JPH0914807A - 氷成形装置 - Google Patents

氷成形装置

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JPH0914807A
JPH0914807A JP16104495A JP16104495A JPH0914807A JP H0914807 A JPH0914807 A JP H0914807A JP 16104495 A JP16104495 A JP 16104495A JP 16104495 A JP16104495 A JP 16104495A JP H0914807 A JPH0914807 A JP H0914807A
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JP
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ice
ice making
female mold
box
mold
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JP16104495A
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Keijiro Yamauchi
慶次郎 山内
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YAMANOUCHI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
YAMANOUCHI SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続して氷容器を製造する氷成形装置を提供
する。 【構成】 無端コンベア 111に雌型 112を複数設ける。
雌型 112には雄型 115を対向して設ける。雄型 115はシ
リンダー 116により昇降する。雄型 115の前方には製氷
機63から氷塊を供給されて氷片を雌型11に供給する自動
アイスクラッシャー装置61を設ける。 【効果】 無端コンベア 111の雌型 112に氷片が供給さ
れた後、雄型 115が挿入して成形される。そして無端コ
ンベア 111の終端 111A側より氷容器Aを取出すことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サラダや刺身などの料
理等を入れる器や、器にいれた料理等の覆い等の氷容器
等を成形するための氷成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものとして特開平6−1
94018号公報の第1欄及び第2欄等には、雌型と、
前記雌型に対向する雄型と、前記雌型の底部に形成され
た貫通孔と、前記貫通孔に設けられ昇降駆動装置により
昇降自在に設けられた押出し体と、前記雌型の上方側部
に排出口を臨んだ氷片排出用のシュートと、前記雌型の
上方に設けられる氷成形品の搬出装置とを具備し、シュ
ートより氷片が雌型に収容され、そして製氷機から供給
される比較的大きな氷塊をアイスクラッシャーで粉砕し
て雌型に供給し、そして雄型と雌型に挟まれて前記収容
された氷片が成形され、この後に昇降駆動装置により押
出し体が押し上げられることによって、氷成形品が雌型
より抜き出される。この抜き出された氷成形品を搬出装
置によって搬出する氷成形装置が開示されている。
【0003】そして前記氷成形品を器型に成形して、該
器型の氷成形品にサラダや刺身などを入れて保冷した状
態でホテルや旅館の客前に出したり、或いは陶磁器に盛
付けしたサラダや刺身などに器型の氷成形品を覆って保
冷した状態で客前に出したりしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、製氷機においては連続して氷塊を連続してアイスク
ラッシャーに供給しており、これをアイスクラッシャー
で粉砕してほぼ連続して雌型に供給するものであるが、
このような製氷工程では氷成形品の例えば一個ごとの氷
容積に対応できず、この結果製氷量の過不足が生ずると
いう問題があった。
【0005】また従来技術においては一個ごとに雄型と
雌型に挟んで氷片を成形した後に押出し体により取出
し、そして搬出装置より搬出するというものであったた
めに、大量生産には対応できないという虞があった。
【0006】そこで、本発明は前記問題を解決して、製
氷時に過不足無く製氷できる氷成形装置を提供すること
を目的とする。また本発明は、大量生産に対応できる氷
成形装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、製氷機と、該
製氷機により作成された氷を砕氷する砕氷機と、該砕氷
機により製造された砕氷を収容する雌型と、該雌型に対
向した進退自在な雄型とを備えた氷成形装置において、
前記製氷機は製氷箱と、該製氷室に設けた蒸発器と、こ
の蒸発器に接続された冷媒の圧縮機及び凝縮器と、前記
製氷箱内を進退自在に設ける押出し体とを備えたことを
特徴とする氷成形装置である。
【0008】また本発明は、製氷機と、該製氷機により
作成された氷を砕氷する砕氷機と、該砕氷機により作成
された砕氷を収容する雌型と、該雌型に対向した雄型と
を備えた氷成形装置において、前記雌型は無端型のコン
ベアに複数配設され、該雌型に対向して前記雄型が設け
られたことを特徴とする氷成形装置である。
【0009】
【作用】前記構成によって、製氷箱に収容された水が直
接冷却されて製氷され、この氷塊を押出し体により取出
して砕氷機へ供給できる。
【0010】また前記構成によって、コンベアに設けら
れた雌型に氷片を収容した後、雄型により成形すること
により連続して氷容器等を成形することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1乃至図13を
参照して説明する。ベースフレーム1上には雌型11が固
定されている。また前記雌型11に対向して雄型21が上方
に昇降自在に設けられている。そして上方に移動した雄
型21と雌型11の間の一側には氷片Iを前記雌型11に供給
するためのシュートたるシュートボックス31が設けられ
ている。また前記雄型21と雌型11の間の他側には、前記
雌型11と雄型21によって成形された氷容器を保持して排
出する搬出装置たる搬出アーム41が設けられ、この搬出
アーム41の外側に搬出シュート51が設けられている。
【0012】前記雌型11の上面には例えば表面をフッソ
表面加工した半球面状凹部12が形成されており、この凹
部12のー側には後述する氷容器Aに窓孔aが形成される
ように膨出部12Aが形成されている。さらに前記凹部12
の最底部には貫通孔15が縦設されている。そしてこの貫
通孔15には、円筒軸状の出没体17が設けられている。そ
して前記出没体17の下方には昇降駆動装置たる空気圧シ
リンダ装置18が設けられると共に、このシリンダ装置18
のロッド18Aの先端が前記出没体17に接続されている。
【0013】前記雄型21の下面には例えば表面をフッソ
表面加工した半球面状凸部22が形成されていると共に、
ー側には前記膨出部12Aに嵌合するように凹部22Aが形
成されている。この雄型21の上面には取付板材23を介し
てフランジ24が固定されている。そして前記ベース1上
に設けられた上部フレーム2には空気圧シリンダ装置25
が下向きに固定され、このシリンダ装置25のロッド25A
の先端が前記フランジ24に連結されて、前記シリンダ装
置25を作動することによって雄型21を雌型11側に押圧で
きるようになっている。23Aは昇降用ガイド杆である。
また23Bは昇降用ガイド杆23Aの支持筒であり、26は雄
型上限位置検知スイッチ、27は雄型下限位置検知スイッ
チである。
【0014】前記雌型11の上面を摺動する氷片均し体28
は、前記球面状凹部12の上面全面を摺動可能なステンレ
ス鋼製の板材等から成り、その両側上端が軸29に連結さ
れており、この軸29に連結体29Aを介して摺動駆動装置
たる空気圧シリンダ装置30のロッド30Aが接続されてい
る。前記空気圧シリンダ装置30は雌型11のー側に設けら
れており、そして前記氷片均し体28は常時は前記ロッド
30Aが伸長した状態で雌型11の他側に位置している。さ
らに前記氷片均し体28と軸29との接続は、前記軸29にス
トッパーたるピン29Bが突設し、そしてピン29Bに係止
可能な長孔28Aが氷片均し体28に形成され、そして前記
氷片均し体28の下端が回動できるようになている。すな
わちロッド30Aが縮小して氷片均し体28がー側に移動す
る往路では下端が角度Xで他側に向くように回動でき、
一方ロッド30Aが伸長して氷片均し体28が他側に移動す
る復路では下端が角度Yでー側に向くようになっている
(X>Y)。
【0015】前記シュートボックス31は、上方を開口し
前面には排出口32が垂直に設けられ、この排出口32に
は、排出口32を開閉するために上部にヒンジ32Aを介し
てゲート板33が設けられている。
【0016】さらに前記シュートボックス31の後側は、
スライド板31Aに固定された支持筒31Cを介して前記ス
ライドガイド杆31Bが進退自在にスライドができるよう
になっている。また空気圧シリンダ装置34は前記スライ
ド板31Aに固定されたヒンジ軸35を介してわずかに回動
自在に連結されている。そして前記ゲート板33は二股状
のロッド36を介して前記ロッド34Aに回動自在に連結さ
れている。そして前記スライド板31Aに固定して立設し
た支持部31Fの上部が、側部フレーム3の支持杆3Aに
軸3Bを介して吊り下げ状態で回動自在に設けられてい
る。また31Gは、ロッド34Aとシュートボックス31との
連結杆31Dとロッド36を連結したバネである。そして前
記シリンダ装置34のロッド34Aが伸長することによっ
て、前記シュートボックス31が前進した後に前記ゲート
板33を開くようになっている。また前記スライド板31A
の後部には昇降ロッド37の上端37Aが摺動自在に設けら
れ、さらに前記昇降ロッド37の下端37Bは梃杆38に回動
自在に連結されている。この梃杆38はその後部38Aが支
点となっており、また梃杆38の前側にはバランスウェイ
ト39が摺動自在に設けられている。そして前記梃杆38の
回動に伴い作動するスイッチ40が設けられている。尚40
Aは梃杆38の回動を規制するストッパーである。
【0017】前記搬出アーム41は、前記上部フレーム2
に水平に設けられた進退用の空気圧シリンダ装置42のロ
ッド42Aの先端に移動フレーム43が設けられ、この移動
フレーム43の左右に間隔をおいて垂下アーム44の上端が
回動自在に連結されている。さらにこの垂下アーム44の
下端に前記雌型11に向けて各々保持アーム45が連結され
ている。そして前記移動フレーム43の中央には、前記垂
下アーム44を開閉するための開閉用の空気圧シリンダ装
置46が下向きに設けられ、このシリンダ装置46のロッド
46Aには、連動アーム47の一端が回動自在に連結され、
一方連動アーム47の他端は前記垂下アーム44に回動自在
に連結されている。尚46Bはシリンダ装置46に連結した
スライドガイド杆であり、このスライドガイド杆46Bは
前記上部フレーム2に固定された支持筒46Cによって摺
動可能に支持されている。
【0018】図中61は前記側部フレーム3上に設けられ
た氷片Iを製造するための砕氷機たる自動アイスクラッ
シャー装置であり、比較的大きき氷の塊を粉砕し、これ
を排出シュート62から前記シュートボックス31の上部開
口へ氷片を供給できるようになっている。
【0019】また、図12及び図13は前記自動アイスクラ
ッシャー装置61に氷塊を供給する製氷機63を示したもの
であり、この製氷機63は、冷水機64、製氷箱65及び冷却
ユニット66を備えたものであり、上方に配設された前記
冷水機64は冷却機(図示せず)を備えて水道管64Aより
供給される水道水を一定水位に保つと共に低温、好まし
くは摂氏0度乃至4度程度に保冷するものであり、前記
製氷箱65の給水路たる冷水機64の冷水供給口64Bには自
動開閉弁64Cを備えている。そして前記冷水供給口64B
に上部開口65Aが対向して製氷箱65が設けられている。
この製氷箱65の外周には蛇腹状に配設されたパイプから
なる蒸発器67が固着している。この蒸発器67にフレキシ
ブルパイプ66Aを介して前記冷却ユニット66が接続され
ている。この冷却ユニット66にはモータ駆動の圧縮機66
Aと凝縮器66Bが内蔵されている。また前記製氷箱65の
底部には押出し体68が摺動自在に設けられており、この
押出し体68は製氷箱65の底部下面に装着された空気圧或
いは油圧等のシリンダー69が設けられており、このシリ
ンダー69のロッド69Aが前記製氷箱65の底部を貫通して
前記押出し体68に連結している。さらに、前記製氷箱65
の内面及び前記押出し体68の表面には弗素樹脂層(図示
せず)が形成されており、また前記押出し体68の周面に
は水密用のOリング68Aが設けられて、またその上面68
Bは傾斜している。さらに前記上部開口65Aから自動ア
イスクラッシャー装置61の氷塊の投入口61Aには氷塊の
ガイド板61Bが設けられている。図中63Aは断熱室であ
る。
【0020】次に前記構成についてその作用を説明す
る。操作パネル91の始動スイッチ(図示せず)を作動す
ると、出没体17は雌型11の凹部12内で突設している(図
8(A)参照)。この突設高さは雌型11の上面を越える
ことはない所定の中段高さとなっている。
【0021】また、予め製氷機63を作動させるおくこと
により冷水機64により冷水が貯蔵されている。そして前
記始動スイッチにより自動開閉弁64Cが開弁して、冷水
が製氷箱65に収容される。この際には押出し体68は下降
しており、またこの収容量は後述する氷容器Aを1個形
成するための所定重量に対応する水量であり、前記自動
開閉弁64は操作パネル91に内蔵されたタイマー(図示せ
ず)により、開弁時間が設定されている。次に製氷箱65
に収容された冷水は蒸発器67により冷却される。すなわ
ち、蒸発器67内のフレオン或いはフレオン代用品等の冷
媒が蒸発器67で蒸発して、製氷箱65の熱を奪うことによ
り、前記冷水がブロック状の氷となる。前記蒸発器67の
冷媒は圧縮機66Aにより圧縮された後に、凝縮器66Bに
至り、この凝縮器66Bにおいては放熱して前記冷媒が液
化する。そして液化した冷媒が再び蒸発器67に至って循
環するものである。
【0022】このようにして、製氷箱65で氷塊が製造さ
れると、シリンダー69が作動して押出し体68が上昇し、
その傾斜した上面68Bが上部開口65Aよりやや突設す
る。これにより、氷塊は上部開口65Aより上方へ押出さ
れ、そしてガイド板61Bに沿って投入口61Aに断続的に
滑り落ちる。尚、前記氷塊の製造及び自動アイスクラッ
シャー装置61による断続的な氷片の供給は、前記自動開
閉弁64C及びシリンダー69を制御することにより、前記
氷容器Aの製造サイクルに同期するようになっている。
例えば、前記氷成形品搬出装置たる搬出アーム41に応動
する位置検出スイッチ(図示せず)を設けておき、氷容
器Aが搬出されたことを検知して前記自動開閉弁64C、
シリンダー69及び自動アイスクラッシャー装置61等を操
作パネル91のシーケンス制御回路(図示せず)等により
連動させるものである。
【0023】このように断続的に自動アイスクラッシャ
ー装置61に投入された氷塊は該自動アイスクラッシャー
装置61で約2乃至5mm程度の氷片に砕氷される。そし
てこの排出シュート62から氷片Iがシュートボックス31
内に収容される(図8(B)参照)。そして該シュート
ボックス31内に氷片Iが順次収容されると、氷片Iの重
量により軸3Bを中心としてシュートボックス31がスラ
イド板31Aと共に反時計方向回りに回動する。このため
にスライド板31Aが持ち上がると共に、昇降ロッド37が
上昇し、このために梃杆38が時計方向回りに回動してス
イッチ40が作動する。すなわちスライド板31A側による
軸3Bを中心としたモーメントと、バランスウェイト39
に伴う梃杆38による軸3Bを中心としたモーメントとの
バランスにおいて、シュートボックス31内の氷片Iが少
量の場合にはスイッチ40が作動せず、一方シュートボッ
クス31内の氷片Iが所定量に達した場合にはスイッチ40
が作動するというものである。前記スイッチ40が作動す
るとシリンダ装置34が作動してロッド34Aが伸長して、
スライド板31Aと共にシュートボックス31が前進して排
出口32の下端が雌型11の凹部12の上方に位置する。この
後にゲート板33が開き、氷片Iが雌型11の凹部12に山盛
りに収容される。この後タイマー(図示せず)等により
シリンダ装置34が作動することによってゲート板33が閉
じられ、またシュートボックス31が後退すると共に次の
成形に備えて所定重量の氷片Iがシュートボックス31に
収容される。
【0024】次に空気圧シリンダ装置30が作動してロッ
ド30Aが伸長すると氷片均し体28が山盛りに収容された
氷片I上を摺動する(図9(A)(B)参照)。この際
氷片均し体28は角度Yとなって傾斜した状態でー側へ移
動(往路)して前記氷片Iの一部を除去した後、角度X
となって他側へ移動(復路)すると共に、雌型11の上面
より突設した余分な氷片Iをさらに除去して、凹部12の
容積を限度として氷片Iを収容する。
【0025】この後に前記空気圧シリンダ装置18のロッ
ド18が縮小して出没体17が球面状凹部12の底部に後退す
る(図10(A)参照)。この出没体17の後退により前記
凹部12に収容されていた氷片Iの中央部には陥没部Sが
形成され、この結果前記凹部12内に収容された氷片Iの
断面はほぼU型となり、概ね均一な厚みを有することと
なる。尚、前記陥没部Sの容積は前記出没体17の容積と
ほぼ等しい。
【0026】次にシリンダ装置25のロッド25Aが伸長し
雄型21が、雄型下限位置検知スイッチ27まで下降して凸
部22が凹部12に挿入することによって、該凹部12内の氷
片Iが押圧されて半球状の氷成形品たる氷容器Aが成形
される(図10(B)参照)。
【0027】このようにして氷容器Aを製造した後にシ
リンダ装置25のロッド25Aが縮小して雄型21が雄型上限
位置検知スイッチ26まで上昇する。そして空気圧シリン
ダ装置18が作動してロッド18Aが伸長すると出没体17が
雌型11のほぼ上面までの上段まで上昇して氷容器Aを一
体的に押し上げる(図11参照)。このために氷容器Aは
出没体17上に載置した状態で持ち上げられる。この氷容
器Aの持ち上げの際に、シリンダ装置42が作動してロッ
ド42Aが縮小して、左右一対の保持アーム45が氷容器A
の底部両側に位置する。この際にはシリンダ装置46のロ
ッド46Aが伸長しており、このために連動アーム47によ
ってリンク状に連結された垂下アーム44間の幅が狭ま
り、この結果左右一対の保持アーム45の間隔は氷容器A
より幅狭な状態となって氷容器Aの底部両側に位置す
る。そして空気圧シリンダ装置18の作動によってロッド
18Aが氷容器Aと共に下降すると、該氷容器Aは前記保
持アーム45上に載置する。この後にシリンダ装置42のロ
ッド42Aが伸長し、垂下アーム44等と共に保持アーム45
が後退して排出シュート51の上端側の上方に位置する。
この後にシリンダ装置46が作動してロッド46Aが上昇す
ることによって、保持アーム45間が開き、氷容器Aは排
出シュート51上に僅かに落下して載置する。そして前記
氷容器Aは排出シュート51の傾斜に沿ってスライドして
搬出されて、例えば刺身など生料理あるいはサラダなど
を収容される皿として使用される。
【0028】以上のように、前記実施例おいては製氷機
63と、該製氷機63により製造された氷を砕氷する砕氷機
たる自動アイスクラッシャー装置61と、該自動アイスク
ラッシャー装置61により製造された砕氷を収容する雌型
11と、該雌型11に対向した進退自在な雄型21とを備えた
氷成形装置において、前記製氷機63は給水路たる冷水供
給口64Bを備えた製氷箱65と、該製氷室65に設けた蒸発
器67と、この蒸発器67に接続された冷媒の圧縮機66A及
び凝縮器凝縮器66Bと、前記製氷箱65内を進退自在に設
ける氷押出し体68とを具備したことにより、冷水を収容
した製氷箱65を直接冷却して断続的に氷塊を製造するこ
とにより、氷容器Aの製造始めを早く始めることができ
る。特に製氷箱65内の容積を氷容器Aに対応するように
設定することにより、1回の製氷量ごとに、製氷、砕
氷、成形、搬出ができるようになり、製氷を効率的に無
駄無く行うことができる。しかも、前記押出し体68の上
面68Bが傾斜していることにより、上部開口65Aより突
出した氷塊を確実にガイド板61Bを介して自動アイスク
ラッシャー装置61の投入口61Aに送込むことができる。
【0029】また、雌型11に対向して雄型21を設け、前
記雌型21の底部に貫通孔15を形成し、前記貫通孔15には
出没体17を設けると共にこの出没体17を空気圧シリンダ
装置18により昇降自在に設け、前記雌型11の上方に排出
口32を臨んで氷片排出用のシュートボックス31を設け
て、前記出没体17を前記雌型11内に突設させた状態で前
記雌型11に前記シュートボックス31より氷片Iを収容
し、この後に前記出没体17を降下させた状態で前記雄型
21を前記雌型11側に押圧して氷片Iを成形することによ
り、雌型11内の氷片Iを雄型21で押圧する前に前記出没
体17の降下により陥没部Sを予め形成することにより、
この後の成形により均一な厚みLを有する成形品たる氷
容器Aを製造できる。
【0030】また、前記出没体17を氷片Iを収容する際
には中段の位置とし、氷容器Aを成形した後には出没体
17を上段の位置として氷容器Aを持上げることができる
ので、成形後の氷容器Aを簡単に取出すことができ、し
かも1台の空気圧シリンダ装置18により前記出没体17の
上面を凹部12の内面と同一面状態とした下段、陥没部S
を形成するための中段、氷容器Aを取出すための上段に
切替えることができるので、装置のコンパクト化などを
図ることができる。
【0031】さらに、前記実施例における氷成形装置に
おいては、雌型11と、前記雌型11に対向する雄型21と、
前記雌型21の底部に形成された貫通孔15と、前記貫通孔
15に設けられ空気圧シリンダ装置18により昇降自在に設
けられた出没体17と、前記雌型11の上方に排出口32を臨
んだ氷片排出用のシュートボックス31と、前記雌型11の
上面側を摺動可能に設けられた氷片均し体28とを具備し
たことにより、シュートボックス31より雌型11に山盛り
とされた氷片Iの余分な分を除去した後に、前記雄型21
を前記雌型11側に押圧して適量な氷片Iを成形すること
により、均一な厚みLを有する成形品たる氷容器Aを製
造できる。
【0032】さらに、前記氷片均し体28は往路では傾斜
して山盛りとされた氷片Iの一部を角度Yの状態で除去
し、復路では前記氷片均し体28は角度Xとなって残りの
氷片Iを除去するようにしたので、複数回の除去工程に
より確実に余分な氷片Iを除去することができる。
【0033】次に、本発明の第2実施例を図14乃至図16
を参照して説明する。尚、前記第1実施例と同一部分に
は同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0034】ベースフレーム1上には雌型11が固定さ
れ、また前記雌型11に対向して雄型21が上方に昇降自在
に設けられている。そして雄型21と雌型11の間の一側に
は氷片Iを前記雌型11に供給するためのシュートたるシ
ュートボックス70が設けられている。また前記雄型21と
雌型11の間の他側には、前記雌型11と雄型21によって成
形された氷容器を保持して排出する搬出装置たる搬出ア
ーム41Aが設けられ、この搬出アーム41Aの他側に搬出
シュート51が傾斜して設けられている。
【0035】前記雌型11の上面には半球面状凹部12が形
成されている。さらに前記凹部12には貫通孔15が縦設さ
れている。そしてこの貫通孔15には、出没体17が設けら
れている。前記出没体17の下方には昇降駆動装置たる空
気圧シリンダ装置18が設けられる。
【0036】前記雄型21の下面には半球面状凸部22が形
成されている。そして前記ベース1上に設けられた上部
フレーム2には空気圧シリンダ装置(図示せず)が下向
きに固定され、このシリンダ装置のロッド25Aに前記雄
型21が連結されて、前記シリンダ装置を作動することに
よって雄型21を雌型11側に押圧できるようになってい
る。
【0037】前記シュートボックス70は上面を開口し、
さらに一側の排出口70Aには開閉扉70Bを設けた矩形状
箱形であって、前記開閉扉70Bは上部に枢軸70Cが設け
られている。また前記シュートボックス70の前部には後
述する自動アイスクラッシャー装置61の氷片供給口62A
に対向するように立上がり壁70Eが設けられている。前
記シュートボックス70は前記ベースフレーム1の他側上
方に支脚71を介して配置された水平板72の上面に設けら
れている。前記水平板72の上面他側の前側には梃杆73
が、その略中央を軸73Aを介して揺動自在に設けられて
いる。そして前記梃杆73の他側端には該梃杆73と直交す
るように直交杆74が連結されており、この直交杆74の端
部には前記シュートボックス70の底板70Dが摺動するた
めのローラ74Aが設けられている。また水平板72の一側
中央には、周面に溝75Aを形成したローラ75が軸心を水
平にして設けられている。前記ローラ75は取付座75Bに
よって回動自在に軸着されており、前記溝75Aに前記シ
ュートボックス70の底板70Dの中央に固着した凸条76が
摺動できるようになっている。さらに前記梃杆73におけ
る前記軸73Aとローラ75の中間部位に対向して前記水平
板72には、近接スイッチ等のシュートボックス位置検出
スイッチ77が設けられている。前記位置検出スイッチ77
は、シュートボックス70が水平状態であって、該シュー
トボックス70内に氷片Iが所定量収容されていない状態
ではに梃杆73によって押圧されず、一方、シュートボッ
クス70内に氷片Iが所定量収容された状態や、シュート
ボックス70内の氷片Iが雌型11側に所定量収納された状
態で検出スイッチ77が梃杆73によって押圧されるように
なっている。さらに前記シュートボックス70の排出口70
Aの下縁に沿って進退駆動用杆78が設けられており、そ
して前記シュートボックス70の排出口70Aの両側に突設
した軸79に、前記進退駆動用杆78の突片80が回動自在に
連結されている。さらに前記進退駆動用杆78の端部には
前記ベースフレーム1の前部に斜設される揺動アーム81
の上端が連結している。前記揺動アーム81の下端には回
転軸82の一端が直交して連結している。前記回転軸82の
他端には回転駆動用の空気圧シリンダー装置83が連結さ
れている。また84は前記回転軸82の支持部材であって、
前記回転軸82が回動自在に貫通している。85は前記梃杆
73の先端に螺入したストッパーであり、また86は前記回
転軸82の空気圧シリンダー装置83側に固着した突片であ
り、この突片86の両端に対向して前記ベースフレーム1
には一対のストッパー87が螺入されている。そして前記
空気圧シリンダー装置83が作動して揺動アーム81の仰角
が約35度の位置から仰角が約10度の位置に回動した
後、再度揺動アーム81の仰角が当初の位置に復帰し、こ
れを繰り返すように、前記空気圧シリンダー装置83が制
御される。尚、前記梃杆73には、バランス調節のために
重錘(図示せず)を設けてもよい。
【0038】前記搬出アーム41Aは、前記第1実施例の
搬出アーム41とは上下関係を逆に設けたものであり、前
後に間隔をおいた垂下アーム44の下端がベースフレーム
1に形成した孔1Aを通って貫挿されている。さらにこ
の垂下アーム44の上端には前記雌型11に向けて各々保持
アーム45が連結されている。前記保持アーム45は一側45
Bが高くなるように斜設されると共に他側45Cは前記排
出シュート51に臨んで設けられている。そして前記垂下
アーム44を開閉するための開閉用の空気圧シリンダ装置
46が上向きに設けられ、このシリンダ装置46のロッド46
Aには、連動アーム47の一端が回動自在に連結され、一
方連動アーム47の他端は前記垂下アーム44に回動自在に
連結されている。
【0039】前記シュートボックス70に氷片Iを供給す
る自動アイスクラッシャー装置61は前記水平板72の後部
に配設され、その氷片供給口62Aは前記シュートボック
ス70の他側に臨んで設けられている。
【0040】次に前記構成についてその作用を説明す
る。出没体17は雌型11の凹部12内で中段位置で突設して
いる。そして、自動アイスクラッシャー装置61の氷片供
給口62Aから氷片Iがシュートボックス70内の他側に収
容される。そして該シュートボックス31内に氷片Iが順
次収容されると、氷片Iの重量により軸73Aを中心とし
てシュートボックス70が梃杆73と共に時計方向回りに回
動する。このために検出スイッチ77が作動し、所定量の
氷片Iがシュートボックス70に収容されたことを検知す
ると共に、自動アイスクラッシャー装置61が停止して氷
片Iの供給が止まる。
【0041】次に前記検出スイッチ77の作動により、空
気圧シリンダー装置83が作動して、回転軸82が揺動アー
ム81と共に回転する。このためにシュートボックス70
は、凸条76がローラ75に摺動しながら一側に引出される
と共に斜設状態となり、この結果、開閉扉70Bが開くと
共に収容されていた氷片Iが排出口70Aから雌型11の球
面状凹部12に山盛りに投入される。この後に空気圧シリ
ンダー装置83が逆の作動をすることによって、シュート
ボックス70は当初の位置に復帰し、同時に位置検出スイ
ッチ77によって該シュートボックス70内が空であること
を検知し、次の成形に備えて氷片供給口62Aから氷片I
が供給される。また山盛りとされた氷片Iは氷片均し体
28の往復動により余分な氷片Iを除去され、そして前記
空気圧シリンダ装置18のロッド18が縮小して出没体17が
球面状凹部12の底部に後退する。この出没体17の後退に
より前記凹部12に収容されていた氷片Iの中央部には陥
没部が形成され、この結果前記凹部12内に収容された氷
片Iの断面はほぼU型となり、概ね均一な厚みを有する
こととなる。この後にロッド25Aを有する空気圧シリン
ダ装置により雄型21が降下して、前記球面状凹部12に収
容されていた氷片Iを成形して氷容器Aを形成する。
【0042】そして前記空気圧シリンダ装置によりロッ
ド25Aが雄型21と共に上昇した後に、空気圧シリンダ装
置18が作動してロッド18Aが伸長し、この結果出没体17
が上段まで上昇して氷容器Aが雌型11の上方に持ち上げ
られる。この後に空気圧シリンダ装置46が作動してロッ
ド46Aが伸長し、保持アーム45の間隔が狭められる。さ
らにこの後に空気圧シリンダ装置18が作動してロッド18
Aが後退することによって、氷容器Aは幅狭となった一
対の保持アーム45に載置される。この載置された氷容器
Aは該保持アーム45の傾斜によって滑動し、そして排出
シュート51に載置すると共に、該排出シュート51の傾斜
により適所へ搬出されるものである。尚、前記保持アー
ム45は次の成形に備えて再び幅広に設定されるようにな
っている。
【0043】以上のように前記実施例では、前記出没体
17を前記雌型11内に突設させた状態で前記雌型11に前記
シュートボックス31より氷片Iを収容し、この後に前記
出没体17を降下させた状態で前記雄型21を前記雌型11側
に押圧して氷片Iを成形することにより、雌型11内の氷
片Iを雄型21で押圧する前に前記出没体17の降下により
陥没部を予め形成することにより、この後の成形により
均一な厚みを有する成形品たる氷容器Aを製造できる。
【0044】また、前記出没体17を氷片Iを収容する際
には中段の位置とし、氷容器Aを成形した後には出没体
17を上段の位置として氷容器Aを持上げることができる
ので、成形後の氷容器Aを簡単に取出すことができ、し
かも1台の空気圧シリンダ装置18により前記出没体17の
上面を凹部12の内面と同一面状態とした下段、陥没部S
を形成するための中段、氷容器Aを取出すための上段に
切替えることができるので、装置のコンパクト化などを
図ることができる。
【0045】さらに、前記実施例における氷成形装置に
おいては、氷片均し体28とを具備したことにより、シュ
ートボックス31より雌型11に山盛りとされた氷片Iの余
分な分を除去した後に、前記雄型21を前記雌型11側に押
圧して適量な氷片Iを成形することにより、均一な厚み
Lを有する成形品たる氷容器Aを製造できる。
【0046】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、前記実施例では各種の駆動を空気圧シリンダ
ー装置を用いたが、電動モータ等により駆動してもよい
等の変形が可能である。
【0047】図17乃至図19は本発明の第3実施例を示し
ており、前記第1実施例と同一部分には同一符号を付
し、その詳細な説明を省略する。第3実施例において
は、図中、 111は無端コンベアーであり、該無端コンベ
アー 111はエラストマー等の軟性を有する樹脂或いはゴ
ムからなり、この無端コンベアー 111の表面には氷容器
Aを成形するためのほぼ半球状の雌型 112が凹部により
形成されている。この雌型112は間隔をおいて複数配設
されるものである。前記無端コンベアー 111のー側には
モータ駆動(図示せず)の駆動ローラ 113、他側には従
動ローラ 114が設けられている。これら駆動ローラ 11
3,従動ローラ 114は中央に軸 113A, 114Aが接続さ
れたものであり、この軸 113A, 114Aはフレーム 114
Bにより回動自在に支持されている。 113X, 114Xは
ガイドローラであり、フレーム 114Bに軸 113Y, 114
Yが軸支されている。また、無端コンベアー 111の終端
111A側よりやや始端 111B側にほぼ半球状の雄型 115
が設けられている。この雄型 115は昇降駆動装置た
る空気圧、油圧等のシリンダー 116のロッド 116A
に接続されている。このシリンダー 116は電磁弁 117に
より切替えられて雄型 115を昇降駆動するようになって
いる。また前記雄型 115より始端 111B寄りには製氷機
63に設けられた自動アイスクラッシャー装置61の排出シ
ュート62Aが設けられている。前記雄型 115と排出シュ
ート62Aの間隔は、雌型 112相互の間隔と同一か或いは
その整数倍に設定される。前記製氷機63に設けられた製
氷箱65はフレーム 118に軸 119を介して回動自在に設け
られており、そして一方の軸 119にはモータ 120が連結
されて、製氷箱65が直立状態から上部開口部65Aが自動
アイスクラッシャー装置61の投入口61Dに臨むやや下向
きの角度になるようになっている。図中121は前記無端
コンベアー 111の終端 111A側に設けられた氷容器Aの
回収板であり、終端 111A側ではこの回収板 121のー側
との間の距離Xが短く形成されており、回収板 121の他
側ではその距離Xが次第に大きく形成されるようになっ
ている。尚、前記自動開閉弁64C、冷凍ユニット66、電
磁弁 117、モータ 120及び駆動ローラ 113を回転するモ
ータは制御装置により制御されるようになっている。
【0048】次に前記構成についてその作用を説明す
る。制御装置(図示せず)を作動することにより予め冷
水が貯蔵された冷水機64から直立状態にある製氷箱65に
冷水が供給される。この冷水の量は後述する氷容器Aの
量とほぼ同一となるようにタイマー(図示せず)により
自動開閉弁64Cが制御されている。そして冷水は製氷箱
65内で冷却されて氷塊を製造する。この後モータ 120が
作動して製氷箱65が傾斜すると共にシリンダー69を作動
し押出し体68を上部開口65Aよりやや突設させる。これ
により氷塊は押出されて、投入口61Dに投入される。氷
塊は自動アイスクラッシャー装置61により砕氷され、こ
の砕氷された氷片が排出シュート62Aより雌型 112に収
容される。
【0049】そして、無端コンベアー 111の断続的な移
動により該雌型 112が雄型 115に対向すると電磁弁 117
によりシリンダー 116が作動して雄型 115が下降して雌
型 112内に挿入する。この挿入により前記雌型 112内の
氷片は皿形に成形される。この後にシリンダー 116によ
り雄型 115が上昇する。さらに無端コンベアー 111が断
続的に順次移動して終端 111Aに至ると、無端コンベア
ー 111が円弧状となり、前記成形された氷容器Aは雌型
112より外れると共に、回収板 121に載置される。この
取出された氷容器Aは回収板 121の傾斜により他側へ移
動して貯えられる。
【0050】以上のように前記実施例では無端コンベア
ー 111に雌型 112を設け、該雌型 112に対向して自動ア
イスクラッシャー装置61の排出シュート62Aと、昇降自
在な雄型 115を設け、断続的に無端コンベアー 111を移
動させると共に、排出シュート62Aより氷片を雌型 112
に供給し、そして雌型 112に収容された氷片を雄型 115
により成形させることにより、連続的に氷容器Aを成形
することができる。
【0051】また、製氷機63と、該製氷機63により製造
された氷を砕氷する砕氷機たる自動アイスクラッシャー
装置61と、該自動アイスクラッシャー装置61により製造
された砕氷を収容する雌型11と、該雌型11に対向した進
退自在な雄型21とを備えた氷成形装置において、前記製
氷機63は給水路たる冷水供給口64Bを備えた製氷箱65
と、該製氷室65に設けた蒸発器67と、この蒸発器67に接
続された冷媒の圧縮機66A及び凝縮器凝縮器66Bと、前
記製氷箱65内を進退自在に設ける氷押出し体68とを具備
したことにより、冷水を収容した製氷箱65を直接冷却し
て断続的に氷塊を製造することにより、氷容器Aの製造
始めを早く始めることができる。特に製氷箱65内の容積
を氷容器Aに対応するように設定することにより、1回
の製氷量ごとに、製氷、砕氷、成形、搬出ができるよう
になり、製氷を効率的に無駄無く行うことができる。し
かも、前記押出し体68の上面68Bが傾斜していることに
より、上部開口65Aより突出した氷塊を確実にガイド板
61Bを介して自動アイスクラッシャー装置61の投入口61
Aに送込むことができる。
【0052】図20乃至図23は第4実施例を示したもので
あり、前記第1実施例、第3実施例と同一部分には同一
符号を付し、その詳細な説明を省略する。第4実施例に
おいては雌型 112を設けた無端コンベアー 111の終端 1
11A側の上方に径大な回転板131を設けており、この回
転板 131の外周には複数の雄型 115が一体に設けられて
いる。そして無端コンベアー 111に設けられた複数の雌
型 112間の長さと、回転板 131に設けられた複数の雄型
115間の弧の長さは等しく設定されており、さらに雌型
112に雄型 115が順次挿入するように駆動ローラ 113を
駆動するモータと、回転板 131を駆動するモータとを制
御するようにしている。
【0053】したがって、制御装置(図示せず)を作動
することにより予め冷水が貯蔵された冷水機64から直立
状態にある製氷箱65に冷水が供給される。この冷水の量
は後述する氷容器Aの量とほぼ同一となるようにタイマ
ー(図示せず)により自動開閉弁64Cが制御されてい
る。そして冷水は製氷箱65内で冷却されて氷塊を製造す
る。この後シリンダー69を作動し押出し体68を上部開口
65Aよりやや突設させる。これにより氷塊は押出され
て、ガイド板61Bの傾斜に沿って移動し、そして投入口
61Dに投入される。氷塊は自動アイスクラッシャー装置
61により砕氷され、この砕氷された氷片が排出シュート
62Aより雌型 112に収容される。
【0054】そして、無端コンベアー 111の断続的な移
動し、同時に回転板 131が回転し、雌型 112に雄型 115
が挿入する。この挿入により前記雌型 112内の氷片は皿
形に成形される。さらに無端コンベアー 111が連続的に
移動すると同時に回転板 131が回転すると雄型 115が抜
き出る。そして氷容器Aが無端コンベアー 111の移動に
より終端 111Aに至ると、無端コンベアー 111が円弧状
となり、前記成形された氷容器Aは雌型 112より外れる
と共に、回収板 121に載置される。この取出された氷容
器Aは回収板 121の傾斜により他側へ移動して貯えられ
る。
【0055】以上のように前記実施例では無端コンベア
ー 111に雌型 112を設け、該雌型 112に対向して自動ア
イスクラッシャー61の排出シュート62Aと、回転板 131
に雄型 115を設け、連続的に無端コンベアー 111を移動
させると共に、排出シュート62Aより氷片を雌型 112に
供給し、そして雌型 112に収容された氷片を雄型 115に
より成形させることにより、連続的に氷容器Aを成形す
ることができる。
【0056】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば氷容器を平板状にしたり、また雌型を
有する無端型のコンベア全体を鋼等の金属製としたり、
またゴム製のコンベアの一部に金属製の雌型を設けるな
ど種々の変形が可能である。このように、金属製とした
場合には耐久性等を向上することができる。
【0057】
【発明の効果】本発明は、製氷機と、該製氷機により作
成された氷を砕氷する砕氷機と、該砕氷機により製造さ
れた砕氷を収容する雌型と、該雌型に対向した進退自在
な雄型とを備えた氷成形装置において、前記製氷機は製
氷箱と、該製氷室に設けた蒸発器と、この蒸発器に接続
された冷媒の圧縮機及び凝縮器と、前記製氷箱内を進退
自在に設ける押出し体とを備えたことを特徴とする氷成
形装置であり、製氷行程を短時間で終了でき、大量生産
に対応することができる。
【0058】また本発明は製氷機と、該製氷機により作
成された氷を砕氷する砕氷機と、該砕氷機により作成さ
れた砕氷を収容する雌型と、該雌型に対向した雄型とを
備えた氷成形装置において、前記雌型は無端型のコンベ
アに複数配設され、該雌型に対向して前記雄型が設けら
れたことを特徴とする氷成形装置であり、ベルトコンベ
アにより連続して氷容器を成形でき、大量生産に対応す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す一部切欠き側面図で
ある。
【図3】本発明の第1実施例を示すシュートボックスの
側面図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す搬出装置の側面図で
ある。
【図5】本発明の第1実施例を示す雌型、雄側回りの断
面図である。
【図6】本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図7】 本発明の第1実施例を示す氷片均し体を示し
ており、図7(A)は斜視図,図7(B)は断面図であ
る。
【図8】本発明の第1実施例の第1,第2工程を示す断
面図であり、(A)は第1工程、(B)は第2工程を示
している。
【図9】本発明の第1実施例の第3,第4工程を示す断
面図であり、(A)は第3工程、(B)は第4工程を示
している。
【図10】本発明の第1実施例の第5,第6工程を示す
断面図であり、(A)は第5工程、(B)は第6工程を
示している。
【図11】本発明の第1実施例の第7工程を示す断面図
である。
【図12】本発明の第1実施例の製氷機まわりの斜視図
である。
【図13】本発明の第1実施例の製氷箱の断面図であ
る。
【図14】本発明の第2実施例を示す斜視図である。
【図15】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図16】本発明の第2実施例を示す側面図である。
【図17】本発明の第3実施例を示す斜視図である。
【図18】本発明の第3実施例を示す断面図である。
【図19】本発明の第3実施例を示す製氷箱の断面図で
ある。
【図20】本発明の第4実施例を示す斜視図である。
【図21】本発明の第4実施例を示す断面図である。
【図22】本発明の第4実施例を示す製氷箱の断面図で
ある。
【図23】本発明の第4実施例を示す回転板まわりの断
面図である。
【符号の説明】
11 112 雌型 21 115 雄型 61 自動アイスクラッシャー装置(砕氷機) 63 製氷機 65 製氷箱 66A 圧縮機 66B 凝縮器 67 蒸発器 68 押出し体 111 ベルトコンベア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製氷機と、該製氷機により作成された氷
    を砕氷する砕氷機と、該砕氷機により製造された砕氷を
    収容する雌型と、該雌型に対向した進退自在な雄型とを
    備えた氷成形装置において、前記製氷機は製氷箱と、該
    製氷室に設けた蒸発器と、この蒸発器に接続された冷媒
    の圧縮機及び凝縮器と、前記製氷箱内を進退自在に設け
    る押出し体とを備えたことを特徴とする氷成形装置。
  2. 【請求項2】 製氷機と、該製氷機により作成された氷
    を砕氷する砕氷機と、該砕氷機により作成された砕氷を
    収容する雌型と、該雌型に対向した雄型とを備えた氷成
    形装置において、前記雌型は無端型のコンベアに複数配
    設され、該雌型に対向して前記雄型が設けられたことを
    特徴とする氷成形装置。
JP16104495A 1994-09-30 1995-06-27 氷成形装置 Pending JPH0914807A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111152499A (zh) * 2020-01-19 2020-05-15 陈余超 一种垃圾处理用破碎压缩一体式装置
WO2024155005A1 (ko) * 2023-01-19 2024-07-25 엘지전자 주식회사 냉장고, 제빙기, 및 제빙방법

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