JPH09148860A - 自動利得制御方法および自動利得制御回路 - Google Patents

自動利得制御方法および自動利得制御回路

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JPH09148860A
JPH09148860A JP7304550A JP30455095A JPH09148860A JP H09148860 A JPH09148860 A JP H09148860A JP 7304550 A JP7304550 A JP 7304550A JP 30455095 A JP30455095 A JP 30455095A JP H09148860 A JPH09148860 A JP H09148860A
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JP
Japan
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output signal
output
signal
gain control
amplitude
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JP7304550A
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Hisaya Kato
久也 加藤
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 利得制御用増幅器の応答特性にかかわらず自
動利得制御が実現可能で、かつ高速な収束を可能とす
る。 【解決手段】 受信信号が利得制御用増幅器1を通して
A/D変換器2に加えられる。振幅検出器3ではA/D
変換器2の出力信号の振幅の大きさを検出し、その振幅
の大きさが設定範囲内であるかを比較器4で検出する。
比較器4の検出結果で振幅の大きさが設定範囲内になる
までカウンタ5でカウントアップし、設定範囲内になる
とホールド回路6でカウンタ5の出力値を保持する。ま
た、設定範囲内になると振幅検出器3で検出された振幅
の大きさから基準値を減算器7で減算し、乗算器8では
減算結果を定数Gで乗算し、積分器9で平滑化される。
そして、加算器10ではホールド回路6と積分器9の出
力信号が加算され、D/A変換器11を通し、制御信号
として利得制御用増幅器1に帰還される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は多値直交振幅変調
信号や多相位相変調信号などのディジタル変調信号を復
調するために受信信号の振幅制御を行うための自動利得
制御方法および自動利得制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、多値振幅変調方式や多相位相変調
方式を用いた衛星ディジタル放送や地上ディジタル放送
やディジタルCATVなどが検討されており、一部では
本放送も行われている。一般に、ディジタル変調方式を
用いた放送システムにおいて、受信機が安定な復調動作
を実現するためには、受信信号の振幅制御を行い一定の
振幅の大きさで復調器に入力される必要がある。
【0003】以下に、従来の自動利得制御回路について
説明する。図10は従来の自動利得制御回路のブロック
図を示すものである。図10において、受信信号は利得
制御用増幅器101により振幅の大きさを調節されて復
調器102に入力される。振幅検出器103は、利得制
御用増幅器101の出力信号の振幅の大きさを検出し、
減算器104では、その検出された振幅値から基準値を
減算し、その結果を積分器105に入力して平滑化し、
そして、利得制御用増幅器101の制御信号として帰還
される(例えば、特開平4−79647号公報「PSK
復調装置」参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例の構成では、利得制御用増幅器への制御信号の特
性が一意的に決まり、利得制御用増幅器の応答特性によ
っては適正な特性を有した自動利得制御回路が実現でき
なかったり、実現できても収束時間が増加したりすると
いう問題を有していた。
【0005】この発明は上記従来の問題点を解決するも
ので、利得制御用増幅器への制御信号に様々なスイープ
信号を加えることにより、どのような利得制御用増幅器
の応答特性についても最適な自動利得制御を可能とする
自動利得制御方法および自動利得制御回路を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の自動利得
制御方法は、利得制御用増幅器の出力信号の振幅が基準
値を含む所定の設定範囲に入るまでは利得制御用増幅器
に単調増加または単調減少関数電圧を制御電圧として加
え、利得制御用増幅器の出力信号の振幅が所定の設定範
囲内に入った後は単調増加または単調減少関数電圧を固
定し、利得制御用増幅器の出力信号の振幅と基準値の差
の積分電圧を固定した単調増加または単調減少関数電圧
に加算して利得制御用増幅器に制御電圧として加えるこ
とにより利得制御用増幅器の出力信号の振幅が基準値に
等しくなるように制御することを特徴とする。上記の単
調増加または単調減少関数電圧とは、上り勾配または下
り勾配の直線の一次関数電圧に限らず、二次関数電圧、
その他任意の形状の電圧を含むものであり、例えば、利
得制御用増幅器における制御電圧と利得の非直線性を補
正するようなものも含み、この点は以下同様である。
【0007】この方法によれば、単調増加または単調減
少関数電圧の変化勾配や形状を適正に調整することによ
り、利得制御用増幅器の特性に合わせて適正な特性を有
した自動利得制御を実現することができる。請求項2記
載の自動利得制御回路は、制御電圧に応じて受信信号の
振幅の大きさを調整する利得制御用増幅器と、利得制御
用増幅器の出力信号をアナログ信号からディジタル信号
に変換するA/D変換器と、A/D変換器の出力信号の
振幅の大きさを測る振幅検出器と、振幅検出器の出力値
が設定範囲内であるかを調べてその判定結果を出力する
とともに設定範囲内のときに振幅検出器の出力値を出力
する比較器と、比較器の判定結果である出力信号に基づ
き振幅検出器の出力値が設定範囲より下と上とでカウン
ト方向を反転させるカウンタと、比較器の判定結果であ
る出力信号に基づき振幅検出器の出力値が設定範囲外の
ときにはカウンタの出力信号をそのまま出力し設定範囲
に入ったときにカウンタの出力信号を保持して出力する
ホールド回路と、比較器から出力される振幅検出器の出
力値から基準値を減算する減算器と、比較器の判定結果
である出力信号に基づき振幅検出器の出力値が設定範囲
に入ったときに減算器の出力信号を積分する積分器と、
ホールド回路の出力信号と積分器の出力信号とを加算す
る加算器と、加算器のディジタルの出力信号をアナログ
信号に変換し利得制御用増幅器に制御電圧として帰還す
るD/A変換器とを備えている。
【0008】この構成によると、振幅検出器の出力値が
設定範囲外では、振幅検出器の出力値と基準値との差の
積分値の利得制御用増幅器への帰還は行われず、カウン
タの出力値のみが利得制御用増幅器へ帰還され、振幅検
出器の出力値が設定範囲内に入ると、カウンタの出力値
がホールドされ、振幅検出器の出力値と基準値との差の
積分値の利得制御用増幅器への帰還が開始されて利得制
御が行われることになる。この際、利得制御用増幅器の
応答特性がいかなるものであっても、カウンタのカウン
トアップまたはダウンするステップ幅を可変とすること
により適正な特性を有した自動利得制御回路が実現可能
である。また、カウンタによるスイープ信号と基準値と
の振幅差の信号を比較器の判定結果で切り換えることに
より高速な収束、つまり収束時間の短縮を可能とする。
そして、振幅の大きさが設定範囲内からはずれた場合に
も、比較器の判定結果からはずれた方向と逆の制御が動
作するようにカウンタをカウントアップもしくはカウン
トダウンして設定範囲内に戻すことにより短時間で自動
利得制御回路を復帰できる。
【0009】請求項3記載の自動利得制御回路は、制御
電圧に応じて受信信号の振幅の大きさを調整する利得制
御用増幅器と、利得制御用増幅器の出力信号をアナログ
信号からディジタル信号に変換するA/D変換器と、A
/D変換器の出力信号の振幅の大きさを測る振幅検出器
と、振幅検出器の出力値が設定範囲内であるかを調べて
その判定結果を出力するとともに設定範囲内のときに振
幅検出器の出力値を出力する比較器と、任意の単調増加
または単調減少関数波形の波形データを記憶して比較器
の判定結果である出力信号に基づき振幅検出器の出力値
が設定範囲より下であれば出力値が増加していく方向に
読み出しアドレスが変化し設定範囲より上であれば出力
値が減少していく方向に読み出しアドレスが変化するR
OMと、比較器の判定結果である出力信号に基づき振幅
検出器の出力値が設定範囲外のときにはROMの出力信
号をそのまま出力し設定範囲に入ったときにROMの出
力信号を保持して出力するホールド回路と、比較器から
出力される振幅検出器の出力値から基準値を減算する減
算器と、比較器の判定結果である出力信号に基づき振幅
検出器の出力値が設定範囲に入ったときに減算器の出力
信号を積分する積分器と、ホールド回路の出力信号と積
分器の出力信号とを加算する加算器と、加算器のディジ
タルの出力信号をアナログ信号に変換し利得制御用増幅
器に制御電圧として帰還するD/A変換器とを備えてい
る。
【0010】この構成によると、振幅検出器の出力値が
設定範囲外では、振幅検出器の出力値と基準値との差の
積分値の利得制御用増幅器への帰還は行われず、ROM
の出力値のみが利得制御用増幅器へ帰還され、振幅検出
器の出力値が設定範囲内に入ると、ROMの出力値がホ
ールドされ、振幅検出器の出力値と基準値との差の積分
値の利得制御用増幅器への帰還が開始されて利得制御が
行われることになる。この際、利得制御用増幅器の応答
特性がいかなるものであっても、ROMにより一次関数
の直線だけでなく様々な形状をもったスイープ波形を出
力することができ、適正な特性を有した自動利得制御回
路が実現可能である。また、ROMによる出力信号と基
準値との振幅差の信号を比較器の判定結果で切り換える
ことにより高速な収束、つまり収束時間の短縮を可能と
する。そして、振幅の大きさが設定範囲内からはずれた
場合にも、比較器の判定結果からはずれた方向と逆の制
御が動作するようにROMからスイープ信号が出力され
設定範囲内に戻すことにより短時間で自動利得制御回路
を復帰できる。
【0011】請求項4記載の自動利得制御回路は、制御
電圧に応じて受信信号の振幅の大きさを調整する利得制
御用増幅器と、利得制御用増幅器の出力信号をアナログ
信号からディジタル信号に変換するA/D変換器と、A
/D変換器の出力信号の振幅の大きさを測る振幅検出器
と、振幅検出器の出力値が設定範囲内であるかを調べて
その判定結果を出力するとともに設定範囲内のときに振
幅検出器の出力値を出力する比較器と、スイープ信号を
出力するカウンタと、比較器の判定結果である出力信号
に基づき振幅検出器の出力値が設定範囲外のときにはカ
ウンタの出力信号をそのまま出力し設定範囲に入ったと
きにカウンタの出力信号を保持して出力するホールド回
路と、比較器から出力される振幅検出器の出力値から基
準値を減算する減算器と、比較器の判定結果である出力
信号に基づき振幅検出器の出力値が設定範囲に入ったと
きに減算器の出力信号を積分する積分器と、ホールド回
路の出力信号と積分器の出力信号とを加算する加算器
と、加算器のディジタルの出力信号をアナログ信号に変
換し利得制御用増幅器に制御電圧として帰還するD/A
変換器とを備えている。
【0012】この構成によると、振幅検出器の出力値が
設定範囲外では、振幅検出器の出力値と基準値との差の
積分値の利得制御用増幅器への帰還は行われず、カウン
タの出力値のみが利得制御用増幅器へ帰還され、振幅検
出器の出力値が設定範囲内に入ると、カウンタの出力値
がホールドされ、振幅検出器の出力値と基準値との差の
積分値の利得制御用増幅器への帰還が開始されて利得制
御が行われることになる。この際、利得制御用増幅器の
応答特性がいかなるものであっても、カウンタのカウン
トアップするステップ幅を可変とすることにより適正な
特性を有した自動利得制御回路が実現可能である。ま
た、カウンタによるスイープ信号と基準値との振幅差の
信号を比較器の判定結果で切り換えることにより高速な
収束、つまり収束時間の短縮を可能とする。
【0013】請求項5記載の自動利得制御回路は、制御
電圧に応じて受信信号の振幅の大きさを調整する利得制
御用増幅器と、利得制御用増幅器の出力信号をアナログ
信号からディジタル信号に変換するA/D変換器と、A
/D変換器の出力信号を復調する復調器と、A/D変換
器の出力信号の振幅の大きさを測る振幅検出器と、振幅
検出器の出力値から基準値を減算する減算器と、復調器
の同期判定結果である出力信号に基づき同期がとれたと
きに減算器の出力信号を積分する積分器と、スイープ信
号を出力するカウンタと、復調器の同期判定結果である
出力信号に基づき同期がとれていないときにはカウンタ
の出力信号をそのまま出力し同期がとれたときにカウン
タの出力信号を保持して出力するホールド回路と、ホー
ルド回路の出力信号と積分器の出力信号とを加算する加
算器と、加算器のディジタルの出力信号をアナログ信号
に変換し利得制御用増幅器に制御電圧として帰還するD
/A変換器とを備えている。
【0014】この構成によると、同期がとれていないと
きには、振幅検出器の出力値と基準値との差の積分値の
利得制御用増幅器への帰還は行われず、カウンタの出力
値のみが利得制御用増幅器へ帰還され、同期がとれたと
きに、カウンタの出力値がホールドされ、振幅検出器の
出力値と基準値との差の積分値の利得制御用増幅器への
帰還が開始されて利得制御が行われることになる。この
際、利得制御用増幅器の応答特性がいかなるものであっ
ても、カウンタのカウントアップするステップ幅を可変
とすることにより適正な特性を有した自動利得制御回路
が実現可能である。また、カウンタによるスイープ信号
と基準値との振幅差の信号を復調器の同期状態で切り換
えることにより高速な収束、つまり収束時間の短縮を可
能とする。
【0015】請求項6記載の自動利得制御回路は、制御
電圧に応じて受信信号の振幅の大きさを調整する利得制
御用増幅器と、利得制御用増幅器の出力信号をアナログ
信号からディジタル信号に変換するA/D変換器と、A
/D変換器の出力信号の振幅の大きさを測る振幅検出器
と、振幅検出器の出力値が設定範囲内であるかを調べて
その判定結果を出力するとともに設定範囲内のときに振
幅検出器の出力値を出力する比較器と、任意の単調増加
または単調減少関数波形の波形データを記憶して波形デ
ータを順次読み出すROMと、比較器の判定結果である
出力信号に基づき振幅検出器の出力値が設定範囲外のと
きにはROMの出力信号をそのまま出力し設定範囲に入
ったときにROMの出力信号を保持して出力するホール
ド回路と、比較器から出力される振幅検出器の出力値か
ら基準値を減算する減算器と、比較器の判定結果である
出力信号に基づき振幅検出器の出力値が設定範囲に入っ
たときに減算器の出力信号を積分する積分器と、ホール
ド回路の出力信号と積分器の出力信号とを加算する加算
器と、加算器のディジタルの出力信号をアナログ信号に
変換し利得制御用増幅器に制御電圧として帰還するD/
A変換器とを備えている。
【0016】この構成によると、振幅検出器の出力値が
設定範囲外では、振幅検出器の出力値と基準値との差の
積分値の利得制御用増幅器への帰還は行われず、ROM
の出力値のみが利得制御用増幅器へ帰還され、振幅検出
器の出力値が設定範囲内に入ると、ROMの出力値がホ
ールドされ、振幅検出器の出力値と基準値との差の積分
値の利得制御用増幅器への帰還が開始されて利得制御が
行われることになる。この際、利得制御用増幅器の応答
特性がいかなるものであっても、ROMにより一次関数
の直線だけでなく様々な形状をもったスイープ波形を出
力することができ、適正な特性を有した自動利得制御回
路が実現可能である。また、ROMによる出力信号と基
準値との振幅差の信号を比較器の判定結果で切り換える
ことにより高速な収束、つまり収束時間の短縮を可能と
する。
【0017】請求項7記載の自動利得制御回路は、制御
電圧に応じて受信信号の振幅の大きさを調整する利得制
御用増幅器と、利得制御用増幅器の出力信号をアナログ
信号からディジタル信号に変換するA/D変換器と、A
/D変換器の出力信号を復調する復調器と、A/D変換
器の出力信号の振幅の大きさを測る振幅検出器と、振幅
検出器の出力値から基準値を減算する減算器と、復調器
の同期判定結果である出力信号に基づき同期がとれたと
きに減算器の出力信号を積分する積分器と、任意の単調
増加または単調減少関数波形の波形データを記憶して波
形データを順次読み出すROMと、復調器の同期判定結
果である出力信号に基づき同期がとれていないときには
ROMの出力信号をそのまま出力し同期がとれたときに
ROMの出力信号を保持して出力するホールド回路と、
ホールド回路の出力信号と積分器の出力信号とを加算す
る加算器と、加算器のディジタルの出力信号をアナログ
信号に変換し利得制御用増幅器に制御電圧として帰還す
るD/A変換器とを備えている。
【0018】この構成によると、同期がとれていないと
きには、振幅検出器の出力値と基準値との差の積分値の
利得制御用増幅器への帰還は行われず、ROMの出力値
のみが利得制御用増幅器へ帰還され、同期がとれたとき
に、ROMの出力値がホールドされ、振幅検出器の出力
値と基準値との差の積分値の利得制御用増幅器への帰還
が開始されて利得制御が行われることになる。この際、
利得制御用増幅器の応答特性がいかなるものであって
も、ROMにより一次関数の直線だけでなく様々な形状
をもったスイープ波形を出力することができ、適正な特
性を有した自動利得制御回路が実現可能である。また、
ROMによる出力信号と基準値との振幅差の信号を復調
器の同期状態で切り換えることにより高速な収束、つま
り収束時間の短縮を可能とする。
【0019】請求項8記載の自動利得制御回路は、制御
電圧に応じて受信信号の振幅の大きさを調整する利得制
御用増幅器と、利得制御用増幅器の出力信号をアナログ
信号からディジタル信号に変換するA/D変換器と、A
/D変換器の出力信号の振幅の大きさを測る振幅検出器
と、振幅検出器の出力値が設定範囲内であるかを調べて
その判定結果を出力するとともに設定範囲内のときに振
幅検出器の出力値を出力する比較器と、比較器の判定結
果である出力信号に基づき振幅検出器の出力値が設定範
囲から外れたときに出力値が変化し設定範囲内に入った
ときに出力値が固定されるように出力値が制御されるス
イープ信号発生器と、比較器から出力される振幅検出器
の出力値から基準値を減算する減算器と、比較器の判定
結果である出力信号に基づき振幅検出器の出力値が設定
範囲に入ったときに減算器の出力信号を積分する積分器
と、積分器のディジタルの出力信号をアナログ信号に変
換するD/A変換器と、スイープ信号発生器の出力信号
とD/A変換器の出力信号とを加算し利得制御用増幅器
に制御電圧として帰還する加算器とを備えている。
【0020】この構成によると、振幅検出器の出力値が
設定範囲外では、振幅検出器の出力値と基準値との差の
積分値の利得制御用増幅器への帰還は行われず、スイー
プ信号発生器の出力値のみが利得制御用増幅器へ帰還さ
れ、振幅検出器の出力値が設定範囲内に入ると、スイー
プ信号発生器の出力が固定され、振幅検出器の出力値と
基準値との差の積分値の利得制御用増幅器への帰還が開
始されて利得制御が行われることになる。この際、利得
制御用増幅器の応答特性がいかなるものであっても、ス
イープ信号発生器の出力信号を用いることにより適正な
特性を有した自動利得制御回路が実現可能である。ま
た、スイープ信号発生器の出力信号と基準値との振幅差
の信号を比較器の判定結果で切り換えることにより高速
な収束、つまり収束時間の短縮を可能とする。
【0021】請求項9記載の自動利得制御回路は、制御
電圧に応じて受信信号の振幅の大きさを調整する利得制
御用増幅器と、利得制御用増幅器の出力信号をアナログ
信号からディジタル信号に変換するA/D変換器と、A
/D変換器の出力信号を復調する復調器と、A/D変換
器の出力信号の振幅の大きさを測る振幅検出器と、振幅
検出器の出力値から基準値を減算する減算器と、復調器
の同期判定結果である出力信号に基づき同期がとれたと
きに減算器の出力信号を積分する積分器と、積分器のデ
ィジタルの出力信号をアナログ信号に変換するD/A変
換器と、復調器の同期判定結果である出力信号に基づき
同期がとれていないときは出力値が変化し同期がとれた
ときは出力値が固定されるように出力値が制御されるス
イープ信号発生器と、スイープ信号発生器の出力信号と
D/A変換器の出力信号とを加算し利得制御用増幅器に
制御電圧として帰還する加算器とを備えている。
【0022】この構成によると、同期がとれていないと
きには、振幅検出器の出力値と基準値との差の積分値の
利得制御用増幅器への帰還は行われず、スイープ信号発
生器の出力値のみが利得制御用増幅器へ帰還され、同期
がとれたときに、スイープ信号発生器の出力が固定さ
れ、振幅検出器の出力値と基準値との差の積分値の利得
制御用増幅器への帰還が開始されて利得制御が行われる
ことになる。この際、利得制御用増幅器の応答特性がい
かなるものであっても、スイープ信号発生器の出力信号
を用いることにより適性な自動利得制御回路が実現可能
である。また、スイープ信号発生器の出力信号と基準値
との振幅差の信号を復調器の同期状態で切り換えること
により高速な収束、つまり収束時間の短縮を可能とす
る。
【0023】請求項10記載の自動利得制御回路は、請
求項2,請求項3,請求項4,請求項5,請求項6,請
求項7,請求項8または請求項9記載の自動利得制御回
路において、減算器と積分器との間に、前記減算器の出
力値を定数倍して前記積分器に供給する乗算器を挿入し
たことを特徴とする。この構成によると、乗算器におけ
る定数を変えることによっても利得制御特性を調整する
ことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態:請求項1に対応)図1はこの発明
による第1の実施の形態の自動利得制御回路の構成を示
すブロック図である。図1において、1Aは制御電圧に
応じて受信信号の振幅の大きさを調整する利得制御用増
幅器である。2Aは利得制御用増幅器1Aの出力信号を
アナログ信号からディジタル信号に変換するA/D変換
器である。3AはA/D変換器2Aの出力信号の振幅の
大きさを測る振幅検出器である。
【0025】4Aは振幅検出器3Aの出力値が設定範囲
内であるかを調べて判定結果を出力するとともに設定範
囲内のときに振幅検出器3Aの出力値を出力する比較器
である。5Aは比較器4Aの判定結果である出力信号に
基づき振幅検出器3Aの出力値が設定範囲より下と上と
でカウント方向を反転させる、つまり振幅検出器3Aの
出力値が設定範囲より下であればアップカウント動作し
設定範囲より上であればダウンカウント動作するカウン
タである。なお、このカウンタ5Aは振幅検出器3Aの
出力値が設定範囲内であればカウント動作を停止する。
6Aは比較器4Aの判定結果である出力信号に基づき振
幅検出器3Aの出力値が設定範囲外のときにはカウンタ
5Aの出力信号をそのまま出力し設定範囲に入ったとき
にカウンタ5Aの出力信号を保持して出力するホールド
回路である。
【0026】7Aは振幅検出器3Aの出力値が設定範囲
に入ったときに比較器4Aから出力される振幅検出器3
Aの出力値から基準値を減算する減算器である。8Aは
減算器7Aの出力値を定数(G)倍する乗算器である。
9Aは比較器4Aの判定結果である出力信号に基づき振
幅検出器3Aの出力値が設定範囲に入ったときに乗算器
8Aの出力信号を積分する積分器である。10Aはホー
ルド回路6Aの出力信号と積分器9Aの出力信号とを加
算する加算器である。11Aは加算器10Aのディジタ
ルの出力信号をアナログ信号に変換し利得制御用増幅器
1Aに制御電圧として帰還するD/A変換器である。
【0027】以上のように構成された自動利得制御回路
について、その動作を説明する。まず、受信信号が利得
制御用増幅器1Aにより振幅の大きさを調整され、A/
D変換器2Aによりアナログ信号からディジタル信号に
変換される。そして、振幅検出器3AではA/D変換器
2Aによりディジタル信号に変換された信号の振幅の大
きさを検出し、その振幅の大きさが設定範囲内であるか
を比較器4Aで検出する。そして、比較器4Aの判定結
果で振幅の大きさが設定範囲内になるまでカウンタ5A
はカウントアップもしくはカウントダウンし、設定範囲
内になるとホールド回路6Aがカウンタ5Aの出力値を
保持する。
【0028】このとき、カウンタ5Aの出力値はホール
ド回路6Aおよび加算器10Aを素通りしてD/A変換
器11Aに入力され、カウンタ5Aの出力値に応じたア
ナログ電圧が制御信号として利得制御用増幅器1Aに帰
還され、受信信号は利得制御用増幅器1Aにてカウンタ
5Aの出力値に応じた振幅に調整される。また、設定範
囲内になると振幅検出器3Aで検出された振幅の大きさ
から基準値を減算器7Aで減算し、乗算器8Aでは減算
結果を定数Gで乗算し、積分器9Aで平滑化される。そ
して、加算器10Aではホールド回路6Aと積分器9A
の出力信号が加算され、D/A変換器11Aでディジタ
ル信号からアナログ信号に変換され、制御信号として利
得制御用増幅器1Aに帰還され、自動利得制御回路が実
現される。
【0029】また、振幅の大きさが設定範囲内からはず
れた場合は、比較器4Aの判定結果からはずれた方向と
逆の制御が動作するようにカウンタ5Aをカウントアッ
プ、カウントダウンして設定範囲内に戻す。ここで、上
記の自動利得制御回路を用いた自動利得制御方法につい
て説明する。この方法では、利得制御用増幅器1Aの出
力信号の振幅が基準値を含む所定の設定範囲に入るまで
は利得制御用増幅器1Aに単調増加または単調減少関数
電圧を制御電圧として加え、利得制御用増幅器1Aの出
力信号の振幅が所定の設定範囲内に入った後は単調増加
または単調減少関数電圧を固定し、利得制御用増幅器1
Aの出力信号の振幅と基準値の差の積分電圧を固定した
単調増加または単調減少関数電圧に加算して利得制御用
増幅器1Aに制御電圧として加えることにより利得制御
用増幅器1Aの出力信号の振幅が基準値に等しくなるよ
うに制御するということになり、後述の他の実施の形態
は、この方法を実施するための自動利得制御回路の他の
実施の形態を示すものである。
【0030】図2は、第1の実施の形態と従来例とにお
ける収束の様子を示すタイムチャートである。図2にお
いて、太線の曲線は実施の形態の場合を示し、2本の細
線の曲線は従来例の場合を示している。図2では、実施
の形態では、振幅値が設定範囲に入るまでは直線的に振
幅値が変化し、設定範囲に入るとスイープ信号が切り換
わり積分を利用した制御が始まることを示している。
【0031】以上のように、この発明の第1の実施の形
態によれば、利得制御用増幅器1Aの応答特性がいかな
るものであっても、カウンタ5Aのカウントアップする
ステップ幅を可変とすることにより適正な特性を有した
自動利得制御回路が実現可能である。また、カウンタ5
Aによるスイープ信号と基準値との振幅差の信号を比較
器4Aの判定結果で切り換えることにより高速な収束を
可能とする。そして、振幅の大きさが設定範囲内からは
ずれた場合にも、比較器4Aの判定結果からはずれた方
向と逆の制御が動作するようにカウンタ5Aをカウント
アップ、カウントダウンして設定範囲内に戻すことによ
り短時間で自動利得制御回路を復帰できる。また、乗算
器8Aにより減算器7Aの出力信号に定数を乗じた後で
積分器9Aに加えるようにしているので、定数の値を変
更することにより、さらに適正に利得制御特性を調整で
きる。
【0032】(第2の実施の形態:請求項2に対応)図
3はこの発明による第2の実施の形態の自動利得制御回
路の構成を示すブロック図である。図3において、1B
は制御電圧に応じて受信信号の振幅の大きさを調整する
利得制御用増幅器である。2Bは利得制御用増幅器1B
の出力信号をアナログ信号からディジタル信号に変換す
るA/D変換器である。3BはA/D変換器2Bの出力
信号の振幅の大きさを測る振幅検出器である。
【0033】4Bは振幅検出器3Bの出力値が設定範囲
内であるかを調べて判定結果を出力するとともに設定範
囲内のときに振幅検出器3Bの出力値を出力する比較器
である。21Bは任意の単調増加または単調減少関数波
形の波形データを記憶して比較器4Bの判定結果である
出力信号に基づき振幅検出器3Bの出力値が設定範囲よ
り下であれば出力値が増加していく方向に読み出しアド
レスが変化し設定範囲より上であれば出力値が減少して
いく方向に読み出しアドレスが変化するROMである。
上記の単調増加または単調減少関数電圧とは、上り勾配
または下り勾配の直線の一次関数電圧に限らず、二次関
数電圧、その他任意の形状の電圧を含むものであり、例
えば、利得制御用増幅器2Bにおける制御電圧と利得の
非直線性を補正するようなものも含み、この点は以下の
実施の形態でも同様である。なお、ROM21Bに、利
得制御用増幅器2Bの制御電圧−利得特性とちょうど逆
の特性をもった関数波形の波形データを格納しておくこ
とにより、上記のように、利得制御用増幅器2Bにおけ
る制御電圧と利得の非直線性を補正することができ、よ
り高速な収束が可能となる。
【0034】ここで、ROM21Bのアドレスと波形デ
ータの関係や読み出し動作について説明する。振幅検出
器3Bの出力値が設定範囲より上であれば、ROM21
Bの出力値が減少するようにアドレスが変化し、設定範
囲より下であれば、ROM21Bの出力値が増加するよ
うにアドレスが変化する。6Bは比較器4Bの判定結果
である出力信号に基づき振幅検出器3Bの出力値が設定
範囲外のときにはROM21Bの出力信号をそのまま出
力し設定範囲に入ったときにROM21Bの出力信号を
保持して出力するホールド回路である。7Bは振幅検出
器3Bの出力値が設定範囲に入ったときに比較器4Bか
ら出力される振幅検出器3Bの出力値から基準値を減算
する減算器である。8Bは減算器7Bの出力値を定数
(G)倍する乗算器である。9Bは比較器4Bの判定結
果である出力信号に基づき振幅検出器3Aの出力値が設
定範囲に入ったときに乗算器8Bの出力信号を積分する
積分器である。10Bはホールド回路6Bの出力信号と
積分器9Bの出力信号とを加算する加算器である。11
Bは加算器10Bのディジタルの出力信号をアナログ信
号に変換し利得制御用増幅器1Bに制御電圧として帰還
するD/A変換器である。
【0035】以上のように構成された自動利得制御回路
について、その動作を説明する。まず、受信信号が利得
制御用増幅器1Bにより振幅の大きさを調整され、A/
D変換器2Bによりアナログ信号からディジタル信号に
変換される。そして、振幅検出器3BではA/D変換器
2Bによりディジタル信号に変換された信号の振幅の大
きさを検出し、その振幅の大きさが設定範囲内であるか
を比較器4Bで検出する。そして、比較器4Bの判定結
果で振幅の大きさが設定範囲内になるまでROM21B
から単調増加もしくは単調減少関数のスイープ信号が出
力され、設定範囲内になるとホールド回路6BでROM
21Bの出力値を保持する。
【0036】このとき、ROM21Bの出力値はホール
ド回路6Bおよび加算器10Bを素通りしてD/A変換
器11Bに入力され、ROM21Bの出力値に応じたア
ナログ電圧が制御信号として利得制御用増幅器1Bに帰
還され、受信信号は利得制御用増幅器1BにてROM2
1Bの出力値に応じた振幅に調整される。また、設定範
囲内になると振幅検出器3Bで検出された振幅の大きさ
から基準値を減算器7Bで減算し、乗算器8Bでは減算
結果を定数Gで乗算し、積分器9Bで平滑化される。そ
して、加算器10Bではホールド回路6Bと積分器9B
の出力信号が加算され、D/A変換器11Bでディジタ
ル信号からアナログ信号に変換され、制御信号として利
得制御用増幅器1Bに帰還され、自動利得制御回路が実
現される。
【0037】また、振幅の大きさが設定範囲内からはず
れた場合は、比較器4Bの判定結果からはずれた方向と
逆の制御が動作するようにROM21Bからスイープ信
号が出力され設定範囲内に戻す。なお、設定範囲に入る
と、ROM21Bの読み出しは停止する。以上のよう
に、この発明の第2の実施の形態によれば、利得制御用
増幅器1Bの応答特性がいかなるものであっても、RO
M21Bにより一次関数の直線だけでなく様々な形状の
スイープ波形を出力することができ、適正な特性を有し
た自動利得制御回路が実現可能である。また、ROM2
1Bによる出力信号と基準値との振幅差の信号を比較器
4Bの判定結果で切り換えることにより高速な収束を可
能とする。そして、振幅の大きさが設定範囲内からはず
れた場合にも、比較器4Bの判定結果からはずれた方向
と逆の制御が動作するようにROM21Bからスイープ
信号が出力され設定範囲内に戻すことにより短時間で自
動利得制御回路を復帰できる。また、乗算器8Bにより
減算器7Bの出力信号に定数を乗じた後で積分器9Bに
加えるようにしているので、定数の値を変更することに
より、さらに適正に利得制御特性を調整できる。
【0038】(第3の実施の形態:請求項3に対応)図
4はこの発明による第3の実施の形態の自動利得制御回
路の構成を示すブロック図である。図4において、1C
は制御電圧に応じて受信信号の振幅の大きさを調整する
利得制御用増幅器である。2Cは利得制御用増幅器1C
の出力信号をアナログ信号からディジタル信号に変換す
るA/D変換器である。3CはA/D変換器2Cの出力
信号の振幅の大きさを測る振幅検出器である。
【0039】4Cは振幅検出器3Cの出力値が設定範囲
内であるかを調べて判定結果を出力するとともに設定範
囲内のときに振幅検出器3Cの出力値を出力する比較器
である。5Cは時間の経過とともに直線的に出力値が増
加するスイープ信号を出力するカウンタである。6Cは
比較器4Cの判定結果である出力信号に基づき振幅検出
器3Cの出力値が設定範囲外のときにはカウンタ5Cの
出力信号をそのまま出力し設定範囲に入ったときにカウ
ンタ5Cの出力信号を保持して出力するホールド回路で
ある。
【0040】7Cは比較器4Cから出力される振幅検出
器3Cの出力値から基準値を減算する減算器である。8
Cは減算器7Cの出力値を定数(G)倍する乗算器であ
る。9Cは比較器4Cの判定結果である出力信号に基づ
き振幅検出器3Cの出力値が設定範囲に入ったときに乗
算器8Cの出力信号を積分する積分器である。10Cは
ホールド回路6Cの出力信号と積分器9Cの出力信号と
を加算する加算器である。11Cは加算器10Cのディ
ジタルの出力信号をアナログ信号に変換し利得制御用増
幅器1Cに制御電圧として帰還するD/A変換器であ
る。
【0041】以上のように構成された自動利得制御回路
について、その動作を説明する。まず、受信信号が利得
制御用増幅器1Cにより振幅の大きさを調整され、A/
D変換器2Cによりアナログ信号からディジタル信号に
変換される。そして、振幅検出器3CではA/D変換器
2Cによりディジタル信号に変換された信号の振幅の大
きさを検出し、その振幅の大きさが設定範囲内であるか
を比較器4Cで検出する。そして、比較器4Cの判定結
果で振幅の大きさが設定範囲内になるまでカウンタ5C
でカウントアップし、設定範囲内になるとホールド回路
6Cでカウンタ5Cの出力値を保持する。
【0042】このとき、カウンタ5Cの出力値はホール
ド回路6Cおよび加算器10Cを素通りしてD/A変換
器11Cに入力され、カウンタ5Cの出力値に応じたア
ナログ電圧が制御信号として利得制御用増幅器1Cに帰
還され、受信信号は利得制御用増幅器1Cにてカウンタ
5Cの出力値に応じた振幅に調整される。また、設定範
囲内になると振幅検出器3Cで検出された振幅の大きさ
から基準値を減算器7Cで減算し、乗算器8Cでは減算
結果を定数Gで乗算し、積分器9Cで平滑化される。そ
して、加算器10Cではホールド回路6Cと積分器9C
の出力信号が加算され、D/A変換器11Cでディジタ
ル信号からアナログ信号に変換され、制御信号として利
得制御用増幅器1Cに帰還され、自動利得制御回路が実
現される。
【0043】また、振幅の大きさが設定範囲内からはず
れた場合は、ホールド回路6Cがリセットされカウンタ
5Cがカウントアップして設定範囲内に戻す。以上のよ
うに、この発明の第3の実施の形態によれば、利得制御
用増幅器1Cの応答特性がいかなるものであっても、カ
ウンタ5Cのカウントアップするステップ幅を可変とす
ることにより適正な特性を有した自動利得制御回路が実
現可能である。また、カウンタ5Cによるスイープ信号
と基準値との振幅差の信号を比較器の判定結果で切り換
えることにより高速な収束を可能とする。また、乗算器
8Cにより減算器7Cの出力信号に定数を乗じた後で積
分器9Cに加えるようにしているので、定数の値を変更
することにより、さらに適正に利得制御特性を調整でき
る。
【0044】(第4の実施の形態:請求項4に対応)図
5はこの発明による第4の実施の形態の自動利得制御回
路の構成を示すブロック図である。図5において、1D
は制御電圧に応じて受信信号の振幅の大きさを調整する
利得制御用増幅器である。2Dは利得制御用増幅器1D
の出力信号をアナログ信号からディジタル信号に変換す
るA/D変換器である。41DはA/D変換器2Dの出
力信号を復調する復調器である。
【0045】3DはA/D変換器2Dの出力信号の振幅
の大きさを測る振幅検出器である。7Dは振幅検出器3
Dの出力値から基準値を減算する減算器である。8Dは
減算器7Dの出力値を定数(G)倍する乗算器である。
9Dは復調器41Dの同期判定結果である出力信号に基
づき同期がとれたときに乗算器8Dの出力信号を積分す
る積分器である。5Dは時間の経過とともに直線的に出
力値が増加するスイープ信号を出力するカウンタであ
る。
【0046】6Dは復調器41Dの同期判定結果である
出力信号に基づき同期がとれていないときにはカウンタ
5Dの出力信号をそのまま出力し同期がとれたときにカ
ウンタ5Dの出力信号を保持して出力するホールド回路
である。10Dはホールド回路6Dの出力信号と積分器
9Dの出力信号とを加算する加算器である。11Dは加
算器10Dのディジタルの出力信号をアナログ信号に変
換し利得制御用増幅器1Dに制御電圧として帰還するD
/A変換器である。
【0047】以上のように構成された自動利得制御回路
について、その動作を説明する。まず、受信信号が利得
制御用増幅器1Dにより振幅の大きさを調整され、A/
D変換器2Dによりアナログ信号からディジタル信号に
変換され、復調器41Dで復調され同期状態を検出す
る。ここで、同期状態を検出するところは、クロック再
生回路や搬送波再生回路や自動周波数制御回路や自動位
相制御回路などである。
【0048】そして、復調器41Dの同期判定結果で同
期状態になるまでカウンタ5Dでカウントアップし、同
期状態になるとホールド回路6Dでカウンタ5Dの出力
値を保持する。このとき、カウンタ5Dの出力値はホー
ルド回路6Dおよび加算器10Dを素通りしてD/A変
換器11Dに入力され、カウンタ5Dの出力値に応じた
アナログ電圧が制御信号として利得制御用増幅器1Dに
帰還され、受信信号は利得制御用増幅器1Dにてカウン
タ5Dの出力値に応じた振幅に調整される。
【0049】ここで、同期状態の検出と利得制御の収束
との関係について説明する。利得制御が行われて、復調
器41Dに最適な大きさの信号が入力されると、クロッ
ク再生回路や搬送波再生回路や自動周波数・位相制御回
路が実現されて同期状態になる。すなわち、同期状態に
なった時の信号の大きさが最適値であるので、カウンタ
を停止させて利得制御を止めるということになる。
【0050】振幅検出器3DではA/D変換器2Dによ
りディジタル信号に変換された信号の振幅の大きさを検
出し、振幅検出器3Dで検出された振幅の大きさから基
準値を減算器7Dで減算し、乗算器8Dでは減算結果を
定数Gで乗算し、復調器41Dの同期判定結果が同期状
態になると積分器9Dで平滑化される。そして、加算器
10Dではホールド回路6Dと積分器9Dの出力信号が
加算され、D/A変換器11Dでディジタル信号からア
ナログ信号に変換され、制御信号として利得制御用増幅
器1Dに帰還され、自動利得制御回路が実現される。ま
た、復調器41Dが同期状態からはずれた場合は、ホー
ルド回路6Dがリセットされカウンタ5Dがカウントア
ップして同期状態に戻す。
【0051】以上のように、この発明の第4の実施の形
態によれば、利得制御用増幅器1Dの応答特性がいかな
るものであっても、カウンタ5Dのカウントアップする
ステップ幅を可変とすることにより適正な特性を有した
自動利得制御回路が実現可能である。また、カウンタ5
Dによるスイープ信号と基準値との振幅差の信号を復調
器41Dの同期状態で切り換えることにより高速な収束
を可能とする。また、乗算器8Dにより減算器7Dの出
力信号に定数を乗じた後で積分器9Dに加えるようにし
ているので、定数の値を変更することにより、さらに適
正に利得制御特性を調整できる。
【0052】(第5の実施の形態:請求項5に対応)図
6はこの発明による第5の実施の形態の自動利得制御回
路の構成を示すブロック図である。図6において、1E
は制御電圧に応じて受信信号の振幅の大きさを調整する
利得制御用増幅器である。2Eは利得制御用増幅器1E
の出力信号をアナログ信号からディジタル信号に変換す
るA/D変換器である。3EはA/D変換器2Eの出力
信号の振幅の大きさを測る振幅検出器である。
【0053】4Eは振幅検出器3Eの出力値が設定範囲
内であるかを調べて判定結果を出力するとともに設定範
囲内のときに振幅検出器3Eの出力値を出力する比較器
である。21Eは任意の単調増加または単調減少関数波
形の波形データを記憶して波形データを順次読み出すR
OMである。単調増加または単調減少関数波形の波形デ
ータについては前述した通りであり、ROM21Eのデ
ータの構成および読み出し方法についても前述の実施の
形態と同じである。
【0054】6Eは比較器4Eの判定結果である出力信
号に基づき振幅検出器3Eの出力値が設定範囲外のとき
にはROM21Eの出力信号をそのまま出力し設定範囲
に入ったときにROM21Eの出力信号を保持して出力
するホールド回路である。7Eは比較器4Eから出力さ
れる振幅検出器3Eの出力値から基準値を減算する減算
器である。8Eは減算器7Eの出力値を定数(G)倍す
る乗算器である。9Eは比較器4Eの判定結果である出
力信号に基づき振幅検出器3Eの出力値が設定範囲に入
ったときに乗算器8Eの出力信号を積分する積分器であ
る。10Eはホールド回路6Eの出力信号と積分器9E
の出力信号とを加算する加算器である。11Eは加算器
10Eのディジタルの出力信号をアナログ信号に変換し
利得制御用増幅器1Eに制御電圧として帰還するD/A
変換器である。
【0055】以上のように構成された自動利得制御回路
について、その動作を説明する。まず、受信信号が利得
制御用増幅器1Eにより振幅の大きさを調整され、A/
D変換器2Eによりアナログ信号からディジタル信号に
変換される。そして、振幅検出器3EではA/D変換器
2Eによりディジタル信号に変換された信号の振幅の大
きさを検出し、その振幅の大きさが設定範囲内であるか
を比較器4Eで検出する。そして、比較器4Eの判定結
果で振幅の大きさが設定範囲内になるまでROM21E
からスイープ信号が出力され、設定範囲内になるとホー
ルド回路6EでROM21Eの出力値を保持する。
【0056】このとき、ROM21Eの出力値はホール
ド回路6Eおよび加算器10Eを素通りしてD/A変換
器11Eに入力され、ROM21Eの出力値に応じたア
ナログ電圧が制御信号として利得制御用増幅器1Eに帰
還され、受信信号は利得制御用増幅器1EにてROM2
1Eの出力値に応じた振幅に調整される。また、設定範
囲内になると振幅検出器3Eで検出された振幅の大きさ
から基準値を減算器7Eで減算し、乗算器8Eでは減算
結果を定数Gで乗算し、積分器9Eで平滑化される。そ
して、加算器10Eではホールド回路6Eと積分器9E
の出力信号が加算され、D/A変換器11Eでディジタ
ル信号からアナログ信号に変換され、制御信号として利
得制御用増幅器1Eに帰還され、自動利得制御回路が実
現される。また、振幅の大きさが設定範囲内からはずれ
た場合は、ホールド回路6EがリセットされROM21
Eからスイープ信号が出力され設定範囲内に戻す。
【0057】以上のように、この発明の第5の実施の形
態によれば、利得制御用増幅器1Eの応答特性がいかな
るものであっても、ROM21Eにより一次関数の直線
だけでなく様々な形状のスイープ波形を出力することが
でき、適正な特性を有した自動利得制御回路が実現可能
である。また、ROM21Eによる出力信号と基準値と
の振幅差の信号を比較器4Eの判定結果で切り換えるこ
とにより高速な収束を可能とする。また、乗算器8Eに
より減算器7Eの出力信号に定数を乗じた後で積分器9
Eに加えるようにしているので、定数の値を変更するこ
とにより、さらに適正に利得制御特性を調整できる。
【0058】(第6の実施の形態:請求項6に対応)図
7はこの発明による第6の実施の形態の自動利得制御回
路の構成を示すブロック図である。図7において、1F
は制御電圧に応じて受信信号の振幅の大きさを調整する
利得制御用増幅器である。2Fは利得制御用増幅器1F
の出力信号をアナログ信号からディジタル信号に変換す
るA/D変換器である。41FはA/D変換器2Fの出
力信号を復調する復調器である。3FはA/D変換器2
Fの出力信号の振幅の大きさを測る振幅検出器である。
7Fは振幅検出器3Fの出力値から基準値を減算する減
算器である。8Fは減算器7Fの出力値を定数(G)倍
する乗算器である。9Fは復調器41Fの同期判定結果
である出力信号に基づき同期がとれたときに乗算器8F
の出力信号を積分する積分器である。21Fは任意の単
調増加または単調減少関数波形の波形データを記憶して
波形データを順次読み出すROMであり、ROM212
Fの構成、ならびに読み出し方法については前述した通
りである。
【0059】6Fは復調器41Fの判定結果である出力
信号に基づき同期がとれないときにはROM21Fの出
力信号をそのまま出力し同期がとれたときにROM21
Fの出力信号を保持して出力するホールド回路である。
10Fはホールド回路6Fの出力信号と積分器9Fの出
力信号とを加算する加算器である。11Fは加算器10
Fのディジタルの出力信号をアナログ信号に変換し利得
制御用増幅器1Fに制御電圧として帰還するD/A変換
器である。
【0060】以上のように構成された自動利得制御回路
について、その動作を説明する。まず、受信信号が利得
制御用増幅器1Fにより振幅の大きさを調整され、A/
D変換器2Fによりアナログ信号からディジタル信号に
変換され、復調器41Fで復調され同期状態を検出す
る。ここで同期状態を検出するところは、クロック再生
回路や搬送波再生回路や自動周波数制御回路や自動位相
制御回路などである。
【0061】そして、復調器41Fの同期判定結果で同
期状態になるまでROM21Fからスイープ信号が出力
され、同期状態になるとホールド回路6FでROM21
Fの出力値を保持する。このとき、ROM21Fの出力
値はホールド回路6Fおよび加算器10Fを素通りして
D/A変換器11Fに入力され、ROM21Fの出力値
に応じたアナログ電圧が制御信号として利得制御用増幅
器1Fに帰還され、受信信号は利得制御用増幅器1Fに
てROM21Fの出力値に応じた振幅に調整される。
【0062】振幅検出器3FではA/D変換器2Fによ
りディジタル信号に変換された信号の振幅の大きさを検
出し、振幅検出器3Fで検出された振幅の大きさから基
準値を減算器7Fで減算し、乗算器8Fでは減算結果を
定数Gで乗算し、復調器41Fの同期判定結果が同期状
態になると積分器9Fで平滑化される。そして、加算器
10Fではホールド回路6Fと積分器9Fの出力信号が
加算され、D/A変換器11Fでディジタル信号からア
ナログ信号に変換され、制御信号として利得制御用増幅
器1Fに帰還され、自動利得制御回路が実現される。
【0063】また、復調器41Fが同期状態からはずれ
た場合は、ホールド回路6Fがリセットされ、ROM2
1Fからスイープ信号が出力され同期状態に戻す。以上
のように、この発明の第6の実施の形態によれば、利得
制御用増幅器1Fの応答特性がいかなるものであって
も、ROM21Fにより一次関数の直線だけでなく様々
な形状のスイープ波形を出力することができ、適正な特
性を有した自動利得制御回路が実現可能である。また、
ROM21Fによる出力信号と基準値との振幅差の信号
を復調器41Fの同期状態で切り換えることにより高速
な収束を可能とする。また、乗算器8Fにより減算器7
Fの出力信号に定数を乗じた後で積分器9Fに加えるよ
うにしているので、定数の値を変更することにより、さ
らに適正に利得制御特性を調整できる。
【0064】(第7の実施の形態:請求項7に対応)図
8はこの発明による第7の実施の形態の自動利得制御回
路の構成を示すブロック図である。図8において、1G
は制御電圧に応じて受信信号の振幅の大きさを調整する
利得制御用増幅器である。2Gは利得制御用増幅器1G
の出力信号をアナログ信号からディジタル信号に変換す
るA/D変換器である。3GはA/D変換器2Gの出力
信号の振幅の大きさを測る振幅検出器である。
【0065】4Gは振幅検出器3Gの出力値が設定範囲
内であるかを調べてその判定結果を出力するとともに設
定範囲内のときに振幅検出器3Gの出力値を出力する比
較器である。71Gは比較器4Gの判定結果である出力
信号に基づき振幅検出器3Aの出力電圧が設定範囲より
下であれば出力電圧が直線的に増加し設定範囲より上で
あれば出力電圧が直線的に減少し設定範囲内であれば出
力電圧の増減を停止して出力電圧を固定するスイープ信
号発生器である。なお、スイープ信号発生器71Gとし
ては、出力が直線的に変化するものに限らない。
【0066】7Gは比較器4Gから出力される振幅検出
器3Gの出力値から基準値を減算する減算器である。8
Gは減算器7Gの出力値を定数(G)倍する乗算器であ
る。9Gは比較器4Gの判定結果である出力信号に基づ
き振幅検出器3Gの出力値が設定範囲に入ったときに乗
算器8Gの出力信号を積分する積分器である。11Gは
積分器9Gのディジタルの出力信号をアナログ信号に変
換するD/A変換器である。10Gはスイープ信号発生
器71Gの出力信号とD/A変換器11Gの出力信号と
を加算し利得制御用増幅器1Gに制御電圧として帰還す
る加算器である。
【0067】以上のように構成された自動利得制御回路
について、その動作を説明する。まず、受信信号が利得
制御用増幅器1Gにより振幅の大きさを調整され、A/
D変換器2Gによりアナログ信号からディジタル信号に
変換される。そして、振幅検出器3GではA/D変換器
2Gによりディジタル信号に変換された信号の振幅の大
きさを検出し、その振幅の大きさが設定範囲内であるか
を比較器4Gで検出する。そして、比較器4Gの判定結
果で振幅の大きさが設定範囲内になるまでスイープ信号
発生器71Gからスイープ信号が出力され、設定範囲内
になるとスイープが止まり固定値が出力される。
【0068】このとき、スイープ信号発生器71Gの出
力電圧は加算器10Gを素通りして制御信号として利得
制御用増幅器1Gに帰還され、受信信号は利得制御用増
幅器1Gにてスイープ信号発生器71Gの出力電圧に応
じた振幅に調整される。また、設定範囲内になると振幅
検出器3Gで検出された振幅の大きさから基準値を減算
器7Gで減算し、乗算器8Gでは減算結果を定数Gで乗
算し、積分器9Gで平滑化され、D/A変換器11Gで
ディジタル信号からアナログ信号に変換される。加算器
10Gではスイープ信号発生器71GとD/A変換器1
1Gの出力信号が加算され、制御信号として利得制御用
増幅器1Gに帰還され、自動利得制御回路が実現され
る。
【0069】また、振幅の大きさが設定範囲内からはず
れた場合は、スイープ信号発生器71Gからスイープ信
号が出力され設定範囲内に戻す。以上のように、この発
明の第7の実施の形態によれば、利得制御用増幅器1G
の応答特性がいかなるものであっても、スイープ信号発
生器71Gの出力信号を用いることにより適正な特性を
有した自動利得制御回路が実現可能である。また、スイ
ープ信号発生器71Gの出力信号と基準値との振幅差の
信号を比較器4Gの判定結果で切り換えることにより高
速な収束を可能とする。また、乗算器8Gにより減算器
7Gの出力信号に定数を乗じた後で積分器9Gに加える
ようにしているので、定数の値を変更することにより、
さらに適正に利得制御特性を調整できる。
【0070】(第8の実施の形態:請求項8に対応)図
9はこの発明による第8の実施の形態の自動利得制御回
路の構成を示すブロック図である。図9において、1H
は制御電圧に応じて受信信号の振幅の大きさを調整する
利得制御用増幅器である。2Hは利得制御用増幅器1H
の出力信号をアナログ信号からディジタル信号に変換す
るA/D変換器である。41HはA/D変換器2Hの出
力信号を復調する復調器である。3HはA/D変換器2
Hの出力信号の振幅の大きさを測る振幅検出器である。
【0071】7Hは振幅検出器3Hの出力値から基準値
を減算する減算器である。8Hは減算器7Hの出力値を
定数(G)倍する乗算器である。9Hは復調器41Hの
同期判定結果である出力信号に基づき同期がとれたとき
に乗算器8Hの出力信号を積分する積分器である。11
Hは積分器9Hのディジタルの出力信号をアナログ信号
に変換するD/A変換器である。71Hは復調器41H
の同期判定結果である出力信号に基づき同期がとれてい
ないときに出力電圧が増減し同期がとれたときに出力電
圧が固定されるスイープ信号発生器である。なお、スイ
ープ信号発生器71Hとしては、出力が直線的に変化す
るものに限らない。
【0072】10Hはスイープ信号発生器71Hの出力
信号とD/A変換器11Hの出力信号とを加算し利得制
御用増幅器1Hに制御電圧として帰還する加算器であ
る。以上のように構成された自動利得制御回路につい
て、その動作を説明する。まず、受信信号が利得制御用
増幅器1Hにより振幅の大きさを調整され、A/D変換
器2Hによりアナログ信号からディジタル信号に変換さ
れ、復調器21Hで復調され同期状態を検出する。
【0073】ここで同期状態を検出するところは、クロ
ック再生回路や搬送波再生回路や自動周波数制御回路や
自動位相制御回路などである。そして、復調器41Hの
同期判定結果で同期状態になるまでスイープ信号発生器
71Hからスイープ信号が出力され、同期状態になるス
イープが止まり固定値が出力される。
【0074】このとき、スイープ信号発生器71Hの出
力電圧は加算器10Hを素通りして制御信号として利得
制御用増幅器1Hに帰還され、受信信号は利得制御用増
幅器1Hにてスイープ信号発生器71Hの出力電圧に応
じた振幅に調整される。振幅検出器3HではA/D変換
器2Hによりディジタル信号に変換された信号の振幅の
大きさを検出し、振幅検出器3Hで検出された振幅の大
きさから基準値を減算器7Hで減算し、乗算器8Hでは
減算結果を定数Gで乗算し、復調器41Hの同期判定結
果が同期状態になると積分器9Hで平滑化され、D/A
変換器11Hでディジタル信号からアナログ信号に変換
される。加算器10Hではスイープ信号発生器71Hと
D/A変換器11Hの出力信号が加算され、制御信号と
して利得制御用増幅器1Hに帰還され、自動利得制御回
路が実現される。また、復調器41Hが同期状態からは
ずれた場合は、スイープ信号発生器71Hからスイープ
信号が出力され設定範囲内に戻す。
【0075】以上のように、この発明の第8の実施の形
態によれば、利得制御用増幅器1Hの応答特性がいかな
るものであっても、スイープ信号発生器71Hの出力信
号を用いることにより適正な特性を有した自動利得制御
回路が実現可能である。また、スイープ信号発生器71
Hの出力信号と基準値との振幅差の信号を復調器41H
の同期状態で切り換えることにより高速な収束を可能と
する。また、乗算器8Hにより減算器7Hの出力信号に
定数を乗じた後で積分器9Hに加えるようにしているの
で、定数の値を変更することにより、さらに適正に利得
制御特性を調整できる。
【0076】
【発明の効果】請求項1記載の自動利得制御方法によれ
ば、単調増加または単調減少関数電圧の変化勾配や形状
を調整することにより、利得制御用増幅器の特性に合わ
せて適正な特性を有した自動利得制御を実現することが
できる。請求項2記載の自動利得制御回路によれば、利
得制御用増幅器の応答特性がいかなるものであっても、
カウンタのカウントアップまたはダウンするステップ幅
を可変とすることにより適正な特性を有した自動利得制
御回路が実現可能である。また、カウンタによるスイー
プ信号と基準値との振幅差の信号を比較器の判定結果で
切り換えることにより高速な収束、つまり収束時間の短
縮を可能とする。そして、振幅の大きさが設定範囲内か
らはずれた場合にも、比較器の判定結果からはずれた方
向と逆の制御が動作するようにカウンタをカウントアッ
プもしくはカウントダウンして設定範囲内に戻すことに
より短時間で自動利得制御回路を復帰できる。
【0077】請求項3記載の自動利得制御回路によれ
ば、利得制御用増幅器の応答特性がいかなるものであっ
ても、ROMにより一次関数の直線だけでなく様々な形
状をもったスイープ波形を出力することができ、適正な
特性を有した自動利得制御回路が実現可能である。ま
た、ROMによる出力信号と基準値との振幅差の信号を
比較器の判定結果で切り換えることにより高速な収束、
つまり収束時間の短縮を可能とする。そして、振幅の大
きさが設定範囲内からはずれた場合にも、比較器の判定
結果からはずれた方向と逆の制御が動作するようにRO
Mからスイープ信号が出力され設定範囲内に戻すことに
より短時間で自動利得制御回路を復帰できる。
【0078】請求項4記載の自動利得制御回路によれ
ば、利得制御用増幅器の応答特性がいかなるものであっ
ても、カウンタのカウントアップするステップ幅を可変
とすることにより適正な特性を有した自動利得制御回路
が実現可能である。また、カウンタによるスイープ信号
と基準値との振幅差の信号を比較器の判定結果で切り換
えることにより高速な収束、つまり収束時間の短縮を可
能とする。
【0079】請求項5記載の自動利得制御回路によれ
ば、利得制御用増幅器の応答特性がいかなるものであっ
ても、カウンタのカウントアップするステップ幅を可変
とすることにより適正な特性を有した自動利得制御回路
が実現可能である。また、カウンタによるスイープ信号
と基準値との振幅差の信号を復調器の同期状態で切り換
えることにより高速な収束、つまり収束時間の短縮を可
能とする。
【0080】請求項6記載の自動利得制御回路によれ
ば、利得制御用増幅器の応答特性がいかなるものであっ
ても、ROMにより一次関数の直線だけでなく様々な形
状をもったスイープ波形を出力することができ、適正な
特性を有した自動利得制御回路が実現可能である。ま
た、ROMによる出力信号と基準値との振幅差の信号を
比較器の判定結果で切り換えることにより高速な収束、
つまり収束時間の短縮を可能とする。
【0081】請求項7記載の自動利得制御回路によれ
ば、利得制御用増幅器の応答特性がいかなるものであっ
ても、ROMにより一次関数の直線だけでなく様々な形
状をもったスイープ波形を出力することができ、適正な
特性を有した自動利得制御回路が実現可能である。ま
た、ROMによる出力信号と基準値との振幅差の信号を
復調器の同期状態で切り換えることにより高速な収束、
つまり収束時間の短縮を可能とする。
【0082】請求項8記載の自動利得制御回路によれ
ば、利得制御用増幅器の応答特性がいかなるものであっ
ても、スイープ信号発生器の出力信号を用いることによ
り適正な特性を有した自動利得制御回路が実現可能であ
る。また、スイープ信号発生器の出力信号と基準値との
振幅差の信号を比較器の判定結果で切り換えることによ
り高速な収束、つまり収束時間の短縮を可能とする。
【0083】請求項9記載の自動利得制御回路によれ
ば、利得制御用増幅器の応答特性がいかなるものであっ
ても、スイープ信号発生器の出力信号を用いることによ
り適正な特性を有した自動利得制御回路が実現可能であ
る。また、スイープ信号発生器の出力信号と基準値との
振幅差の信号を復調器の同期状態で切り換えることによ
り高速な収束、つまり収束時間の短縮を可能とする。
【0084】請求項10記載の自動利得制御回路によれ
ば、利得制御特性をさらに適正に調整することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態における自動利得
制御回路のブロック図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態における高速収束
の動作説明のためのタイムチャートである。
【図3】この発明の第2の実施の形態における自動利得
制御回路のブロック図である。
【図4】この発明の第3の実施の形態における自動利得
制御回路のブロック図である。
【図5】この発明の第4の実施の形態における自動利得
制御回路のブロック図である。
【図6】この発明の第5の実施の形態における自動利得
制御回路のブロック図である。
【図7】この発明の第6の実施の形態における自動利得
制御回路のブロック図である。
【図8】この発明の第7の実施の形態における自動利得
制御回路のブロック図である。
【図9】この発明の第8の実施の形態における自動利得
制御回路のブロック図である。
【図10】従来例における自動利得制御回路のブロック
図である。
【符号の説明】
1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G,1H
利得制御用増幅器 2A,2B,2C,2D,2E,2F,2G,2H
A/D変換器 3A,3B,3C,3D,3E,3F,3G,3H
振幅検出器 4A,4B,4C,4E,4G 比較器 5A,5C,5D カウンタ 6A,6B,6C,6D,6E,6F ホールド回路 7A,7B,7C,7D,7E,7F,7G,7H
減算器 8A,8B,8C,8D,8E,8F,8G,8H
乗算器 9A,9B,9C,9D,9E,9F,9G,9H
積分器 10A,10B,10C,10D 加算器 10E,10F,10G,10H 加算器 11A,11B,11C,11D D/A変換器 11E,11F,11G,11H D/A変換器 41D,41F,41H 復調器 21B,21E,21F ROM 71G,71H スイープ信号発生器 101 利得制御用増幅器 102 復調器 103 振幅検出器 104 減算器 105 積分器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利得制御用増幅器の出力信号の振幅が基
    準値を含む所定の設定範囲に入るまでは前記利得制御用
    増幅器に単調増加または単調減少関数電圧を制御電圧と
    して加え、前記利得制御用増幅器の出力信号の振幅が前
    記所定の設定範囲内に入った後は前記単調増加または単
    調減少関数電圧を固定し、前記利得制御用増幅器の出力
    信号の振幅と基準値の差の積分電圧を前記固定した単調
    増加または単調減少関数電圧に加算して前記利得制御用
    増幅器に制御電圧として加えることにより前記利得制御
    用増幅器の出力信号の振幅が基準値に等しくなるように
    制御することを特徴とする自動利得制御方法。
  2. 【請求項2】 制御電圧に応じて受信信号の振幅の大き
    さを調整する利得制御用増幅器と、 前記利得制御用増幅器の出力信号をアナログ信号からデ
    ィジタル信号に変換するA/D変換器と、 前記A/D変換器の出力信号の振幅の大きさを測る振幅
    検出器と、 前記振幅検出器の出力値が設定範囲内であるかを調べて
    その判定結果を出力するとともに設定範囲内のときに前
    記振幅検出器の出力値を出力する比較器と、 前記比較器の判定結果である出力信号に基づき前記振幅
    検出器の出力値が設定範囲より下と上とでカウント方向
    を反転させるカウンタと、 前記比較器の判定結果である出力信号に基づき前記振幅
    検出器の出力値が設定範囲外のときには前記カウンタの
    出力信号をそのまま出力し設定範囲に入ったときに前記
    カウンタの出力信号を保持して出力するホールド回路
    と、 前記比較器から出力される前記振幅検出器の出力値から
    基準値を減算する減算器と、 前記比較器の判定結果である出力信号に基づき前記振幅
    検出器の出力値が設定範囲に入ったときに前記減算器の
    出力信号を積分する積分器と、 前記ホールド回路の出力信号と前記積分器の出力信号と
    を加算する加算器と、 前記加算器のディジタルの出力信号をアナログ信号に変
    換し前記利得制御用増幅器に制御電圧として帰還するD
    /A変換器とを備えた自動利得制御回路。
  3. 【請求項3】 制御電圧に応じて受信信号の振幅の大き
    さを調整する利得制御用増幅器と、 前記利得制御用増幅器の出力信号をアナログ信号からデ
    ィジタル信号に変換するA/D変換器と、 前記A/D変換器の出力信号の振幅の大きさを測る振幅
    検出器と、 前記振幅検出器の出力値が設定範囲内であるかを調べて
    その判定結果を出力するとともに設定範囲内のときに前
    記振幅検出器の出力値を出力する比較器と、 任意の単調増加または単調減少関数波形の波形データを
    記憶して前記比較器の判定結果である出力信号に基づき
    前記振幅検出器の出力値が設定範囲より下であれば出力
    値が増加していく方向に読み出しアドレスが変化し設定
    範囲より上であれば出力値が減少していく方向に読み出
    しアドレスが変化するROMと、 前記比較器の判定結果である出力信号に基づき前記振幅
    検出器の出力値が設定範囲外のときには前記ROMの出
    力信号をそのまま出力し設定範囲に入ったときに前記R
    OMの出力信号を保持して出力するホールド回路と、 前記比較器から出力される前記振幅検出器の出力値から
    基準値を減算する減算器と、 前記比較器の判定結果である出力信号に基づき前記振幅
    検出器の出力値が設定範囲に入ったときに前記減算器の
    出力信号を積分する積分器と、 前記ホールド回路の出力信号と前記積分器の出力信号と
    を加算する加算器と、 前記加算器のディジタルの出力信号をアナログ信号に変
    換し前記利得制御用増幅器に制御電圧として帰還するD
    /A変換器とを備えた自動利得制御回路。
  4. 【請求項4】 制御電圧に応じて受信信号の振幅の大き
    さを調整する利得制御用増幅器と、 前記利得制御用増幅器の出力信号をアナログ信号からデ
    ィジタル信号に変換するA/D変換器と、 前記A/D変換器の出力信号の振幅の大きさを測る振幅
    検出器と、 前記振幅検出器の出力値が設定範囲内であるかを調べて
    その判定結果を出力するとともに設定範囲内のときに前
    記振幅検出器の出力値を出力する比較器と、 スイープ信号を出力するカウンタと、 前記比較器の判定結果である出力信号に基づき前記振幅
    検出器の出力値が設定範囲外のときには前記カウンタの
    出力信号をそのまま出力し設定範囲に入ったときに前記
    カウンタの出力信号を保持して出力するホールド回路
    と、 前記比較器から出力される前記振幅検出器の出力値から
    基準値を減算する減算器と、 前記比較器の判定結果である出力信号に基づき前記振幅
    検出器の出力値が設定範囲に入ったときに前記減算器の
    出力信号を積分する積分器と、 前記ホールド回路の出力信号と前記積分器の出力信号と
    を加算する加算器と、 前記加算器のディジタルの出力信号をアナログ信号に変
    換し前記利得制御用増幅器に制御電圧として帰還するD
    /A変換器とを備えた自動利得制御回路。
  5. 【請求項5】 制御電圧に応じて受信信号の振幅の大き
    さを調整する利得制御用増幅器と、 前記利得制御用増幅器の出力信号をアナログ信号からデ
    ィジタル信号に変換するA/D変換器と、 前記A/D変換器の出力信号を復調する復調器と、 前記A/D変換器の出力信号の振幅の大きさを測る振幅
    検出器と、 前記振幅検出器の出力値から基準値を減算する減算器
    と、 前記復調器の同期判定結果である出力信号に基づき同期
    がとれたときに前記減算器の出力信号を積分する積分器
    と、 スイープ信号を出力するカウンタと、 前記復調器の同期判定結果である出力信号に基づき同期
    がとれていないときには前記カウンタの出力信号をその
    まま出力し同期がとれたときに前記カウンタの出力信号
    を保持して出力するホールド回路と、 前記ホールド回路の出力信号と前記積分器の出力信号と
    を加算する加算器と、 前記加算器のディジタルの出力信号をアナログ信号に変
    換し前記利得制御用増幅器に制御電圧として帰還するD
    /A変換器とを備えた自動利得制御回路。
  6. 【請求項6】 制御電圧に応じて受信信号の振幅の大き
    さを調整する利得制御用増幅器と、 前記利得制御用増幅器の出力信号をアナログ信号からデ
    ィジタル信号に変換するA/D変換器と、 前記A/D変換器の出力信号の振幅の大きさを測る振幅
    検出器と、 前記振幅検出器の出力値が設定範囲内であるかを調べて
    その判定結果を出力するとともに設定範囲内のときに前
    記振幅検出器の出力値を出力する比較器と、 任意の単調増加または単調減少関数波形の波形データを
    記憶して前記波形データを順次読み出すROMと、 前記比較器の判定結果である出力信号に基づき前記振幅
    検出器の出力値が設定範囲外のときには前記ROMの出
    力信号をそのまま出力し設定範囲に入ったときに前記R
    OMの出力信号を保持して出力するホールド回路と、 前記比較器から出力される前記振幅検出器の出力値から
    基準値を減算する減算器と、 前記比較器の判定結果である出力信号に基づき前記振幅
    検出器の出力値が設定範囲に入ったときに前記減算器の
    出力信号を積分する積分器と、 前記ホールド回路の出力信号と前記積分器の出力信号と
    を加算する加算器と、 前記加算器のディジタルの出力信号をアナログ信号に変
    換し前記利得制御用増幅器に制御電圧として帰還するD
    /A変換器とを備えた自動利得制御回路。
  7. 【請求項7】 制御電圧に応じて受信信号の振幅の大き
    さを調整する利得制御用増幅器と、 前記利得制御用増幅器の出力信号をアナログ信号からデ
    ィジタル信号に変換するA/D変換器と、 前記A/D変換器の出力信号を復調する復調器と、 前記A/D変換器の出力信号の振幅の大きさを測る振幅
    検出器と、 前記振幅検出器の出力値から基準値を減算する減算器
    と、 前記復調器の同期判定結果である出力信号に基づき同期
    がとれたときに前記減算器の出力信号を積分する積分器
    と、 任意の単調増加または単調減少関数波形の波形データを
    記憶して前記波形データを順次読み出すROMと、 前記復調器の同期判定結果である出力信号に基づき同期
    がとれていないときには前記ROMの出力信号をそのま
    ま出力し同期がとれたときに前記ROMの出力信号を保
    持して出力するホールド回路と、 前記ホールド回路の出力信号と前記積分器の出力信号と
    を加算する加算器と、 前記加算器のディジタルの出力信号をアナログ信号に変
    換し前記利得制御用増幅器に制御電圧として帰還するD
    /A変換器とを備えた自動利得制御回路。
  8. 【請求項8】 制御電圧に応じて受信信号の振幅の大き
    さを調整する利得制御用増幅器と、 前記利得制御用増幅器の出力信号をアナログ信号からデ
    ィジタル信号に変換するA/D変換器と、 前記A/D変換器の出力信号の振幅の大きさを測る振幅
    検出器と、 前記振幅検出器の出力値が設定範囲内であるかを調べて
    その判定結果を出力するとともに設定範囲内のときに前
    記振幅検出器の出力値を出力する比較器と、 前記比較器の判定結果である出力信号に基づき前記振幅
    検出器の出力値が設定範囲から外れたときに出力値が変
    化し設定範囲内に入ったときに出力値が固定されるよう
    に出力値が制御されるスイープ信号発生器と、 前記比較器から出力される前記振幅検出器の出力値から
    基準値を減算する減算器と、 前記比較器の判定結果である出力信号に基づき前記振幅
    検出器の出力値が設定範囲に入ったときに前記減算器の
    出力信号を積分する積分器と、 前記積分器のディジタルの出力信号をアナログ信号に変
    換するD/A変換器と、 前記スイープ信号発生器の出力信号と前記D/A変換器
    の出力信号とを加算し前記利得制御用増幅器に制御電圧
    として帰還する加算器とを備えた自動利得制御回路。
  9. 【請求項9】 制御電圧に応じて受信信号の振幅の大き
    さを調整する利得制御用増幅器と、 前記利得制御用増幅器の出力信号をアナログ信号からデ
    ィジタル信号に変換するA/D変換器と、 前記A/D変換器の出力信号を復調する復調器と、 前記A/D変換器の出力信号の振幅の大きさを測る振幅
    検出器と、 前記振幅検出器の出力値から基準値を減算する減算器
    と、 前記復調器の同期判定結果である出力信号に基づき同期
    がとれたときに前記減算器の出力信号を積分する積分器
    と、 前記積分器のディジタルの出力信号をアナログ信号に変
    換するD/A変換器と、 前記復調器の同期判定結果である出力信号に基づき同期
    がとれていないときは出力値が変化し同期がとれたとき
    は出力値が固定されるように出力値が制御されるスイー
    プ信号発生器と、 前記スイープ信号発生器の出力信号と前記D/A変換器
    の出力信号とを加算し前記利得制御用増幅器に制御電圧
    として帰還する加算器とを備えた自動利得制御回路。
  10. 【請求項10】 減算器と積分器との間に、前記減算器
    の出力値を定数倍して前記積分器に供給する乗算器を挿
    入したことを特徴とする請求項2,請求項3,請求項
    4,請求項5,請求項6,請求項7,請求項8または請
    求項9記載の自動利得制御回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6369739B1 (en) 1999-04-30 2002-04-09 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Automatic gain control circuit

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