JPH09147956A - 端子浮き上がり防止構造 - Google Patents
端子浮き上がり防止構造Info
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- JPH09147956A JPH09147956A JP7307530A JP30753095A JPH09147956A JP H09147956 A JPH09147956 A JP H09147956A JP 7307530 A JP7307530 A JP 7307530A JP 30753095 A JP30753095 A JP 30753095A JP H09147956 A JPH09147956 A JP H09147956A
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/40—Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
- H01R13/42—Securing in a demountable manner
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R4/00—Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
- H01R4/24—Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands
- H01R4/2416—Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands the contact members having insulation-cutting edges, e.g. of tuning fork type
- H01R4/2445—Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands the contact members having insulation-cutting edges, e.g. of tuning fork type the contact members having additional means acting on the insulation or the wire, e.g. additional insulation penetrating means, strain relief means or wire cutting knives
- H01R4/2466—Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands the contact members having insulation-cutting edges, e.g. of tuning fork type the contact members having additional means acting on the insulation or the wire, e.g. additional insulation penetrating means, strain relief means or wire cutting knives the contact members having a channel-shaped part, the opposite sidewalls of which comprise insulation-cutting means
Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 隔壁の厚みを大きくすることなく、端子の浮
き上がりが防止できる端子浮き上がり防止構造を得、多
極コネクタにおける小型化の障害を除去する。 【解決手段】 端子浮き上がり防止構造において、ハウ
ジング21と、ハウジング21に形成され隔壁25に仕
切られて並設される端子収容室23と、端子収容室23
の底板部29に形成され底板部29の後端から端子35
の挿入方向に延びる溝部31と、底板部29の後端面に
凹設され少なくとも一つの端子収容室23の幅寸法より
小さく且つ溝部31の幅より大きく形成され溝部31を
介して底板部29の表面と連続する凹部33と、端子収
容室23に装着される端子35と、端子35の一部分を
底板部29側に折り曲げることで形成され溝部31に挿
入される折曲板部49と、折曲板部49の両側に形成さ
れ凹部33に挿入される突出部51とを設ける。
き上がりが防止できる端子浮き上がり防止構造を得、多
極コネクタにおける小型化の障害を除去する。 【解決手段】 端子浮き上がり防止構造において、ハウ
ジング21と、ハウジング21に形成され隔壁25に仕
切られて並設される端子収容室23と、端子収容室23
の底板部29に形成され底板部29の後端から端子35
の挿入方向に延びる溝部31と、底板部29の後端面に
凹設され少なくとも一つの端子収容室23の幅寸法より
小さく且つ溝部31の幅より大きく形成され溝部31を
介して底板部29の表面と連続する凹部33と、端子収
容室23に装着される端子35と、端子35の一部分を
底板部29側に折り曲げることで形成され溝部31に挿
入される折曲板部49と、折曲板部49の両側に形成さ
れ凹部33に挿入される突出部51とを設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハウジングに装着
された圧接端子の浮き上がりを防止するコネクタの構造
に関する。
された圧接端子の浮き上がりを防止するコネクタの構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】コネクタには、端子の一部分をハウジン
グに係止し、ハウジングからの端子の浮き上がりを防止
したものがある。この種のコネクタとして端子に突出部
を形成し、この突出部が係合される溝部を端子収容室の
隔壁に形成したものの一例として例えば米国特許第42
96988号明細書記載のものを図3、図4に基づき説
明する。
グに係止し、ハウジングからの端子の浮き上がりを防止
したものがある。この種のコネクタとして端子に突出部
を形成し、この突出部が係合される溝部を端子収容室の
隔壁に形成したものの一例として例えば米国特許第42
96988号明細書記載のものを図3、図4に基づき説
明する。
【0003】図3は従来の端子浮き上がり防止構造の分
解斜視図、図4は図3の端子浮き上がり防止構造の端子
装着状態の断面図である。ハウジング1には複数の端子
収容室3が隔壁5に仕切られて並設され、端子収容室3
はハウジング1の後端で端子挿入口7となって開口す
る。この端子挿入口7からは、長板状の板金基材を打ち
抜き及び折り曲げ加工した例えば圧接タイプの端子9が
挿入される。端子9の先端には、電気接続部11が形成
される。端子9の中央部には、端子前後方向にn字形状
で折り曲げられた圧接部13が形成される。圧接部13
には、上方が開口してU字状に切り欠かれた圧接刃部
(スロット部)15が形成されている。
解斜視図、図4は図3の端子浮き上がり防止構造の端子
装着状態の断面図である。ハウジング1には複数の端子
収容室3が隔壁5に仕切られて並設され、端子収容室3
はハウジング1の後端で端子挿入口7となって開口す
る。この端子挿入口7からは、長板状の板金基材を打ち
抜き及び折り曲げ加工した例えば圧接タイプの端子9が
挿入される。端子9の先端には、電気接続部11が形成
される。端子9の中央部には、端子前後方向にn字形状
で折り曲げられた圧接部13が形成される。圧接部13
には、上方が開口してU字状に切り欠かれた圧接刃部
(スロット部)15が形成されている。
【0004】この圧接部13の上面板13aの両側から
は、突出部17が突出されている。即ち、端子9は、通
常の端子に比べ、この突出部17が突出する分、幅寸法
wが大きなものとなる。端子収容室3の隔壁5には、こ
の突出部17と相対する位置に、端子9の挿入方向に延
びる溝部19が形成されている。端子9は、この溝部1
9に突出部17を係合させながら端子収容室3に装着さ
れる。
は、突出部17が突出されている。即ち、端子9は、通
常の端子に比べ、この突出部17が突出する分、幅寸法
wが大きなものとなる。端子収容室3の隔壁5には、こ
の突出部17と相対する位置に、端子9の挿入方向に延
びる溝部19が形成されている。端子9は、この溝部1
9に突出部17を係合させながら端子収容室3に装着さ
れる。
【0005】従って、端子収容室3に装着された端子9
は、溝部19に突出部17を係合させることにより、隔
壁5に保持され、端子収容室3の底板部3aからの浮き
上がりが規制されることとなった。
は、溝部19に突出部17を係合させることにより、隔
壁5に保持され、端子収容室3の底板部3aからの浮き
上がりが規制されることとなった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の端子浮き上がり防止構造では、端子9に幅方向
で突出する突出部17を形成し、この突出部17と係合
する溝部19を隔壁5の厚み方向に形成していたので、
突出部17の掛かり代分、即ち、溝部19の深さ分隔壁
5の厚みDを厚く設定しなければならず、隔壁5が厚く
なることにより、ハウジング1における端子収容室3の
並設方向の寸法が大きくなり、コネクタの小型化を阻害
する問題があった。本発明は上記状況に鑑みてなされた
もので、隔壁の厚みを大きくすることなく、端子の浮き
上がりが防止できる端子浮き上がり防止構造を提供し、
もって、端子収容室の並設方向の寸法を縮小すること
で、多極コネクタにおける小型化の障害除去を図ること
を目的とする。
た従来の端子浮き上がり防止構造では、端子9に幅方向
で突出する突出部17を形成し、この突出部17と係合
する溝部19を隔壁5の厚み方向に形成していたので、
突出部17の掛かり代分、即ち、溝部19の深さ分隔壁
5の厚みDを厚く設定しなければならず、隔壁5が厚く
なることにより、ハウジング1における端子収容室3の
並設方向の寸法が大きくなり、コネクタの小型化を阻害
する問題があった。本発明は上記状況に鑑みてなされた
もので、隔壁の厚みを大きくすることなく、端子の浮き
上がりが防止できる端子浮き上がり防止構造を提供し、
もって、端子収容室の並設方向の寸法を縮小すること
で、多極コネクタにおける小型化の障害除去を図ること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る端子浮き上がり防止構造の構成は、ハウ
ジングと、該ハウジングに形成され隔壁に仕切られて並
設される端子収容室と、該端子収容室の底板部に形成さ
れ該底板部の後端から端子の挿入方向に延びる溝部と、
前記底板部の後端面に凹設され少なくとも一つの前記端
子収容室の幅寸法より小さく且つ該溝部の幅より大きく
形成され該溝部を介して前記底板部の表面と連続する凹
部と、前記端子収容室に装着される端子と、該端子の一
部分を底板部側に折り曲げることで形成され前記溝部に
挿入される折曲板部と、該折曲板部の両側に形成され前
記凹部に挿入される突出部とを具備したことを特徴とす
るものである。そして、このように構成された端子浮き
上がり防止構造の構成では、端子が端子収容室に挿入さ
れることで、下方に折り曲げられた折曲板部が溝部に挿
入され、同時に、突出部が凹部に挿入される。これによ
り、端子のハウジングへの装着が完了し、後端に設けら
れた突出部が凹部に係合することで、端子は、底板部か
ら上側離反方向への移動が規制され、浮き上がりが阻止
される。
の本発明に係る端子浮き上がり防止構造の構成は、ハウ
ジングと、該ハウジングに形成され隔壁に仕切られて並
設される端子収容室と、該端子収容室の底板部に形成さ
れ該底板部の後端から端子の挿入方向に延びる溝部と、
前記底板部の後端面に凹設され少なくとも一つの前記端
子収容室の幅寸法より小さく且つ該溝部の幅より大きく
形成され該溝部を介して前記底板部の表面と連続する凹
部と、前記端子収容室に装着される端子と、該端子の一
部分を底板部側に折り曲げることで形成され前記溝部に
挿入される折曲板部と、該折曲板部の両側に形成され前
記凹部に挿入される突出部とを具備したことを特徴とす
るものである。そして、このように構成された端子浮き
上がり防止構造の構成では、端子が端子収容室に挿入さ
れることで、下方に折り曲げられた折曲板部が溝部に挿
入され、同時に、突出部が凹部に挿入される。これによ
り、端子のハウジングへの装着が完了し、後端に設けら
れた突出部が凹部に係合することで、端子は、底板部か
ら上側離反方向への移動が規制され、浮き上がりが阻止
される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る端子浮き上が
り防止構造の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に
説明する。図1は本発明による端子浮き上がり防止構造
を示す斜視図、図2は図1の端子浮き上がり防止構造の
断面図である。ハウジング21には複数の端子収容室2
3が隔壁25に仕切られて並設され、端子収容室23は
ハウジング21の後端で端子挿入口27となって開口す
る。端子収容室23を仕切る隔壁25は、強度が確保さ
れる必要最低限の厚みdで形成される。
り防止構造の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に
説明する。図1は本発明による端子浮き上がり防止構造
を示す斜視図、図2は図1の端子浮き上がり防止構造の
断面図である。ハウジング21には複数の端子収容室2
3が隔壁25に仕切られて並設され、端子収容室23は
ハウジング21の後端で端子挿入口27となって開口す
る。端子収容室23を仕切る隔壁25は、強度が確保さ
れる必要最低限の厚みdで形成される。
【0009】端子収容室23の底板部29の後端には、
底板部29の表面を後端方向に向かって欠切した溝部が
形成されている。この溝部は、後端方向に向かうに従っ
て傾斜する傾斜溝部31として形成されている。なお、
溝部は、傾斜溝部31に限定されず、溝底が底板部29
と平行な普通の溝であってもよい。底板部29の後端面
には、底板部29の表面と平行に凹設された凹部33が
形成されている。凹部33は、底板部29の後端面で開
口するとともに、底板部29の表面を欠切した傾斜溝部
31によって、底板部29の表面側で開口する。従っ
て、凹部33の底壁33aは、傾斜溝部31を介して底
板部29の表面と連続する。また、凹部33の幅寸法
は、少なくとも傾斜溝部31の幅より大きく且つ端子収
容室23の幅寸法より小さく形成される。
底板部29の表面を後端方向に向かって欠切した溝部が
形成されている。この溝部は、後端方向に向かうに従っ
て傾斜する傾斜溝部31として形成されている。なお、
溝部は、傾斜溝部31に限定されず、溝底が底板部29
と平行な普通の溝であってもよい。底板部29の後端面
には、底板部29の表面と平行に凹設された凹部33が
形成されている。凹部33は、底板部29の後端面で開
口するとともに、底板部29の表面を欠切した傾斜溝部
31によって、底板部29の表面側で開口する。従っ
て、凹部33の底壁33aは、傾斜溝部31を介して底
板部29の表面と連続する。また、凹部33の幅寸法
は、少なくとも傾斜溝部31の幅より大きく且つ端子収
容室23の幅寸法より小さく形成される。
【0010】端子収容室23の端子挿入口27からは、
長板状の板金基材を打ち抜き及び折り曲げ加工した例え
ば圧接タイプの端子35が挿入される。端子35の挿入
方向先端には図示しない電気接続部が形成され、電気接
続部の後方には圧接部39が形成される。圧接部39に
は、端子両側で起立した起立壁41が設けられる。そし
て、それぞれの起立壁41の前後部は、端子35の内側
に折り曲げられ、図示しない電線の導体を圧入するスリ
ット状の圧接刃部(スロット部)43を形成する。ま
た、この圧接部39の後方には、電線に巻着される一対
の圧着部45が立設されている。
長板状の板金基材を打ち抜き及び折り曲げ加工した例え
ば圧接タイプの端子35が挿入される。端子35の挿入
方向先端には図示しない電気接続部が形成され、電気接
続部の後方には圧接部39が形成される。圧接部39に
は、端子両側で起立した起立壁41が設けられる。そし
て、それぞれの起立壁41の前後部は、端子35の内側
に折り曲げられ、図示しない電線の導体を圧入するスリ
ット状の圧接刃部(スロット部)43を形成する。ま
た、この圧接部39の後方には、電線に巻着される一対
の圧着部45が立設されている。
【0011】端子35の基板35aの後部は、上述の傾
斜溝部31と平行となるように第一折曲部47aで折り
曲げられる。また、基板35aの最後端は、底板部29
の表面と平行となるように第二折曲部47bで折り曲げ
られる。第一折曲部47aと第二折曲部47bとに挟ま
れた基板35a部分は、折曲板部49となっている。底
板部29の表面と平行に折り曲げられた基板35aの最
後端、即ち、折曲板部49の後端には、端子の両側方向
に突出する一対の突出部51が形成されている。突出部
51の幅方向の寸法Xは、図2に示すように、少なくと
も圧接部39の幅寸法Yより小さく形成される。
斜溝部31と平行となるように第一折曲部47aで折り
曲げられる。また、基板35aの最後端は、底板部29
の表面と平行となるように第二折曲部47bで折り曲げ
られる。第一折曲部47aと第二折曲部47bとに挟ま
れた基板35a部分は、折曲板部49となっている。底
板部29の表面と平行に折り曲げられた基板35aの最
後端、即ち、折曲板部49の後端には、端子の両側方向
に突出する一対の突出部51が形成されている。突出部
51の幅方向の寸法Xは、図2に示すように、少なくと
も圧接部39の幅寸法Yより小さく形成される。
【0012】このように構成されたハウジング21及び
端子35の装着手順を説明する。端子35は、図示しな
い電気接触部を前方にして端子収容室23の端子挿入口
27から挿入される。端子35は、端子収容室23に挿
入されることで、圧接部39が隔壁25間に配置される
とともに、下方に折り曲げられた折曲板部49が傾斜溝
部31と平行状態で当接され、同時に、突出部51が凹
部33に挿入される。これにより、端子35のハウジン
グ21への装着が完了する。
端子35の装着手順を説明する。端子35は、図示しな
い電気接触部を前方にして端子収容室23の端子挿入口
27から挿入される。端子35は、端子収容室23に挿
入されることで、圧接部39が隔壁25間に配置される
とともに、下方に折り曲げられた折曲板部49が傾斜溝
部31と平行状態で当接され、同時に、突出部51が凹
部33に挿入される。これにより、端子35のハウジン
グ21への装着が完了する。
【0013】このようにして端子収容室23に装着され
た端子35は、後端に設けられた突出部51が凹部33
に係合し、底板部29からの上側離反方向の移動が規制
され、浮き上がりが阻止されることとなる。なお、端子
35の前部は、上面板53の形成された端子収容室23
の前方部分に挿入されることで、底板部29から浮き上
がることがない。
た端子35は、後端に設けられた突出部51が凹部33
に係合し、底板部29からの上側離反方向の移動が規制
され、浮き上がりが阻止されることとなる。なお、端子
35の前部は、上面板53の形成された端子収容室23
の前方部分に挿入されることで、底板部29から浮き上
がることがない。
【0014】上述の端子浮き上がり防止構造では、通
常、端子35の最大幅となる圧接部39から何ら突出部
分が形成されることがない。従って、隔壁25は、端子
35の圧接部39を仕切るための最小厚dで形成可能と
なり、図4に示した従来構造のように、突出部17と係
合する溝部19を形成するために厚みDを厚く設定する
必要がない。
常、端子35の最大幅となる圧接部39から何ら突出部
分が形成されることがない。従って、隔壁25は、端子
35の圧接部39を仕切るための最小厚dで形成可能と
なり、図4に示した従来構造のように、突出部17と係
合する溝部19を形成するために厚みDを厚く設定する
必要がない。
【0015】上述の端子浮き上がり防止構造によれば、
端子収容室23の後端に傾斜溝部31を形成し、この傾
斜溝部31を介して凹部33を底板部29の表面と連続
状態で接続したので、端子35の折曲板部49の後端に
形成された突出部51を、底板部29の表面と異なる平
行面上で係合させることができ、これによって、突出部
51の幅寸法Xを端子35の幅寸法より小さいもので設
定することができるようになる。従って、通常の端子3
5の幅から更に突出する部分を設けることなく浮き上が
り防止構造が構成でき、従来構造のように隔壁5に溝部
19を設ける必要がなく、隔壁25の厚みを最小限に設
定することができる。
端子収容室23の後端に傾斜溝部31を形成し、この傾
斜溝部31を介して凹部33を底板部29の表面と連続
状態で接続したので、端子35の折曲板部49の後端に
形成された突出部51を、底板部29の表面と異なる平
行面上で係合させることができ、これによって、突出部
51の幅寸法Xを端子35の幅寸法より小さいもので設
定することができるようになる。従って、通常の端子3
5の幅から更に突出する部分を設けることなく浮き上が
り防止構造が構成でき、従来構造のように隔壁5に溝部
19を設ける必要がなく、隔壁25の厚みを最小限に設
定することができる。
【0016】なお、上述のように構成される傾斜溝部3
1、凹部33を底板部29の表裏両面で形成することに
より、端子35を底板部29の表裏面側でそれぞれ装着
可能とする上下段対象形状のコネクタを形成することが
できる。
1、凹部33を底板部29の表裏両面で形成することに
より、端子35を底板部29の表裏面側でそれぞれ装着
可能とする上下段対象形状のコネクタを形成することが
できる。
【0017】また、上述の説明では、突出部51が端子
35の基板35aの最後端に設けられる場合を例に説明
したが、例えば、圧接部39が最後端に設けられる圧接
端子の場合等では、突出部51を端子35の後端以外の
部分、例えば、中央部に設けることも可能である。この
場合、端子35の中央部には底板部29方向にU字形状
に折り曲げられた折曲板部を形成し、この折曲板部の両
側から突出部51を突出させればよい。なお、この場合
においても、突出部の幅寸法Xが、端子35の幅寸法Y
より小さいもので設定されることは言うまでもない。
35の基板35aの最後端に設けられる場合を例に説明
したが、例えば、圧接部39が最後端に設けられる圧接
端子の場合等では、突出部51を端子35の後端以外の
部分、例えば、中央部に設けることも可能である。この
場合、端子35の中央部には底板部29方向にU字形状
に折り曲げられた折曲板部を形成し、この折曲板部の両
側から突出部51を突出させればよい。なお、この場合
においても、突出部の幅寸法Xが、端子35の幅寸法Y
より小さいもので設定されることは言うまでもない。
【0018】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る端子浮き上がり防止構造によれば、端子収容室の底板
部に溝部を形成し、底板部の後端面に底板部と連続する
凹部を形成し、この凹部に突出部を係合して突出部を底
板部の表面と異なる平行面上で係合させたので、突出部
の幅寸法を端子の幅寸法より小さいもので設定すること
ができる。従って、通常の端子の幅から更に突出する部
分を設けることなく浮き上がり防止構造が構成でき、隔
壁の厚みを最小限に設定することができる。この結果、
端子収容室の並設方向の寸法縮小が可能となり、多極コ
ネクタにおける小型化の障害を除去することができる。
る端子浮き上がり防止構造によれば、端子収容室の底板
部に溝部を形成し、底板部の後端面に底板部と連続する
凹部を形成し、この凹部に突出部を係合して突出部を底
板部の表面と異なる平行面上で係合させたので、突出部
の幅寸法を端子の幅寸法より小さいもので設定すること
ができる。従って、通常の端子の幅から更に突出する部
分を設けることなく浮き上がり防止構造が構成でき、隔
壁の厚みを最小限に設定することができる。この結果、
端子収容室の並設方向の寸法縮小が可能となり、多極コ
ネクタにおける小型化の障害を除去することができる。
【図1】本発明による端子浮き上がり防止構造を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】図1の端子浮き上がり防止構造の断面図であ
る。
る。
【図3】従来の端子浮き上がり防止構造の分解斜視図で
ある。
ある。
【図4】図3の端子浮き上がり防止構造の端子装着状態
の断面図である。
の断面図である。
21 ハウジング 23 端子収容室 25 隔壁 29 底板部 31 傾斜溝部(溝部) 33 凹部 35 端子 49 折曲板部 51 突出部
Claims (2)
- 【請求項1】 ハウジングと、 該ハウジングに形成され隔壁に仕切られて並設される端
子収容室と、 該端子収容室の底板部に形成され該底板部の後端から端
子の挿入方向に延びる溝部と、 前記底板部の後端面に凹設され少なくとも一つの前記端
子収容室の幅寸法より小さく且つ該溝部の幅より大きく
形成され該溝部を介して前記底板部の表面と連続する凹
部と、 前記端子収容室に装着される端子と、 該端子の一部分を底板部側に折り曲げることで形成され
前記溝部に挿入される折曲板部と、 該折曲板部の両側に形成され前記凹部に挿入される突出
部とを具備したことを特徴とする端子浮き上がり防止構
造。 - 【請求項2】 前記溝部が前記底板部の後端方向に向か
うに従って傾斜する傾斜溝部で形成され、 前記端子の前記折曲板部が前記端子の後端に設けられる
とともに前記折曲板部が該傾斜溝部と平行に形成される
ことを特徴とする請求項1記載の端子浮き上がり防止構
造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7307530A JPH09147956A (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 端子浮き上がり防止構造 |
US08/755,343 US5782650A (en) | 1995-11-27 | 1996-11-22 | Terminal with projecting portions projecting from bent plate portion and engaged in recess portion of housing |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7307530A JPH09147956A (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 端子浮き上がり防止構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09147956A true JPH09147956A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=17970206
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP7307530A Pending JPH09147956A (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 端子浮き上がり防止構造 |
Country Status (2)
Country | Link |
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US (1) | US5782650A (ja) |
JP (1) | JPH09147956A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007234467A (ja) * | 2006-03-02 | 2007-09-13 | Yazaki Corp | コネクタの端子圧入支持構造 |
JP2012186008A (ja) * | 2011-03-04 | 2012-09-27 | Toyota Motor Corp | バスバーの取付構造 |
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JP3303724B2 (ja) * | 1997-05-27 | 2002-07-22 | 住友電装株式会社 | コネクタ及び、端子金具に対する電線の圧接方法 |
JP2002298967A (ja) * | 2001-03-29 | 2002-10-11 | Mitsumi Electric Co Ltd | コネクタ |
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SE384777B (sv) * | 1975-04-25 | 1976-05-17 | Ericsson Telefon Ab L M | Proppkontaktdon |
US4296988A (en) * | 1980-02-20 | 1981-10-27 | Amp Incorporated | Connector with improved terminal support |
IE80506B1 (en) * | 1992-05-08 | 1998-08-26 | Molex Inc | Electrical connector with contact anti-overstress means |
JPH06163090A (ja) * | 1992-11-25 | 1994-06-10 | Yazaki Corp | コネクタ |
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1995
- 1995-11-27 JP JP7307530A patent/JPH09147956A/ja active Pending
-
1996
- 1996-11-22 US US08/755,343 patent/US5782650A/en not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007234467A (ja) * | 2006-03-02 | 2007-09-13 | Yazaki Corp | コネクタの端子圧入支持構造 |
JP2012186008A (ja) * | 2011-03-04 | 2012-09-27 | Toyota Motor Corp | バスバーの取付構造 |
Also Published As
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---|---|
US5782650A (en) | 1998-07-21 |
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