JPH09141075A - 液体の自動定量混合方法と該方法に用いる液体の自動定量混合装置 - Google Patents

液体の自動定量混合方法と該方法に用いる液体の自動定量混合装置

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JPH09141075A
JPH09141075A JP32382395A JP32382395A JPH09141075A JP H09141075 A JPH09141075 A JP H09141075A JP 32382395 A JP32382395 A JP 32382395A JP 32382395 A JP32382395 A JP 32382395A JP H09141075 A JPH09141075 A JP H09141075A
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liquid
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sensor
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mixing
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JP32382395A
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Michio Arii
教夫 有井
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Osaka Printing Ink Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 混合液の粘度等の物性に関わりなく、所定濃
度の混合液が正確に調整できるところの液体の自動定量
混合方法と該方法に用いる液体の自動定量混合装置を提
供すること。 【解決手段】 A液を、内容器3に導入して予め設定さ
れた定量を検量センサー4によって感知してA液の導入
を停止し、B液を、前記内容器3を内蔵する外容器1に
導入すると共に内容器3に流入させて前記A液と混合さ
せ、且つ、前記A液とB液の混合液が外容器1内におい
て一定量に達したことを定量センサー2によって感知し
てB液の導入を停止することにより液体の自動定量混合
を行う、液体の自動定量混合方法とその装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、液体の自動定量混合方
法と該方法に用いる液体の自動定量混合装置に関し、例
えば、オフセット印刷に於いて水とアルコール等の定量
混合により調整される湿し水の自動定量混合に好適の液
体の自動定量混合方法と該方法に用いる液体の自動定量
混合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オフセット印刷における湿し水の調整に
限らず、各種の産業分野において、薬品、添加剤等の二
液、或いはそれ以上の種類の液体を所定の混合比率で混
合させることは頻繁に行われているが、こうした混合を
簡単な方法或いは装置によって正確に行うのは非常に難
しいことである。本発明は、こうした液体の定量混合の
利用分野として、特に、オフセット印刷において利用す
る湿し水の水とアルコール、エッチ液、アラビアゴム水
溶液、界面活性剤等の所定比率の混合について研究した
ものである。
【0003】オフセット印刷の版は薄いアルミ版で出来
ており、その表面に非画像部(親水性)と画像部(親油
性)とを光学的に作図して構成されたもので、この印版
が印刷機に装着されている。 印版は、先ず、ゴムロー
ル等で水が全面に塗布されると、これが前記非画像部に
乗る。 次いで、油性インキが、ゴムロール等で印版に
塗布されると、前記非画像部には乗らずに親油性の画像
部のみに乗り、画像が形成されることになり、この画像
がゴムブランケットに転写された後に紙等の被印刷体に
転写されるのである。
【0004】この親水性の非画像部に塗布される水を、
当業界では湿し水と言い、ここにアルコールが数パーセ
ント(5〜15%)溶解され、更に、版面の保護や有効
性を高めるために、エッチ液(酸性薬品)、版面の保護
のためのアラビアゴム水溶液、表面張力を下げる界面活
性剤等を数%添加することがある。こうした添加物は、
色々な装置によって湿し水自動供給装置のタンク内で混
合、撹拌され、印刷機の湿し水バットに循環供給されて
いる。 しかし、湿し水添加物は比重が水に近く、ま
た、添加量も非常に少量なので、比重の差による濃度の
制御、管理が非常に困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この種の技術として
は、一般に用いられているのは、ポンプの弁の振動時間
で一定量の液体を押し出す機構であるダイヤフラムポン
プを用いて一定量の添加物を供給する装置が知られてい
るが、添加物の粘度の高低によって押し出す量が変わっ
たり、温度や添加剤の種類(質量)によって時間当たり
の定量供給が行い難いという問題がある。 また、チュ
ーブポンプを利用する装置も知られているが、同様の問
題が残ると共に高価であり、大型化するという問題もあ
る。
【0006】また、エッチ液を定量的に添加する場合に
は、エッチ液濃度によってPHや導電率が変化するのを
利用して、その添加量をPHメーターや導電率計の測定
値から濃度換算して制御、管理する方法が採られてい
る。 しかし、PHメーターや導電率計は、不純物の少
ない水溶液では正確な計測が可能であるが、印刷途中に
エッチ液中に溶けだす印刷用紙からの溶出物、アラビア
ゴム液などの添加物が混在しているので、PHや導電率
が変動し、非常に不安定となって正確な濃度の制御、管
理が出来ないという問題がある。
【0007】従って、従来技術においては、 ポンプ供給による供給液の物性と、ポンプの性能に
起因する精度の問題、 主体となる一液(例えば、水100)と微量添加さ
れる二液(アルコール等5)との混合比率で、調整の為
に通常二液の方の量を調整することになるが、単純に二
液目の方の量を可変とすると濃度算定が複雑(1/10
5)となるし、互いに混合量を変化させると一層濃度換
算が難しくなる、という問題がある。
【0008】本発明は、こうした問題に鑑み、混合液の
粘度等の物性に関わりなく、所定濃度の混合液が正確に
調整できるところの液体の自動定量混合方法と該方法に
用いる液体の自動定量混合装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる液体の自
動定量混合方法は、上記目的達成の為、少なくとも二液
(A液・B液)を所望の比率で定量混合する液体の自動
定量混合方法であって、A液を、内容器3に導入して予
め設定された定量を検量センサー4によって感知してA
液の導入を停止し、B液を、前記内容器3を内蔵する外
容器1に導入すると共に内容器3に流入させて前記A液
と混合させ、且つ、前記A液とB液の混合液が外容器1
内において一定量に達したことを定量センサー2によっ
て感知してB液の導入を停止することにより液体の自動
定量混合を行う、という手段を講じたのである。
【0010】本発明に於いて、前記B液がB液タンク6
から一旦外容器1へ送りこまれ、外容器1から内容器3
に送りこまれる、のが好ましい。
【0011】本発明に於いて、前記B液がB液タンク6
から内容器3に直接送りこまれる、ことも可能である。
【0012】本発明に於いて、前記定量センサー2が混
合液の一定量を感知した後、外容器1のドレンバルブV
1と内容器3のドレンバルブV2が開かれて混合液が主
タンク7へ排出され、液面が所定位置に低下したことが
センサー8で感知されて前記両ドレンバルブV1とドレ
ンバルブV2が閉鎖され、再び、A液の導入が行われて
自動混合が繰り返される、のが好ましい。
【0013】本発明に於いて、上記B液が水で、A液が
アルコール、エッチ液、アラビアゴム水溶液、及び界面
活性剤の少なくとも何れか一つである、のが好ましい。
【0014】本発明にかかる液体の自動定量混合装置
は、上記目的達成の為、少なくとも二液(A液・B液)
を所望の比率で定量混合する液体の自動定量混合装置で
あって、A液、B液の混合を行う外容器1と、該外容器
1の内部に設けられた少なくとも一つの小容量のA液検
量用の内容器3と、該外容器1と内容器3とを流通させ
る流通手段10と、前記内容器3に設けられた液面を感
知する検量センサー4と、該検量センサー4の液面検知
位置を調整できる調整機構9と、前記外容器1の定量を
検知する定量センサー2と、前記A液を内容器3に導入
する導入手段11と、前記B液を外容器1又は内容器3
に導入する導入手段12と、から成り、内容器3の定量
のA液と、定量センサー2が検知するまで導入され、不
定量のB液とが混合されて一定量の混合液を得るように
構成された、という手段を講じたものである。
【0015】本発明に於いて、前記流通手段10が、内
容器3の上部に設けられた溢液口3aで構成され、前記
定量センサー2がこの溢液口3aと同じ又はそれ以上の
高さに位置されている、のが好ましい。
【0016】本発明に於いて、前記流通手段10が、内
容器3の下部に設けられたドレンバルブV2で構成され
ている、ことも可能である。
【0017】本発明に於いて、前記B液を外容器1に一
旦導入する場合に、外容器1から内容器3に導入する別
の導入手段13を設ける、のが好ましい。
【0018】本発明に於いて、上記A液が水で、B液が
アルコール、エッチ液、アラビアゴム水溶液、及び界面
活性剤の少なくとも何れか一つである、のが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明によれば、B液に対して添
加するA液を、ポンプの規定咄出量に基づいて算定する
のではなく、内容器3に一旦導入し、そこに設けた検量
センサー4によって容積で正確に計量し、しかる後にB
液と混合できるのである。これによって、A液は、見掛
けの量(ポンプの規定咄出量)ではなく、実際に混合さ
れる量が検知され、正確度が増すのである。そして、B
液は、外容器1に導入されるが、内容器3の中のA液の
量が変化しても、この内容器3が外容器1に内蔵されて
いるため、量液が混合された状態での外容器1の所定量
を定量センサー2によって計測することで、設定された
外容器1の定量混合(A液が3でも5でも、混合された
ものが常に100となる)が自動的に得られるのであ
る。
【0020】そして、前記定量センサー2が混合液が一
定量を感知した後、外容器1のドレンバルブV1と内容
器3のドレンバルブV2が開かれて混合液が主タンク7
へ排出され、液面が所定位置に低下したことがセンサー
8で感知されて前記両ドレンバルブV1とドレンバルブ
V2が閉鎖され、再び、A液の導入が行われて自動混合
が繰り返されることで、正確な濃度混合を自動的に繰り
返し行い得る。
【0021】上記B液が水で、A液がアルコール、エッ
チ液、アラビアゴム水溶液、及び界面活性剤の少なくと
も何れか一つである場合には、湿し水として印刷技術に
適用できる。
【0022】本発明の装置に於いて、流通手段10とし
て、内容器3の上部に設けられた溢液口3aで構成さ
れ、前記定量センサー2がこの溢液口3aと同じ又はそ
れ以上の高さに位置されている場合には、B液の供給に
よって溢れ出しによるA液とB液の全体混合状態が得ら
れるし、内容器3の下部に設けられたドレンバルブV2
で構成されている場合には、A液の検量後にドレンバル
ブV2を開き、A液を外容器1に移した後にB液を導入
することによって全体混合状態が得られる。
【0023】また、検量センサー4の液面検知位置を調
整できる調整機構9によって、A液の量を容易に調整す
ることができ、このA液の可変によっても、全体の混合
液が定量であるので、濃度算定が容易である。
【0024】更に、前記B液を外容器1に一旦導入する
場合に、外容器1から内容器3に導入する別の導入手段
13を設けること、両液の混合を迅速、スムースに行う
ことが出来る。
【0025】
【実施例】本発明にかかる液体の自動定量混合方法と該
方法に用いる液体の自動定量混合装置の好適実施例につ
いて、図面を参照して以下詳述する。本発明の液体の自
動定量混合装置として、ここでは、オフセット印刷機に
用いられる湿し水の自動定量混合装置を示す。
【0026】図1に示すように、水であるB液と、これ
に添加するA液の一例としてのエッチ液であるA液とを
所望の比率で定量混合する外容器1の内部に、一つの小
容量のA液検量用の内容器3を内蔵してある。 5は、
内容器3の容量を示す目盛りであり、後述の定量センサ
ー2の位置を対比できるように設けられている。10
は、その外容器1と内容器3とを流通させる流通手段1
0として構成された、内容器3の上部に設けられた溢液
口3aである。4は、前記内容器3の内部に設けられた
液面を感知する検量センサー4であり、この検出結果に
基づいて、A液(エッチ液)の供給タンクからの供給を
停止する。 そして、この検量センサー4にはダイヤル
式の調整機構9が連結されていて、該検量センサー4の
液面検知位置を調整できるように構成されている。
【0027】2は、前記外容器1の定量を検知する定量
センサー2であり、前記溢液口3aと同じ又はそれ以上
の高さに位置されていて、B液に対してA液(水)が供
給されて混合が行われ、その混合液が所定量に達したこ
とを検知する。 この検出結果に基づいて、外容器1の
ドレンバルブV1(ソレノイド)と内容器3のドレンバ
ルブV2(ソレノイド)が開かれて混合液が主タンク7
へ排出される。 そして、液面が所定位置に低下したこ
とがセンサー8が検出して前記両ドレンバルブV1とド
レンバルブV2が閉鎖され、再び、A液の導入が行われ
るというように自動的な混合が行われる構成となってい
る。ここに主タンク7とは、印刷機(図該)との間に循
環回路で繋がれた比較的大型の貯留タンクを意味する。
【0028】11は、A液を内容器3に導入するポンプ
で構成された導入手段であり、12は、同様に、前記B
液を外容器1に導入するポンプで構成された導入手段1
2である。 これらのポンプは、それ自体公知の構造の
ものでよく、上述のように定量センサー2と検量センサ
ー4とによって容積計量を行うので、高精度のものでな
くともよい。13は、前記導入手段11、12とは別の
導入手段であり、同様にポンプで構成されていて、前記
外容器1のB液及び混合液を内容器3へ揚液しするよう
に構成されている。
【0029】これらの導入手段11、12及び13、定
量センサー2と検量センサー4、ドレンバルブV1とド
レンバルブV2は、次の関係に電気的に接続さている。
即ち、導入手段11が駆動されてA液が内容器3に供給
され、調整機構9で設定された所定レベルを検量センサ
ー4が検知すると導入手段11が停止され、導入手段1
2が駆動されてB液が外容器1に導入され、同時に導入
手段13が駆動されて外容器1のB液が内容器3に導入
され、内容器3においてA液とB液とが混合されると共
にその上部の溢液口3aから外容器1の方に溢れ出し、
この混合液が所定量に達すると定量センサー2が検出し
て、前記導入手段12及び13が停止され構成となって
いる。 尚、上記外容器1に均一混合を行うために撹拌
機(図外)を備えてある。
【0030】更に、定量コントロールについて詳述する
と、図1に於いて、8aは排水保持回路用電極としての
センサーであり、B液の定量をコントロールするために
外容器1に設けられ、4aは、同様にA液通電用電極と
してのセンサーで、内容器3に設けられている。外容器
1内の混合液の液面が定量センサー2と接触するまで
は、定量センサー2とセンサー8との間にはセンサー8
aから出ている電流がストップしており、その間はバル
ブV4が開いており、B液タンク6からのB液は流入す
る。やがて液面が上昇して定量センサー2と接触する
と、定量センサー2とセンサー8の間に電流が流れ、そ
の電気信号によってリレースイッチがONになり、バル
ブV4が閉じると同時にドレンバルブV1とV2とが開
いて、混合液が主タンク7に排出される。
【0031】混合液が排出されると、液面と定量センサ
ー2とが離れ、定量センサー2とセンサー8との間の電
流は止まるが、センサー8とセンサー8aとの間では電
流が流れており、バルブV4は閉じた状態が続くように
なっており、B液は流入しない構成となっている。そし
て、液面がセンサー8とも離れると、センサー8とセン
サー8aとの間の電流が止まる。 それと同時にドレン
バルブV1とV2は閉じ、一方、バルブV4は開き、B
液タンク6からB液が外容器1に流入することになる。
そして、バルブV3も開き、A液も内容器3に流入す
ることになる。
【0032】また、センサー4aは、A液が内容器3に
流入して液面が検量センサー4と接触すると、検量セン
サー4とセンサー4aとの間に電流が流れ、リレースイ
ッチが作動してバルブV3が閉まり、A液の流入が止ま
る構成となっている。そして、外容器3が空になって、
センサー8とセンサー8aとの間の電流が止まると、バ
ルブV4とV3が開き、B液とA液が流入する構成とな
っている。
【0033】この装置は上述のように構成されているの
で、次のステップで自動混合が行われる(実質的に経時
的な説明となっているが、一部省略説明もある)。 調整機構9のダイヤルで検量センサー4の高さ位置
を調節し、A液(添加剤としのエッチ液)の混入量を設
定する。 バルブV3を開き、導入手段11によってA液を、
内容器3に導入して予め設定された定量を検量センサー
4(及びセンサー4a)によって感知してA液の導入を
停止する。 次に、バルブV4を開き、導入手段12によってB
液を前記内容器3を内蔵する外容器1に導入する。 そして、約10秒(この時間は、容器のサイズで異
なる)経過後、導入手段13によってB液を内容器3に
流入させて前記A液と混合させる。
【0034】 更に、内容器3へのB液の供給を続行
し、混合液が流通手段10となる内容器3の溢液口3a
から外容器1の方に溢れ出させる。 この間、導入手段
12による外容器1へのB液導入は続行されている。 次いで、前記A液とB液の混合液が外容器1内にお
いて一定量に達したことを定量センサー2(及びセンサ
ー8)によって感知してB液の導入を停止する。 更に、前記定量センサー2が混合液が一定量(定量
混合の完了)を感知した後、外容器1のドレンバルブV
1と内容器3のドレンバルブV2が開かれて混合液が主
タンク7へ排出される。 そして、外容器1の混合液面が所定位置に低下した
ことをセンサー8で感知し、前記両ドレンバルブV1と
ドレンバルブV2が閉鎖され、再び、A液の導入が行わ
れる(センサー8a)。
【0035】次に、本発明の一部構成を異にする別の実
施例について、図2に基づき詳述する。この実施例の説
明において、先の実施例と実質的に同一部分について
は、図中に部材番号を付すが、重複を避けるために説明
は省く。
【0036】即ち、先の実施例と異なる点は、上記B液
の導入に際して、これを直接に内容器3に供給する方法
を採っている。 この方法によって、先の導入手段13
を設ける必要がなく、コストが削減できる。
【0037】次に、本発明の一部構成を異にする更に別
の実施例について、図3に基づき詳述する。この実施例
の説明においても、先の第1に説明した実施例と実質的
に同一部分については、図中に部材番号を付すが、重複
を避けるために説明は省く。
【0038】即ち、先の実施例と異なる点は、流通手段
10として、ここでは、溢液口3aに代えて、ドレンバ
ルブV2が兼用利用されている。つまり、A液が内容器
3において検量センサー4て所定量検量された後に、こ
のドレンバルブV2が開かれて、直ぐに外容器1へ移さ
れる。 その後に、外容器1にB液が供給されることに
よって両液A・Bが混合されるのである。 その際、ド
レンバルブV2は開かれたままで、内容器3と外容器1
と流通状態となっている。この場合には、内容器3と外
容器1とにわたって均一な混合が行われるように、内容
器3又は外容器1に撹拌機14が設置されている。
【0039】上記各実施例においては、上記A液がエッ
チ液として説明したが、これが、アルコール、アラビア
ゴム水溶液、及び界面活性剤であっても良く、また、他
の技術分野において、各種の液体を所定比で混合する場
合に適用する場合には、A液及びB液は適宜の液体とな
り得ることは言うまでもない。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、混合すべきA液を、ポ
ンプの規定咄出量に基づいて算定するのではなく、内容
器に一旦導入し、そこに設けた検量センサーによって容
積で正確に計量し、しかる後にB液と混合するのであ
り、しかも、B液は、外容器に導入されるが、内容器の
中のA液の量が変化(濃度調整の為)しても、この内容
器が外容器に内蔵されているため、量液が混合された状
態での外容器の所定量を定量センサーによって計測(こ
れも容積計測)されることで、混合液の粘度等の物性に
関わりなく、設定された外容器の定量混合(A液が3で
も5でも、混合されたものが常に100となる)が自動
的に得られるという顕著な効果を奏するのである。
【0041】更に、前記定量センサーが混合液が一定量
を感知した後、外容器のドレンバルブと内容器のドレン
バルブが開かれて混合液が主タンクへ排出され、液面が
所定位置に低下したことがセンサーで感知されて前記両
ドレンバルブが閉鎖され、再び、A液の導入が行われて
自動混合が繰り返されることで、正確な濃度混合を自動
的に繰り返し行い得るという利点がある。
【0042】また、上記B液が水で、A液がアルコー
ル、エッチ液、アラビアゴム水溶液、及び界面活性剤の
少なくとも何れか一つである場合には、湿し水としてオ
フセット印刷技術に適用し、従来に較べて、混合液の粘
度等の物性に関わりなく、濃度管理、調整の正確度を大
幅に向上させることができる利点がある。 そして、両
液供給の手段としてのポンプも安価なもので済み、ま
た、センサーによる計測であるので、極めて安価に装置
を提供できるのである。尚、本発明をオフセット印刷と
異なる他の技術に適用しても、精度の高い濃度管理、調
整が安価に行い得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる液体の自動定量混合装置の一例
を示す原理図である。
【図2】本発明にかかる液体の自動定量混合装置の他の
例を示す概略図である。
【図3】本発明にかかる本発明にかかる液体の自動定量
混合装置の更に別の例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 外容器 2 定量センサー 3 内容器 3a 溢液口 4 検量センサー 4a センサー 5 目盛り 6 B液タンク 7 主タンク 8 センサー 8a センサー 9 調整機構 10 流通手段 11 A液の導入手段 12 B液の導入手段 13 内容器への導入手段 V1 ドレンバルブ V2 ドレンバルブ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも二液(A液・B液)を所望の比
    率で定量混合する液体の自動定量混合方法であって、 A液を、内容器3に導入して予め設定された定量を検量
    センサー4によって感知してA液の導入を停止し、 B液を、前記内容器3を内蔵する外容器1に導入すると
    共に内容器3に流入させて前記A液と混合させ、且つ、 前記A液とB液の混合液が外容器1内において一定量に
    達したことを定量センサー2によって感知してB液の導
    入を停止することにより液体の自動定量混合を行う、液
    体の自動定量混合方法。
  2. 【請求項2】前記B液がB液タンク6から一旦外容器1
    へ送りこまれ、外容器1から内容器3に送りこまれる、
    請求項1の液体の自動定量混合方法。
  3. 【請求項3】前記B液がB液タンク6から内容器3に直
    接送りこまれる、請求項1の液体の自動定量混合方法。
  4. 【請求項4】前記定量センサー2が混合液の一定量を感
    知した後、外容器1のドレンバルブV1と内容器3のド
    レンバルブV2が開かれて混合液が主タンク7へ排出さ
    れ、液面が所定位置に低下したことがセンサー8で感知
    されて前記両ドレンバルブV1とドレンバルブV2が閉
    鎖され、再び、A液の導入が行われて自動混合が繰り返
    される、請求項1乃至請求項3の液体の自動定量混合方
    法。
  5. 【請求項5】上記B液が水で、A液がアルコール、エッ
    チ液、アラビアゴム水溶液、及び界面活性剤の少なくと
    も何れか一つである、請求項1乃至請求項3の液体の自
    動定量混合方法。
  6. 【請求項6】少なくとも二液(A液・B液)を所望の比
    率で定量混合する液体の自動定量混合装置であって、 A液、B液の混合を行う外容器1と、 該外容器1の内部に設けられた少なくとも一つの小容量
    のA液検量用の内容器3と、 該外容器1と内容器3とを流通させる流通手段10と、 前記内容器3に設けられた液面を感知する検量センサー
    4と、 該検量センサー4の液面検知位置を調整できる調整機構
    9と、 前記外容器1の定量を検知する定量センサー2と、 前記A液を内容器3に導入する導入手段11と、 前記B液を外容器1又は内容器3に導入する導入手段1
    2と、から成り、内容器3の定量のA液と、定量センサ
    ー2が検知するまで導入され、不定量のB液とが混合さ
    れて一定量の混合液を得るように構成された、液体の自
    動定量混合装置。
  7. 【請求項7】前記流通手段10が、内容器3の上部に設
    けられた溢液口3aで構成され、前記定量センサー2が
    この溢液口3aと同じ又はそれ以上の高さに位置されて
    いる、請求項6の液体の自動定量混合装置。
  8. 【請求項8】前記流通手段10が、内容器3の下部に設
    けられたドレンバルブV2で構成されている、請求項6
    の液体の自動定量混合装置。
  9. 【請求項9】前記B液を外容器1に一旦導入する場合
    に、外容器1から内容器3に導入する別の導入手段13
    を設けた、請求項6乃至請求項8の液体の自動定量混合
    装置。
  10. 【請求項10】上記B液が水で、A液がアルコール、エ
    ッチ液、アラビアゴム水溶液、及び界面活性剤の少なく
    とも何れか一つである、請求項6乃至請求項9の液体の
    自動定量混合装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010167569A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Toppan Printing Co Ltd オフセット印刷用湿し水定量希釈装置

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