JP2021061458A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】過去に撮影された画像に含まれる顔の画像を基に撮影条件を調整して顔認証処理の精度を向上させる。【解決手段】撮像装置から撮影画像及び撮影条件を取得する画像情報取得部と、取得した撮影画像から顔を検出する顔検出部と、取得した撮影画像及び撮影条件、顔検出部による検出結果、及び対象の顔が含まれる登録画像を保持する情報保持部と、情報保持部に保持された、過去に前記撮影画像から検出された顔の画像と前記登録画像における顔の画像とに基づいて撮像装置に設定する撮影条件を決定する撮影条件決定部とを有し、顔認証処理に適した撮影条件に調整する。【選択図】図1
Description
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
近年、防犯や監視を目的として、監視カメラが広く設置されるようになった。防犯や監視のみならず、店舗等において客の属性を判別するなど、マーケティングを目的とした監視カメラシステムが提案されている。また、大規模に監視カメラを設置して同時に撮影し、監視カメラに写った人物や顔から特定の人物を検索するシステムが提案されている。
画像中の顔などの被写体を検出して認証する技術においては、画像中における対象物の見え方と登録されている対象物の見え方との差が認証精度に大きく影響する。例えば、迷子の子どもを探す場合には、その子供の過去に撮影された画像を基に顔認証処理を行う。その際に基となる画像が適性露出で撮影されたものであれば監視カメラの映像も適正露出で撮影し、適性露出よりも暗めで撮影されたものであれば監視カメラの映像も適正露出より暗めで撮影した方が顔認証処理の精度は高くなる。そのため、露出やボケ、ブレなどの撮影結果に影響するカメラの撮影条件を事前に手動で調整することもある。特許文献1には、顔認証処理の精度を安定させるために、登録されている人物画像に特性が近づくように撮影条件を調整して撮影と顔認証処理を繰り返し行い、認証結果の信頼度が高くなる撮影条件の撮影画像を顔認証処理に用いる技術が記載されている。
特許文献1に記載の技術では、撮影条件を調整して撮影及び顔認証処理を行うというプロセスを繰り返し行い、その中で認証結果の信頼度が閾値を超える条件の画像を選択する。そのため、撮影画像中に登録されている人物が写っていることが前提としてあり、登録されていない人物では効果が得られないという課題がある。
そこで、本発明は、過去に撮影された画像に含まれる顔の画像を基に撮影条件を調整して顔認証処理の精度を向上させることを目的とする。
そこで、本発明は、過去に撮影された画像に含まれる顔の画像を基に撮影条件を調整して顔認証処理の精度を向上させることを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、撮像装置から撮影画像及び撮影条件を取得する取得手段と、取得した前記撮影画像から顔を検出する顔検出手段と、取得した前記撮影画像及び前記撮影条件、前記顔検出手段による検出結果、及び対象の顔が含まれる登録画像を保持する保持手段と、前記保持手段に保持された、過去に前記撮影画像から検出された顔の画像と前記登録画像における顔の画像とに基づいて前記撮像装置に設定する撮影条件を決定する決定手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、過去に撮影された画像に含まれる顔の画像を基に撮影条件を適切に調整することができ、顔認証処理の精度を向上させることが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について説明する。第1の実施形態における情報処理装置は、撮像装置から得られた画像及び撮影条件、検索対象人物の顔が含まれる登録画像を基に、撮像装置の撮影条件を調整する。
本発明の第1の実施形態について説明する。第1の実施形態における情報処理装置は、撮像装置から得られた画像及び撮影条件、検索対象人物の顔が含まれる登録画像を基に、撮像装置の撮影条件を調整する。
図1は、第1の実施形態における情報処理装置の構成例を示すブロック図である。第1の実施形態における情報処理装置は、情報処理部110、画像登録部120、及び設定部130を有する。また、図1において、100は、設定された撮影条件に従って画像を撮像する撮像装置(カメラ)である。画像登録部120は、ユーザによって用意された検索対象人物の顔が含まれる登録画像を情報処理部110に入力する。設定部300は、情報処理部110から撮影条件を受けて、撮影条件を撮像装置100に設定する。
情報処理部110は、撮像装置100から入力される撮影画像及び撮影条件と画像登録部120から入力される登録画像を基に、撮像装置100の撮影条件の調整に係る処理を行う。情報処理部110は、画像情報取得部111、顔検出部112、情報保持部113、更新判定部114、撮影条件決定部115、及び閾値決定部116を有する。
画像情報取得部111は、撮像装置100によって撮像された撮影画像及び現在の撮影条件を撮像装置100から受信する。画像情報取得部111が受信した撮影画像及び現在の撮影条件は、情報保持部113に保持される。また、撮影画像は、顔検出部112へも送られる。
顔検出部112は、撮影画像を画像情報取得部111から受信し、撮影画像に含まれる顔を検出する。顔検出部112における顔の検出方法は、本実施形態において特に限定されるものではなく、輪郭検出や各特徴量などを用いた画像処理や機械学習を用いた方法など広く公知であるため、ここでは説明を省略する。顔検出部112により検出された顔の撮影画像における位置情報は、情報保持部113へ送られる。
閾値決定部116は、画像登録部120から登録画像を受信し、更新判定部114での撮影条件の更新判定に用いる閾値を決定する。閾値決定部116は、登録画像と顔認証処理の結果とに基づいて閾値を決定する。閾値決定部116は、例えば、図2に示すような登録画像201と登録画像の輝度を段階的に変化させた画像202〜205とを用いて顔認証処理を行い、顔認証処理の結果、本人ではないと判定されたペアの中で一番小さい輝度差を閾値とする。登録画像が複数枚ある場合も同様である。図2に示した例の場合、輝度230の画像202及び輝度20の画像205では顔認証処理の結果がNGとなる。この場合、登録画像201との輝度差は、輝度230の画像202が130であり、輝度20の画像205が80であり、画像202よりも画像205の方が小さいため、閾値は80となる。登録画像及び閾値は、閾値決定部116から情報保持部113へ送られる。
情報保持部113は、画像情報取得部111からの撮影画像及び現在の撮影条件と、顔検出部112からの検出された顔の情報と、閾値決定部116からの登録画像及び閾値とを受信して、これらをデータベースとして保持する。情報保持部113に保持されている各種の情報は更新判定部114へと送られる。
更新判定部114は、現在までの撮影画像の内で顔が検出された撮影画像及び現在の撮影条件、現在までに検出された顔の位置情報、登録画像、及び閾値を情報保持部113から受信して、撮影条件を更新するか否かを判定する。具体的には、更新判定部114は、登録画像中の顔領域の平均輝度と前回の撮影条件変更時以降に検出された、検索対象人物以外も含むすべての顔の画像に係る顔領域の平均輝度とを比較し、その差が閾値を超える場合に撮影条件の更新が必要であると判定する。撮影条件の更新判定方法は、これに限られるものではなく、撮影条件の更新が必要であると判断できる方法であれば、どのような方法でもよい。例えば、前回の撮影条件の更新から一定期間更新がないなど時刻を用いた方法や、登録画像と検出された顔とのボケ量の違いで判定する空間周波数を用いた方法や、背景差分を用いた方法などがある。撮影条件の更新判定の結果(更新要否)を含む各情報は、撮影条件決定部115へ送られる。
撮影条件決定部115は、更新判定部114から現在の撮影条件の更新要否を含む各情報を受信し、受信した情報に基づいて撮像装置100における撮影条件を決定する。撮影条件とは、レンズの絞り、シャッタースピード、撮影感度、焦点、解像度、ホワイトバランス等の撮影結果に影響を及ぼす各パラメータのことを指す。撮影条件決定部115は、登録画像に近似した見え方の撮影画像を得られるような撮影条件を求める。例えば、登録画像が明るければ明るい画像、暗ければ暗い画像、ボケていればボケた画像、ブレていればブレた画像、青みが強ければ青みが強い画像、解像度が低い画像ならば解像度が低い画像が得られるような撮影条件を求める。撮影条件は、輝度や空間周波数、時刻から求める方法や、カメラの設置場所と日照条件など既知の情報を用いる方法など、どのような方法で求めてもよい。
ここでは、画像中の顔領域の輝度を用いて撮影条件を決定する方法を例に挙げて説明する。撮影条件決定部115は、登録画像における顔領域の平均輝度Iと撮影条件の更新判定で用いた前回の撮影条件変更時から現在までに検出された顔領域の平均輝度Ixを求める。撮影条件決定部115は、求めた平均輝度I、Ixを用いて下記の式(1)により現在の撮影条件との比率を求め、その比率が1になるように各パラメータの値を調整する。
比率=I/Ix …式(1)
比率=I/Ix …式(1)
例えば、I=50、Ix=100である場合、比率は0.5となる。つまり、露光量が現在の半分になるように各パラメータを設定する必要がある。この時の撮影条件において、シャッタースピードが(1/320)であり、撮影感度が400であるとする。撮影の目的により、どのパラメータを調整するのか、また各パラメータの上限値及び下限値はどこまで許容されるのかは制限される。ここでは顔認証処理用の画像のため、画質の劣化を最小限にとどめるようにシャッタースピード、撮影感度の順でパラメータを変化させるとする。撮影条件決定部115は、まず、1つ目のパラメータであるシャッタースピードの値を調整する。露光量が半分になるようにシャッタースピードを速くすればよいため、シャッタースピードは(1/640)となる。これにより、比率が1になるため、撮影条件は、シャッタースピードが(1/640)となり、撮影感度が400となる。撮影条件決定部115は、1つ目のパラメータを上限値又は下限値に達するまで変化させても比率が1とならない場合には、2つ目以降のパラメータを調整する。また、撮影条件決定部115は、調整可能な各パラメータを限界値まで変更しても比率が1にならない場合には、そこで処理を打ち切る。撮像装置が複数台ある場合、撮像装置毎に撮影条件を決定する。決定した撮影条件は、設定部130へ送られる。
次に、第1の実施形態における情報処理装置の動作について説明する。図3は、第1の実施形態における情報処理装置による撮影条件の設定処理の例を示すフローチャートである。
ステップS301において、画像登録部120は、検索対象人物の顔が含まれる登録画像を登録する。ステップS302において、閾値決定部116は、画像登録部120により登録された登録画像に基づいて、撮影条件の更新判定に用いる閾値を決定する。登録画像及び閾値は、情報保持部113に保持される。
また、ステップS303において、画像情報取得部111は、撮像装置100から画像情報を取得する。画像情報には、撮像装置100によって撮像された撮影画像及び撮影条件を含む。ステップS304において、顔検出部112は、画像情報取得部111により取得された撮影画像から顔を検出する。撮影画像及び検出された顔の位置情報は、情報保持部113に保持される。
ステップS305において、更新判定部114は、情報保持部113に保持されている情報に基づいて、撮像装置の撮影条件更新の要否を判定する。撮影条件の更新が必要であると更新判定部114が判定した場合(YES)、処理はステップS306に進む。一方、撮影条件の更新が不要であると更新判定部114が判定した場合(NO)、図3に示す処理を終了する。
ステップS306において、撮影条件決定部115は、更新判定部114から受信した各種の情報に基づいて、撮像装置における撮影条件を決定する。ステップS307において、設定部130は、撮影条件決定部115により決定された撮影条件を撮像装置100に設定する。
第1の実施形態によれば、撮像装置から得られた撮影画像及び撮影条件、検索対象人物の顔が含まれる登録画像を基に、過去の撮影画像に含まれるすべての顔の画像を用いて撮影条件を調整する。これにより、登録画像及び撮影画像においての顔の見え方の差が小さくなり、顔認証処理の精度を向上させることができる。
<第1の実施形態の変形例1>
第1の実施形態では、更新判定部114及び撮影条件決定部115は、過去に撮影画像から検出されたすべての顔を処理に用いているが、これに限られるものではない。例えば、撮影画像から検出された顔のうち、ある条件を満たした顔のみを用いて処理を行うようにしてもよい。例えば、過去の顔検出結果の統計を求め、撮影画像において顔の検出頻度が高い領域で検出された顔の画像のみを用いて処理を行ってもよい。検出頻度が高い領域の顔の画像を用いることにより、撮影環境下において重要である場所に最適化した撮影条件を設定することが可能となる。また、ユーザがどの領域の顔検出結果を用いるかを決定し、ユーザ指定の領域で検出された顔の画像のみを用いて処理を行ってもよい。また、検出された顔の属性を基に処理に用いる顔の画像を選別してもよい。人種による肌色の違いや年齢による肌質の違いなど属性により傾向があるため、検索対象と同じ属性を指定することで顔認証処理の精度を向上させることが可能となる。
第1の実施形態では、更新判定部114及び撮影条件決定部115は、過去に撮影画像から検出されたすべての顔を処理に用いているが、これに限られるものではない。例えば、撮影画像から検出された顔のうち、ある条件を満たした顔のみを用いて処理を行うようにしてもよい。例えば、過去の顔検出結果の統計を求め、撮影画像において顔の検出頻度が高い領域で検出された顔の画像のみを用いて処理を行ってもよい。検出頻度が高い領域の顔の画像を用いることにより、撮影環境下において重要である場所に最適化した撮影条件を設定することが可能となる。また、ユーザがどの領域の顔検出結果を用いるかを決定し、ユーザ指定の領域で検出された顔の画像のみを用いて処理を行ってもよい。また、検出された顔の属性を基に処理に用いる顔の画像を選別してもよい。人種による肌色の違いや年齢による肌質の違いなど属性により傾向があるため、検索対象と同じ属性を指定することで顔認証処理の精度を向上させることが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態における情報処理装置は、撮像装置から得られた画像を基に登録画像を調整する。第2の実施形態では、登録画像を調整することにより、第1の実施形態で説明した各パラメータの調整が上限値又は下限値に達した場合でも登録画像と撮影画像との見え方の差を小さくすることが可能となる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態における情報処理装置は、撮像装置から得られた画像を基に登録画像を調整する。第2の実施形態では、登録画像を調整することにより、第1の実施形態で説明した各パラメータの調整が上限値又は下限値に達した場合でも登録画像と撮影画像との見え方の差を小さくすることが可能となる。
以下、第2の実施形態について、前述した第1の実施形態と異なる点について説明する。図4は、第2の実施形態における情報処理装置の構成例を示すブロック図である。図4において、図1に示した構成要素と同じ構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。第2の実施形態において、情報処理部110は、画像情報取得部111、顔検出部112、情報保持部113、更新判定部114、撮影条件決定部115、及び閾値決定部116に加え、登録画像調整部401を有する。
登録画像調整部401は、情報保持部113から登録画像及び撮影画像を受信するとともに、撮影条件決定部115から撮影条件を受信して、登録画像を調整する。登録画像調整部401は、例えば撮影画像及び撮影条件に基づいて、登録画像の輝度を調整する。登録画像調整部401が調整する項目は輝度に限らず、ホワイトバランスやコントラストなど色調や画質に影響を与え、かつ操作可能なパラメータであればこれら以外でもよい。
登録画像調整部401による輝度の調整は、第1の実施形態における撮影条件の決定と同様の方法で行う。登録画像調整部401は、まず、過去に検出された顔領域の平均輝度Ixに対して撮影条件を適用した平均輝度Ix’を求める。次に、登録画像調整部401は、前述した式(1)により撮影条件を適用した平均輝度Ix’と登録画像における顔領域の平均輝度Iとの比率を求め、その比率が1になるように輝度を調整する。例えば、I=100、Ix’=80である場合、比率は1.25となり、登録画像の輝度を0.8倍すればよいことになる。必ずしも撮影条件を変更する必要はなく、登録画像を調整するだけでもよい。また、撮像装置が複数台ある場合には、撮像装置毎に適した状態になるように撮影条件と登録画像をそれぞれ調整してよい。登録画像調整部401により調整された登録画像は、情報保持部113へと送られる。
図5は、第2の実施形態における情報処理装置による撮影条件の設定処理の例を示すフローチャートである。
ステップS501において、画像登録部120は、検索対象人物の顔が含まれる登録画像を登録する。ステップS502において、閾値決定部116は、画像登録部120により登録された登録画像に基づいて、撮影条件の更新判定に用いる閾値を決定する。登録画像及び閾値は、情報保持部113に保持される。
ステップS501において、画像登録部120は、検索対象人物の顔が含まれる登録画像を登録する。ステップS502において、閾値決定部116は、画像登録部120により登録された登録画像に基づいて、撮影条件の更新判定に用いる閾値を決定する。登録画像及び閾値は、情報保持部113に保持される。
また、ステップS503において、画像情報取得部111は、撮像装置100によって撮像された撮影画像及び撮影条件を含む画像情報を撮像装置100から取得する。ステップS504において、顔検出部112は、画像情報取得部111により取得された撮影画像から顔を検出する。撮影画像及び検出された顔の位置情報は、情報保持部113に保持される。
ステップS505において、更新判定部114は、情報保持部113に保持されている情報に基づいて、撮像装置の撮影条件更新の要否を判定する。撮影条件の更新が必要であると更新判定部114が判定した場合(YES)、処理はステップS506に進む。一方、撮影条件の更新が不要であると更新判定部114が判定した場合(NO)、図5に示す処理を終了する。
ステップS506において、撮影条件決定部115は、更新判定部114から受信した各種の情報に基づいて、撮像装置における撮影条件を決定する。ステップS307において、設定部130は、撮影条件決定部115により決定された撮影条件を撮像装置100に設定する。
また、ステップS508において、登録画像調整部401は、情報保持部113から受信した登録画像及び撮影画像と撮影条件決定部115から受信した撮影条件とに基づいて、登録画像を調整する。ステップS508において登録画像調整部401により調整された登録画像は、情報保持部113に保持される。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、登録画像及び撮影画像においての顔の見え方の差が小さくなるよう撮影条件を適切に調整でき、顔認証処理の精度を向上させることができる。また、撮影条件における各パラメータの調整だけでは対応できない場合でも、登録画像を調整することで登録画像及び撮影画像においての顔の見え方の差を小さくすることができ、顔認証処理の精度をさらに向上させることが可能となる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態における情報処理装置は、逆光の場合など人のシルエットは検出できるが顔領域は黒潰れして検出できない状況においても撮影条件を調整可能にする。第3の実施形態では、顔検出に適さない撮影条件になった時点で撮影条件を更新することで顔未検出による検索対象人物の見逃しを軽減することが可能となる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態における情報処理装置は、逆光の場合など人のシルエットは検出できるが顔領域は黒潰れして検出できない状況においても撮影条件を調整可能にする。第3の実施形態では、顔検出に適さない撮影条件になった時点で撮影条件を更新することで顔未検出による検索対象人物の見逃しを軽減することが可能となる。
以下、第3の実施形態について、前述した第1の実施形態及び第2の実施形態と異なる点について説明する。図6は、第3の実施形態における情報処理装置の構成例を示すブロック図である。図6において、図1、図4に示した構成要素と同じ構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。第3の実施形態において、情報処理部110は、画像情報取得部111、顔検出部112、情報保持部113、更新判定部114、撮影条件決定部115、閾値決定部116、及び登録画像調整部401に加え、人体検出部601を有する。また、第3の実施形態における更新判定部114は、前述した第1の実施形態及び第2の実施形態における更新判定部114とは機能が一部異なる。
人体検出部601は、撮影画像を画像情報取得部111から受信し、撮影画像に含まれる人体を検出する。人体検出部601における人体の検出方法は、本実施形態において特に限定されるものではなく、HOG特徴量ベースの方法やディープラーニングなどの機械学習を用いた方法など広く公知であるため、ここでは説明を省略する。人体検出部601により検出された人体の情報は、情報保持部113へ送られる。
更新判定部114は、現在の撮影画像及び現在の撮影条件、人体検出部601による人体検出結果、顔検出部112による顔検出結果、登録画像、及び閾値を情報保持部113から受信して、撮影条件を更新するか否かを判定する。更新判定部114は、前述した第1の実施形態及び第2の実施形態と同様にして、撮影条件の更新要否を判定する。第3の実施形態では、さらに、更新判定部114は、撮影画像において人体が検出されているにもかかわらず、人体検出の結果から推定される顔領域周辺で顔が検出されていない場合に撮影条件の更新が必要であると判定する。撮影画像中に人体が複数検出された場合には、過去の人体及び顔検出結果に基づいて出現頻度が高い領域の検出結果を判定に用いる。撮影条件の更新判定の結果(更新要否)を含む各情報は、撮影条件決定部115へ送られる。
図7は、第3の実施形態における情報処理装置による撮影条件の設定処理の例を示すフローチャートである。
ステップS701において、画像登録部120は、検索対象人物の顔が含まれる登録画像を登録する。ステップS702において、閾値決定部116は、画像登録部120により登録された登録画像に基づいて、撮影条件の更新判定に用いる閾値を決定する。登録画像及び閾値は、情報保持部113に保持される。
ステップS701において、画像登録部120は、検索対象人物の顔が含まれる登録画像を登録する。ステップS702において、閾値決定部116は、画像登録部120により登録された登録画像に基づいて、撮影条件の更新判定に用いる閾値を決定する。登録画像及び閾値は、情報保持部113に保持される。
また、ステップS703において、画像情報取得部111は、撮像装置100によって撮像された撮影画像及び撮影条件を含む画像情報を撮像装置100から取得する。ステップS704において、人体検出部601は、画像情報取得部111により取得された撮影画像から人体を検出する。ステップS705において、顔検出部112は、画像情報取得部111により取得された撮影画像から顔を検出する。撮影画像及び検出された人体及び顔の情報は、情報保持部113に保持される。
ステップS705において、更新判定部114は、前述した第1の実施形態及び第2の実施形態と同様にして撮像装置の撮影条件更新の要否を判定する。さらに、更新判定部114は、ステップS704での人体検出及びステップS705での顔検出の結果に基づいて、撮像装置の撮影条件更新の要否を判定する。撮影条件の更新が必要であると更新判定部114が判定した場合(YES)、処理はステップS706に進む。一方、撮影条件の更新が不要であると更新判定部114が判定した場合(NO)、図7に示す処理を終了する。
ステップS706において、撮影条件決定部115は、更新判定部114から受信した各種の情報に基づいて、撮像装置における撮影条件を決定する。ステップS707において、設定部130は、撮影条件決定部115により決定された撮影条件を撮像装置100に設定する。
また、ステップS708において、登録画像調整部401は、情報保持部113から受信した登録画像及び撮影画像と撮影条件決定部115から受信した撮影条件とに基づいて、登録画像を調整する。ステップS708において登録画像調整部401により調整された登録画像は、情報保持部113に保持される。
第3の実施形態によれば、前述した実施形態と同様に、登録画像及び撮影画像においての顔の見え方の差が小さくなるよう撮影条件を適切に調整でき、顔認証処理の精度を向上させることができる。また、第3の実施形態では、顔検出に加えて人体検出を行い、それらの検出結果に基づいて撮影条件の更新要否を判定する。そして、人体が検出されているにもかかわらず、その人体に対応する顔が未検出である場合には、顔を検出可能な撮影条件に更新することで顔未検出による検索対象人物の見逃しを軽減することが可能となる。
(本発明の他の実施形態)
本発明は、前述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、前述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
図8は、本実施形態における情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図8に示すように、情報処理装置は、CPU801、RAM802、ROM803、入力部804、出力部805、記憶部806、及び通信インターフェース(IF)807を有する。CPU801、RAM802、ROM803、入力部804、出力部805、記憶部806、及び通信IF807は、システムバス808を介して通信可能に接続される。
CPU(Central Processing Unit)801は、システムバス808に接続された各部の制御を行う。RAM(Random Access Memory)802は、CPU801の主記憶装置として使用される。ROM(Read Only Memory)803は、装置の起動プログラム等を記憶する。CPU801が、記憶部806からプログラムを読み出して実行することで、例えば前述した各実施形態における情報処理装置の処理が実現される。
入力部804は、ユーザによる入力等を受け付けたり、画像データを入力したりする。出力部805は、CPU801における処理結果等を出力する。記憶部806は、装置の動作や処理に係る制御プログラム等を記憶する不揮発性の記憶装置である。通信IF807は、本装置と他の装置との情報通信を制御する。
前述のように構成された装置において、装置に電源が投入されると、CPU801は、ROM803に格納された起動プログラムに従って、記憶部806から制御プログラム等をRAM802に読み込む。CPU801は、RAM802に読み込んだ制御プログラム等に従い処理を実行することによって、情報処理装置の機能を実現する。つまり、CPU801が制御プログラム等に基づき処理を実行することによって、情報処理装置の機能構成及び動作が実現される。
なお、前記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100:撮像装置 110:情報処理部 111:画像情報取得部 112:顔検出部 113:情報保持部 114:更新判定部 115:撮影条件決定部 116:閾値決定部 120:画像登録部 130:設定部 401:登録画像調整部 601:人体検出部
Claims (16)
- 撮像装置から撮影画像及び撮影条件を取得する取得手段と、
取得した前記撮影画像から顔を検出する顔検出手段と、
取得した前記撮影画像及び前記撮影条件、前記顔検出手段による検出結果、及び対象の顔が含まれる登録画像を保持する保持手段と、
前記保持手段に保持された、過去に前記撮影画像から検出された顔の画像と前記登録画像における顔の画像とに基づいて前記撮像装置に設定する撮影条件を決定する決定手段とを有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記決定手段により決定された前記撮影条件を前記撮像装置に設定する設定手段を有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記保持手段に保持された情報に基づいて、前記撮像装置の撮影条件を更新するか否かを判定する判定手段を有し、
前記決定手段は、前記判定手段により前記撮影条件を更新すると判定された場合に、前記撮影条件を決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記判定手段は、過去に前記撮影画像から検出された顔の画像の平均輝度と前記登録画像における顔の画像の平均輝度との差が閾値を超える場合に前記撮影条件を更新すると判定することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
- 前記判定手段は、前記撮像装置の撮影条件が一定期間更新されていない場合に前記撮影条件を更新すると判定することを特徴とする請求項3又は4に記載の情報処理装置。
- 取得した前記撮影画像から人体を検出する人体検出手段を有し、
前記保持手段は、さらに前記人体検出手段による検出結果を保持し、
前記判定手段は、前記撮影画像において人体が検出され、かつ検出された前記人体に対応する顔が検出されていない場合に前記撮影条件を更新すると判定することを特徴とする請求項3〜5の何れか1項に記載の情報処理装置。 - 前記決定手段は、過去に前記撮影画像から検出されたすべての顔の画像と前記登録画像における顔の画像とに基づいて前記撮影条件を決定することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 前記決定手段は、過去に前記撮影画像から、前記撮影画像において顔の検出頻度が高い領域又はユーザ指定の領域で検出された顔の画像と前記登録画像における顔の画像とに基づいて前記撮影条件を決定することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 前記撮影画像、及び前記決定手段により決定された前記撮影条件に基づいて前記登録画像を調整する調整手段を有することを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 前記調整手段は、前記撮影条件の各パラメータが上限値又は下限値に達した場合に前記登録画像を調整することを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
- 前記調整手段は、前記登録画像の色調及び画質の少なくとも一方を調整することを特徴とする請求項9又は10に記載の情報処理装置。
- 前記撮影条件は、前記撮像装置におけるレンズの絞り、シャッタースピード、撮影感度、焦点、解像度、及びホワイトバランスの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1〜11の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 前記撮影条件は、前記撮影画像の画質及び色調の少なくとも一方に影響を与えるパラメータを含むことを特徴とする請求項1〜12の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 前記撮影条件は、解像度に影響を与えるパラメータを含むことを特徴とする請求項1〜13の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 撮像装置から撮影画像及び撮影条件を取得する取得工程と、
取得した前記撮影画像から顔を検出する顔検出工程と、
取得した前記撮影画像及び前記撮影条件、前記顔検出工程での検出結果、及び対象の顔が含まれる登録画像を保持手段に保持する保持工程と、
前記保持手段に保持された、過去に前記撮影画像から検出された顔の画像と前記登録画像における顔の画像とに基づいて前記撮像装置に設定する撮影条件を決定する決定工程とを有することを特徴とする情報処理方法。 - 撮像装置から撮影画像及び撮影条件を取得する取得ステップと、
取得した前記撮影画像から顔を検出する顔検出ステップと、
取得した前記撮影画像及び前記撮影条件、前記顔検出ステップでの検出結果、及び対象の顔が含まれる登録画像を保持手段に保持する保持ステップと、
前記保持手段に保持された、過去に前記撮影画像から検出された顔の画像と前記登録画像における顔の画像とに基づいて前記撮像装置に設定する撮影条件を決定する決定ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019182424A JP2021061458A (ja) | 2019-10-02 | 2019-10-02 | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019182424A JP2021061458A (ja) | 2019-10-02 | 2019-10-02 | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2021061458A true JP2021061458A (ja) | 2021-04-15 |
Family
ID=75380513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019182424A Pending JP2021061458A (ja) | 2019-10-02 | 2019-10-02 | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2021061458A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023181108A1 (ja) * | 2022-03-22 | 2023-09-28 | 日本電気株式会社 | カメラ制御装置、制御方法、及び非一時的なコンピュータ可読媒体 |
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2019
- 2019-10-02 JP JP2019182424A patent/JP2021061458A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2023181108A1 (ja) * | 2022-03-22 | 2023-09-28 | 日本電気株式会社 | カメラ制御装置、制御方法、及び非一時的なコンピュータ可読媒体 |
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