JPH09139890A - 背景画像生成方法および装置 - Google Patents
背景画像生成方法および装置Info
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- JPH09139890A JPH09139890A JP7296572A JP29657295A JPH09139890A JP H09139890 A JPH09139890 A JP H09139890A JP 7296572 A JP7296572 A JP 7296572A JP 29657295 A JP29657295 A JP 29657295A JP H09139890 A JPH09139890 A JP H09139890A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 背景画像を移動物体に影響されず、背景の変
化に追従しながら自動生成する。 【解決手段】 入力画像群の各画素における時間変動の
判定を行って、時間変動判定結果画像を生成し、次に入
力画像群の各画素値の代表値を対応する画素値とする代
表値画像を生成し、それぞれ記憶する。入力・背景一致
判定手段503は、入力画像群と背景画像記憶手段50
6に記憶されている背景画像との各画素値における一致
度を判定して入力・背景一致判定結果画像を生成し、安
定度画像更新手段504は、時間変動判定結果画像及び
入力・背景一致判定結果画像に応じて、記憶されている
安定度画像を更新する。背景画像更新手段505は、代
表値画像、安定度画像及び入力・背景一致判定結果画像
に応じて背景画像を更新する。
化に追従しながら自動生成する。 【解決手段】 入力画像群の各画素における時間変動の
判定を行って、時間変動判定結果画像を生成し、次に入
力画像群の各画素値の代表値を対応する画素値とする代
表値画像を生成し、それぞれ記憶する。入力・背景一致
判定手段503は、入力画像群と背景画像記憶手段50
6に記憶されている背景画像との各画素値における一致
度を判定して入力・背景一致判定結果画像を生成し、安
定度画像更新手段504は、時間変動判定結果画像及び
入力・背景一致判定結果画像に応じて、記憶されている
安定度画像を更新する。背景画像更新手段505は、代
表値画像、安定度画像及び入力・背景一致判定結果画像
に応じて背景画像を更新する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、動画像から、背
景画像を生成する背景画像生成方法および背景画像生成
装置に関する。
景画像を生成する背景画像生成方法および背景画像生成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術は移動物体領域と背景領域と
を識別し、背景画像を背景領域で高速に更新し、移動物
体領域では更新速度を遅くするか、または更新を行わな
い事にしているものが多い。例えば、特開平3−112
282号公報に記載の「背景画像生成方法及び装置」で
は、以下のようにして背景画像を生成する。
を識別し、背景画像を背景領域で高速に更新し、移動物
体領域では更新速度を遅くするか、または更新を行わな
い事にしているものが多い。例えば、特開平3−112
282号公報に記載の「背景画像生成方法及び装置」で
は、以下のようにして背景画像を生成する。
【0003】時刻tにおける入力画像をI(x,y,
t)、注目画素に対応する座標を(x0 ,y0 )、該注
目画素を中心とする所定のN×N個の画素で構成される
処理ブロックに対応する座標の集合をB(x0 ,y0 )
とする。まず時刻tの入力画像から注目画素の処理ブロ
ックを切り出す。さらに時刻t−1の遅延画像からも注
目画素の処理ブロックを切り出す。
t)、注目画素に対応する座標を(x0 ,y0 )、該注
目画素を中心とする所定のN×N個の画素で構成される
処理ブロックに対応する座標の集合をB(x0 ,y0 )
とする。まず時刻tの入力画像から注目画素の処理ブロ
ックを切り出す。さらに時刻t−1の遅延画像からも注
目画素の処理ブロックを切り出す。
【0004】そして、切り出した両ブロックの全画素の
輝度値を用い数1に従い自乗誤差EMB(x0 ,y0 ,
t)を求める。
輝度値を用い数1に従い自乗誤差EMB(x0 ,y0 ,
t)を求める。
【0005】
【数1】
【0006】さらに、注目画素I(x0 ,y0 ,t)の
自乗誤差EMB(x0 ,y0 ,t)が所定の閾値EMB
thに対して、EMB(x0 ,y0 ,t)≦EMBth
ならば該注目画素は背景領域に含まれると判定し、EM
B(x0 ,y0 ,t)>EMBthならば該注目画素は
移動物体領域に含まれると判定する。そして背景領域と
判定した場合にのみ座標(x0 ,y0 )において時刻t
−1の背景画像の輝度値BG(x0 ,y0 ,t−1)か
ら時刻tの背景画像の輝度値BG(x0 ,y0,t)を
数2に従って算出する。
自乗誤差EMB(x0 ,y0 ,t)が所定の閾値EMB
thに対して、EMB(x0 ,y0 ,t)≦EMBth
ならば該注目画素は背景領域に含まれると判定し、EM
B(x0 ,y0 ,t)>EMBthならば該注目画素は
移動物体領域に含まれると判定する。そして背景領域と
判定した場合にのみ座標(x0 ,y0 )において時刻t
−1の背景画像の輝度値BG(x0 ,y0 ,t−1)か
ら時刻tの背景画像の輝度値BG(x0 ,y0,t)を
数2に従って算出する。
【数2】BG(x,y,t)=BG(x,y,t−1)
+α×{I(x,y,t)−BG(x,y,t−1)} ただし、数2中のαとは0<α<1の範囲内の所定の値
である。
+α×{I(x,y,t)−BG(x,y,t−1)} ただし、数2中のαとは0<α<1の範囲内の所定の値
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】背景画像の生成には画
像取得時の環境の変動への高度な追従性と多様な移動物
体の進入に対する高い安定性という2つの性能が要求さ
れる。
像取得時の環境の変動への高度な追従性と多様な移動物
体の進入に対する高い安定性という2つの性能が要求さ
れる。
【0008】しかしながら特開平3−112282号公
報に記載の背景画像生成方法及びその装置では、移動物
体領域と背景領域の識別を瞬時に行うため、ある画素に
同色の移動領域が継続して存在すると背景画像に移動領
域を足し込んでしまい、背景画像が移動物体領域による
影響をうけやすい。また、入力画像中のノイズが背景領
域に属すると判定された場合には該ノイズが数2により
瞬時に背景画像に足し込まれ背景画像に影響を及ぼすと
言う問題点もある。
報に記載の背景画像生成方法及びその装置では、移動物
体領域と背景領域の識別を瞬時に行うため、ある画素に
同色の移動領域が継続して存在すると背景画像に移動領
域を足し込んでしまい、背景画像が移動物体領域による
影響をうけやすい。また、入力画像中のノイズが背景領
域に属すると判定された場合には該ノイズが数2により
瞬時に背景画像に足し込まれ背景画像に影響を及ぼすと
言う問題点もある。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明の背景画像生
成方法は、入力された動画像に対して、背景画像と、前
記動画像を構成する画素の輝度値が前記背景画像におけ
る対応する画素の輝度値と同一と判断される頻度を各画
素の輝度値とする安定度画像とを保持し、過去のN枚の
入力画像における輝度値の時間変動の大きさを各画素毎
に判定して時間変動判定結果画像を生成し、各画素にお
いて前記入力画像群の輝度値を代表する値を対応する輝
度値とする代表値画像を生成し、前記背景画像と前記入
力画像群を参照して対応する画素における入力画像と背
景画像の一致の度合を判定して入力・背景一致判定結果
画像を生成し、前記入力・背景一致判定結果画像と前記
時間変動判定結果画像と、前記安定度画像を参照して前
記安定度画像を更新し、前記安定度画像と前記背景画像
と前記代表値画像と前記時間変動判定結果画像を参照し
て背景画像を更新することを特徴とする。
成方法は、入力された動画像に対して、背景画像と、前
記動画像を構成する画素の輝度値が前記背景画像におけ
る対応する画素の輝度値と同一と判断される頻度を各画
素の輝度値とする安定度画像とを保持し、過去のN枚の
入力画像における輝度値の時間変動の大きさを各画素毎
に判定して時間変動判定結果画像を生成し、各画素にお
いて前記入力画像群の輝度値を代表する値を対応する輝
度値とする代表値画像を生成し、前記背景画像と前記入
力画像群を参照して対応する画素における入力画像と背
景画像の一致の度合を判定して入力・背景一致判定結果
画像を生成し、前記入力・背景一致判定結果画像と前記
時間変動判定結果画像と、前記安定度画像を参照して前
記安定度画像を更新し、前記安定度画像と前記背景画像
と前記代表値画像と前記時間変動判定結果画像を参照し
て背景画像を更新することを特徴とする。
【0010】第2の発明の背景画像生成方法は、入力さ
れた動画像に対して、背景画像と、前記動画像を構成す
る画素の輝度値が前記背景画像における対応する画素の
輝度値と同一と判断される頻度を各画素の輝度値とする
安定度画像とを保持し、前記背景画像と過去のN枚の入
力画像との対応する画素における一致の度合を判定して
入力・背景一致判定結果画像を生成し、各画素において
前記N枚の入力画像の各輝度値を代表する値である代表
値を求め、各画素における代表値を対応する輝度値とす
る代表値画像を生成し、前記入力・背景一致判定結果画
像と前記安定度画像を参照して前記安定度画像を更新
し、前記安定度画像と前記背景画像と前記代表値画像を
参照して背景画像を更新することを特徴とする。
れた動画像に対して、背景画像と、前記動画像を構成す
る画素の輝度値が前記背景画像における対応する画素の
輝度値と同一と判断される頻度を各画素の輝度値とする
安定度画像とを保持し、前記背景画像と過去のN枚の入
力画像との対応する画素における一致の度合を判定して
入力・背景一致判定結果画像を生成し、各画素において
前記N枚の入力画像の各輝度値を代表する値である代表
値を求め、各画素における代表値を対応する輝度値とす
る代表値画像を生成し、前記入力・背景一致判定結果画
像と前記安定度画像を参照して前記安定度画像を更新
し、前記安定度画像と前記背景画像と前記代表値画像を
参照して背景画像を更新することを特徴とする。
【0011】第3の発明の背景画像生成方法は、入力さ
れた動画像に対して、背景画像と、前記動画像を構成す
る画素の輝度値が前記背景画像における対応する画素の
輝度値と同一と判断される頻度を各画素の輝度値とする
安定度画像とを保持し、各画像内の参照する画素を指定
するアドレスの初期値を与え、過去のN枚の入力画像に
おける前記アドレスに対応する輝度値の時間変動の大き
さを判定し、時間変動判定結果を生成する時間変動判定
処理を行い、前記アドレスに対応する画素において前記
入力画像群の輝度値を代表する値である代表値を算出
し、前記背景画像と前記N枚の入力画像との前記アドレ
スに対応する輝度値の一致の度合を判定して入力・背景
一致判定結果を生成し、前記入力・背景一致判定結果と
前記時間変動判定結果と前記安定度画像の前記アドレス
に対応する輝度値に応じて前記安定度画像を更新し、前
記安定度画像と前記背景画像の前記アドレスに対応する
輝度値と前記代表値と前記時間変動判定結果を参照して
前記背景画像を更新し、第一に前記背景画像の画素の更
新を終了している場合に処理を終了し、第二に前記アド
レスを更新して前記時間変動判定処理以降の処理を繰り
返し行うことを特徴とする。
れた動画像に対して、背景画像と、前記動画像を構成す
る画素の輝度値が前記背景画像における対応する画素の
輝度値と同一と判断される頻度を各画素の輝度値とする
安定度画像とを保持し、各画像内の参照する画素を指定
するアドレスの初期値を与え、過去のN枚の入力画像に
おける前記アドレスに対応する輝度値の時間変動の大き
さを判定し、時間変動判定結果を生成する時間変動判定
処理を行い、前記アドレスに対応する画素において前記
入力画像群の輝度値を代表する値である代表値を算出
し、前記背景画像と前記N枚の入力画像との前記アドレ
スに対応する輝度値の一致の度合を判定して入力・背景
一致判定結果を生成し、前記入力・背景一致判定結果と
前記時間変動判定結果と前記安定度画像の前記アドレス
に対応する輝度値に応じて前記安定度画像を更新し、前
記安定度画像と前記背景画像の前記アドレスに対応する
輝度値と前記代表値と前記時間変動判定結果を参照して
前記背景画像を更新し、第一に前記背景画像の画素の更
新を終了している場合に処理を終了し、第二に前記アド
レスを更新して前記時間変動判定処理以降の処理を繰り
返し行うことを特徴とする。
【0012】第4の発明の背景画像生成方法は、入力さ
れた動画像に対して、背景画像と、前記動画像を構成す
る画素の輝度値が前記背景画像における対応する画素の
輝度値と同一と判断される頻度を各画素の輝度値とする
安定度画像とを保持し、各画像内の参照する画素を指定
するアドレスの初期値を与え、前記背景画像と過去のN
枚の入力画像との前記アドレスに対応する輝度値の一致
の度合を判定して入力・背景一致判定結果を生成する入
力・背景一致判定処理を行い、前記アドレスに対応する
画素において前記N枚の入力画像の各輝度値を代表する
値である代表値を求め、前記入力・背景一致判定結果と
前記安定度画像の前記アドレスに対応する輝度値に応じ
て前記安定度画像を更新し、前記安定度画像と前記背景
画像の前記アドレスに対応する輝度値と前記代表値を参
照して前記背景画像を更新し、第一に前記背景画像の画
素の更新を終了している場合に処理を終了し、第二に前
記アドレスを更新して前記入力・背景一致判定処理以降
の処理を繰り返し行うことを特徴とする。
れた動画像に対して、背景画像と、前記動画像を構成す
る画素の輝度値が前記背景画像における対応する画素の
輝度値と同一と判断される頻度を各画素の輝度値とする
安定度画像とを保持し、各画像内の参照する画素を指定
するアドレスの初期値を与え、前記背景画像と過去のN
枚の入力画像との前記アドレスに対応する輝度値の一致
の度合を判定して入力・背景一致判定結果を生成する入
力・背景一致判定処理を行い、前記アドレスに対応する
画素において前記N枚の入力画像の各輝度値を代表する
値である代表値を求め、前記入力・背景一致判定結果と
前記安定度画像の前記アドレスに対応する輝度値に応じ
て前記安定度画像を更新し、前記安定度画像と前記背景
画像の前記アドレスに対応する輝度値と前記代表値を参
照して前記背景画像を更新し、第一に前記背景画像の画
素の更新を終了している場合に処理を終了し、第二に前
記アドレスを更新して前記入力・背景一致判定処理以降
の処理を繰り返し行うことを特徴とする。
【0013】第5の発明の背景画像生成装置は、入力さ
れた動画像のうち過去のN枚の入力画像を記憶する入力
画像記憶手段と、第1に前記N枚の入力画像における輝
度値の時間変動の大きさを各画素毎に判定して時間変動
判定結果画像を生成し、第2に各画素において前記入力
画像の輝度値を代表する値を対応する輝度値とする代表
値画像を生成する時間変動判定手段と、前記入力画像群
と背景画像の対応する輝度値の一致の度合を判定し入力
・背景一致判定結果画像を生成する入力・背景一致判定
手段と、前記時間変動判定結果画像と前記入力・背景一
致判定結果画像と安定度画像を参照して前記安定度画像
を更新する安定度画像更新手段と、前記安定度画像と前
記背景画像と前記代表値画像と前記時間変動判定結果画
像を参照して前記背景画像を更新する背景画像更新手段
を備えることを特徴とする。
れた動画像のうち過去のN枚の入力画像を記憶する入力
画像記憶手段と、第1に前記N枚の入力画像における輝
度値の時間変動の大きさを各画素毎に判定して時間変動
判定結果画像を生成し、第2に各画素において前記入力
画像の輝度値を代表する値を対応する輝度値とする代表
値画像を生成する時間変動判定手段と、前記入力画像群
と背景画像の対応する輝度値の一致の度合を判定し入力
・背景一致判定結果画像を生成する入力・背景一致判定
手段と、前記時間変動判定結果画像と前記入力・背景一
致判定結果画像と安定度画像を参照して前記安定度画像
を更新する安定度画像更新手段と、前記安定度画像と前
記背景画像と前記代表値画像と前記時間変動判定結果画
像を参照して前記背景画像を更新する背景画像更新手段
を備えることを特徴とする。
【0014】第6の発明の背景画像生成装置は、入力さ
れた動画像のうち過去のN枚の入力画像を記憶する入力
画像記憶手段と、前記N枚の入力画像と背景画像との対
応する輝度値の一致の度合を判定し入力・背景一致判定
結果画像を生成する入力・背景一致判定手段と、各画素
において、前記入力画像群の各輝度値を代表する値であ
る代表値を求め、各画素における代表値を対応する輝度
値とする代表値画像を生成する代表値生成手段と、前記
入力・背景一致判定結果画像と安定度画像を参照して前
記安定度画像を更新する安定度画像更新手段と、前記安
定度画像と前記背景画像と前記代表値画像を参照して前
記背景画像を更新する背景画像更新手段を備えることを
特徴とする。
れた動画像のうち過去のN枚の入力画像を記憶する入力
画像記憶手段と、前記N枚の入力画像と背景画像との対
応する輝度値の一致の度合を判定し入力・背景一致判定
結果画像を生成する入力・背景一致判定手段と、各画素
において、前記入力画像群の各輝度値を代表する値であ
る代表値を求め、各画素における代表値を対応する輝度
値とする代表値画像を生成する代表値生成手段と、前記
入力・背景一致判定結果画像と安定度画像を参照して前
記安定度画像を更新する安定度画像更新手段と、前記安
定度画像と前記背景画像と前記代表値画像を参照して前
記背景画像を更新する背景画像更新手段を備えることを
特徴とする。
【0015】第7の発明の背景画像生成装置は、入力さ
れた動画像のうち過去のN枚の入力画像を記憶する入力
画像記憶手段と、第1に前記N枚の入力画像のアドレス
に対応する輝度値の時間変動の大きさを判定し、時間変
動判定結果を生成し、第2に前記N枚の入力画像の各輝
度値を代表する値である代表値を算出する時間変動判定
手段と、前記N枚の入力画像と背景画像との前記アドレ
スに対応する輝度値の一致の度合いを判定し入力・背景
一致判定結果を生成する入力・背景一致判定手段と、前
記時間変動判定結果と前記入力・背景一致判定結果と安
定度画像の前記アドレスに対応する輝度値を参照して前
記安定度画像を更新する安定度画像更新手段と、前記安
定度画像と前記背景画像の前記アドレスに対応する輝度
値と前記代表値と前記時間変動判定結果を参照して前記
背景画像を更新する背景画像更新手段を備えることを特
徴とする。
れた動画像のうち過去のN枚の入力画像を記憶する入力
画像記憶手段と、第1に前記N枚の入力画像のアドレス
に対応する輝度値の時間変動の大きさを判定し、時間変
動判定結果を生成し、第2に前記N枚の入力画像の各輝
度値を代表する値である代表値を算出する時間変動判定
手段と、前記N枚の入力画像と背景画像との前記アドレ
スに対応する輝度値の一致の度合いを判定し入力・背景
一致判定結果を生成する入力・背景一致判定手段と、前
記時間変動判定結果と前記入力・背景一致判定結果と安
定度画像の前記アドレスに対応する輝度値を参照して前
記安定度画像を更新する安定度画像更新手段と、前記安
定度画像と前記背景画像の前記アドレスに対応する輝度
値と前記代表値と前記時間変動判定結果を参照して前記
背景画像を更新する背景画像更新手段を備えることを特
徴とする。
【0016】第8の発明の背景画像生成装置は、入力さ
れた動画像のうち過去のN枚の入力画像を記憶する入力
画像記憶手段と、前記N枚の入力画像と背景画像とのア
ドレスに対応する輝度値の一致の度合を判定し入力・背
景一致判定結果を生成する入力・背景一致判定手段と、
各画素において、前記N枚の入力画像の各輝度値を代表
する値である代表値を求める代表値生成手段と、前記入
力・背景一致判定結果と安定度画像の前記アドレスに対
応する輝度値を参照して前記安定度画像を更新する安定
度画像更新手段と、前記安定度画像と前記背景画像の前
記アドレスに対応する輝度値と前記代表値を参照して前
記背景画像を更新する背景画像更新手段を備えることを
特徴とする。
れた動画像のうち過去のN枚の入力画像を記憶する入力
画像記憶手段と、前記N枚の入力画像と背景画像とのア
ドレスに対応する輝度値の一致の度合を判定し入力・背
景一致判定結果を生成する入力・背景一致判定手段と、
各画素において、前記N枚の入力画像の各輝度値を代表
する値である代表値を求める代表値生成手段と、前記入
力・背景一致判定結果と安定度画像の前記アドレスに対
応する輝度値を参照して前記安定度画像を更新する安定
度画像更新手段と、前記安定度画像と前記背景画像の前
記アドレスに対応する輝度値と前記代表値を参照して前
記背景画像を更新する背景画像更新手段を備えることを
特徴とする。
【0017】本発明の背景画像生成方法および装置によ
れば、各画素において先ず背景画像の輝度値に近い値が
入力画像群の中に現れているかどうかを判断し、その結
果を安定度として蓄積している。そして、安定度の値に
応じて背景の更新の速度を変えている。安定度は注目画
素における背景画像の信頼性を表している。
れば、各画素において先ず背景画像の輝度値に近い値が
入力画像群の中に現れているかどうかを判断し、その結
果を安定度として蓄積している。そして、安定度の値に
応じて背景の更新の速度を変えている。安定度は注目画
素における背景画像の信頼性を表している。
【0018】次に、過去のN枚の入力画像で注目画素が
安定した輝度値を保持していた場合、当該輝度値がその
時点の背景画像の対応する輝度値と一致している場合と
そうでない場合に分けられる。一致している場合は該画
素における安定度を上げ、そうでない場合には該画素に
おける安定度を下げ、背景画像を該画素における安定度
に従って更新する。
安定した輝度値を保持していた場合、当該輝度値がその
時点の背景画像の対応する輝度値と一致している場合と
そうでない場合に分けられる。一致している場合は該画
素における安定度を上げ、そうでない場合には該画素に
おける安定度を下げ、背景画像を該画素における安定度
に従って更新する。
【0019】従って、入力画像中の背景が不変な状態が
連続している場合、安定度が高い水準に達するので、入
力画像中の移動領域内の連続して現れる同色領域や従来
の方法では背景領域に属すると判定されるようなノイズ
の影響は、安定度をわずかに下げる程度に留まり、背景
画像には直接現れない。一方、入力画像中の背景が変化
した場合、安定度は連続して低下するので、安定度の低
下に伴って速やかに背景画像が更新される。
連続している場合、安定度が高い水準に達するので、入
力画像中の移動領域内の連続して現れる同色領域や従来
の方法では背景領域に属すると判定されるようなノイズ
の影響は、安定度をわずかに下げる程度に留まり、背景
画像には直接現れない。一方、入力画像中の背景が変化
した場合、安定度は連続して低下するので、安定度の低
下に伴って速やかに背景画像が更新される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図を参照し
て説明する。以下では、時刻tにおける入力画像をIt
(i,j)とし、時刻tの背景画像およびその安定度を
示す安定度画像をそれぞれBt (i,j)、St (i,
j)とする。ただし、(0≦i≦X−1,0≦j≦Y−
1)とする。
て説明する。以下では、時刻tにおける入力画像をIt
(i,j)とし、時刻tの背景画像およびその安定度を
示す安定度画像をそれぞれBt (i,j)、St (i,
j)とする。ただし、(0≦i≦X−1,0≦j≦Y−
1)とする。
【0021】第1の発明は個々の処理において全画素に
対する結果を出力する方法、第2の発明は第1の発明の
処理の一部を省略して簡略化したもの、第3の発明は個
々の処理は1画素のみに対する結果を出力し、各画素毎
に各処理を順次行い、画像の走査に従い繰り返す方法、
第4の発明は第3の発明の処理の一部を省略して簡略化
したもの、第5〜8の発明はそれぞれ第1〜4の発明を
実行するのに適した装置である。
対する結果を出力する方法、第2の発明は第1の発明の
処理の一部を省略して簡略化したもの、第3の発明は個
々の処理は1画素のみに対する結果を出力し、各画素毎
に各処理を順次行い、画像の走査に従い繰り返す方法、
第4の発明は第3の発明の処理の一部を省略して簡略化
したもの、第5〜8の発明はそれぞれ第1〜4の発明を
実行するのに適した装置である。
【0022】(実施例1)まず、第1の発明の背景画像
生成方法で1回の処理で参照する入力画像の数をN、時
間間隔をrとした場合の一実施例について図1および図
9を用いて説明する。図1は、本実施例における背景画
像生成方法の流れを示す流れ図である。現在の時刻をt
としたとき同図において101−kは時刻t−(k−
1)rにおける入力画像、102は時間変動判定処理、
103は入力・背景一致判定処理、104は安定度画像
更新処理、105は背景画像更新処理、106は背景画
像、107は入力・背景一致判定結果画像、108は時
間変動判定結果画像、109は代表値画像、110は安
定度画像である。また、図9は本実施例においてN=3
とした場合の処理を具体的に示す説明図である。
生成方法で1回の処理で参照する入力画像の数をN、時
間間隔をrとした場合の一実施例について図1および図
9を用いて説明する。図1は、本実施例における背景画
像生成方法の流れを示す流れ図である。現在の時刻をt
としたとき同図において101−kは時刻t−(k−
1)rにおける入力画像、102は時間変動判定処理、
103は入力・背景一致判定処理、104は安定度画像
更新処理、105は背景画像更新処理、106は背景画
像、107は入力・背景一致判定結果画像、108は時
間変動判定結果画像、109は代表値画像、110は安
定度画像である。また、図9は本実施例においてN=3
とした場合の処理を具体的に示す説明図である。
【0023】第1の発明の背景画像生成方法は、はじめ
に、時間変動判定処理102において入力画像のNフレ
ームの対応する輝度値を比較し、それらが相互に一致し
ているかどうかを閾値処理により判定し、時刻tにおけ
る入力画像の変動を調べる。すなわち各画素につき数3
に示すフレーム間差分値を求め、輝度値の一致判定の為
に用意した閾値Ta と比較し、a1,2 (i,j)<
Ta 、a1,3 (i,j)<Ta 、…、aN-1,N (i,
j)<Ta の条件式の内、真となるものの数m(i,
j)を求め、該画素における輝度値をm(i,j)とす
る時間変動判定結果画像108を生成する。m(i,
j)が大きい時は、すなわち入力画像に変動が見られな
い時である。
に、時間変動判定処理102において入力画像のNフレ
ームの対応する輝度値を比較し、それらが相互に一致し
ているかどうかを閾値処理により判定し、時刻tにおけ
る入力画像の変動を調べる。すなわち各画素につき数3
に示すフレーム間差分値を求め、輝度値の一致判定の為
に用意した閾値Ta と比較し、a1,2 (i,j)<
Ta 、a1,3 (i,j)<Ta 、…、aN-1,N (i,
j)<Ta の条件式の内、真となるものの数m(i,
j)を求め、該画素における輝度値をm(i,j)とす
る時間変動判定結果画像108を生成する。m(i,
j)が大きい時は、すなわち入力画像に変動が見られな
い時である。
【0024】図9に示す例では、(a)、(b)および
(c)に示す3時刻における入力画像のうち、2枚から
なる3種類の組合せについてフレーム間差分を行い、T
a =64として時間変動を調べた結果を(d)、(e)
および(f)に示している。なお、(d)、(e)およ
び(f)における画素値を、時間変動が閾値以上の領域
で1、閾値未満の領域で0としている。3枚の画像
(d)、(e)および(f)の総和が(g)に示す時間
変動判定結果画像になっている。
(c)に示す3時刻における入力画像のうち、2枚から
なる3種類の組合せについてフレーム間差分を行い、T
a =64として時間変動を調べた結果を(d)、(e)
および(f)に示している。なお、(d)、(e)およ
び(f)における画素値を、時間変動が閾値以上の領域
で1、閾値未満の領域で0としている。3枚の画像
(d)、(e)および(f)の総和が(g)に示す時間
変動判定結果画像になっている。
【0025】そして、各画素について、入力画像群の輝
度値の平均を該画素における代表値l(i,j)として
求め、l(i,j)を該画素における輝度値とする代表
値画像109を生成する。
度値の平均を該画素における代表値l(i,j)として
求め、l(i,j)を該画素における輝度値とする代表
値画像109を生成する。
【数3】ap,q (i,j)=|I(t-(N-p)r)(i,j)
−I(t-(N-q)r)(i,j)| (0<p<N+1,0<q<N+1) 次に、入力・背景一致判定処理103において、Nフレ
ームの入力画像と背景画像の対応する輝度値を比較し、
それらが一致しているかどうかを閾値処理により判定
し、入力画像と現在の背景画像との一致の度合を調べ
る。すなわち各画素について数4に示す入力・背景間差
分値(背景差分)を求め、輝度値一致判定の為に用意し
た閾値Tb と比較し、b1 (i,j)<Tb 、b
2 (i,j)<Tb、…、bN (i,j)<Tb の条件
式の内、真となるものの数n(i,j)を求め、該画素
における輝度値をn(i,j)とする入力・背景一致判
定結果画像107を求める。n(i,j)が大きい時
は、すなわち入力画像と背景画像との一致度が高くなる
時である。
−I(t-(N-q)r)(i,j)| (0<p<N+1,0<q<N+1) 次に、入力・背景一致判定処理103において、Nフレ
ームの入力画像と背景画像の対応する輝度値を比較し、
それらが一致しているかどうかを閾値処理により判定
し、入力画像と現在の背景画像との一致の度合を調べ
る。すなわち各画素について数4に示す入力・背景間差
分値(背景差分)を求め、輝度値一致判定の為に用意し
た閾値Tb と比較し、b1 (i,j)<Tb 、b
2 (i,j)<Tb、…、bN (i,j)<Tb の条件
式の内、真となるものの数n(i,j)を求め、該画素
における輝度値をn(i,j)とする入力・背景一致判
定結果画像107を求める。n(i,j)が大きい時
は、すなわち入力画像と背景画像との一致度が高くなる
時である。
【数4】bp (i,j)=|I(t-(N-p)r)(i,j)−
B(t-r) (i,j)| (0<p<N+1) 図9に示す例では、(a)、(b)および(c)の各入
力画像に対し、一様に画素値128となっている背景画
像を考え、Tb =64として得られる入力・背景一致判
定結果画像は(h)のようになる。
B(t-r) (i,j)| (0<p<N+1) 図9に示す例では、(a)、(b)および(c)の各入
力画像に対し、一様に画素値128となっている背景画
像を考え、Tb =64として得られる入力・背景一致判
定結果画像は(h)のようになる。
【0026】次に安定度画像更新処理104において、
時間変動判定結果画像108と入力・背景一致判定結果
画像107を参照し、以下に示す方法で安定度画像11
0を更新する。安定度画像110は、各画素においてm
(i,j)とn(i,j)の値に応じて以下の判断基準
で逐次更新する。 1.入力画像に時間変動がある場合には安定度に変更を
加えない。 2.入力画像に時間変動がない場合には入力・背景一致
判定結果により、以下に従う。
時間変動判定結果画像108と入力・背景一致判定結果
画像107を参照し、以下に示す方法で安定度画像11
0を更新する。安定度画像110は、各画素においてm
(i,j)とn(i,j)の値に応じて以下の判断基準
で逐次更新する。 1.入力画像に時間変動がある場合には安定度に変更を
加えない。 2.入力画像に時間変動がない場合には入力・背景一致
判定結果により、以下に従う。
【0027】(a)入力画像と背景画像の一致度が高い
場合には安定度を増加させる。
場合には安定度を増加させる。
【0028】(b)入力画像と背景画像の一致度が低い
場合には安定度を減少させる。
場合には安定度を減少させる。
【0029】すなわちm(i,j)とn(i,j)とS
t-r (i,j)を元にSt (i,j)を数5より算出す
る。
t-r (i,j)を元にSt (i,j)を数5より算出す
る。
【数5】St (i,j)=St-r (i,j)+α
m(i,j),n(i,j) ただし、αm(i,j),n(i,j) は閾値βを用いた下記条件を
みたす所定の正、又は、負の数である。
m(i,j),n(i,j) ただし、αm(i,j),n(i,j) は閾値βを用いた下記条件を
みたす所定の正、又は、負の数である。
【0030】 m(i,j)≧βの時αm(i,j),n(i,j) =0 m(i,j)<βの時αm(i,j),0≦αm(i,j),1≦α
m(i,j),2≦…≦αm(i, j),N ただし、初期値S0 (i,j)は、早く背景画像を更新
したい場合は小さい値を、安定していると考えられる背
景画像を初期設定する場合は大きい値を設定すればよ
い。
m(i,j),2≦…≦αm(i, j),N ただし、初期値S0 (i,j)は、早く背景画像を更新
したい場合は小さい値を、安定していると考えられる背
景画像を初期設定する場合は大きい値を設定すればよ
い。
【0031】例えば、β=2、α3,0 <0、α3,3 >0
とした場合、図9に示す例では安定度画像は(i)のよ
うに更新される。
とした場合、図9に示す例では安定度画像は(i)のよ
うに更新される。
【0032】次に、背景画像更新処理105において、
代表値画像109と時間変動判定結果画像108と安定
度画像110を参照して、各画素において以下に示す方
法で背景画像106を更新する。1.安定度が大きい
時、背景画像は更新しない。2.安定度が小さい場合、
背景画像を入力画像の値に近付くように安定度の値に従
って、更新する。
代表値画像109と時間変動判定結果画像108と安定
度画像110を参照して、各画素において以下に示す方
法で背景画像106を更新する。1.安定度が大きい
時、背景画像は更新しない。2.安定度が小さい場合、
背景画像を入力画像の値に近付くように安定度の値に従
って、更新する。
【0033】すなわちl(i,j)とm(i,j)とS
t (i,j)とBt-r (i,j)を元にBt (i,j)
を数6より算出する。
t (i,j)とBt-r (i,j)を元にBt (i,j)
を数6より算出する。
【0034】
【数6】
【0035】ただし、GはSt (i,j)がとりうる最
大値であり、初期値B0 (i,j)は、予め背景が予測
される場合はその値とすればよい。
大値であり、初期値B0 (i,j)は、予め背景が予測
される場合はその値とすればよい。
【0036】例えば、図9の例では背景画像の更新速度
は(j)に示すようになる。すなわち、(i)の安定度
画像において、安定度の減少した領域において背景画像
の更新速度が増加し、安定度の増加した領域において背
景画像の更新速度が減少する。従って、移動物体領域以
外では背景画像の更新速度が減少する。ここで、移動物
体領域の内部にある時間変動がないと判定された領域で
は、一時的に安定度が減少するものの、安定度の領域に
対する減少量を十分小さくとれば、移動物体の通過後に
再び安定度が増加するため、移動物体が背景画像に与え
る影響は非常に小さい。一方、背景自体が変動した場
合、背景画像がその変動に追従するまで安定度が単調に
減少し続けるため、背景画像の更新速度が大きく増加す
る。
は(j)に示すようになる。すなわち、(i)の安定度
画像において、安定度の減少した領域において背景画像
の更新速度が増加し、安定度の増加した領域において背
景画像の更新速度が減少する。従って、移動物体領域以
外では背景画像の更新速度が減少する。ここで、移動物
体領域の内部にある時間変動がないと判定された領域で
は、一時的に安定度が減少するものの、安定度の領域に
対する減少量を十分小さくとれば、移動物体の通過後に
再び安定度が増加するため、移動物体が背景画像に与え
る影響は非常に小さい。一方、背景自体が変動した場
合、背景画像がその変動に追従するまで安定度が単調に
減少し続けるため、背景画像の更新速度が大きく増加す
る。
【0037】つまり入力画像の輝度値の時間変動の大き
い部分は移動物体領域であると判断し操作を行わない。
また、入力画像と背景画像との一致度が低く時間変動が
小さい部分では、新しい背景の可能性があるが移動物体
の同色領域に相当している可能性もあるため、過去のフ
レームで背景画像と入力画像との一致度が高い状態が連
続していた(安定度が大きい)場合、その後の輝度値の
推移を調べてから背景画像の更新の判断を行う。このこ
とにより背景画像は移動物体領域の影響を受けにくくな
る。
い部分は移動物体領域であると判断し操作を行わない。
また、入力画像と背景画像との一致度が低く時間変動が
小さい部分では、新しい背景の可能性があるが移動物体
の同色領域に相当している可能性もあるため、過去のフ
レームで背景画像と入力画像との一致度が高い状態が連
続していた(安定度が大きい)場合、その後の輝度値の
推移を調べてから背景画像の更新の判断を行う。このこ
とにより背景画像は移動物体領域の影響を受けにくくな
る。
【0038】(実施例2)次に、第2の発明の背景画像
生成方法について説明する。この第2の発明と上記第1
の発明とは、以下に示すところが相違する。
生成方法について説明する。この第2の発明と上記第1
の発明とは、以下に示すところが相違する。
【0039】第1の発明においてはN枚の入力画像にお
ける輝度値の時間変動と、入力画像と背景画像との一致
の度合を判定して安定度画像と背景画像を生成してい
た。これに対し、第2の発明ではN枚の入力画像におけ
る輝度値の時間変動の判定の処理を省略する事でより単
純な処理で上記第1の発明に近い効果を引き出す事を目
的としたものである。すなわち、第1の発明ではN枚の
入力画像から時間変動判定結果画像と入力・背景一致判
定結果画像および代表値画像を生成していたのに対し、
第2の発明ではN枚の入力画像から入力・背景一致判定
結果画像と代表値画像を生成している点が異なる。
ける輝度値の時間変動と、入力画像と背景画像との一致
の度合を判定して安定度画像と背景画像を生成してい
た。これに対し、第2の発明ではN枚の入力画像におけ
る輝度値の時間変動の判定の処理を省略する事でより単
純な処理で上記第1の発明に近い効果を引き出す事を目
的としたものである。すなわち、第1の発明ではN枚の
入力画像から時間変動判定結果画像と入力・背景一致判
定結果画像および代表値画像を生成していたのに対し、
第2の発明ではN枚の入力画像から入力・背景一致判定
結果画像と代表値画像を生成している点が異なる。
【0040】第2の発明の背景画像生成方法では1回の
処理で参照する入力画像の数をN、時間間隔をrとした
場合の一実施例について図2を用いて説明する。図2
は、この発明の第2の実施例における背景画像生成方法
の流れを示す流れ図である。現在の時刻をtとしたとき
同図において201−kは時刻t−(k−1)rにおけ
る入力画像、202は代表値画像生成処理、203は入
力・背景一致判定処理、204は安定度画像更新処理、
205は背景画像更新処理、206は背景画像、207
は入力・背景一致判定結果画像、209は代表値画像、
210は安定度画像である。
処理で参照する入力画像の数をN、時間間隔をrとした
場合の一実施例について図2を用いて説明する。図2
は、この発明の第2の実施例における背景画像生成方法
の流れを示す流れ図である。現在の時刻をtとしたとき
同図において201−kは時刻t−(k−1)rにおけ
る入力画像、202は代表値画像生成処理、203は入
力・背景一致判定処理、204は安定度画像更新処理、
205は背景画像更新処理、206は背景画像、207
は入力・背景一致判定結果画像、209は代表値画像、
210は安定度画像である。
【0041】第2の発明の背景画像生成方法は、はじめ
に、代表値画像生成装置202において、各画素につい
て入力画像群201−1…Nの該画素における平均値を
求め、該画素における代表値l(i,j)とし、該画素
における輝度値をl(i,j)とする代表値画像209
を生成する。
に、代表値画像生成装置202において、各画素につい
て入力画像群201−1…Nの該画素における平均値を
求め、該画素における代表値l(i,j)とし、該画素
における輝度値をl(i,j)とする代表値画像209
を生成する。
【0042】次に、入力・背景一致判定処理203にお
いて、Nフレームの入力画像201−1…Nと背景画像
206の対応する輝度値を比較し、それらが一致してい
るかどうかを閾値処理により判定し、入力画像と現在の
背景画像との一致の度合を調べる。すなわち各画素につ
いて数7に示す入力・背景間差分値(背景差分)を求
め、輝度値一致判定の為に用意した閾値Tb と比較し、
b1 (i,j)<Tb 、b2 (i,j)<Tb 、…、b
N (i,j)<Tb の条件式の内、真となるものの数を
n(i,j)で表し、該画素における輝度値をn(i,
j)とする入力・背景一致判定結果画像207を生成す
る。n(i,j)が大きい時は、すなわち入力画像と背
景との一致度が高くなる時である。
いて、Nフレームの入力画像201−1…Nと背景画像
206の対応する輝度値を比較し、それらが一致してい
るかどうかを閾値処理により判定し、入力画像と現在の
背景画像との一致の度合を調べる。すなわち各画素につ
いて数7に示す入力・背景間差分値(背景差分)を求
め、輝度値一致判定の為に用意した閾値Tb と比較し、
b1 (i,j)<Tb 、b2 (i,j)<Tb 、…、b
N (i,j)<Tb の条件式の内、真となるものの数を
n(i,j)で表し、該画素における輝度値をn(i,
j)とする入力・背景一致判定結果画像207を生成す
る。n(i,j)が大きい時は、すなわち入力画像と背
景との一致度が高くなる時である。
【数7】bp (i,j)=|I(t-(N-p)r)(i,j)−
B(t-r) (i,j)| (0<p<N+1) 次に安定度画像更新処理204において、入力・背景一
致判定結果画像207を参照し、以下に示す方法で安定
度画像210を更新する。安定度画像210は、以下の
判断基準で更新する。 1.ある画素について、入力画像群と背景画像との一致
度が高い場合には安定度を増加させる。 2.ある画素について、入力画像群と背景画像との一致
度が低い場合には安定度を減少させる。
B(t-r) (i,j)| (0<p<N+1) 次に安定度画像更新処理204において、入力・背景一
致判定結果画像207を参照し、以下に示す方法で安定
度画像210を更新する。安定度画像210は、以下の
判断基準で更新する。 1.ある画素について、入力画像群と背景画像との一致
度が高い場合には安定度を増加させる。 2.ある画素について、入力画像群と背景画像との一致
度が低い場合には安定度を減少させる。
【0043】すなわちn(i,j)とSt-r (i,j)
を元にSt (i,j)を数8より算出する。
を元にSt (i,j)を数8より算出する。
【数8】 St (i,j)=St-r (i,j)+αn (i,j) ただし、αn (i,j)は下記条件をみたす所定の正、
又は、負の数である。
又は、負の数である。
【0044】α0 ≦α1 ≦α2 ≦…≦αN ただし、初期値S0 (i,j)は、早く背景を生成した
い場合は小さい値を、安定していると考えられる背景画
像を初期設定する場合は大きい値を設定すればよい。
い場合は小さい値を、安定していると考えられる背景画
像を初期設定する場合は大きい値を設定すればよい。
【0045】次に、背景画像更新処理205において、
代表値画像209と安定度画像210を参照して、以下
に示す方法で背景画像206を更新する。 1.安定度画像が大きい時、背景画像は更新しない。 2.安定度画像が小さい場合、背景画像を入力画像の値
に近付くように安定度の値に従って、更新する。
代表値画像209と安定度画像210を参照して、以下
に示す方法で背景画像206を更新する。 1.安定度画像が大きい時、背景画像は更新しない。 2.安定度画像が小さい場合、背景画像を入力画像の値
に近付くように安定度の値に従って、更新する。
【0046】すなわちl(i,j)とSt (i,j)と
Bt-r (i,j)を元にBt (i,j)を数9より算出
する。
Bt-r (i,j)を元にBt (i,j)を数9より算出
する。
【0047】
【数9】
【0048】ただし、GはSt (i,j)がとりうる最
大値であり、初期値B0 (i,j)は、予め背景が予測
される場合はその値とすればよい。
大値であり、初期値B0 (i,j)は、予め背景が予測
される場合はその値とすればよい。
【0049】つまり入力画像の輝度値の安定度の大きい
部分は既に背景が得られていると判断し操作を行わな
い。また、入力画像と背景画像との一致度が低く安定度
が小さい部分では、新しい背景の可能性があるが移動物
体の同色領域に相当している可能性もあるため、過去の
フレームで背景画像と入力画像との一致度が高い状態が
連続していた(安定度が大きい)場合、その後の輝度値
の推移を調べてから背景画像の更新を行う。このことに
より背景画像は移動物体領域の影響を受けにくくなる。
部分は既に背景が得られていると判断し操作を行わな
い。また、入力画像と背景画像との一致度が低く安定度
が小さい部分では、新しい背景の可能性があるが移動物
体の同色領域に相当している可能性もあるため、過去の
フレームで背景画像と入力画像との一致度が高い状態が
連続していた(安定度が大きい)場合、その後の輝度値
の推移を調べてから背景画像の更新を行う。このことに
より背景画像は移動物体領域の影響を受けにくくなる。
【0050】(実施例3)次に、第3の発明の背景画像
生成方法について説明する。第3の発明と第1の発明と
は、以下に示すところが相違する。
生成方法について説明する。第3の発明と第1の発明と
は、以下に示すところが相違する。
【0051】第1の発明においては、入力画像から一旦
時間変動判定結果画像および入力・背景一致判定結果画
像を生成した後に安定度画像や背景画像を生成するよう
にしていた。これに対し、第3の発明では各画素毎にN
枚の入力画像における当該輝度値の時間変動判定結果お
よび入力・背景一致判定結果を算出する。
時間変動判定結果画像および入力・背景一致判定結果画
像を生成した後に安定度画像や背景画像を生成するよう
にしていた。これに対し、第3の発明では各画素毎にN
枚の入力画像における当該輝度値の時間変動判定結果お
よび入力・背景一致判定結果を算出する。
【0052】本発明の一実施例として、時刻tにおいて
時間間隔rのN枚の入力画像に対して背景画像を更新す
る方法について図3を用いて説明する。
時間間隔rのN枚の入力画像に対して背景画像を更新す
る方法について図3を用いて説明する。
【0053】図3は、本実施例における背景画像生成方
法の流れ図である。現在の時刻をtとしたとき同図にお
いて、301−kは時刻t−(k−1)rにおける入力
画像、302は時間変動判定処理、303は入力・背景
一致判定処理、304は安定度画像更新処理、305は
背景画像更新処理、306は背景画像、307は入力・
背景一致判定結果、308は時間変動判定結果、309
は代表値、310は安定度画像、311はアドレス、3
12は初期化処理、313は終了判定処理である。
法の流れ図である。現在の時刻をtとしたとき同図にお
いて、301−kは時刻t−(k−1)rにおける入力
画像、302は時間変動判定処理、303は入力・背景
一致判定処理、304は安定度画像更新処理、305は
背景画像更新処理、306は背景画像、307は入力・
背景一致判定結果、308は時間変動判定結果、309
は代表値、310は安定度画像、311はアドレス、3
12は初期化処理、313は終了判定処理である。
【0054】第3の発明の背景画像生成方法では、はじ
めに、初期化処理312においてアドレス311に最初
に走査する画素のアドレスを与える。なお、以下ではア
ドレス311が示す画素の座標を(i,j)とする。た
だし、i,jはそれぞれ0≦i≦X−1、0≦j≦Y−
1を満たすものとする。
めに、初期化処理312においてアドレス311に最初
に走査する画素のアドレスを与える。なお、以下ではア
ドレス311が示す画素の座標を(i,j)とする。た
だし、i,jはそれぞれ0≦i≦X−1、0≦j≦Y−
1を満たすものとする。
【0055】次に、時間変動判定302においてアドレ
ス311が示す参照画素(i,j)について、入力画像
間相互の差分を数10より求め、輝度値の一致判定の為
に用意した閾値Ta と比較し、a1,2 <Ta 、a1,3 <
Ta 、…、aN-1,N <Ta の条件式の内、真となるもの
の数を時間変動判定結果m(308)とする。mが大き
い時は、すなわち入力画像に時間変動が見られない時で
ある。そして、参照画素(i,j)における、入力画像
群の画素値の平均を該画素における代表値l(309)
とする。
ス311が示す参照画素(i,j)について、入力画像
間相互の差分を数10より求め、輝度値の一致判定の為
に用意した閾値Ta と比較し、a1,2 <Ta 、a1,3 <
Ta 、…、aN-1,N <Ta の条件式の内、真となるもの
の数を時間変動判定結果m(308)とする。mが大き
い時は、すなわち入力画像に時間変動が見られない時で
ある。そして、参照画素(i,j)における、入力画像
群の画素値の平均を該画素における代表値l(309)
とする。
【数10】ap,q =|I(t-(N-p)r)(i,j)−B
(t-(N-q)r)(i,j)| (1≦p≦N,1≦q≦N)) 次に、入力・背景一致判定処理303において、Nフレ
ームの入力画像301−1…Nと背景画像306のアド
レス311が示す参照画素(i,j)の輝度値を比較
し、それらが一致しているかどうかを閾値処理により判
定し、入力画像と現在の背景画像との一致の度合を調べ
る。すなわち各画素について数11に示す入力・背景間
差分値(背景差分)を求め、輝度値一致判定の為に用意
した閾値Tb と比較し、b1 <Tb 、b2 <Tb 、…、
bN <Tb の条件式の内、真となるものの数を入力・背
景一致判定結果n(307)とする。nが大きい時は、
すなわち入力画像と背景画像との一致度が高くなる時で
ある。
(t-(N-q)r)(i,j)| (1≦p≦N,1≦q≦N)) 次に、入力・背景一致判定処理303において、Nフレ
ームの入力画像301−1…Nと背景画像306のアド
レス311が示す参照画素(i,j)の輝度値を比較
し、それらが一致しているかどうかを閾値処理により判
定し、入力画像と現在の背景画像との一致の度合を調べ
る。すなわち各画素について数11に示す入力・背景間
差分値(背景差分)を求め、輝度値一致判定の為に用意
した閾値Tb と比較し、b1 <Tb 、b2 <Tb 、…、
bN <Tb の条件式の内、真となるものの数を入力・背
景一致判定結果n(307)とする。nが大きい時は、
すなわち入力画像と背景画像との一致度が高くなる時で
ある。
【数11】bp =|I(t-(N-p)r)(i,j)−B(t-r)
(i,j)|(0<p<N+1) 次に、安定度画像更新処理304において、時間変動判
定結果m(308)と入力・背景一致判定結果n(30
7)とアドレス311とを参照し、以下に示す方法で安
定度画像310を更新する。安定度画像310は、アド
レス311が示す参照画素(i,j)においてmとnの
値に応じて以下の判断基準で更新する。 1.入力画像の輝度値に時間変動がある場合には安定度
に変更を加えない。 2.入力画像の輝度値に時間変動がない場合には入力・
背景一致判定結果により、以下に従う。 (a)入力画像と背景画像の一致度が高い場合には安定
度を増加させる。 (b)入力画像と背景画像の一致度が低い場合には安定
度を減少させる。 すなわちmとnとSt-r を元にSt (i,j)を数12
より算出する。
(i,j)|(0<p<N+1) 次に、安定度画像更新処理304において、時間変動判
定結果m(308)と入力・背景一致判定結果n(30
7)とアドレス311とを参照し、以下に示す方法で安
定度画像310を更新する。安定度画像310は、アド
レス311が示す参照画素(i,j)においてmとnの
値に応じて以下の判断基準で更新する。 1.入力画像の輝度値に時間変動がある場合には安定度
に変更を加えない。 2.入力画像の輝度値に時間変動がない場合には入力・
背景一致判定結果により、以下に従う。 (a)入力画像と背景画像の一致度が高い場合には安定
度を増加させる。 (b)入力画像と背景画像の一致度が低い場合には安定
度を減少させる。 すなわちmとnとSt-r を元にSt (i,j)を数12
より算出する。
【数12】st (i,j)=St-r (i,j)+αm,n ただし、αm,n は閾値βを用いた下記条件をみたす所定
の正、又は、負の数である。
の正、又は、負の数である。
【0056】m≧βの時αm,n =0 m<βの時αm,0 ≦αm,1 ≦αm,2 ≦…≦αm,N また、初期値S0 (i,j)は、早く背景画像を更新し
たい場合は小さい値を、安定していると考えられる背景
画像を初期設定する場合は大きい値を設定すればよい。
たい場合は小さい値を、安定していると考えられる背景
画像を初期設定する場合は大きい値を設定すればよい。
【0057】次に、背景画像更新処理部305におい
て、代表値l(309)と時間変動判定結果m(30
8)と安定度画像St (i,j)(310)を参照し
て、アドレス311が示す参照画素(i,j)において
以下に示す方法で背景画像306を更新する。 1.安定度が大きい時、背景画像を更新しない。 2.安定度が小さく、時間変動が小さい場合、背景画像
を入力画像の値に近付くように安定度の値に従って更新
する。
て、代表値l(309)と時間変動判定結果m(30
8)と安定度画像St (i,j)(310)を参照し
て、アドレス311が示す参照画素(i,j)において
以下に示す方法で背景画像306を更新する。 1.安定度が大きい時、背景画像を更新しない。 2.安定度が小さく、時間変動が小さい場合、背景画像
を入力画像の値に近付くように安定度の値に従って更新
する。
【0058】すなわちlとmとSt (i,j)とBt-r
(i,j)を元にBt (i,j)を数13より算出す
る。
(i,j)を元にBt (i,j)を数13より算出す
る。
【数13】 Bt (i,j)=Bt-r (i,j)+γm,St(i,j)
(l>Bt-r (i,j)) Bt (i,j)=Bt-r (i,j)−γm,St(i,j)
(l≦Bt-r (i,j)) ただし、γm,St(i,j) は閾値βを用いた下記条件を満た
す所定の数である。
(l>Bt-r (i,j)) Bt (i,j)=Bt-r (i,j)−γm,St(i,j)
(l≦Bt-r (i,j)) ただし、γm,St(i,j) は閾値βを用いた下記条件を満た
す所定の数である。
【0059】m≧βの時γm,St(i,j) =0 m<βの時γm,0 ≧γm,1 ≧γm,2 ≧…≧γm,G ただし、GはSt (i,j)がとりうる最大値であり、
初期値B0 (i,j)は、予め背景が予測される場合は
その値とすればよい。
初期値B0 (i,j)は、予め背景が予測される場合は
その値とすればよい。
【0060】次に終了判定処理313において全画素の
更新が終了したかどうかを判定し、アドレス311が最
後に走査する画素を示しているならば処理を終了し、そ
うでないならばアドレス311を更新し、再び時間変動
判定処理302以降の処理を行う。終了判定処理313
により処理が終了した場合には、全ての画素を操作し終
え、任意の画素について背景画像306が更新される。
更新が終了したかどうかを判定し、アドレス311が最
後に走査する画素を示しているならば処理を終了し、そ
うでないならばアドレス311を更新し、再び時間変動
判定処理302以降の処理を行う。終了判定処理313
により処理が終了した場合には、全ての画素を操作し終
え、任意の画素について背景画像306が更新される。
【0061】つまり入力画像の輝度値の時間変動の大き
い部分は移動物体領域であると判断し操作を行わない。
また、入力画像と背景画像との一致度が低く時間変動が
小さい場合、新しい背景の可能性があるが移動物体の同
色領域に相当している可能性もあるため、背景画像と入
力画像との一致度が高い状態が連続していた(安定度が
大きい)場合、その後の輝度値の推移を調べてから背景
画像の更新を判断を行う。このことにより背景画像は移
動物体領域の影響を受けにくくなる。
い部分は移動物体領域であると判断し操作を行わない。
また、入力画像と背景画像との一致度が低く時間変動が
小さい場合、新しい背景の可能性があるが移動物体の同
色領域に相当している可能性もあるため、背景画像と入
力画像との一致度が高い状態が連続していた(安定度が
大きい)場合、その後の輝度値の推移を調べてから背景
画像の更新を判断を行う。このことにより背景画像は移
動物体領域の影響を受けにくくなる。
【0062】(実施例4)次に、第4の発明の背景画像
生成方法について説明する。第4の発明と第3の発明と
は、以下に示すところが相違する。
生成方法について説明する。第4の発明と第3の発明と
は、以下に示すところが相違する。
【0063】第3の発明においては、N枚の入力画像に
おける輝度値の時間変動と入力画像と背景画像との一致
の度合を判定して安定度画像と背景画像を生成してい
た。これに対し本発明ではN枚の入力画像における輝度
値の時間変動の判定の処理を省略することで、より単純
な処理で上記第3の発明に近い効果を引き出す事を目的
としたものである。本発明と上記第3の発明との相違点
は上記第3の発明ではN枚の入力画像から時間変動判定
結果を求めており、本発明では時間変動判定結果を求め
ていない点である。
おける輝度値の時間変動と入力画像と背景画像との一致
の度合を判定して安定度画像と背景画像を生成してい
た。これに対し本発明ではN枚の入力画像における輝度
値の時間変動の判定の処理を省略することで、より単純
な処理で上記第3の発明に近い効果を引き出す事を目的
としたものである。本発明と上記第3の発明との相違点
は上記第3の発明ではN枚の入力画像から時間変動判定
結果を求めており、本発明では時間変動判定結果を求め
ていない点である。
【0064】本発明の一実施例として、時刻tにおいて
時間間隔rのN枚の入力画像に対して背景画像を更新す
る方法について図4を用いて説明する。
時間間隔rのN枚の入力画像に対して背景画像を更新す
る方法について図4を用いて説明する。
【0065】図4は、本実施例における背景画像生成方
法の流れ図である。現在の時刻をtとしたとき同図にお
いて401−kは時刻t−(k−1)rにおける入力画
像、402は代表値生成処理、403は入力・背景一致
判定処理、404は安定度画像更新処理、405は背景
画像更新処理、406は背景画像、407は入力・背景
一致判定結果、409は代表値、410は安定度画像、
411はアドレス、412は初期化処理、413は終了
判定処理である。
法の流れ図である。現在の時刻をtとしたとき同図にお
いて401−kは時刻t−(k−1)rにおける入力画
像、402は代表値生成処理、403は入力・背景一致
判定処理、404は安定度画像更新処理、405は背景
画像更新処理、406は背景画像、407は入力・背景
一致判定結果、409は代表値、410は安定度画像、
411はアドレス、412は初期化処理、413は終了
判定処理である。
【0066】第4の発明の背景画像生成方法で、はじめ
に、初期化処理412においてアドレス411に、最初
に走査する画素のアドレスを与える。なお、以下では、
アドレス411が示す画素の座標を(i,j)とする。
ただし、(i,j)はそれぞれ0≦i≦X−1、0≦j
≦Y−1を満たすものとする。
に、初期化処理412においてアドレス411に、最初
に走査する画素のアドレスを与える。なお、以下では、
アドレス411が示す画素の座標を(i,j)とする。
ただし、(i,j)はそれぞれ0≦i≦X−1、0≦j
≦Y−1を満たすものとする。
【0067】次に代表値生成処理402において、アド
レス411が示す参照画素(i,j)における、入力画
像群401−1…Nの輝度値の平均を該画素における代
表値409lとして求める。
レス411が示す参照画素(i,j)における、入力画
像群401−1…Nの輝度値の平均を該画素における代
表値409lとして求める。
【0068】次に、入力・背景一致判定処理403にお
いて、Nフレームの入力画像401−1…Nと背景画像
406の対応する輝度値を比較し、それらが一致してい
るかどうかを閾値処理により判定し、入力画像401−
1…Nと現在の背景画像406との一致の度合を調べ
る。すなわち各画素について数14に示す入力・背景間
差分値(背景差分)を求め、輝度値一致判定の為に用意
した閾値Tb と比較し、b1 <Tb 、b2 <Tb 、…、
bN <Tb の条件式の内、真となるものの数を入力・背
景一致判定結果n(407)とする。nが大きい時は、
すなわち入力画像と背景画像との一致度が高くなる時で
ある。
いて、Nフレームの入力画像401−1…Nと背景画像
406の対応する輝度値を比較し、それらが一致してい
るかどうかを閾値処理により判定し、入力画像401−
1…Nと現在の背景画像406との一致の度合を調べ
る。すなわち各画素について数14に示す入力・背景間
差分値(背景差分)を求め、輝度値一致判定の為に用意
した閾値Tb と比較し、b1 <Tb 、b2 <Tb 、…、
bN <Tb の条件式の内、真となるものの数を入力・背
景一致判定結果n(407)とする。nが大きい時は、
すなわち入力画像と背景画像との一致度が高くなる時で
ある。
【数14】bp =|I(t-(N-p)r)(i,j)−B(t-r)
(i,j)| (0<p<N+1) 次に安定度画像更新処理404において、入力・背景一
致判定結果407とアドレス411を参照し、以下に示
す方法で安定度画像410を更新する。安定度画像41
0は、アドレス411が示す参照画素(i,j)におい
て入力・背景一致判定結果n(407)の値に応じて以
下の判断基準で更新する。 1.入力画像と背景画像の一致度が高い場合には安定度
を増加させる。 2.入力画像と背景画像の一致度が低い場合には安定度
を減少させる。
(i,j)| (0<p<N+1) 次に安定度画像更新処理404において、入力・背景一
致判定結果407とアドレス411を参照し、以下に示
す方法で安定度画像410を更新する。安定度画像41
0は、アドレス411が示す参照画素(i,j)におい
て入力・背景一致判定結果n(407)の値に応じて以
下の判断基準で更新する。 1.入力画像と背景画像の一致度が高い場合には安定度
を増加させる。 2.入力画像と背景画像の一致度が低い場合には安定度
を減少させる。
【0069】すなわちnとSt-r (i,j)を元にSt
(i,j)を数15より算出する。
(i,j)を数15より算出する。
【数15】St (i,j)=St-r (i,j)+αn ただし、αn は下記条件をみたす所定の正、又は、負の
数である。
数である。
【0070】α0 ≦α1 ≦α2 ≦…≦αN また、初期値S0 (i,j)は、早く背景画像を更新し
たい場合は小さい値を、安定していると考えられる背景
画像を初期設定する場合は大きい値を設定すればよい。
1次に、背景画像更新処理405において、代表値l
(409)と安定度画像St (i,j)(410)を参
照して、アドレス411が示す参照画素において以下に
示す方法で背景画像406を更新する。 1.安定度が大きい時、背景画像は更新しない。 2.安定度が小さい場合、背景画像を入力画像の値に近
付くように安定度の値に従って更新する。
たい場合は小さい値を、安定していると考えられる背景
画像を初期設定する場合は大きい値を設定すればよい。
1次に、背景画像更新処理405において、代表値l
(409)と安定度画像St (i,j)(410)を参
照して、アドレス411が示す参照画素において以下に
示す方法で背景画像406を更新する。 1.安定度が大きい時、背景画像は更新しない。 2.安定度が小さい場合、背景画像を入力画像の値に近
付くように安定度の値に従って更新する。
【0071】すなわちlとSt (i,j)とB
t-r (i,j)を元に、Bt (i,j)を数16より算
出する。
t-r (i,j)を元に、Bt (i,j)を数16より算
出する。
【数16】Bt (i,j)=Bt-r (i,j)+γ
St(i,j) (l>Bt-r (i,j)) Bt (i,j)=Bt-r (i,j)−γSt(i,j) (l
≦Bt-r (i,j)) ただし、γSt(i,j) は下記条件を満たす所定の数であ
る。
St(i,j) (l>Bt-r (i,j)) Bt (i,j)=Bt-r (i,j)−γSt(i,j) (l
≦Bt-r (i,j)) ただし、γSt(i,j) は下記条件を満たす所定の数であ
る。
【0072】γ0 ≧γ1 ≧γ2 ≧…≧γG ただし、GはSt (i,j)がとりうる最大値であり、
初期値B0 (i,j)は、予め背景が予測される場合は
その値とすればよい。
初期値B0 (i,j)は、予め背景が予測される場合は
その値とすればよい。
【0073】次に終了判定処理413において全画素の
更新が終了したかどうかを判定し、アドレス411が最
後に走査する画素を示しているならば処理を終了し、そ
うでないならばアドレス411を更新し、再び時間変動
判定処理402以降の処理を行う。終了判定処理413
により処理が終了した場合には、全ての画素を操作し終
え、任意の画素について背景画像406が更新される。
更新が終了したかどうかを判定し、アドレス411が最
後に走査する画素を示しているならば処理を終了し、そ
うでないならばアドレス411を更新し、再び時間変動
判定処理402以降の処理を行う。終了判定処理413
により処理が終了した場合には、全ての画素を操作し終
え、任意の画素について背景画像406が更新される。
【0074】つまり入力画像の輝度値の安定度の大きい
部分は、既に背景が得られていると判断し操作を行わな
い。また、入力画像と背景画像との一致度が低く安定度
が小さい部分では、新しい背景の可能性があるが移動物
体の同色領域に相当している可能性もあるため、過去の
フレームで背景画像と入力画像との一致度が高い状態が
連続していた(安定度が大きい)場合、その後の輝度値
の推移を調べてから背景画像の更新の判断を行う。この
ことにより背景画像は移動物体領域の影響をうけにくく
なる。
部分は、既に背景が得られていると判断し操作を行わな
い。また、入力画像と背景画像との一致度が低く安定度
が小さい部分では、新しい背景の可能性があるが移動物
体の同色領域に相当している可能性もあるため、過去の
フレームで背景画像と入力画像との一致度が高い状態が
連続していた(安定度が大きい)場合、その後の輝度値
の推移を調べてから背景画像の更新の判断を行う。この
ことにより背景画像は移動物体領域の影響をうけにくく
なる。
【0075】(実施例5)まず、第5の発明の背景画像
生成装置で、1回の処理で参照する入力画像の数をN、
時間間隔をrとした場合の一実施例について図5を用い
て説明する。
生成装置で、1回の処理で参照する入力画像の数をN、
時間間隔をrとした場合の一実施例について図5を用い
て説明する。
【0076】図5は、本実施例における背景画像生成方
法の構成図である。同図において501は入力画像記憶
手段、502は時間変動判定手段、503は入力・背景
一致判定手段、504は安定度画像更新手段、505は
背景画像更新手段、506は背景画像記憶手段、507
は入力・背景一致判定結果画像記憶手段、508は時間
変動判定結果画像記憶手段、509は代表値画像記憶手
段、510は安定度画像記憶手段、511は制御手段で
ある。
法の構成図である。同図において501は入力画像記憶
手段、502は時間変動判定手段、503は入力・背景
一致判定手段、504は安定度画像更新手段、505は
背景画像更新手段、506は背景画像記憶手段、507
は入力・背景一致判定結果画像記憶手段、508は時間
変動判定結果画像記憶手段、509は代表値画像記憶手
段、510は安定度画像記憶手段、511は制御手段で
ある。
【0077】以下、現在の時刻をtとしたときの本装置
の動作について説明する。
の動作について説明する。
【0078】まず、入力画像記憶手段501には、例え
ば、テレビカメラなどにより時刻t−(N−1)r,t
−(n−2)r,…,tにおいて入力された画像が記憶
されているものとする。
ば、テレビカメラなどにより時刻t−(N−1)r,t
−(n−2)r,…,tにおいて入力された画像が記憶
されているものとする。
【0079】制御手段511は、第1に時間変動判定手
段502に起動信号を送り時間変動判定手段502から
の終了信号を待ち、第2に時間変動判定手段502から
の終了信号を受け取ると、入力・背景一致判定手段50
3に起動信号を送り、入力・背景一致判定手段503か
らの終了信号を待ち、第3に入力・背景一致判定手段5
03からの終了信号を受け取ると、安定度画像更新手段
504に起動信号を送り、安定度画像更新手段504か
らの終了信号を待ち、第4に安定度画像更新手段504
からの終了信号を受け取ると、背景画像更新手段505
に起動信号を送り、背景画像更新手段505からの終了
信号を待ち、第5に背景画像更新手段505からの終了
信号を受けた後に全処理を終了する。
段502に起動信号を送り時間変動判定手段502から
の終了信号を待ち、第2に時間変動判定手段502から
の終了信号を受け取ると、入力・背景一致判定手段50
3に起動信号を送り、入力・背景一致判定手段503か
らの終了信号を待ち、第3に入力・背景一致判定手段5
03からの終了信号を受け取ると、安定度画像更新手段
504に起動信号を送り、安定度画像更新手段504か
らの終了信号を待ち、第4に安定度画像更新手段504
からの終了信号を受け取ると、背景画像更新手段505
に起動信号を送り、背景画像更新手段505からの終了
信号を待ち、第5に背景画像更新手段505からの終了
信号を受けた後に全処理を終了する。
【0080】時間変動判定手段502は、制御手段51
1から起動信号を受け取ると、以下のことを行う。ま
ず、第1に、入力画像記憶手段501に記憶されている
入力画像群を参照し、その入力画像のフレーム間の差分
をとりそれらが相互に一致しているかどうかを閾値処理
により判定し、入力画像の変動を調べる。すなわち各画
素につき数17に示すフレーム間差分値を求め、輝度値
一致判定の為に用意した閾値Ta と比較し、a
1,2 (i,j)<Ta 、a1,3 (i,j)<Ta 、…、
aN-1,N (i,j)<Ta の条件式の内、真となるもの
の数m(i,j)を求める。m(i,j)が大きい時
は、すなわち入力画像に変動が見られない時である。
1から起動信号を受け取ると、以下のことを行う。ま
ず、第1に、入力画像記憶手段501に記憶されている
入力画像群を参照し、その入力画像のフレーム間の差分
をとりそれらが相互に一致しているかどうかを閾値処理
により判定し、入力画像の変動を調べる。すなわち各画
素につき数17に示すフレーム間差分値を求め、輝度値
一致判定の為に用意した閾値Ta と比較し、a
1,2 (i,j)<Ta 、a1,3 (i,j)<Ta 、…、
aN-1,N (i,j)<Ta の条件式の内、真となるもの
の数m(i,j)を求める。m(i,j)が大きい時
は、すなわち入力画像に変動が見られない時である。
【数17】ap,q (i,j)=|I(t-(N-p)r)(i,
j)−I(t-(N-q)r)(i,j)| (0<p<N+1,0<q<N+1) そして該画素における輝度値をm(i,j)とする時間
変動判定結果画像を生成し、時間変動判定結果画像記憶
手段508に渡す。第2に各画素について入力画像群の
輝度値の平均を該画素における代表値l(i,j)とし
て求め、l(i,j)を該画素における輝度値とする代
表値画像を生成し、代表値画像記憶手段509に渡す。
以上の処理が終了した後、制御手段511に終了信号を
送る。
j)−I(t-(N-q)r)(i,j)| (0<p<N+1,0<q<N+1) そして該画素における輝度値をm(i,j)とする時間
変動判定結果画像を生成し、時間変動判定結果画像記憶
手段508に渡す。第2に各画素について入力画像群の
輝度値の平均を該画素における代表値l(i,j)とし
て求め、l(i,j)を該画素における輝度値とする代
表値画像を生成し、代表値画像記憶手段509に渡す。
以上の処理が終了した後、制御手段511に終了信号を
送る。
【0081】入力・背景一致判定手段503は、制御手
段511から起動信号を受け取ると、入力画像記憶手段
501に記憶されている入力画像群と、背景画像記憶手
段506に記憶されている背景画像を比較し、それらが
一致しているかどうかを閾値処理により判定し、入力画
像と現在の背景画像との一致の度合を調べる。すなわち
各画素について数18に示す入力・背景間差分値(背景
差分)を求め、輝度値一致判定の為に用意した閾値Tb
と比較し、b1 (i,j)<Tb 、b2 (i,j)<T
b 、…、bN (i,j)<Tb の条件式の内、真となる
ものの数n(i,j)を求め、該画素における輝度値を
n(i,j)とする入力・背景一致判定結果画像を生成
し、入力・背景一致判定結果画像記憶手段507に渡
し、制御手段511に終了信号を送る。n(i,j)が
大きい時は、すなわち入力画像と背景画像との一致度が
高くなる時である。
段511から起動信号を受け取ると、入力画像記憶手段
501に記憶されている入力画像群と、背景画像記憶手
段506に記憶されている背景画像を比較し、それらが
一致しているかどうかを閾値処理により判定し、入力画
像と現在の背景画像との一致の度合を調べる。すなわち
各画素について数18に示す入力・背景間差分値(背景
差分)を求め、輝度値一致判定の為に用意した閾値Tb
と比較し、b1 (i,j)<Tb 、b2 (i,j)<T
b 、…、bN (i,j)<Tb の条件式の内、真となる
ものの数n(i,j)を求め、該画素における輝度値を
n(i,j)とする入力・背景一致判定結果画像を生成
し、入力・背景一致判定結果画像記憶手段507に渡
し、制御手段511に終了信号を送る。n(i,j)が
大きい時は、すなわち入力画像と背景画像との一致度が
高くなる時である。
【数18】bp (i,j)=|I(t-(N-p)r)(i,j)
−B(t-r) (i,j)| (0<p<N+1) 安定度画像更新手段504は、制御手段511から起動
信号を受け取ると、時間変動判定結果画像記憶手段50
8に記憶している時間変動判定結果画像と入力・背景一
致判定結果画像記憶手段507に記憶している入力・背
景一致判定結果画像を参照し、以下に示す方法で安定度
画像記憶手段510に記憶している安定度画像を更新
し、制御手段511に終了信号を送る。安定度画像は、
各画素においてm(i,j)とn(i,j)の値に応じ
て以下の判断基準で逐次更新する。 1.入力画像に時間変動がある場合には安定度に変更を
加えない。 2.入力画像に時間変動がない場合には入力・背景一致
判定結果により、以下に従う。 (a)入力画像と背景画像の一致度が高い場合には安定
度を増加させる。 (b)入力画像と背景画像の一致度が低い場合には安定
度を減少させる。 すなわちm(i,j)とn(i,j)とSt-r (i,
j)を元にSt (i,j)を数19より算出する。
−B(t-r) (i,j)| (0<p<N+1) 安定度画像更新手段504は、制御手段511から起動
信号を受け取ると、時間変動判定結果画像記憶手段50
8に記憶している時間変動判定結果画像と入力・背景一
致判定結果画像記憶手段507に記憶している入力・背
景一致判定結果画像を参照し、以下に示す方法で安定度
画像記憶手段510に記憶している安定度画像を更新
し、制御手段511に終了信号を送る。安定度画像は、
各画素においてm(i,j)とn(i,j)の値に応じ
て以下の判断基準で逐次更新する。 1.入力画像に時間変動がある場合には安定度に変更を
加えない。 2.入力画像に時間変動がない場合には入力・背景一致
判定結果により、以下に従う。 (a)入力画像と背景画像の一致度が高い場合には安定
度を増加させる。 (b)入力画像と背景画像の一致度が低い場合には安定
度を減少させる。 すなわちm(i,j)とn(i,j)とSt-r (i,
j)を元にSt (i,j)を数19より算出する。
【数19】 St (i,j)=St-r (i,j)+αm(i,j),n(i,j) ただし、αm(i,j),n(i,j) は閾値βを用いた下記条件を
みたす所定の正、又は、負の数である。
みたす所定の正、又は、負の数である。
【0082】 m(i,j)≧βの時αm(i,j),n(i,j) =0 m(i,j)<βの時αm(i,j),0≦αm(i,j),1≦α
m(i,j),2≦…≦αm(i,j) ,N ただし、初期値S0 (i,j)は、早く背景画像を更新
したい場合は小さい値を、安定していると考えられる背
景画像を初期設定する場合は大きい値を設定すればよ
い。
m(i,j),2≦…≦αm(i,j) ,N ただし、初期値S0 (i,j)は、早く背景画像を更新
したい場合は小さい値を、安定していると考えられる背
景画像を初期設定する場合は大きい値を設定すればよ
い。
【0083】背景画像更新手段505は、制御手段51
1から起動信号を受け取ると、代表値画像記憶手段50
9に記憶している代表値画像と時間変動判定結果画像記
憶手段508に記憶している時間変動判定結果画像と安
定度画像記憶手段510に記憶している安定度画像を参
照して、各画素において以下に示す方法で背景画像記憶
手段506に記憶している背景画像を更新し、制御手段
511に終了信号を送る。 1.安定度が大きい時、背景画像を更新しない。 2.安定度が小さく、時間変動が小さい場合、背景画像
を入力画像の値に近付くように安定度の値に従って、更
新する。
1から起動信号を受け取ると、代表値画像記憶手段50
9に記憶している代表値画像と時間変動判定結果画像記
憶手段508に記憶している時間変動判定結果画像と安
定度画像記憶手段510に記憶している安定度画像を参
照して、各画素において以下に示す方法で背景画像記憶
手段506に記憶している背景画像を更新し、制御手段
511に終了信号を送る。 1.安定度が大きい時、背景画像を更新しない。 2.安定度が小さく、時間変動が小さい場合、背景画像
を入力画像の値に近付くように安定度の値に従って、更
新する。
【0084】すなわちl(i,j)とm(i,j)とB
t-r (i,j)を元にBt (i,j)を数20より算出
する。
t-r (i,j)を元にBt (i,j)を数20より算出
する。
【数20】Bt (i,j)=Bt-r (i,j)+γ
m(i,j),St(i,j) (l(i,j)>Bt-r (i,j)) Bt (i,j)=Bt-r (i,j)−γm(i,j),St(i,j)
(l(i,j)≦Bt-r (i,j)) ただし、γm(i,j),St(i,j)は閾値βを用いた下記条件を
満たす所定の数である。
m(i,j),St(i,j) (l(i,j)>Bt-r (i,j)) Bt (i,j)=Bt-r (i,j)−γm(i,j),St(i,j)
(l(i,j)≦Bt-r (i,j)) ただし、γm(i,j),St(i,j)は閾値βを用いた下記条件を
満たす所定の数である。
【0085】m(i,j)≧βの時γm(i,j),St(i,j)=
0 m(i,j)<βの時γm(i,j),0≧γm(i,j),1≧γ
m(i,j),2≧…≧γm(i,j) ,G ただし、GはSt (i,j)がとりうる最大値であり、
初期値B0 (i,j)は、予め背景が予測される場合は
その値とすればよい。
0 m(i,j)<βの時γm(i,j),0≧γm(i,j),1≧γ
m(i,j),2≧…≧γm(i,j) ,G ただし、GはSt (i,j)がとりうる最大値であり、
初期値B0 (i,j)は、予め背景が予測される場合は
その値とすればよい。
【0086】つまり、入力画像の輝度値の時間変動の大
きい部分は、移動物体領域であると判断し操作を行わな
い。また、入力画像の輝度値と背景画像との一致度が低
く時間変動が小さい部分では、新しい背景の可能性があ
るが移動物体の同色領域に相当している可能性もあるた
め、過去のフレームで背景画像と入力画像との一致度が
高い状態が連続していた(安定度が大きい)場合、その
後の輝度値の推移を調べてから背景画像の更新の判定を
行う。このことにより背景画像は移動物体領域の影響を
受けにくくなる。
きい部分は、移動物体領域であると判断し操作を行わな
い。また、入力画像の輝度値と背景画像との一致度が低
く時間変動が小さい部分では、新しい背景の可能性があ
るが移動物体の同色領域に相当している可能性もあるた
め、過去のフレームで背景画像と入力画像との一致度が
高い状態が連続していた(安定度が大きい)場合、その
後の輝度値の推移を調べてから背景画像の更新の判定を
行う。このことにより背景画像は移動物体領域の影響を
受けにくくなる。
【0087】(実施例6)第6の発明の背景画像生成装
置について説明する。本発明と上記第5の発明とは以下
に示す点が異なる。上記第5の発明ではN枚の入力画像
における輝度値の時間変動を判定して時間変動判定結果
を求めている。これに対し、本発明ではN枚の入力画像
における輝度値の時間変動の判定の処理を省略する事で
より単純な処理で上記第5の発明に近い効果を引き出す
事を目的としたものである。
置について説明する。本発明と上記第5の発明とは以下
に示す点が異なる。上記第5の発明ではN枚の入力画像
における輝度値の時間変動を判定して時間変動判定結果
を求めている。これに対し、本発明ではN枚の入力画像
における輝度値の時間変動の判定の処理を省略する事で
より単純な処理で上記第5の発明に近い効果を引き出す
事を目的としたものである。
【0088】第6の発明の背景画像生成装置で、1回の
処理で参照する入力画像の数をN、時間間隔をrとした
場合の一実施例について図6を用いて説明する。図6
は、本実施例における背景画像生成方法の構成図であ
る。同図において601は入力画像記憶手段、602は
代表値画像生成手段、603は入力・背景一致判定手
段、604は安定度画像更新手段、605は背景画像更
新手段、606は背景画像記憶手段、607は入力・背
景一致判定結果画像記憶手段、609は代表値画像記憶
手段、610は安定度画像記憶手段、611は制御手段
である。
処理で参照する入力画像の数をN、時間間隔をrとした
場合の一実施例について図6を用いて説明する。図6
は、本実施例における背景画像生成方法の構成図であ
る。同図において601は入力画像記憶手段、602は
代表値画像生成手段、603は入力・背景一致判定手
段、604は安定度画像更新手段、605は背景画像更
新手段、606は背景画像記憶手段、607は入力・背
景一致判定結果画像記憶手段、609は代表値画像記憶
手段、610は安定度画像記憶手段、611は制御手段
である。
【0089】以下、この背景画像生成装置の動作につい
て説明する。
て説明する。
【0090】まず、入力画像記憶手段601には、現在
の時刻をTとしたとき、例えばテレビカメラなどによ
り、時刻t−(N−1)r,t−(N−2)rにおいて
入力された画像が記憶されているものとする。
の時刻をTとしたとき、例えばテレビカメラなどによ
り、時刻t−(N−1)r,t−(N−2)rにおいて
入力された画像が記憶されているものとする。
【0091】制御手段611は、第1に代表値画像生成
手段602に起動信号を送り代表値画像生成手段602
からの終了信号を待ち、第2に代表値画像生成手段60
2からの終了信号を受け取ると、入力・背景一致判定手
段603に起動信号を送り、一方・背景一致判定手段6
03からの終了信号を待ち、第3に入力・背景一致判定
手段603からの終了信号を受け取ると、安定度画像更
新手段604に起動信号を送り、安定度画像更新手段6
04からの終了信号を待ち、第4に安定度画像更新手段
604からの終了信号を受け取ると、背景画像更新手段
605に起動信号を送り、背景画像更新手段605から
の終了信号を待ち、第5に背景画像更新手段605から
の終了信号を受けた後に全処理を終了する。
手段602に起動信号を送り代表値画像生成手段602
からの終了信号を待ち、第2に代表値画像生成手段60
2からの終了信号を受け取ると、入力・背景一致判定手
段603に起動信号を送り、一方・背景一致判定手段6
03からの終了信号を待ち、第3に入力・背景一致判定
手段603からの終了信号を受け取ると、安定度画像更
新手段604に起動信号を送り、安定度画像更新手段6
04からの終了信号を待ち、第4に安定度画像更新手段
604からの終了信号を受け取ると、背景画像更新手段
605に起動信号を送り、背景画像更新手段605から
の終了信号を待ち、第5に背景画像更新手段605から
の終了信号を受けた後に全処理を終了する。
【0092】代表値画像生成手段602は、制御手段6
11から起動信号を受け取ると、各画素について入力画
像群の輝度値の平均を該画素における代表値l(i,
j)として求め、l(i,j)を該画素における輝度値
とする代表値画像を生成し、代表値画像記憶手段609
に渡し、制御手段611に終了信号を送る。
11から起動信号を受け取ると、各画素について入力画
像群の輝度値の平均を該画素における代表値l(i,
j)として求め、l(i,j)を該画素における輝度値
とする代表値画像を生成し、代表値画像記憶手段609
に渡し、制御手段611に終了信号を送る。
【0093】入力・背景一致判定手段603は、制御手
段611から起動信号を受け取ると、入力画像記憶手段
601に記憶されている入力画像群と、背景画像記憶手
段606に記憶されている背景画像を比較し、それらが
一致しているかどうかを閾値処理により判定し、入力画
像と現在の背景画像との一致の度合を調べる。すなわち
各画素について数21に示す入力・背景間差分値(背景
差分)を求め、輝度値一致判定の為に用意した閾値Tb
と比較し、b1 (i,j)<Tb 、b2 (i,j)<T
b 、…、bN (i,j)<Tb の条件式の内、真となる
ものの数n(i,j)を求め、該画素における輝度値を
n(i,j)とする入力・背景一致判定結果画像を生成
し、入力・背景一致判定結果画像記憶手段607に渡
し、制御手段611に終了信号を送る。n(i,j)が
大きい時は、すなわち入力画像と背景画像との一致度が
高くなる時である。
段611から起動信号を受け取ると、入力画像記憶手段
601に記憶されている入力画像群と、背景画像記憶手
段606に記憶されている背景画像を比較し、それらが
一致しているかどうかを閾値処理により判定し、入力画
像と現在の背景画像との一致の度合を調べる。すなわち
各画素について数21に示す入力・背景間差分値(背景
差分)を求め、輝度値一致判定の為に用意した閾値Tb
と比較し、b1 (i,j)<Tb 、b2 (i,j)<T
b 、…、bN (i,j)<Tb の条件式の内、真となる
ものの数n(i,j)を求め、該画素における輝度値を
n(i,j)とする入力・背景一致判定結果画像を生成
し、入力・背景一致判定結果画像記憶手段607に渡
し、制御手段611に終了信号を送る。n(i,j)が
大きい時は、すなわち入力画像と背景画像との一致度が
高くなる時である。
【数21】bp (i,j)=|I(t-(N-p)r)(i,j)
−B(t-r) (i,j)| (0<p<N+1) 安定度画像更新手段604は、制御手段611から起動
信号を受け取ると、入力・背景一致判定結果画像記憶手
段607に記憶している入力・背景一致判定結果画像を
参照し、以下に示す方法で安定度画像記憶手段610に
記憶している安定度画像を更新し、制御手段611に終
了信号を送る。安定度画像は、各画素においてn(i,
j)の値に応じて以下の判断基準で逐次更新する。1.
入力画像と背景画像の一致度が高い場合には安定度を増
加させる。2.入力画像と背景画像の一致度が低い場合
には安定度を減少させる。
−B(t-r) (i,j)| (0<p<N+1) 安定度画像更新手段604は、制御手段611から起動
信号を受け取ると、入力・背景一致判定結果画像記憶手
段607に記憶している入力・背景一致判定結果画像を
参照し、以下に示す方法で安定度画像記憶手段610に
記憶している安定度画像を更新し、制御手段611に終
了信号を送る。安定度画像は、各画素においてn(i,
j)の値に応じて以下の判断基準で逐次更新する。1.
入力画像と背景画像の一致度が高い場合には安定度を増
加させる。2.入力画像と背景画像の一致度が低い場合
には安定度を減少させる。
【0094】すなわちn(i,j)とSt-r (i,j)
を元にSt (i,j)を数22より算出する。
を元にSt (i,j)を数22より算出する。
【数22】 St (i,j)=St-r (i,j)+αn(i,j) ただし、αn(i,j)は下記条件をみたす所定の正、又は、
負の数である。
負の数である。
【0095】α0 ≦α1 ≦α2 ≦…≦αN ただし、初期値S0 (i,j)は、早く背景画像を更新
したい場合は小さい値を、安定していると考えられる背
景画像を初期設定する場合は大きい値を設定すればよ
い。
したい場合は小さい値を、安定していると考えられる背
景画像を初期設定する場合は大きい値を設定すればよ
い。
【0096】背景画像更新手段605は、制御手段61
1から起動信号を受け取ると代表値画像記憶手段609
に記憶している代表値画像と安定度画像記憶手段610
に記憶している安定度画像を参照して、各画素において
以下に示す方法で背景画像記憶手段606に記憶してい
る背景画像を更新し、制御手段611に終了信号を送
る。 1.安定度が大きい時、背景画像を更新しない。 2.安定度が小さい時、背景画像を入力画像の値に近付
くように安定度の値に従って、更新する。
1から起動信号を受け取ると代表値画像記憶手段609
に記憶している代表値画像と安定度画像記憶手段610
に記憶している安定度画像を参照して、各画素において
以下に示す方法で背景画像記憶手段606に記憶してい
る背景画像を更新し、制御手段611に終了信号を送
る。 1.安定度が大きい時、背景画像を更新しない。 2.安定度が小さい時、背景画像を入力画像の値に近付
くように安定度の値に従って、更新する。
【0097】すなわちl(i,j)とSt (i,j)と
Bt-r (i,j)を元にBt (i,j)を数23より算
出する。
Bt-r (i,j)を元にBt (i,j)を数23より算
出する。
【数23】Bt (i,j)=Bt-r (i,j)+γ
St(i,j) (l(i,j)>Bt-r (i,j)) Bt (i,j)=Bt-r (i,j)−γSt(i,j) (l
(i,j)≦Bt-r (i,j)) ただし、γSt(i,j) は下記条件を満たす所定の数であ
る。
St(i,j) (l(i,j)>Bt-r (i,j)) Bt (i,j)=Bt-r (i,j)−γSt(i,j) (l
(i,j)≦Bt-r (i,j)) ただし、γSt(i,j) は下記条件を満たす所定の数であ
る。
【0098】γ0 ≧γ1 ≧γ2 ≧…≧γG ただし、GはSt (i,j)がとりうる最大値であり、
初期値B0 (i,j)は、予め背景が予測される場合は
その値とすればよい。
初期値B0 (i,j)は、予め背景が予測される場合は
その値とすればよい。
【0099】つまり、入力画像の輝度値の時間変動の大
きい部分では、既に背景が得られていると判断し操作を
行わない。また、入力画像の輝度値と背景画像との一致
度が低い部分では、新しい背景の可能性があるが移動物
体の同色領域に相当している可能性もあるため、過去の
フレームで背景画像と入力画像との一致度が高い状態が
連続していた(安定度が大きい)場合、その後の輝度値
の推移を調べてから背景画像の更新の判定を行う。この
ことにより、背景画像は移動物体領域の影響を受けにく
くなる。
きい部分では、既に背景が得られていると判断し操作を
行わない。また、入力画像の輝度値と背景画像との一致
度が低い部分では、新しい背景の可能性があるが移動物
体の同色領域に相当している可能性もあるため、過去の
フレームで背景画像と入力画像との一致度が高い状態が
連続していた(安定度が大きい)場合、その後の輝度値
の推移を調べてから背景画像の更新の判定を行う。この
ことにより、背景画像は移動物体領域の影響を受けにく
くなる。
【0100】(実施例7)第7の発明の背景画像生成装
置について説明する。第7の発明と第5の発明とは以下
に示す所が異なる。第5の発明においては、入力画像か
ら一旦時間変動判定結果画像および入力・背景一致判定
結果画像を生成した後に安定度画像や背景画像を生成し
ていた。これに対し、第7の発明では、各画素毎にN枚
の入力画像における当該輝度値の時間変動判定結果およ
び入力・背景一致判定結果を算出する。
置について説明する。第7の発明と第5の発明とは以下
に示す所が異なる。第5の発明においては、入力画像か
ら一旦時間変動判定結果画像および入力・背景一致判定
結果画像を生成した後に安定度画像や背景画像を生成し
ていた。これに対し、第7の発明では、各画素毎にN枚
の入力画像における当該輝度値の時間変動判定結果およ
び入力・背景一致判定結果を算出する。
【0101】本発明の背景画像生成装置の、時刻tにお
ける時間間隔rのN枚の入力画像に対して背景画像を更
新するとした場合の一実施例について図7を用いて説明
する。
ける時間間隔rのN枚の入力画像に対して背景画像を更
新するとした場合の一実施例について図7を用いて説明
する。
【0102】図7は、本実施例における背景画像生成方
法の構成図である。同図において701は入力画像記憶
手段、702は時間変動判定手段、703は入力・背景
一致判定手段、704は安定度画像更新手段、705は
背景画像更新手段、706は背景画像記憶手段、707
は入力・背景一致判定結果記憶手段、708は時間変動
判定結果記憶手段、709は代表値記憶手段、710は
安定度画像記憶手段、711は制御手段、712はアド
レスレジスタである。
法の構成図である。同図において701は入力画像記憶
手段、702は時間変動判定手段、703は入力・背景
一致判定手段、704は安定度画像更新手段、705は
背景画像更新手段、706は背景画像記憶手段、707
は入力・背景一致判定結果記憶手段、708は時間変動
判定結果記憶手段、709は代表値記憶手段、710は
安定度画像記憶手段、711は制御手段、712はアド
レスレジスタである。
【0103】以下、現在の時刻をrとしたときの本装置
の動作について説明する。
の動作について説明する。
【0104】まず、入力画像記憶手段701には、例え
ばテレビカメラなどにより、時刻t−(N−1)r、t
−(N−2)r、…、tにおいて入力された画像が記憶
されているものとする。
ばテレビカメラなどにより、時刻t−(N−1)r、t
−(N−2)r、…、tにおいて入力された画像が記憶
されているものとする。
【0105】制御手段711は、第1にアドレスレジス
タ712が記憶するアドレスを画像の先頭画素を指すよ
うに初期化し、第2に時間変動判定手段702に起動信
号を送り時間変動判定手段702からの終了信号を待
ち、第3に時間変動判定手段702からの終了信号を受
け取ると、入力・背景一致判定手段703に起動信号を
送り、入力・背景一致判定手段703からの終了信号を
待ち、第4に入力・背景一致判定手段703からの終了
信号を受け取ると、安定度画像更新手段704に起動信
号を送り、安定度画像更新手段704からの終了信号を
待ち、第5に安定度画像更新手段704からの終了信号
を受け取ると、背景画像更新手段705に起動信号を送
り、背景画像更新手段705からの終了信号を待ち、第
6に背景画像更新手段705からの終了信号を受け取る
と、アドレスレジスタ712が記憶するアドレスが画像
の末尾画素を指している場合に処理を終了し、それ以外
の場合にはアドレスレジスタ712の内容を更新し、時
間変動判定手段702に起動信号を送り、時間変動判定
手段702からの終了信号を待つ。すなわち、未処理の
画素が残っていなければ全処理を終了し、残っていれば
次に走査する画素を指示するようにアドレスレジスタ7
12を更新し、処理を繰り返す。
タ712が記憶するアドレスを画像の先頭画素を指すよ
うに初期化し、第2に時間変動判定手段702に起動信
号を送り時間変動判定手段702からの終了信号を待
ち、第3に時間変動判定手段702からの終了信号を受
け取ると、入力・背景一致判定手段703に起動信号を
送り、入力・背景一致判定手段703からの終了信号を
待ち、第4に入力・背景一致判定手段703からの終了
信号を受け取ると、安定度画像更新手段704に起動信
号を送り、安定度画像更新手段704からの終了信号を
待ち、第5に安定度画像更新手段704からの終了信号
を受け取ると、背景画像更新手段705に起動信号を送
り、背景画像更新手段705からの終了信号を待ち、第
6に背景画像更新手段705からの終了信号を受け取る
と、アドレスレジスタ712が記憶するアドレスが画像
の末尾画素を指している場合に処理を終了し、それ以外
の場合にはアドレスレジスタ712の内容を更新し、時
間変動判定手段702に起動信号を送り、時間変動判定
手段702からの終了信号を待つ。すなわち、未処理の
画素が残っていなければ全処理を終了し、残っていれば
次に走査する画素を指示するようにアドレスレジスタ7
12を更新し、処理を繰り返す。
【0106】時間変動判定手段702は、制御手段71
1から起動信号を受け取ると、アドレスレジスタ712
に記憶されているアドレスで示される画素(i,j)に
ついて以下の処理を行う。第1に、入力画像記憶手段7
01に記憶されている入力画像群を参照し、その入力画
像のフレーム間の差分をとりそれらが相互に一致してい
るかどうかを閾値処理により判定し、入力画像における
輝度値の変動を調べる。すなわち各画素につき数24に
示すフレーム間差分値を求め、輝度値の一致判定の為に
用意した閾値Ta と比較し、a1,2 <Ta 、a1,3 <T
a 、…、aN-1, N <Ta の条件式の内、真となるものの
数mを求める。mが大きい時は、すなわち入力画像に変
動が見られない時である。
1から起動信号を受け取ると、アドレスレジスタ712
に記憶されているアドレスで示される画素(i,j)に
ついて以下の処理を行う。第1に、入力画像記憶手段7
01に記憶されている入力画像群を参照し、その入力画
像のフレーム間の差分をとりそれらが相互に一致してい
るかどうかを閾値処理により判定し、入力画像における
輝度値の変動を調べる。すなわち各画素につき数24に
示すフレーム間差分値を求め、輝度値の一致判定の為に
用意した閾値Ta と比較し、a1,2 <Ta 、a1,3 <T
a 、…、aN-1, N <Ta の条件式の内、真となるものの
数mを求める。mが大きい時は、すなわち入力画像に変
動が見られない時である。
【数24】ap,q =|I(t-(N-p)r)(i,j)−I
(t-(N-q)r)(i,j)| (0<p<N+1,0<q<N+1) そして該画素における輝度値をmとする時間変動判定結
果を生成し、時間変動判定結果記憶手段708に渡す。
(t-(N-q)r)(i,j)| (0<p<N+1,0<q<N+1) そして該画素における輝度値をmとする時間変動判定結
果を生成し、時間変動判定結果記憶手段708に渡す。
【0107】第2にアドレスレジスタ712が示す参照
画素について前記入力画像群の輝度値の平均を該画素に
おける代表値lとして求め、代表値記憶手段709に渡
す。以上の処理が終了した後、制御手段711に終了信
号を送る。
画素について前記入力画像群の輝度値の平均を該画素に
おける代表値lとして求め、代表値記憶手段709に渡
す。以上の処理が終了した後、制御手段711に終了信
号を送る。
【0108】入力・背景一致判定手段703は、制御手
段711から起動信号を受け取ると、アドレスレジスタ
712に記憶されているアドレスで示される画素(i,
j)について、入力画像記憶手段701に記憶されてい
る入力画像群と、背景画像記憶手段706に記憶されて
いる背景画像とを比較し、それらの輝度値が一致してい
るかどうかを閾値処理により判定する。すなわち各画素
について数25に示す入力・背景間差分値(背景差分)
を求め、輝度値の一致判定の為に用意した閾値Tb と比
較し、b1 <Tb 、b2 <Tb 、…、bN <Tb の条件
式の内、真となるものの数nを求め、入力・背景一致判
定結果として、入力・背景一致判定結果記憶手段707
に渡し、制御手段711に終了信号を送る。nが大きい
時は、すなわち入力画像と背景画像との一致度が高くな
る時である。
段711から起動信号を受け取ると、アドレスレジスタ
712に記憶されているアドレスで示される画素(i,
j)について、入力画像記憶手段701に記憶されてい
る入力画像群と、背景画像記憶手段706に記憶されて
いる背景画像とを比較し、それらの輝度値が一致してい
るかどうかを閾値処理により判定する。すなわち各画素
について数25に示す入力・背景間差分値(背景差分)
を求め、輝度値の一致判定の為に用意した閾値Tb と比
較し、b1 <Tb 、b2 <Tb 、…、bN <Tb の条件
式の内、真となるものの数nを求め、入力・背景一致判
定結果として、入力・背景一致判定結果記憶手段707
に渡し、制御手段711に終了信号を送る。nが大きい
時は、すなわち入力画像と背景画像との一致度が高くな
る時である。
【数25】bp =|I(t-(N-p)r)(i,j)−B(t-r)
(i,j)|(0<p<N+1) 安定度画像更新手段704は、制御手段711から起動
信号を受け取ると、アドレスレジスタ712に記憶され
ているアドレスで示される画素(i,j)について時間
変動判定結果記憶手段708に記憶している時間変動判
定結果と入力・背景一致判定結果記憶手段707に記憶
している入力・背景一致判定結果を参照し、以下に示す
方法で安定度画像記憶手段710に記憶している安定度
画像を更新し、制御手段711に終了信号を送る。安定
度画像は、アドレスレジスタ712が示す参照画素にお
いてmとnの値に応じて以下の判断基準で更新する。 1.入力画像の輝度値に時間変動がある場合は、安定度
に変更を加えない。 2.入力画像の輝度値に時間変動がない場合は、入力・
背景一致判定結果により、以下に従う。 (a)入力画像と背景画像の一致度が高い場合には安定
度を増加させる。 (b)入力画像と背景画像の一致度が低い場合には安定
度を減少させる。
(i,j)|(0<p<N+1) 安定度画像更新手段704は、制御手段711から起動
信号を受け取ると、アドレスレジスタ712に記憶され
ているアドレスで示される画素(i,j)について時間
変動判定結果記憶手段708に記憶している時間変動判
定結果と入力・背景一致判定結果記憶手段707に記憶
している入力・背景一致判定結果を参照し、以下に示す
方法で安定度画像記憶手段710に記憶している安定度
画像を更新し、制御手段711に終了信号を送る。安定
度画像は、アドレスレジスタ712が示す参照画素にお
いてmとnの値に応じて以下の判断基準で更新する。 1.入力画像の輝度値に時間変動がある場合は、安定度
に変更を加えない。 2.入力画像の輝度値に時間変動がない場合は、入力・
背景一致判定結果により、以下に従う。 (a)入力画像と背景画像の一致度が高い場合には安定
度を増加させる。 (b)入力画像と背景画像の一致度が低い場合には安定
度を減少させる。
【0109】すなわちmとnとSt-r (i,j)を元に
St (i,j)を数26より算出する。
St (i,j)を数26より算出する。
【数26】St (i,j)=St-r (i,j)+αm,n ただし、αm,n は閾値βを用いた下記条件をみたす所定
の正、又は、負の数である。
の正、又は、負の数である。
【0110】m≧βの時、αm,n =0 m<βの時αm,0 ≦αm,1 ≦αm,2 ≦…≦αm,N ただし、初期値S0 (i,j)は、早く背景画像を更新
したい場合は小さい値を、安定していると考えられる背
景画像を初期設定する場合は大きい値を設定すればよ
い。
したい場合は小さい値を、安定していると考えられる背
景画像を初期設定する場合は大きい値を設定すればよ
い。
【0111】背景画像更新手段705は、制御手段71
1から起動信号を受け取ると、アドレスレジスタ712
に記憶されているアドレスで示される画素(i,j)に
ついて、代表値記憶手段709に記憶している代表値l
と時間変動判定結果記憶手段708に記憶している時間
変動判定結果mと安定度画像記憶手段708に記憶して
いる安定度画像St (i,j)を参照して、各画素にお
いて以下に示す方法で背景画像を更新し、制御手段71
1に終了信号を送る。 1.安定度が大きい時、背景画像は更新しない。 2.安定度が小さく、時間変動が小さい場合、背景画像
を入力画像の値に近付くように安定度の値に従って、更
新する。
1から起動信号を受け取ると、アドレスレジスタ712
に記憶されているアドレスで示される画素(i,j)に
ついて、代表値記憶手段709に記憶している代表値l
と時間変動判定結果記憶手段708に記憶している時間
変動判定結果mと安定度画像記憶手段708に記憶して
いる安定度画像St (i,j)を参照して、各画素にお
いて以下に示す方法で背景画像を更新し、制御手段71
1に終了信号を送る。 1.安定度が大きい時、背景画像は更新しない。 2.安定度が小さく、時間変動が小さい場合、背景画像
を入力画像の値に近付くように安定度の値に従って、更
新する。
【0112】すなわちlとmとSt (i,j)とBt-r
(i,j)を元にBt (i,j)を数27より算出す
る。
(i,j)を元にBt (i,j)を数27より算出す
る。
【数27】Bt (i,j)=Bt-r (i,j)+γ
m,St(i,j) (l>Bt-r (i,j)) Bt (i,j)=Bt-r (i,j)−γm,St(i,j) (l
≦Bt-r (i,j)) ただし、γm,St(i,j) は閾値βを用いた下記条件を満た
す所定の数である。
m,St(i,j) (l>Bt-r (i,j)) Bt (i,j)=Bt-r (i,j)−γm,St(i,j) (l
≦Bt-r (i,j)) ただし、γm,St(i,j) は閾値βを用いた下記条件を満た
す所定の数である。
【0113】m≧βの時γm,St(i,j) =0 m<βの時γm,0 ≧γm,1 ≧γm,2 ≧…≧γm,G ただし、GはSt (i,j)がとりうる最大値であり、
初期値B0 (i,j)は予め背景が予測される場合はそ
の値とすればよい。
初期値B0 (i,j)は予め背景が予測される場合はそ
の値とすればよい。
【0114】つまり、入力画像の参照輝度値の時間変動
が大きい場合は、移動物体領域に含まれると判断し操作
を行わない。また、アドレスレジスタ712が示す参照
画素において、入力画像と背景画像との一致度が低く時
間変動が小さい場合、新しい背景の可能性があるが移動
物体の同色領域に相当している可能性もあるため、過去
のフレームで背景画像と入力画像との一致度が高い状態
が連続していた(安定度が大きい)場合、その後の輝度
値の推移を調べてから背景画像の更新の判断を行う。こ
のことにより背景画像は移動物体領域の影響を受けにく
くなる。
が大きい場合は、移動物体領域に含まれると判断し操作
を行わない。また、アドレスレジスタ712が示す参照
画素において、入力画像と背景画像との一致度が低く時
間変動が小さい場合、新しい背景の可能性があるが移動
物体の同色領域に相当している可能性もあるため、過去
のフレームで背景画像と入力画像との一致度が高い状態
が連続していた(安定度が大きい)場合、その後の輝度
値の推移を調べてから背景画像の更新の判断を行う。こ
のことにより背景画像は移動物体領域の影響を受けにく
くなる。
【0115】(実施例8)第8の発明の背景画像生成装
置について説明する。第8の発明と第7の発明とは以下
に示す所が異なる。
置について説明する。第8の発明と第7の発明とは以下
に示す所が異なる。
【0116】上記第7の発明ではN枚の入力画像におけ
る輝度値の時間変動を判定して時間変動判定結果を求め
ている。これに対し、本発明ではN枚の入力画像におけ
る輝度値の時間変動の判定の処理を省略する事で、より
単純な処理で上記第7の発明に近い効果を引き出す事を
目的としたものである。
る輝度値の時間変動を判定して時間変動判定結果を求め
ている。これに対し、本発明ではN枚の入力画像におけ
る輝度値の時間変動の判定の処理を省略する事で、より
単純な処理で上記第7の発明に近い効果を引き出す事を
目的としたものである。
【0117】本発明の背景画像生成装置の、時刻tにお
ける時間間隔rのN枚の入力画像に対して背景画像を更
新するとした場合の一実施例について図8を用いて説明
する。
ける時間間隔rのN枚の入力画像に対して背景画像を更
新するとした場合の一実施例について図8を用いて説明
する。
【0118】図8は、本実施例における背景画像生成方
法の構成図である。同図において801は入力画像記憶
手段、802は代表値生成手段、803は入力・背景一
致判定手段、804は安定度画像更新手段、805は背
景画像更新手段、806は背景画像記憶手段、807は
入力・背景一致判定結果記憶手段、809は代表値記憶
手段、810は安定度画像記憶手段、811は制御手
段、812はアドレスレジスタである。
法の構成図である。同図において801は入力画像記憶
手段、802は代表値生成手段、803は入力・背景一
致判定手段、804は安定度画像更新手段、805は背
景画像更新手段、806は背景画像記憶手段、807は
入力・背景一致判定結果記憶手段、809は代表値記憶
手段、810は安定度画像記憶手段、811は制御手
段、812はアドレスレジスタである。
【0119】以下、現在の時刻をtとしたときに、本装
置の動作について説明する。まず、入力画像記憶手段8
01には、例えばテレビカメラなどにより、時刻t−
(N−1)r,t−(N−2)r,…,tにおいて入力
された画像が記憶されているものとする。
置の動作について説明する。まず、入力画像記憶手段8
01には、例えばテレビカメラなどにより、時刻t−
(N−1)r,t−(N−2)r,…,tにおいて入力
された画像が記憶されているものとする。
【0120】制御手段811は、第1にアドレスレジス
タ812が記憶するアドレスを画像の先頭画素を指すよ
うに初期化し、第2に代表値生成手段802に起動信号
を送り代表値生成手段802からの終了信号を待ち、第
3に代表値生成手段802からの終了信号を受け取る
と、入力・背景一致判定手段803に起動信号を送り、
入力・背景一致判定手段803からの終了信号を待ち、
第4に入力・背景一致判定手段803からの終了信号を
受け取ると、安定度画像更新手段804に起動信号を送
り、安定度画像更新手段804からの終了信号を待ち、
差5に安定度画像更新手段804からの終了信号を受け
取ると、背景画像更新手段805に起動信号を送り、背
景画像更新手段805からの終了信号を待ち、第6に背
景画像更新手段805からの終了信号を受け取ると、ア
ドレスレジスタ812が記憶するアドレスが画像の末尾
画素を指している場合に処理を終了し、それ以外の場合
にはアドレスレジスタ812の内容を更新し、第2の代
表値生成手段802に起動信号を送り、代表値生成手段
802からの終了信号を待つ。すなわち、未処理の画素
が残っていなければ全処理を終了し、残っていれば次に
操作する画素を指示するようにアドレスレジスタを更新
し、処理を繰り返す。
タ812が記憶するアドレスを画像の先頭画素を指すよ
うに初期化し、第2に代表値生成手段802に起動信号
を送り代表値生成手段802からの終了信号を待ち、第
3に代表値生成手段802からの終了信号を受け取る
と、入力・背景一致判定手段803に起動信号を送り、
入力・背景一致判定手段803からの終了信号を待ち、
第4に入力・背景一致判定手段803からの終了信号を
受け取ると、安定度画像更新手段804に起動信号を送
り、安定度画像更新手段804からの終了信号を待ち、
差5に安定度画像更新手段804からの終了信号を受け
取ると、背景画像更新手段805に起動信号を送り、背
景画像更新手段805からの終了信号を待ち、第6に背
景画像更新手段805からの終了信号を受け取ると、ア
ドレスレジスタ812が記憶するアドレスが画像の末尾
画素を指している場合に処理を終了し、それ以外の場合
にはアドレスレジスタ812の内容を更新し、第2の代
表値生成手段802に起動信号を送り、代表値生成手段
802からの終了信号を待つ。すなわち、未処理の画素
が残っていなければ全処理を終了し、残っていれば次に
操作する画素を指示するようにアドレスレジスタを更新
し、処理を繰り返す。
【0121】代表値生成手段802は、制御手段811
から起動信号を受け取ると、アドレスレジスタ812を
参照して注目画素のアドレスを取得し、アドレスレジス
タ812に記憶されているアドレスで示される画素につ
いて入力画像群の輝度値の平均を該画素における代表値
lとし、代表値記憶手段809に渡す。以上の処理が終
了した後、制御手段811に終了信号を送る。
から起動信号を受け取ると、アドレスレジスタ812を
参照して注目画素のアドレスを取得し、アドレスレジス
タ812に記憶されているアドレスで示される画素につ
いて入力画像群の輝度値の平均を該画素における代表値
lとし、代表値記憶手段809に渡す。以上の処理が終
了した後、制御手段811に終了信号を送る。
【0122】入力・背景一致判定手段803は、制御手
段811から起動信号を受け取ると、アドレスレジスタ
812に記憶されているアドレスで示される画素(i,
j)について入力画像記憶手段801に記憶されている
入力画像群と、背景画像記憶手段806に記憶されてい
る背景画像を比較し、それらが一致しているかどうかを
閾値処理により判定する。すなわちアドレスレジスタ8
12が示す参照画素について数28に示す入力・背景間
差分値(背景差分)を求め、輝度値の一致判定の為に用
意した閾値Tb と比較し、b1 <Tb 、b2 <Tb 、
…、bN <Tb の条件式の内、真となるものの数nを求
め、入力・背景一致判定結果として、入力・背景一致判
定結果記憶手段807に渡し、制御手段811に終了信
号を送る。nが大きい時は、すなわち入力画像と背景画
像との一致度が高くなる時である。
段811から起動信号を受け取ると、アドレスレジスタ
812に記憶されているアドレスで示される画素(i,
j)について入力画像記憶手段801に記憶されている
入力画像群と、背景画像記憶手段806に記憶されてい
る背景画像を比較し、それらが一致しているかどうかを
閾値処理により判定する。すなわちアドレスレジスタ8
12が示す参照画素について数28に示す入力・背景間
差分値(背景差分)を求め、輝度値の一致判定の為に用
意した閾値Tb と比較し、b1 <Tb 、b2 <Tb 、
…、bN <Tb の条件式の内、真となるものの数nを求
め、入力・背景一致判定結果として、入力・背景一致判
定結果記憶手段807に渡し、制御手段811に終了信
号を送る。nが大きい時は、すなわち入力画像と背景画
像との一致度が高くなる時である。
【数28】bp =|I(t-(N-p)r)(i,j)−B(t-r)
(i,j)|(0<p<N+1) 安定度画像更新手段804は、制御手段811から起動
信号を受け取ると、アドレスレジスタ812に記憶され
ているアドレスで示される画素(i,j)について代表
値記憶手段809に記憶している代表値と入力・背景一
致判定結果記憶手段807に記憶している入力・背景一
致判定結果を参照し、以下に示す方法で安定度画像記憶
手段810に記憶している安定度画像を更新し、制御手
段808に終了信号を送る。安定度画像は、参照画素
(i,j)においてmとnの値に応じて以下の判断基準
で更新する。 1.入力画像と背景画像の一致度が高い場合に、安定度
を増加させる。 2.入力画像と背景画像の一致度が低い場合に、安定度
を減少させる。
(i,j)|(0<p<N+1) 安定度画像更新手段804は、制御手段811から起動
信号を受け取ると、アドレスレジスタ812に記憶され
ているアドレスで示される画素(i,j)について代表
値記憶手段809に記憶している代表値と入力・背景一
致判定結果記憶手段807に記憶している入力・背景一
致判定結果を参照し、以下に示す方法で安定度画像記憶
手段810に記憶している安定度画像を更新し、制御手
段808に終了信号を送る。安定度画像は、参照画素
(i,j)においてmとnの値に応じて以下の判断基準
で更新する。 1.入力画像と背景画像の一致度が高い場合に、安定度
を増加させる。 2.入力画像と背景画像の一致度が低い場合に、安定度
を減少させる。
【0123】すなわちnとSt-r を元にSt (i,j)
を数29より算出する。
を数29より算出する。
【数29】St (i,j)=St-r (i,j)+αn ただし、αn は下記条件をみたす所定の正、又は、負の
数である。
数である。
【0124】α0 ≦α1 ≦α2 ≦…≦αN ただし、初期値S0 (i,j)は、早く背景画像を更新
したい場合は小さい値を、安定していると考えられる背
景画像を初期設定する場合は大きい値を設定すればよ
い。
したい場合は小さい値を、安定していると考えられる背
景画像を初期設定する場合は大きい値を設定すればよ
い。
【0125】背景画像更新手段805は、制御手段81
1から起動信号を受け取ると、アドレスレジスタ812
に記憶されているアドレスで示される画素(i,j)に
ついて代表値記憶手段809に記憶している代表値lと
安定度画像記憶手段810に記憶している安定度画像S
t (i,j)を参照して、各画素において以下に示す方
法で背景画像を更新し、制御手段811に終了信号を送
る。 1.安定度が大きい時、背景画像を更新しない。 2.安定度が小さい時、背景画像を入力画像の値に近付
くように安定度の値に従って更新する。
1から起動信号を受け取ると、アドレスレジスタ812
に記憶されているアドレスで示される画素(i,j)に
ついて代表値記憶手段809に記憶している代表値lと
安定度画像記憶手段810に記憶している安定度画像S
t (i,j)を参照して、各画素において以下に示す方
法で背景画像を更新し、制御手段811に終了信号を送
る。 1.安定度が大きい時、背景画像を更新しない。 2.安定度が小さい時、背景画像を入力画像の値に近付
くように安定度の値に従って更新する。
【0126】すなわちlとSt (i,j)とB
t-r (i,j)を元にBt (i,j)を数30より算出
する。
t-r (i,j)を元にBt (i,j)を数30より算出
する。
【数30】Bt (i,j)=Bt-r (i,j)+γ
St(i,j) (l>Bt-r (i,j)) Bt (i,j)=Bt-r (i,j)−γSt(i,j) (l≦
Bt-r (i,j)) ただし、γSt(i,j) は下記条件をみたす所定の数であ
る。
St(i,j) (l>Bt-r (i,j)) Bt (i,j)=Bt-r (i,j)−γSt(i,j) (l≦
Bt-r (i,j)) ただし、γSt(i,j) は下記条件をみたす所定の数であ
る。
【0127】γ0 ≧γ1 ≧γ2 ≧…≧γG ただし、GはSt (i,j)がとりうる最大値であり、
初期値B0 (i,j)は、予め背景が予測される場合は
その値とすればよい。
初期値B0 (i,j)は、予め背景が予測される場合は
その値とすればよい。
【0128】つまり、入力画像の参照輝度値の安定度が
大きい場合は、既に背景が得られていると判断し操作を
行わない。また、参照画像において、入力画像と背景画
像との一致度が低い場合、新しい背景の可能性があるが
移動物体の同色領域に相当している可能性もあるため、
過去のフレームにおいて背景画像と入力画像との一致度
が高い状態が連続していた(安定度が大きい)場合、そ
の後の輝度値の推移を調べてから背景画像の更新を判断
する。このことにより背景画像は移動物体領域の影響を
受けにくくなる。
大きい場合は、既に背景が得られていると判断し操作を
行わない。また、参照画像において、入力画像と背景画
像との一致度が低い場合、新しい背景の可能性があるが
移動物体の同色領域に相当している可能性もあるため、
過去のフレームにおいて背景画像と入力画像との一致度
が高い状態が連続していた(安定度が大きい)場合、そ
の後の輝度値の推移を調べてから背景画像の更新を判断
する。このことにより背景画像は移動物体領域の影響を
受けにくくなる。
【0129】
【発明の効果】本発明の背景画像生成方法では、過去の
入力画像において背景の変動を判定した結果を蓄積し、
現在の背景画像の定常性を安定画像として保持している
ので、一旦背景画像が安定して得られれば、移動領域の
中の同色領域の影響を背景画像がうけにくくなる。ま
た、従来の方法では背景領域に属すると判定されるよう
なノイズが載った場合も、該ノイズの影響は安定度画像
の中に留まり、背景画像は該ノイズの影響が受けにくく
なる。
入力画像において背景の変動を判定した結果を蓄積し、
現在の背景画像の定常性を安定画像として保持している
ので、一旦背景画像が安定して得られれば、移動領域の
中の同色領域の影響を背景画像がうけにくくなる。ま
た、従来の方法では背景領域に属すると判定されるよう
なノイズが載った場合も、該ノイズの影響は安定度画像
の中に留まり、背景画像は該ノイズの影響が受けにくく
なる。
【0130】また、入力画像中の背景が現れている領域
が変動した場合、入力画像は該領域で背景画像と異なる
輝度値で安定するので入力画像と背景画像との一致度が
低下し、安定度画像を参照する本発明の方法によれば背
景領域の変動に速やかに対応して背景画像を更新する。
が変動した場合、入力画像は該領域で背景画像と異なる
輝度値で安定するので入力画像と背景画像との一致度が
低下し、安定度画像を参照する本発明の方法によれば背
景領域の変動に速やかに対応して背景画像を更新する。
【図1】第1の発明の背景画像生成方法の一実施例を示
す流れ図である。
す流れ図である。
【図2】第2の発明の背景画像生成方法の一実施例を示
す流れ図である。
す流れ図である。
【図3】第3の発明の背景画像生成方法の一実施例を示
す流れ図である。
す流れ図である。
【図4】第4の発明の背景画像生成方法の一実施例を示
す流れ図である。
す流れ図である。
【図5】第5の発明の背景画像生成装置の一実施例を示
す構成図である。
す構成図である。
【図6】第6の発明の背景画像生成装置の一実施例を示
す構成図である。
す構成図である。
【図7】第7の発明の背景画像生成装置の一実施例を示
す構成図である。
す構成図である。
【図8】第8の発明の背景画像生成装置の一実施例を示
す構成図である。
す構成図である。
【図9】第1の発明の背景画像生成装置の一実施例の説
明図である。
明図である。
101−k 時刻t−(k−1)rにおける入力画像 102 時間変動判定処理 103 入力・背景一致判定処理 104 安定度画像更新処理 105 背景画像更新処理 106 背景画像 107 入力・背景一致判定結果画像 108 時間変動判定結果画像 109 代表値画像 110 安定度画像 201−k 時刻t−(k−1)rにおける入力画像 202 代表値画像生成処理 203 入力・背景一致判定処理 204 安定度画像更新処理 205 背景画像更新処理 206 背景画像 207 入力・背景一致判定結果画像 209 代表値画像 210 安定度画像 301−k 時刻t−(k−1)rにおける入力画像 302 時間変動判定処理 303 入力・背景一致判定処理 304 安定度画像更新処理 305 背景画像更新処理 306 背景画像 307 入力・背景一致判定結果 308 時間変動判定結果 309 代表値 310 安定度画像 311 アドレス 312 初期化処理 313 終了判定処理 401−k 時刻t−(k−1)rにおける入力画像 402 代表値生成処理 403 入力・背景一致判定処理 404 安定度画像更新処理 405 背景画像更新処理 406 背景画像 407 入力・背景一致判定結果 409 代表値 410 安定度画像 411 アドレス 412 初期化処理 413 終了判定処理 501 入力画像記憶手段 502 時間変動判定手段 503 入力・背景一致判定手段 504 安定度画像更新手段 505 背景画像更新手段 506 背景画像記憶手段 507 入力・背景一致判定結果画像記憶手段 508 時間変動判定結果画像記憶手段 509 代表値画像記憶手段 510 安定度画像記憶手段 511 制御手段 601 入力画像記憶手段 602 代表値画像生成手段 603 入力・背景一致判定手段 604 安定度画像更新手段 605 背景画像更新手段 606 背景画像記憶手段 607 入力・背景一致判定結果画像記憶手段 609 代表値画像記憶手段 610 安定度画像記憶手段 611 制御手段 701 入力画像記憶手段 702 時間変動判定手段 703 入力・背景一致判定手段 704 安定度画像更新手段 705 背景画像更新手段 706 背景画像記憶手段 707 入力・背景一致判定結果画像記憶手段 708 時間変動判定結果画像記憶手段 709 代表値画像記憶手段 710 安定度画像記憶手段 711 制御手段 712 アドレスレジスタ 801 入力画像記憶手段 802 代表値画像生成手段 803 入力・背景一致判定手段 804 安定度画像更新手段 805 背景画像更新手段 806 背景画像記憶手段 807 入力・背景一致判定結果記憶手段 809 代表値画像記憶手段 810 安定度画像記憶手段 811 制御手段 812 アドレスレジスタ
Claims (8)
- 【請求項1】入力された動画像に対して、背景画像と、
前記動画像を構成する画素の輝度値が前記背景画像にお
ける対応する画素の輝度値と同一と判断される頻度を各
画素の輝度値とする安定度画像とを保持し、過去のN枚
の入力画像における輝度値の時間変動の大きさを各画素
毎に判定して時間変動判定結果画像を生成し、各画素に
おいて前記入力画像群の輝度値を代表する値を対応する
輝度値とする代表値画像を生成し、前記背景画像と前記
入力画像群を参照して対応する画素における入力画像と
背景画像の一致の度合を判定して入力・背景一致判定結
果画像を生成し、前記入力・背景一致判定結果画像と前
記時間変動判定結果画像と、前記安定度画像を参照して
前記安定度画像を更新し、前記安定度画像と前記背景画
像と前記代表値画像と前記時間変動判定結果画像を参照
して背景画像を更新することを特徴とする背景画像生成
方法。 - 【請求項2】入力された動画像に対して、背景画像と、
前記動画像を構成する画素の輝度値が前記背景画像にお
ける対応する画素の輝度値と同一と判断される頻度を各
画素の輝度値とする安定度画像とを保持し、前記背景画
像と過去のN枚の入力画像との対応する画素における一
致の度合を判定して入力・背景一致判定結果画像を生成
し、各画素において前記N枚の入力画像の各輝度値を代
表する値である代表値を求め、各画素における代表値を
対応する輝度値とする代表値画像を生成し、前記入力・
背景一致判定結果画像と前記安定度画像を参照して前記
安定度画像を更新し、前記安定度画像と前記背景画像と
前記代表値画像を参照して背景画像を更新することを特
徴とする背景画像生成方法。 - 【請求項3】入力された動画像に対して、背景画像と、
前記動画像を構成する画素の輝度値が前記背景画像にお
ける対応する画素の輝度値と同一と判断される頻度を各
画素の輝度値とする安定度画像とを保持し、各画像内の
参照する画素を指定するアドレスの初期値を与え、過去
のN枚の入力画像における前記アドレスに対応する輝度
値の時間変動の大きさを判定し、時間変動判定結果を生
成する時間変動判定処理を行い、前記アドレスに対応す
る画素において前記入力画像群の輝度値を代表する値で
ある代表値を算出し、前記背景画像と前記N枚の入力画
像との前記アドレスに対応する輝度値の一致の度合を判
定して入力・背景一致判定結果を生成し、前記入力・背
景一致判定結果と前記時間変動判定結果と前記安定度画
像の前記アドレスに対応する輝度値に応じて前記安定度
画像を更新し、前記安定度画像と前記背景画像の前記ア
ドレスに対応する輝度値と前記代表値と前記時間変動判
定結果を参照して前記背景画像を更新し、第一に前記背
景画像の画素の更新を終了している場合に処理を終了
し、第二に前記アドレスを更新して前記時間変動判定処
理以降の処理を繰り返し行うことを特徴とする背景画像
生成方法。 - 【請求項4】入力された動画像に対して、背景画像と、
前記動画像を構成する画素の輝度値が前記背景画像にお
ける対応する画素の輝度値と同一と判断される頻度を各
画素の輝度値とする安定度画像とを保持し、各画像内の
参照する画素を指定するアドレスの初期値を与え、前記
背景画像と過去のN枚の入力画像との前記アドレスに対
応する輝度値の一致の度合を判定して入力・背景一致判
定結果を生成する入力・背景一致判定処理を行い、前記
アドレスに対応する画素において前記N枚の入力画像の
各輝度値を代表する値である代表値を求め、前記入力・
背景一致判定結果と前記安定度画像の前記アドレスに対
応する輝度値に応じて前記安定度画像を更新し、前記安
定度画像と前記背景画像の前記アドレスに対応する輝度
値と前記代表値を参照して前記背景画像を更新し、第一
に前記背景画像の画素の更新を終了している場合に処理
を終了し、第二に前記アドレスを更新して前記入力・背
景一致判定処理以降の処理を繰り返し行うことを特徴と
する背景画像生成方法。 - 【請求項5】入力された動画像のうち過去のN枚の入力
画像を記憶する入力画像記憶手段と、第1に前記N枚の
入力画像における輝度値の時間変動の大きさを各画素毎
に判定して時間変動判定結果画像を生成し、第2に各画
素において前記入力画像の輝度値を代表する値を対応す
る輝度値とする代表値画像を生成する時間変動判定手段
と、前記入力画像群と背景画像の対応する輝度値の一致
の度合を判定し入力・背景一致判定結果画像を生成する
入力・背景一致判定手段と、前記時間変動判定結果画像
と前記入力・背景一致判定結果画像と安定度画像を参照
して前記安定度画像を更新する安定度画像更新手段と、
前記安定度画像と前記背景画像と前記代表値画像と前記
時間変動判定結果画像を参照して前記背景画像を更新す
る背景画像更新手段を備えることを特徴とする背景画像
生成装置。 - 【請求項6】入力された動画像のうち過去のN枚の入力
画像を記憶する入力画像記憶手段と、前記N枚の入力画
像と背景画像との対応する輝度値の一致の度合を判定し
入力・背景一致判定結果画像を生成する入力・背景一致
判定手段と、各画素において、前記入力画像群の各輝度
値を代表する値である代表値を求め、各画素における代
表値を対応する輝度値とする代表値画像を生成する代表
値生成手段と、前記入力・背景一致判定結果画像と安定
度画像を参照して前記安定度画像を更新する安定度画像
更新手段と、前記安定度画像と前記背景画像と前記代表
値画像を参照して前記背景画像を更新する背景画像更新
手段を備えることを特徴とする背景画像生成装置。 - 【請求項7】入力された動画像のうち過去のN枚の入力
画像を記憶する入力画像記憶手段と、第1に前記N枚の
入力画像のアドレスに対応する輝度値の時間変動の大き
さを判定し、時間変動判定結果を生成し、第2に前記N
枚の入力画像の各輝度値を代表する値である代表値を算
出する時間変動判定手段と、前記N枚の入力画像と背景
画像との前記アドレスに対応する輝度値の一致の度合い
を判定し入力・背景一致判定結果を生成する入力・背景
一致判定手段と、前記時間変動判定結果と前記入力・背
景一致判定結果と安定度画像の前記アドレスに対応する
輝度値を参照して前記安定度画像を更新する安定度画像
更新手段と、前記安定度画像と前記背景画像の前記アド
レスに対応する輝度値と前記代表値と前記時間変動判定
結果を参照して前記背景画像を更新する背景画像更新手
段を備えることを特徴とする背景画像生成装置。 - 【請求項8】入力された動画像のうち過去のN枚の入力
画像を記憶する入力画像記憶手段と、前記N枚の入力画
像と背景画像とのアドレスに対応する輝度値の一致の度
合を判定し入力・背景一致判定結果を生成する入力・背
景一致判定手段と、各画素において、前記N枚の入力画
像の各輝度値を代表する値である代表値を求める代表値
生成手段と、前記入力・背景一致判定結果と安定度画像
の前記アドレスに対応する輝度値を参照して前記安定度
画像を更新する安定度画像更新手段と、前記安定度画像
と前記背景画像の前記アドレスに対応する輝度値と前記
代表値を参照して前記背景画像を更新する背景画像更新
手段を備えることを特徴とする背景画像生成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7296572A JPH09139890A (ja) | 1995-11-15 | 1995-11-15 | 背景画像生成方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7296572A JPH09139890A (ja) | 1995-11-15 | 1995-11-15 | 背景画像生成方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09139890A true JPH09139890A (ja) | 1997-05-27 |
Family
ID=17835284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7296572A Pending JPH09139890A (ja) | 1995-11-15 | 1995-11-15 | 背景画像生成方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09139890A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004348732A (ja) * | 2003-05-21 | 2004-12-09 | Mitsubishi Electric Research Laboratories Inc | シーンの背景を表現する背景画像を適応的に更新する方法 |
JP2007226604A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Secom Co Ltd | 画像センサ |
JP2007226605A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Secom Co Ltd | 画像センサ |
-
1995
- 1995-11-15 JP JP7296572A patent/JPH09139890A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004348732A (ja) * | 2003-05-21 | 2004-12-09 | Mitsubishi Electric Research Laboratories Inc | シーンの背景を表現する背景画像を適応的に更新する方法 |
JP4629364B2 (ja) * | 2003-05-21 | 2011-02-09 | ミツビシ・エレクトリック・リサーチ・ラボラトリーズ・インコーポレイテッド | シーンの背景を表現する背景画像を適応的に更新する方法 |
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JP2007226605A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Secom Co Ltd | 画像センサ |
JP4611910B2 (ja) * | 2006-02-24 | 2011-01-12 | セコム株式会社 | 画像センサ |
JP4611911B2 (ja) * | 2006-02-24 | 2011-01-12 | セコム株式会社 | 画像センサ |
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