JPH09143048A - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

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JPH09143048A
JPH09143048A JP32843095A JP32843095A JPH09143048A JP H09143048 A JPH09143048 A JP H09143048A JP 32843095 A JP32843095 A JP 32843095A JP 32843095 A JP32843095 A JP 32843095A JP H09143048 A JPH09143048 A JP H09143048A
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JP
Japan
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skin
acid
oil
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balance balance
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Pending
Application number
JP32843095A
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English (en)
Inventor
Tadashi Nakamura
忠司 中村
Yoshiyuki Kono
善行 河野
Seiji Nishiyama
聖二 西山
Kenzo Ito
建三 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sogo Pharmaceutical Co Ltd
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Sogo Pharmaceutical Co Ltd
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肌荒れ改善効果の高い皮膚外用剤を提供す
る。 【解決手段】 ヒアルロン酸のようなムコ多糖と、一般
式NH2CH2CH2X(式中、Xは−SO2Hまたは−S
2SHを表す。)で示される化合物とを配合する。ま
た、好ましくはグリセリンをさらに配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は肌荒れ改善効果の高
い皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】皮膚
を健康に保つためには乾燥、活性酸素等による酸化、紫
外線によるダメージ(特にUVA領域では真皮まで到達
する。)等から皮膚を守ることが大切である。従来にお
いて、化粧料では、乾燥による肌荒れを防止するために
は各種保湿剤を配合した皮膚外用剤、酸化による皮膚の
肌荒れを防止するためにはビタミンE等の抗酸化剤を配
合した外用剤、紫外線による肌荒れを防止するためには
紫外線吸収剤を配合した外用剤等が用いられてきた。し
かしながら、従来の肌荒れ改善手段は対症療法的な域を
出ることができず、充分な肌荒れ改善効果を発揮するこ
とができないものであった。
【0003】一方、ヘパリン、ヘパリチン硫酸、コンド
ロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ケラト硫酸、キチン等の
ムコ多糖およびそれらの塩は、一般に化粧品配合剤とし
て知られており、特に高純度のヒアルロン酸は、高保湿
性、高粘性、創傷治療性等の性質を有し、化粧品配合
剤、眼科手術の際の保護剤、関節炎治療剤等として広く
使用されている。また、アミノチオスルホン酸化合物に
ついては、近年、活性酸素消去作用があることが見い出
され、これを含む皮膚外用剤も開発されている(特開平
6−80964号公報)。しかしながら、このような化
合物が肌荒れの防止に効果があることは未だ報告されて
はいない。
【0004】本発明は前記従来の事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、より効率的に肌荒れを防止す
ることのできる皮膚外用剤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明者らは鋭意研究した結果、チオタウリン類とム
コ多糖を有効成分とすることにより、優れた肌荒れ改善
効果を有する皮膚外用剤が得られること、およびこれら
とグリセリンとを組み合わせることで、さらに優れた肌
荒れ改善効果を奏することを見い出し、本発明を完成す
るに至った。
【0006】すなわち、本発明は、ムコ多糖と、一般式
(1):
【0007】
【化2】NH2CH2CH2X …(1)
【0008】(式中、Xは−SO2Hまたは−SO2SH
を表す。)で示される化合物の1種または2種を配合す
ることを特徴とする皮膚外用剤である。
【0009】以下、本発明の構成について詳述する。本
発明に用いられるムコ多糖としては、ヘパリン、ヘパリ
チン硫酸、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ケラト
硫酸、キチンおよびそれらの塩が挙げられ、これらの一
種または二種以上が好適に用いられる。この中でも特に
ヒアルロン酸およびその塩が好ましい。
【0010】本発明で用いられるムコ多糖の配合量は、
0.001〜3.0重量%、好ましくは0.001〜
1.0重量%である。配合量が0.001重量%未満で
あると充分な肌荒れ改善効果が得られず、3.0重量%
を超えて配合しても肌荒れ改善効果の増強は見られず、
べたつきの強い使用感となってしまう。
【0011】本発明で用いられる上記一般式(1)で示
される化合物の市販品としては、相互薬工株式会社のヒ
ポタウリン(式中のXが−SO2Hのもの)およびチオ
タウリン(式中のXが−SO2SHのもの)がある。こ
の化合物の配合量は、0.001〜5.0重量%、好ま
しくは0.01〜1.0重量%である。配合量が0.0
01重量%未満であると充分な肌荒れ改善効果が得られ
ず、5.0重量%を超えて配合しても、肌荒れ改善効果
の増強は見られない。
【0012】本発明においては、さらにグリセリンを配
合することにより肌荒れ改善効果はより優れたものとな
る。グリセリンを配合する時のグリセリンの配合量は、
0.1〜30.0重量%、好ましくは0.1〜20.0
重量%である。配合量が0.1重量%未満であると充分
な肌荒れ改善効果が得られず、30.0重量%を超えて
配合しても肌荒れ改善効果の増強は見られず、べたつき
の強い使用感となってしまう。
【0013】本発明の皮膚外用剤は、化粧料、医薬品、
医薬部外品等、外皮に適用されるものを指し、したがっ
て、その剤型も水溶液系、可溶化型、乳化系、粉末系、
油液系、ゲル系、軟膏系、クリーム、水−油2層系、水
−油−粉末3層型等、幅広い形態を取り得る。
【0014】本発明の皮膚外用剤には、上記必須成分の
ほかに、通常、化粧料や医薬品等の皮膚外用剤に用いら
れる他の成分、例えば二酸化チタン,マイカ,タルク等
の粉末成分、月見草油,アボガド油,ミンク油,ホホバ
油,マカデミアナッツ油,トウモロコシ油,ナタネ油,
ヒマシ油,ヒマワリ油,カカオ油,ヤシ油,コメヌカ
油,オリーブ油,ラノリン,スクワレン等の天然動植物
油脂類、流動パラフィン,スクワラン,ワセリン等の炭
化水素類、パラフィンワックス,鯨ロウ,ミツロウ,キ
ャンデリラワックス,カルナウバロウ等のワックス類、
セタノール,ステアリルアルコール等の高級アルコール
類、ミリスチン酸,パルミチン酸,ステアリン酸,ベヘ
ニン酸,イソステアリン酸,オレイン酸,リノレン酸,
リノール酸,オキシステアリン酸等の高級脂肪酸類、ミ
リスチン酸イソプロピル,パルミチン酸イソプロピル,
ステアリン酸イソプロピル,2エチルヘキサン酸グリセ
ロール,トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル,テトラ
2−エチルヘキサン酸ぺンタスリット等の脂肪酸エステ
ル類、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル,ポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレンペンタエリスリ
トールエーテル,ポリオキシプロピレンブチルエーテ
ル,リノール酸エチル等の極性オイル、その他のシリコ
ーン油、パラアミノ安息香酸,ホモメチル−7N−アセ
チルアラントイラニレート,ブチルメトキシベンゾイル
メタン,ジ−パラメトキシケイ皮酸−モノ−2−エチル
ヘキサン酸グリセリル,アミルサリシレート,オクチル
シンナメート,2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン等
の紫外線吸収剤、ポリエチレングリコール,ソルビトー
ル,キシリトール,マルチトール等の保湿剤、メチルセ
ルロース,アラビアガム,ポリビニルアルコール,モン
モリロナイト,ラポナイト等の増粘剤、エタノール,
1,3−ブチレングリコール等の有機溶剤、ブチルヒド
ロキシトルエン,トコフェロール,フィチン酸等の酸化
防止剤、安息香酸,サリチル酸,ソルビン酸,パラオキ
シ安息香酸アルキルエステル(エチルパラベン,ブチル
パラベン等),ヘキサクロロフェン等の抗菌防腐剤、ア
シルサルコシン酸(例えばラウロイルメチルサルコシン
ナトリウム),グルタチオン,クエン酸,リンゴ酸,酒
石酸,乳酸等の有機酸、ビタミンA及びその誘導体、ビ
タミンB6塩酸塩,ビタミンB6トリパルミテート,ビ
タミンB6ジオクタノエート,ビタミンB2及びその誘
導体,ビタミンB12,ビタミンB15及びその誘導体
等のビタミンB類、アスコルビン酸,アスコルビン酸硫
酸エステル(塩),アスコルビン酸リン酸エステル
(塩),アスコルビン酸ジパルミテート等のビタミンC
類、α−トコフェロール,β−トコフェロール,γ−ト
コフェロール,ビタミンEアセテート,ビタミンEニコ
チネート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミン
H、パントテン酸、パントテチン等のビタミン類、ニコ
チン酸アミド,ニコチン酸ベンジル,γ−オリザノー
ル,アラントイン,グリチルリチン酸(塩),グリチル
レチン酸およびその誘導体,ヒノキチオール,ムシジ
ン,ビサボロール,ユーカリプトール,チモールイノシ
トール,パントテニルエチルエーテル,エチニルエスト
ラジオール,セファランジン,プラセンタエキス等の各
種薬剤、ギシギシ,クララ,コウホネ,オレンジ,セー
ジ,ノコギリ草,ゼニアオイ,センキュウ,センブリ,
タイム,トウキ,トウヒ,バーチ,スギナ,ヘチマ,マ
ロニエ,ユキノシタ,アルニカ,ユリ,ヨモギ,シャク
ヤク,アロエ,クチナシ,サワラ等の有機溶媒,アルコ
ール,多価アルコール,水,水性アルコール等で抽出し
た天然エキス、色素、モノラウリン酸ソルビタン,セス
キオレイン酸ソルビタン,トリオレイン酸ソルビタン,
モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン,ポリエ
チレングリコールモノオレート,ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル,ポリグリコールジエステル,ラウロイ
ルジエタノールアマイド,脂肪酸イソプロパノールアマ
イド,マルチトールヒドロキシ脂肪酸エーテル,アルキ
ル化多糖,アルキルグルコシド,シュガーエステル等の
非イオン性界面活性剤、ステアリルトリメチルアンモニ
ウムクロライド,塩化ベンザルコニウム,ラウリルアミ
ンオキサイド等のカチオン性界面活性剤、パルミチン酸
ナトリウム,ラウリン酸ナトリウム,ラウリル硫酸カリ
ウム,アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル,ロ
ート油,リニアドデシルベンゼン硫酸,ポリオキシエチ
レン硬化ヒマシ油マレイン酸,アシルメチルタウリン等
のアニオン性界面活性剤、香料、精製水等を配合するこ
とができる。
【0015】
【実施例】次に、本発明を実施例および比較例によりさ
らに詳細に説明する。なお%とあるのは、全て重量%を
意味する。実施例に先立ち、本発明で用いた試験法およ
び評価法を説明する。
【0016】[肌荒れ改善テスト]男性パネル10人の
前腕の何箇所かに、活性剤(ラウリル硫酸ナトリウム水
溶液)10%水溶液を3日間塗布して故意に肌荒れをお
こした。その後、試料の化粧水あるいは乳液を1日2回
塗布し、塗布開始5日後にレプリカ法およびスキンコン
ダクタンスによって肌表面の状態を測定し、肌荒れ後何
も塗布しない部位と比較して肌荒れ改善効果を評価し
た。
【0017】(評価) 著効:肌荒れの症状が消失した。 有効:肌荒れの症状が弱くなった。 やや有効:肌荒れの症状がやや弱くなった。 無効:肌荒れの症状に変化が認められない。 ここでいう肌荒れの症状とは、(1)角質層剥離、紅斑
がおきている、(2)皮溝、皮丘がはっきりせず、肌の
キメがそろっていない、等をさしている。
【0018】(判定) ◎:被験者が著効、有効およびやや有効を示す割合が8
0%以上。 ○:被験者が著効、有効およびやや有効を示す割合が5
0%以上〜80%未満。 △:被験者が著効、有効およびやや有効を示す割合が3
0%以上〜50%未満。 ×:被験者が著効、有効およびやや有効を示す割合が3
0%未満。
【0019】実施例1〜5、比較例1〜6 化粧水 表1、表2において、(2)の一部に(4)および(5)を溶解
する。別に(1)と(2)の残部に(3),(6),(7),(8),(9)
を溶解したものに、エタノール相を添加、混合して化粧
水を得た。
【0020】得られた各化粧水を用いて、肌荒れ改善テ
ストを行った結果を表1、表2に示す。表1、表2から
判るように、チオタウリンおよびヒアルロン酸の単独使
用では肌荒れ改善効果は低いが、これらを併用した系で
は、肌荒れ改善効果が相乗的に増大し、グリセリンを配
合した系ではさらに肌荒れ改善効果が高くなっている。
【0021】
【表1】 ────────────────────────────────── 実 施 例 ────────────────── 1 2 3 4 5 ────────────────────────────────── (1) 精製水 残部 残部 残部 残部 残部 (2) エタノール 8.0 8.0 8.0 8.0 8.0 (3) カルボキシビニルポリマー 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 (4) ポリオキシエチレン オレイルエーテル(15モル) 0.8 0.8 0.8 0.8 0.8 (5) メチルパラベン 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 (6) タウリン - - - - - (7) チオタウリン 0.5 0.05 0.05 0.005 0.005 (8) ヒアルロン酸 1.0 0.1 0.1 0.005 0.001 (9) グリセリン - - 1.0 - 1.0 ────────────────────────────────── 肌荒れ改善効果 ○ ○ ◎ ○ ◎ ──────────────────────────────────
【0022】
【表2】 ────────────────────────────────── 比 較 例 ────────────────── 1 2 3 4 5 6 ────────────────────────────────── (1) 精製水 残部 残部 残部 残部 残部 残部 (2) エタノール 8.0 8.0 8.0 8.0 8.0 8.0 (3) カルボキシビニルポリマー 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 (4) ポリオキシエチレン オレイルエーテル(15モル) 0.8 0.8 0.8 0.8 0.8 0.8 (5) メチルパラベン 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 (6) タウリン - - - - 0.5 - (7) チオタウリン - 0.5 - - - - (8) ヒアルロン酸 - - 1.0 - - 1.0 (9) グリセリン - - - 10.0 - 10.0 ────────────────────────────────── 肌荒れ改善効果 × △ △ △ × △ ──────────────────────────────────
【0023】実施例6〜10、比較例7〜12 乳液 表3、表4において、(5),(6),(7),(8),(9),(1
4),(15)の油分を均一に溶解させ、70℃に保つ。別釜
で(1)の一部に溶解させた(2),(3)と(10),(11),(1
2),(13)の水相を均一に溶解させる。水相に前記油相パ
ーツを添加し、(1)の一部に溶解した(4)を加えて乳液を
得た。
【0024】得られた各乳液を用いて、肌荒れ改善テス
トを行った結果を表3、表4に示す。表3、表4から判
るように、ヒポタウリンおよびヒアルロン酸の単独使用
では肌荒れ改善効果は低いが、これらを併用した系で
は、肌荒れ改善効果が相乗的に増大し、グリセリンを配
合した系ではさらに肌荒れ改善効果が高くなっている。
【0025】
【表3】 ──────────────────────────────── 実 施 例 ───────────────── 6 7 8 9 10 ──────────────────────────────── (1) 精製水 残部 残部 残部 残部 残部 (2) カルボキシビニルポリマー 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 (3) アルキル変性 カルボキシビニルポリマー 0.7 0.7 0.7 0.7 0.7 (4) KOH 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 (5) スクワラン 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 (6) ワセリン 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 (7) セタノール 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 (8) ラノリンアルコール 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 (9) 流動パラフィン 8.0 8.0 8.0 8.0 8.0 (10) タウリン - - - - - (11) ヒポタウリン 0.5 0.05 0.05 0.005 0.005 (12) ヒアルロン酸 1.0 0.1 0.1 0.005 0.001 (13) グリセリン - - 1.0 - 1.0 (14) 防腐剤 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 (15) 香料 0.05 0.05 0.05 0.05 0.05 ──────────────────────────────── 肌荒れ改善効果 ○ ○ ◎ ○ ◎ ────────────────────────────────
【0026】
【表4】 ──────────────────────────────── 比 較 例 ───────────────── 7 8 9 10 11 12 ──────────────────────────────── (1) 精製水 残部 残部 残部 残部 残部 残部 (2) カルボキシビニルポリマー 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 (3) アルキル変性 カルボキシビニルポリマー 0.7 0.7 0.7 0.7 0.7 0.7 (4) KOH 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 (5) スクワラン 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 (6) ワセリン 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 (7) セタノール 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 (8) ラノリンアルコール 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 (9) 流動パラフィン 8.0 8.0 8.0 8.0 8.0 8.0 (10) タウリン - - - - 0.5 - (11) ヒポタウリン - 0.5 - - - - (12) ヒアルロン酸 - - 1.0 - - 1.0 (13) グリセリン - - - 10.0 - 10.0 (14) 防腐剤 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 (15) 香料 0.05 0.05 0.05 0.05 0.05 0.05 ──────────────────────────────── 肌荒れ改善効果 × △ △ △ × △ ────────────────────────────────
【0027】実施例11〜15、比較例13〜18 日
焼け止め乳液 表5、表6において、(2),(3),(4),(5),(6),(7),
(14),(15)の油相パーツを70℃にて均一に溶解する。
別釜で(1)に(8),(9),(10),(11),(12)を加え均一に
溶解したものに(13)を加え十分にHM分散を行ったもの
を前記油相パーツに徐添しながら加えた後に、均一にな
るまでHM分散を行い、日焼け止め乳液を得た。
【0028】得られた各乳液を用いて、肌改善テストを
行った結果を表5、表6に示す。表5、表6から判るよ
うに、チオタウリンおよびコンドロイチン硫酸の単独使
用では肌荒れ改善効果は低いが、これらを併用した系で
は、肌改善効果が相乗的に増大し、グリセリンを配合し
た系ではさらに肌改善効果が高くなっている。
【0029】
【表5】 ────────────────────────────────── 実 施 例 ─────────────── 11 12 13 14 15 ────────────────────────────────── (1) 精製水 残部 残部 残部 残部 残部 (2) デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 (3) スクワラン 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 (4) ペンタエリスリトールテトラー 2−エチルヘキサノエート 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 (5) オクチルメトキシシンナメート 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 (6) 2−ヒドロキシ− 4−メトキシベンゾフェノン 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 (7) ジステアリルジメチル アンモニウムクロリド 0.8 0.8 0.8 0.8 0.8 (8) ポリエチレングリコール400 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 (9) タウリン - - - - - (10) チオタウリン 0.05 0.5 0.05 0.005 0.005 (11) コンドロイチン硫酸 0.1 1.0 0.1 0.005 0.001 (12) グリセリン - - 1.0 - 1.0 (13) スメクトン 1.2 1.2 1.2 1.2 1.2 (14) 防腐剤 適量 適量 適量 適量 適量 (15) 香料 適量 適量 適量 適量 適量 ─────────────────────────────────■ 肌荒れ改善効果 ○ ○ ◎ ○ ◎ ──────────────────────────────────
【0030】
【表6】 ─────────────────────────────────── 比 較 例 ──────────────── 13 14 15 16 17 18 ─────────────────────────────────── (1) 精製水 残部 残部 残部 残部 残部 残部 (2) デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 (3) スクワラン 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 (4) ペンタエリスリトールテトラー 2−エチルヘキサノエート 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 (5) オクチルメトキシシンナメート 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 (6) 2−ヒドロキシ− 4−メトキシベンゾフェノン 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 (7) ジステアリルジメチル アンモニウムクロリド 0.8 0.8 0.8 0.8 0.8 0.8 (8) ポリエチレングリコール400 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 (9) タウリン - - - - 0.5 - (10) チオタウリン - 0.5 - - - - (11) コンドロイチン硫酸 - - 1.0 - - - (12) グリセリン - - - 10.0 - 10.0 (13) スメクトン 1.2 1.2 1.2 1.2 1.2 1.2 (14) 防腐剤 適量 適量 適量 適量 適量 適量 (15) 香料 適量 適量 適量 適量 適量 適量 ─────────────────────────────────── 肌荒れ改善効果 × △ △ △ × △ ───────────────────────────────────
【0031】実施例16〜20、比較例19〜24 ク
リーム 表7、表8において、(4),(5),(6),(7),(8),(9),
(14),(15)の油分を均一に溶解させ、70℃に保つ。別
釜で(1)の一部に溶解させた(3)と(2),(10),(11),(1
2),(13)の水相を均一に溶解させる。水相に前記油相パ
ーツを添加後、均一にHM分散をし、クリームを得た。
【0032】得られた各クリームを用いて、肌改善テス
トを行った結果を表7、表8に示す。表7、表8から判
るように、チオタウリンおよびケラト硫酸の単独使用で
は肌荒れ改善効果は低いが、これらを併用した系では、
肌改善効果が相乗的に増大し、グリセリンを配合した系
ではさらに肌改善効果が高くなっている。
【0033】
【表7】 ─────────────────────────────── 実 施 例 ──────────────── 16 17 18 19 20 ─────────────────────────────── (1) 精製水 残部 残部 残部 残部 残部 (2) プロピレングリコール 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 (3) KOH 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 (4) POEモノステアリン酸 ソルビタン 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 (5) 固型パラフィン 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 (6) ワセリン 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 (7) セタノール 4.0 4.0 4.0 4.0 4.0 (8) ステアリン酸 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 (9) 流動パラフィン 15.0 15.0 15.0 15.0 15.0 (10) タウリン - - - - - (11) チオタウリン 0.5 0.05 0.05 0.005 0.005 (12) ケラト硫酸 1.0 0.1 0.1 0.005 0.001 (13) グリセリン - - 1.0 - 1.0 (14) 防腐剤 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 (15) 香料 0.05 0.05 0.05 0.05 0.05 ─────────────────────────────── 肌荒れ改善効果 ○ ○ ◎ ○ ◎ ───────────────────────────────
【0034】
【表8】 ────────────────────────────────── 比 較 例 ─────────────────── 19 20 21 22 23 24 ────────────────────────────────── (1) 精製水 残部 残部 残部 残部 残部 残部 (2) プロピレングリコール 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 (3) KOH 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 (4) POEモノステアリン酸 ソルビタン 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 (5) 固型パラフィン 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 (6) ワセリン 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 (7) セタノール 4.0 4.0 4.0 4.0 4.0 4.0 (8) ステアリン酸 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 (9) 流動パラフィン 15.0 15.0 15.0 15.0 15.0 15.0 (10) タウリン - - - - 0.5 - (11) チオタウリン - 0.5 - - - - (12) ケラト硫酸 - - 1.0 - - 1.0 (13) グリセリン - - - 10.0 - 10.0 (14) 防腐剤 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 (15) 香料 0.05 0.05 0.05 0.05 0.05 0.05 ─────────────────────────────────■ 肌荒れ改善効果 × △ △ △ × △ ──────────────────────────────────
【0035】 実施例21 パック (1) ポリビニルアルコール 15.0 重量% (2) メチルセルロース 0.5 (3) プロピレングリコール 5.0 (4) ケラト硫酸ナトリウム 0.005 (5) 2−アミノエチルチオスルホン酸 0.8 (6) エタノール 8.0 (7) エチルパラベン 0.1 (8) 香料 適量 (9) 精製水 残余
【0036】 実施例22 モイスチャークリーム (1) ステアリン酸 2.0 重量% (2) ステアリルアルコール 3.0 (3) 還元ラノリン 2.0 (4) オクチルドデカノール 6.0 (5) マルチトールヒドロキシラウリルエーテル 3.0 (6) グリセリルモノステアレート 2.0 (7) 防腐剤 適量 (8) 香料 適量 (9) プロピレングリコール 10.0 (10) グリセリン 3.0 (11) ヘパリン 2.0 (12) 2−アミノエチルチオスルホン酸 0.0001 (13) 精製水 残余
【0037】 実施例23 乳液 (1) ステアリン酸 1.0 重量% (2) セタノール 1.5 (3) ワセリン 3.0 (4) ラノリンアルコール 2.0 (5) 流動パラフィン 8.0 (6) スクワラン 5.0 (7) ホホバ油 1.0 (8) パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.5 (9) POE(20)ベヘニルエーテル 1.5 (10) POE(10)モノオレート 1.0 (11) トリエタノールアミン 1.0 (12) 1,3−ブチレングリコール 10.0 (13) ジプロピレングリコール 8.0 (14) コンドロイチン硫酸 0.05 (15) 2−アミノエチルスルフィン酸 0.004 (16) 防腐剤 適量 (17) 香料 適量 (18) 精製水 残余
【0038】 実施例24 乳液 (1) ステアリン酸 1.0 重量% (2) ベヘニン酸 1.0 (3) ベヘニルアルコール 2.0 (4) ジメチルポリシロキサン 3.0 (5) マカデミアナッツオイル 1.0 (6) ワセリン 3.0 (7) グリチルレチン酸ステアリル 0.1 (8) トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 2.0 (9) 月見草油 0.1 (10) ビタミンE 0.1 (11) ニンジンエキス 0.1 (12) プラセンタエキス 0.1 (13) アスコルビン酸リン酸マグネシウム 0.1 (14) エデト酸三ナトリウム 0.1 (15) カルボキシビニルポリマー 0.2 (16) プロピレングリコール 5.0 (17) ジプロピレングリコール 10.0 (18) ヒアルロン酸ナトリウム 0.2 (19) 2−アミノエチルスルフィン酸 0.02 (20) KOH 0.1 (21) 防腐剤 適量 (22) 香料 適量 (23) 精製水 残余
【0039】 実施例25 化粧水 (1) ソルビトール 2.0 重量% (2) ジプロピレングリコール 5.0 (3) コンドロイチン硫酸ナトリウム 1.0 (4) 2−アミノエチルチオスルホン酸 0.5 (5) メタリン酸ナトリウム 0.1 (6) グリチルリチン酸ジカリウム 0.1 (7) エタノール 10.0 (8) POE(50)硬化ヒマシ油 0.5 (9) 防腐剤 適量 (10) 香料 適量 (11) 精製水 残余
【0040】 実施例26 リップトリートメント (1) キャンデリラロウ 9.0 重量% (2) 固形パラフィン 8.0 (3) ミツロウ 5.0 (4) カルナバロウ 5.0 (5) ラノリン 10.0 (6) ヒマシ油 残余 (7) キチン 0.07 (8) 2−アミノエチルチオスルホン酸 0.0001 (9) 2−アミノエチルスルフィン酸 0.005 (10) イソプロピルミリステート 10.0 (11) ヒアルロン酸ナトリウム 0.01 (12) 香料 適量
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればム
コ多糖とチオタウリン類とを配合することにより、ま
た、さらにグリセリンを配合することにより肌荒れ改善
効果に優れた皮膚外用剤が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/725 ADA A61K 31/725 ADA (72)発明者 西山 聖二 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 伊藤 建三 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ムコ多糖と、一般式(1): 【化1】NH2CH2CH2X …(1) (式中、Xは−SO2Hまたは−SO2SHを表す。)で
    示される化合物の1種または2種を配合することを特徴
    とする皮膚外用剤。
  2. 【請求項2】 グリセリンをさらに配合する請求項1記
    載の皮膚外用剤。
  3. 【請求項3】 ムコ多糖を0.001〜3.0重量%、
    一般式(1)で示される化合物を0.001〜5.0重
    量%、グリセリンを0.1〜30.0重量%配合する請
    求項2記載の皮膚外用剤。
  4. 【請求項4】 ムコ多糖がヒアルロン酸である請求項1
    〜3のいずれかに記載の皮膚外用剤。
  5. 【請求項5】 肌荒れ改善用である請求項1〜4のいず
    れかに記載の皮膚外用剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11292753A (ja) * 1998-04-14 1999-10-26 Dowa Yakushou Kk 頭部皮膚外用剤
EP1166780A2 (de) * 2000-07-01 2002-01-02 Beiersdorf AG Verwendung von physiologisch verträglichen Sulfinsäuren als Antioxidans oder Radikalfänger in kosmetischen oder dermatologischen Zubereitungen
JP2018080240A (ja) * 2016-11-15 2018-05-24 ポーラ化成工業株式会社 蛍光物質

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EP1166780A2 (de) * 2000-07-01 2002-01-02 Beiersdorf AG Verwendung von physiologisch verträglichen Sulfinsäuren als Antioxidans oder Radikalfänger in kosmetischen oder dermatologischen Zubereitungen
EP1166780A3 (de) * 2000-07-01 2002-07-24 Beiersdorf AG Verwendung von physiologisch verträglichen Sulfinsäuren als Antioxidans oder Radikalfänger in kosmetischen oder dermatologischen Zubereitungen
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