JPH09142400A - 太陽電池パドル - Google Patents
太陽電池パドルInfo
- Publication number
- JPH09142400A JPH09142400A JP7323809A JP32380995A JPH09142400A JP H09142400 A JPH09142400 A JP H09142400A JP 7323809 A JP7323809 A JP 7323809A JP 32380995 A JP32380995 A JP 32380995A JP H09142400 A JPH09142400 A JP H09142400A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- panel
- solar cell
- paddle
- panels
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Photovoltaic Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な機構によって、信頼性の高い同期展開
を行える太陽電池パドルを提供する。 【解決手段】 太陽電池パネル６にケーブルエンド３、
ケーブルガイド２を、パネル６が同期展開するとき、常
にそれらが一直線上に並ぶように配置する。次に衛星本
体５に設置したケーブル繰り出し装置４から繰り出され
るケーブル１をケーブルガイド２を通し、末端をケーブ
ルエンド１へ固定する。同期展開状態になっているとき
にはケーブル１は直線形状である。同期が崩れると折れ
線状になるがそのときの力のバランスによりケーブル１
を直線形状に戻そうとする力が作用し、同期状態が維持
される。
を行える太陽電池パドルを提供する。 【解決手段】 太陽電池パネル６にケーブルエンド３、
ケーブルガイド２を、パネル６が同期展開するとき、常
にそれらが一直線上に並ぶように配置する。次に衛星本
体５に設置したケーブル繰り出し装置４から繰り出され
るケーブル１をケーブルガイド２を通し、末端をケーブ
ルエンド１へ固定する。同期展開状態になっているとき
にはケーブル１は直線形状である。同期が崩れると折れ
線状になるがそのときの力のバランスによりケーブル１
を直線形状に戻そうとする力が作用し、同期状態が維持
される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池パドルに
関し、特に太陽電池パドルの展開同期機構に関する。
関し、特に太陽電池パドルの展開同期機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の太陽電池パドルの展開同期機構と
しては、プーリと同期ケーブルを使用するものが一般的
である（例えば特開昭６１−１５７４９７号、同６３−
１７０２００号、同６３−２３２１００号等） 。
しては、プーリと同期ケーブルを使用するものが一般的
である（例えば特開昭６１−１５７４９７号、同６３−
１７０２００号、同６３−２３２１００号等） 。
【０００３】第３図は従来装置の一例を示し、複数の太
陽電池パネル１１〜１４は、それぞれヒンジ３１〜３３
によって回転自在に連結されている。各ヒンジ３１〜３
３には展開用スプリング（図示せず）が内蔵され、各パ
ネルを展開方向に付勢している。各ヒンジの軸にはプー
リ１５〜２０が図に示すように取り付けられ、隣合うプ
ーリ間には図に示すように同期ケーブル２１〜２３が掛
けられている。
陽電池パネル１１〜１４は、それぞれヒンジ３１〜３３
によって回転自在に連結されている。各ヒンジ３１〜３
３には展開用スプリング（図示せず）が内蔵され、各パ
ネルを展開方向に付勢している。各ヒンジの軸にはプー
リ１５〜２０が図に示すように取り付けられ、隣合うプ
ーリ間には図に示すように同期ケーブル２１〜２３が掛
けられている。
【０００４】パネル１１〜１４は折り畳まれた状態でロ
ックできるようになっており、このロックを外すと、各
ヒンジに内蔵した展開用スプリングのバネ力によって各
パネルが開いていく。このとき各プーリと同期ケーブル
の働きによって各パネルの展開角度が制御され、各パネ
ルは同期して展開されていく。
ックできるようになっており、このロックを外すと、各
ヒンジに内蔵した展開用スプリングのバネ力によって各
パネルが開いていく。このとき各プーリと同期ケーブル
の働きによって各パネルの展開角度が制御され、各パネ
ルは同期して展開されていく。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置の第１
の問題点は、パネル展開の同期をとるため、プーリ、同
期ケーブル等の多くの構成部品が必要となり、構造が複
雑になるということである。
の問題点は、パネル展開の同期をとるため、プーリ、同
期ケーブル等の多くの構成部品が必要となり、構造が複
雑になるということである。
【０００６】第２の問題点は、上記従来の技術では、場
合によって、展開不能となることがあることである。そ
の理由は、同期ケーブルが軌道上の温度変化により縮
み、過度の張力が発生し、その張力により展開摩擦トル
クが増大するからである。
合によって、展開不能となることがあることである。そ
の理由は、同期ケーブルが軌道上の温度変化により縮
み、過度の張力が発生し、その張力により展開摩擦トル
クが増大するからである。
【０００７】そこで、本発明の目的は、簡単な機構によ
って、信頼性の高い同期展開を行える太陽電池パドルを
提供することにある。
って、信頼性の高い同期展開を行える太陽電池パドルを
提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明においては、複数枚の太陽電池パネルを展開
可能に折り畳み、軌道上で展開する太陽電池パドルにお
いて、衛星本体に備えられたケーブル繰り出し装置から
繰り出されるケーブルの張力の作用により、複数枚の太
陽電池パネルの展開を同期させるように構成した。
め、本発明においては、複数枚の太陽電池パネルを展開
可能に折り畳み、軌道上で展開する太陽電池パドルにお
いて、衛星本体に備えられたケーブル繰り出し装置から
繰り出されるケーブルの張力の作用により、複数枚の太
陽電池パネルの展開を同期させるように構成した。
【０００９】例えば、請求項２の太陽電池パドルは、ケ
ーブル（図１の１）、ケーブルガイド（図１の２）、ケ
ーブルエンド（図１の３）、ケーブル繰り出し機構（図
１の４）を有する。ケーブル繰り出し装置４は、パネル
６の展開に合せてケーブル１を繰り出すとともに、その
張力を一定に保つように働く。ケーブルエンド３、ケー
ブルガイド２により形状が決められたケーブル１は張力
の作用により形状が直線状になるよう復元力を発生さ
せ、その結果、ケーブルエンド３、ケーブルガイド２が
常に直線上に並ぶような太陽電池パネルの展開が実現で
きる。このときパネル６の展開は完全に同期されてい
る。
ーブル（図１の１）、ケーブルガイド（図１の２）、ケ
ーブルエンド（図１の３）、ケーブル繰り出し機構（図
１の４）を有する。ケーブル繰り出し装置４は、パネル
６の展開に合せてケーブル１を繰り出すとともに、その
張力を一定に保つように働く。ケーブルエンド３、ケー
ブルガイド２により形状が決められたケーブル１は張力
の作用により形状が直線状になるよう復元力を発生さ
せ、その結果、ケーブルエンド３、ケーブルガイド２が
常に直線上に並ぶような太陽電池パネルの展開が実現で
きる。このときパネル６の展開は完全に同期されてい
る。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図１は太陽電池パネルが４枚の場合の実
施例を示す。図１（Ａ）は展開途中の図、（Ｂ）は完全
に展開したときの図である。
して説明する。図１は太陽電池パネルが４枚の場合の実
施例を示す。図１（Ａ）は展開途中の図、（Ｂ）は完全
に展開したときの図である。
【００１１】複数の太陽電池パネル６は、それぞれヒン
ジ７によって回転自在に連結されている。各ヒンジ７に
は展開用スプリング（図示せず）が内蔵され、各パネル
６を展開方向に付勢している。
ジ７によって回転自在に連結されている。各ヒンジ７に
は展開用スプリング（図示せず）が内蔵され、各パネル
６を展開方向に付勢している。
【００１２】複数の太陽電池パネル６のうち先頭のパネ
ルにケーブルエンド３が設けられ、その他のパネルのヒ
ンジ部にケーブルガイド２が設けられている。ケーブル
エンド３、ケーブルガイド２は、パネルの展開が完全に
同期されているときに各々が一直線上にくるように配置
されている。
ルにケーブルエンド３が設けられ、その他のパネルのヒ
ンジ部にケーブルガイド２が設けられている。ケーブル
エンド３、ケーブルガイド２は、パネルの展開が完全に
同期されているときに各々が一直線上にくるように配置
されている。
【００１３】衛星本体５にはケーブル繰り出し装置４が
設けられ、末端がケーブルエンド３に固定されたケーブ
ル１はケーブルガイド２を通り、ケーブル繰り出し装置
４に巻き取られる。ケーブル繰り出し装置４は、ケーブ
ル１を巻き取る方向に作用して、常にケーブルに一定の
張力を与える装置である。一定の張力を与えるケーブル
繰り出し装置４は、モータ制御のもの、定トルクスプリ
ングによるもの等の例があるが、本発明においてはその
方式は問わない。ケーブル１としては、例えばステンレ
スのより線を使用することができる。
設けられ、末端がケーブルエンド３に固定されたケーブ
ル１はケーブルガイド２を通り、ケーブル繰り出し装置
４に巻き取られる。ケーブル繰り出し装置４は、ケーブ
ル１を巻き取る方向に作用して、常にケーブルに一定の
張力を与える装置である。一定の張力を与えるケーブル
繰り出し装置４は、モータ制御のもの、定トルクスプリ
ングによるもの等の例があるが、本発明においてはその
方式は問わない。ケーブル１としては、例えばステンレ
スのより線を使用することができる。
【００１４】次に実施例の動作について、図２を参照し
て詳細に説明する。太陽電池パネルの展開において、各
パネル展開が同期している場合は、図２（Ｂ）に示すよ
うにケーブル１は一直線状を保ちつつケーブル繰り出し
装置４から繰り出される。
て詳細に説明する。太陽電池パネルの展開において、各
パネル展開が同期している場合は、図２（Ｂ）に示すよ
うにケーブル１は一直線状を保ちつつケーブル繰り出し
装置４から繰り出される。
【００１５】展開の同期が保たれなくなると、図２
（Ａ）に示すように、ケーブル１が折れ曲る。図２
（Ａ）の例では角度θの折れ曲りが生じている。このと
きケーブル１に付与されている張力Ｆ0により、ケーブ
ルガイド２ａに、Ｆ＝２Ｆ0sin(θ/2)なる力が作用す
る。この力は、パネル展開を同期状態に近づける復元力
として作用するため、やがて、パネルの展開は図２
（Ｂ）のように同期状態となる。
（Ａ）に示すように、ケーブル１が折れ曲る。図２
（Ａ）の例では角度θの折れ曲りが生じている。このと
きケーブル１に付与されている張力Ｆ0により、ケーブ
ルガイド２ａに、Ｆ＝２Ｆ0sin(θ/2)なる力が作用す
る。この力は、パネル展開を同期状態に近づける復元力
として作用するため、やがて、パネルの展開は図２
（Ｂ）のように同期状態となる。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
小型軽量の簡単な機構で信頼性の高い電池パネルの同期
展開が行うことができる。その理由は、部品構成が単純
であり、軌道上での温度変化等の影響を受ける要素を持
たないからである。
小型軽量の簡単な機構で信頼性の高い電池パネルの同期
展開が行うことができる。その理由は、部品構成が単純
であり、軌道上での温度変化等の影響を受ける要素を持
たないからである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の太陽電池パドルの一実施例を示す斜視
図である。
図である。
【図２】実施例の動作を説明する図である。
【図３】従来の展開同期機構を有する太陽電池パドルを
示す斜視図である。
示す斜視図である。
１ ケーブル ２ ケーブルガイド ３ ケーブルエンド ４ ケーブル繰り出し装置 ５ 衛星本体 ６ 太陽電池パネル ７ ヒンジ １１〜１４ 太陽電池パネル １５〜２０ プーリ ２１〜２３ 同期ケーブル ２４ 衛星本体 ３１〜３３ ヒンジ
Claims (3)
- 【請求項１】 複数枚の太陽電池パネルを展開可能に折
り畳み、軌道上で展開する太陽電池パドルにおいて、衛
星本体に備えられたケーブル繰り出し装置から繰り出さ
れるケーブルの張力の作用により、複数枚の太陽電池パ
ネルの展開を同期させることを特徴とする太陽電池パド
ル。 - 【請求項２】 複数枚の太陽電池パネルを展開可能に折
り畳み、各パネルは展開方向に付勢されている太陽電池
パネル展開装置において、複数の太陽電池パネルのうち
先頭のパネルにケーブルエンドを設け、その他のパネル
にはケーブルガイドを設けるとともに、ケーブルを繰り
出し及び巻き戻すケーブル繰り出し装置を衛星本体に設
け、前記ケーブルを前記ケーブルガイドを通して、その
一端を前記ケーブルエンドに係止させたことを特徴とす
る太陽電池パドル。 - 【請求項３】 前記複数のパネルは、スプリングを内蔵
したヒンジによって結合されて展開方向に付勢されてい
る請求項１または２に記載の太陽電池パドル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7323809A JPH09142400A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 太陽電池パドル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7323809A JPH09142400A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 太陽電池パドル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09142400A true JPH09142400A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=18158855
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7323809A Pending JPH09142400A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 太陽電池パドル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09142400A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100986002B1 (ko) * | 2008-08-07 | 2010-10-06 | 한국항공우주연구원 | 전개분리 유닛 및 이를 구비하는 인공위성 태양전지판의전개시험장치 |
| CN106628256A (zh) * | 2017-01-20 | 2017-05-10 | 银河航天（北京）科技有限公司 | 太阳翼装置 |
| CN108001712A (zh) * | 2017-12-21 | 2018-05-08 | 星际漫步（北京）航天科技有限公司 | 太阳能电池帆板展开机构、展开系统及展开方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63242799A (ja) * | 1987-03-30 | 1988-10-07 | 日本電気株式会社 | 膜構造物の展開収納機構 |
-
1995
- 1995-11-17 JP JP7323809A patent/JPH09142400A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63242799A (ja) * | 1987-03-30 | 1988-10-07 | 日本電気株式会社 | 膜構造物の展開収納機構 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100986002B1 (ko) * | 2008-08-07 | 2010-10-06 | 한국항공우주연구원 | 전개분리 유닛 및 이를 구비하는 인공위성 태양전지판의전개시험장치 |
| CN106628256A (zh) * | 2017-01-20 | 2017-05-10 | 银河航天（北京）科技有限公司 | 太阳翼装置 |
| CN108001712A (zh) * | 2017-12-21 | 2018-05-08 | 星际漫步（北京）航天科技有限公司 | 太阳能电池帆板展开机构、展开系统及展开方法 |
| CN108001712B (zh) * | 2017-12-21 | 2024-04-26 | 星际漫步（北京）航天科技有限公司 | 太阳能电池帆板展开机构、展开系统及展开方法 |
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