JPH09133847A - ノンメタリック自己支持型光ケーブル - Google Patents
ノンメタリック自己支持型光ケーブルInfo
- Publication number
- JPH09133847A JPH09133847A JP7291202A JP29120295A JPH09133847A JP H09133847 A JPH09133847 A JP H09133847A JP 7291202 A JP7291202 A JP 7291202A JP 29120295 A JP29120295 A JP 29120295A JP H09133847 A JPH09133847 A JP H09133847A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheath
- optical cable
- supporting optical
- core
- water
- Prior art date
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- Pending
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- Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 トラッキングを防止したノンメタリック自己
支持型光ケーブルを提供する。 【解決手段】 一本または複数本の光ファイバ心線2を
有する光ケーブルコア3と、吊線1、5および15とを
有し、前記光ケーブルコア3と前記吊線1、5および1
5はシース14で一括被覆されているノンメタリック自
己支持型光ケーブルにおいて、前記シース14は外表面
が撥水性材料からなる。
支持型光ケーブルを提供する。 【解決手段】 一本または複数本の光ファイバ心線2を
有する光ケーブルコア3と、吊線1、5および15とを
有し、前記光ケーブルコア3と前記吊線1、5および1
5はシース14で一括被覆されているノンメタリック自
己支持型光ケーブルにおいて、前記シース14は外表面
が撥水性材料からなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブル構成部材
として全く金属を用いない光ファイバケーブルであっ
て、架空送電線に併設されて使用されるノンメタリック
自己支持型光ケーブルに関する。
として全く金属を用いない光ファイバケーブルであっ
て、架空送電線に併設されて使用されるノンメタリック
自己支持型光ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバは電力線からの電磁誘導を全
く受けないという特徴を有している。そこで、ケーブル
構成部材として全く金属を用いない、具体的には吊線と
光ケーブルで構成されたノンメタリック自己支持型光ケ
ーブルが、架空送電線に併設されて使用されている。従
来のノンメタリック自己支持型光ケーブルは、例えば図
5に示す構造をしている。このノンメタリック自己支持
型光ケーブルは、一本または複数本のFRPロッドから
なる吊線1を、一本または複数本の光ファイバ心線2を
FRPロッドからなるテンションメンバ5の回りに撚り
合わせた光ケーブルコア3から所定間隔離した状態で並
行に縦添えしたものに一括してポリエチレン(以下、P
Eという)、ポリ塩化ビニル(以下、PVCという)な
どのシース4を押出被覆したものである。2aはバッフ
ァ層である。また、他の例として、図6に示すように、
中心テンションメンバ15aとコア上テンションメンバ
15bからなるテンションメンバ15が吊線の機能を有
する構造のものがある。
く受けないという特徴を有している。そこで、ケーブル
構成部材として全く金属を用いない、具体的には吊線と
光ケーブルで構成されたノンメタリック自己支持型光ケ
ーブルが、架空送電線に併設されて使用されている。従
来のノンメタリック自己支持型光ケーブルは、例えば図
5に示す構造をしている。このノンメタリック自己支持
型光ケーブルは、一本または複数本のFRPロッドから
なる吊線1を、一本または複数本の光ファイバ心線2を
FRPロッドからなるテンションメンバ5の回りに撚り
合わせた光ケーブルコア3から所定間隔離した状態で並
行に縦添えしたものに一括してポリエチレン(以下、P
Eという)、ポリ塩化ビニル(以下、PVCという)な
どのシース4を押出被覆したものである。2aはバッフ
ァ層である。また、他の例として、図6に示すように、
中心テンションメンバ15aとコア上テンションメンバ
15bからなるテンションメンバ15が吊線の機能を有
する構造のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このノンメタリック自
己支持型光ケーブルは高圧の架空電力送電線に沿って共
架される。このノンメタリック自己支持型光ケーブルの
シースはPEまたはPVCで構成されているので、高電
圧が印加された状態で降雨や積雪に繰り返し合うと、そ
の表面にトラッキング劣化が生ずるという問題があっ
た。即ち、シース表面上に水の膜が長手方向に連続して
形成された状態から不連続な膜に変わった状態におい
て、高電圧の送電線からの誘導で水の膜の間に電圧が発
生し、この電圧により水の膜と膜の間でしばしば放電が
発生する。その放電によりシース表面が炭化、劣化し
て、シースの機能を損なう。また、このシースの劣化に
よりノンメタリック自己支持型光ケーブル内部の光ファ
イバ心線自体に損傷が及ぶこともある。そこで、本発明
では、トラッキングを防止したノンメタリック自己支持
型光ケーブルを提供することを目的とする。
己支持型光ケーブルは高圧の架空電力送電線に沿って共
架される。このノンメタリック自己支持型光ケーブルの
シースはPEまたはPVCで構成されているので、高電
圧が印加された状態で降雨や積雪に繰り返し合うと、そ
の表面にトラッキング劣化が生ずるという問題があっ
た。即ち、シース表面上に水の膜が長手方向に連続して
形成された状態から不連続な膜に変わった状態におい
て、高電圧の送電線からの誘導で水の膜の間に電圧が発
生し、この電圧により水の膜と膜の間でしばしば放電が
発生する。その放電によりシース表面が炭化、劣化し
て、シースの機能を損なう。また、このシースの劣化に
よりノンメタリック自己支持型光ケーブル内部の光ファ
イバ心線自体に損傷が及ぶこともある。そこで、本発明
では、トラッキングを防止したノンメタリック自己支持
型光ケーブルを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決すべくなされたもので、一本または複数本の光ファイ
バ心線を有する光ケーブルコアと、前記光ケーブルコア
に並行に添っている吊線とを有し、前記光ケーブルコア
と前記吊線はシースで一括被覆されているノンメタリッ
ク自己支持型光ケーブルにおいて、前記シースは少なく
ともその外表面が撥水性材料からなることを特徴とする
ものである。
決すべくなされたもので、一本または複数本の光ファイ
バ心線を有する光ケーブルコアと、前記光ケーブルコア
に並行に添っている吊線とを有し、前記光ケーブルコア
と前記吊線はシースで一括被覆されているノンメタリッ
ク自己支持型光ケーブルにおいて、前記シースは少なく
ともその外表面が撥水性材料からなることを特徴とする
ものである。
【0005】上述のように、ノンメタリック自己支持型
光ケーブルにおいて、シースの少なくとも外表面を撥水
性材料で構成すると、シースの外表面に水の膜が形成さ
れることがほとんどないので、シース表面にトラッキン
グ劣化が生ずるのを防ぐことができる。
光ケーブルにおいて、シースの少なくとも外表面を撥水
性材料で構成すると、シースの外表面に水の膜が形成さ
れることがほとんどないので、シース表面にトラッキン
グ劣化が生ずるのを防ぐことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した発明の実施の
形態例に基づいて本発明を詳細に説明する。図1は本発
明にかかるノンメタリック自己支持型光ケーブルの一実
施形態の断面図である。図中、従来の技術の説明に用い
た図5の符号と同一箇所には同一符号を用いた。本実施
形態のノンメタリック自己支持型光ケーブルの構造は、
図1に示すように、一本または複数本のFRPロッドか
らなる吊線1を、一本または複数本の光ファイバ心線2
をFRPロッドからなるテンションメンバ5の回りに撚
り合わせた光ケーブルコア3に所定間隔離した状態で並
行に縦添えし、これに一括してフッ素樹脂であるテトラ
フルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテ
ル共重合体(以下、PFAという)、具体的にはテフロ
ンPFA(Du Pont 社の商品名)からなる撥水性のシー
ス14を押出被覆したものである。言い換えると、本実
施例は図5に示した従来のノンメタリック自己支持型光
ケーブルと構造は同一であるが、シース14の材質を撥
水性にした点で異なるものである。
形態例に基づいて本発明を詳細に説明する。図1は本発
明にかかるノンメタリック自己支持型光ケーブルの一実
施形態の断面図である。図中、従来の技術の説明に用い
た図5の符号と同一箇所には同一符号を用いた。本実施
形態のノンメタリック自己支持型光ケーブルの構造は、
図1に示すように、一本または複数本のFRPロッドか
らなる吊線1を、一本または複数本の光ファイバ心線2
をFRPロッドからなるテンションメンバ5の回りに撚
り合わせた光ケーブルコア3に所定間隔離した状態で並
行に縦添えし、これに一括してフッ素樹脂であるテトラ
フルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテ
ル共重合体(以下、PFAという)、具体的にはテフロ
ンPFA(Du Pont 社の商品名)からなる撥水性のシー
ス14を押出被覆したものである。言い換えると、本実
施例は図5に示した従来のノンメタリック自己支持型光
ケーブルと構造は同一であるが、シース14の材質を撥
水性にした点で異なるものである。
【0007】図2は他の実施形態の断面図である。本実
施形態はテンションメンバ15が吊線の機能を有した構
造のものであり、図6に示した従来のノンメタリック自
己支持型光ケーブルと構造は同一であるが、シース14
の材質を撥水性のテフロンPFAとした点で異なるもの
である。
施形態はテンションメンバ15が吊線の機能を有した構
造のものであり、図6に示した従来のノンメタリック自
己支持型光ケーブルと構造は同一であるが、シース14
の材質を撥水性のテフロンPFAとした点で異なるもの
である。
【0008】図3は他の実施形態の断面図である。本実
施形態は図1に示した実施形態と同一構造をしている
が、シース24はポリエチレンからなるシース基体24
aを被覆した後に、その表面に撥水性のテフロンPFA
からなる表面層24bをコーティングして形成されてい
る。
施形態は図1に示した実施形態と同一構造をしている
が、シース24はポリエチレンからなるシース基体24
aを被覆した後に、その表面に撥水性のテフロンPFA
からなる表面層24bをコーティングして形成されてい
る。
【0009】図4はさらに他の実施形態の断面図であ
る。本実施形態は図2に示した実施形態と同一構造をし
ているが、シース24はポリエチレンからなるシース基
体24aを被覆した後に、その表面に撥水性のテフロン
PFAからなる表面層24bをコーティングして形成さ
れている。
る。本実施形態は図2に示した実施形態と同一構造をし
ているが、シース24はポリエチレンからなるシース基
体24aを被覆した後に、その表面に撥水性のテフロン
PFAからなる表面層24bをコーティングして形成さ
れている。
【0010】なお、フッ素樹脂は上記PFAに限られる
わけでなく、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロ
プロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレ
ン−エチレン共重合体(ETFE)、ポリビニリデンフ
ルオライド(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン
(PTFE)などでもよい。
わけでなく、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロ
プロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレ
ン−エチレン共重合体(ETFE)、ポリビニリデンフ
ルオライド(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン
(PTFE)などでもよい。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、一
本または複数本の光ファイバ心線を有する光ケーブルコ
アと、前記光ケーブルコアに並行に添っている吊線とを
有し、前記光ケーブルコアと前記吊線はシースで一括被
覆されているノンメタリック自己支持型光ケーブルにお
いて、前記シースは少なくともその外表面が撥水性材料
からなるため、シース表面にトラッキング劣化が生ずる
のを防ぐことができるという優れた効果がある。
本または複数本の光ファイバ心線を有する光ケーブルコ
アと、前記光ケーブルコアに並行に添っている吊線とを
有し、前記光ケーブルコアと前記吊線はシースで一括被
覆されているノンメタリック自己支持型光ケーブルにお
いて、前記シースは少なくともその外表面が撥水性材料
からなるため、シース表面にトラッキング劣化が生ずる
のを防ぐことができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるノンメタリック自己支持型光ケ
ーブルの一実施形態の断面図である。
ーブルの一実施形態の断面図である。
【図2】本発明の他の実施形態の断面図である。
【図3】本発明のさらに他の実施形態の断面図である。
【図4】本発明のさらに他の実施形態の断面図である。
【図5】従来のノンメタリック自己支持型光ケーブルの
断面図である。
断面図である。
【図6】従来の他のノンメタリック自己支持型光ケーブ
ルの断面図である。
ルの断面図である。
1 吊線 2 光ファイバ心線 2a バッファ層 3 光ケーブルコア 4、14、24 シース 5、15 テンションメンバ 15a 中心テンションメンバ 15b コア上テンションメンバ 24a シース基体 24b 表面層
Claims (2)
- 【請求項1】 一本または複数本の光ファイバ心線を有
する光ケーブルコアと、前記光ケーブルコアに並行に添
っている吊線とを有し、前記光ケーブルコアと前記吊線
はシースで一括被覆されているノンメタリック自己支持
型光ケーブルにおいて、前記シースは少なくともその外
表面が撥水性材料からなることを特徴とするノンメタリ
ック自己支持型光ケーブル。 - 【請求項2】 撥水性材料はフッ素樹脂からなることを
特徴とする請求項1記載のノンメタリック自己支持型光
ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7291202A JPH09133847A (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | ノンメタリック自己支持型光ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7291202A JPH09133847A (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | ノンメタリック自己支持型光ケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09133847A true JPH09133847A (ja) | 1997-05-20 |
Family
ID=17765788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7291202A Pending JPH09133847A (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | ノンメタリック自己支持型光ケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09133847A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999004300A1 (en) * | 1997-07-18 | 1999-01-28 | Pirelli Cavi E Sistemi S.P.A. | Optical fibre cable having high tracking resistance |
WO2002101761A3 (de) * | 2001-05-29 | 2003-10-02 | Ccs Technology Inc | Kabel sowie verfahren zur herstellung eines kabels |
CN102193157A (zh) * | 2010-03-18 | 2011-09-21 | 上海欧忆智能网络有限公司 | 干式非金属铠装多芯集束光缆 |
-
1995
- 1995-11-09 JP JP7291202A patent/JPH09133847A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999004300A1 (en) * | 1997-07-18 | 1999-01-28 | Pirelli Cavi E Sistemi S.P.A. | Optical fibre cable having high tracking resistance |
WO2002101761A3 (de) * | 2001-05-29 | 2003-10-02 | Ccs Technology Inc | Kabel sowie verfahren zur herstellung eines kabels |
CN102193157A (zh) * | 2010-03-18 | 2011-09-21 | 上海欧忆智能网络有限公司 | 干式非金属铠装多芯集束光缆 |
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