JPH09149354A - ビデオ・オン・デマンドシステム - Google Patents

ビデオ・オン・デマンドシステム

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JPH09149354A
JPH09149354A JP7304083A JP30408395A JPH09149354A JP H09149354 A JPH09149354 A JP H09149354A JP 7304083 A JP7304083 A JP 7304083A JP 30408395 A JP30408395 A JP 30408395A JP H09149354 A JPH09149354 A JP H09149354A
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JP
Japan
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data
top box
video
video server
disk device
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Pending
Application number
JP7304083A
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English (en)
Inventor
Jun Matsumoto
純 松本
Takashi Oeda
高 大枝
Masatoshi Ichikawa
正敏 市川
Kiyoshi Honda
聖志 本田
Naoto Matsunami
直人 松並
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Priority to JP7304083A priority Critical patent/JPH09149354A/ja
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】家庭用VTRと同等の操作性及び性能を持つビ
デオ・オン・デマンドシステムを提供する。 【解決手段】サービス提供側のビデオ・サーバ10を複
数のディスク装置14〜23からなるRAID構成のデ
ィスクアレイ装置、または高速データ転送可能な大容量
のディスク装置で構成し、セットトップ・ボックス25
にビデオ・サーバ10から高速転送されるデータの速度
調整を行なうバッファ26、同軸ケーブル等の高速バス
24を流れるデータを復調するデータ復調回路部27、
システム・ソフトウエアやビデオ・サーバ10から転送
されたデータを蓄積する内蔵ディスク装置28を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハードディスク、光
ディスク、半導体ディスクなどのディスク装置を複数使
用するビデオサーバのアーキテクチャに関する。
【0002】
【従来の技術】現在情報ハイウエー構想の一つのメディ
アとして、ビデオ・オン・デマンド(以下VODと記
す)が注目されている。VODは各家庭にセットトップ
・ボックスと呼ばれる専用端末機器を設置し、光ファイ
バケーブルや衛生回線を介して映画等のサービスを提供
するシステムである。サービス提供者側とサービスを受
ける家庭側の関係を示したVODの概念図を図11に示
す。サービス提供者70は、データを送信するためにA
TM(Asyncronous Transfer Mode)スイッチ等の送信
手段71、映画等のデータを保持するデータ格納部およ
びデータの管理情報を保持するデータ管理部も持つビデ
オ・サーバ72、サービス提供70と家庭76の端末相
互のネットワークを管理するネットワーク管理/システ
ム管理装置73で構成される。尚、ビデオ・サーバ72
は磁気テープ、磁気ディスク装置または光ディスク装置
等の様々な形態の記憶メディアによって実現される。サ
ービス提供者70と家庭76とは光ファイバ/同軸ケー
ブル/より対線74を介して相互に接続し、また衛星放
送等75による衛星回線による信号の配信方法もある。
一方、各家庭76には、サービスに対応したネットワー
クAPI(ApplicationProgramming Interface)等を持
つアプリケーション環境77、アプリケーション環境7
7と連携して受信側のシステムの制御を行なうシステム
・ソフトウエアであるオペレーション・システム(O
S)78、ユーザの要求オペレーションの処理やサービ
ス提供者70から転送された圧縮データの復調処理を行
うセットトップ・ボックス79、チューナ等のデータ受
信手段80、リモコン装置等の入力装置81を持つ。
尚、一般に家庭76の構成要素を一括してセットトップ
・ボックスと呼ぶ場合が多い。
【0003】ここでサービス提供者70の中の特にビデ
オ・サーバ72と端末としてのセットトップ・ボックス
79相互にやり取りする処理内容について図12を用い
て説明する。ビデオ・サーバ10は具体的に、セットト
ップ・ボックス25から出されたコマンド要求に従っ
て、セットトップ・ボックスのハードウエア環境を認識
するブートサービス82、セットトップ・ボックスに提
供するシステム・ソフトウエアを保持する記憶装置8
3、サービスに応じたアプリケーション環境及び映画等
のデータを保持する記憶装置84、85で構成される。
一方、セットトップ・ボックス25は、主記憶の管理や
システム・ソフトウエア、アプリケーションの制御を行
うブートROM86、ビデオ・サーバ10からダウンロ
ードし、セットトップ・ボックス25で使用するシステ
ム・ソフトウエア87及びサービスのアプリケーション
環境88で構成される。まずユーザがセットトップ・ボ
ックス25からサービスの要求を行うと(図10のフロ
ーチャート500)、セットトップ・ボックス25のブ
ートROM86がブート要求をビデオ・サーバの10の
ブートサービス82に対して発行する(同501)。こ
れを受けたブートサービスはセットトップ・ボックスの
ブートROM86に対して主記憶の容量を問い合わせる
(同502)。そしてブートROM86からセットトッ
プ・ボックスで利用できる主記憶容量をブートパケット
というかたちでブートサービス82に通知する(同50
3)。ブートサービス82が受け取ったブートパケット
は、セットトップ・ボックス25がどのメーカのどの機
種かという情報を持っているので、これらを基にビデオ
・サーバ10では、セットトップ・ボックス25のハー
ドウエアに適したシステム・ソフトウエアを記憶装置8
3から検索する(同504)。次に適切なシステム・ソ
フトウエアとして例えばシステム・ソフトウエアAをセ
ットトップ・ボックス25にダウンロードし(同50
5)、サービスの種類を選択する。ビデオ・サーバ10
の記憶装置84、85から対応するサービスのアプリケ
ーション環境を検索し、適切な例えばサービスDのアプ
リケーション環境をセットトップ・ボックス25にダウ
ンロードする(同506)。ここでサービスを受け入れ
る環境が整ったので、記憶装置85のサービスDをセッ
トトップ・ボックス25に供給する。尚、この場合、サ
ービスDのデータの供給は、サービスの終了もしくはユ
ーザがサービスの受け入れを中止するまでセットトップ
・ボックス25に対してリアルタイムで継続される。
【0004】また以上述べてきたVODでは、サービス
提供者がデータをMPEG(MovingPicture Experts Gr
oup)のデータ形式でセットトップ・ボックス25に供
給する。MPEGのデータ形式について図14を用いて
説明する。MPEGではIフレーム/Bフレーム/Pフ
レームもしくは、フレームとフィールドを区別する場合
には、Iピクチャ/Bピクチャ/Pピクチャというの3
種類の符号化方法を持つ。この内Iピクチャはフレーム
内/フィールド内符号化した画像で、動き補償は使わな
い。一方、Pピクチャは一つ前の画像から動き補償予測
を行い、フレーム間/フィールド間で符号化したピクチ
ャである。また、Bピクチャは一つ前と一つ後の両方向
の画像を使って、動きベクトルを求める。このため復号
化時には、2本の動きベクトルと2枚(前と後)の参照
画像を用いて、動き補償を行う。これら3種類の符号化
方法のうち、フレーム単位で復号化できるのは動き補償
を使わないIピクチャのみであるため、飛び越し(ステ
ップ)早送り/巻戻し再生にはIピクチャが用いられ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の方法
で、以下の課題がある。
【0006】まずセットトップ・ボックスに電源を入れ
る度に、サービス提供者のビデオ・サーバからシステム
・ソフトウエアをダウンロードし直すために、これに数
秒かかることが挙げられる。システム・ソフトウエアの
更新や保守がサービス提供者に依存し、ユーザ側がシス
テム・ソフトウエアのインストールに煩わされないとい
うメリットはあるが、ビデオ・サーバがサービスを開始
できるまでユーザは待たされるため、この遅延時間は無
視できないと考えられる。また、サービス提供者が供給
するデータはMPEGのデータ方式に従っているため、
フレーム間相互の画像の動き補償が働くため、標準的な
リアルタイムな動画再生には問題がないが、現在普及し
ている家庭用VTRのような飛び越し(ステップ)早送
り/巻戻し再生にはIピクチャのみを抜き出して復号化
するため、家庭用VTRと同等の滑らかな動画を得るこ
とが困難である。尚、家庭用VTRは図15の(1)に
示すようなテープ・フォーマットを持ち、テープに対し
て斜めにピクチャ・フレームが配置されている。そして
図15の(2)に示すようにテープが再生ヘッドをトレ
ースする速度によって、テープの記録トラックからの再
生ヘッドのずれが発生する原理を利用して早送り/巻戻
し再生を実現している。家庭用VTRと比較すると、従
来のVODの再生性能はやや劣ると予想される。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明はセットトップ・ボックス毎にシステム・ソ
フトウエア、サービスのアプリケーション環境及びサー
ビスのデータを蓄積する小型ディスク装置を設ける。ま
たビデオ・サーバの記憶装置にRAID(Redundant Ar
ray of Inexpensive Disks)構成のディスクアレイ装
置、または高速データ転送可能な大容量のディスク装置
を設ける。
【0008】上記の目的を達成する方法を用いると、セ
ットトップ・ボックスの内蔵ディスク装置にシステム・
ソフトウエアをプレインストールしてユーザに提供する
ことで、セットトップ・ボックスの電源投入後、セット
トップ・ボックスのシステムセットアップなしにビデオ
・サーバがサービスを開始する。ただし、インストール
済みのシステム・ソフトウエアのバージョンが古い場合
は、新しいものをビデオ・サーバからダウンロードし更
新する。またサービスに対応した異なるシステム・ソフ
トウエアが必要な場合もビデオ・サーバからダウンロー
ドする。ビデオ・サーバとしてRAID構成のディスク
アレイ装置、または高速データ転送可能な大容量のディ
スク装置にデータを格納しておき、データを高速に並列
転送しセットトップ・ボックスのデータ復調回路を介し
て内蔵ディスク装置にライトする。データの再生はセッ
トトップ・ボックスがデータ受信開始後即可能で、内蔵
ディスク装置からリードすることで実現する。また数〜
数十秒後にはビデオ・サーバが提供するデータが内蔵デ
ィスク装置に全てライトされるため、このデータを用い
て動画の飛び越し(ステップ)早送り/巻戻し再生を行
う。データは内蔵ディスク装置に保存されている間は繰
返し利用できるが、セットトップ・ボックスが新しいデ
ータを要求すると削除される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の第一実施例を図1ないし
図3を用いて説明する。
【0010】図1は本発明のVODのサービス提供側の
特にビデオ・サーバとセットトップ・ボックスの関係を
示した図である。データ提供側のビデオ・サーバ10は
内部の各ハードウエアの統括制御を行うMPU10、セ
ットトップ・ボックスに供給するデータの転送を制御す
るデータ転送制御部12、ディスクアレイ装置を構成す
るディスク装置のうちデータを格納する14〜17及び
19〜22、パリティと呼ばれる冗長データを格納する
15及び23、ディスクアレイ装置のうちデータを格納
する1台のディスク装置例えば19に障害が発生した場
合、残りのデータを格納するディスク装置20〜22と
冗長データを格納するディスク装置23のEOR演算よ
り障害ディスクのデータを生成するDRR(Data Redun
dancy Reconstruction)から成る。ビデオ・サーバ10
は同軸ケーブル等の高速バス24でセットトップ・ボッ
クス25と相互に接続する。またセットトップ・ボック
ス25はビデオ・サーバ10のディスクアレイ装置から
高速転送されるデータの速度調整を行うバッファ26、
MPEGのデータ形式で転送されたデータを復調するデ
ータ復調回路部27、ビデオ・サーバ10から転送され
たデータを格納する内蔵ディスク装置28から成る。さ
らにセットトップ・ボックス25のデータ出力側にはビ
デオ・モニタ30が接続される。
【0011】図2はセットトップ・ボックス25の内部
構造をより具体的に示した図である。セットトップ・ボ
ックス25は、ビデオ・サーバ10から転送されたデー
タの速度調整を行うバッファ26、データ復調回路部2
7、転送データを格納する内蔵ディスク装置28以外に
MPEG復号化回路及び、限られたディスク容量に転送
データを格納するため、データ圧縮/伸長回路部31を
データ復調回路部27及び内蔵ディスク装置28の間
に、また飛び越し(ステップ)再生のために単位時間当
たりに取り出すフレーム数を変化させるフレーム数可変
回路部33を、データ圧縮/伸長回路部31とビデオ・
モニタ30の間に持つ。
【0012】図3、図4のフローチャートに基づき本発
明のVODの動作について説明する。
【0013】ユーザがセットトップ・ボックスA25の
電源をオンにすると、セットトップ・ボックスA25で
は内蔵ディスク装置28からシステム・ソフトウエアを
主記憶上に読込み、システムの立ち上げを行う(同10
0)。次にユーザがサービス例えばフィルム1の要求を
行うと(同101)、セットトップ・ボックスA25か
らビデオ・サーバ10にフィルム1の転送要求を発行す
る(同102)。これを受けたビデオ・サーバ10では
MPU11がフィルム1をディスクアレイ装置から検索
し、データ転送制御部12を介してセットトップ・ボッ
クス25の内蔵ディスク装置28に転送を開始する(同
103)。ここでユーザがすぐにフィルム1の再生を開
始すると(同104)、セットトップ・ボックス25の
内蔵ディスク装置28からデータのリードが行われ、ビ
デオ・モニタ30にフィルム1の映像の表示が開始され
る。図2の(2)に示すように、この時点からフィルム
1のデータは、逐次、内蔵ディスク装置28にライトさ
れていくため、フィルム1の巻戻し再生は可能となる
(同106)。さらに図2の(3)に示すように、ビデ
オ・サーバからの転送データが全てセットトップ・ボッ
クス25の内蔵ディスク装置28にライトされると(同
107)、内蔵ディスク装置28のデータをセットトッ
プ・ボックス25で独立に扱うことができ、フレーム数
可変回路部33で取り出すフレーム数を変化させること
で、フィルム1の早送り/巻戻し再生が可能となる(同
108)。この後フィルム1の再生を終了もしくは途中
で停止すると(図4のフローチャート109)、セット
トップ・ボックス25は次のサービスを受けるかどうか
の判断をユーザに促し(同110)、受ける場合はセッ
トトップ・ボックス25からビデオ・サーバ10に次の
フィルムの転送要求を発行する(同111)。そしてビ
デオ・サーバ10のMPU11が対応するフィルムをデ
ィスクアレイ装置から検索し、データ転送制御部12を
介してセットトップ・ボックス25の内蔵ディスク装置
28に転送を行う(同112)。尚、この時次のフィル
ムを内蔵ディスク装置28に上書きするため、フィルム
1のデータは消去される。以後の動作は前述のフィルム
1の場合と同様である。一方フィルム1の鑑賞後次のフ
ィルムをビデオ・サーバ10に要求しない場合は(同1
10)、そのままフィルム1は内蔵ディスク装置に保持
されているため(同113)、引続きフィルム1の鑑賞
を行うことができる(同114)。フィルム1の鑑賞が
終わったら(同115)、次のサービスを受けるかどう
かの判断をユーザに促し、次のサービスも受けず、さら
にフィルム1の鑑賞も行わない場合、ユーザがセットト
ップ・ボックスの電源をオフすることでサービスの受け
付けが終了する。尚、この時点でフィルム1はセットト
ップ・ボックス25の内蔵ディスク装置に残されている
ため、次にセットトップ・ボックス25の電源をオンに
して、新しいサービスを受け付けるまではフィルム1を
繰返し鑑賞することができる。
【0014】第一実施例ではVODのセットトップ・ボ
ックスの操作性について注目し、家庭用VTRと同等の
使い勝手を実現する方法について述べた。一方ビデオ・
サーバに関してもRAID構成のディスクアレイ装置を
用いることで、特にフィルム等のシーケンシャルなデー
タを高速に各家庭のセットトップ・ボックスに供給でき
ると考えられる。しかし、ビデオ・サーバの容量にも制
限があるため、限られた容量を有効に利用する方法が重
要となる。この方法について第二実施例で述べる。
【0015】本発明の第二実施例を図5、図6を用いて
説明する。
【0016】サービス提供者のビデオ・サーバ40は、
データ提供側のビデオ・サーバ10は内部の各ハードウ
エアの統括制御を行うMPU11、セットトップ・ボッ
クスに供給するデータの転送を制御するデータ転送制御
部12、ディスクアレイ装置を構成するディスク装置の
うちデータを格納する14〜17及び19〜22、冗長
データを格納する15及び23、ディスクアレイ装置の
うちデータを格納する1台のディスク装置例えば19に
障害が発生した場合、残りのデータを格納するディスク
装置20〜22と冗長データを格納するディスク装置2
3のEOR演算より障害ディスクのデータを生成するD
RR(Data Redundancy Reconstruction)から成る。こ
こまでは基本的に第一実施例で示したビデオ・サーバ1
0と同様であるが、さらにユーザからディスクアレイ装
置のどのフィルムへのアクセス頻度が小さいかといった
情報を記録しておくアクセス履歴記憶部41、アクセス
頻度の低いデータを次の要求が発生するまで待機させて
おく待機系・サーバ42、待機するデータを一時保持し
ておくディスク装置43を設ける。まず、ビデオ・サー
バ40はセットトップ・ボックスから受ける要求に従っ
て、逐次、アクセス履歴記憶部41にデータのタイトル
コード毎に要求を受け付けた回数を記録する。尚、ここ
ではアクセス頻度の高いデータのコードは削除し、低い
ものだけを幾つか残す(図6のフローチャート20
0)。或る一定時間毎にMPU11がこのアクセス履歴
記憶部41を参照し、アクセス頻度を比較する(同20
1)。MPU11はアクセス頻度の低いデータのコード
を検索し(同202)、対応するデータをディスクアレ
イ装置、例えば、ディスク装置19〜22からリードし
(同203)、待機系・サーバ42のディスク装置43
にライトする(同204)。この後、セットトップ・ボ
ックスから待機したデータに対して要求が来た場合(同
205)、待機系・サーバ42のディスク装置43から
直接セットトップ・ボックスにデータを転送する(同2
06)。その後、ビデオ・サーバ40のディスクアレイ
装置に空き領域があれば、データをその領域に復帰する
(同207)。一方、待機したデータに対して要求が発
生しない間は(同205)、そのまま待機系・サーバ4
2のディスク装置43にデータを保存しておく(同20
8)。
【0017】第一実施例で挙げた方式は、ユーザのセッ
トトップ・ボックス25の内蔵ディスク装置28にフィ
ルム1本分を格納するため、データの2次利用の可能性
が危惧される。第一実施例の説明でも若干触れたが、こ
の方式ではユーザが新しいフィルムを要求することで、
旧いフィルムは新しいフィルムが内蔵ディスク装置に上
書きされることから削除され、その後利用することは出
来ない。しかし現在の家庭用VTRでは自由にアナログ
出力が可能なシステムになっているため、これと同様に
アナログ出力部を持ったセットトップ・ボックスという
のも考えられる。この方式について次の第三実施例で述
べる。
【0018】本発明の第三実施例を図7、図8を用いて
説明する。
【0019】図7はセットトップ・ボックスのデータ出
力部分を具体的に表した図である。セットトップ・ボッ
クス50にはフィルムを保存しておく内蔵ディスク装置
28、デジタル画像データをアナログ画像データに変換
するビデオ用D/A変換器52、アナログ画像データを
現行のアナログ形式のビデオ・モニタに表示させるため
のNTSC/PALエンコーダ51、アナログ画像デー
タ表示するビデオ・モニタ30を設ける。尚、NTSC
/PALエンコーダ51とビデオ・モニタ30の間には
アナログ画像データ出力部がある。セットトップ・ボッ
クス50の電源をオンにすると(図8のフローチャート
300)、内蔵ディスク装置28に保存されているフィ
ルムの鑑賞を行うことができる(同301)。この時、
セットトップ・ボックス50のアナログ画像データ出力
部を家庭用VTR等に接続してデータのコピーを行うこ
とができる(同303)。ただしこのコピーは個人の鑑
賞用であることを前提にしている。またここで利用でき
るデータはアナログデータであるため、画質は劣化す
る。したがってこれがデータの2次利用の制限となる第
一点目である。以後、セットトップ・ボックス50から
新規のデータを要求すると(同303)、新しいフィル
ムが内蔵ディスク装置28に上書きされるため旧いフィ
ルムは削除される(同304)。したがってこれがデー
タの2次利用の制限となる第二点目である。これ以降の
新しいフィルムの鑑賞方法は旧いフィルムの場合と同様
である。一方、新規のデータを要求しない場合は(同3
03)、セットトップ・ボックス50は旧いフィルムの
鑑賞を続けるか否かの判断をユーザに促し(同30
5)、旧いフィルムの鑑賞を取り止める場合、セットト
ップ・ボックス50の電源をオフすることで、セットト
ップ・ボックス50の利用が終了する(同306)。
【0020】第一実施例では、セットトップ・ボックス
25の電源をオンにすると、セットトップ・ボックス2
5では内蔵ディスク装置28からシステム・ソフトウエ
アを主記憶上に読込み、システムの立ち上げを行うと述
べたが、受けるサービスによっては異なるシステム・ソ
フトウエアが必要になると予想される。また同じシステ
ム・ソフトウエアでも以後バージョンアップすることが
予想されるため、これらに対応することも考慮に入れる
必要がある。この方法について次の第四実施例で述べ
る。
【0021】本発明の第四実施例を図9、図10を用い
て説明する。
【0022】図9はビデオ・サーバとセットトップ・ボ
ックスにおけるシステム・ソフトウエアの位置付けを表
した図である。ビデオ・サーバ60にはシステム・ソフ
トウエアを格納するディスク装置61を設ける。またセ
ットトップ・ボックス62にはシステム・ソフトウエア
をその一部に格納する内蔵ディスク25、ビデオ・サー
バ60とセットトップ・ボックス62がそれぞれ持つシ
ステム・ソフトウエアのバージョンを比較管理するシス
テム・ソフトウエアバージョン管理部63を設ける。セ
ットトップ・ボックス62の電源をオンにし(図10の
フローチャート400)、ビデオ・サーバ60に要求を
出すと、ビデオ・サーバ60が最新のシステム・ソフト
ウエアのタイプとバージョンをセットトップ・ボックス
62に通知する(同401)。ビデオ・サーバ60とセ
ットトップ・ボックス62にあるシステム・ソフトウエ
アが同じタイプの場合(同402)、さらにシステム・
ソフトウエアバージョン管理部63でそれらのバージョ
ンを比較する(同403)。ビデオ・サーバ60にある
システム・ソフトウエアのバージョンが新しい場合、セ
ットトップ・ボックス62にあるシステム・ソフトウエ
アを更新する(同404)。したがって新しいシステム
・ソフトウエアをビデオ・サーバ60のディスク装置6
1からダウンロードする(同405)。その後セットト
ップ・ボックス62がビデオ・サーバ60からサービス
の受信を開始する(同406)。一方、ビデオ・サーバ
60とセットトップ・ボックス62にあるシステム・ソ
フトウエアのバージョンが同じ場合は、セットトップ・
ボックス62が即ビデオ・サーバ60からサービスの受
信を開始する(同406)。また、ビデオ・サーバ60
とセットトップ・ボックス62にあるシステム・ソフト
ウエアのタイプが異なる場合(同402)、異なるシス
テム・ソフトウエアをビデオ・サーバ60のディスク装
置61からダウンロードする(同407)。その後セッ
トトップ・ボックス62がビデオ・サーバ60からサー
ビスの受信を開始する(同406)。
【0023】
【発明の効果】セットトップ・ボックスの内蔵ディスク
装置に蓄積した復調データを基に動画の再生を行なうこ
とで、飛び越し(ステップ)早送り/巻戻し再生を家庭
用VTRと同等の画質で提供できる。またデータ提供側
のビデオ・サーバであるディスクアレイ装置、または高
速データ転送可能な大容量のディスク装置をデータ蓄積
専用のメディアとして利用することで、一人のユーザが
ビデオ・サーバを占有する時間が短縮するため、同一デ
ータに対する複数ユーザの要求に容易に対応できる。
【0024】また映画等のフィルム・データはその種類
によってユーザのアクセス頻度が異なることが予想され
る。したがって、アクセス頻度の特に低いデータを次の
アクセス要求が発生するまでの間待機系・サーバに移動
することで、利用可能なビデオ・サーバのディスク容量
が最適化され、運用効率を上げることができる。
【0025】さらにユーザはセットトップ・ボックスの
操作性及び性能に家庭用VTRと同等なレベルを要求す
ると考えられるため、付属機能としてアナログ画像デー
タ出力部を設けることで、個人鑑賞用にデータを活用す
る方法もある。
【0026】セットトップ・ボックスにシステム・ソフ
トウエアをプレインストールして出荷することで、セッ
トトップ・ボックスの電源オンの際にビデオ・サーバか
らシステム・ソフトウエアのダウンロードが必要のない
分、システムの立ち上げ時間が短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のVODシステムのブロック図。
【図2】本発明のVODシステムのうちセットトップ・
ボックスの内部構成を表したブロック図。
【図3】本発明のVODシステムの動作を示すフローチ
ャート。
【図4】本発明のVODシステムの動作を示すフローチ
ャート。
【図5】本発明のVODシステムに待機系のサーバを付
加した状態を表したブロック図。
【図6】ビデオ・サーバと待機系・サーバとの動作を示
すフローチャート。
【図7】本発明のVODシステムにアナログデータ出力
部を付加した状態を表したブロック図。
【図8】アナログデータ出力部を付加した本発明のVO
Dシステムの動作を示すフローチャート。
【図9】本発明のVODシステムにシステム・ソフトウ
エアのタイプ、バージョン管理機能を付加した状態を表
した説明図。
【図10】システム・ソフトウエアのタイプ、バージョ
ン管理機能を付加したVODシステムの動作を示すフロ
ーチャート。
【図11】ビデオ・オン・デマンドの概念を表したブロ
ック図。
【図12】ビデオ・サーバとセットトップ・ボックスの
相互接続の状態を表したブロック図。
【図13】ビデオ・オン・デマンドの全体の動作を示す
フローチャート。
【図14】MPEGのファイル形式を表した説明図。
【図15】家庭用VTRの特殊再生の原理を表したブロ
ック図。
【符号の説明】
10…ビデオ・サーバ、 11…MPU、 12…データ転送制御部、 13…DRR、 14〜17…ディスクアレイ装置、 18…ディスクアレイ装置、 19〜22…ディスクアレイ装置、 23…ディスクアレイ装置、 24…高速バス、 25…セットトップ・ボックス、 26…バッファ、 27…データ復調回路部、 28…ディスク装置、 30…ビデオ・モニタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本田 聖志 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地株式 会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 松並 直人 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地株式 会社日立製作所システム開発研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数ディスク装置からなるビデオ・サーバ
    と各家庭に設置するサービス受信機セットトップ・ボッ
    クスを、高速バスの同軸ケーブル等で相互に接続し、ビ
    デオ・サーバ側にデータの高速読みだし可能な記憶装置
    と、セットトップ・ボックス側にシステム・ソフトウエ
    ア及びデータを内部に待つ内蔵ディスク装置を搭載した
    ことを特徴とするビデオ・オン・デマンドシステム。
  2. 【請求項2】前記ビデオ・サーバから転送し復調したデ
    ータを、前記セットトップ・ボックスの前記内蔵ディス
    ク装置にダウンロードして動画再生に利用することで、
    家庭用VTRと同等の動画品質の飛び越し早送り/巻戻
    し再生に対応した請求項1に記載のビデオ・オン・デマ
    ンドシステム。
  3. 【請求項3】前記ビデオ・サーバがデータの蓄積メディ
    アとして機能し、同一データに対する複数コマンド要求
    を受け付けることが可能な請求項1または2に記載のビ
    デオ・オン・デマンドシステム。
  4. 【請求項4】前記ビデオ・サーバが持つデータのうちア
    クセス頻度の低いデータを待機系・サーバに一時的に移
    動し、前記ビデオ・サーバの利用可能なディスク容量を
    最適化する請求項1、2または3に記載のビデオ・オン
    ・デマンドシステム。
  5. 【請求項5】前記セットトップ・ボックスにアナログ画
    像データ出力部を設けることで、家庭用VTRと同等の
    付属機能を持つ請求項1、2、3または4に記載のビデ
    オ・オン・デマンドシステム。
  6. 【請求項6】前記システム・ソフトウエアを前記内蔵デ
    ィスク装置にプレインストールした前記セットトップ・
    ボックスをユーザに提供し、前記ビデオ・サーバにサー
    ビスを要求する毎に、必要に応じて新しいバージョンの
    システム・ソフトウエアや異なるタイプのシステム・ソ
    フトウエアをビデオ・サーバから自動的にダウンロード
    する請求項1、2、3、4または5に記載のビデオ・オ
    ン・デマンドシステム。
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