JPH0914843A - 生ゴミ処理装置 - Google Patents

生ゴミ処理装置

Info

Publication number
JPH0914843A
JPH0914843A JP7157507A JP15750795A JPH0914843A JP H0914843 A JPH0914843 A JP H0914843A JP 7157507 A JP7157507 A JP 7157507A JP 15750795 A JP15750795 A JP 15750795A JP H0914843 A JPH0914843 A JP H0914843A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing container
air
intake
relative humidity
raw garbage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7157507A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahisa Tosaka
昌久 登坂
Seiji Mori
省二 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP7157507A priority Critical patent/JPH0914843A/ja
Publication of JPH0914843A publication Critical patent/JPH0914843A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 乾燥性能を低下させることなくエネルギの損
失を減らすこと、ならびに、乾燥性能を向上を図るこ
と。 【構成】 処理容器3内の生ゴミを加熱する加熱ヒータ
15と、処理容器3内に空気を取り込む吸気管、および
処理容器3から空気ならびに水分を排出する排出管7
と、処理容器3における吸気および排気を行う吸入ポン
プ8とを備え、処理容器3内に投入された生ゴミの乾燥
処理を行う生ゴミ処理装置において、処理容器3内の相
対湿度を検出する湿度センサ14と、この湿度センサ1
4が検出する相対湿度に基づいて、処理容器3内の水蒸
気量が飽和しない範囲で最小風量となるように吸入ポン
プ8の運転を制御する制御ユニット9とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、処理容器内に投入した
生ゴミを乾燥処理する生ゴミ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、生ゴミ処理装置として、例えば、
特開平6−206061号公報に記載のものが知られて
いる。この従来の生ゴミ処理装置は、生ゴミを加熱乾燥
させる乾燥手段と、生ゴミを収容・乾燥させる乾燥室
と、乾燥室内の蒸気信号を検出する蒸気検知手段と、乾
燥終了を報知する報知手段と、蒸気検知手段の信号を検
出し乾燥手段および報知手段を制御する制御手段とを備
えた構造となっている。なお、前記乾燥手段は、熱源と
送風ファンと送風路とで構成されている。
【0003】この生ゴミ処理装置によれば、乾燥室に生
ゴミを投入して乾燥手段を作動させると、生ゴミが加熱
されて水分が徐々に蒸発し、この蒸気は蒸気出口から排
出され、さらに、この蒸気出口に設けた蒸気検知手段で
設定値以上の蒸気が検知されている間は乾燥手段の作動
を続行させ、検知する蒸気が設定値未満となると乾燥手
段の作動を停止させて、報知手段により乾燥終了を報知
させる。
【0004】したがって、上述の従来装置によれば、生
ゴミが乾燥されるので、腐敗しなくなる。また、自動的
に乾燥を終了するため、乾燥し過ぎによる無駄なエネル
ギ消費を防止できるという効果を奏する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の生ゴミ処理装置にあっては、生ゴミの乾燥度を蒸
気出口の蒸気の量で判定し、蒸気が設定値以上である間
は、乾燥室内の湿度に関係なく乾燥手段の作動を続行さ
せる構成であるため、乾燥室内の湿度は飽和状態ではな
く水分を吸収可能な状態であっても、生ゴミから設定値
以上の蒸気が出ている間は、乾燥手段の送風手段を作動
させて乾燥室内に温風を取り入れるとともに乾燥室内の
空気を外部に排出する作動を行う。このように従来技術
では、生ゴミが乾燥するまでの間、せっかく熱源により
加熱した空気を常時一定風量で乾燥室外に排出するた
め、熱エネルギのロスが大きくなるもので、エネルギの
損失の防止が十分に成されていないという問題があっ
た。
【0006】また、上述の従来技術では、乾燥室から排
出する温風をただ排出するだけで、この温風が有してい
る熱を利用する構成を有しておらず、この点でも、エネ
ルギの損失防止が十分に成されていないという問題を有
していた。
【0007】さらに、上述の従来技術では、外部の空気
を単に乾燥手段の熱源で加熱して乾燥室内に供給してい
るだけで、乾燥室に供給する温風の湿度が外部空気の湿
度と大差ないため(温度上昇分だけは相対湿度が低下す
るが)、乾燥室内の空気の水蒸気が飽和するまで吸収で
きる水分量が少なく、乾燥性能が十分得られないという
問題を有していた。
【0008】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
なされたもので、乾燥性能を低下させることなくエネル
ギの損失を減らすことを第1の目的とし、さらに、乾燥
性能を向上を図ることを第2の目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の第1の目的を達成
するために、請求項1記載の発明では、生ゴミを収容す
る処理容器と、この処理容器内の生ゴミを加熱する加熱
手段と、前記処理容器内に空気を取り込む吸気口、およ
び処理容器から空気ならびに水分を排出する排出口と、
前記処理容器における吸気および排気を行う送風手段と
を備え、処理容器内に投入された生ゴミの乾燥処理を行
う生ゴミ処理装置において、前記処理容器内の相対湿度
を検出する相対湿度検出手段が設けられ、この相対湿度
検出手段が検出する相対湿度に基づいて、処理容器内の
水蒸気量が飽和しない範囲で最小風量となるように送風
手段の運転を制御する制御手段が設けられている手段と
した。
【0010】また、請求項2記載の発明では、第1の目
的を達成するために、生ゴミを収容する処理容器と、こ
の処理容器内の生ゴミを加熱する加熱手段と、前記処理
容器内に空気を取り込む吸気口、および処理容器から空
気ならびに水分を排出する排出口と、前記処理容器にお
ける吸気および排気を行う送風手段とを備え、処理容器
内に投入された生ゴミの乾燥処理を行う生ゴミ処理装置
において、前記吸気の流路断面積を変更して吸気量を変
更可能な吸気アクチュエータが設けられ、前記処理容器
内の相対湿度を検出する相対湿度検出手段が設けられ、
この相対湿度検出手段が検出する相対湿度に基づいて、
処理容器内の水蒸気量が飽和しない範囲で最小吸気量と
なるように吸気アクチュエータの駆動を制御する制御手
段が設けられている手段とした。
【0011】また、請求項3記載の発明では、第1の目
的を達成するために、生ゴミを収容する処理容器と、こ
の処理容器内の生ゴミを加熱する加熱手段と、前記処理
容器内に空気を取り込む吸気口、および処理容器から空
気ならびに水分を排出する排出口と、前記処理容器にお
ける吸気および排気を行う送風手段とを備え、処理容器
内に投入された生ゴミの乾燥処理を行う生ゴミ処理装置
において、前記吸気口に接続された吸気管と、前記排出
口に接続された排出管とが、相互に熱交換可能に形成さ
れている手段とした。
【0012】
【作用】本発明の生ゴミ処理装置では、生ゴミを乾燥さ
せる時には、まず、生ゴミを処理容器内に投入し、その
後、加熱手段を作動させて生ゴミを加熱するとともに、
送風手段を作動させて処理容器内に吸気口から外気を取
り入れる一方、排出口から処理容器内の空気を外部に排
出させる。すなわち、生ゴミを加熱して生ゴミが有して
いる水分を蒸発させ、この水分を含んだ空気を外部に排
出させ、生ゴミを徐々に乾燥させるものである。
【0013】このように生ゴミを乾燥させるにあたり、
請求項1記載の装置では、相対湿度検出手段により処理
容器内の相対湿度を検出し、制御手段は、処理容器内の
水蒸気量が飽和しない範囲で最小風量となるように送風
手段の運転を制御する。
【0014】したがって、加熱手段で加熱された処理容
器内の空気の外部への排出量を最小に抑えることができ
る。
【0015】また、請求項2記載の装置では、生ゴミを
乾燥させるにあたり、制御手段は、処理容器内の水蒸気
量が飽和しない範囲で最小吸気量となるように吸気アク
チュエータの駆動を制御する。そして、このように吸気
量が最小に制御されることにより、処理容器内の加熱空
気の外部への排出量を最小に抑えることができる。
【0016】また、請求項3記載の装置では、生ゴミを
乾燥させる際には、送風手段を作動させると、外部の空
気が吸気管を通って処理容器内に導入され、その導入分
に相当する処理容器内の加熱空気が排出管を通って外部
に排出される。この時、排出される加熱空気により排出
管が暖められ、この排出管と吸気管とで熱交換されて吸
気管が暖められ、さらに、この吸気管を通る吸入空気が
暖められる。したがって、排出される熱エネルギの一部
が処理容器内に回収されることになる。
【0017】
【実施例】本発明実施例を図面に基づいて説明する。図
2は、本発明第1実施例の生ゴミ処理装置を示す正面図
であって、図中1は台所キャビネットCの天板に嵌め込
まれたシンクである。このシンク1には、底面の一側に
はシンク排水口1aが開口され、このシンク排水口1a
には、下水に排水するシンク排水管2が接続されてい
る。なお、シンク排水管2の途中には、排水トラップ2
aが設けられている。
【0018】また、シンク1の下には、第1実施例の生
ゴミ処理装置Aが設けられている。この生ゴミ処理装置
Aは、図1の側面図に示すように、処理容器3と、攪拌
・破砕用の羽根4と、モータ5と、吸気管6と、排出管
7と、吸入ポンプ8と、制御ユニット9とを主要な構成
としている。
【0019】前記処理容器3は、図示のように上部に設
けた生ゴミ投入口3aがシンク1の底面に開口され、底
部は略楕円形の断面形状に形成され、図2に示すように
前後寸法よりも左右寸法の方が長い形状に形成されてい
る。そして、前記処理容器3の底部に処理容器3を加熱
する加熱ヒータ(加熱手段)15が設けられ、この加熱
ヒータ15が設けられている部分以外の処理容器3の外
周が、断熱材3cで囲われている。さらに、前記生ゴミ
投入口3aは、蓋3bにより密閉可能に構成され、ま
た、図1に示すように、処理容器3の底部の前側にはゴ
ミ取出口3dが開口され、このゴミ取出口3dの下側に
はスライド蓋3eが前後スライド自在に取り付けられて
ゴミ取出口3dを開閉可能に構成されている。なお、前
記ゴミ取出口3dは、処理容器3のほぼ全幅に亘って設
けられている。
【0020】前記羽根4は、処理容器3内に投入された
生ゴミを粉砕・攪拌するもので、前記処理容器3の底部
に水平方向に延在された回転軸4aと、この回転軸4a
の周囲に取り付けられた複数の羽根本体4bとで構成さ
れ、さらに、前記回転軸4aは、処理容器3の背面に設
置されたモータ5からベルト10を介して駆動伝達され
るように構成されている。
【0021】次に、図2に戻って、前記処理容器3の上
部には前記吸気管6が接続されている一方、処理容器3
の底部には前記排出管7が接続されている。すなわち、
前記吸気管6は、上端が処理容器3の上部側部に開口さ
れ、下端側は処理容器3の底部から下方に垂下されて下
端の吸気口6bが台所キャビネットC内の下部に開口さ
れ、その途中には、この吸気管6の流路断面積を任意に
変更可能な電動開閉弁11が設けられている。一方、前
記排出管7は、図1に示すように、上端が処理容器3の
底部に開口され、下端の排出口が前記シンク排水管2の
排水トラップ2aよりも下水側に接続されている。ま
た、前記吸気管6と排出管7とは、垂下部分で一体に形
成されている。図3はこの部分の斜視断面図であって、
図示のように吸気管6と排出管7とが一体に形成され、
両者はアルミ製の仕切板12で仕切られ、相互に熱交換
可能に形成されている。
【0022】また、前記排出管7には、吸気管6と一体
となっている部分よりも下流に逆流防止弁13が設けら
れ、前記一体となっている部分よりも上流に、処理容器
3内の空気を吸引して排出管7から排出する吸入ポンプ
8と、その排出空気中の相対湿度を検出する湿度センサ
14が設けられている。なお、前記吸入ポンプ8は、消
臭剤が組み込まれ、吸入した空気の消臭を行うように構
成されている。
【0023】前記吸入ポンプ8,電動開閉弁11,湿度
センサ14,加熱ヒータ15は、それぞれ制御ユニット
9に接続され、また、制御ユニット9には、台所キャビ
ネットCの上面に設けられた操作パネル16が接続され
ている。
【0024】次に、前記制御ユニット9による制御内容
について説明すると、操作パネル16により乾燥作動が
選択されたら、制御ユニット9は、モータ5の駆動を開
始させるとともに、加熱ヒータ15を作動させて処理容
器3の加熱を行い、これにより、生ゴミを粉砕・攪拌し
ながら乾燥を行う。その後、制御ユニット9は、上記運
転状態を維持させながら、電動開閉弁11を開いて吸気
管6を吸気可能な状態にするとともに、吸入ポンプ8を
作動させ、台所キャビネットCの下の外気を吸気管6を
介して処理容器3内に吸い込む一方、この吸入分の容積
の空気を排出管7を介して排水管2に排出する。
【0025】そして、本実施例では、制御ユニット9
は、吸入ポンプ8の作動を制御するにあたり、湿度セン
サ14が検出する相対湿度に基づいて、処理容器3内の
水蒸気が飽和しない範囲(相対湿度100%未満の範
囲)で最小風量となるように制御するもので、この最小
風量とは吸入ポンプ8を停止させること(風量0)を含
むものである。
【0026】次に、第1実施例装置の作用について説明
する。
【0027】a)生ゴミ非乾燥時 生ゴミの乾燥を行わない場合は、制御ユニット9は、電
動開閉弁11を全閉状態とし、吸入ポンプ8および加熱
ヒータ15の作動を停止させておく。したがって、この
状態では処理容器3内の臭気が吸気管6を逆流して台所
キャビネットCの下に漏れることがない。また、排出管
7はシンク排水管2の排水トラップ2aよりも下に接続
されているため、処理容器3内の臭気が排水管2を介し
てシンク排水溝1aから室内に漏れることもない。
【0028】b)生ゴミ乾燥時 台所で生ゴミが生じた時には、蓋3bを取って生ゴミ投
入口3aを開き、生ゴミを処理容器3の中に投入した
後、操作パネル16を操作して乾燥運転を開始させる。
【0029】この制御に基づいてモータ5の駆動が開始
されて羽根4が回転して生ゴミが粉砕・攪拌されるとと
もに、加熱ヒータ15が加熱作動を開始して処理容器3
を加熱し、これにより生ゴミに含まれている水分が徐々
に蒸発する。
【0030】そして、この蒸発した水分は、その後に作
動を開始した吸入ポンプ8の作動に基づいて処理容器3
内の空気と共に排出管7からシンク排水管2に排出され
る。このように排出される空気および水分には生ゴミの
臭気が含まれているが、この排出は、排水管2の排水ト
ラップ2aよりも下水側に排出されるから、臭気が室内
に浸入する不具合はない。
【0031】また、排出管7を通る空気および水分は処
理容器3内で加熱されて高温となっており、この熱によ
って、図3に示す排出管7と吸気管6とを画成している
仕切板12が加熱され、さらに吸気管6を通る吸気が加
熱されて処理容器3に吸入される。したがって、排出空
気に含まれる熱エネルギが処理容器3内に回収されるこ
とになる。
【0032】上記吸入ポンプ8の駆動は、湿度センサ1
4が検出する排出空気の相対湿度に基づいて、水蒸気量
が飽和しない範囲で最小風量に制御される。したがっ
て、処理容器3内の空気の排出量はできるかぎり少なく
制御され、処理容器3内の熱エネルギが無駄に排出され
ることがなく、しかも、水蒸気量が飽和することがない
から乾燥性能が低下することはない。
【0033】上記運転を続けて生ゴミの乾燥が進み、湿
度センサ14が検出する相対湿度が所定値未満になる
と、モータ5,吸入ポンプ8,加熱ヒータ15の駆動を
停止させ、乾燥終了を操作パネル16上に表示する。
【0034】c)生ゴミ排出時 上述の乾燥運転により乾燥された乾燥済生ゴミがある程
度溜まると、乾燥済生ゴミを処理容器3内から排出する
が、本実施例の場合、台所キャビネットCの下を開き、
スライド蓋3eを手前に引き出すと、処理容器3の底部
に設けたゴミ取出口3dが開いて乾燥済生ゴミが矢印G
で示すように下方に落下するので、これを受け止めてゴ
ミ箱などに捨てる。
【0035】以上説明したように、第1実施例の生ゴミ
処理装置にあっては、生ゴミを乾燥させる際に、吸入ポ
ンプ8の運転を処理容器3内の水蒸気が飽和しない範囲
で最小風量に制御するよう構成したため、処理容器3内
で加熱された空気が無駄に外部に排出されることがな
く、乾燥性能を低下させることなく熱エネルギの損失を
低減することができるという効果が得られる。さらに、
第1実施例では、吸気管6の一部と排出管7の一部とを
図3に示すように一体的に形成し、この部分で排出空気
に含まれている熱エネルギを仕切板12を介して吸気に
伝達して、処理容器3内に回収するように構成している
ため、排出空気に含まれる熱エネルギを回収してエネル
ギ損失を低減することができるという効果を奏する。
【0036】また、第1実施例では、排出管7をシンク
排水管2の排水トラップ2aよりも下水側に接続させた
ため、排出空気に含まれる臭気が室内に浸入して臭うお
それがないという効果が得られる。さらに、シンク1で
水を使用してシンク排水管2から排水を行った場合に
は、排出管7から下水側に排出された加熱された空気が
シンク排水管2から排水される水で冷却される。しか
も、排出管7の途中には逆流防止弁13を設けているた
め、下水の臭気などが処理容器3に逆流することもな
い。
【0037】また、処理容器3の外周に断熱材3cを設
けているため、処理容器3を加熱した熱が外部に逃げに
くく、エネルギ損失を防止できるという効果が得られ
る。
【0038】加えて、第1実施例では、処理容器3の底
部にゴミ取出口3dと、このゴミ取出口3dを開閉する
スライド蓋3eとを設けた構成としたため、乾燥済生ゴ
ミの取り出しが非常に容易であるという効果が得られ
る。
【0039】また、第1実施例では、処理容器3内にお
いて羽根4の回転軸4aを水平方向に配置させ、かつ、
モータ5を処理容器3と水平方向で重なる位置に配置さ
せた構成としたため、装置の上下寸法が短くなって台所
キャビネットCのシンク1の下に配設させることが容易
となる。
【0040】次に、本発明第2実施例の生ゴミ処理装置
について説明する。なお、第2実施例を説明するにあた
り、第1実施例と同じ構成には同じ符号をつけて説明を
省略し、相違点のみを説明する。
【0041】第2実施例の生ゴミ処理装置は、吸気管6
の途中に除湿手段としての除湿器20を設けた例であ
る。すなわち、図4に示すように第2実施例装置では、
吸気管6の途中に略U字形状に湾曲された湾曲部6aが
設けられている。この湾曲部6aの上下の直線部分は、
銅管21,22で形成され、銅管21,22の間に挟ま
れてペルチェ素子23が設けられている。このペルチェ
素子23は、図中上側の銅管21で放熱を行い、図中下
側の銅管22で吸熱を行うもので、吸気管6を通って処
理容器3へ流れる吸気は、銅管22を通る際に冷却され
て、その吸気中に含まれる水分が結露して除湿され、そ
の後、銅管21を通る際に加熱されて処理容器3内に吸
い込まれる。このように、前記銅管21,22とペルチ
ェ素子23とで除湿器20が構成されている。
【0042】なお、銅管22で結露した水は吸気管6を
伝って下方に落下するが、本実施例では、吸気管6の開
口端の下側に、前記結露した水を下水に流す排水管24
が設けられ、この排水管24の途中には排水トラップ2
4aが設けられている。
【0043】また、本第2実施例では、制御ユニット9
の乾燥作動時の制御内容が第1実施例とは異なるもので
ある。すなわち、乾燥作動時に制御ユニット9は、吸入
ポンプ8を一定に駆動させる一方、湿度センサ14の検
出湿度に基づいて処理容器3内の水蒸気量が飽和しない
範囲で最小吸気量となるように電動開閉弁11の作動を
制御する。
【0044】以上のように構成した第2実施例では、乾
燥作動に、処理容器3内の水蒸気量が飽和しない範囲で
最小吸気量となるように電動開閉弁11を作動させるた
め、第1実施例と同様に、処理容器3内で加熱された空
気が無駄に外部に排出されることがなく、乾燥性能を低
下させることなく熱エネルギの損失を低減することがで
きるという効果が得られる。
【0045】さらに、第2実施例では、吸気管6の途中
に除湿器20を設けて、吸気中の水分を除湿するように
構成したため、処理容器3内の相対湿度が低くなり、生
ゴミ中の水分を吸収しやすくなって、乾燥性能が向上す
る。しかも、除湿器20を設けるにあたり、ペルチェ素
子23を用いているため、コンデンサ,エバポレータな
どを用いて除湿を行うものに比べて製作コストならびに
ランニングコストを低減できる。
【0046】以上、実施例について説明してきたが具体
的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲の設計変更などがあっても本発
明に含まれる。
【0047】例えば、実施例では、台所キャビネットC
の下に設置したものを示したが、設置場所としてはこれ
に限られず、室内に露出して配置するものや室外に配置
するものにも適用できる。
【0048】また、実施例では、送風手段としての吸入
ポンプ8を排出管7の途中に設けた例を示したが、吸気
管6の途中に設けてもよい。
【0049】また、実施例では、加熱手段として処理容
器3を直接加熱する加熱ヒータ15を示したが、要は処
理容器3内の生ゴミを加熱することができる手段であれ
ばよいもので、例えば、吸気を加熱するようにしてもよ
い。
【0050】
【発明の効果】以上説明してきたように請求項1記載の
生ゴミ処理装置では、処理容器内の相対湿度を検出する
相対湿度検出手段と、検出する相対湿度に基づいて処理
容器内の水蒸気量が飽和しない範囲で最小風量となるよ
うに送風手段の運転を制御する制御手段とを設けた構成
としたため、生ゴミの乾燥時には、水蒸気量が飽和して
いない水分を吸収可能な空気の排出量を最小に抑えて無
駄に加熱空気を排出するのを防止して、乾燥性能を低下
させることなくエネルギ損失を低減できるという効果が
得られる。
【0051】また、請求項2記載の装置では、吸気量を
変更可能な吸気アクチュエータと、処理容器内の相対湿
度を検出する相対湿度検出手段と、検出する相対湿度に
基づいて処理容器内の水蒸気量が飽和しない範囲で最小
吸気量となるように吸気アクチュエータの運転を制御す
る制御手段とを設けた構成としたため、請求項1記載の
装置と同様に、生ゴミの乾燥時には、水蒸気量が飽和し
ていない水分を吸収可能な空気の排出量を最小に抑えて
無駄に加熱空気を排出するのを防止して、乾燥性能を低
下させることなくエネルギ損失を低減できるという効果
が得られる。
【0052】また、請求項3記載の装置では、吸気管と
排出管とを相互に熱交換可能に構成したため、乾燥作動
時には、排出管を通って排出される加熱空気の熱により
吸気管が暖められ、さらに、この吸気管を通る吸入空気
が暖められる。したがって、排出されるエネルギの一部
が処理容器内に回収され、乾燥性能を低下させることな
くエネルギ損失を低減できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施例の生ゴミ処理装置を示す正面
図である。
【図2】第1実施例装置の側面図である。
【図3】第1実施例装置の要部の断面斜視図である。
【図4】第2実施例装置の正面図である。
【符号の説明】
3 処理容器 6 吸気管 6b 吸気口 7 排出管 8 吸入ポンプ(送風手段) 9 制御ユニット(制御手段) 11 電動開閉弁(吸気アクチュエータ) 14 湿度センサ(相対湿度検出手段) 15 加熱ヒータ(加熱手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ゴミを収容する処理容器と、 この処理容器内の生ゴミを加熱する加熱手段と、 前記処理容器に形成され、処理容器内に空気を取り込む
    吸気口、および処理容器から空気ならびに水分を排出す
    る排出口と、 前記処理容器における吸気および排気を行う送風手段と
    を備え、処理容器内に投入された生ゴミの乾燥処理を行
    う生ゴミ処理装置において、 前記処理容器内の相対湿度を検出する相対湿度検出手段
    が設けられ、 この相対湿度検出手段が検出する相対湿度に基づいて、
    処理容器内の水蒸気量が飽和しない範囲で最小風量とな
    るように送風手段の運転を制御する制御手段が設けられ
    ていることを特徴とする生ゴミ処理装置。
  2. 【請求項2】 生ゴミを収容する処理容器と、 この処理容器内の生ゴミを加熱する加熱手段と、 前記処理容器内に空気を取り込む吸気口、および処理容
    器から空気ならびに水分を排出する排出口と、 前記処理容器における吸気および排気を行う送風手段と
    を備え、処理容器内に投入された生ゴミの乾燥処理を行
    う生ゴミ処理装置において、 前記吸気側の流路断面積を変更して吸気量を変更可能な
    吸気アクチュエータが設けられ、 前記処理容器内の相対湿度を検出する相対湿度検出手段
    が設けられ、 この相対湿度検出手段が検出する相対湿度に基づいて、
    処理容器内の水蒸気量が飽和しない範囲で最小吸気量と
    なるように吸気アクチュエータの駆動を制御する制御手
    段が設けられていることを特徴とする生ゴミ処理装置。
  3. 【請求項3】 生ゴミを収容する処理容器と、 この処理容器内の生ゴミを加熱する加熱手段と、 前記処理容器に形成され、処理容器内に空気を取り込む
    吸気口、および処理容器から空気ならびに水分を排出す
    る排出口と、 前記処理容器における吸気および排気を行う送風手段と
    を備え、処理容器内に投入された生ゴミの乾燥処理を行
    う生ゴミ処理装置において、 前記吸気口に接続された吸気管と、前記排出口に接続さ
    れた排出管とが、相互に熱交換可能に形成されているこ
    とを特徴とする生ゴミ処理装置。
JP7157507A 1995-06-23 1995-06-23 生ゴミ処理装置 Pending JPH0914843A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7157507A JPH0914843A (ja) 1995-06-23 1995-06-23 生ゴミ処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7157507A JPH0914843A (ja) 1995-06-23 1995-06-23 生ゴミ処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0914843A true JPH0914843A (ja) 1997-01-17

Family

ID=15651197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7157507A Pending JPH0914843A (ja) 1995-06-23 1995-06-23 生ゴミ処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0914843A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100856982B1 (ko) * 2007-05-17 2008-09-04 김진수 자동 음식물쓰레기 건조 처리기
CN113732024A (zh) * 2021-09-22 2021-12-03 广州天幕信息科技有限公司 餐厨垃圾智能分离处理方法及系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100856982B1 (ko) * 2007-05-17 2008-09-04 김진수 자동 음식물쓰레기 건조 처리기
CN113732024A (zh) * 2021-09-22 2021-12-03 广州天幕信息科技有限公司 餐厨垃圾智能分离处理方法及系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7458171B1 (en) Dehumidifier clothes dryer apparatus
US6151795A (en) Flat material dryer
US5806204A (en) Material dryer using vacuum drying and vapor condensation
US20090000142A1 (en) Drying Apparatus
JPH07178289A (ja) 衣類乾燥機
JPS6353839B2 (ja)
CN113272492A (zh) 衣物处理装置
JP2004066143A (ja) 厨芥処理機
JP3914848B2 (ja) 浴室乾燥装置および乾燥運転方法
JPH0914843A (ja) 生ゴミ処理装置
JP2005103413A (ja) 生ごみ処理装置
JP2003136038A (ja) 減圧生ゴミ処理方法と装置
KR101259695B1 (ko) 응축식 가정용 음식물 쓰레기 처리기
JP3290023B2 (ja) 乾燥装置
KR20060104305A (ko) 격납형 응축식 탈취건조처리기
KR19990074033A (ko) 마이크로파를 이용한 음식물 처리장치
KR100479125B1 (ko) 가습 청정기 겸용 의류 건조기
JP3500396B2 (ja) 厨芥処理装置
KR200356444Y1 (ko) 음식물 쓰레기용 건조기
EP1148168A2 (en) Mechanized domestic drier
JPH0796270A (ja) 生ごみ処理装置
JP3621722B2 (ja) 厨芥処理機
JPH08200953A (ja) 生ごみ処理装置
JPH05237469A (ja) 厨芥処理装置
JPH09318252A (ja) 生ゴミ乾燥処理装置