JPH09137767A - 車両用エンジン始動装置 - Google Patents
車両用エンジン始動装置Info
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- JPH09137767A JPH09137767A JP7298649A JP29864995A JPH09137767A JP H09137767 A JPH09137767 A JP H09137767A JP 7298649 A JP7298649 A JP 7298649A JP 29864995 A JP29864995 A JP 29864995A JP H09137767 A JPH09137767 A JP H09137767A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- circuit
- signal
- output
- rotational speed
- Prior art date
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-
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
Landscapes
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 オルタネータのL端子からの出力電圧を検出
せずに、すなわちスタータモータに負担を掛けずにエン
ジン回転数のみを検出して、エンジンの完爆を検出でき
る車両用エンジン始動装置を提供する。 【解決手段】 遠隔操作によりエンジン始動指令信号を
受ける受信回路と、該受信回路がエンジン始動指令信号
を受けた時、繰り返し始動信号を出力し、該エンジンの
始動時に始動信号の出力を停止する始動回路とを備えた
車両用エンジン始動装置において、エンジンの回転数を
検出する検出回路と、始動回路からの始動信号の出力回
数を計数するカウンタと、カウンタでの計数結果に対応
して択一的に設定される基準回転数を有し、その設定さ
れた基準回転数と検出回路からの回転数とを比較し、回
転数が基準回転数を越えたときエンジン始動指令信号の
出力を停止させる比較回路とを設け、その比較回路の基
準値は、エンジン始動指令信号の出力毎に増加させてな
る。
せずに、すなわちスタータモータに負担を掛けずにエン
ジン回転数のみを検出して、エンジンの完爆を検出でき
る車両用エンジン始動装置を提供する。 【解決手段】 遠隔操作によりエンジン始動指令信号を
受ける受信回路と、該受信回路がエンジン始動指令信号
を受けた時、繰り返し始動信号を出力し、該エンジンの
始動時に始動信号の出力を停止する始動回路とを備えた
車両用エンジン始動装置において、エンジンの回転数を
検出する検出回路と、始動回路からの始動信号の出力回
数を計数するカウンタと、カウンタでの計数結果に対応
して択一的に設定される基準回転数を有し、その設定さ
れた基準回転数と検出回路からの回転数とを比較し、回
転数が基準回転数を越えたときエンジン始動指令信号の
出力を停止させる比較回路とを設け、その比較回路の基
準値は、エンジン始動指令信号の出力毎に増加させてな
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無線、超音波等
を利用して遠隔操作によって自動車のエンジン始動を行
うための車両用エンジン始動装置に関する。
を利用して遠隔操作によって自動車のエンジン始動を行
うための車両用エンジン始動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用エンジン始動装置を、図2
に示す特公平3−21747号に基づいて説明する。始
動回路10はリセット端子Rを有するフリップ・フロッ
プで構成されている。その一方の出力Qがアンドゲート
11を介してエンジンのイグニッション回路を動作させ
る回路(以下、イグニッションという)12に接続され
ている。このフリップ・フロップ10の入力には図示し
てない送信器からの信号をアンテナ13で受信する受信
回路14が接続されている。このフリップ・フロップ1
0の他方の出力Pはタイマ回路15に接続されている。
に示す特公平3−21747号に基づいて説明する。始
動回路10はリセット端子Rを有するフリップ・フロッ
プで構成されている。その一方の出力Qがアンドゲート
11を介してエンジンのイグニッション回路を動作させ
る回路(以下、イグニッションという)12に接続され
ている。このフリップ・フロップ10の入力には図示し
てない送信器からの信号をアンテナ13で受信する受信
回路14が接続されている。このフリップ・フロップ1
0の他方の出力Pはタイマ回路15に接続されている。
【0003】このタイマ回路15は、スタータタイマ1
5aとアイドリングタイマ15bとの2つのタイマを有
し、スタータタイマ15aは前記フリップ・フロップ1
0の出力Pがハイレベルからローレベルへの変化で4秒
ごとに、一定パルス幅のパルスを3回出力するように構
成され、そのパルスがアンドゲート16を介してスター
タモータ17に加えられるようになっている。またタイ
マ回路15は、後述の電源回路31の出力端子に接続さ
れた電圧読み取り端子Rを有し、タイマ回路15はこの
端子Rを介して電源回路31の出力電圧が所定の電圧に
達したことを検出し、その所定時間T0後にエンジンが
始動されて後述の発電機のL端子が基準電圧に達したと
してスタータタイマ15aをリセットする。
5aとアイドリングタイマ15bとの2つのタイマを有
し、スタータタイマ15aは前記フリップ・フロップ1
0の出力Pがハイレベルからローレベルへの変化で4秒
ごとに、一定パルス幅のパルスを3回出力するように構
成され、そのパルスがアンドゲート16を介してスター
タモータ17に加えられるようになっている。またタイ
マ回路15は、後述の電源回路31の出力端子に接続さ
れた電圧読み取り端子Rを有し、タイマ回路15はこの
端子Rを介して電源回路31の出力電圧が所定の電圧に
達したことを検出し、その所定時間T0後にエンジンが
始動されて後述の発電機のL端子が基準電圧に達したと
してスタータタイマ15aをリセットする。
【0004】上記アンドゲート16は本装置をジーゼル
エンジン車にも使用するためのもので、余熱完了検出回
路18の出力を一方の入力としている。ガソリンエンジ
ン車の場合にはこのアンドゲート16の一方の入力は常
にハイレベルとなるように接続される。
エンジン車にも使用するためのもので、余熱完了検出回
路18の出力を一方の入力としている。ガソリンエンジ
ン車の場合にはこのアンドゲート16の一方の入力は常
にハイレベルとなるように接続される。
【0005】アイドリングタイマ15bは、2つの出力
端子B,Cを有し、一方の端子Bは常時ローレベルで、
他方の端子Cは常時ハイレベルの状態にあり、それぞれ
がエンジン始動後10分または20分後に論理状態を反
転するようになっている。端子Cの出力T2が前記アン
ドゲート11の一方の入力に接続されているので、前記
の通り、フリップ・フロップ10の端子Qの出力が反転
してイグニッション12を動作させる。
端子B,Cを有し、一方の端子Bは常時ローレベルで、
他方の端子Cは常時ハイレベルの状態にあり、それぞれ
がエンジン始動後10分または20分後に論理状態を反
転するようになっている。端子Cの出力T2が前記アン
ドゲート11の一方の入力に接続されているので、前記
の通り、フリップ・フロップ10の端子Qの出力が反転
してイグニッション12を動作させる。
【0006】前記フリップ・フロップ10のリセット端
子Rはオアゲート20の出力に接続されている。このオ
アゲート20は前記アイドリングタイマ15bの端子B
の出力とオアゲート21の出力とアンド回路22の出力
とを入力する。このうち端子Bの出力T1がローレベル
であるのは前記の通りである。オアゲート21の入力は
ボンネットスイッチ回路23及びブレーキスイッチ回路
24から入力される。
子Rはオアゲート20の出力に接続されている。このオ
アゲート20は前記アイドリングタイマ15bの端子B
の出力とオアゲート21の出力とアンド回路22の出力
とを入力する。このうち端子Bの出力T1がローレベル
であるのは前記の通りである。オアゲート21の入力は
ボンネットスイッチ回路23及びブレーキスイッチ回路
24から入力される。
【0007】このボンネットスイッチ回路23はボンネ
ットを開けた状態でハイレベル、閉めた状態でローレベ
ルで、ブレーキスイッチ回路24はサイドブレーキを引
き上げた状態でローレベルで、ブレーキを解除した状態
でハイレベルとなるようにそれぞれ構成されている。従
って、サイドブレーキを引いてボンネットを閉めた状態
で駐車している場合にはオアゲート21の出力はローレ
ベルである。
ットを開けた状態でハイレベル、閉めた状態でローレベ
ルで、ブレーキスイッチ回路24はサイドブレーキを引
き上げた状態でローレベルで、ブレーキを解除した状態
でハイレベルとなるようにそれぞれ構成されている。従
って、サイドブレーキを引いてボンネットを閉めた状態
で駐車している場合にはオアゲート21の出力はローレ
ベルである。
【0008】次にアンドゲート22の一方の入力に接続
されている回路25がセレクターレバー位置検出回路で
あり、前述した検出端子PKは切り換えスイッチ26に
接続されている。また、この回路25の出力、エクスク
ルシーブオア27の出力がパーキング位置にあるときロ
ーレベル、その他の時ハイレベルとなるように構成させ
てある。
されている回路25がセレクターレバー位置検出回路で
あり、前述した検出端子PKは切り換えスイッチ26に
接続されている。また、この回路25の出力、エクスク
ルシーブオア27の出力がパーキング位置にあるときロ
ーレベル、その他の時ハイレベルとなるように構成させ
てある。
【0009】即ち、切り換えスイッチ26が図示の状態
は6Vを検出する場合であって、エクスクルシーブオア
27の一方の入力27aにイグニッション12をオンと
したときに検出端子PKを通して、また他方の入力27
bには電源からそれぞれ6Vを加えてエクスクルシーブ
オア27の出力をローレベルとしておき、セレクタレバ
ーの移動で検出端子PKの電圧が0Vにしてエクスクル
シーブオア27の出力をハイレベルとするようになって
いる。
は6Vを検出する場合であって、エクスクルシーブオア
27の一方の入力27aにイグニッション12をオンと
したときに検出端子PKを通して、また他方の入力27
bには電源からそれぞれ6Vを加えてエクスクルシーブ
オア27の出力をローレベルとしておき、セレクタレバ
ーの移動で検出端子PKの電圧が0Vにしてエクスクル
シーブオア27の出力をハイレベルとするようになって
いる。
【0010】端子30は自動車の発電機(図示せず)の
L端子に接続されるものであり、電源回路31を通して
遅延回路32に接続されている。また、電源回路31の
出力は、前記アイドリングタイマ15bに入力され、こ
の入力後タイマをスタートさせるようになっている。こ
のタイマ15bは、前記のように電源回路31からの入
力後10分ないし20分でタイムアップし、すなわちア
イドリングを終了し、出力端子B,Cのそれぞれの出力
を反転させる。遅延回路32は前記のように電源回路3
1への電圧発生後わずか遅延させるだけでその出力をア
ンドゲート22の一方の入力に送る。
L端子に接続されるものであり、電源回路31を通して
遅延回路32に接続されている。また、電源回路31の
出力は、前記アイドリングタイマ15bに入力され、こ
の入力後タイマをスタートさせるようになっている。こ
のタイマ15bは、前記のように電源回路31からの入
力後10分ないし20分でタイムアップし、すなわちア
イドリングを終了し、出力端子B,Cのそれぞれの出力
を反転させる。遅延回路32は前記のように電源回路3
1への電圧発生後わずか遅延させるだけでその出力をア
ンドゲート22の一方の入力に送る。
【0011】上記構成の作用を説明する。ガソリンエン
ジン車の場合、前記のようにアンドゲート16の一方の
入力は常にハイレベルとなっている。そこに、図示しな
い送信器から信号が送られ、アンテナ13を介して受信
回路14で、エンジン始動を指示する信号を受信すると
フリップ・フロップ10のQ出力はハイレベルとなって
イグニッション12を動作させる。同時に、P出力がロ
ーレベルとなってタイマ回路15へ入力され、スタータ
タイマ15aによってアンドゲート16を介してスター
タモータ17を一定時間の間始動させる。そして、この
始動操作が数回繰り返されて(図3Aに時間t1〜t
2、t3〜t4の区間で示される)エンジンがかからな
かった時にはそこで中止する。
ジン車の場合、前記のようにアンドゲート16の一方の
入力は常にハイレベルとなっている。そこに、図示しな
い送信器から信号が送られ、アンテナ13を介して受信
回路14で、エンジン始動を指示する信号を受信すると
フリップ・フロップ10のQ出力はハイレベルとなって
イグニッション12を動作させる。同時に、P出力がロ
ーレベルとなってタイマ回路15へ入力され、スタータ
タイマ15aによってアンドゲート16を介してスター
タモータ17を一定時間の間始動させる。そして、この
始動操作が数回繰り返されて(図3Aに時間t1〜t
2、t3〜t4の区間で示される)エンジンがかからな
かった時にはそこで中止する。
【0012】エンジンがかかると発電機が動作し、発電
機のL端子から電圧が発生する(図3B)。タイマ回路
15の電圧読み取り端子Rに電源回路31の所定の出力
電圧が供給されると、その電圧が所定の基準値V0を越
えるときのタイミングを検出し(図3Bの時刻t5,t
6)、その所定時間T0後にタイマ回路15は、エンジ
ンが始動されたと判断してリセット信号を作成し(図3
Cのパルスに相当する)スタータタイマ15aをリセッ
トする。
機のL端子から電圧が発生する(図3B)。タイマ回路
15の電圧読み取り端子Rに電源回路31の所定の出力
電圧が供給されると、その電圧が所定の基準値V0を越
えるときのタイミングを検出し(図3Bの時刻t5,t
6)、その所定時間T0後にタイマ回路15は、エンジ
ンが始動されたと判断してリセット信号を作成し(図3
Cのパルスに相当する)スタータタイマ15aをリセッ
トする。
【0013】また発電機のL端子から端子30に供給さ
れた電圧によって、電源回路31が動作し、アイドリン
グタイマ15bが動作開始する。すなわち、エンジンが
かかったということはセレクターレバーは自動車が動か
ない位置にあることを意味し、従って、エクスクルシー
ブオア27の出力はローレベルとなってエンジンは継続
的に動作する。遅延回路32から出力が出ている状態で
セレクターレバーを自動車の動く位置に移動させると、
前記のようにセレクターレバー位置検出回路25の出力
はハイレベルとなるので、アンドゲート22を経てフリ
ップ・フロップ10のリセット端子Rに電圧が加えら
れ、これがリセットされる。従って、イグニッション1
2への通電が断たれ、エンジンは停止する。
れた電圧によって、電源回路31が動作し、アイドリン
グタイマ15bが動作開始する。すなわち、エンジンが
かかったということはセレクターレバーは自動車が動か
ない位置にあることを意味し、従って、エクスクルシー
ブオア27の出力はローレベルとなってエンジンは継続
的に動作する。遅延回路32から出力が出ている状態で
セレクターレバーを自動車の動く位置に移動させると、
前記のようにセレクターレバー位置検出回路25の出力
はハイレベルとなるので、アンドゲート22を経てフリ
ップ・フロップ10のリセット端子Rに電圧が加えら
れ、これがリセットされる。従って、イグニッション1
2への通電が断たれ、エンジンは停止する。
【0014】また、ボンネットを開けたとき、再度ブレ
ーキを外したときにもフリップ・フロップ10にリセッ
トをかけるようにし、かつアイドリングタイマ15bが
タイムアップしたときにもフリップ・フロップ10にリ
セットをかけ、エンジンを停止するようにしている。
ーキを外したときにもフリップ・フロップ10にリセッ
トをかけるようにし、かつアイドリングタイマ15bが
タイムアップしたときにもフリップ・フロップ10にリ
セットをかけ、エンジンを停止するようにしている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
車両用エンジン始動装置にあっては、エンジンの回転数
に関係なく、オルタネータのL端子電圧が所定電圧、例
えば乗用車にあっては12Vに上昇することが検出され
ることによってエンジンが始動された(完爆した)とし
てスタータモータ17の駆動を停止していた。そのため
に、エンジンの種類及びオルタネータの種類によって1
2Vになるときのエンジン回転数にバラツキが発生して
エンジンが完爆された後もスタータモータ17が回転駆
動され続け、スタータモータ17に過度に負担をかける
恐れがあり、スタータモータ17の寿命を縮める恐れが
あった。
車両用エンジン始動装置にあっては、エンジンの回転数
に関係なく、オルタネータのL端子電圧が所定電圧、例
えば乗用車にあっては12Vに上昇することが検出され
ることによってエンジンが始動された(完爆した)とし
てスタータモータ17の駆動を停止していた。そのため
に、エンジンの種類及びオルタネータの種類によって1
2Vになるときのエンジン回転数にバラツキが発生して
エンジンが完爆された後もスタータモータ17が回転駆
動され続け、スタータモータ17に過度に負担をかける
恐れがあり、スタータモータ17の寿命を縮める恐れが
あった。
【0016】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、オルタネータのL端子からの出力
電圧を検出せずに、すなわちスタータモータに負担を掛
けずにエンジン回転数のみを検出して、エンジンの完爆
を検出できる車両用エンジン始動装置を得ることを目的
とする。
めになされたもので、オルタネータのL端子からの出力
電圧を検出せずに、すなわちスタータモータに負担を掛
けずにエンジン回転数のみを検出して、エンジンの完爆
を検出できる車両用エンジン始動装置を得ることを目的
とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この車両用エンジン始動
装置に係る発明は、遠隔操作によってエンジン始動指令
信号を受ける受信回路と、該受信回路がエンジン始動指
令信号を受けたとき、繰り返し始動信号を出力し、該エ
ンジンが始動されたとき始動信号の出力を停止する始動
回路とを備えた車両用エンジン始動装置において、エン
ジンの回転数を検出する検出回路と、前記始動回路から
の始動信号の出力回数を計数するカウンタと、前記カウ
ンタでの計数結果に対応して択一的に設定される基準回
転数を有して、その設定された基準回転数と前記検出回
路からの回転数とを比較し、その回転数が基準回転数を
越えたときエンジン始動指令信号の出力を停止せしめる
比較回路とを設け、かつその比較回路の基準値は、エン
ジン始動指令信号の出力毎に増加させてなる。
装置に係る発明は、遠隔操作によってエンジン始動指令
信号を受ける受信回路と、該受信回路がエンジン始動指
令信号を受けたとき、繰り返し始動信号を出力し、該エ
ンジンが始動されたとき始動信号の出力を停止する始動
回路とを備えた車両用エンジン始動装置において、エン
ジンの回転数を検出する検出回路と、前記始動回路から
の始動信号の出力回数を計数するカウンタと、前記カウ
ンタでの計数結果に対応して択一的に設定される基準回
転数を有して、その設定された基準回転数と前記検出回
路からの回転数とを比較し、その回転数が基準回転数を
越えたときエンジン始動指令信号の出力を停止せしめる
比較回路とを設け、かつその比較回路の基準値は、エン
ジン始動指令信号の出力毎に増加させてなる。
【0018】これにより、1回目より2回目、2回目よ
りは3回目というようにエンジンの完爆の条件を緩める
ようにして始動信号によるスタータモータ17の駆動に
よってエンジンが低い方の回転数で完爆されないとき
は、低い方の回転数では完爆されない種類のエンジンと
考えて、2回目には前回の回転数よりも高い回転数まで
スタータモータ17で駆動し、それでも完爆されないと
きにはさらに他の種類のエンジンであると考えて始動回
転数を高めて始動するようにして、低い回転数で完爆す
る種類のエンジンが完爆後もスタータモータには無駄な
負担を掛けずにエンジンを始動する。
りは3回目というようにエンジンの完爆の条件を緩める
ようにして始動信号によるスタータモータ17の駆動に
よってエンジンが低い方の回転数で完爆されないとき
は、低い方の回転数では完爆されない種類のエンジンと
考えて、2回目には前回の回転数よりも高い回転数まで
スタータモータ17で駆動し、それでも完爆されないと
きにはさらに他の種類のエンジンであると考えて始動回
転数を高めて始動するようにして、低い回転数で完爆す
る種類のエンジンが完爆後もスタータモータには無駄な
負担を掛けずにエンジンを始動する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1において図2で説明したものと同一
構成のもの、または均等なものには同一符号を付してそ
の説明を省略し、異なる構成についてのみ以下に説明す
る。
説明する。 実施の形態1.図1において図2で説明したものと同一
構成のもの、または均等なものには同一符号を付してそ
の説明を省略し、異なる構成についてのみ以下に説明す
る。
【0020】すなわち、図1において、40はエンジン
回転数検出回路で、エンジン回転数を正弦波信号または
パルス信号で検出し、次段の波形整形回路41で波形整
形して後述の第1比較回路44に供給する。42は始動
回数検出回路で、後述のタイマ回路15’のスタータタ
イマ15’aの出力端子Aから供給される始動信号の出
力を、エンジンが完爆されるまで計数して、その計数結
果を基準回転数設定回路43に供給する。基準回転数設
定回路43は、前記始動回数検出回路42の計数結果を
示す信号が、例えば1の時にはエンジン回転数を450
回転数に、2の時には500回転数に、3の時には55
0回転数というように基準回転数とエンジン回転数とを
比例対応させて設定する。
回転数検出回路で、エンジン回転数を正弦波信号または
パルス信号で検出し、次段の波形整形回路41で波形整
形して後述の第1比較回路44に供給する。42は始動
回数検出回路で、後述のタイマ回路15’のスタータタ
イマ15’aの出力端子Aから供給される始動信号の出
力を、エンジンが完爆されるまで計数して、その計数結
果を基準回転数設定回路43に供給する。基準回転数設
定回路43は、前記始動回数検出回路42の計数結果を
示す信号が、例えば1の時にはエンジン回転数を450
回転数に、2の時には500回転数に、3の時には55
0回転数というように基準回転数とエンジン回転数とを
比例対応させて設定する。
【0021】44は第1比較回路で、前記基準回転数設
定回路43で設定されて出力されるエンジン回転数を基
準回転数とし、前記波形整形回路41から供給されるエ
ンジン回転数を示す信号を比較して、供給されたエンジ
ン回転数が基準回転数を越えていると判断したときに
は、その間出力をハイレベルにし、そのハイレベルの期
間が所定時間以上であると、後述の継続時間判定回路4
9で判断された場合には、継続時間判定回路49はエン
ジンが完爆されたと判断してタイマ回路15’のスター
タタイマ15’aの出力を停止する信号をタイマ回路1
5’に供給する。また前記継続時間判定回路49が、前
記第1比較回路44から出力されたハイレベル信号の持
続時間が所定時間以下であると判断した場合にはエンジ
ンが完爆されなかったとして再度エンジン始動を行うた
めにタイマ回路15’のリセット端子Rにリセット信号
を供給する。
定回路43で設定されて出力されるエンジン回転数を基
準回転数とし、前記波形整形回路41から供給されるエ
ンジン回転数を示す信号を比較して、供給されたエンジ
ン回転数が基準回転数を越えていると判断したときに
は、その間出力をハイレベルにし、そのハイレベルの期
間が所定時間以上であると、後述の継続時間判定回路4
9で判断された場合には、継続時間判定回路49はエン
ジンが完爆されたと判断してタイマ回路15’のスター
タタイマ15’aの出力を停止する信号をタイマ回路1
5’に供給する。また前記継続時間判定回路49が、前
記第1比較回路44から出力されたハイレベル信号の持
続時間が所定時間以下であると判断した場合にはエンジ
ンが完爆されなかったとして再度エンジン始動を行うた
めにタイマ回路15’のリセット端子Rにリセット信号
を供給する。
【0022】45は始動回数比較回路で、前記始動回数
検出回路42の計数結果、すなわちエンジンの始動回数
が所定回数、例えば3回になったか否かを判断して、所
定回数を越えたと判断した場合にはオアゲート48にエ
ンジン始動制御終了を示す作動停止信号を出力する。
検出回路42の計数結果、すなわちエンジンの始動回数
が所定回数、例えば3回になったか否かを判断して、所
定回数を越えたと判断した場合にはオアゲート48にエ
ンジン始動制御終了を示す作動停止信号を出力する。
【0023】46はアイドリング時間検出回路で、タイ
マ回路15’のスタータタイマ15’aの出力端子Aか
らスタータモータ駆動信号が出力されたときからリセッ
ト端子Rにリセット信号が供給されるまでの間の時間を
計数してアイドリング時間を検出し、その出力信号を第
2比較回路47の基準値を越えたときオアゲート48に
エンジン始動制御終了を示す作動停止信号を出力する。
なお、前記始動回数比較回路45と第2比較回路47と
の出力はオア接続されている。また、前記タイマ回路1
5’は、リセット端子Rにリセット信号が供給された
後、所定時間後にスタータタイマ15aをリセットす
る。なお、図1においては、エクスクルシーブオア27
の出力は、アンドゲート22を介さずに直接オアゲート
20に供給されている。
マ回路15’のスタータタイマ15’aの出力端子Aか
らスタータモータ駆動信号が出力されたときからリセッ
ト端子Rにリセット信号が供給されるまでの間の時間を
計数してアイドリング時間を検出し、その出力信号を第
2比較回路47の基準値を越えたときオアゲート48に
エンジン始動制御終了を示す作動停止信号を出力する。
なお、前記始動回数比較回路45と第2比較回路47と
の出力はオア接続されている。また、前記タイマ回路1
5’は、リセット端子Rにリセット信号が供給された
後、所定時間後にスタータタイマ15aをリセットす
る。なお、図1においては、エクスクルシーブオア27
の出力は、アンドゲート22を介さずに直接オアゲート
20に供給されている。
【0024】次に、上記構成の作用を説明する。すなわ
ち、ガソリンエンジン車の場合、上記に記載したように
アンドゲート16の一方の入力は、すなわち余熱完了検
出回路18はなく、その信号ラインは、電源にプルアッ
プされて常にハイレベルとなっている。そこに、図示し
ない送信器から信号が送られ、受信回路14でエンジン
始動を指示する信号を受信すると、フリップ・フロップ
10の出力Qはハイレベルとなってイグニッション12
が動作される。同時に、出力Pのローレベル信号がタイ
マ回路15’へ入力され、タイマ動作、計時動作を開始
する。これによって、スタータタイマ15’aからの信
号がアンドゲート16を介してスタータモータ17に供
給され、スタータモータ17を始動すると共に、スター
タタイマ15’aからの信号が始動回数検出回路42に
よって計数されて、始動1回目として計数値が1にな
る。
ち、ガソリンエンジン車の場合、上記に記載したように
アンドゲート16の一方の入力は、すなわち余熱完了検
出回路18はなく、その信号ラインは、電源にプルアッ
プされて常にハイレベルとなっている。そこに、図示し
ない送信器から信号が送られ、受信回路14でエンジン
始動を指示する信号を受信すると、フリップ・フロップ
10の出力Qはハイレベルとなってイグニッション12
が動作される。同時に、出力Pのローレベル信号がタイ
マ回路15’へ入力され、タイマ動作、計時動作を開始
する。これによって、スタータタイマ15’aからの信
号がアンドゲート16を介してスタータモータ17に供
給され、スタータモータ17を始動すると共に、スター
タタイマ15’aからの信号が始動回数検出回路42に
よって計数されて、始動1回目として計数値が1にな
る。
【0025】その一方で、タイマ回路15’は、タイマ
機能の作動開始によってエンジンのアイドリング時間の
計時動作を開始し、出力端子Dからその計時信号を後述
のアイドリング時間検出回路46に出力する。また、始
動回数検出回路42の計数値が1となると、基準回転数
設定回路43から最低基準回転数、例えば450rpm
に対応する信号が基準回転数として第1比較回路44に
供給され、波形整形回路41を介したエンジン回転数検
出回路40からのエンジン回転信号と比較されて、その
基準回転数に到達した場合にはハイレベル信号が継続時
間判定回路49に供給される。継続時間判定回路49で
は、入力されるハイレベル信号の継続時間が所定時間以
下であれば、エンジンが完爆されなかったとして、再始
動のためにリセット信号がタイマ回路15’のリセット
端子Rに供給され、再度スタータタイマ15’aから信
号が出力され、スタータモータ17が駆動されると共
に、アイドリング時間検出回路46に供給されるアイド
リング時間の計時動作をリセットする。
機能の作動開始によってエンジンのアイドリング時間の
計時動作を開始し、出力端子Dからその計時信号を後述
のアイドリング時間検出回路46に出力する。また、始
動回数検出回路42の計数値が1となると、基準回転数
設定回路43から最低基準回転数、例えば450rpm
に対応する信号が基準回転数として第1比較回路44に
供給され、波形整形回路41を介したエンジン回転数検
出回路40からのエンジン回転信号と比較されて、その
基準回転数に到達した場合にはハイレベル信号が継続時
間判定回路49に供給される。継続時間判定回路49で
は、入力されるハイレベル信号の継続時間が所定時間以
下であれば、エンジンが完爆されなかったとして、再始
動のためにリセット信号がタイマ回路15’のリセット
端子Rに供給され、再度スタータタイマ15’aから信
号が出力され、スタータモータ17が駆動されると共
に、アイドリング時間検出回路46に供給されるアイド
リング時間の計時動作をリセットする。
【0026】また一方で、エンジンが1回目の始動で完
爆された場合には、継続時間判定回路49からハイレベ
ル信号がタイマ回路15’に供給され、アイドリングタ
イマ15’bの出力を所定時間継続させた後、エンジン
を停止させる。
爆された場合には、継続時間判定回路49からハイレベ
ル信号がタイマ回路15’に供給され、アイドリングタ
イマ15’bの出力を所定時間継続させた後、エンジン
を停止させる。
【0027】次に、始動回数検出回路42の計数値が2
にアップされることによって基準回転数設定回路43か
ら出力される基準回転数が、例えば500rpmにアッ
プされて設定され、第1比較回路44の基準回転数とし
て供給される。その後、エンジンが完爆されるまで上記
の如き手順で操作が行われるが、この操作も始動回数比
較回路45で基準値として設定されている回数のみ、こ
こでは3回まで、換言するとエンジン回転数としては5
50rpmまで行う。
にアップされることによって基準回転数設定回路43か
ら出力される基準回転数が、例えば500rpmにアッ
プされて設定され、第1比較回路44の基準回転数とし
て供給される。その後、エンジンが完爆されるまで上記
の如き手順で操作が行われるが、この操作も始動回数比
較回路45で基準値として設定されている回数のみ、こ
こでは3回まで、換言するとエンジン回転数としては5
50rpmまで行う。
【0028】
【発明の効果】この発明によれば、共通のエンジン始動
装置を用いて、スタータモータに無理な負担をかけずに
円滑に始動操作できるという効果が発揮される。
装置を用いて、スタータモータに無理な負担をかけずに
円滑に始動操作できるという効果が発揮される。
【図1】この発明の実施の形態1による車両用エンジン
始動装置を示す回路ブロック説明図である。
始動装置を示す回路ブロック説明図である。
【図2】従来の車両用エンジン始動装置を示す回路ブロ
ック説明図である。
ック説明図である。
【図3】図2の要部作用説明図である。
10 フリップ・フロップ 12 イグニッション 14 受信回路 15,15’ タイマ回路 17 スタータモータ 40 エンジン回転数検出回路 42 始動回数検出回路 43 基準回転数設定回路 44,47 比較回路 45 始動回数比較回路 46 アイドリング時間検出回路 48 オアゲート 49 継続時間判定回路
Claims (1)
- 【請求項1】 遠隔操作によってエンジン始動指令信号
を受ける受信回路と、該受信回路がエンジン始動指令信
号を受けたとき、繰り返し始動信号を出力し、該エンジ
ンが始動されたとき始動信号の出力を停止する始動回路
とを備えた車両用エンジン始動装置において、エンジン
の回転数を検出する検出部と、前記始動回路からの始動
信号の出力回数を計数するカウンタと、該カウンタでの
計数結果に対応して択一的に設定される基準回転数を有
して、その設定された基準回転数と前記検出部からのエ
ンジン回転数とを比較し、そのエンジン回転数が基準回
転数を越えたときエンジン始動指令信号の出力を停止せ
しめる比較回路とを設け、かつその比較回路の基準回転
数は、エンジン始動指令信号の出力毎に増加させられる
ことを特徴とする車両用エンジン始動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7298649A JPH09137767A (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | 車両用エンジン始動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7298649A JPH09137767A (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | 車両用エンジン始動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09137767A true JPH09137767A (ja) | 1997-05-27 |
Family
ID=17862474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7298649A Pending JPH09137767A (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | 車両用エンジン始動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09137767A (ja) |
-
1995
- 1995-11-16 JP JP7298649A patent/JPH09137767A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041019 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041026 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050308 |