JPH09141448A - エキゾーストマニホールドの製造方法及び製造装置 - Google Patents

エキゾーストマニホールドの製造方法及び製造装置

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JPH09141448A
JPH09141448A JP30530495A JP30530495A JPH09141448A JP H09141448 A JPH09141448 A JP H09141448A JP 30530495 A JP30530495 A JP 30530495A JP 30530495 A JP30530495 A JP 30530495A JP H09141448 A JPH09141448 A JP H09141448A
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welding
main pipe
pipe
branch pipe
flange plate
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Masahiro Abe
正浩 安部
Yoshikatsu Nakamura
好克 中村
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接作業の完全自動化を図ると共に多機種生
産への対応を容易にし、製品のコストダウンを実現する
ことにある。 【解決手段】 板金製メインパイプ13に複数の板金製
ブランチパイプ15の一端部を、かつ、フランジプレー
ト14に前記ブランチパイプ15の他端部を溶接により
それぞれ接合するエキゾーストマニホールドの製造方法
において、前記ブランチパイプ15の他端部にフランジ
プレート14を抵抗溶接により接合一体化したアッセン
ブリ体22を予め製作し、そのアッセンブリ体22を溶
接ポジションP0 にある溶接ステージ18上に位置決め
載置した上で、前記アッセンブリ体22のブランチパイ
プ15に対してメインパイプ13を所定の位置関係に位
置決め配置した後、そのメインパイプ13に上部電極2
0を当接させると共にアッセンブリ体22のブランチパ
イプ15に下部電極21を当接させた状態で、上部電極
20と下部電極21間の通電でもってメインパイプ13
とブランチパイプ15の一端部とを抵抗溶接により接合
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエキゾーストマニホ
ールドの製造方法及び製造装置に関し、詳しくは、自動
車部品としてエンジンに組み付けられ、板金製のメイン
パイプ及びブランチパイプ等からなるエキゾーストマニ
ホールドの製造方法及び製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車部品としてエンジンに組
み付けられるエキゾーストマニホールドは、エンジンの
各シリンダから排出される燃焼ガスをエキゾーストパイ
プに送るもので、図9に示すように一端部にエキゾース
トパイプと接続されるボールジョイントプレート1を有
するメインパイプ2と、そのメインパイプ2から分岐
し、先端に各シリンダに接続されるフランジプレート3
を有する複数のブランチパイプ4とで構成される。この
エキゾーストマニホールド5を構成するメインパイプ2
及びブランチパイプ4等には、耐熱性の高い鋳鉄を使用
するのが一般的であるが、近年では、ステンレス等の板
金製のものが使用されている。
【0003】この種、板金製のエキゾーストマニホール
ド5は、前述したメインパイプ2に対して複数のブラン
チパイプ4を所定の配列関係でもって位置決めし、各ブ
ランチパイプ4の一端部をメインパイプ2に、かつ、そ
の他端部をフランジプレート3にMIG溶接によりそれ
ぞれ接合させることにより、メインパイプ2、ブランチ
パイプ4及びフランジプレート3を一体化するようにし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した板
金製のエキゾーストマニホールド5の製造では、メイン
パイプ2と各ブランチパイプ4の一端部との接合、及び
各ブランチパイプ4の他端部とフランジプレート3との
接合を作業者がそれぞれについて溶接するようにしてい
るので、溶接作業に手間がかかり工数の低減を図ること
が困難であり、作業性の向上を図ることが難しいという
のが現状であった。そのため、メインパイプ2、ブラン
チパイプ4及びフランジプレート3を溶接により接合一
体化する作業を完全に自動化することが要望されてい
た。
【0005】また、従来では、メインパイプ2から分岐
した各ブランチパイプ4の先端部に取り付けられるフラ
ンジプレート3が各ブランチパイプ4で共通化された一
枚ものであり、機種ごとにフランジプレート3が異なる
ため、多機種生産の場合、それぞれの機種ごとに異なる
多数種のフランジプレート3を用意しておかなければな
らず、部品点数が増加して多機種生産に対応することが
困難であった。
【0006】更に、メインパイプ2、ブランチパイプ4
及びフランジプレート3をMIG溶接により接合した場
合、溶接歪みによりフランジプレート3の平面度が低下
し、そのフランジプレート3を各シリンダに取り付ける
際に、両者間に介在するガスケットのシール性が低下
し、排ガス漏れを引き起こす可能性がある。そのため、
MIG溶接後のフランジプレート3の裏面をフライス加
工などの機械加工により、溶接歪みが生じたフランジプ
レート3の平面度を確保してシール性を向上させるよう
にしている。
【0007】しかしながら、前述したようにメインパイ
プ2、ブランチパイプ4及びフランジプレート3のMI
G溶接後に、そのフランジプレート3の裏面についてフ
ライス加工などの機械加工を行なう場合、工程数が増加
することになって製品のコストアップを招来することに
なり好適な手段ではない。
【0008】そこで、本発明は上記問題点に鑑みて提案
されたもので、その目的とするところは、溶接作業の完
全自動化を図ると共に多機種生産への対応を容易にし、
製品のコストダウンを実現し得るエキゾーストマニホー
ルドの製造方法及び製造装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段として、本発明は、板金製メインパイプに
複数の板金製ブランチパイプの一端部を、かつ、フラン
ジプレートに前記ブランチパイプの他端部を溶接により
それぞれ接合するエキゾーストマニホールドの製造方法
において、前記ブランチパイプの他端部にフランジプレ
ートを抵抗溶接により接合一体化したアッセンブリ体を
予め製作し、そのアッセンブリ体を溶接ポジションにあ
る溶接ステージ上に位置決め載置した上で、前記アッセ
ンブリ体のブランチパイプに対してメインパイプを所定
の位置関係に位置決め配置した後、そのメインパイプに
上部電極を当接させると共にアッセンブリ体のブランチ
パイプに下部電極を当接させた状態で、上部電極と下部
電極間の通電でもってメインパイプとブランチパイプの
一端部とを抵抗溶接により接合することを特徴とする。
【0010】また、本発明は、板金製メインパイプに複
数の板金製ブランチパイプの一端部を、かつ、フランジ
プレートに前記ブランチパイプの他端部を溶接によりそ
れぞれ接合するエキゾーストマニホールドの製造装置に
おいて、前記ブランチパイプの他端部にフランジプレー
トを抵抗溶接により接合一体化して予め製作されたアッ
センブリ体を溶接ポジションへ移送する第1の搬送ロボ
ットと、第1の搬送ロボットにより溶接ポジションへ移
送されてきたアッセンブリ体を位置決めピンにより位置
決めした状態で載置する溶接ステージと、メインパイプ
内に芯棒を挿入した状態でそのメインパイプを溶接ポジ
ションへ移送する第2の搬送ロボットと、溶接ステージ
上で位置決めされたアッセンブリ体のブランチパイプに
対して所定の位置関係に配置されたメインパイプに上方
から当接する上部電極、及び前記ブランチパイプを両側
方から抱持するように当接してクランプする一対の下部
電極とを具備したことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係るエキゾーストマニホ
ールドの製造方法及び製造装置の実施形態を図1乃至図
8に示して説明する。
【0012】本発明により製造されるエキゾーストマニ
ホールド11は、図3に示すように一端部にエキゾース
トパイプと接続されるボールジョイントプレート12を
有するメインパイプ13と、そのメインパイプ13から
分岐し、先端に各シリンダに接続されるフランジプレー
ト14を有する複数のブランチパイプ15とで構成され
る。このエキゾーストマニホールド11を構成するメイ
ンパイプ13及びブランチパイプ15等は、ステンレス
等の板金製のものである。後述するようにメインパイプ
13及びブランチパイプ15は、長尺な板金製のパイプ
素材を所定寸法に切断した直管状のものであり、また、
フランジプレート14は、各ブランチパイプ15の先端
部に個々に独立して取り付けられる鋼板を所定形状に成
形したものである。図中、30はメインパイプ13の端
部を閉塞する蓋体、31はメインパイプ13に設けられ
たO2 センサ用ナットである。尚、各フランジプレート
14には、エンジンのシリンダにそれぞれ接続するため
の取り付け孔16が設けられている。
【0013】上記構成からなるエキゾーストマニホール
ド11は、以下に詳述する製造装置により製作される。
【0014】その製造装置は、図1及び図2に示すよう
に第1の搬送ロボット17、溶接ステージ18、第2の
搬送ロボット19、上部電極20及び下部電極21でそ
の主要部が構成される。
【0015】第1の搬送ロボット17は、後述するブラ
ンチパイプ15とフランジプレート14とを組み付けた
アッセンブリ体22を把持爪32により溶接ステージ1
8の溶接ポジションP0 へ移送するものである。アッセ
ンブリ体22は、前処理工程でブランチパイプ15の一
端部にフランジプレート14を抵抗溶接により接合一体
化して予め製作され、ベルトコンベア等の搬送手段23
により供給ポジションP1 に供給される。
【0016】その前処理工程でのアッセンブリは、図4
に示すようにステンレス等の板金製で長尺なパイプ素材
を所定寸法に切断したブランチパイプ15を用意し、そ
のブランチパイプ15の全周に亘って突出した環状突部
24を形成する。一方、所定寸法に切断したステンレス
等の鋼板33をプレス打ち抜き加工により所定形状のフ
ランジプレート14とし、その中央に大径の挿入孔25
とその両側に小径の取り付け孔16を穿設する。このよ
うにして得られたブランチパイプ15の一端部をフラン
ジプレート14の挿入孔25に嵌入させて環状突部24
で係止した状態に組み付け、その状態でブランチパイプ
15とフランジプレート14との接合部位を抵抗溶接す
ることにより両者を一体化する。
【0017】次に、前述した溶接ポジションP0 に固定
配置された溶接ステージ18では、第1の搬送ロボット
17により溶接ポジションP0 へ移送されてきたアッセ
ンブリ体22が第1の位置決めピン26aにより位置決
めした状態で載置される。この溶接ステージ18上に
は、アッセンブリ体22のフランジプレート14の取り
付け孔16と対応させて第1〜第3の位置決めピン26
a〜26cがフランジプレート14の数(例えば3つ)
だけ突設されており、第1〜第3の位置決めピン26a
〜26cのうち、第1の位置決めピン26aが溶接ポジ
ションP0 に配置されている。尚、メインパイプ13に
アッセンブリ体22を組み付け完了した製品を後工程へ
搬送するためのベルトコンベア等の搬送手段34が溶接
ステージ18と隣接して配設されている。
【0018】第2の搬送ロボット19は、メインパイプ
13を溶接ステージ18の溶接ポジションP0 へ移送す
るものである。この第2の搬送ロボット19のチャック
部27には、例えば銅製の芯棒28が設けられており、
その芯棒28をメインパイプ13内に挿入した状態でメ
インパイプ13を支持することにより、メインパイプ1
3が凹むことを未然に防止する。尚、このメインパイプ
13も、前述したアッセンブリ体22の場合と同様、ベ
ルトコンベア等の搬送手段29により供給ポジションP
2 に供給される。
【0019】最後に、上部電極20は、図1及び図5に
示すように溶接ステージ18の溶接ポジションP0 に位
置する第1の位置決めピン26aの上方にエアシリンダ
等の駆動源(図示せず)により上下動自在に配置され、
その下端面は、メインパイプ13の外周形状に沿って当
接可能なように凹曲面35をなす。また、一対の下部電
極21は、図1、図2及び図5に示すように溶接ステー
ジ18の溶接ポジションP0 に位置する第1の位置決め
ピン26aの左右両側方にエアシリンダ等の駆動源(図
示せず)により水平方向に相対移動自在に配置され、そ
の対向面は、ブランチパイプ15の外周形状に沿って当
接可能なように凹曲面36をなすと共にメインパイプ1
3の外周形状に沿って逃げるように凹彎曲面37をな
し、そのブランチパイプ15を両側方から抱持するよう
にクランプする。尚、上部電極20及び下部電極21
は、図示しないが、溶接トランスを介して溶接用電源に
電気的に接続されている。
【0020】以下、前述した構成からなる製造装置の動
作に基づいてエキゾーストマニホールド11の製作要領
を詳述する。
【0021】まず、前処理工程でブランチパイプ15の
一端部にフランジプレート14を抵抗溶接により接合一
体化して予め製作され、ベルトコンベア等の搬送手段2
3により供給されてきて供給ポジションP1 に位置する
アッセンブリ体22を第1の搬送ロボット17により移
送して溶接ステージ18の溶接ポジションP0 に配置す
る。その溶接ポジションP0 では、アッセンブリ体22
のフランジプレート14の取り付け孔16が溶接ステー
ジ18上の第1の位置決めピン26aに挿入されてその
アッセンブリ体22が位置決めされる。
【0022】一方、ベルトコンベア等の搬送手段29に
より供給されてきて供給ポジションP2 に位置するメイ
ンパイプ13を第2の搬送ロボット19により移送して
溶接ステージ18の溶接ポジションP0 に配置する(図
6参照)。この時、メインパイプ13は、溶接ステージ
18上で位置決め載置されたアッセンブリ体22のブラ
ンチパイプ15に対して所定の位置関係で突き合わされ
た状態にある。
【0023】このようにして溶接ポジションP0 で組み
合わされたアッセンブリ体22とメインパイプ13とに
対して、上部電極20を上方から降下させることにより
メインパイプ13に当接させると共に、一対の下部電極
21を左右両側方から近接させることによりアッセンブ
リ体22のブランチパイプ15に当接させて抱持するよ
うにクランプする。
【0024】この状態で、上部電極20と下部電極21
間に所定の電圧を印加することにより溶接電流を通電
し、アッセンブリ体22のブランチパイプ15の他端部
とメインパイプ13とを抵抗溶接する。尚、抵抗溶接で
は、ブランチパイプ15とメインパイプ13とが瞬間的
に接合されるので、例えばMIG溶接のように溶接歪み
が発生することを可及的に抑制することができる。ま
た、抵抗溶接では、溶け込み量をモニタしながら一定量
に制御することができるので、例えば0.1mm程度で
所定寸法に精度よく仕上げることができる。
【0025】そして、最初のアッセンブリ体22のメイ
ンパイプ13への溶着が完了すると、上部電極20及び
下部電極21が後退した上で第2の搬送ロボット19が
上昇して後退した後、第1の搬送ロボット17により二
番目のアッセンブリ体22を前述した動作を繰り返して
溶接ステージ18の溶接ポジションP0 に配置して第1
の位置決めピン26aで位置決めする。
【0026】その後、第2の搬送ロボット19により最
初のアッセンブリ体22を溶着したメインパイプ13を
溶接ステージ18の溶接ポジションP0 に再度配置す
る。この時、最初のアッセンブリ体22は溶接ステージ
18の第2の位置決めピン26bで位置決めされる。即
ち、最初のアッセンブリ体22のフランジプレート14
の取り付け孔16が第2の位置決めピン26bに挿入さ
れることになる(図7参照)。
【0027】このようにして溶接ステージ18では、最
初のアッセンブリ体22が第2の位置決めピン26bで
位置決めされ、二番目のアッセンブリ体22が第1の位
置決めピン26aで位置決めされた状態で、その二番目
のアッセンブリ体22のブランチパイプ15を前述した
動作を繰り返すことにより上部電極20及び下部電極2
1でもってメインパイプ13に抵抗溶接する。
【0028】更に、二番目のアッセンブリ体22のメイ
ンパイプ13への溶着が完了した時点で、前述した動作
を繰り返すことにより、第2の搬送ロボット19の後退
後、第1の搬送ロボット17により最後のアッセンブリ
体22を溶接ステージ18の第1の位置決めピン26a
で位置決めした上で、第2の搬送ロボット19により最
初のアッセンブリ体22と二番目のアッセンブリ体22
とを溶着したメインパイプ13を溶接ポジションP0
再度配置する。この時、最初のアッセンブリ体22は溶
接ステージ18の第3の位置決めピン26cで位置決め
され、二番目のアッセンブリ体22は第2の位置決めピ
ン26bで位置決めされる(図8参照)。その状態で、
最後のアッセンブリ体22のブランチパイプ15を上部
電極20及び下部電極21によりメインパイプ13に抵
抗溶接する。
【0029】このようにして3つのアッセンブリ体22
の溶着を完了したメインパイプ13を第2の搬送ロボッ
ト19で移送してベルトコンベア等の搬送手段34によ
り後処理工程へ移送し、ブランチパイプ15とメインパ
イプ13との接合部位での孔開け作業などの所定の処理
が行なわれる。
【0030】尚、前述した実施形態では、溶接ステージ
18を固定配置し、第1の位置決めピン26aが位置す
るポジションを溶接ポジションP0 とした場合について
説明したが、本発明はこれに限定されることなく、複数
のアッセンブリ体22を順次メインパイプ13に溶着す
る際に、第2の位置決めピン26b及び第3の位置決め
ピン26cが順次溶接ポジションP0 に配置されるよう
に溶接ステージ18を位置決めピン26a〜26cの配
列方向に沿って移動可能に配置した構造とすることも可
能である。
【0031】また、前述の実施形態では、アッセンブリ
体22を一つずつ順次抵抗溶接するようにしたが、一つ
の上部電極20を共通にして、アッセンブリ体22の個
数に対応させて複数対の下部電極21を設けるようにす
れば、溶接ステージ18上にすべてのアッセンブリ体2
2を位置決め配置した上で、それらすべてのアッセンブ
リ体22を下部電極21により一度にクランプすること
により、すべてのアッセンブリ体22を一括して抵抗溶
接することも可能である。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、板金製メインパイプ及
びブランチパイプ、フランジプレートの構成部材からな
るエキゾーストマニホールドの製造において、ブランチ
パイプとフランジプレートとを抵抗溶接により接合した
アッセンブリ体を予め製作し、そのアッセンブリ体を溶
接ポジションに位置決めした上でブランチパイプをメイ
ンパイプに抵抗溶接により接合一体化するようにしたか
ら、各構成部材相互を接合する溶接作業を完全に自動化
することができて作業性が飛躍的に向上する。
【0033】また、ブランチパイプとフランジプレート
からなるアッセンブリ体を使用しているので、メインパ
イプから分岐した各ブランチパイプについて個々に独立
したフランジプレートを有することになり、機種ごとに
フランジプレートを共通化することができ、部品点数の
削減が図れて多機種生産に対応することが実現容易であ
る。
【0034】更に、メインパイプ、ブランチパイプ及び
フランジプレートをそれぞれ抵抗溶接により接合するた
め、特に、ブランチパイプとフランジプレートとの抵抗
溶接により、溶接歪みが発生しにくくフランジプレート
の平面度が確保でき、フライス加工などの機械加工をフ
ランジプレートに施すことなく、良好なシール性が得ら
れて工程数の低減に伴い製品のコストダウンを実現し得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエキゾーストマニホールドの製造
装置の概略構成を示す斜視図
【図2】図1の製造装置の概略構成を示す平面図
【図3】本発明により製造されるエキゾーストマニホー
ルドを示す斜視図
【図4】アッセンブリ体の組み立て要領を説明するため
の斜視図
【図5】メインパイプ及びアッセンブリ体のブランチパ
イプに上部電極及び下部電極を当接させた状態を示す正
面図
【図6】溶接ステージの溶接ポジションに最初のアッセ
ンブリ体及びメインパイプを位置決め配置した状態を示
す平面図
【図7】溶接ステージの溶接ポジションに二番目のアッ
センブリ体及びメインパイプを位置決め配置した状態を
示す平面図
【図8】溶接ステージの溶接ポジションに三番目のアッ
センブリ体及びメインパイプを位置決め配置した状態を
示す平面図
【図9】エキゾーストマニホールドの一般的な構成を示
す斜視図
【符号の説明】
11 エキゾーストマニホールド 13 メインパイプ 14 フランジプレート 15 ブランチパイプ 17 第1の搬送ロボット 18 溶接ステージ 19 第2の搬送ロボット 20 上部電極 21 下部電極 22 アッセンブリ体 26a〜26c 位置決めピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F01N 7/08 F01N 7/08 E 7/10 7/10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板金製メインパイプに複数の板金製ブラ
    ンチパイプの一端部を、かつ、フランジプレートに前記
    ブランチパイプの他端部を溶接によりそれぞれ接合する
    エキゾーストマニホールドの製造方法において、 前記ブランチパイプの他端部にフランジプレートを抵抗
    溶接により接合一体化したアッセンブリ体を予め製作
    し、そのアッセンブリ体を溶接ポジションにある溶接ス
    テージ上に位置決め載置した上で、前記アッセンブリ体
    のブランチパイプに対してメインパイプを所定の位置関
    係に位置決め配置した後、そのメインパイプに上部電極
    を当接させると共にアッセンブリ体のブランチパイプに
    下部電極を当接させた状態で、上部電極と下部電極間の
    通電でもってメインパイプとブランチパイプの一端部と
    を抵抗溶接により接合することを特徴とするエキゾース
    トマニホールドの製造方法。
  2. 【請求項2】 板金製メインパイプに複数の板金製ブラ
    ンチパイプの一端部を、かつ、フランジプレートに前記
    ブランチパイプの他端部を溶接によりそれぞれ接合する
    エキゾーストマニホールドの製造装置において、 前記ブランチパイプの他端部にフランジプレートを抵抗
    溶接により接合一体化して予め製作されたアッセンブリ
    体を溶接ポジションへ移送する第1の搬送ロボットと、
    第1の搬送ロボットにより溶接ポジションへ移送されて
    きたアッセンブリ体を位置決めピンにより位置決めした
    状態で載置する溶接ステージと、メインパイプ内に芯棒
    を挿入した状態でそのメインパイプを溶接ポジションへ
    移送する第2の搬送ロボットと、溶接ステージ上で位置
    決めされたアッセンブリ体のブランチパイプに対して所
    定の位置関係に配置されたメインパイプに上方から当接
    する上部電極、及び前記ブランチパイプを両側方から抱
    持するように当接してクランプする一対の下部電極とを
    具備したことを特徴とするエキゾーストマニホールドの
    製造装置。
JP30530495A 1995-11-24 1995-11-24 エキゾーストマニホールドの製造方法及び製造装置 Withdrawn JPH09141448A (ja)

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