JPH09139909A - 画像再生装置 - Google Patents

画像再生装置

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JPH09139909A
JPH09139909A JP8155888A JP15588896A JPH09139909A JP H09139909 A JPH09139909 A JP H09139909A JP 8155888 A JP8155888 A JP 8155888A JP 15588896 A JP15588896 A JP 15588896A JP H09139909 A JPH09139909 A JP H09139909A
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良武 長島
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アナログ信号もしくはデジタル信号として記
録媒体に記録されたビデオ信号が何れの形態にて記録さ
れたものであっても、適宜正しく再生すること。 【構成】 ビデオ信号が、デジタル信号の形態あるいは
アナログ信号の形態により記録されている記録媒体より
画像情報を再生する装置において、前記記録媒体をトレ
ースする少なくとも1つの回転ヘッドH−1,H−2,
H−3,H−4,H−5を含む再生手段と、該再生手段
にて再生されたアナログ信号を処理して再生ビデオ信号
を出力するアナログ信号処理手段26と、前記再生手段
にて再生されたデジタル信号を処理して再生ビデオ信号
を出力するデジタル信号処理手段22と、前記再生手段
により再生された信号に基づいて前記ビデオ信号がデジ
タル信号であるかアナログ信号であるかを判別する判別
手段28と、該判別手段の出力に応じて前記回転ヘッド
の回転速度を切り換える切換手段32,34とを具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像再生装置、特
に、記録媒体に記録されたビデオ信号から画像情報を再
生する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在知られているアナログ方式のVTR(ビ
デオテープレコーダ)として、β方式あるいはVHS 方式
の1/2 インチ家庭用VTR が広く知られている。その他の
VTR として、業務用1インチVTR が用いられているが、
いずれにしても、これらVTR は全てアナログ信号を記録
するものである。
【0003】また、デジタルVTR については記録信号の
形態がアナログVTR と全く異っているため、アナログVT
R によって記録された磁気テープを再生することは、全
く考えられていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、家庭用の1/
2 インチVTR が非常に普及している現状を鑑みると、遠
い将来は別として、デジタルVTR のみならずアナログVT
R の併存が必要不可欠となってくる。
【0005】換言すれば、過去に記録したアナログ画像
を再生する際にはアナログVTR を、またデジタル画像を
再生する際にはデジタルVTR をそれぞれ使い分けなけれ
ばならないという不都合が生じる。
【0006】よって本発明の目的は、アナログ信号もし
くはデジタル信号として記録媒体に記録されたビデオ信
号がいずれの形態にて記録されたものであっても、適宜
正しく再生することができる画像再生装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的下において、
本願の請求項1に記載の画像再生装置においては、ビデ
オ信号が、デジタル信号の形態あるいはアナログ信号の
形態により記録されている記録媒体より画像情報を再生
する装置であって、前記記録媒体をトレースする少なく
とも1つの回転ヘッドを含む再生手段と、該再生手段に
て再生されたアナログ信号を処理して再生ビデオ信号を
出力するアナログ信号処理手段と、前記再生手段にて再
生されたデジタル信号を処理して再生ビデオ信号を出力
するデジタル信号処理手段と、前記再生手段により再生
された信号に基づいて前記ビデオ信号がデジタル信号で
あるかアナログ信号であるかを判別する判別手段と、該
判別手段の出力に応じて前記回転ヘッドの回転速度を切
り換える切換手段とを具備する構成としている。
【0008】上記の如き構成によれば、記録媒体に記録
されているビデオ信号がデジタル信号であるかアナログ
信号であるかの判定結果に応じて、回転ヘッドの回転速
度を切り換える構成としているので、デジタル信号に対
してもアナログ信号に対してもその記録形態に適応した
再生を行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明を適用したアナログ/デジ
タル兼用VTR の一実施例を示すブロック図である。本図
において、2はアナログビデオ信号の入力端子、SW1 は
アナログ記録モードあるいはデジタル記録モードを選択
する切換スイッチ、4はアナログ・ディジタル(A/D) コ
ンバータ、6は記録用デジタル信号処理回路、7は記録
用アナログ信号処理回路、8は信号の切換/分配器、10
A 〜10E は増幅器、12は回転ヘッドシリンダである。
【0011】H-1 〜H-5 は90°おきに配置したビデオヘ
ッドであり、各ヘッドは図示したようなアジマス角を有
している。これらビデオヘッドのうちH-4 およびH-2 は
180°対向した逆アジマスヘッドであり、通常のアナロ
グ信号を記録/再生する場合、あるいはデジタル信号を
記録/再生する際の一態様として使用する場合(図6
(B) に関して後に詳述する)に用いる。
【0012】14はシリンダを1800rpm(標準速)もしくは
3600rpm(2倍速)で回転させるシリンダモータ、16A お
よび16B はローディングポスト、17はキャプスタン、18
は磁気テープ、19A 〜19E は増幅器、20は信号の切換/
結合器、22は再生用デジタル信号処理回路、24はD/A コ
ンバータ、SW2 は入力ビデオ信号の切換スイッチ、26は
再生用アナログ信号処理回路、28は磁気テープに記録さ
れている信号形態(アナログ/デジタル)を識別するた
めのアナログ・デジタル判別回路、30はキャプスタン制
御回路、32はシリンダモータ制御回路、34はシステムコ
ントローラである。
【0013】図2は、図1に示したVTR をデジタルモー
ドで記録/再生する場合の動作ブロック図である。本図
には、デジタル信号処理回路6および22の構成をより詳
細に示してある。
【0014】上記デジタルモード記録/再生の動作は、
次に述べるとおりである。
【0015】記録時には、まず、入力ビデオ信号をA/D
コンバータ4に導入してデジタルデータに変換する。こ
の時の符号化方式はNTSC方式に従ったコンポジット符号
化であれば、色副搬送波周波数(fsc) の3倍(3fsc)ある
いは4倍(4fsc)のサンプリングレートを設定し、量子化
レベルとして7ビットあるいは8ビットを選択するのが
好適である。
【0016】このようにして得られたデジタルデータは
約100Mbps のデータレイトを有することになるので、例
えばVHS 等のカセットテープに記録するには情報の帯域
が広すぎる。そこで、帯域圧縮器6Aを用いてデータ量を
約4分の1に削減する。具体的には、次のようにする。
【0017】今、有効画面を76%とすると、周知のサブ
サンプルにより情報量を1/2 に圧縮し、DPCM(差分PCM
符号化)により1サンプル当り7ビットの情報を4ビッ
トに圧縮する。いま、次段6Bの冗長符号付加による増加
率を15%として計算すると、 0.76 ×0.5 ×4/7 ×1.15≒ 1/4 となり、上述の方法によると全体で情報量を4分の1に
圧縮できることになる。
【0018】冗長符号付加回路6Bでは、磁気記録/再生
に伴う伝送誤り,ドロップアウト等の対策として誤り訂
正符号を付加するほか、特殊再生のためのブロックIDワ
ードや、データ再生のための同期パルスを付加する。
【0019】次段の変調回路6Cでは、電磁変換系(ロー
タリートランス,アジマスヘッドなど)の特性に適した
スペクトラムが得られるように、低域抑圧特性を有する
デジタル符号変換を行う。具体的には、画像信号の特徴
を利用した適応型符号化や冗長符号を付加するn-m 変換
などを用いるのが好適である。本実施例では、DPCM符号
化を行っていることから適応型符号化の手法を用いるこ
とができないので、n-m (8-10 や8-9 など)変換方式を
採る。
【0020】そして、後に詳述するトラック形成過程
(図6(B) を参照して説明する)に従って、デジタルデ
ータが磁気テープ18上に記録されていく。
【0021】図3は、磁気テープ18上に形成されたトラ
ックパターンの一例を示している。
【0022】再生時には、復調回路22C において波形等
化処理を行い、変調時と逆の変換(逆のルックアップテ
ーブルを用いれば良い)を行って元の符号系列に戻す。
【0023】誤り検出・訂正回路22B では誤り検出を行
い、訂正可能な誤りについては誤り訂正を行う。他方、
訂正能力を越える誤りについては、他の正しいデータに
よりデータ補間を行う。また、記録時の誤り訂正処理と
してバースト誤り対策のためデータ列の組み換えを行な
うインターリーブ処理を行っている場合には、元のデー
タ列に復元するデ・インターリーブ処理を行う。誤り検
出および訂正符号としては、例えばCIRS(クロスインタ
ーリーブリードソロモン)符号を用いることもできる。
ただし、特殊再生や編集を考慮した場合には、全てのデ
ータ列に対してインターリーブ処理を行なうことができ
ないのでインターリーブの範囲が限定される。
【0024】帯域伸長回路22A では、帯域圧縮器6Aと逆
の変換を行う。すなわち、DPCM符号化された差分データ
からPCM データを生成し(4ビット→7ビット)、サブ
サンプルにより間引かれた画素に対応するデータを他の
データにより補間し、映像信号とするために同期信号等
のブランキング部分を付加する。
【0025】最終段のD/A コンバータ24では、このよう
にして再生されたデジタルデータをアナログ信号に戻
し、一般のモニターテレビに適合する信号に変換する。
【0026】なお、これまで述べた再生時の動作説明で
は、アナログ・デジタル判別回路28によって、磁気テー
プ18にデジタル信号が記録されていることが予め判別さ
れているものとする。
【0027】図4は、図1に示した再生用アナログ信号
処理回路26の詳細な構成を示すブロック図である。本図
中、26A 〜26C は輝度信号を再生するためのブロックで
ある。すなわち、26A は磁気テープ18に記録されている
FM信号を抽出する高域通過フィルタ(HPF) 、26B は白黒
画像を復元するためのFM復調器、26C は色信号と時間合
わせを行うための遅延線である。他方の26D 〜26F は色
信号を再生するためのブロックである。すなわち、26D
は低域変換色信号を抽出する低域通過フィルタ、26E は
周波数変換(767kHZ→3.58MHZ)を行う周波数変換器、26
F は上記周波数変換に伴って生じる不要な周波数成分を
除去するための帯域通過フィルタ(BPF)である。また、2
6G は混合器であり、複合カラーテレビ信号を復元す
る。
【0028】但し、図4に示した動作モードに設定する
前提として、磁気テープ18にアナログ信号が記録されて
いることを、アナログ・デジタル判別回路28によって予
め識別しておく必要がある。
【0029】すなわち、アナログ・デジタル判別回路28
によってアナログ信号が記録されているものと判別され
ると、回転ヘッドシリンダ12に対向取付けされた2個の
ビデオヘッドH-2 およびH-4 (互いに逆符号のアジマス
角を有している)から得られた信号は、それぞれ増幅器
19B および19D を介して高域通過フィルタ26A および低
域通過フィルタ26D に供給される。その後の信号処理過
程は、周知のとおりであるので、説明を省略する。
【0030】かくして、切換スイッチSW2 を介して、ビ
デオ出力が得られる。
【0031】図5は、磁気テープからアナログ信号を再
生するための別実施例を示すブロック図である。本実施
例においては、図4に関して述べたビデオヘッドH-2,H-
4 ならびに増幅器19B,19D を使用するが、再生用アナロ
グ信号処理回路26は使用しない。このアナログ信号処理
回路26を用いる代わりに、図5に示す本実施例ではA/D
コンバータ4,デジタル信号処理回路22,D/A コンバー
タ24を用いてデジタル処理を行っている。すなわち、こ
の実施例においては、A/D コンバータとして別個独立の
回路を用いるのではなく、デジタル信号記録用として記
録側回路に既に装備されているA/D コンバータ4(図1
参照)を共用している。同様に、デジタル信号再生用と
して既に装備されている再生用デジタル信号処理回路22
およびD/A コンバータ24(図1参照)をそのまま用いて
いる。
【0032】かかる共用を実現するためには、図示しな
い切換スイッチ等により上記各ブロックを縦続接続する
必要があるが、通常の切換技術を用いて実現することが
できるので、詳細な説明は省略する。
【0033】このように、ビデオヘッドH-2 およびH-4
から得られたアナログ信号をデジタル化して処理するこ
とにより、種々の画像処理(例えば、ストップモーショ
ン表示,オーバーラップ表示,分割表示)を行うことが
できるほか、デジタルVTR として必要なA/D コンバータ
等を共用することができるので、製造コスト高を招来す
ることもない。
【0034】図6(A) ,(B) は、回転ヘッドシリンダ12
およびキャプスタン17の回転速度と記録/再生トラック
パターンとの関連を説明する図である。本図の右側に示
したトラックパターン中の数字“1”ないし“5”は、
それぞれビデオヘッドH-1 ないしH-5 が図示した位置に
現に置かれていることを示す。さらに、トラック中の斜
線部分は既にトレースが終了していることを示す。
【0035】図6(A) は、アナログ信号を記録/再生す
るための動作説明図である。ここでは、回転ヘッドシリ
ンダを1800rpm (標準速:X1)とし、かつ、キャプスタ
ンを標準速(X1)で回転させる。また、ビデオヘッドとし
て、 180°対向している逆アジマスヘッドH-2 およびH-
4 を用いる。ここで、回転ヘッドシリンダおよびキャプ
スタンの回転速度は、システムコントローラ34(図1参
照)によって制御される。
【0036】図6(B) は、デジタル信号を記録/再生す
るための動作態様を示す図である。本態様では、システ
ムコントローラ34により、回転ヘッドシリンダが2倍速
(X2)に、キャプスタンが4倍速(X4)に設定される。な
お、本図の右側に示したトレース済み完了部分(斜線部
分)のうち、“(5) ”および“(4) ”と示した部分は、
それぞれヘッドH-5 およびH-4 によってトレースが完了
していることを表わしている。
【0037】上述した図6(B) のデジタル記録/再生モ
ードでは記録/再生される情報量がそれぞれ異るため、
帯域圧縮器6Aにおける符号化および帯域伸長器22A にお
ける復元処理の内容(量子化レベル数,ビットレート
等)を適宜変更する必要がある。
【0038】また、図6(A) ,(B) に示した各トラック
の幅は全て同じである。換言すれば、本実施例ではヘッ
ドH-1 〜H-5 の物理的形状を均一にして、アナログ/デ
ジタル方式のいずれにも適用し得るものとしてある。
【0039】図6(A) ,(B) については、ビデオヘッド
を90°おきに配置した4ヘッドタイプを用いて説明した
が、図7に示すような 180°対向2ヘッドを高速回転さ
せることにより、種々のトラックを形成することもでき
る。
【0040】図7は、アジマス角が±6°である 180°
対向のヘッドA,B を示す図である。いま、回転ヘッドシ
リンダ40の回転数を標準速(1800rpm) とし、かつキャプ
スタンについても標準速に設定することにより、図6
(A) に示すトラックを形成することができる。
【0041】また、回転ヘッドシリンダおよびキャプス
タンを共に4倍速で回転させることにより、図6(B) に
示すトラックを形成することができる。
【0042】次に、図7〜図11を参照して、アナログ
・デジタル判別回路28(図1参照)の種々な回路構成を
説明する。
【0043】図7に示す回路は、磁気テープ18にカラー
バースト信号が記録されているか否かを識別することに
より、アナログ記録あるいはデジタル記録の判別を行う
ものである。すなわち、デジタル記録時には低域抑圧変
調方式が採られているため低域周波数成分が少ないのに
対して、アナログ記録時にはカラーバースト信号が含ま
れているため、当該低域成分のレベル差に差異が生じ
る。そこで、かかるレベル差を検出するため本図に示す
構成を採る。
【0044】図8において、42はビデオヘッドを介して
得られるRF入力信号を入力し、低域変換色信号のキャリ
ア周波数を中心にして所定の低域(700kHZ以下)信号を
通過させる帯域通過フィルタ(BPF) である。44はレベル
検出器、46はしきい値Thと比較してH(ハイ)レベルま
たはL(ロー)レベルの信号を送出する比較器である。
【0045】その結果、比較器46からHレベルの信号が
出力されているときにはアナログ記録が、他方、Lレベ
ルの信号が出力されているときにはデジタル記録がなさ
れているものと判別する。
【0046】図9に示す回路は、復調された輝度(Y)
信号中に水平同期信号Hsync が含まれているか否かによ
り、アナログ記録/デジタル記録の判別を行うものであ
る。本図において、26B は図4において示したFM復調器
であり、復調された輝度信号を送出する。50は水平同期
信号抽出回路であり、同期パルスaを出力する。52は同
期パルスaを計数するカウンタ、54は上記カウンタ52に
対してリセットパルスbを出力する1/N 分周器、56はカ
ウンタの出力が“N”であるか否かを識別する比較器で
ある。
【0047】本回路によれば、比較器56の出力が =Nのときアナログ記録 ≠Nのときデジタル記録 がなされているものと判別することができる。
【0048】図10に示す回路は、デジタル画像データ
に付随して記録されている“クロックランイン”(プリ
アンブル)信号や“同期パルス”が検出されるか否かに
よって、アナログ記録/デジタル記録の判別を行うもの
である。なお、ここでいう“クロックランイン”とはVT
R 内部の発振器とテープ上のクロックとの同期を採るた
めの信号を、また“同期パルス”とはデジタル画像デー
タの記録開始点を表わす信号である。
【0049】図10において、58はビデオヘッドからの
出力信号を入力する前置増幅器、60は波形等化器、62は
位相ロック回路、64はゲート回路、66は同期信号発生回
路、68はデータ処理回路である。また、aはPLL ロック
フラグ、bは同期パルス(sync)検出信号である。上記位
相ロック回路62は、図の下方に示すように、位相比較器
62A ,電圧制御型発振器62B および比較器62を含んでい
る。
【0050】そして、PLL ロックフラグaあるいはsync
検出信号bの有無により、アナログ記録/デジタル記録
を判別することができる。
【0051】図11に示す回路は、再生用デジタル信号
プロセッサ22に含まれている誤り検出・訂正回路22B
(図1,図2参照)からエラーフラグが送出される回数
を計数することにより、デジタル信号であるか否かを判
別するものである。すなわち、アナログ信号を誤り検出
・訂正回路22B に供給した場合には、連続的に誤り検出
がなされることから、アナログ信号が記録されているも
のと判断する。
【0052】図11において、22B は誤り検出がなされ
る度にエラーフラグを出力する誤り検出・訂正回路、70
はエラーフラグの個数を計数するカウンタ、72は比較器
である。その結果、カウンタ70のカウント値がN(しき
い値)より大であるときにはアナログ記録、その他のと
きにはデジタル記録がなされているものと判別する。
【0053】なお、本実施例においてこれまで述べてき
たコントロールトラック(CTL) サーボ方式の他に、各ト
ラック毎にサーボ用パイロット信号を重畳させる方式を
採ることも可能である。
【0054】また、従来から知られているサーボ用パイ
ロット信号方式では、低域変換色信号より更に低い周波
数領域に、所定周波数のパイロット信号f1〜f4がトラッ
ク毎に順次書き込まれていた。他方、デジタル記録され
たデータは低域抑圧されていることから、かかるパイロ
ット信号の周波数領域には低レベルの信号成分が存在し
ないことになる。
【0055】そこで、本発明の一実施の形態において
は、図11に示すように、4種類のパイロット信号f1
f4の他に“デジタル記録”されていることを表わす信号
“f0”を予め記録しておく。このときの周波数スペクト
ルは、図12に示すとおりとなる。また、前記4種類の
パイロット信号f1〜f4を用いてビデオヘッドをトラック
に追従させ動かすDTF(ダイナミック・トラック・フォロ
ーイング)制御を行う場合については、従来から知られ
ている方式を採ればよいので、説明を省略する。
【0056】図13は、上記パイロット信号f0を検出し
てアナログ記録/デジタル記録の判別を行うための回路
図である。本図において、74はパイロット信号f0の有無
を検出するf0検出器、76はクロック周波数近傍の信号を
通過させる帯域通過フィルタ、78はf0検出器74によって
検出された信号がしきい値Th1 以上のレベルを有すると
きに論理“1”の信号を出力する比較器、80は帯域通過
フィルタ76の出力レベルがしきい値Th2 以上のときに論
理“1”の信号を出力する比較器、82はアンドゲートで
ある。そして、アンドゲート82から論理“1”の信号が
出力されたとき、磁気テープ18にはデジタル記録がなさ
れているものと判別することができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本願の請求項1に
記載の画像再生装置によれば、記録媒体に記録されてい
るビデオ信号がデジタル信号であるかアナログ信号であ
るかの判定結果に応じて、回転ヘッドの回転速度を切り
換える構成としているので、デジタル信号に対してもア
ナログ信号に対してもその記録形態に適応した再生を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態全体を示すブロック図で
ある。
【図2】デジタル記録/デジタル再生モード時の動作を
示すブロック図である。
【図3】デジタル記録されたビデオトラックの一例を示
す図である。
【図4】アナログ再生モード時の動作を示すブロック図
である。
【図5】アナログ再生モード時のその他の動作を示すブ
ロック図である。
【図6】図1に示した実施の形態によって形成されたビ
デオトラックを示す図である。
【図7】180 °対向の逆アジマスヘッドを示す図であ
る。
【図8】カラーバーストの有無によってアナログ・デジ
タル判別を行うためのブロック図である。
【図9】水平同期信号の有無によってアナログ・デジタ
ル判別を行うためのブロック図である。
【図10】プリアングルあるいは同期パルスの有無によ
ってアナログ・デジタル判別を行うためのブロック図で
ある。
【図11】エラーレートの大小によってアナログ・デジ
タル判別を行うためのブロック図である。
【図12】ビデオトラックに記録されたパイロット信号
f0〜f4を示す図である。
【図13】パイロット信号と映像信号との関係を示すス
ペクトル図である。
【図14】パイロット信号f0の有無に基づいてアナログ
・デジタル判別を行うためのブロック図である。
【符号の説明】
4 A/D コンバータ 6 記録用デジタル信号処理回路 8 切換/分配器 12 回転ヘッドシリンダ 16A,16B ローディング・ポスト 18 磁気テープ 20 切換/結合器 22 再生用デジタル信号処理回路 24 D/A コンバータ 26 再生用アナログ信号処理回路 28 アナログ・デジタル判別回路 30 キャプスタン制御回路 32 シリンダモータ制御回路 34 システムコントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオ信号が、デジタル信号の形態ある
    いはアナログ信号の形態により記録されている記録媒体
    より画像情報を再生する装置であって、 前記記録媒体をトレースする少なくとも1つの回転ヘッ
    ドを含む再生手段と、 該再生手段にて再生されたアナログ信号を処理して再生
    ビデオ信号を出力するアナログ信号処理手段と、 前記再生手段にて再生されたデジタル信号を処理して再
    生ビデオ信号を出力するデジタル信号処理手段と、 前記再生手段により再生された信号に基づいて前記ビデ
    オ信号がデジタル信号であるかアナログ信号であるかを
    判別する判別手段と、 該判別手段の出力に応じて前記回転ヘッドの回転速度を
    切り換える切換手段とを具備することを特徴とする画像
    再生装置。
  2. 【請求項2】 前記判別手段は、前記デジタル信号と共
    に記録されている誤り検出訂正符号を用いて前記再生手
    段で再生された信号の誤りを検出訂正し、該検出訂正に
    よって得られるエラーフラグの数をカウントすることに
    より上記判別を行うことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の画像再生装置。
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JPS63299474A (ja) * 1987-05-29 1988-12-06 Canon Inc 画像再生装置
JPH03121685A (ja) * 1989-10-05 1991-05-23 Hitachi Ltd 信号判別回路

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