JPH09147825A - 円筒電池の電極板のセパレータ - Google Patents

円筒電池の電極板のセパレータ

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JPH09147825A
JPH09147825A JP32818295A JP32818295A JPH09147825A JP H09147825 A JPH09147825 A JP H09147825A JP 32818295 A JP32818295 A JP 32818295A JP 32818295 A JP32818295 A JP 32818295A JP H09147825 A JPH09147825 A JP H09147825A
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JP
Japan
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electrode plate
shape
separator
cylindrical battery
electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP32818295A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Kawase
哲也 川瀬
Norifumi Komori
規史 小森
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電極板に密着し位置ずれの生じにくい円筒電池
の電極板のセパレータの提供。 【解決手段】セパレータ10は,縦断面及び横断面の形
状が縦長のU字形または縦長のO字形を有しており,電
極板41が金属フープ42を有する場合は金属フープ部
を上記縦断面のU字形の上部開放側に配置し,電極板が
タブ部を有する場合にはタブ部を除いて,電極板の両面
を,上記U字形またはO字形の内側に包被する。第2発
明のセパレータ10は,ポリアミド系樹脂製のシートに
ポリテトラフルオロエチレン樹脂もしくはパーフルオロ
エチレンプロピレン樹脂のディスパージョン又はメチル
セルロースの水溶液を含浸した材料によって形成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,円筒電池の電極板を絶縁するセ
パレータに関するものであり,特に電極板と共に巻回す
る際に電極板との間に位置ずれが生じにくいセパレータ
に関する。
【0002】
【従来技術】図10に示すように,円筒電池9は,正極
板96と負極板97とを間にセパレータ98を介設させ
て積層した電極群95を空心90の周りに巻回し,正極
板96を正極集電体端子92に接続し,負極板97を負
極集電体端子93に接続し,キャップ94及びケース9
1を正,負の外部端子とするものである。即ち,電極板
96,97の金属フープ961,971を,集電体端子
92,93に接続し,更に集電体端子92,93をキャ
ップ94及びケース91に接続する。
【0003】そして,上記電極群95を巻回する製造工
程は,図11に示すように,巻芯90の両側から長尺の
正極板96と負極板97とをセパレータ98と共に供給
し,加圧ローラ99で加圧しつつ巻回する。同図におい
て,符号991は電極板96,97の投入台,符号99
2は押さえローラである。なお,電極板96,97を外
部端子側に接続する構造には,図12に示すように,タ
ブ962を設ける構造のものもある。この場合には,電
極板96,97とセパレータとを予め積層し,この積層
した板状の電極群95を巻芯90の周りに巻回する。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしながら,電極板96,
97とセパレータ98とを積層した電極群95におい
て,電極板96,97間に挿入したセパレータ98に位
置ずれを生じ,これによって正負の電極板96,97の
間が部分短絡したり,絶縁耐力を低下させるという不具
合がを生じさせることがある。即ち,セパレータ98は
薄い膜状のものであるため,電極群の巻回時に生ずる横
方向の力や張力の不均一などによって位置ずれや皺等が
生じて,電極板96,97間を部分短絡させたり,絶縁
を低下させる。
【0005】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもであり,電極板と共に巻回した場合に,電極板
に密着し位置ずれの生じにくい円筒電池の電極板のセパ
レータを提供しようとするものである。
【0006】
【課題の解決手段】本願の第1発明は,円筒電池の電極
板間を絶縁するセパレータであって,長辺方向に切断し
た横断面の形状は縦長のU字形または縦長のO字形を有
し,短片方向に切断した縦断面の形状は縦長のU字形を
有しており,電極板を外部端子に接続する為の電極板の
金属フープ部は,上記縦断面のU字形の上部開放側に配
置し,上記U字形またはO字形の内側に電極板の両面を
包被することを特徴とする円筒電池の電極板のセパレー
タにある。
【0007】第1発明において最も注目すべきことは,
セパレータの横断面の形状は縦長のU字形または縦長の
O字形を有し,縦断面の形状は縦長のU字形を有してお
り,金属フープ部は,上記縦断面のU字形の上部開放側
に配置して上記U字形またはO字形の内側に電極板の両
面を包被することである。
【0008】一方,本願の第2発明は,円筒電池の電極
板間を絶縁するセパレータであって,縦断面及び横断面
の形状が縦長のU字形または縦長のO字形を有してお
り,電極板を外部端子に接続するタブ部を除いた電極板
の両面を,上記U字形またはO字形の内側に包被するこ
とを特徴とする円筒電池の電極板のセパレータにある。
【0009】第2発明において,最も注目すべきこと
は,縦断面及び横断面の形状が縦長のU字形または縦長
のO字形を有しており,電極板を外部端子に接続するタ
ブ部を除いた電極板の両面を,上記U字形またはO字形
の内側に包被することである。
【0010】第1発明及び第2発明にかかるセパレータ
は,従来のように単純な1枚のシートではない。そし
て,セパレータで被ってはならないタブ部を除いて,セ
パレータは電極板を両側から包み込むように構成されて
いる。そして,縦及び横の断面形状が縦長のU字形また
はO字形を有し,電極板の両側が互いに連結されてい
る。
【0011】従って,電極板を包被した場合に,電極板
に接するセパレータに対して縦方向の力が働いても横方
向の力が働いても,両側のセパレータが互いに連結され
ている為,セパレータに位置ずれが生じにくくなる。そ
のため,電極板間に短絡や絶縁低下を生じさせない。特
に,断面形状がO字形の場合には,仮に,セパレータに
位置ずれが生じた場合にも電極板の表面が露出すること
がないから,短絡等を生ずる恐れが全くない。
【0012】一方,本願の第3発明は,ポリアミド系樹
脂製のシートにポリテトラフルオロエチレン樹脂もしく
はパーフルオロエチレンプロピレン樹脂のディスパージ
ョン又はメチルセルロースの水溶液を含浸した材料によ
って形成されていることを特徴とする円筒電池の電極板
のセパレータにある。本発明において,特に注目すべき
ことは,ポリテトラフルオロエチレン樹脂もしくはパー
フルオロエチレンプロピレン樹脂のディスパージョン又
はメチルセルロースの水溶液をシートに含浸させたこと
である。
【0013】上記ディスパージョンまたは水溶液は粘着
力があり,これをシートに含浸することによりセパレー
タが電極板の表面に密着するようになり,電極板との間
に相対的な位置ずれが生じにくくなる。ポリテトラフル
オロエチレン樹脂及びパーフルオロエチレンプロピレン
樹脂は,結着剤として円筒電池に通常用いられているも
のであるから,電池内の他の物質と好ましくない反応を
起こすことがなく,またメチルセルロースは増粘剤であ
り,電極中に含まれる物質であるから,電池反応に影響
を及ぼさないため好適である。
【0014】なお,請求項4に示すように,第1発明又
は第2発明の構成と第3発明の構成とは,互いに併用す
ることが可能であり,両発明の効果を相乗的に発揮させ
ることが可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施形態例1 本例は,図1に示すように,円筒電池の電極板41を絶
縁するセパレータ10である。そして,図3,図4に示
すように,長辺方向に切断した横断面の形状は縦長のU
字形または縦長のO字形を有し,図2に示すように,短
片方向に切断した縦断面の形状は縦長のU字形を有して
いる。そして,図1に示すように,電極板41を外部端
子に接続する為の電極板41の金属フープ部42は,上
記縦断面のU字形の上部開放側に配置し,上記U字形ま
たはO字形の内側に電極板41の両面を包被する。
【0016】また,セパレータ10は,ポリアミド系樹
脂製のシートにポリテトラフルオロエチレン樹脂もしく
はパーフルオロエチレンプロピレン樹脂のディスパージ
ョン又はメチルセルロースの水溶液を含浸した材料によ
って形成されている。電極板41は,図5に示すよう
に,活物質を塗布した反応面43と集電体端子と接続す
るための金属フープ部42とを有している。そして,図
6に示すセパレータ10は,短辺111,112の片側
または両側と,金属フープ42を配置しない側の長辺1
22を閉じ(図2〜図4),両面101,102間を互
いに連結している。また,金属フープ42側の長辺12
1側は開いている。
【0017】そして,図1に示すように,セパレータ1
0の間に電極板41を包み込む。そのため,セパレータ
10で包んだ図1の電極板41を反対の極性を有する図
示しない電極板に重ねて巻回した場合に,セパレータ1
0の位置ずれが生じ難くなる。即ち,電極板41を包被
した場合に,セパレータ10を電極板41に対して滑ら
せる縦方向の力または横方向の力が働いても,セパレー
タ10の両側101,102が互いに連結されている
為,セパレータ10が動きにくく,位置ずれが生じ難
い。
【0018】また,セパレータ10の基板シートに含浸
させた上記ディスパージョンまたはメチルセルロースの
水溶液は粘着力があり,セパレータ10は電極板41の
表面に密着するようになり,この作用によって更に電極
板41との間に相対的な位置ずれを生じ難くなる。その
ため,2枚の電極板41を巻回した場合に,電極板41
間にセパレータ10の位置ずれによる短絡や絶縁低下を
生じさせることがない。
【0019】実施形態例2 本例は,図7に示すように,タブ46を有する電極板4
5(図8)を包被するセパレータ10であり,ダブ46
に対する部分105を除く縦断面は図4に示すようなO
字形を有し,横断面も図9に示すようにO字形を有して
いる。上記のように,本例のセパレータ10はO字形の
断面形状を有するため,仮に,セパレータ10が電極板
45との間に位置ずれを生じた場合にも電極板41の表
面が露出することがないから,他の電極板との間に短絡
等を生ずる恐れが全くない。その他については実施形態
例1と同様である。
【0020】
【発明の効果】上記のように,本発明によれば,電極板
と共に巻回した場合に,電極板に密着し位置ずれの生じ
にくい円筒電池の電極板のセパレータを得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】電極板を包被した実施形態例1のセパレータの
正面図。
【図2】図1のA−A矢視線断面図。
【図3】図1のB−B矢視線断面図(その1)。
【図4】図1のB−B矢視線断面図(その2)。
【図5】実施形態例1の電極板の正面図。
【図6】実施形態例1のセパレータの正面図。
【図7】電極板を包被した実施形態例2のセパレータの
正面図。
【図8】実施形態例2の電極板の正面図。
【図9】図1のC−C矢視線断面図。
【図10】従来の円筒電池の断面斜視図。
【図11】円筒電池の電極板を巻回する工程の模式図。
【図12】従来の円筒電池の他の電極群の例を示す断面
斜視図。
【符号の説明】
10...セパレータ, 41...電極板, 42...金属フープ,

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒電池の電極板間を絶縁するセパレー
    タであって,長辺方向に切断した横断面の形状は縦長の
    U字形または縦長のO字形を有し,短片方向に切断した
    縦断面の形状は縦長のU字形を有しており,電極板を外
    部端子に接続する為の電極板の金属フープ部は,上記縦
    断面のU字形の上部開放側に配置し,上記U字形または
    O字形の内側に電極板の両面を包被することを特徴とす
    る円筒電池の電極板のセパレータ。
  2. 【請求項2】 円筒電池の電極板間を絶縁するセパレー
    タであって,縦断面及び横断面の形状が縦長のU字形ま
    たは縦長のO字形を有しており,電極板を外部端子に接
    続するタブ部を除いた電極板の両面を,上記U字形また
    はO字形の内側に包被することを特徴とする円筒電池の
    電極板のセパレータ。
  3. 【請求項3】 ポリアミド系樹脂製のシートにポリテト
    ラフルオロエチレン樹脂もしくはパーフルオロエチレン
    プロピレン樹脂のディスパージョン又はメチルセルロー
    スの水溶液を含浸した材料によって形成されていること
    を特徴とする円筒電池の電極板のセパレータ。
  4. 【請求項4】 ポリアミド系樹脂製のシートにポリテト
    ラフルオロエチレン樹脂もしくはパーフルオロエチレン
    プロピレン樹脂のディスパージョン又はメチルセルロー
    スの水溶液を含浸した材料によって形成されていること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の円筒電池の
    電極板のセパレータ。
JP32818295A 1995-11-21 1995-11-21 円筒電池の電極板のセパレータ Pending JPH09147825A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010038135A (ko) * 1999-10-22 2001-05-15 김순택 원통형 이차 전지
JP2003022794A (ja) * 2001-07-10 2003-01-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非水電解質二次電池およびその製造方法

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