JPH09140992A - 全自動脱水洗濯機 - Google Patents

全自動脱水洗濯機

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Publication number
JPH09140992A
JPH09140992A JP7288365A JP28836595A JPH09140992A JP H09140992 A JPH09140992 A JP H09140992A JP 7288365 A JP7288365 A JP 7288365A JP 28836595 A JP28836595 A JP 28836595A JP H09140992 A JPH09140992 A JP H09140992A
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JP
Japan
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mounting plate
washing machine
fully automatic
tank
tub
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Pending
Application number
JP7288365A
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English (en)
Inventor
Doshu Ida
道秋 井田
Yukishi Takagi
亨之 高木
Kihachiro Tanaka
基八郎 田中
Shuji Aida
修司 会田
Yuzuru Miyano
譲 宮野
Toshiyasu Kamano
年恭 釜野
Tamotsu Shikamori
保 鹿森
Hiroshi Osugi
寛 大杉
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Priority to CN96111158A priority patent/CN1070951C/zh
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】洗濯機の取付板構造に係わり、生産効率を向上
するとともに、低振動化を達成した全自動脱水洗濯機を
提供する。取付板を高剛性化し、安全性の高い全自動脱
水洗濯機を提供する。 【解決手段】上端開口部と底部に流体を内蔵した中空環
状体であるバランス体12と底部中央に撹拌翼4を有す
る内槽5と、モータ8とクラッチ7およびベルト11の
動力伝達系を装着した取付板9を底部に締結し前記内槽
5を前記クラッチ7とフランジ6を介して連結し内包す
る外槽3と、この外槽3を吊り棒2を介して支持する外
枠1とを備え、前記内槽5で洗濯と脱水を兼用して行う
全自動脱水洗濯機に於て、前記取付板9を前記外槽3の
底部を全面的に覆う略円形形状を有する一体成型品と
し、前記取付板9を、外槽3底部の外周側で締結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洗濯と脱水を自動で
行う全自動脱水洗濯機に関する。
【0002】さらに、本発明は、一般家庭で使用する全
自動洗濯機に関する。
【0003】
【従来の技術】従来の全自動脱水洗濯機としては、例え
ば、実開昭53−72781号公報に記載されたものが
ある。この全自動脱水洗濯機は洗濯と脱水を行う内槽
と、これを内包するように設けられる外槽とを備え、こ
れらの中心部に撹拌翼とこの撹拌翼及び内槽を回転させ
るための回転軸が設けられている。また、この回転軸は
クラッチを経てモータによって駆動されるが、クラッチ
やモータ等の動力伝達系は取付板によって合成樹脂製の
外槽底部下側に固定される。取付板の外槽への固定はネ
ジ止めによって行われている。このような構造は一般的
な全自動脱水洗濯機に採用されてきた。
【0004】このような従来の一般的な全自動脱水洗濯
機では、動力伝達系を外槽に固定する取付板を板金材を
プレス加工することによって、加工成形している。この
とき、この取付板は実開昭53−72781号公報の第
1図にもあるように、長手方向寸法に対してその横手方
向寸法がかなり小さい構造をしており、長手方向に沿っ
てクラッチやモータが設けられていた。 さらに、特開
平6−210097号公報では長方形の取付板における
剛性の異方性に着目している。この取付板は折り曲げに
よる角部が長手方向全体に走る折り曲げ部を有してお
り、その結果、長手方向剛性に対してその横手方向(直
交方向)の剛性が低くなり、異方性を有している。そこ
で、前記公報の脱水洗濯機では長方形の別部材を用い
て、横手方向の剛性を補強する構造を開示している。つ
まり、別部材の長手方向を取付板の前記横手方向に沿わ
せるように組み合わせることにより、取付板の横手方向
剛性を補強している。
【0005】従来、垂下防振支持の全自動洗濯機におい
ては、図10に示した如く、外槽底部に駆動装置を取り
付けるための取付板4’は、洗濯兼脱水槽5’を内包す
るポリプロピレン等の樹脂により成形される外槽14’
の底部に配設されており、外槽底部にあるリブやボス等
にネジ等で締結されている。また、取付板4’は洗濯兼
脱水槽5’を駆動させる為の駆動装置13’を取り付け
られるようになっており、取付板には駆動用モータ1
5’とクラッチ機構部16’が固定される。洗濯用モー
タ15’の出力軸15a’には駆動プーリ17’が固定
されており、クラッチ機構部16’の入力軸16a’に
は従動プーリ18’が固定され、両プーリ17’,1
8’は伝達ベルト19’によって連結される。クラッチ
機構部16’は、その内部に洗濯駆動と脱水駆動を切り
換えるクラッチや減速機構を備え、その2重出力軸16
b’は取付板4’及び外槽14’を貫通して外槽14’
内に突出し、外側軸には洗濯兼脱水槽5’が結合され、
内側軸には回転翼7’が結合されている。下視図を第1
1図に示す。取付板4’は外槽14’の中央を横方向に
横断するような、略長方形状であり、取付板4’外周部
をネジで外槽14’と締結しており、洗濯兼脱水槽5’
が駆動装置13’により、駆動される際に発生する振動
はクラッチ機構部16’を介して、取付板4’から外槽
14’の底部へと伝達されるものと、取付板4’より、
吊り棒2’を伝達し外枠1’に伝達されるものとがあ
り、これにより騒音が発生する。この構造の場合には、
外槽底部における取付板4’の配設される方向の剛性
と、その垂直方向との剛性とに大きな差が発生するため
に外槽底部での剛性のバランスが取りにくい状態であっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の全自動
脱水洗濯機では、取付板の剛性が異方性を有することは
前述したとおりであるが、図6を用いて、この剛性の異
方性について説明する。従来の全自動脱水洗濯機では、
取付板9が折り曲げ等の作用により、長手方向に高い剛
性を有し、その横手方向に低い剛性を有している。この
とき、内容物に不つり合いがある状態で、クラッチの軸
を介して取付板に支持される内槽が回転すると、この内
槽は取付板の長手方向に短軸を有し横手方向に長軸を有
する楕円軌跡を描いて振れまわる。また、これに伴って
内槽を内包する外槽も楕円軌跡の振れまわり振動軌跡を
描く。
【0007】特に、将来に向けての洗濯容量の大容量化
は、この取付板剛性の異方性によるふれ周りの問題を深
刻にする可能性がある。大容量化はこの振れまわりを増
大させる可能性が大きく、取付板の剛性を高くしなけれ
ばならないが、従来の取付板やこれを補強する別部材を
設ける構造では十分な剛性を得られないか、取付板及び
補強部材の大形化や重量の増大を招く。さらに、取付板
にはクラッチやモータ等が設けられるため、必ずしも補
強部材を適切に設けることができるとは限らない。
【0008】もし、楕円軌跡を描く振れまわりが大きく
なり、しかも図8に示すように楕円軌跡の短軸がアンバ
ランススイッチの方向に向くように振れまわれば、アン
バランススイッチが作動せず振動過大のまま回転を続け
るという可能性もある。
【0009】また、内槽に流体バランサを備える全自動
脱水洗濯機では、内槽が取付板の剛性の異方性によって
楕円軌跡を描いて振れまわるとき、流体バランサ内の作
動流体が内槽内の内容物の片寄りによる不つり合いとバ
ランスした状態からさらに移動してしまう。このとき、
この移動量は楕円軌跡長軸と短軸方向で異なる。
【0010】この様子を図7に示す。流体バランサにお
いては、作動流体は遠心力によって常に回転中心を中心
とする円形の自由表面を形成する。図7において、内槽
又は内槽の中心が楕円軌跡の長軸方向点aにあるとき、
回転中心は内槽中心からさらに外方に移動し、作動流体
は不つり合いとは内槽中心を隔てて反対側にさらに移動
する。一方、内槽又は内槽の中心が楕円軌跡の短軸方向
点bにあるとき、回転中心の内槽中心から外方への移動
量は長軸方向点aにあるときよりも小さいので小さくな
る。このため、作動流体の不つり合いと内槽中心を隔て
て反対側へ移動する作動流体の量も少なくなる。
【0011】従って、内槽が取付板の剛性の異方性によ
って楕円軌跡を描いて振れまわることによって、流体バ
ランサが本来の機能を果たさなくなる。
【0012】また、外槽に締結した状態で剛性の対称性
を達成するためには、外槽底部は取付板の非対称性を補
う剛性を有する形状が必要となり、この形状の設計製作
には多大な労力を必要とする。
【0013】さらに、取付板と外槽との締結が外槽の一
部に限定して行われることによっても、取付板又は外槽
底面の剛性に異方性が生じて、上述のような振れまわり
振動軌跡の問題が生じる可能性がある。
【0014】また、外槽は一方の端面が閉じて底部とな
る筒状の形状をなしている。このとき、取付板と外槽と
の締結が底面の中央付近(振動モード上の腹の位置付
近)で行われると、振動源であるクラッチ、モータ等の
動力伝達系の振動が、取付板を介して外槽の底部に伝達
され、外槽底部を加振する。その結果、図9に示すよう
に外槽は、その形状と相まってスピーカ的役割をなし、
騒音源となる可能性がある。
【0015】そこで、本発明の目的は、内槽の回転軸に
垂直な面内でこの軸に対称な剛性を有する取付板を、軽
量化した構造において実現し、振動及び騒音を低減した
全自動脱水洗濯機を提供することにある。
【0016】また、本発明の他の目的は、流体バランサ
を備える全自動脱水洗濯機において、取付板をその剛性
に異方性の無い構造とすることにより、この異方性に基
づいて生じる楕円軌道を描く内槽の振れまわりを低減
し、流体バランサの機能を損なうことの無い全自動脱水
洗濯機を提供することにある。
【0017】さらに、従来の構成における別の課題とし
て、略長方形状でかつ外槽底部の一部のみを覆うような
形状の鋼板製取付板を用いている場合には、鋼板製の取
付板とポリプロピレン等の樹脂製の外槽では材料のもつ
剛性も異なる為、外槽底部の取付板に覆われない部分で
の形状や、リブ等を設けることにより剛性の異方向性を
少なくするようにしていた。又、略四角形状の鋼板製の
取付板においては、プレスによる成形加工性等の問題に
より、凹凸の少ない単純な面構成となっており、高い剛
性を得ることができなかったことが挙げられる。
【0018】また、取付板の形状を略四角形状とした場
合においては、外枠上部四隅より吊り下げられる吊り棒
を支持するための吊り金具部が一体でなく、別部品によ
り構成されており、吊り金具部と取付板をねじ等により
締結しているために部品点数が多くなっていたり、吊り
金具部を一体にて有しているものであっても強度不足等
の問題が有り、吊り金具部の位置は取付板の一般面と同
一高さでしかなく、その位置を任意の位置にすることが
できなかった。
【0019】本発明の別の目的は、洗濯及び脱水運転時
に外槽の倒れが少なく、吊り金具部を一体似て形成した
高剛性の取付板を有した洗濯機を提供すること、また、
排水装置の取付高さが容易で、任意に決定でき、結露等
により床面等を濡らすことの少ない洗濯機を提供するこ
とにある。
【0020】更に、樹脂製の外槽とコンデンサ、モータ
等の充電部とを、取付板により遮断する構造により、安
全性の高い洗濯機を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、底部中央
に撹拌翼を有し脱水槽を兼ねる内槽と、この内槽を内包
する外槽と、前記内槽及び撹拌翼を駆動する駆動手段を
支持してこの外槽底部に固定される取付板と、前記外槽
を吊り棒を介して支持する外枠とを備える全自動脱水洗
濯機において、前記取付板の形状を略円形としたことを
により達成される。
【0022】このとき、取付板の形状が略円形であると
は、上面又は下面から見た外形が略円形をしていればよ
い。
【0023】このとき、前記取付板は直線部分を含んだ
略円形形状であってもよい。
【0024】また、前記取付板が直線によって略円形形
状に形成されたもの、例えば略六角形状、略八角形状、
又はそれ以上の角を有して形成されるものであってもよ
い。このとき、略六角形状、略八角形状とは厳密なそれ
ぞれの形状に限らず、例えば角部に丸みを有していた
り、切欠き部を有するものを含む。
【0025】上記の目的は、底部中央に撹拌翼を有し脱
水槽を兼ねる内槽と、この内槽を内包する外槽と、前記
内槽及び撹拌翼を駆動する駆動手段を支持してこの外槽
底部に固定される取付板と、前記外槽を吊り棒を介して
支持する外枠とを備える全自動脱水洗濯機において、前
記取付板の縦横各方向の寸法をほぼ等しくすることによ
っても達成される。
【0026】このとき、前記取付板の形状を、この取付
板が固定される外槽の中心を通る縦軸及び横軸につい
て、それぞれ対称にしてもよい。
【0027】また、同じ目的は、底部中央に撹拌翼を有
し脱水槽を兼ねる内槽と、この内槽を内包する外槽と、
前記内槽及び撹拌翼を駆動する駆動手段を支持してこの
外槽底部に固定される取付板と、前記外槽を吊り棒を介
して支持する外枠とを備える全自動脱水洗濯機におい
て、前記取付板は前記内槽の回転軸に垂直な面内でこの
回転軸に対称な剛性を有することによっても達成され
る。
【0028】上述の各手段を採用した全自動脱水洗濯機
において、取付板は外槽底部全面を覆うようにしてもよ
い。
【0029】また、上述の各手段を採用した全自動脱水
洗濯機において、取付板と外槽との固定部を外槽の外周
部に等間隔に設けるようにしてもよい。
【0030】また、上述の各手段を採用した全自動脱水
洗濯機において、取付板の外周部に吊り棒を取り付ける
取付部を備え、外槽をこの取付板を介して外枠に支持す
るようにしてもよい。
【0031】また、上述の各手段を採用した全自動脱水
洗濯機において、取付板は一体成形によって作ることが
製造上望ましい。
【0032】本発明の目的を達成するために、本発明の
全自動脱水洗濯機に用いられる取付板を、内槽の回転軸
に垂直な面内でこの回転軸に対称な剛性を有するよう
に、上述の各手段を適宜組み合わせた構造としてもよ
い。また、このとき、上述の各手段で規定した形状は、
必ずしも厳密な形状である必要は無く、切欠き部、穴
部、角部の丸み等を有していてもよい。
【0033】また、本発明の目的を達成するに、底部中
央に撹拌翼を有し脱水槽を兼ねる内槽と、この内槽を内
包する外槽と、前記内槽及び撹拌翼を駆動する駆動手段
を支持してこの外槽底部に固定される取付板と、前記外
槽を吊り棒を介して支持する外枠と、前記内槽に流体を
内蔵した中空環状体であるバランス体とを備える全自動
脱水洗濯機において、前記取付板は、その形状を略円形
とし、その外周部に等間隔に配置されたねじ穴を有する
とともに、このねじ穴が配置された位置よりも内側の上
面に凹部と、この凹部内でこの取付板の中心部を含む位
置の下面にクラッチを設ける円形の凹部と、この凹部横
にモータを設けるためもう一つの円形の凹部と、上面に
設けられた前記凹部に、クラッチ及びモータを設けるた
めの2つの前記凹部を結ぶ線に垂直でこの取付板の中心
部を通る線に沿うように、外周部から内方に張り出した
凸部とを、プレス加工によって設けてもよい。
【0034】上述の各手段において、取付板の形状を略
円形にすることや、縦軸及び横軸に対して対称構造にす
ることは、取付板の構造を、内槽の回転軸に垂直な面内
でこの回転軸に対称な剛性を有するようにする。これに
より、内槽の楕円軌道を描く振れまわりを低減すること
ができ、振動及び騒音を低減する。しかも、別部材を用
いて補強する必要が無いので、軽量化することが可能で
ある。
【0035】また、一体成形品としてプレス加工等を用
いて加工すれば、取付板の加工及び全自動脱水洗濯機へ
の取付けが容易になる。また、剛性の均等化にあたっ
て、取付板に設けられるクラッチ及びモータ、取付板の
周りに配置される配管等との位置的な干渉について、わ
ずらわされるということが無くなる。そのため、これら
の各部材又は部品の配置のための設計に要する時間、又
は設計変更等を少なくすることができる。従って、全自
動脱水洗濯機の生産効率を向上させることができる。
【0036】また、内槽の楕円軌道を描く振れまわりを
低減することにより、内槽に設けられる流体バランサの
作動流体が内槽内の内容物の片寄り、つまり、不つり合
いとのバランスをとった状態から移動することを防止す
ることができ、流体バランサの機能を損なうことがな
い。 また、取付板の形状を略円形または縦軸及び横軸
に対して対称構造にし、外槽との固定(締結)を周方向
に均等化すれば、取付板の固定によって生じる剛性の異
方性を軽減できる。
【0037】また、取付板の外槽との固定(締結)を、
外槽底部に生じる振動モードの節の位置で行えば、振動
源であるクラッチ、モータ等の動力伝達系の振動が、取
付板を介して外槽の底部に伝達され、外槽底部を加振す
るということがなくなる。
【0038】また、取付板に凹部を設けることによっ
て、取付板に構成される凹凸は取付後の剛性を高める効
果がある。特に、クラッチ部がモータを設ける2つの凹
部を結ぶ線に垂直で、この取付板の中心部を通る線に沿
うように、外周部から内方に張り出した凸部を設けるこ
とにより、取付板の剛性の異方性を無くすることができ
る。
【0039】本発明の別の目的は、外槽下部全体を覆う
構成とし、駆動部取付部を一段絞ることにより、取付板
の高剛性化を図り、また、取付板の四隅に外枠より吊り
下げられる吊り棒を支持する為の吊り金具部を一体的に
形成する構造にすることによって達成される。
【0040】このとき、取付板の中央部に略小判形状の
押出し部を有してもよい。また、取付板中央部に略小判
形状の押出し部を有し、且つ略小判形状の押出し部中央
に、略長円形上の押出し部を有してもよい。
【0041】上述の各手段を設けた全自動洗濯機におい
て、略小判形状の押出し部において、その中央に配設さ
れる略長円状の押出し部の長手方向に対して垂直方向
に、押出し部を設けてもよい。
【0042】上述の各手段を設けた全自動洗濯機におい
て、略小判型の押出し部の更に外側に、外槽と取付板と
を取り付けるためのネジ穴を有してもよい。
【0043】また、前記ベースの形状を、洗濯兼脱水槽
の回転軸を中心として、前後及び左右に対称な形状とし
てもよい。
【0044】上述の各手段を設けた全自動洗濯機におい
て、洗濯兼脱水槽の回転軸を中心として、前後及び左右
にほぼ等しい剛性を有してもよい。
【0045】取付板四隅に一体に成形された吊り金具部
を有するもので、吊り金具部が外槽底部を内包するよう
に該吊金具部を上方に形成する、あるいは吊金具部の形
状を略三角形状としてもよい。
【0046】また、取付板の四隅に外枠より支持される
吊り棒を、支持する支持装置を支持する為の球面部を設
けてあるものにおいて、前記球面部を取付板よりも上方
に形成してもよい。
【0047】外槽側壁に形成されるリブやボス等を受け
るために、取付板吊り金具部に平面部を設けてもよい。
【0048】取付板外周を全周上方へと折り曲げる、あ
るいは取付板の外形寸法が外槽底部の外形寸法より大き
くしてもよい。
【0049】以上の構成により、外槽底部にとりつけら
れる取付板の高剛性化を図ると共に、吊り金具部を一体
で形成することにより部品点数を低減することができ
る。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1,2
及び図3により説明する。
【0051】図1は一実施例である脱水洗濯機の縦断面
図を示す。この図では、本発明の主要素である取付板構
造と洗濯機の基本構成要素のみについて記載し、その他
の要素例えばパネルスイッチ等は省略し図示していな
い。図2は同洗濯機の下面図である。図3は要部の斜視
図を示す。
【0052】図1に示すように、本実施例の脱水洗濯機
は、外枠1とこの外枠1に吊り棒2を介して弾性支持さ
れている合成樹脂製の外槽3、この外槽3に内包される
内槽5を備えている。内槽5はその底部中央に撹はん翼
4を内装し、上方の開口部に不釣合いをキャンセルする
ための流体バランサー12を有する。この内槽5はフラ
ンジ6によってクラッチ軸14に支持され、このフラン
ジ6はクラッチ7によって支えられている。このクラッ
チ7及びモータ8は取付板9によって、外槽3に保持さ
れている。その他、この取付板9には、コンデンサー1
0、モータ8とクラッチ7間のトルク伝達を行うプーリ
・ベルト系11を支持する。
【0053】洗濯時には撹はん翼4が、脱水時には内槽
5が、モータ8によりプーリ・ベルト系11を介しクラ
ッチ7をへて回転駆動される。また、蓋スイッチを兼ね
るアンバランススイッチ13と電気的回路及びブレーキ
から構成される安全機構を有し、回転時、振動大の時に
は、外槽3がアンバランススイッチ13に接触する。こ
れによって、安全機構が作動し回転を停止させる構成と
なっている。
【0054】図3に示すように、折り曲げ特性により剛
性補強された取付板9は、外槽3の底部を全面カバーす
る略円形の形状にし、モータ等の装着のための形状も中
央のクラッチ軸に対し対称な折り曲げ特性を有する構成
にしている。また、クラッチ軸に対するモータ装着の直
角方向も同様な対称な折り曲げ特性を有する構成にして
補強している。このようにして、取付板9をクラッチ軸
(または内槽の回転軸)に垂直な面内でこの軸に対称な
剛性を有するような折り曲げ特性形状を有するようにし
ている。
【0055】この形状はプレス加工可能な形状であり、
その結果、廉価と剛性のほぼ対称性(実用的には、剛性
の大小の差が10%以内であればよい)が得られる。
【0056】また、この剛性の対称性により、回転振れ
周り振動時の振動軌跡が円運動軌跡を描くこととなり、
上記流体バランサ12の機能を十二分に発揮させること
が可能となる。この結果、残留アンバランスの小さい、
低振動の洗濯機が達成される。また、振れ回りが円運動
軌跡を描くことから、規定振幅値以上になれば必ずアン
バランススイッチ13が作動することとなり、振動過大
状態での運転を防止することができ、信頼性の高い洗濯
機を得ることができる。
【0057】また、図2に示すように、外槽3の底部全
面をカバーする概略円形の取付板形状としたことによ
り、取付板9の外槽底部への締結ネジの位置は、最大限
外槽外周側に偏らせ、外槽底部の振動モードの節となる
位置に近づかせることが可能となる。この結果、モータ
等の振動源から外槽3の底部への振動伝達が減少し、外
槽3からの騒音発生が低減される。この例では、締結ネ
ジ位置は、外槽底部の最大限外周側となっているが、外
槽底部の外周であれば、外槽底部の振動モードの節その
ものとなり、騒音発生低減により効果的である。
【0058】また、外槽3の底部全面をカバーする略円
形の取付板形状とすれば、外部から回り込んだ炎が外槽
に直接あたるのを防ぐことができ、耐火性に優れた洗濯
機にすることができる。
【0059】本実施例では、外槽3を外枠1から吊り棒
2を介して支持しているが、図4に示すように、取付板
9の4方向を外側に延長させ、取付板9を直に吊り棒2
を介して支持する構成としても本来の目的は達成され
る。この場合、吊り棒2を取り付ける吊り棒取付部16
を含めて剛性設計を行えば、良好な振動低減効果を有
し、生産効率を向上させた洗濯機を得ることができるで
あろう。
【0060】また、取付板9は図5に示すように外槽3
の底部を包み込む形状であっても本来の目的は達成され
る。この場合、取付板9による外槽3のホールド性を向
上することができ、外槽3の支持剛性を向上することが
できるであろう。さらに、これまで示してきた実施例は
外槽3と取付板9との締結部を周方向にできるかぎり等
間隔(実施例では12ヵ所)に設けようとしている。こ
れは、既に述べたように、このようにした方が締結によ
る取付板9又は外槽3底面における剛性の異方性の発生
を抑制することができると考えられるからである。これ
に対して、図5に示すような取付板9が外槽3をホール
ドするような構造においては、この課題に対してより有
効であろう。
【0061】また、取付板9と外槽3との締結部は、上
記した外槽底面ではなく外槽3の外周に設けてもよい。
外槽底部の振動モードを加振しないという本来の目的は
達成される。
【0062】以上に述べた各実施例においては、以下の
効果を奏することができる。◆ 1.剛性の等方化と振動伝達の低減が可能となる。◆ 2.剛性の等方化により、振動の振れ回り軌跡が円運動
軌跡を描き、流体バランサの機能が100%有効となり、低
振動で騒音の小さい静かな洗濯機が提供可能となる。◆ 3.剛性の等方化により、振動の振れ回り軌跡が円運動
軌跡を描き、アンバランススイッチの作動が正確とな
り、過大振動の発生しない信頼性の高い洗濯機が提供可
能となる。◆ 4.振動伝達の低減により、騒音の小さい静かな洗濯機
が提供可能となる。◆ 5.上述のような振動の低減効果により、内槽と外槽、
外槽と外枠のそれぞれの間隔を小さくすることができ、
洗濯機の小形化が可能になる。
【0063】さらに、本発明の別の実施例を図面を参照
し説明する。
【0064】図10において、鋼板製で且つ箱形の外枠
1’内には、吊り棒2’及び防振ばね3’によって鋼板
製の取付板4’が防振支持されている。取付板4’の四
隅には防振バネ3’を介して吊り棒2’を係合する吊り
金具部4a’が配設されている。取付板4’の上部に
は、樹脂製の外槽14’がネジ止めにて締結されてお
り、外槽14’内には水平断面形状が略円形で且つステ
ンレス鋼板製の洗濯兼脱水槽5’が設けられる。この洗
濯兼脱水槽5’の上端縁には合成樹脂製の上部流体バラ
ンスリング6’がねじにより取り付けられている。洗濯
兼脱水槽5’の側壁には多数の脱水孔5a’が設けら
れ、底部内側の中央にはポリプロピレン等の合成樹脂を
成形した大形の回転翼7’が設置され、該回転翼7’の
周囲には、その外周面を洗濯兼脱水槽’5の内周面に当
接したポリプロピレン等の合成樹脂製の中空リングに流
体を封入した下部バランスリング8’が取り付けられ
る。外槽14’の上端には、該外槽14’と前記洗濯兼
脱水槽5’との間の隙間に洗濯物等が落下するのを防止
するために、ポリプロピレン等の合成樹脂製の槽カバー
9’が設けられている。排水装置10’は、前記外槽1
4’の底部の外側に取り付けられており、該外槽14’
の内側に連通した排水電磁弁11’と、該排水電磁弁1
1’に接続する排水ホース12’を備えている。排水ホ
ース12’は、外枠1’の側壁前方下部に成形した穴を
通して枠外へと伸長される。鋼板製の取付板4’の底部
には、駆動用モータ15’とクラッチ機構部16’が固
定される。洗濯用モータ15’の出力軸15a’には駆
動プーリ17’が固定されており、クラッチ機構部1
6’の入力軸16a’には従動プーリ18’が固定され
ている。前記両プーリ17’,18’は伝達ベルト1
9’によって連結される。クラッチ機構部16’は、そ
の内部に洗濯駆動と脱水駆動を切り換えるためのクラッ
チや減速機構を備えており、その2重出力軸16b’は
前記取付板4’及び外槽14’を貫通して該外槽14’
内に突出し、外側軸には洗濯兼脱水槽5’が結合され、
内側軸には回転翼7’が結合される。
【0065】外枠1’の上端部には上面カバー20’が
取り付けられており、該上面カバー20’の中央部に
は、洗濯兼脱水槽5’内に衣類を投入することが可能な
衣類投入口20a’が開口しており、その手前側にはフ
ロントパネルボックス20b’が形成せれ、後側にはリ
アパネルボックス20c’が形成される。前記衣類投入
口20a’は上部を開閉蓋21’で開閉自在に覆われて
おり、前記フロントパネルボックス20b’内には制御
用装置22’等が設置され、前記リアパネルボックス2
0c’内には注水口23’に連結される給水電磁弁2
4’が設置される。洗濯兼脱水槽5’はステンレス鋼板
製で、円筒状の胴部5b’の下端縁とステンレス鋼板製
で略椀状の底部5c’の上端縁とを加締により締結して
構成される。底部5c’は、胴部5b’と結合される上
縁部が下部流体バランスリング8’を嵌め込む下部より
も大径となる様な段付きに加工されており、底部5c’
の底面裏側はねじ止めされたフランジ5d’によって補
強され、前記クラッチ機構部16’の2重出力軸16
b’の外側軸が該フランジ5d’に結合される。そし
て、この2重出力軸16b’の内側軸は前記フランジ5
d’と底部5c’を貫通し、その先端に前記回転翼7’
が結合される。この回転翼7’は、その裏側に該回転翼
7’と一体で形成される裏羽根7a’を備える。
【0066】洗濯時においては、駆動用モータ15’の
出力が駆動プーリ17’から伝達ベルト19’を介し従
動プーリ18’からクラッチ機構部16’へと伝達さ
れ、洗濯兼脱水槽5’内底部に位置する回転翼7’を回
転させることによって、洗濯兼脱水槽5’内の洗濯物を
撹拌し、洗濯を行なう。洗濯行程終了後には、洗濯兼脱
水槽5’内及び外槽14’内の水を排水バルブ11’を
介し機外へと排出し、脱水行程を行なう。この時に、水
を含んだ衣類により、洗濯兼脱水槽5’内にアンバラン
スが発生する。このため、偏荷重が発生するため、洗濯
兼脱水槽5’を支持するクラッチ機構部16’の2重出
力軸16b’の外側軸から、クラッチ機構部16’を介
し鋼板製の取付板4’へと振動が伝達されていく。
【0067】本発明の鋼板性取付板は、洗濯容量の大型
化や、それに伴う洗濯兼脱水槽の大径化による鋼板製取
付板へ伝達される振動の大化に対応するべく、鋼板製取
付板の高剛性化を目的とするものである。
【0068】次に発明の鋼板製取付板について第12図
ないし第17図を参照して説明する。図において、外槽
14’は鋼板製の発明4’に内包されるように配設され
ており、外槽14’と鋼板性の取付板4’は外槽底部に
配設されたネジボス等によりネジ等で締結されている。
取付板4’は略四角形状となっており、外形寸法は、外
槽14’底部の外形寸法より大きくしてある。その中央
には略小判形に押し出された駆動部取付部4e’を有し
ており、前記駆動部取付部4e’の中央部分には略長円
形上の駆動部収納部4c’が駆動部取付部4e’より一
段押し出してあり、これにより駆動部収納部4c’の略
長円形上における長手方向の高剛性化を図っている。そ
して駆動部収納部4c’の略長円形の長手方向に対して
垂直方向にも、駆動部収納部4c’と同方向に段差を持
つ押出し部4d’を設け、垂直方向の高剛性化を図る。
これによりいずれの方向においても高剛性化が図ること
が可能となり、更には、洗濯兼脱水槽の回転中心に対し
て、異方向性の少ない剛性が得られる。ここで、駆動部
収納部4c’の形状を十字形状にすることでも、前記し
たものと同様の効果を得ることは可能であるが、本実施
例に示す略四角形状のベースにおいて、一般のプレス成
形でこれを行う場合には、長手方向とその垂直方向とが
交わる部分に材料を持ってこれない為に、この部分に割
れが生じてしまう為、プレス成形が不可能となる。この
為に本発明の取付板4’では、駆動部収納部4c’とそ
の垂直方向の押出し部4d’とを別々に構成し、押し出
し高さを変えることによって、一般のプレス成形での加
工を可能にしている。そして略小判形の駆動部取付部4
e’の外周には外槽14’の底部外周に配設されるネジ
ボスに取付板4’を固定するためのネジ穴を有する面を
形成している。この面は押出し部4d’よりさらに駆動
部収納部4c’と同方向へと押し出されている。また、
取付板4’の四隅は外槽14’底部を包み込む様にして
上方へと折り曲げられており、この上方へと折り曲げら
れた部分の先端部を更に外側へと折り曲げている。この
部分には外枠1’の四隅より吊り下げられる吊り棒2’
および防振ばね3’を受けるための球面部を有した吊り
金具部4a’が設けられている。さらに取付板4’の外
周部には上方へと向かう立ち上がり部を全周に設けるこ
とにより取付板4’の外周部の剛性を高めている。本発
明による形状の様な構成とすることにより、高剛性で且
つ剛性の異方向性の少ない取付板4’を少ない工程数に
て容易に一般のプレス成形により成形することが可能と
なる。
【0069】外槽4’底部と取付板4’との締結は、外
槽4’底部の外周近傍にネジボスを設け、鋼板製の取付
板4’を介し、ネジにより締結する。外槽14’底部の
外周近傍に設けることや、取付板4’全体にて外槽2’
底部全体を覆うことにより、取付板4’からの振動が外
槽14’に伝達した場合、その振動は、外槽2’側壁と
底部へと分散され、外槽底部の変形を低減できる為、従
来の方式と比較した場合、外槽14’の底部への振動伝
達は少なくてすむようになる。また、外槽14’の底部
のみで受ける構造の場合には、洗濯及び脱水運転時の振
動等により外槽14’がクラッチ機構部16’の軸心に
たいして倒れてしまい、これにより洗濯兼脱水槽5’と
接触してしまうことがある。このために、外槽14’の
倒れを防止することを目的として、吊り金具部4a’の
上方には外槽14’の側面より突出したリブ14a’が
突き当ててある。これによって吊り金具部4a’の変形
も防止できる。また、前記リブ14a’の吊り金具部4
a’に突き当てる部分にネジボス14b’を設け、これ
を4’の吊り金具部4a’を介してネジ止めすることに
よっても同様の効果を得ることができる。この様な場合
には、吊り金具部4a’においては、リブ14a’及び
ネジボス14b’をきちんと受けるための平面部4f’
を構成することにより、より確実に外槽14’を受ける
ことができる。
【0070】前記吊り金具部4a’には吊り棒2’組立
時の作業性を良好とするために、吊り棒を取付板4’の
横方向より取り付けられるようにスリット4g’が設け
られている。この吊り金具部4a’の根元には吊り金具
部4a’が、洗濯及び脱水行程時の外槽の移動により発
生する力により、変形するのを防止することを目的とし
て、凹部4b’が設けられている。また、吊り金具部4
a’の形状を略三角形状にして、吊り金具部4a’の変
形を抑えることを目的として強度アップを図っている。
【0071】前記したように、取付板4’は外槽14’
底部を内包する様な構造となっている。
【0072】又、鋼板製の取付板4’が樹脂製の外槽1
4’の底部を包み込む構成となっているために、取付板
4’に取り付けられているモータ、コンデンサ等の充電
部品より失火した場合を考慮して場合にも取付板4’に
よりその被害が最小限に押さえられるために、安全性の
高い洗濯機が提供できる。
【0073】
【発明の効果】本発明によれば、補強のための別部材を
用いることなく、取付板を内槽の回転軸に垂直な面内で
この回転軸に対称な剛性を有する構造にしたので、全自
動脱水洗濯機の生産効率を高めるとともに、剛性の異方
性によって生じる楕円軌跡を描く振動を低減することが
できる。
【0074】また、流体バランサを備える全自動脱水洗
濯機においては、上述の効果を奏するとともに、流体バ
ランサの機能を損なうことがないので、低振動化するこ
とができる。
【0075】本発明の別の構成によれば、洗濯及び脱水
運転時に外槽の倒れが少なく、吊り金具部を一体似て形
成した高剛性の取付板を有した洗濯機を提供できる。ま
た、排水装置の取付高さが容易で、任意に決定でき、結
露等により床面等を濡らすことの少ない洗濯機を提供で
きる。
【0076】更に、樹脂製の外槽とコンデンサ、モータ
等の充電部とを、取付板により遮断する構造の為、安全
性の高い洗濯機を提供できる。
【0077】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全自動脱水洗濯機の一実施例の縦断面
図である。
【図2】本発明の全自動脱水洗濯機の一実施例を下から
見た図である。
【図3】本発明の全自動脱水洗濯機に使用される取付板
の一実施例の構造を示す斜視図である。
【図4】本発明の全自動脱水洗濯機に使用される取付板
の他の実施例の構造を示す斜視図である。
【図5】本発明の全自動脱水洗濯機に使用される取付板
の他の実施例の構造を示す斜視図である。
【図6】従来の全自動脱水洗濯機に使用される取付板の
構造を示す斜視図である。
【図7】振れまわり軌跡と流体バランサの作動流体断面
形状を説明する図である。
【図8】楕円の振れまわり軌跡とアンバランススイッチ
の関係を示す図である。
【図9】外槽のスピーカ的役割を説明図する図である。
【図10】本発明の一実施例を示す洗濯機の縦断面図
【図11】従来の洗濯機の下視図
【図12】本発明の一実施例を示す洗濯機の下視図
【図13】同洗濯機の取付板取付部の縦断面図
【図14】本発明の一実施例を示す取付板正面図
【図15】同取付板のa’−a’断面図
【図16】同取付板のb’−b’断面図
【図17】同取付板のc’−c’断面図(吊り金具部)
【符号の説明】
1…外枠、2…吊り棒、3…外槽、4…撹はん翼、5…
内槽、6…フランジ、7…クラッチ、8…モータ、9…
取付板、10…コンデンサー、11…プーリ・ベルト
系、12…流体バランサー、13…アンバランススイッ
チ、4’……取付板、5’……洗濯兼脱水槽、14’…
…外槽、15’……駆動用モータ16’……クラッチ機
構部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 会田 修司 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 宮野 譲 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部内 (72)発明者 釜野 年恭 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部内 (72)発明者 鹿森 保 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部内 (72)発明者 大杉 寛 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部内

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部中央に撹拌翼を有し脱水槽を兼ねる内
    槽と、この内槽を内包する外槽と、前記内槽及び撹拌翼
    を駆動する駆動手段を支持してこの外槽底部に固定され
    る取付板と、前記外槽を吊り棒を介して支持する外枠と
    を備える全自動脱水洗濯機において、 前記取付板の形状を略円形としたことを特徴とする全自
    動脱水洗濯機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の全自動脱水洗濯機におい
    て、前記取付板が直線部分を含んだ略円形形状であるこ
    とを特徴とする全自動脱水洗濯機。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の全自動脱水洗濯機におい
    て、前記取付板が直線で形成された略円形形状であるこ
    とを特徴とする全自動脱水洗濯機。
  4. 【請求項4】底部中央に撹拌翼を有し脱水槽を兼ねる内
    槽と、この内槽を内包する外槽と、前記内槽及び撹拌翼
    を駆動する駆動手段を支持してこの外槽底部に固定され
    る取付板と、前記外槽を吊り棒を介して支持する外枠と
    を備える全自動脱水洗濯機において、 前記取付板の縦横各方向の寸法をほぼ等しくしたことを
    特徴とする全自動脱水洗濯機。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の全自動脱水洗濯機におい
    て、前記取付板の形状を、この取付板が固定される外槽
    の中心を通る縦軸及び横軸について、それぞれ対称にし
    たことを特徴とする全自動脱水洗濯機。
  6. 【請求項6】底部中央に撹拌翼を有し脱水槽を兼ねる内
    槽と、この内槽を内包する外槽と、前記内槽及び撹拌翼
    を駆動する駆動手段を支持してこの外槽底部に固定され
    る取付板と、前記外槽を吊り棒を介して支持する外枠と
    を備える全自動脱水洗濯機において、 前記取付板は前記内槽の回転軸に対称な剛性を有するこ
    とを特徴とする全自動脱水洗濯機。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6のいずれかに記載の全自動
    脱水洗濯機において、前記取付板が前記外槽底部全面を
    覆うことを特徴とする全自動脱水洗濯機。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7のいずれかに記載の全自動
    脱水洗濯機において、前記取付板と前記外槽との固定部
    を前記外槽の外周部に等間隔に設けたことを特徴とする
    全自動脱水洗濯機。
  9. 【請求項9】請求項1乃至8のいずれかに記載の全自動
    脱水洗濯機において、前記取付板の外周部に前記吊り棒
    を取り付ける取付部を備え、前記外槽をこの取付板を介
    して外枠に支持したことを特徴とする全自動脱水洗濯
    機。
  10. 【請求項10】請求項1乃至9のいずれかに記載の全自
    動脱水洗濯機において、前記取付板は一体成形によって
    作られたものであることを特徴とする全自動脱水洗濯
    機。
  11. 【請求項11】底部中央に撹拌翼を有し脱水槽を兼ねる
    内槽と、この内槽を内包する外槽と、前記内槽及び撹拌
    翼を駆動する駆動手段を支持してこの外槽底部に固定さ
    れる取付板と、前記外槽を吊り棒を介して支持する外枠
    と、前記内槽に流体を内蔵した中空環状体であるバラン
    ス体とを備える全自動脱水洗濯機において、 前記取付板は、その形状を略円形とし、 その外周部に等間隔に配置されたねじ穴を有するととも
    に、 このねじ穴が配置された位置よりも内側の上面に凹部
    と、この凹部内でこの取付板の中心部を含む位置の下面
    にクラッチを設ける円形の凹部と、この凹部横にモータ
    を設けるためもう一つの円形の凹部と、上面に設けられ
    た前記凹部に、クラッチ及びモータを設けるための2つ
    の前記凹部を結ぶ線に垂直でこの取付板の中心部を通る
    線に沿うように、外周部から内方に張り出した凸部と
    を、プレス加工によって設けことを特徴とする全自動脱
    水洗濯機。
  12. 【請求項12】底部に回転翼を有する洗濯兼脱水槽と前
    記洗濯兼脱水槽を回転自在に内包する外槽と、前記外槽
    を外枠より支持する支持装置と、前記外槽底部に取り付
    けられ、回転翼及び洗濯兼脱水槽を駆動するための駆動
    装置を支持する取付板、及び駆動装置からなる全自動洗
    濯機において、前記取付板を略四角形状としたことを特
    徴とする全自動洗濯機。
  13. 【請求項13】取付板の中央部に略小判形状の押出し部
    を有することを特徴とする請求項12の全自動洗濯機
  14. 【請求項14】取付板中央部に略小判形状の押出し部を
    有し、且つ略小判形状の押出し部中央に、略長円形上の
    押出し部を有することを特徴とする請求項12の全自動
    洗濯機
  15. 【請求項15】請求項12ないし14のいずれかの全自
    動洗濯機において、略小判形状の押出し部において、そ
    の中央に配設される略長円状の押出し部の長手方向に対
    して垂直方向に、押出し部を設けたことを特徴とする全
    自動洗濯機。
  16. 【請求項16】請求項12ないし15のいずれかの全自
    動洗濯機において、略小判型の押出し部の更に外側に、
    外槽と取付板とを取り付けるためのネジ穴を有すること
    を特徴とする全自動洗濯機。
  17. 【請求項17】取付板の形状を、洗濯兼脱水槽の回転軸
    を中心として、前後及び左右に対称な形状としたことを
    特徴とする請求項12の全自動洗濯機
  18. 【請求項18】請求項12ないし17いずれかのの全自
    動洗濯機において、洗濯兼脱水槽の回転軸を中心とし
    て、前後及び左右にほぼ等しい剛性を有することを特徴
    とする全自動洗濯機。
  19. 【請求項19】取付板四隅に一体に成形された吊り金具
    部を有するもので、吊り金具部が外槽底部を内包するよ
    うに上方に形成されることを特徴とする請求項12の全
    自動洗濯機。
  20. 【請求項20】取付板の四隅に外枠より支持される吊り
    棒を、支持する支持装置を支持する為の球面部を設けて
    あるものにおいて、前記球面部が取付板よりも上方に形
    成されていることを特徴とする請求項12の全自動洗濯
    機。
  21. 【請求項21】取付板の四隅に一体的に設けられる吊り
    金具部の形状を略三角形状としていることを特徴とする
    請求項12の全自動洗濯機
  22. 【請求項22】外槽側壁に形成されるリブやボス等を受
    けるために、取付板吊り金具部に平面部を有することを
    特徴とする全自動洗濯機
  23. 【請求項23】取付板外周を全周上方へと折り曲げたこ
    とを特徴とする請求項12の全自動洗濯機
  24. 【請求項24】取付板の外形寸法が外槽底部の外形寸法
    より大きいことを特徴とする請求項12の全自動洗濯機
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008194556A (ja) * 2007-02-08 2008-08-28 Mitsubishi Rayon Eng Co Ltd 膜分離処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008194556A (ja) * 2007-02-08 2008-08-28 Mitsubishi Rayon Eng Co Ltd 膜分離処理装置

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