JPH09146164A - カメラ - Google Patents

カメラ

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Publication number
JPH09146164A
JPH09146164A JP30773395A JP30773395A JPH09146164A JP H09146164 A JPH09146164 A JP H09146164A JP 30773395 A JP30773395 A JP 30773395A JP 30773395 A JP30773395 A JP 30773395A JP H09146164 A JPH09146164 A JP H09146164A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shielding door
cartridge
light
movable light
camera
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP30773395A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Iwasa
和行 岩佐
Hiroshi Akitake
浩 秋竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP30773395A priority Critical patent/JPH09146164A/ja
Publication of JPH09146164A publication Critical patent/JPH09146164A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電動で遮光扉を開閉する利点を生かし、且つ遮
光扉の係止部の変形を防止し、円滑な動作の遮光扉駆動
手段を有するカメラを提供すること。 【解決手段】可動遮光扉駆動手段を、カム部を外側に設
けたカムカン11と、カム部に嵌合するカムフォロア1
2bを有する回転自在な連動レバー12と、この連動レ
バー12に噛合して傾斜カム部13cを設けた回転自在
な連動ギヤ13と、この連動ギヤ13と同軸に回転して
傾斜カム部13cに嵌合するカムフォロア14b及び凹
部71aに嵌合するドライバ部14cを有する遮光扉ド
ライバ14と、連動ギヤ13と遮光扉ドライバ14とを
連結しカムフォロア14bを終端部13f側に付勢する
バネ15と、腕部14cが当接するストッパー16とで
構成し、カムカン11を操作して遮光扉を閉じることに
より、ドライバ部14cが凹部71aから抜けて腕部が
凹部に当接して変形のしない状態で放置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ、詳しくは
可動遮光扉を有するフィルムカートリッジを用いるカメ
ラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フィルムカセット内に巻装された
フィルムの送出口を開閉する遮光シールドを有するフィ
ルムカセットを使用するカメラは種々提案されている。
また、このカメラにおける遮光技術手段についても種々
の提案がなされている。さらに、近年ではフィルムをフ
ィルムカートリッジ内に収納するようにしたものが示さ
れている。このフィルムカートリッジにおいても遮光技
術の提案がされるところにある。
【0003】例えば図11ないし図14に示すように米
国特許5,359,378号には可動遮光扉によって光
密を保つフィルムカートリッジの可動遮光扉(遮光扉と
略記する)の係止をカートリッジに一体の腕部で行うよ
うにしたものが提案されている。
【0004】図11に示すように遮光扉71は遮光扉ド
ライバが挿入される凹部71aと一体的に回転するもの
である。図12に示すように遮光扉71が閉じていて、
且つ遮光扉ドライバ72が上記凹部71aに挿入されて
いない状態であるとき、上記遮光扉71は腕部73によ
って係止されている。この状態で遮光扉ドライバ72が
凹部71aに挿入されていくと、図11に示す遮光扉ド
ライバ72の斜面部72a及び凸部72bによって腕部
73が押しのけられて、図13に示すような係止が解除
された状態になる。
【0005】ここで、上記遮光扉ドライバ72を反時計
方向に回転させると、上記遮光扉71が開いて、図14
に示す状態になる。この状態のとき、上記腕部73は凹
部71bに当接して変形のない状態になる。なお、上記
遮光扉の開状態から閉状態への動作は上述と逆の動作で
行われる。
【0006】一方、特開平6−82972号公報には遮
光扉の開閉を電動で行うことが提案されており、遮光扉
の開閉を電動で行うことによってレイアウトの自由度や
開閉のタイミングの自由度が広くなる利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、遮光扉
の係止をカートリッジに一体の腕部で行うフィルムカー
トリッジでは、遮光扉ドライバを挿入して遮光扉が閉じ
た状態(係止のための腕部が押しのけられた状態)で放
置されると、腕部がクリープによって変形し、元の状態
に戻らなくなって係止ができなくなるおそれがある。
【0008】このため、遮光扉を閉じた直後にすぐにカ
ートリッジを取り出すか、あるいはカートリッジを取り
出す操作の後に遮光扉を閉じる動作が必要であった。
【0009】ところが、遮光扉を閉じてからすぐにカー
トリッジを取り出すようにしたのでは使用者の意志が反
映されない。また、カートリッジを取り出す操作の後、
遮光扉を閉じようとすると、この遮光扉を閉じる動作に
時間がかかって、円滑にカートリッジを取り出すことが
できないという不都合があり、電動で遮光扉を開閉する
利点が損なわれてしまう。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、電動で遮光扉を開閉する利点を生かし、且つ遮光
扉の係止部の変形を防止し、円滑な動作の遮光扉駆動手
段を有するカメラを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のカメラは、フィ
ルムの出入り口を開閉する可動遮光扉と、この可動遮光
扉を開位置及び閉位置で係止するよう変位する腕部とを
有するフィルムカートリッジを使用するカメラであっ
て、上記可動遮光扉を開閉駆動する遮光扉駆動手段によ
り駆動され、上記可動遮光扉が上記閉位置にある状態で
は、上記腕部にクリープ応力が生じないようにする。
【0012】また、フィルムの出入り口を開閉する可動
遮光扉と、この可動遮光扉を開位置及び閉位置で係止す
る腕部とを有するフィルムカートリッジを使用するカメ
ラにであって、上記フィルムカートリッジに係合し、上
記可動遮光扉の開閉駆動を行なう遮光扉駆動手段と、こ
の遮光扉駆動手段により上記可動遮光扉が閉位置に駆動
された場合、上記可動遮光扉駆動手段と上記カートリッ
ジとの係合を解除する退避手段とを具備している。
【0013】さらに、フィルムの出入り口を開閉する可
動遮光扉と、この可動遮光扉を閉位置に係止する係止位
置及び係止を解除する解除位置に変位可能な腕部と、を
有するフィルムカートリッジを使用するカメラであっ
て、上記腕部を上記係止位置及び上記解除位置に変位さ
せる腕部駆動手段と、上記フィルムカートリッジに係合
し、上記可動遮光扉の開閉駆動を行なう遮光扉駆動手段
とを有し、上記可動遮光扉駆動手段により上記可動遮光
扉を上記閉位置に駆動した状態では、上記腕部駆動手段
により上記腕部を上記係止位置にしている。
【0014】この構成によれば、可動遮光扉を閉じた状
態にあるとき及び閉位置に駆動されたとき、可動遮光扉
を係止する腕部にクリープ応力が生じない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1及び図2は本発明の第1実施
形態に係り、図1は遮光扉駆動手段の開閉機構を説明す
る分解斜視図、図2は遮光扉駆動手段の動作を示す説明
図である。
【0016】図1に示すように本実施形態のフィルムカ
ートリッジ(以下カートリッジと略記する)の可動遮光
扉(以下遮光扉と略記)の開閉手段は、カムカン11、
連動レバー12、連動ギヤ13、遮光扉ドライバ14、
バネ15及びストッパー16で主に構成されている。
【0017】カムカン11は、撮影レンズの回りにある
フォーカシングもしくはズーミングの際に撮影レンズを
構成するレンズ群を駆動するカム(不図示)を内側に設
けたものであり、このカムカン11の外側にはカム部1
1aが設けてある。
【0018】連動レバー12は、図示しない固定部材に
嵌合される穴部12aを有し、この穴部12aを中心に
回転するように構成されている。この連動レバー12に
はカムフォロア12bが設けてあり、上記カムカン11
のカム部11aに嵌合している。また、連動レバー12
の周面部にはギヤ部12cが設けてある。
【0019】連動ギヤ13は、外形を形作る円筒部13
aが上記固定部材に嵌合するように形成され、穴13d
を中心にして回転するように構成されている。この連動
ギヤ13の周部にはギヤ部13bが設けてあり、このギ
ヤ部13bと上記連動レバー12のギヤ部12cとが噛
合している。また、連動ギア13の円筒部13aには長
穴形状の傾斜カム部13cが設けられている。
【0020】遮光扉ドライバ14は、上記カートリッジ
の遮光扉を開閉駆動するものであり、円筒部14aが上
記連動ギヤ13の穴13dに嵌合し、この連動ギヤ13
と同軸で回転するようになっている。この遮光扉ドライ
バ14の外周面にはカムフォロア14bが設けられてい
て、上記連動ギヤ13に設けた傾斜カム部13cに嵌合
するようになっている。なお、上記連動ギヤ13と上記
遮光扉ドライバ14とは、カムフォロア14bを別体に
したり、傾斜カム部13cを外側に開放するなどの公知
の方法で組み立てられており、上記ドライバ部14cが
カートリッジ70の凹部71aに嵌合する部分である。
【0021】バネ15は、上記連動ギヤ13のバネかけ
部13eと上記遮光扉ドライバ14のバネかけ部14d
とにそれぞれかけられ、上記遮光扉ドライバ14のカム
フォロア14bを連動ギヤ13の傾斜カム部13cの終
端部13fに当接するように付勢するものである。
【0022】ストッパー16は図示しない固定部材に取
り付けられており、遮光扉ドライバ14の腕部14eが
当接するように構成されている。
【0023】なお、符号70は、遮光扉ドライバ14が
前記図11に示した凹部71aに挿入されて一体的に回
転する遮光扉を有するカートリッジである。
【0024】次に、図2を参照して上述の遮光扉駆動手
段の開閉機構を用いて、カートリッジの遮光扉を開状態
から閉状態にする動作について説明する。なお、図2
(A)は遮光扉が開いている状態であり、このときのカ
ートリッジは図14の状態である。図2(B)及び図2
(C)は遮光扉が閉じている状態であり、図2(B)が
カートリッジの図13の状態に対応し、図2(C)がカ
ートリッジが図12の状態に対応している。
【0025】図2(A)に示すようにこの状態では連動
レバー12のカムフォロワ12bは、カムカン11のカ
ム11aのうち、光軸に沿ってカムが変位しない部分に
ある。このため、上記カム11aは、カムカン11が撮
影レンズを駆動する位置では光軸方向の位置が変位せ
ず、撮影レンズの移動に使われない回転位置で光軸方向
の位置が変位するようになっている。
【0026】まず、カムカン11を図2上で左側に回転
させる。すると、カムフォロア12bがこのカムカン1
1のカム部11aに沿って移動することにより、図2上
で連動レバー12が反時計方向に回転する一方、この連
動レバー12のギヤ部12cに連動ギヤ13のギヤ部1
3とが噛合していることによって連動ギヤ13が時計方
向に回転していく。この連動ギヤ13が時計方向に回転
すると、連動ギヤ13に同軸な遮光扉ドライバ14は、
バネ15の張力によって回転を開始し、上記腕部14e
がストッパー16に当接するまで連動ギヤ13と略一体
に時計方向に回転して遮光扉を閉じていく。
【0027】そして、図2(B)に示すように腕部14
eがストッパー16に当接した状態になる。このとき、
遮光扉は閉じた状態になっており、ここでさらにカムカ
ン11を回転させると、上記遮光扉ドライバ14の腕部
14eがストッパー16に当接しているのでそれ以上時
計方向に回転することなく、上記連動ギヤ13だけが上
述のように反時計方向に回転する。
【0028】このとき、カムフォロア14bは、連動ギ
ヤ13の円筒部13aの回転に伴って傾斜カム部13c
に沿って図1上の斜め上方側に移動していって図2
(c)に示すような状態で上記遮光扉ドライバ14の腕
部14eをストッパー16に当接させた状態で、ドライ
バ部14cをカートリッジ70の凹部71aから抜い
て、カートリッジを図12に示した状態にして、カート
リッジの腕部73の変形がない。
【0029】このように、可動遮光扉駆動手段をカム部
を外側に設けたカムカンと、このカムカンのカム部に嵌
合するカムフォロアを有する回転自在で周面部にギヤ部
を設けた連動レバーと、この連動レバーに噛合して円筒
部に傾斜カム部を設けた回転自在な連動ギヤと、この連
動ギヤと同軸に回転して上記傾斜カム部に嵌合するカム
フォロア及びカートリッジの凹部に嵌合するドライバ部
を有する遮光扉ドライバと、上記連動ギヤと遮光扉ドラ
イバとを連結し遮光扉ドライバのカムフォロアを傾斜カ
ム部の終端部側に付勢するバネと、遮光扉ドライバの腕
部が当接するストッパーとで構成することにより、カム
カンを操作して遮光扉を閉じることにより、遮光扉ドラ
イバのドライバ部がカートリッジの凹部から抜けてカー
トリッジの腕部が凹部に当接して変形のしない状態で放
置されるので、クリープによるカートリッジの腕部の変
形を無くすことができる。このことにより、上記カート
リッジの遮光扉を電動で駆動する場合に、遮光扉を係止
する腕部にクリープによる変形が無いので、電動で遮光
扉を開閉する利点を損なうことなく、ユーザーの意志を
反映してカートリッジの取り出しが行える。
【0030】なお、上記遮光扉を閉状態から開状態にす
るときには、カメラにカートリッジを装填してから上述
とは逆に図2(c)から図2(a)の状態にすれば良い
が、カートリッジの装填方法によって遮光扉ドライバが
位置決めとして必要な場合にはカートリッジを取り出し
た後、図2(b)の状態に一度戻して待機するようにし
ても良い。
【0031】図3及び図4は本発明の第2実施形態に係
り、図3は遮光扉駆動手段の開閉機構を説明する分解斜
視図、図2は遮光扉駆動手段の動作を示す説明図であ
る。なお、図3に示すカムカン11は第1実施形態と同
様のものであり、同部材には同符号を付して説明を省略
する。
【0032】図3に示すように連動レバー21は、図示
しない固定部材に嵌合される穴部21aを有し、この穴
部21aを中心に回転するように構成されている。この
連動レバー21には上記カムカン11のカム部11aに
嵌合するカムフォロア21bが設けてある。
【0033】遮光扉ドライバ22は、太径の円筒部22
aの外周面が図示しない固定部材に嵌合し、この円筒部
22aを中心に回転する。また、この円筒部22aの図
3中下側先端部にはカートリッジ70の凹部71aに嵌
合して遮光扉を開閉動作させるドライバ部22bが設け
られている。
【0034】係止解除レバー23は、上記遮光扉ドライ
バ22の軸部22cと嵌合する穴部23aを有し、この
穴部23aを中心に回転するように構成されている。ま
た、この係止解除レバー23の穴部23aの反対側の方
には上記遮光扉ドライバ22の穴部22dを通過して上
記ドライバ22bと共に、カートリッジ70の凹部71
aに挿入される係止解除部23bが設けられている。な
お、この係止解除レバー23に設けた長穴部23cは、
上記連動レバー21の軸部21cに嵌合するようになっ
ている。
【0035】ここで、図4を参照して上述の遮光扉駆動
手段の開閉機構を用いて、カートリッジの遮光扉を閉状
態から開状態にする動作について説明する。なお、図4
(A)は遮光扉が閉じている状態であり、このときのカ
ートリッジは図12の状態である。図4(B)及び図4
(C)は遮光扉が開いている状態であり、図4(B)が
カートリッジの図13の状態に対応し、図4(C)がカ
ートリッジの図14の状態に対応している。
【0036】図4(A)に示す状態は遮光扉が閉じた状
態であり、このとき上記カートリッジの腕部73は変形
していない状態である。このため、たとえこの状態のま
まで放置されたとしても腕部73がクリープによって変
形することがない。なお、このとき、係止解除部23b
はカートリッジの腕部73から離れた状態になってい
る。
【0037】遮光扉を開く際には、まず、カムカン11
を図4上で右側に回転させる。すると、カム部11aに
沿って連動レバー21のカムフォロア21bは図4上で
上方側に移動することによって、連動レバー21が時計
方向に回転していく。
【0038】しかし、このとき遮光扉が腕部73に係止
されている状態で動かないため、遮光扉ドライバ22も
同様に動かない。そこで、係止解除レバー23の穴部2
3aを中心にしてこの係止解除レバー23を時計方向に
回転させていく。すると、係止解除部23bがカートリ
ッジの腕部73に当接する一方、徐々に腕部73を押し
のけて遮光扉の係止状態を解除して、図4(B)に示す
状態になる。
【0039】ここで、さらにカムカン11を右方向に回
転させて、連動レバー21を時計方向に回転させる。す
ると、上記係止解除部23bによって遮光扉の係止が解
除されているため、遮光扉ドライバ22が係止解除レバ
ー23に一体になって円筒部22aを中心に、反時計方
向に回転して図4(C)に示す状態になって、遮光扉を
開状態にする。
【0040】なお、遮光扉を開状態から閉状態にすると
きには、上述と逆方向にカムカン11を回転させると、
同様にまず係止解除レバー23が反時計方向に回転し、
係止解除部23bが穴部22dの端に当接してから、係
止解除レバー23と遮光扉ドライバ22とが一体的にな
って時計方向に回転して遮光扉を閉状態にする。
【0041】このように、係止解除部を有する係止解除
レバーを設け、この係止解除レバーを回転させることに
よって係止解除部を動作させ、遮光扉を閉じた状態に係
止している腕部を押しのけて係止状態を解除することが
できる。
【0042】また、遮光扉が閉状態のとき前記係止解除
部が腕部から退避しているので、カートリッジの腕部が
凹部に当接して変形のしない状態で放置されるので、ク
リープによるカートリッジの腕部の変形を無くすことが
できる。
【0043】ここで、カートリッジのカメラへの着脱に
ついて説明する。図5ないし図7は本発明の第3実施形
態に係り、図5はカメラ内にカートリッジが装着されて
いる状態を示す説明図、図6はカートリッジのカメラへ
の装着状態を解除した状態を示す説明図、図7はカート
リッジをカメラから取り出す状態を示す説明図である。
【0044】図に示すようにカートリッジ室蓋31は、
固定部材32に穴部31aが軸止されており、この穴部
31aを中心にして回転する構成になっている。なお、
このカートリッジ室蓋31は、図示しない公知の係止及
びロック機構によって閉じた状態のとき係止及びロック
がされるように構成されている。
【0045】カートリッジ受け35には長穴35c,3
5dが形成されており、この長穴35c,35dに、上
記カートリッジ室蓋31の軸31b,31cがそれぞれ
嵌合しており、このカートリッジ受け35がカートリッ
ジ室蓋31に対してスライドするように構成されてい
る。なお、破線で示す位置決めピン35a,35bによ
ってカートリッジ70が所定の位置に位置決めされるよ
うになっている。
【0046】遮光扉ドライバ33は、固定部材32に対
して図示しない駆動源によって回転するように構成され
ている。
【0047】巻き戻し軸34は、固定部材32に対して
図示しない駆動源によって回転するように構成されてお
り、カートリッジ内からのフィルムの送り出し及びカー
トリッジ内へのフィルムの巻き戻しを行う。
【0048】カートリッジ押さえ36には長穴36a,
36bが設けられており、この長穴36a,36bを固
定部材32に設けた軸32a,32bに嵌合させて、こ
のカートリッジ押さえ36が固定部材32に対してスラ
イドするように構成されている。また、このカートリッ
ジ押さえ36にはカギ部36cが設けられており、上記
カートリッジ室蓋31が閉じている状態のとき、カギ部
35eに噛み合うようになっている。
【0049】ピニヨン37は、固定部材32に軸止され
ており、図示しない駆動源によって回転するように構成
されている。また、上記カートリッジ押さえ36のラッ
ク部に噛合しており、上記ピニヨン37を回転させるこ
とによってカートリッジ押さえ36が上下方向にスライ
ドする。
【0050】図5ないし図7を参照してカートリッジを
カメラ内から取り出す際の動作を説明する。図5は撮影
状態を示しており、この状態では、フィルムを巻き戻し
た後、まず、遮光扉ドライバ33を回転させて遮光扉を
閉じる。
【0051】次に、ピニヨン37を時計方向に回転させ
る。すると、カートリッジ押さえ36は、上記カートリ
ッジ70とカートリッジ受け35とを図中下方向に一体
的にスライドさせ、図6に示す状態にする。
【0052】この状態のとき、上記遮光扉ドライバ33
は、カートリッジ70から外れた状態になっている。こ
のため、このままの状態でたとえ長期放置された場合で
もカートリッジ70の腕部73がクリープ変形すること
がない。また、この状態のとき、上記カートリッジ室蓋
31の図示しないロック機構を外した状態にしておく。
【0053】次いで、使用者がカートリッジ室蓋31を
開ける操作を行なうと、図示しない係止が外れて図7に
示すような状態になってカートリッジ70を容易に取り
出すことができる。
【0054】このように、カートリッジ押さえをスライ
ドさせることによって、カートリッジとカートリッジ受
けと一体的にスライドさせて、カートリッジから遮光扉
ドライバと巻き戻し軸とを外した状態にすることによ
り、カートリッジの腕部にクリープ変形を与えることな
く、カートリッジのカメラからの着脱をスムーズに行な
うことができる。また、カートリッジのカメラへの着脱
のためにカメラを逆さまにさせるなどの動作が不要にな
る。なお、カートリッジをカメラに装填する際の動作は
上述と逆の順序で行なう。
【0055】図8ないし図10は本発明の第4実施形態
で、本実施形態は前記第1実施形態を応用したものであ
り、図8はカメラ内にカートリッジが装着されている状
態を示す説明図、図9はカートリッジのカメラへの装着
状態を解除した状態を示す説明図、図10はカートリッ
ジをカメラから取り出す状態を示す説明図である。
【0056】図8ないし図10に示すようにカートリッ
ジ室蓋41は、固定部材42に穴部41aが軸止されて
おり、この穴部41aを中心にして回転する構成になっ
ている。なお、このカートリッジ室蓋41は、図示しな
い公知の係止及びロック機構によって閉じた状態のとき
係止及びロックがされるように構成されている。なお、
位置決めピン41b、41cは、カートリッジ70を所
定位置に位置決めするためのものである。
【0057】巻き戻し軸43は、固定部材42に対して
回転及び軸方向にスライド可能に支持されていて、回転
させることによってカートリッジからのフィルムの送り
出し及びカートリッジへのフィルムの巻き戻しを行う。
【0058】図示しない駆動源によって回転する巻き戻
しギヤ44は、巻き戻し軸43に対してキー結合されて
おり、軸方向へのスライドが可能で、回転方向には一体
的に回転するようになっている。
【0059】従動レバー45は、穴部45aが固定部材
の軸部42aに嵌合しており、この穴部45aを中心に
回転するように構成されている。そして、遮光扉ドライ
バ14のスリ割り部14f及び巻き戻し軸43のスリ割
り部43aにそれぞれ嵌合している。
【0060】図8ないし図10を参照してカートリッジ
をカメラ内から取り出す際の動作を説明する。
【0061】図8は撮影状態を示すものであり、まず、
フィルムを巻き戻した後、前記第1実施形態の一連の動
作に従って遮光扉を閉じて前記図2(c)に示す状態に
する。このとき、遮光扉ドライバ14の軸方向の移動に
伴い、従動レバー45が時計方向に回転する。そして、
この従動レバー45の回転に従って巻き戻し軸43が軸
方向に移動して図9に示す状態になる。
【0062】図9に示すようにこのとき、遮光扉ドライ
バ14と巻き戻し軸43とはカートリッジ70から外れ
た状態になっているので、使用者がカートリッジを取り
出す操作を行なうと、この状態から図10に示すように
カートリッジ室蓋41が側方に開いてカートリッジ70
の取り出しを行なうことができる。
【0063】このように、遮光扉ドライバの軸方向の移
動に伴い、従動レバーが時計方向に回転し、この従動レ
バーの回転に従って巻き戻し軸が軸方向に移動するの
で、前記第3実施形態のように内部にカートリッジを移
動させるためのスペースを設ける必要が無くなる。その
他の作用及び効果は前記第3実施形態と同様である。
【0064】[付記] 1.フィルムの出入り口を開閉する可動遮光扉と、この
可動遮光扉を開位置及び閉位置で係止するように変位す
る腕部とを有するカートリッジを使用するカメラにおい
て、上記カートリッジが装填状態であって、上記可動遮
光扉を上記閉位置にある状態で、上記腕部にクリープを
発生する応力が生じないカメラ。
【0065】2.フィルムの出入り口を開閉する可動遮
光扉と、この可動遮光扉を開位置及び閉位置で係止する
腕部とを有し、フィルムが巻回された回転スプールを収
容するカートリッジを使用するカメラにおいて、上記カ
ートリッジ内に挿入され、上記可動遮光扉と係合し、上
記可動遮光扉の開閉駆動を行なう遮光扉ドライバと、上
記カートリッジ内に挿入された上記回転スプールと係合
してフィルムの送り出し及び巻き戻しを行なう巻き戻し
駆動軸と、上記可動遮光扉が閉位置に駆動された場合、
上記可動遮光扉ドライバ及び巻き戻し駆動軸の上記係合
を解除するよう上記カートリッジから退避させる退避手
段と、を具備するカメラ。
【0066】3.フィルムの出入り口を開閉する可動遮
光扉を有し、この可動遮光扉の係止をカートリッジと一
体の腕部で行なうカートリッジを用いるカメラにおい
て、上記カートリッジに対して挿入及び退避移動可能
で、この挿入状態にて上記可動遮光扉を開閉駆動する遮
光扉ドライバを有し、上記可動遮光扉ドライバにより上
記カートリッジの上記可動遮光扉を閉じた状態で、上記
可動遮光扉ドライバを退避させているカメラ。
【0067】4.フィルムの出入り口を開閉する可動遮
光扉と、この可動遮光扉を開位置及び閉位置で係止する
ように変位する腕部とを有するカートリッジを使用する
カメラにおいて、上記カートリッジに対して挿入及び退
避移動可能で、この挿入状態にて上記可動遮光扉を開閉
駆動する遮光扉ドライバを有し、上記可動遮光扉ドライ
バにより上記カートリッジの上記可動遮光扉を閉じた状
態で、上記可動遮光扉ドライバを退避させているカメ
ラ。
【0068】5.フィルムの出入り口を開閉する可動遮
光扉を有し、この可動遮光扉の係止をカートリッジと一
体の腕部で行なうカートリッジを用いるカメラにおい
て、上記カートリッジに挿入し上記可動遮光扉の係止を
解除する解除部材を有し、上記可動遮光扉を閉じた状態
にあるときは、上記解除部材が上記カートリッジの上記
腕部から退避しているカメラ。
【0069】6.フィルムの出入り口を開閉する可動遮
光扉と、この可動遮光扉を開位置及び閉位置で係止する
ように変位する腕部とを有するカートリッジを使用する
カメラにおいて、上記カートリッジに挿入し上記可動遮
光扉の係止を解除する解除部材を有し、上記可動遮光扉
を閉じた状態にあるとき、上記解除部材が上記カートリ
ッジの腕部から退避しているカメラ。
【0070】7.付記3、4において、上記カートリッ
ジを取り出したとき、上記可動遮光扉ドライバを退避位
置から挿入位置に復帰させるカメラ。
【0071】8.付記5、6において、上記カートリッ
ジを取り出したとき、上記解除部材を挿入位置へ復帰さ
せるカメラ。
【0072】9.付記3、4において、上記カートリッ
ジを装填したとき、上記可動遮光扉ドライバを退避位置
から挿入位置に復帰させるカメラ。
【0073】10.付記5、6において、上記カートリ
ッジを装填したとき、上記解除部材を挿入位置へ復帰さ
せるカメラ。
【0074】11.フィルムの出入り口を開閉する可動
遮光扉を有し、フィルムが巻回された回転スプールを収
容するカートリッジを使用するカメラにおいて、上記カ
ートリッジ内に挿入され上記可動遮光扉と係合し、上記
可動遮光扉の開閉駆動を行なう遮光扉ドライバと、上記
カートリッジ内に挿入され上記回転スプールに係合して
フィルムの送り出し及び巻き戻しを行なう巻戻し駆動軸
と、上記可動遮光扉が閉位置に駆動された場合、上記可
動遮光扉ドライバ及び巻き戻し駆動軸を上記カートリッ
ジから退避させる退避手段と、を具備するカメラ。
【0075】12.フィルムの出入り口を開閉する可動
遮光扉を有し、フィルムが巻回された回転スプールを収
容するカートリッジを使用するカメラにおいて、上記可
動遮光扉に係合し、この可動遮光扉を開閉駆動する遮光
扉ドライバを有し、上記可動遮光扉を閉じた状態で、上
記カートリッジを上記可動遮光扉ドライバから退避移動
させるカメラ。
【0076】13.フィルムの出入り口を開閉する可動
遮光扉を有し、フィルムが巻回された回転スプールを収
容するカートリッジを使用するカメラにおいて、上記可
動遮光扉と係合し、上記可動遮光扉の開閉駆動を行なう
遮光扉ドライバと、上記回転スプールに係合してフィル
ムの送り出し及び巻き戻しを行なう巻き戻し駆動軸と、
上記可動遮光扉が閉位置に駆動された場合、上記カート
リッジを上記可動遮光扉ドライバ及び巻き戻し駆動軸に
対して退避移動させる退避手段と、を具備するカメラ。
【0077】14.付記12、13において、上記退避
手段により上記カートリッジの退避移動方向は、この回
転スプール軸方向に沿っているカメラ。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
動で遮光扉を開閉する利点を生かし、且つ遮光扉の係止
部の変形を防止し、円滑な動作の遮光扉駆動手段を有す
るカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1及び図2は本発明の第1実施形態に係り、
図1は遮光扉駆動手段の開閉機構を説明する分解斜視図
【図2】遮光扉駆動手段の動作を示す説明図
【図3】図3及び図4は本発明の第2実施形態に係り、
図3は遮光扉駆動手段の開閉機構を説明する分解斜視図
【図4】遮光扉駆動手段の動作を示す説明図
【図5】図5ないし図7は本発明の第3実施形態に係
り、図5はカメラ内にカートリッジが装着されている状
態を示す説明図
【図6】カートリッジのカメラへの装着状態を解除した
状態を示す説明図
【図7】カートリッジをカメラから取り出す状態を示す
説明図
【図8】図8ないし図10は本発明の第4実施形態で、
本実施形態は前記第1実施形態を応用したものであり、
図8はカメラ内にカートリッジが装着されている状態を
示す説明図
【図9】カートリッジのカメラへの装着状態を解除した
状態を示す説明図
【図10】カートリッジをカメラから取り出す状態を示
す説明図
【図11】図11ないし図14は従来例に係り、図11
はフィルムカートリッジの斜視図
【図12】フィルムカートリッジの遮光扉が閉じている
状態を示す説明図
【図13】フィルムカートリッジの腕部が押しのけられ
て遮光扉が開いている状態を示す説明図
【図14】フィルムカートリッジの腕部が凹部に当接し
て遮光扉が開いている状態を示す説明図
【符号の説明】
11…カムカン 12…連動レバー 13…連動ギヤ 14…遮光扉ドライバ 15…バネ 16…ストッパー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムの出入り口を開閉する可動遮光
    扉と、この可動遮光扉を開位置及び閉位置で係止するよ
    うに変位する腕部とを有するフィルムカートリッジを使
    用するカメラにおいて、 上記可動遮光扉を開閉駆動する遮光扉駆動手段により駆
    動され、上記可動遮光扉が上記閉位置にある状態では、
    上記腕部にクリープ応力が生じないようにすることを特
    徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 フィルムの出入り口を開閉する可動遮光
    扉と、この可動遮光扉を開位置及び閉位置で係止する腕
    部とを有するフィルムカートリッジを使用するカメラに
    おいて、 上記フィルムカートリッジに係合し、上記可動遮光扉の
    開閉駆動を行なう遮光扉駆動手段と、 この遮光扉駆動手段により上記可動遮光扉が閉位置に駆
    動された場合、上記可動遮光扉駆動手段と上記カートリ
    ッジとの係合を解除する退避手段と、 を具備することを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 フィルムの出入り口を開閉する可動遮光
    扉と、この可動遮光扉を閉位置に係止する係止位置及び
    係止を解除する解除位置に変位可能な腕部と、を有する
    フィルムカートリッジを使用するカメラにおいて、 上記腕部を上記係止位置及び上記解除位置に変位させる
    腕部駆動手段と、 上記フィルムカートリッジに係合し、上記可動遮光扉の
    開閉駆動を行なう遮光扉駆動手段とを有し、 上記可動遮光扉駆動手段により上記可動遮光扉を上記閉
    位置に駆動した状態では、上記腕部駆動手段により上記
    腕部を上記係止位置にしていることを特徴とするカメ
    ラ。
JP30773395A 1995-11-27 1995-11-27 カメラ Withdrawn JPH09146164A (ja)

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Effective date: 20030204