JPH09142335A - 車両用フレームのアルミニウム合金板と鋼板との締結構造 - Google Patents
車両用フレームのアルミニウム合金板と鋼板との締結構造Info
- Publication number
- JPH09142335A JPH09142335A JP30421395A JP30421395A JPH09142335A JP H09142335 A JPH09142335 A JP H09142335A JP 30421395 A JP30421395 A JP 30421395A JP 30421395 A JP30421395 A JP 30421395A JP H09142335 A JPH09142335 A JP H09142335A
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- JP
- Japan
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- aluminum alloy
- steel
- sheet
- plate
- aluminum
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両用フレームにおいて、アルミニウム合金
板と鋼板との間に異種金属接触腐食が生じない締結構造
を提供する。 【解決手段】 車両用フレームにおけるアルミニウム合
金板(2)と鋼板(1)との締結構造において、アルミ
ニウム合金板(2)と鋼板(1)との間に鋼・アルミニ
ウム複合板(4)を挾装して締結する。
板と鋼板との間に異種金属接触腐食が生じない締結構造
を提供する。 【解決手段】 車両用フレームにおけるアルミニウム合
金板(2)と鋼板(1)との締結構造において、アルミ
ニウム合金板(2)と鋼板(1)との間に鋼・アルミニ
ウム複合板(4)を挾装して締結する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用フレームの
アルミニウム合金板と鋼板との締結構造に関する。
アルミニウム合金板と鋼板との締結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用フレームはその強度上の理
由からサイドレール、クロスメンバ共、鋼製のものが使
われてきた。しかし、規定された車両総重量に対して積
載量を出来るだけ大きくするためには、シャシの重量を
軽減する必要があり、そのため各部の軽量設計が進めら
れ、シャシ重量のうち大きな割合を占めるフレームに対
しては軽合金の使用が検討されてきている。
由からサイドレール、クロスメンバ共、鋼製のものが使
われてきた。しかし、規定された車両総重量に対して積
載量を出来るだけ大きくするためには、シャシの重量を
軽減する必要があり、そのため各部の軽量設計が進めら
れ、シャシ重量のうち大きな割合を占めるフレームに対
しては軽合金の使用が検討されてきている。
【0003】そこで、例えばフレームのサイドレールと
クロスメンバとにアルミニウム合金と鋼とを使用した場
合、その接触面に水などが介在すると、いわゆる異種金
属接触腐食が起こり、それが進行すると破損事故に至る
危険性がある。このような異種金属接触腐食の対策とし
ては、アルミニウム合金板と鋼板とを直接接触させず樹
脂等により絶縁させる方法がある。しかし、樹脂を挟ん
でリベット締結やボルト締結をすると、樹脂部が破損し
たり、樹脂部の変形によりゆるみが生じたり、板間のす
べりが生じるなどの不具合がある。
クロスメンバとにアルミニウム合金と鋼とを使用した場
合、その接触面に水などが介在すると、いわゆる異種金
属接触腐食が起こり、それが進行すると破損事故に至る
危険性がある。このような異種金属接触腐食の対策とし
ては、アルミニウム合金板と鋼板とを直接接触させず樹
脂等により絶縁させる方法がある。しかし、樹脂を挟ん
でリベット締結やボルト締結をすると、樹脂部が破損し
たり、樹脂部の変形によりゆるみが生じたり、板間のす
べりが生じるなどの不具合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、車両用フレームのアルミニウム合金板と鋼板との締
結構造において、アルミニウム合金板と鋼板との間に異
種金属接触腐食が生じない構造を提供することを目的と
している。
は、車両用フレームのアルミニウム合金板と鋼板との締
結構造において、アルミニウム合金板と鋼板との間に異
種金属接触腐食が生じない構造を提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、車両用
フレームのアルミニウム合金板と鋼板との締結構造にお
いて、アルミニウム合金板と鋼板との間に鋼・アルミニ
ウム複合板をその複合板の鋼側を鋼板側にアルミニウム
側をアルミニウム合金側にして挾装し、締結している。
フレームのアルミニウム合金板と鋼板との締結構造にお
いて、アルミニウム合金板と鋼板との間に鋼・アルミニ
ウム複合板をその複合板の鋼側を鋼板側にアルミニウム
側をアルミニウム合金側にして挾装し、締結している。
【0006】本発明のアルミニウム合金板と鋼板との締
結構造によれば、挾装される鋼・アルミニウム複合板は
鋼とアルミニウム合金とが密着して水が介在できないの
で、アルミニウム合金板と鋼板との間に異種金属接触腐
食は生じない。
結構造によれば、挾装される鋼・アルミニウム複合板は
鋼とアルミニウム合金とが密着して水が介在できないの
で、アルミニウム合金板と鋼板との間に異種金属接触腐
食は生じない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
施の形態を説明する。
【0008】図1には第1実施例である車両用フレーム
のリベット締結部分が示されている。ここに、符号1は
鋼板、例えばクロスメンバ、符号2はアルミニウム合金
板、例えばサイドレールを示しており、鋼板1とアルミ
ニウム合金板2との間には図3に詳細を示す鋼5aとア
ルミニウム合金5bとの複合板5が挾装され、リベット
3で締結されている。その複合板5は、鋼板とアルミニ
ウム合金板を、例えば重ねて圧延するなど完全に密着さ
せたもので、その鋼5a側を鋼板1側、アルミニウム合
金5b側をアルミニウム合金板2側になるように挾装さ
れている。
のリベット締結部分が示されている。ここに、符号1は
鋼板、例えばクロスメンバ、符号2はアルミニウム合金
板、例えばサイドレールを示しており、鋼板1とアルミ
ニウム合金板2との間には図3に詳細を示す鋼5aとア
ルミニウム合金5bとの複合板5が挾装され、リベット
3で締結されている。その複合板5は、鋼板とアルミニ
ウム合金板を、例えば重ねて圧延するなど完全に密着さ
せたもので、その鋼5a側を鋼板1側、アルミニウム合
金5b側をアルミニウム合金板2側になるように挾装さ
れている。
【0009】図2には、上記第1実施例と同様に、鋼板
1とアルミニウム合金板2との間に複合板5を挟み、ボ
ルト4およびナット4Aで締結した第2実施例が示され
ている。
1とアルミニウム合金板2との間に複合板5を挟み、ボ
ルト4およびナット4Aで締結した第2実施例が示され
ている。
【0010】また、上記第1、および第2実施例におい
て、鋼板1とアルミニウム合金板2とに挾装される複合
板5は、図4に示すアルミメッキ鋼板5Aに置き換えて
も良い。なお、この場合もアルミメッキ5d側をアルミ
ニウム合金板2側に、鋼5c側を鋼板1側としなければ
いけない。
て、鋼板1とアルミニウム合金板2とに挾装される複合
板5は、図4に示すアルミメッキ鋼板5Aに置き換えて
も良い。なお、この場合もアルミメッキ5d側をアルミ
ニウム合金板2側に、鋼5c側を鋼板1側としなければ
いけない。
【0011】上記のような構成よりなる本発明において
は、鋼・アルミニウム複合板5、あるいはアルミメッキ
鋼板5Aは、鋼とアルミニウム合金とが完全に密着して
おり、その間に水が介入することが出来ず、したがっ
て、異種金属接触腐食が発生しない。そして、この複合
板5またはアルミメッキ鋼板5Aと、鋼板1およびアル
ミニウム合金板2とは、鋼と鋼どうし、アルミニウム合
金とアルミニウム合金どうしが接触しておりここでも接
触腐食が発生しない。
は、鋼・アルミニウム複合板5、あるいはアルミメッキ
鋼板5Aは、鋼とアルミニウム合金とが完全に密着して
おり、その間に水が介入することが出来ず、したがっ
て、異種金属接触腐食が発生しない。そして、この複合
板5またはアルミメッキ鋼板5Aと、鋼板1およびアル
ミニウム合金板2とは、鋼と鋼どうし、アルミニウム合
金とアルミニウム合金どうしが接触しておりここでも接
触腐食が発生しない。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ア
ルミニウム合金板と鋼板との間に鋼・アルミニウム複合
板、またはアルミメッキ鋼板を挾装することにより異種
金属接触腐食を防止することができ、アルミニウム合金
板と鋼板とで構成した車両用フレームを形成することが
でき、軽量化を図ることができる。
ルミニウム合金板と鋼板との間に鋼・アルミニウム複合
板、またはアルミメッキ鋼板を挾装することにより異種
金属接触腐食を防止することができ、アルミニウム合金
板と鋼板とで構成した車両用フレームを形成することが
でき、軽量化を図ることができる。
【図1】本発明の第1実施例を示す図面。
【図2】本発明の第2実施例を示す図面。
【図3】本発明に用いる複合板を示す図面。
【図4】本発明に用いるアルミメッキ鋼板を示す図面。
1・・・鋼板 2・・・アルミニウム合金板 3・・・リベット 4・・・ボルト 4A・・・ナット 5・・・複合板 5A・・・アルミメッキ鋼板
Claims (1)
- 【請求項1】 車両用フレームのアルミニウム合金板と
鋼板との締結構造において、アルミニウム合金板と鋼板
との間に鋼・アルミニウム複合板をその複合板の鋼側を
鋼板側にアルミニウム側をアルミニウム合金側にして挾
装し、締結したことを特徴とする車両用フレームのアル
ミニウム合金板と鋼板との締結構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30421395A JPH09142335A (ja) | 1995-11-22 | 1995-11-22 | 車両用フレームのアルミニウム合金板と鋼板との締結構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30421395A JPH09142335A (ja) | 1995-11-22 | 1995-11-22 | 車両用フレームのアルミニウム合金板と鋼板との締結構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09142335A true JPH09142335A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=17930375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30421395A Pending JPH09142335A (ja) | 1995-11-22 | 1995-11-22 | 車両用フレームのアルミニウム合金板と鋼板との締結構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09142335A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103920742A (zh) * | 2014-04-18 | 2014-07-16 | 东风汽车公司 | 一种空心型材基材制备方法 |
US9291179B2 (en) | 2013-05-22 | 2016-03-22 | Ford Global Technologies, Llc | Fastener system with dissimilar metals |
-
1995
- 1995-11-22 JP JP30421395A patent/JPH09142335A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9291179B2 (en) | 2013-05-22 | 2016-03-22 | Ford Global Technologies, Llc | Fastener system with dissimilar metals |
CN103920742A (zh) * | 2014-04-18 | 2014-07-16 | 东风汽车公司 | 一种空心型材基材制备方法 |
CN103920742B (zh) * | 2014-04-18 | 2016-01-20 | 东风汽车公司 | 一种空心型材基材制备方法 |
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