysiologiska variabler
US7043960B1 (en) * 2004-06-17 2006-05-16 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Self-calibrating pressure transducer
US20050283092A1 (en) * 2004-06-22 2005-12-22 Cedars-Sinai Medical Center Continuous compartment pressure monitoring device
US8491503B2 (en) * 2004-09-29 2013-07-23 Covidien Lp Intrauterine pressure catheter interface cable system
WO2006050385A2 (en) * 2004-11-01 2006-05-11 Proteus Biomedical, Inc. Cardiac motion characterization by strain measurement
US8075540B2 (en) * 2004-11-09 2011-12-13 Hollister Incorporated Bowel management system with physiologic sensors
US7585280B2 (en) 2004-12-29 2009-09-08 Codman & Shurtleff, Inc. System and method for measuring the pressure of a fluid system within a patient
US7510533B2 (en) * 2005-03-15 2009-03-31 Codman & Shurtleff, Inc. Pressure sensing valve
US20060211945A1 (en) * 2005-03-15 2006-09-21 Codman & Shurtleff, Inc. Pressure sensing methods
US10362947B2 (en) * 2005-03-15 2019-07-30 Integra LifeSciences Switzerland Sarl Pressure sensing devices
AU2006200951B2 (en) 2005-03-13 2012-01-19 Integra LifeSciences Switzerland Sarl Pressure sensing devices
TWI270667B (en) * 2005-06-01 2007-01-11 Touch Micro System Tech Method of calibrating zero offset of a pressure sensor
US7771362B2 (en) * 2005-08-01 2010-08-10 Datascope Investment Corp. Calibration of in vivo blood pressure sensors
EP1970001B1 (de) * 2007-03-16 2014-07-23 Brainlab AG Katheter mit Drucksensorik
WO2008126074A2 (en) * 2007-04-11 2008-10-23 Elcam Medical Agricultural Cooperative Association Ltd. System and method for accurate placement of a catheter tip in a patient
US8267863B2 (en) * 2007-04-30 2012-09-18 Integrated Sensing Systems, Inc. Procedure and system for monitoring a physiological parameter within an internal organ of a living body
US7722544B2 (en) * 2007-10-17 2010-05-25 Datascope Investment Corp. Calibration of in vivo blood pressure sensors
US8480612B2 (en) * 2007-10-31 2013-07-09 DePuy Synthes Products, LLC Wireless shunts with storage
US8454524B2 (en) 2007-10-31 2013-06-04 DePuy Synthes Products, LLC Wireless flow sensor
US7842004B2 (en) 2007-10-31 2010-11-30 Codman & Shurtleff, Inc. Wireless pressure setting indicator
US9204812B2 (en) 2007-10-31 2015-12-08 DePuy Synthes Products, LLC Wireless pressure sensing shunts
NL2002708C2 (en) * 2009-04-02 2010-10-05 Apad Octrooi B V Unit, assembly, device and method for testing a sensor means provided in a medical localisation device.
WO2011044387A2 (en) 2009-10-07 2011-04-14 The Board Of Regents Of The University Of Texas System Pressure-sensing medical devices, systems and methods, and methods of forming medical devices
RU2577509C2 (ru) * 2009-10-23 2016-03-20 Конинклейке Филипс Электроникс Н.В. Интервенционные инструменты с поддержкой оптического зондирования для быстрых распределенных измерений биофизических параметров
US9622670B2 (en) 2010-07-09 2017-04-18 Potrero Medical, Inc. Method and apparatus for pressure measurement
CN103328033B (zh) 2010-11-09 2016-05-18 奥普森斯公司 具有内部压力传感器的导丝
US8479580B2 (en) 2011-02-18 2013-07-09 Schneider Electric Buildings, Llc Pressure transducer arrangement
CN103874522B (zh) * 2011-10-11 2016-02-03 呼吸医疗技术有限公司 压力调节注射器及其方法
US9956341B2 (en) 2012-07-03 2018-05-01 Milestone Scientific, Inc. Drug infusion with pressure sensing and non-continuous flow for identification of and injection into fluid-filled anatomic spaces
CN105142506A (zh) 2012-08-27 2015-12-09 波士顿科学国际有限公司 压力感测医疗器械及医疗器械系统
US10028666B2 (en) 2013-03-15 2018-07-24 Boston Scientific Scimed, Inc. Pressure sensing guidewire
AU2014268473A1 (en) 2013-05-22 2015-12-24 Boston Scientific Scimed, Inc. Pressure sensing guidewire systems including an optical connector cable
US11076765B2 (en) 2013-07-26 2021-08-03 Boston Scientific Scimed, Inc. FFR sensor head design that minimizes stress induced pressure offsets
EP3033004B1 (en) 2013-08-14 2023-06-21 Boston Scientific Scimed, Inc. Medical device systems including an optical fiber with a tapered core
CN103598880A (zh) * 2013-10-11 2014-02-26 深圳市深迈医疗设备有限公司 具有自动校零功能的有创压监护仪
US9775523B2 (en) 2013-10-14 2017-10-03 Boston Scientific Scimed, Inc. Pressure sensing guidewire and methods for calculating fractional flow reserve
US10932679B2 (en) 2014-03-18 2021-03-02 Boston Scientific Scimed, Inc. Pressure sensing guidewires and methods of use
EP3122241B1 (en) 2014-03-24 2019-09-11 Arkis BioSciences Inc. An implantable dual sensor bio-pressure transponder and method of calibration
US9429713B2 (en) 2014-04-17 2016-08-30 Boston Scientific Scimed, Inc. Self-cleaning optical connector
EP3151739B1 (en) 2014-06-04 2020-01-22 Boston Scientific Scimed, Inc. Pressure sensing guidewire systems with reduced pressure offsets
WO2016019207A1 (en) 2014-08-01 2016-02-04 Boston Scientific Scimed, Inc. Pressure sensing guidewires
JP6099611B2 (ja) * 2014-10-22 2017-03-22 日出夫 文山 医療用圧力計
CN107405089B (zh) 2014-12-05 2020-09-04 波士顿科学国际有限公司 压力感应导丝
US10220180B2 (en) 2015-10-16 2019-03-05 Milestone Scientific, Inc. Method and apparatus for performing a peripheral nerve block
CN109069034B (zh) 2016-02-23 2021-08-20 波士顿科学国际有限公司 包括光学连接器线缆的压力感测导丝系统
US10632255B2 (en) 2017-02-15 2020-04-28 Milestone Scientific, Inc. Drug infusion device
US11471595B2 (en) 2017-05-04 2022-10-18 Milestone Scientific, Inc. Method and apparatus for performing a peripheral nerve block
CN107462366A (zh) * 2017-07-10 2017-12-12 北京万特福医疗器械有限公司 一种可在体标定的颅内压传感器及其标定方法
CN111225605B (zh) 2017-08-03 2023-01-17 波士顿科学国际有限公司 血流储备分数的评估方法
JP7024103B2 (ja) 2018-02-23 2022-02-22 ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッド 逐次生理学的測定による血管の評価方法
EP3768156B1 (en) 2018-03-23 2023-09-20 Boston Scientific Scimed, Inc. Medical device with pressure sensor
EP3773182B1 (en) 2018-04-06 2023-08-09 Boston Scientific Scimed, Inc. Medical device with pressure sensor
WO2019204219A1 (en) 2018-04-18 2019-10-24 Boston Scientific Scimed, Inc. System for assessing a vessel with sequential physiological measurements
US10646660B1 (en) 2019-05-16 2020-05-12 Milestone Scientific, Inc. Device and method for identification of a target region
US11666233B2 (en) 2019-09-13 2023-06-06 Endophys Holdings, Llc Blood pressure monitoring with zero function system and method
CN114061824B (zh) * 2021-11-22 2023-06-30 深圳华美澳通传感器有限公司 Mems硅压阻式气体压力传感器

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3724274A (en) * 1971-02-11 1973-04-03 Millar Instruments Pressure transducers and method of physiological pressure transducers
US3748623A (en) * 1972-07-25 1973-07-24 Millar Instruments Pressure transducers
US4653508A (en) * 1976-06-21 1987-03-31 Cosman Eric R Pressure-balanced telemetric pressure sensing system and method therefore
US4281667A (en) * 1976-06-21 1981-08-04 Cosman Eric R Single diaphragm telemetric differential pressure sensing system
US4660568A (en) * 1976-06-21 1987-04-28 Cosman Eric R Telemetric differential pressure sensing system and method therefore
US4281666A (en) * 1976-06-21 1981-08-04 Cosman Eric R Single diaphragm pressure-balanced telemetric pressure sensing system
US4206762A (en) * 1976-06-21 1980-06-10 Cosman Eric R Telemetric differential pressure sensing method
US4206761A (en) * 1976-06-21 1980-06-10 Cosman Eric R Pressure-balanced telemetric pressure sensing method
US4589287A (en) * 1984-09-17 1986-05-20 American Hospital Supply Corporation Strain gauge for medical pressure measurements
US4672974A (en) * 1985-06-14 1987-06-16 Lee Arnold St J Method and apparatus for "zeroing" and calibrating a catheter-tip gauge-pressure transducer
DE3833723A1 (de) * 1988-10-04 1990-04-12 Berg Extrakorp Syst Medtech Verfahren zum nullabgleich eines druckmesskatheters sowie druckmesskatheter zu dessen durchfuehrung
US5325865A (en) * 1990-02-26 1994-07-05 Baxter International, Inc. Intracranial pressure monitoring system
US5133358A (en) * 1990-09-07 1992-07-28 Becton, Dickinson And Company Apparatus for rezeroing an in vivo pressure sensor and method for rezeroing
US5203340A (en) * 1990-09-07 1993-04-20 Becton, Dickinson And Company Apparatus for rezeroing an in vivo pressure sensor and method for rezeroing
US5191898A (en) * 1990-10-22 1993-03-09 Millar Instruments, Inc. Method and assembly for measuring intracranial fluid characateristics
US5257630A (en) * 1992-05-15 1993-11-02 Thermometrics, Inc. Pressure sensing probe with calibration capability
US5460183A (en) * 1993-09-28 1995-10-24 Becton Dickinson And Company Switchable filter for rezeroing an in vivo pressure sensor
US5788642A (en) * 1995-06-19 1998-08-04 Becton, Dickinson And Company In vivo rezero apparatus for a pressure transducer
US5566680A (en) * 1995-09-22 1996-10-22 Graphic Controls Corporation Transducer-tipped intrauterine pressure catheter system

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11160180A (ja) 1999-06-18
DE69808383T2 (de) 2003-06-12
US6120457A (en) 2000-09-19
EP0888744B1 (en) 2002-10-02
EP0888744A2 (en) 1999-01-07
DE69808383D1 (de) 2002-11-07
EP0888744A3 (en) 1999-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4201884B2 (ja) カテーテル圧センサの生体内零点合わせ
JP2832461B2 (ja) プレッシャメータカテーテル
US5257630A (en) Pressure sensing probe with calibration capability
US4785822A (en) Disposable intracompartmental pressure transducer
US4610256A (en) Pressure transducer
US4873990A (en) Circumferential pressure probe
JP2514757B2 (ja) 生体内圧力センサを零点再調整するための装置及び零点再調整するための方法
US5050297A (en) Method for assembly of a directly exposed catheter sensor on a support tip
US4384470A (en) Method and apparatus for testing blood vessel catheters
US3480003A (en) Apparatus for measuring esophageal motility
JP2736195B2 (ja) カテーテルアダプタのためのコネクタ
EP2417906B1 (en) Method of configuring a pressure sensing catheter, and catheter sheath
US4711249A (en) Circumferential membrane, fluid coupled catheter
JP3157834B2 (ja) 較正ポートを有するトランスデューサ・ハウジング
JP2000333913A (ja) バルーンカテーテル
US20180010974A1 (en) Pressure sensor system
EP0303756A2 (en) Thermodilution and pressure transducer balloon catheter
JP6619845B2 (ja) センサ素子、センサ・ワイヤ、およびセンサ素子の製造方法
JP2709297B2 (ja) 圧力トランスデューサのための生体内ゼロ点再調整装置
US5203340A (en) Apparatus for rezeroing an in vivo pressure sensor and method for rezeroing
Eversden Modifications to a miniature pressure transducer for the measurement of intracranial pressure
JPH0519932U (ja) 体内留置型圧力検出装置
JPH03261453A (ja) 血圧トランスジューサの圧力校正装置
JPH0223282Y2 (ja)
CN113786525A (zh) 一种颅内导流及颅内压监测一体化装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050502

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080304

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080529

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080603

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080930

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081008

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131017

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees